- 4小时前
类别
😹
娱乐文字稿
00:00我名字是野原宏
00:02我数日前是伴念願的プロジェクトリーダー
00:05但我沒有關於川口和高桐君的関係
00:11我沒有關於我
00:14川口から的相談
00:15我一緒に吃飯吃了
00:18但川口的吃飯吃了我
00:22我會努力的
00:24我會說要說
00:26《そして今日川口は会社に来なかった》
00:56相応しない日々に酔ったりしちゃう
01:01無いものねだりやめてほら
01:06ちょっと一息
01:09きっと誰だって
01:15焦げちゃう時はI don't know
01:19超能力とかその話
01:26じっと待たずに顔上げて
01:31女子が空いたら
01:35ご飯を食べに行こう
01:37ご飯を食べると元気になれるよ
01:42どんな手でさえも腹を上げるんだよ
01:47そんなモザキ楽に行こうね
01:52生活のお寂しさを
01:56色とるご飯を食べに行こう
02:00もう11時か
02:16川口はまだ来ていない
02:20電話も繋がらないし
02:22一体どこに行ってしまったんだ
02:24昨日のことがあったから
02:26なおさら心配だ
02:28ごめんみんな
02:30ちょっと外回りに行ってくる
02:32あ、はい
02:33野原係長
02:39ん?
02:40高桐君どうした?
02:42もしかして川口さんを探しに行かれるんですか?
02:46あ、気づかれちゃったか
02:49実は僕もちょっと気になっていて
02:52一緒に行っていいですか?
02:54いや、大丈夫
02:55これはプロジェクトリーダーの俺の仕事だ
02:58高桐君は目の前の仕事に集中してくれ
03:02わかりました
03:03どこ行ったんだ川口
03:08い、いた
03:10川口
03:12このビルで何を
03:15角形タイガー
03:17って、ここは
03:19あいつ
03:19前同じ店に居合わせた角形タイガー社の
03:23CEOに雇ってくれって
03:24直談判してたよな
03:26うちを辞めて転職しようとしてるのか?
03:30また別の会社に
03:37今度は人材派遣会社
03:39出てきた
03:43手応えあったのか?
03:47嬉しそうだぞ
03:48そんなに辞めたいのか?
03:51あいつの人生だから転職は自由だが
03:53さすがに寂しいぞ川口
03:56なんとか引き止める方法はないから
03:59あ、今度はお好み焼きの店?
04:04そうか、昼飯時だもんな
04:06よし、偶然を装いつつ話しかけてみるから
04:10や、やあ
04:12そこにいるのは川口じゃないか
04:15せ、先輩?どうして?
04:17じ、実はこ、この辺りの取引先に用があってな
04:22あ、はあ
04:24警戒されてる
04:25めちゃくちゃ不自然な感じで話しかけてしまったからな
04:29ここのお店、前から気になってたんだよ
04:33一緒に、どうだ?
04:35あ、はい
04:35誘ったはいいが、何から話せばいいか?
04:41あ、あの
04:42なんだ?
04:44今日は割り勘で大丈夫ですから
04:46あ、ああ
04:48やっぱり昨日のことを引きずってるな
04:51ご注文はお決まりですか?
04:53あ、あ、えっと
04:55豚玉、イカ玉、エビ玉
04:58どれもうまそうだ
05:00トッピングの種類も豊富
05:02ただ、今日は昼飯を楽しむよりも
05:05川口を引き止める方がメインだ
05:07ここはシンプルに
05:09豚玉を
05:10僕はコーンタマにトッピングでラーメンスナックを
05:14コーンタマとラーメンスナック?
05:16おかしいですか?
05:17あ、いや
05:18おかしくはないが
05:20俺なら絶対頼まないメニューではあるな
05:23お客様の方で焼きますか?
