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涙のお月見料理
門脇麦 作間 龍斗
#Japanesedrama

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テレビ
トランスクリプション
00:00経営難のうちの両手クワノキを守るため
00:0515歳も年下のアマネさんと結婚することになりました
00:09とにかくうちにはクワノキの料理長は務められません
00:14通うに次の料理長を探しますから
00:17アマネさんこれ以上勝手なマネは許しません
00:22わかりました
00:24クワノキの料理長になれというアマネさんに
00:27うちは反発したんですが
00:28海の向こうででっかい仕事がしてみたいね
00:34娘やったらもっと英語の勉強せんとやな
00:37同級生と過ごすアマネさんを見て
00:40うちはアマネさんの未来を奪ってしもてたんやとようやく気づき
00:46アマネさんに頼らず自分の手で店を建て直すて心に決めました
00:55風あたりはより強いやろうが
00:57和食でもそれはできる
01:00君ならきっと
01:01俺を守ることができる
01:03そのためにはホテルのシェフをやめな飽きません
01:07尊敬する田島シェフの下で
01:14もっと修行したかったんやけど
01:16アマネさん
02:00何やこの気まずい空気
02:09あの田島さんこの傘使ってください
02:13え?
02:14ええんか
02:15うちはアマネさんの傘で帰りますんで
02:17ほな
02:23木張り屋
02:25ありがとうございます
02:26すいません
02:39病み上がりやのに
02:40いえ
02:41あの田島さんという方は奥さんのいる方ですか
02:45いえ
02:46今はお一人で
02:48今は
02:49戦争で奥さんをなくさはったんです
02:51そうですかそれはお気の毒にあのはいうちホテルを辞めることになりましたいいんですかうちは桑の木の料理長になります決心してくれたんですねはい
03:19よろしくお願いします
03:23よろしくお願いします
03:24よろしくお願いします
03:25帰りますか
03:27はい
03:27うーん
03:32町工場さんに何て言うかやろう
03:35いつ言うかですね
03:37そうですね
03:39料理長になる
03:41なんて言うたけど
03:44現実はそううまくいかず
03:48カンコドリが泣いてます
03:52やっぱり
03:54女の料理長の店に行きたい人なんていてはらへんのか
03:58あんたも
04:07誰かに食べてもらいたいわな
04:09お菓子
04:21はい
04:22うちが作ったお菓子を販売してみたらどうかなと思って
04:26大した収入にはならへんけど
04:29どない思います
04:34それはいいかもしれませんね
04:37ほんまですか
04:38いちかさんのホテル仕込みの腕が行きます
04:41他の店にも置いてもらったら
04:43店の宣伝にもなりますし
04:45お菓子
04:47何がいいでしょうね
04:48ある程度日持ちのするもんがええと思うんですけど
04:53なら
04:56マドレーヌはどうでしょう
04:58この間のマドレーヌ
05:01大変おいしかったです
05:03天根くんほら見て
05:06マドレーヌ焼いたんよ
05:07ほんまにうまいな
05:09はい
05:12まずはトッピングの準備から
05:20茹でて乾燥させたオレンジの皮を細切りにしておく
05:25さつまいもは焼き芋にしておく
05:32他に煮豆とくるみもを用意しておく
05:36溶いた卵にグラニュー糖を加え
05:40湯煎して溶かす
05:42ベーキングパウダーと薄力粉をふるって
05:49ボウルの中に加える
05:51溶かしたバターと蜂蜜も加えて混ぜ
05:58冷蔵庫で寝かせる
05:59肩に薄力粉をふり
06:06トッピングを入れたら生地を7分目くらいまで注ぐ
06:11さらにトッピングを加え焼き上げる
06:213種のマドレーヌです
06:40どうぞ
06:41ほな呼ばれるわ
06:46カッカッカナッ
07:02いただきます
07:05いただきます
07:05ああおいしい
07:17おいしいです
07:18ほんまですか
07:19
07:21これを店に置いてもらうって
07:24はい
07:25あんた
07:28何ち迷ったこと言うてんの
07:30うちは料亭や
07:32200年続いた老舗の料亭やで
07:35洋菓子屋やないんや
07:37せやからこれは宣伝のために
07:40何の宣伝になるんや
07:42そない勝手なことするんは
07:45元桑の木の長女として許されへん
07:49では教えてください
07:50元桑の木の長女として
07:53我々は今何をするべきか
07:55先人や
08:02
08:03いいや
08:05来ないな時間か
08:07帰ってご飯のしたくせな
08:09あと頼んだい
08:11もう食べへんやろ
08:15もったいないから
08:17お夜食にでもするわな
08:19おいしいならおいしいと言えばいいのに
08:29うまいこと焼けた
08:34いい匂いですね
08:39おいしそう
08:40うまいこと焼けた
08:50いい匂いですね
08:51おいしそう
08:53あ、これうまそうや
08:54みんなで折り紙もええな
08:57これかわいいし楽しいわ
08:59これやったら僕でもできますわ
09:01こすけさんちゃんとおってや
09:03はい
09:04すんまへん
09:06これうちのマドレールです
09:09こちらの店に置かせてもらえまへんやろか
09:13おー
09:19うん、うまいな
09:21これをおば相手に置いてもらうことはできないでしょうか
09:25おー
09:26うん、上の人に頼んでみるわ
09:28ああ、お気にん
09:30田島さんは本当に頼りになる人やな
09:34いちかさん、ちょっとこっち来とくれやす
09:36うん、いちか?
