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00:00国際報道2025です
00:09今日お伝えするおまな内容はこちらです
00:13オーストラリアで16歳未満の子供の sns 利用を禁止する法律が施行されました
00:20年齢で一律に禁止するのは世界で初めてです
00:25今回の法律の背景には子どもたちがSNSを通じて悪質ないじめにあったり性被害にあったりするケースが相次いでいることがあります禁止の対象となるのはこちらですXやインスタグラムフェイスブックYouTubeTikTokなど10のSNSです運営会社は16歳未満の子どもが持っているアカウントを凍結するほか新しくアカウントを作れないようにする
00:55こうした適切な措置を取らなかった場合運営会社に最大で4950万オーストラリアドル日本円でおよそ50億円の罰金が科されますしかし利用者の正確な年齢の把握をめぐってはすでに課題も浮き彫りになっています
01:15今日NHKの単独取材に応じたアルバニージー首相
01:20Why do you think this law is getting attention internationally?
01:28Because this is a global issue. Young people around the world, including in Japan, are suffering, increased mental health issues. Social media can cause social harm.
01:43But there are some countries having a hard time to step forward.
01:48Well, Australia is showing that countries can step forward.
01:53It is important that there be a recognition that governments and societies can regulate the impact of technology.
02:04Technology can have an incredibly liberating impact on human activity.
02:10But humans have to be in control.
02:12And we know that this is about empowering parents to have those discussions with their children and allowing kids to be kids.
02:20今回の法律の施行、子どもたちはどのように捉えているのか。
02:30シドニー郊外に暮らす14歳のミケイラ・エアーズさん。
02:40今朝、TikTokを開こうとしたところ、法律により16歳までアカウントが使えませんというメッセージが出て、ログインできなくなっていることが分かりました。
02:56一方で、インスタグラムやスナップチャットは以前と変わらず使うことができました。
03:16ミケイラさんが5年以上前、これらのアカウントを作る際、生まれた年を正確に入力しなかったため、16歳以上のアカウントだと認識されているとみられます。
03:33実際、インターネット上ではVPNを使ってオーストラリアの外からアクセスする形にして、年齢制限をかいくぐる方法などを紹介する動画が多く投稿されています。
03:58母親の今のところは何も変わってないということなんですけれどもやはりこういう日が始まってそこからいろいろといろんなことが見つかっていくんじゃないかなと思っているのでどうなるのかっていうところは気になります。
04:21世界で初めてとなるオーストラリアの取り組み。テクノロジーに慣れ親しんだ若者相手にどこまで効力を発揮できるんでしょうか。
04:33早速、シドニーの松田市局長に聞いてみましょう。松田さん、現実問題としてどれだけ実効性があるんでしょうか。
04:40はい。課題が多いのが現実です。16歳未満で登録しているアカウントが凍結されていないという例もありますし、
04:51ミケイラさんのように不正確な年齢で作られたアカウントは規制の対象から漏れているとみられます。
04:59また、今日からアカウントを作る際に顔で年齢認証を行うSNSもあるんですけれども、どこまで正確に年齢を推定できるのか疑問があります。
05:10ウェルズ通信省は、SNSの運営会社が厳格に対応する必要性があると強調していますけれども、