05:26こちらでお作りすることもできますけど
05:27僕は自分で焼きます
05:29え、あ、じゃあ俺も
05:32かしこまりました
05:33気まずい
05:37ひとまず、昨日のことを謝ろう
05:40そういえば、昨日のことなんだがな
05:43すみませんでした
05:44え、どうしてお前が謝るんだ?
05:47先輩の言った通りです
05:48僕がチームの足を引っ張っているんです
05:51いや、俺はそんなこと言ってないぞ
05:53じゃあ、僕が高桐君より優れてる部分ありますか?
05:58あ、それは…
06:00あ、ああ
06:01アッ
06:01スッと出ないじゃないですか
06:03いや、いっぱいあるだろう
06:05例えば、ほら、経験豊富なところとか
06:08ただ、長く会社に居るだけですよ
06:10知識量とかさ
06:12ハゼス長の意味を知りませんでしたから
06:14河口はチームのムードメーカーだろ
06:17ムードメーカーって
06:18他に褒めるところがない人間に言う上等区でしょ
06:21うーん、そんなことないって
06:23今日に限って全部打ち返してくる
06:26なかなか手強い
06:28お待たせしました
06:29豚玉です
06:31あ、はい
06:32こちらはコーンタマとトッピングのラーメンスナックです
06:35ありがとうございます
06:36鉄板に火つけますね
06:39キャベツ、ネギ、天かす、紅生姜
06:44オーソドックスな関西風だな
06:46山芋入りか
06:48焼き上がりがふわっとして美味しくなるんだよな
06:52油引きますね
06:54あ、ああ
06:54腹が減っていると会話もギスギスしがちだ
06:58ここは一旦お好み焼きに集中しよう
07:01まずは生地
07:02空気が混ざるようにゆっくりじっくりかき混ぜる
07:06お、勢いよくかき混ぜすぎじゃないか
07:10あまり混ぜすぎるとキャベツの水分が出てベチャっと仕上がるんだぞ
07:15こっちは良い感じかな
07:19鉄板の温度もちょうど良さそうだ
07:21ここからはあまり触れない
07:23あ、ヘラで形を整え始めた
07:27丸くしたいのか
07:28お好み焼きってのは大雑把なくらいがいいのに
07:32そろそろ肉を
07:35おお、この生地と肉のコントラスト美しい
07:39やっぱり豚玉だよ
07:41コーン玉にはこの様式美はないだろう
07:44よし、そろそろだ
07:48いいぞ
07:51ほっ、きれいに決まった
07:54さあ、川口お前の番だ
07:57え、片手で軽々と
08:00やるな
08:02穴を開けている
08:04川口、さっきから何がしたいんだ
08:08よしよし、豚肉がいい感じにカリカリになってるぞ
08:14ソースをたっぷり
08:16そしてマヨネーズ
08:18青海苔をかけて
08:19かつお節もどっそり
08:22よし、完成だ
08:24うん、素晴らしい眺め
08:28生地の上で舞い踊るかつお節が愛おしい
08:32天板で焦げたソースの香りもたまらないぜ
08:36豚肉もカリッと焼き上がって
08:38山芋井のふわっと生地とのギャップも楽しめそうだ
08:43まずは半分にしてから
08:45食べやすいサイズに切る
08:47じゃ、お先に
08:48ああ、はい
08:50熱い
08:55うまーい
08:57豚肉がよく焼けてカリカリ
08:59そして生地は案の定ふわっふわ
09:02さすが俺の作ったお好み焼き
09:05完璧に俺好みだ
09:07川口の方は
09:09ん?
09:10ソース少なくないか?
09:13と思ったら
09:14マヨネーズは随分と勢いよく
09:16てか、かけすぎだろ
09:18よし、できた
09:19おいおい、真っ白で生地が見えなくなってるじゃないか
09:23それはピザの切り方だろう
09:26いただきます
09:27うん、うまーい
09:31本当か?