09:38これ、来とくれやす
09:40何ですやろ
09:41あ、おまねさん
09:43いちかさん姉さん
09:44これ、彼氏お菓子どすな
09:46ほんまやな
09:48これ、なんて言いますの?
09:50マドレーヌです
09:52マドレーヌ?
09:54はい
09:55フランスの焼き菓子で
09:56マドレーヌという女性が作ったことから
09:58その名前が付けられたと言われています
10:00あ、いちかさん姉さん
10:02これ、おもとはるひとにあげはったらどないどす?
10:06そうやな
10:10ほな、ひとつおくれやす
10:12ほな、うちも
10:14うちもひとつおくれやす
10:16うちも、うちも
10:18えぇ
10:20恋がかまった?
10:24恋に聞くマドレーヌ
10:26ああ、追加注文ですね
10:28大きいに
10:30芸子さんの宣伝効果はすごいわ
10:42天音さん発案のマドレーヌは
10:46恋がかなうマドレーヌとして
10:48大人気になりました
10:54そして、ついに
10:56いちかさん
11:00新規の役が入りました
11:02マドレーヌを買ってくれたお客さんです
11:04えっ、ほんま?
11:06やった、よかった
11:09うれしい、うれしい
11:11ああ、ほんまによかった
11:13うれしいよ
11:14すいません
11:17いえ
11:19マドレーヌの
11:22いえ、天音さんのおかげです
11:24僕は何も
11:26天音さんが芸子さんに気に入られたしやん
11:29いえ、そんなことないですよ
11:32恋に聴くマドレーヌ
11:35ほんまみたいやな
11:39そしてそんなある日
11:45お月見会
11:48はい
11:49橘さんという方で
11:51以前から桑の木をごひいきにしてくださっているそうで
11:54橘さんやったら
11:57毎年この時期に予約が入ってました
11:59戸川さんの
12:00特別なお客さんです
12:02戸川さんの特別な
12:05どんなものを出ししてたんやろ
12:08前にいた料理人に聞いてみましょうか
12:11いえ結構です
12:13ここはもう
12:14戸川さんの店ではないので
12:16天音さん
12:17市香さんが考える
12:19新しい味とメニューをお出しするべきです
12:22でも
12:23いくら恩があるとはいえ
12:29沈んでいく船と侵入するんは
12:32まっぴらごめんです
12:34市香さん
12:39わかりました
12:42最高のお月見会のメニューを考えます
12:45よろしくお願いします
12:48そして
12:58お月見会の日が訪れました
13:01料理長の桑の木一華と申します
13:03今日はよろしくお願いいたします
13:06料理長
13:08あの
13:09戸川藩は
13:11戸川は先日
13:13うちを辞めまして
13:14辞めはった
13:16知らんかったわ
13:19ほんで
13:21あんたが料理長
13:23はい
13:23困りましたな
13:28いや
13:29戸川藩をごひいきにしてるお客さんが気あるさかへ
13:32精いっぱい勤めさせていただきますので
13:37よろしいお願いいたします
13:39まあ
13:40もう当日ですし
13:42仕方ないですな
13:44君の味噌漬けとタイの細作り
13:58とんぶり合いです
13:59月とススキに見立てています
14:02まあ
14:03今年はいつも土修行が違うんやね
14:06君がお月さまなんや
14:08かえらしいわ
14:09立花
14:12はあ
14:14今日のお料理は
14:15戸川藩のではないんですか
14:17ああ先生
14:18戸川藩はやめられてしまわはったそうで
14:21あそうですか
14:24ほな今どこに
14:27宮川町の花房屋そうです
14:31ああ
14:32ほなそちらに
14:35顔出さなあかん
14:37ん?