05:19政府はこの法律について何をもって成功とするのか、そして効果をどう測定するのか難しいともしていまして、
05:28実効性や有効性を見極めるには時間がかかりそうです。
05:33規制の製品を見定めるには時間がかかるということでした。
05:36ただ、実効性が完全ではないからといって、この政策を打ち出すことに意味がないと考えるのは少し拙速かもしれません。
05:45オーストラリアのアルバニージー首相は規制導入の考え方を次のように説明しているからです。
05:50インシュの年齢制限があっても、その法律を犯す人はいる。
06:16ただ、だからといってその法律を作る必要はないということにはならないという指摘です。
06:22あるべき社会の姿を目指して政策を導入するのが政府の役目だという立場です。
06:28もう一つの論点を見ていきましょう。
06:30ソーシャルメディアの光と影です。
06:32ソーシャルメディアが若者のメンタルヘルスに悪影響を与えている例は、
06:35毎挙にいとまがありません。
06:37犯罪に巻き込まれる例も後を絶ちません。
06:40一方で、プラスの面も少なくありません。
06:43人と人とをつなげたり、個人の発信を強化できたり、
06:47情報収集や他の人の考えを知る上でも大きな役割を果たしています。
06:52再び松田支局長に聞いていきましょう。
06:54松田さん、今回の規制は、こうしたプラスの面を奪ってしまうことになると思いますけれども、
06:59一律に禁止することの弊害はないでしょうか。
07:03さまざまな弊害が指摘されていまして、
07:09その一つが、性的マイノリティの若者へのサポートです。
07:14オーストラリアには都市部から離れた地域など、
07:17保守的なところも多くあります。
07:20そうした地域の性的マイノリティの子どもたちにとっては、
07:24匿名で自由に意見を交わせるSNSが、
07:27唯一、安心できる場所にもなっていまして、
07:30そうした拠り所を奪うことになってしまうのではないかと指摘されています。
07:36また、子どもたちに話を聞きますと、
07:38SNSは、友達との日常のコミュニケーションにとどまらず、
07:42歌やダンス、それにアート作品を世界中に披露する場にもなっていまして、
07:48こうした思い出を積み重ねる空間として、
07:52私の想像以上に生活に浸透していると感じました。
07:57こうした子どもたちの意見も反映させながら、
07:59柔軟に対応していくことが求められると思います。
08:05ソーシャルメディアの利用を何らかの形で制限しようとする国は、
08:09オーストラリアだけではありません。
08:10こちらをご覧ください。
08:11アジアではマレーシアがあります。
08:13オセアリアではニュージーランドがあります。
08:15ノルウェーやデンマーク、EU、
08:16そしてアメリカも一部の州で規制しようとする動きが出始めています。
08:22出始めています。
08:23オーストラリアのオンライン規制当局の
08:28ジュリー・インマン・グラント局長は、
08:30このように述べています。
08:32こちらです。
08:33私はこの規制を最初のドミノだと呼んできたと。
08:37ドミノに例えて、
08:39オーストラリアを皮切りに、
08:40他の国々が続くという見方を示しているんです。
08:43そして、この発言には続きがあります。
08:45こう述べていたんです。
08:46こちらです。
08:47だからこそ、彼らは反発したのだとあります。
08:51この彼らとは、
08:53ソーシャルメディアを運営する
08:54ITプラットフォーム企業を指しています。
08:57規制導入にIT企業側は強く反発してきたと。
09:00つまり、オーストラリアに規制が成功すれば、
09:03他の国が続いてしまうというふうに、
09:05IT企業側が危機感を示していたというわけなんです。
09:09インマン・グラント局長は、
09:10規制を止めるために、
09:11IT企業側がアメリカ政府に働きかけていたとまで発言しています。
09:16その上で、こう述べて強く批判したんです。
09:19こちらです。
09:20私たちのデータは企業を動かす通貨であると。
09:24SNSは大人でさえ抗うことのできない、
09:27強力で、有害で、かつ人を欺く設計で作られていると。
09:32厳しく批判しています。
09:35オーストラリアの取り組みは、
09:36ドミノの最初のコマとなるのか、
09:38それとも若者のつながりや表現の機会を奪うものとなるのか。