09:32セオリーからだいぶ外れた作り方をしていたが
09:35はあ、最高
09:38気になる
09:40川口、一切れ交換しないか?
09:43え、交換ですか?
09:45でも大きさ的に…
09:46俺のは二切れとっていいから
09:48わかりました、どうぞ
09:50ありがとう
09:51うーん、うーん、うーん、うーん…
09:55こ、これは…
09:57めちゃくちゃうまい…
09:59ラーメンスナックのカリカリした食感に
10:01コーンの甘さ、マヨネーズ多め、ソース少なめの味付けで際立つこの組み合わせ
10:07そうか、あの時…
10:09かけすぎだと思ったマヨネーズはちゃんと食材のことを考えてのことだったのか
10:14それに加え、俺の豚玉以上のカリフワ感、どうして…
10:19ほっ!
10:20丸くして厚みを持たせたから、中がふわふわなんだ
10:24穴を開けてたのも、そもそも中に火が通るようにしてたってことか
10:28こいつ、全部計算づくで…
10:33川口!
10:34あ、はい
10:35お前の優れてるところ、あるじゃないか
10:37え?
10:38お前の作ったお好み焼き、めちゃくちゃうまいぞ
10:41そ、それは嬉しいですけど、仕事には関係ないでしょう
10:45いや、そんなことはない
10:47お好み焼きの概念を覆すこの発想力
10:50発想だけに頼らず、丁寧に形を整える構築力
10:55穴を開けることで、より高次元のお好み焼きを生み出した対応力
11:00すべて仕事に生きるスキルだ
11:04すまん、川口
11:05俺はプロジェクトリーダーなのに、お前のそんな能力に気づかずひどいことを言ってしまった
11:11今のプロジェクトチームには、お前の存在が間違いなく必要だ
11:16だから、会社を辞めないでくれ
11:20先輩、僕…
11:25やめるつもりありませんけど
11:28え?
11:29だって、今日、転職したがっていた角形タイガー社に行ってただろ
11:33ああ、見てたんですか?
11:35角形タイガー社には、反則プロジェクトのイベントタイアップが取れないか交渉に行ったんです
11:40じゃあ、人材派遣会社の人陣パワーは?
11:44イベントの開催にあたって、人員が必要になるので、事前に予算見積もりをお願いしに
11:49じゃあ、お前、全部プロジェクトチームのために…
11:52はい、昨日先輩に言われて、僕もこのままじゃダメだなって、それで…
11:58それなら早く言えよ、黙って会社にも来ないから心配しちゃったじゃねえか
12:04あれ?今日は外回りしてから午後出社するってメールしましたけど…
12:10あっ、しまった、未送信になってました
12:13ははは、そういうところはカワムチらしいな
12:18なんか、いろいろ心配かけちゃったみたいで、ごめんね
12:22そんなそんな
12:23こちらこそ、すみません、僕が生意気なこと言ったせいで
12:27全然気にしないで、新人なんて生意気くらいがちょうどいいんだよ
12:33よし、じゃあ社内プレゼンに向けて打ち合わせしよう
12:37はい
12:38こうなると思って、B会議室押さえておきました
12:41おっ、さすが高桐君
12:43でも、B会議室は5名以上で使用するように、総務から言われてたと思うけど
12:48まぁ、そこまで厳密にしなくても、フレキシブルに
12:51でも、チームとしてのモラルをしっかり持っていかないと
12:54だとしたら、オルタナティブを提示してもらわないと
12:57オルタナティブ?
12:59ダイヤンという意味では、ご存じないですか?
13:02まだまだ先が思いやられるぜ
13:04本当ですか?
