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  • 8 時間前

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00:00:00おはようございます 11月30日サンデーモーニングです
00:00:16今朝まずは香港の高層マンションで起きた大規模火災についてお伝えします
00:00:21香港では過去80年で死者数が最悪となっている火災ですけれども
00:00:28現地からまずは伝えてもらいます 最新情報です 高田さん
00:00:32はい 私は香港大北で起こったですね 火災現場近くに来ています
00:00:41私の後ろに見えるのがですね 現場となった高層マンションです
00:00:47マンションの外壁が黒くなり修繕工事中だったため 建物全体が保護ネットで覆われていたのですが
00:00:53それも焼け落ちているのがわかります
00:00:56この火事でこれまでに消防隊員1人を含む128人が死亡しています
00:01:02そして警察は昨日会見を開き 未だ150人とですね
00:01:07およそ150人と連絡が取れていないと明らかにしました
00:01:11私たちが取材した姉と連絡が取れていないという男性は
00:01:16死亡した人の写真を確認したが 姉の者と姉の者は見つからず切ない気持ちだと
00:01:21苦しい胸の内を明かしてくれました そしてこちらにはですねたくさんの花が置かれています
00:01:28昨日の夕方には先が見えないほどの列ができてですね
00:01:32多くの人が県下に訪れていました
00:01:35一つ一つのメッセージが書かれてまして
00:01:39あちらにはですね友達に向けてありがとう 来世も友達でいようというふうにメッセージが書かれています
00:01:45高齢者も多く暮らすマンションで住人の方に話を聞くと
00:01:50突然のことで何も持たずに家から逃げてきた
00:01:53この先のことは何も考えられないと話していました
00:01:57元の生活に戻るにはまだまだ時間がかかりそうで
00:02:00住民の不安の日々というのは続きます
00:02:03安否不明が150人近くさらなる犠牲の拡大というのが心配です
00:02:11さて発生から5日ですけれども
00:02:13これまでの経緯を改めて振り返ってみましょう
00:02:16杉浦さん
00:02:174000人余りの人たちが生活していた8棟の高層住宅
00:02:23火事は発生すると8棟のうち7棟にあっという間に燃え広がりました
00:02:28なぜ被害は広がったのでしょうか
00:02:32これは香港の火災の出火直後とみられる映像
00:02:41地表近くで上がった炎は
00:02:45あっという間に上の階に燃え広がりました
00:03:00更に炎は隣の建物にも燃えるマンションを呆然と見つめる人の姿や
00:03:14悲しみに暮れる人々
00:03:24懸命の消火活動が続きますが翌日も火は収まらず
00:03:333日目になっても黒煙が上がり続けていました
00:03:388棟のうち7棟が焼けた今回の火事被害はなぜ広がったのでしょうか
00:03:48専門家が指摘したのはマンションの構造です
00:03:54上から見ると十字のようになっているんですね
00:03:57一つ一つの建物にくぼみがあるそこに風が集まりやすいんですよ
00:04:03火災が発生しますとそこから一気に上昇気流が発生します
00:04:07建物に囲まれた部分の空気が炎で温められ軽くなることで上昇気流が発生炎が瞬く間に建物を遡ります火の勢いをさらに加速させたのは修繕工事ではないかと指摘します
00:04:29竹あるいはシートあるいは発泡シロールも使われていたということですので燃えやすいものが外壁についていて一気に上に炎が吹き上がるような形で建物全体に火が回ったというふうに思います
00:04:44竹で作られた足場など燃えやすいものに囲まれていたため隣のマンションにも燃え広がったとみています
00:04:55建物内部で燃え広がったものも工事が影響した可能性があります
00:05:01火災後の部屋の写真燃え尽きていますが
00:05:06原因の一つとなったのが窓ガラス保護のために取り付けられた白い発泡スチロール
00:05:15火事の前の映像を見ると窓が塞がれた状態であることがわかります
00:05:21さらに被害を広げた決定的な原因となったのが
00:05:42水曜日に発生した香港の高層マンション火災
00:05:50住民の避難の遅れが多くの犠牲につながったという見方が出ています
00:05:56自らは難を逃れたものの妻と連絡が取れなくなったというこの男性は
00:06:03逃げようとした時にはすでに部屋まで迫っていた煙
00:06:20住民が火災に気づくのが遅れたわけは
00:06:24香港メディアによると作業員が避難階段を通って出入りするため警報が作動しないよう意図的に停止させていた可能性があるといいます
00:06:51なぜ火が急速に広がり被害が拡大したのか原因究明は始まったばかりです