09:43世界がその行方を注視しています。
09:46SNSとどう付き合っていくのか、
09:50世界各地で議論が活発になる中、
09:53若者のつながりや居場所を守りながら、
09:56安全も守るために、
09:57皆さんはどんな取り組みが必要だと思いますか、
10:01画面左のQRコードから、
10:02ご意見や疑問をぜひお寄せください。
10:04変わっては、ウクライナ情勢です。
10:08和平案をめぐって、アメリカはウクライナに対し、
10:12ロシアへの領土の割上に応じるよう求めていると伝えられています。
10:17こうした中、NHKの取材に応じたウクライナ軍の兵士は、
10:21東部戦線の現状は厳しいものの、
10:24軍としては徹底抗戦を続け、
10:26領土の防衛に尽くすと強調しました。
10:289日、現地で戦闘を続けるウクライナ軍の兵士が、NHKのオンライン取材に応じ、
10:45東部の要衝ポクロウシクの現状について、
10:48ロシア側の掌握したとする発表を否定しました。
10:51ロシア軍は、ウクライナ軍の補給拠点への攻撃を激化させている、などとして、
11:15ポクロウシクがロシア側に掌握される可能性に関して、
11:20いずれ起きる可能性はあるだろうと認めました。
11:25一方で、今後の戦況に大きな影響は与えないと主張、
11:30徹底抗戦を続け、領土の防衛に尽くすと強調しました。
12:03代わりにウクライナが領土の割上を受け入れることを求める和平案を示し、数日以内に回答するよう伝えたと報じました。
12:12また、トランプ大統領は、クリスマスまでにロシアとの和平合意を実現したい考えだとしています。
12:27そして、9日に公開された政治専門サイトのインタビューの中で、次のように述べました。
12:42一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、領土を譲るつもりは全くないとの立場を示しているとされ、
12:55近く提示するとしている修正した和平案へのアメリカ側の対応が焦点です。
13:03続いてこちら。
13:04日本時間の午後9時ごろから始まったノーベル平和賞の受賞式です。
13:17受賞者の南米ベネズエラの野党指導者、マリア・コリナ・マチャド氏本人の姿は会場にありませんが、
13:25ノーベル委員会によると、今、オスロに向かっているとみられています。
13:29では、現地で取材する山田記者に聞きます。最新情報を伝えてください。
13:38受賞式の会場、オスロ視聴者前の広場では、式典の様子を伝えるパブリックビューイングが行われていて、
13:47多くの人たちが式典の様子に見入っています。
13:51マチャド氏は、自国内で潜伏しながら、
13:54ベネズエラの民主化を目指す活動を続けていて、
13:59受賞式には出席する意向を示していましたが、
14:03一転して欠席となりました。
14:06しかし、ノーベル委員会は、受賞式の前に、
14:10マチャド氏と通話したとする音声を公開し、
14:14受賞式には出席できないものの、
14:17マチャド氏がオスロに向かっていることを明らかにしました。
14:20その上で、マチャド氏は、
14:24世界中から集まった何百人ものベネズエラ人をはじめ、
14:29私の家族が今まさにオスロにいる。
14:33このショーは、すべてのベネズエラ人のものだ。
14:37到着次第、2年ぶりに会う家族や子どもたち、
14:41そして私たちの戦いと苦難を共有する、
14:45ベネズエラとノルウェーの人たちと抱擁を交わす、
14:48まもなくお会いできるだろうとしています。
14:53マチャド氏のこうした状況は、
14:55独裁的な政権と対峙する野党指導者が、
14:59身の安全を確保しながら、
15:01受賞式の場に姿を見せることが、
15:03いかに困難かを物語る形となっています。
15:06そのマチャド氏が活動してきたベネズエラでは、
15:12今、アメリカのトランプ大統領が、
15:14ベネズエラの麻薬の製造拠点などを標的に、
15:18近く軍事作戦に踏み切る可能性を示唆するなど、
15:22軍事的圧力を強め、緊張が高まっています。
15:25強権的なマドゥーロ政権のもと、不安定な情勢に揺れるベネズエラ、
15:31人々の思いを取材しました。
15:33マドゥーロ政権と対峙し、
15:38ベネズエラの民主化を目指して活動を続けているマチャド氏。
15:45去年の大統領選挙では、
15:47政権の影響下にある裁判所から立候補を禁じられたため、
15:52代理の候補とともに選挙戦を戦いました。