13:07ごちそうさまでした
13:09俺の名前は野原博史
13:13今日は外回りに来ている
13:15販売促進プロジェクトは、まずまずの成果をあげ、今や平穏な日々が訪れている
13:21はずだったのだが、今の俺は飢えている
13:26昨日の夜、飲みすぎて遅く帰ったせいで、朝からミサイにコップ毒叱られ、朝食抜きになってしまったのだ
13:34腹減った
13:36今の俺を救うのは、昼飯だけ
13:39この空腹を補うために、がっつり食べたい気分だ
13:43ただ、気をつけないといけないのは、空っぽになっている胃に
13:47急に刺激的な食べ物を入れるべきではないということを
13:51この空腹にカツには、カツ、カツ、カツ、うっ、うっ、カツ丼はどうだ?
14:00カツ自体は揚げ物だが、卵で優しくコーティングされ、味付けも和風だしできっと優しい
14:06それでいて、がっつりとしたボリューム、よし!今日の昼飯はカツ丼に決まりだ!
14:13初めて来る町だが、今の俺の嗅覚は、飢えた狼並みに冴えている
14:20こっちだ!
14:22おお!早速発見!
14:24俺の鼻に間違いはなかったぜ
14:27以前訪れたことのあるチェーン店
14:30とんかつはもちろんのこと、カツ丼もうまかった記憶が
14:34よし!ここで決定!
14:36ん?
14:37向かいには蕎麦屋
14:39蕎麦屋なら当然、カツ丼もある
14:43この色あせて埃のかぶった食品サンプル
14:46懐かしいなぁ
14:49値段も一緒?これは迷うぞ
14:52どっちだ、どっちに入るべきだ、考えろ
14:56よし!チェーン店ならどの店舗も同じ味のはず
15:00ここならハズレはない
15:02一方蕎麦屋の方は、いかにも古ぼけた感じ、味があるといえばあるが
15:08大ハズレの可能性も秘めている
15:11決めた!
15:12大ハズレの可能性があるということは、大当たりの可能性もあるということ
15:17そしてこの街にはもう二度と来ないかもしれない
15:21一望一へ、一か八か、攻めの姿勢で蕎麦屋!蕎麦屋に決定だ!
15:27いざ、入店!
15:29嘘だろ、飯時だってのに客が一人もいねえ
15:35なんてこった、俺としたことが
15:38痛恨の選択ミス、どうする、このまま店を出ちまうか?
15:44幸い、店員さんからのいらっしゃいの声はない
15:48ていうか、店員さんの姿すら見えないぞ
15:51どうなってんだ、この店
15:53まあいい、このまま気配を消してゆっくり音を立てず
15:58活動一つですね!
16:00しまった、見つかった!
16:01ていうか、なぜ俺の注文がわかったんだ?
16:04それとカレーナンバン一つ
16:06月見一つ、天猿一つ、以上ですね
16:1030分くらいでお届けします
16:13出前の電話か
16:14はい、蕎麦どころうますぎ屋です
16:17出前ですね
16:18なかなかの繁盛ぶり
16:20味の方は信用してよさそうだ
16:22よし、今日はこの店に決まりだ
16:2540分くらいでお届けします
16:28あ、いらっしゃいませ
16:30今伺いますから、お好きな席どうぞ
16:33はい
16:36使い込まれたテーブルの感じ
16:39棚に並んだ古い漫画
16:41謎の木彫り
16:43古き良き街のお蕎麦屋さんって感じで
16:46ぐっと来るぜ
16:47頼むのはカツ丼と決めてるけど
16:50一応メニューを見ておくか
16:52プラス100円でミニザルそばが付けられるのか
16:56がっつり行きたい今日の俺にぴったりのメニュー
17:00お待たせしました、お決まりですか?