14:38
14:38いやいや
14:39お疲れ様です
14:55お客様のお供えですか
14:58残してはる
15:01女性のお客様の反応はおおむねいいようなんですが
15:05一人お茶の先生という男性がいて
15:08その方が戸川さん悲喜のようで
15:12あもしかして藤原先生ですか
15:15はいそうです
15:17藤原先生はいてはるんや
15:19料理長
15:21締めに行きますか
15:23うん
15:23さやね
15:25栗の炊き込みご飯です
15:33あの
15:42いや実は
15:44毎年高齢の料理いうのがありましてね
15:48高齢の
15:49北海道産
15:53秋鮭の炊き込みご飯
15:56そうでしたか
16:00すまんけど
16:02料理長をここへ呼んでくれますか
16:08今日はありがとうございました
16:16桑野紀一華と申します
16:21まあ
16:21女性の料理人さんやったん
16:24お料理が買いらしいてええな
16:27桑野紀さん
16:28はい
16:29こっちに来て釈放してくれへんか
16:33あのそれは
16:35いえお待ちください
16:36どうぞ
16:44もう
16:47さすが上手やな
16:49前にもこうして
16:55釈放してもろたことがあったな
16:57はい
16:58そん時は確か
17:01若丘未修行をやったのにな
17:03いろいろあったやな
17:06はい
17:07のっぴきならん事情があることは推察できるが
17:13正直
17:15あんたの料理はまだまだや
17:18深みがまるでない
17:21戸賀藩の足元にも及ばん
17:25あんた早いこと長居に戻り
17:32申し訳ありませんでした
17:39いちかさんいいですか
17:59はい
18:00お母さんがこれ
18:08これうちの高齢屋
18:17ムカゴと銀杏の炊き込みご飯
18:20お母ちゃんを月見の時
18:24毎年作ってくれるんや
18:27食べてください
18:29今日
18:30ほとんど食べてないでしょ
18:32いただきます
18:37ご視聴ありがとうございました
19:07高齢屋
19:37高齢屋
19:41戸賀藩さんが作る酒の炊き込みご飯
19:44うちも食べたことがある
19:47美味しかった
19:50せやなに
19:53うちは
19:56戸賀藩さんの料理を
20:00お父ちゃんの足元にも及ばへんて
20:04うちには
20:17あの炊き込みご飯は作れへん
20:23なんで
20:35自分には作れないって決めつけるんですか
20:39え?
20:41いちかさんなら
20:44きっと作れます
20:46けどうちは
20:50あなたの料理は
20:54ただ美味しいだけじゃない
20:56心から
20:59食べてくれる人のことを
21:02思って作っている
21:03あのハモ料理もそうです
21:07ハモが苦手な僕のために
21:12あんな工夫まで殺して
21:14あのハモは
21:18本当に美味しかった
21:20大丈夫です
21:28いちかさんなら
21:30いつか必ず
21:32あの藤原先生も
21:35満足するものを作れます
21:37泣きながら食べたら
21:46詰まりますよ
21:46勝手に出るよ
21:48こんな風に握りしめたいやろうな
22:06好きな人の手を
22:10そうやし
22:15何遍言うたら分かるんや
22:18そうやけど
22:21結婚する前から
22:23分かってたことやろ
22:24はい
22:29あまねさん
22:34今日だけ
22:38うちを
22:40あまねさんの
22:42思う人の
22:42代わりにしても
22:43ええですよ
22:44いちかさん
22:48では
22:57そちらも
23:00代わりにしてください
23:03僕で
23:09代わりになるのなら
23:11ご視聴ありがとうございました
23:18ご視聴ありがとうございました

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