15:58選挙後は、大明けの場にほとんど姿を見せず、
16:02国内に留まりながら、
16:04SNSなどを通じてメッセージを発信し続けています。
16:08反米左派を掲げ、2013年から強権的な政権運営を続けてきた、
16:37マドゥーロ大統領。
16:41石油に依存してきた経済が、
16:43減園安によって行き詰まり、
16:45さらに、ばらまき政策による経済的混乱が、
16:49治安の悪化などを招いて、
16:51770万人以上が国外に逃れています。
16:57このマドゥーロ政権に対し、
16:59アメリカへの麻薬の密輸に関与しているとして、
17:02批判を展開してきたのが、
17:04アメリカのトランプ大統領です。
17:05トランプ政権は、
17:09今年9月以降、
17:11違法な麻薬の流入を阻止するなどとして、
17:14麻薬密輸船だとする船への攻撃に踏み切りました。
17:18また、空母も展開し、
17:21陸上への攻撃も含めた、
17:23軍事作戦も実さない構えを示すなど、
17:25マドゥーロ政権への軍事的圧力を強めています。
17:28マチャロ氏は、
17:33トランプ政権の支援が欠かせないとする姿勢を強調。
17:38マチャロ氏の選挙活動を支えてきた野党幹部は、
17:41強権的なマズロ大統領を退陣させるには、
17:45力による圧力が必要だという考えを示しました。
17:48一方のマドゥーロ大統領、
18:11アメリカの圧力には屈しない姿勢を強調しています。
18:14アメリカの制裁などの影響で、
18:43物価上昇が再び加速する傾向にあると指摘した上で、
18:47今の国内の雰囲気について、
18:49次のように話しています。
18:50私は、全国内の雰囲気について、
18:57私は、全国内の雰囲気について、
18:59一方、ベネゼーラから国外に避難した人々の中には、
19:08マチャロ氏のノーベル平和賞受賞や、
19:10トランプ政権による圧力に希望を感じている人も少なくありません。
19:29ブラジルのサンパウロ近郊で暮らすロドルフォー・ガンボアさん。
19:39弁護士として、マドゥーロ政権と対立した政治家の弁護を引き受けたことから、
19:44政権から迫害される恐れがあるため、
19:472018年から国外で避難生活を続けています。
19:50ベネゼーラに残した4人の子供や家族とは会えないまま。
20:03メッセージアプリを通じて連絡は取り合っていますが、
20:07ベネゼーラ当局による取り締まりの恐れがあるため、
20:11メッセージはお互いに消去しているといいます。
20:20ベネゼラの子供や家族と再会できる日を待ち続けるガンボアさん。
20:40バチャロ氏やトランプ大統領の今後の動向に大きな期待を寄せています。
20:44ベネゼーラへの圧力を強めるアメリカのトランプ大統領の狙いについて、
21:09中南米に詳しい政経大学の渡辺勝客員教授は、
21:15アメリカが今月発表した国家安全保障戦略に示されているとした上で、
21:20このように指摘しています。
21:22ベネゼーラの政権交代、つまり反米のマドゥーロ大統領を放逐し、
21:28それにより中国、ロシア、イランの影響力を排除することが最大の目的だ。
21:34そのうえで、今後のアメリカの出方については、
21:38アメリカ国内でインフレをはじめとしたトランプ政権に対する批判が強まっているとし、
21:45大規模な地上侵攻をトランプ大統領が今から計画しているとは考えにくい、
21:51しかし、限定的な空爆など、なんらかの軍事行動はありうると思われるとの見方を示しました。
21:58オーストラリアのメルボルン。
22:07今、カモメによる被害が相次いでいます。
22:11女性の背後から突然急降下。
22:14そして、
22:17手から奪ったのはサンドイッチ。
22:22人が手にした食べ物を狙うカモメが急増しています。
22:26そこで登場したのがワンちゃん。
22:28パトロールして追い払います。
22:31しかし、効果は一時的。
22:35パトロールを終えるとカモメたちはすぐに戻ってきてしまいます。
22:42中国の人型ロボットが歩いています。
22:45身長169センチ。
22:48欠然とした足取りです。
22:51昼も、夜も、
22:54途中でバッテリーを交換すること15回。
22:573日かけて106キロ余りを歩き、上海の不当に到着。
23:03人型ロボットによる最長歩行距離として、ギネス世界記録を樹立しました。
23:08そして、自分の偉業について、こう語りました。
23:13カリフォルニア州アルタデナで、100年以上前から続くクリスマスツリー点灯式。