17:02カツ丼のセットでミニザルそばを
17:05カツ丼セット、ミニザルですね
17:09あ、すみません
17:10急いで作りますね
17:12すごいタイミングで腹がなってしまった
17:15テーブル様、カツ丼セットミニザル
17:18はいよ
17:19いかにもうまい料理を作りそうな
17:21渋い佇まいの大将
17:23たくさんの注文を一人でさばいている
17:26これはカツ丼への期待も高まるぜ
17:30お待たせしました、まずはカツ丼ですね
17:34おそば今茹でてますので
17:36もう少しお待ちくださいね
17:38あ、はい
17:39ふんふん、ふたつきの丼
17:42古き良きカツ丼の風情が出ている
17:45おう
17:47俺好みのオーソドックスなカツ丼
17:51半熟である部分を残しつつ
17:54黄身と白身が混ざりすぎていない卵
17:57その卵に包まれながらも
17:59しっかりと存在感を主張するトンカツ
18:02上に乗った蜜葉によって彩りも最高
18:06うん、甘い醤油の香りもたまらない
18:11空腹マックスの状態でこいつに出会えた俺は
18:15なんて幸せ者なんだ
18:18さあ、待ってろよ胃袋
18:21今、極上のカツ丼を送り込んでやるからな
18:25いただきまーす
18:27まずはカツを一口かじり
18:29卵と玉ねぎ、ご飯を一緒にして
18:32うん、うまーい
18:36カツにはワルシタが絡まりつつも
18:38かすかに衣のサクッと感が残っている
18:41さすが大将、いい仕事をされている
18:44さあ、もう一口
18:47うん、やっぱりうまい
18:50ワルシタは少し濃いめの味付けだが
18:53それが卵と玉ねぎとご飯に
18:56おう、あう、あうー
18:58腹ぺこ胃袋も喜んでるぜ
19:00そして、舌がカツ丼に慣れてきた今
19:04島漬け豆乳
19:07その風味と酸味によって
19:09舌をリセット
19:11新鮮な気持ちで再びカツ丼と向き合える
19:15これぞ、野原ひろし
19:17昼めしの奥義その48
19:20島漬けリセット
19:23ふぅー、だいぶ腹も満たされたぜ
19:29お待たせしました
19:31セットのミイザルそばです
19:33えぇっ!な、なんだこの量!
19:36全然ミニじゃねえ!
19:38少し待たせちゃったから、サービスね!
19:41サービスのレベルを超えている気が…
19:44ごゆっくりどうぞ!
19:45そっか、注文した時、思いっきり腹がなったから…
19:50なんて素敵な心遣い…
19:52しかし、すでにカツ丼3分の2で結構満腹気味…
19:57ここからこんな量食えるのか…
20:00さっきまで黙々と料理を作っていた大将まで…
20:04満面の笑みでこっちを見ている!
20:07店側の心遣いを無限にしてはいけない!
20:10出されたものを、必ず最後まで食べる!
20:14それが、俺の昼飯の流利だ!
20:18ただ、食べるだけでなく、ちゃんと味わってみせる!
20:22この前、ネットで見た粋なそばの食べ方を試してみるか…
20:27まずは、つゆにも薬味にもつけず、そばだけを楽しむ!
20:32うんうん、そば本来の風味を感じるぞ!
20:36次は、そばの上に少量のわさびだけを乗せて…
20:40ほぉ、そばの香りとわさびの香り…
20:43なかなかつうごろみな味わい…
20:46そして、またわさびをそばに乗せた後…
20:49わさびがつゆにつかないよう、そばを少しだけつゆにつけて…食べる!
20:54うまい!
20:56わさびをつゆにつけないことで、わさびの良さが最大限引き出されている!
21:01よしよし、なかなかいいスタートを切ったぞ!
21:04全然減っていない!
21:06いや、ひるむなひろし、ひるめしのプロのプライドを見せろ!
21:11まだカツ丼も残っている!
21:14カツ丼のご飯で、そばをいただく!
21:17さらに…
21:18しばづけリセット!
21:19ベルトを緩めて…
21:20ラストスパートだー!
21:24ごちそうさまでした!
21:31カツ丼食って、ミニザルに勝ったぜ!
21:35カツ丼とそばを無事に平らげ、仕事もうまくいった!
21:42今思うと、ミサエが朝飯抜きにしてくれたから、あの山盛りのそばを完食できたのかもしれない!
21:49ミサエにも感謝だな!
21:52お!父ちゃん!ただいま!
21:54おかえりだろ!
21:55ひょうたまゆー!小梅だゆー!
21:58あなた、おかえりなさい!
22:00いや!
22:01ただいま!ミサエ、昨日の夜はごめんな!
22:04え?
22:05あ、こっちも言い過ぎたわ!ごめんなさい!
22:08こんばんは、パパの大好きなカツ丼よ!
22:11え?カツ丼?
22:12やったー!カツ丼、負け丼、引き分け丼!
22:15あ、ありがとう、ミサエ!
22:20ひとつまたひとつとこなしてく
22:27きみのために、あすのために
22:32きょうのご飯はなんだろうな
22:35なにを話そうかな
22:40このごろ元気がないようなあいつを
22:47あしたはランチに誘ってみようかな
22:55地球がくるくるまわっていて
23:02もう足元に咲く小さな花
23:06まっすぐ歩いて帰ろう
23:11ウーウーウーウーウー
23:14花唄唄って
23:18空がきれいなら
23:22それだけでいい
23:26ウーウーウーウー
23:30同じような日々も
23:34笑顔見つけて
23:37毎日をうたおう
23:47ごちそうさまでした
23:53影術
23:55全員揃ってるわね
23:59ええ、アルファ様
24:01七影全員ここに
24:03珍しいわね、七影が全員揃っているだなんて
24:07誰かさんがいっつもどっかに行ってていないからなのです
24:12ゼータは重宝部隊だから仕方ないでしょ
24:15そういうことだよ、ワンちゃん
24:17うーん、なにか言ったか
24:19なにも?
24:20うーん、ねむい
24:22だからワンちゃんの話は聞いてないよ
24:27あっそろそろ本題に入っていい?
24:34で、状況は?
24:38はい、先月より稼働を開始したイータ開発による悪魔つき探索装置のおかげで、シャドウガーデンのメンバーは、ついに600人を超えました。
24:49600円?一気に増えたわね
24:52我らが主シャドウ様のお知恵をもとにイータが開発してくれたのよ
24:58ブイブイブイそれにしてもすごい数だよさすがだなイータ
25:04うん
25:06でも
25:07ねえ
25:08まだまだ足りない、ですね?
25:11ええ
25:13シャドウの考えている世界を実現させるためには、もっともっと仲間を集めなくては
25:19そのためにも、今日の作戦は完璧にやってのけないとね
25:25そういうこと
25:29では、ただいまより作戦を開始、ベータはシャドウに報告を
25:34はい
25:36全員、予定の配置につきなさい
25:39はい
25:41どうしたの?
25:43うーん、いや、ひとつ聞きたいことがあるのです
25:47何?
25:48600って一体どれくらいの数なのですか?
25:54あっアルファ様。
26:15どう?シャドウ様戦記の筆は進んでる?
26:19いいえ、筆は進むんです。あの素晴らしいお姿を見て創作意欲が湧かない者はいませんから。でも…
26:29書いてから少し時間がたって読み直してみると違うと感じてしまうんです。本物の本物のシャドウ様のすごさを表現できる意気に私は届いていないと。そうね。今のあなたの文章ではまだ届いていないわ。でも…。だからといってあの方を追うことをやめるなどできない。あ…。そうでしょ?
27:35どうやっているのかは分からないけれど、白心の演技だったわ。
27:39どういうものだったのでしょうか?え?どうか再現して見せていただけないでしょうか?私が?え?ちょうどそれを見ていたのはアルファ様なので。
27:53どうか、どうか命だけはお助けを…。
28:03こんな感じだったかしら。なるほど。こんな感じですか?違う。もっとこんな感じ。
28:12かげじつ
28:19うふふふ。それは、チョコレート?