23:26今年は特に意味のあるものに。
23:31ここは、1月に起きた山火事で、壊滅的な被害を受けたのです。
23:35通りに沿ってライトアップされる150本ほどの木は、奇跡的に被害を免れたもの。
23:50200人以上のボランティアが数ヶ月かけて準備し、点灯式に集まったのは推定2万人。
23:59アルタデナに光が戻っただけでなく、希望も戻ってきたようです。
24:03今日のスポットライトはこちら。
24:13ドローンについてです。
24:15撮影機材や趣味の道具として普及が進む一方で、
24:20ウクライナの戦場では、偵察や攻撃の手段として欠かせない兵器となるなど、急速に進化しています。
24:27そうした中、今、お隣の国、韓国で大きく注目されているのが、アンチドローンという言葉です。
24:35ドローンによるテロや重要施設への不法な侵入に対抗するための技術のことです。
24:41不審なドローンを探知、識別、追跡、無力化するという4つの目的に沿って、国を挙げて技術開発が進められています。
24:51危機感の背景には、ロシアとの軍事協力を深めて、無人機の技術支援を受けているとも指摘される、北朝鮮の存在がありました。
25:01原発や空港など、重要施設へのドローンの侵入が相次いでいる韓国。
25:17原発とその周辺への不法な侵入は、5年で700機以上に上りますが、
25:23そのおよそ4割は、誰がどんな意図を持ってやったのか、特定できていません。
25:31ソウル近郊で開かれた、韓国最大の航空宇宙防衛産業展示会。
25:43最新の兵器などを目当てに、世界中の軍関係者らが訪れました。
25:48特に注目されたのが、アンチドローンをテーマにしたセミナー。
26:01立ち見が出るほどの盛況ぶりです。
26:03会場には、ドローンを探知するレーダーや、識別するための高精細カメラなどが展示。
26:17およそ80の企業が、アンチドローンに特化した最新技術を紹介していました。
26:23業界団体の幹部で、陸軍出身のチャン・ビョンチョル氏は、
26:35アンチドローンのニーズが急速に高まっていると指摘します。
26:39ドローンの危険は、軍事的危険プラス、国家重要施設を攻撃する必要があることができます。
26:54韓国がドローンを深刻な脅威として捉える背景には、北朝鮮の存在があります。
27:192013年以降、北朝鮮からの無人機がたびたび飛来。
27:282014年には、墜落した無人機から、ソウル中心部の大統領府を撮影した写真が発見され、
27:36侵入を探知できなかったとして、大きな批判が起こりました。
27:40その後も、無人機の開発を進め、大型の戦略無人偵察機を公開するなどしてきた北朝鮮。
27:58国会の国防委員会に所属するユヨンウォン議員は、
28:03北朝鮮がロシアに派兵し、関係を深めたことで、さらに危機感が高まったと指摘します。
28:10北朝鮮は、ウクライナの戦略を進め、多くの危機感が高まったとして、
28:16この大きな批判を受け入れ、ドローン戦略を実現しています。
28:20北朝鮮がロシアに、ドローン技術を発展している可能性が多いです。
28:27今年9月には、
28:35金正恩総書記が無人機の性能試験を視察し、
28:47これまでモザイクをかけていた自爆型の無人機を初めて公開。
28:56さらに、10月に行われた軍事パレードでも、
28:596機同時に発射可能な自爆型無人機の発射台が披露されました。
29:04国を挙げて、アンチドローン技術の開発を進める中で、
29:34海外からも注目されるのが、ソウルのスタートアップ企業、ニアスラ。
29:43ドローンの侵入を防ぐ手段として、
29:46これまでは電波妨害などで機能を停止させるソフトキルが主流でしたが、
29:52この企業が手掛けるのは、ドローンそのものを破壊するハードキル。
29:56ドローンに直接機体をぶつけて破壊する、
30:03迎撃ドローンカイデンを開発しました。
30:06搭載されたカメラとAIを活用し、排除すべきドローンを機体自らが判断。
30:30回避行動を取られても、時速およそ250キロで追跡し、
30:36破壊することができるといいます。
30:38海デンは海外からも関心が寄せられ、
31:00ロシアと向き合うフィンランド軍から招待され、
31:05デモ飛行を行ったといいます。
31:07ドローン技術の開発を進める韓国が強く警戒している
31:34北朝鮮の無人機開発。
31:37その現状について、東アジアの安全保障に詳しい
31:40東京国際大学の山口亮淳教授に先ほど伺いました。
31:46北朝鮮は今年、新たな無人機を公開しました。