28:25うふふふ。ただのチョコレートではございません。実は中にはウイスキーが入っているのです。
28:33ウイスキー…。
28:34シャドウ様からお教えいただいた穀物を蒸留したものを木の樽の中で長年置くことによって作ることができる黄金のお酒です。
28:45長年って作るのに時間がかかってしまうの?ええ、でもその懸念はイータが無事解決してくれました。
28:56ブイ。この装置があれば、3時間で良質なウイスキーを大量に作ることができるのです。
29:05おいしい。でもどうしてウイスキーをチョコレートの中に?
29:10マスター、ウイスキーとチョコ合うと言っていた。
29:15あえて一口で食べられるようにした方がおいしいのでは?と考え、中にウイスキーを閉じ込めてみたのです。
29:23へえ、いいアイディアね。
29:26シャドウ様の描かれているものに至っているかは分かりませんが、次の三越紹介の新作チョコレートとして売り出していきたいと思っています。
29:36いいと思うわ。で、これの名前は?
29:40あ、まだ決めていませんでした。どうしましょう。
29:45これを食べながら考えるとしましょう。
29:48そうで、食べ。
29:51め、いいと、だめよ。これ結構、お酒、たよいんだから。
29:57本当にガンマはお酒に弱いわね。
30:00ううう。
30:02頭がボワンボワンする。
30:06ガンガンでなくて。
30:09これの名前決定。え?
30:15メイメイ、ウイスキーボワンボワ。
30:18うん。ウイスキーボワンボワ。
30:22少し言いにくくない?
30:24かげじつ。
30:32うん。
30:33え、え、え、え、ガンマー。チョコよこしそうです。
30:37あら、デルタ。
30:38むしゃくしゃするときは、甘いものをどか食いするのが一番なのです。
30:43何かあったの?
30:45ボスと一緒にいるあの下僕。
30:47ヒョロとジャガね。
30:49あいつらボスのことをうんこ漏らしと噂広めた。許さないのです。
30:55でも、シャドウ様はそれも深く考えられてのことでしょうから。
31:00うんこ漏らしと思われていいことがあるです。
31:03それは、私もわからないけれど。
31:06ボスはうんこなんて漏らさないです。
31:09さっきからうんこうんことうるさい。
31:12いらっしゃい、ゼータ。
31:14ゼータ、何しに来たです。
31:16ガンマ、頼まれてたやつだけど。
31:18話を聞けです。
31:20これでいい?
31:21まあ、もう見つけてきてくれたの。
31:24相変わらず仕事が早いわね。
31:27こんなものを使って何をするの?
31:29これでコーヒーを作るの。
31:31コーヒー?
31:33そう、シャドウ様に教えていただいたの。
31:36猫の種類によってはコーヒー豆を消化できなくて、それを使って入れたコーヒーが絶品だと。
31:43主の発想はすごいと思う。
31:46普通はうんこでコーヒーを作ろうなんて思わない。
31:50けど。
31:51ゼータもうんこの話をしているのです。
31:53私は任務の話をしてるの。
31:55うんこの話なのです。
31:57これは任務で使ううんこなの。
31:59臭いです。
32:01顔の近くに持ってくるのです。
32:03そんなわけない。
32:04しっかり洗って乾燥させた。
32:06洗っても臭いものは臭いのです。
32:08そうかしら。
32:09いい匂いだと思うけれど。
32:11ガンマには分からないのです。
32:13獣人ならこれが臭いと分かるのです。
32:16私に喧嘩を売ってるの?
32:18メス猫は鼻がバカなんです。
32:20ワンちゃんは頭がおバカ。
32:22うっきーなのです。
32:25ほらほら、二人ともじゃれあってないで。
32:28じゃれあってないです。
32:30うっきーなのです。
32:32うっきーなのです。
32:33新作のチョコレート食べない?
32:35食べるです。
32:36うっきーなのです。
32:37うっきーなのです。
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