31:49その性能について、山口さん、どうご覧になっていますか。
31:53そうですね。
31:54ようやく公開されたかという印象を受けております。
31:57北朝鮮は十数年前から、攻撃と偵察用の無人機の開発と運用化を進めておりまして、
32:06それがようやく実ってきたということだと思います。
32:10特に大きなものから小型なものまで、
32:13多様な形で開発と運用化がかなり進んでいることが分かります。
32:18性能に関しましては、飛行および一定の攻撃能力は確認できるんですけれども、
32:26その安定性と機動性、そして偵察や目標、標的補足の精度などにおいては、
32:33まだ不明な点があるというふうに見られます。
32:36VTRの中で、韓国の国会議員は、北朝鮮のロシアへの派兵でフェーズが上がったと指摘していました。
32:45実際、北朝鮮の兵士はロシア、ウクライナで無人機と直接対峙して経験を積んでいるとみられます。
32:53今後、どのような変化が起きると思われますか。
32:56そうですね。特にウクライナ侵攻に派兵したということによって、
33:03その実戦経験、多くの実戦経験を積むことができた。
33:07実際に戦場でどのようにドローンを使うべきかというような、
33:11ノウハウを見つけることができたというふうに考えられます。
33:15現段階では、北朝鮮の無人機技術というのは一流とは言えませんし、
33:21また、さまざまな技術及び運用における課題に加えて、
33:26その作戦、戦術をどのように形付けていくのかがポイントになります。
33:32ただ、現時点でも十分脅威となるレベルに達していますし、
33:37今後も発展しつけていくのではないかと考えられます。
33:41なので、北朝鮮のミサイルやサイバー攻撃だけではなく、
33:45そのドローンに対する防衛能力、防御能力を強化する必要があるのではないかなと考えております。
33:53ありがとうございます。
33:54VTRでは、韓国のアンチドローン、無人機対策というものを見てきたわけですけれども、
34:00日本も同様の脅威にさらされていると考えてもいいのかもしれませんけれども、
34:05日本の無人機対策はどういうふうにご覧になっていますか。
34:09北朝鮮としては、非対称戦というのが作戦の基本となっております。
34:13そうしますと、無人機が非常に有効的なツールであると。
34:19砲波攻撃、偵察も行える。
34:22また、運用上でもコストパフォーマンス的に有効な手段となります。
34:27これは主に韓国、または韓国にいる在韓米軍に対する兵器でもあるんですけれども、
34:36日本へも何らかの影響がありまして、
34:38北朝鮮のドローンが日本に飛来してくるということはあまり考えられないんですけれども、
34:45例えば、朝鮮半島の近くの海域ですね、動いている日本の自衛隊、
34:55または海上保安庁の船を攻撃する、または偵察する可能性も考えられますし、
35:01または間接的な意味では、北朝鮮のドローンが韓国軍、または在韓米軍の戦力を削ってしまう可能性だと。
35:13そうしますと、日米韓の北朝鮮に対する抑止、
35:18および防衛能力が弱まることを意味しますので、
35:22そういったものも、我が国に対して、かなりの脅威があるというふうに考えられます。
35:27パレスチナのガザ地区で、イスラエルとイスラム組織ハマスとの間の停戦が始まってから10日で2か月です。
35:39和平計画を巡り、イスラエル首相府はネタニヤフ首相が今月末にアメリカのトランプ大統領と会談すると発表しました。
35:47ことし10月、トランプ大統領の主導で停戦に合意したイスラエルとハマス、ハマス側が残る人質1人の遺体を返還すれば、和平計画の次の段階に移行することになっています。
36:03こうした中、イスラエル首相府はネタニヤフ首相が今月末にトランプ大統領と会談すると発表。
36:15次の段階には、ハマスの武装解除やガザ地区での国際部隊の展開なども盛り込まれ、会談では今後の進め方について協議するとみられます。
36:28しかし、ハマスが武装解除に否定的な考えを示すなど多くの難題があり、今後はハマスに影響力のあるカタールやトルコ、エジプトなど、中海国を巻き込んだ調整が活発化するとみられます。
36:46一方で、ガザ地区ではイスラエル軍がハマスの停戦合意違反を主張し、散発的に攻撃を続けています。
36:59地元の保健当局は、この2か月間の死者が377人に上ったと発表しています。
37:08こうした中、課題となっているのが、義足などの部品の不足です。
37:19ガザ地区ではこの2年間にイスラエル軍の攻撃に巻き込まれるなどして地元の保健当局のまとめでおよそ6000人が手や足を失いましたしかしイスラエルによる物資の搬入制限が続いていて現地の病院には義足などの部品が全く届いていないということです。
37:45病院の担当者は一刻も早く搬入を認めるよう求めています。
37:51韓国軍は北朝鮮が昨日、朝鮮半島西側の海上に向けてロケット砲10発余りを発射したと明らかにしました。
38:27韓国の複数のメディアは冬に行われる軍の定期訓練の一環とみられるとの見方を伝えています。
38:37一方、北朝鮮のメディアによりますと、朝鮮労働党の重要政策を決める中央委員会総会が金正恩総書記の出席の下、きのうから開かれていて、2021年以来の党大会に向けた主要な問題などについて討議を行っているとしています。
38:47軍事的な挑発を繰り返す中、核・ミサイル開発や外交についてどのように総括するのか注目されます。
39:14アメリカ南部フロリダ州のマイアミで9日、市長選挙の決選投票が行われ、野党・民主党が支持する候補が当選しました。
39:26今回の市長選挙では、民主党が支持したヒギンズ氏がトランプ政権のインフレ対策や移民政策を批判して、共和党が支持したゴンザレス氏に19ポイント近く差をつけて当選しました。
39:42アメリカのメディアは、民主党が支持する候補の勝利はおよそ30年ぶりだと伝え、女性で初めてのマイアミ市長となるヒギンズ氏は、マイアミの人々が歴史を作ったと支持者に謝意を示しました。
40:00フロリダ州は過去3回の大統領選挙でトランプ大統領が勝利するなど、共和党が支持を広げてきました。トランプ大統領は、与党・共和党が支持する候補への投票を呼びかけていただけに、アメリカメディアは、来年の中間選挙に向け、共和党が再び敗北したと伝えています。
40:24日中関係が悪化する中、中国では日本に関連するイベントの延期や中止の動きが続いています。
40:35関東省甲州で今月25日から開かれる予定だったスタジオジブリと宮崎駿監督の作品をテーマにした展覧会は、主催者側が公式のSNS上で延期を発表しました。理由については明らかにしていません。
40:55このほか来月マカオで開かれる予定だった歌手の浜崎歩さんのコンサートも先月の上海に続き中止となりました。
41:05タイとカンボジアの国境地帯で両国の軍による攻撃で死傷者が出ていることを受けて、アメリカのトランプ大統領は、戦闘の停止に向けた働きかけを行う考えを強調しました。
41:19タイとカンボジアの国境地帯では、おとといから両国の軍による攻撃が続き、これまでに双方の兵士や住民合わせて10人が死亡、70人以上がけがをしています。
41:41両国の武力衝突をめぐっては、ことし10月、マレーシアでトランプ大統領の立ち会いのもと、和平合意が締結されていて、トランプ大統領は、みずからの成果の一つだと繰り返し誇示しています。
41:58トランプ大統領は9日、東部ペンシルベニア州での演説で、和平合意に関わったトランプ政権としては、戦闘の激化に歯止めをかけたい考えです。
42:26韓国で旧統一教会の元幹部が与党の議員にも金品を渡していたことを明らかにしたと報じられる中、イジェミョン大統領は、宗教団体と政治家の癒着をめぐる疑惑について、与野党を問わず厳正に捜査するよう指示しました。
43:16今週金曜日は、たるみ秀夫全中国大使をスタジオにお招きし、お話を伺っています。
43:23皆さんから寄せられた疑問についても聞いていきたいと思っています。
43:27日中関係についてのご意見、疑問をぜひこちらのQRコードからお寄せください。
43:32そして明日は国際的な法の支配が揺らぐ中、大国からの圧力に直面するICC国際刑事裁判所についてです。
43:43ICCの現状と、日本で行われた支援の動きを取材しました。
43:50国際報道2025、また明日のこの時間、お会いしましょう。
43:544K押せば、いい時間。BSプレミアム4K、今週のおすすめ番組。
44:0713日土曜夜7時30分は、メトロポリタン探偵物語。
44:12アートに隠されたミステリーに挑むメトロポリタン美術館科学部の挑戦に4Kで迫ります。
44:19アートミステリー。
44:20続いて夜9時は、ミーシャが今年8月、長崎で開催したライブの模様をたっぷりお届け、愛と平和への祈りを込めた歌声を4Kで。
44:3518日木曜夜8時は英雄たちの選択国宝松江城を作った堀尾義治豊臣秀吉を天下人に導いた影の参謀の活躍に迫ります
44:514K押せばいい時間
44:54BSプレミアム4K
44:56終わり
45:03高値
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