00:07:00この高層マンションは公営住宅ですので今回行っていた修繕工事の管理体制などを巡って香港当局に対しても不信感であるとか不満が高まっているということです。
00:07:16それにしても本当に痛ましい火災ですけれども加藤さん本当にまず心から亡くなった方まだ不明の方にもう哀悼の気持ちを送りたいですけどあの今一番印象に残るのは竹の足場で日本ではほとんど見ないんですけどアジア地域では結構よくある光景なんですね。
00:07:42だけど今回こんなに高層なのに竹の足場だっていうのはちょっとびっくりしましたけどあのこれがやっぱり今後大きな問題に課題になっていくでしょうねあの香港まあ今どこでも高層ビルっていうのはある程度地区年齢に達してて改修工事をしなきゃいけないところも増えてくるからね
00:08:06本当にびっくりしましたね
00:08:12でもやっぱり警報が鳴らなかったというのはとても大きな問題ですけど
00:08:18逃げるって言っても大変ですよね下から炎が上がっていくときに高層階の人は逃げるは大変でしょうねいずれの姿勢を今後あの管理体制も含めさまざまな問題点が洗い出されることちょっと期待したいと思います
00:08:36さあ続いては冷え込む日中関係についてです駒田さんからはい 台湾有事をめぐる高市総理の答弁をきっかけに緊迫する日中関係
00:08:48日本側が対応に苦慮する中米中さらに日米の首脳が相次いで電話会談をしました 何が話されたんでしょうかそして突如登場したトランプ大統領の狙いは何なのでしょうか
00:09:02水曜日中国上海 スタジアム周辺はものものしい警備体制が敷かれていました
00:09:11ビッセル神戸が地元チームとサッカーの試合を行ったのです
00:09:17日本人サポーターは
00:09:22周りとかのお友達もみんな優しいし中国に住んでて不安っていうことそんなにないので見に来ました
00:09:30こちらは中国人サポーター
00:09:34中国当局の警戒とは温度差があるようです
00:09:48日本でも
00:09:51長崎市で行われたのは江戸初期に作られた中国人ぼっちの清掃活動
00:10:0350年以上続いています
00:10:05こうした民間の交流をよそに政府間の緊張は続いています
00:10:26高市総理は水曜日初めての党首討論に臨みました
00:10:32立憲民主党の野田代表は台湾有事をめぐる発言についてただしました
00:10:39改めてなぜこうした発言をされたのかどうか
00:10:45政府のこれまでの答弁をただもう一度もう一度と繰り返すだけでは
00:10:51場合によってはこれは予算委員会を止められてしまう可能性もあると
00:10:56具体的な事例を挙げて聞かれましたので
00:11:00その範囲で私は誠実にお答えをしたつもりでございます
00:11:06どういうケースが存立危機事態になるかについては
00:11:11政府見解を繰り返して安全運転に徹しました
00:11:15実際に発生した事態の個別具体的な状況に即して
00:11:21政府が全ての状況を総合して判断する
00:11:25経済政策についてお尋ねをしたいと思いますけれども
00:11:28台湾関連の質問が終わると
00:11:32総理は天を仰ぎ見ました
00:11:34質問した野田氏は
00:11:39しかし中国側は撤回とは受け取っていません
00:11:50日中の対立が長期化の様相を見せる中
00:12:00乗り出してきたのがこの人です
00:12:04日中の対立が長期化の様相を見せる中
00:12:09乗り出してきたトランプ大統領
00:12:11月曜日、習近平国家主席と電話会談を行いました
00:12:18習氏は台湾問題における原則的な立場を伝えたといいます
00:12:22習氏との会談から数時間後
00:12:34トランプ氏は高市総理に電話をします
00:12:37詳細を語らなかったトランプ氏
00:12:54一方の高市氏も
00:12:56トランプ大統領からは私とは極めて親しい友人であり
00:13:03いつでも電話をしてきてほしいというお話がございました
00:13:08会談内容でございますけれども
00:13:11これ外交上のやり取りでございますので
00:13:15詳細については差し控えさせてください
00:13:18両者揃って内容を明かさない中
00:13:21アメリカのウォールストリートジャーナルは
00:13:24日本政府関係者らの話として
00:13:26トランプ大統領が台湾をめぐる主権について
00:13:30中国を挑発しないよう助言したと伝えています
00:13:34一方、日本政府は助言については否定
00:13:39中国政府を挑発しないよう助言との記述がありますが
00:13:46そのような事実はない点は明確にしておきます
00:13:51ここに来て日中問題に関与してきたトランプ大統領
00:13:57その狙いは
00:13:59日中関係の悪化というものが
00:14:02米中関係、とりわけトランプ大統領が重視している
00:14:05米中の経済関係に波及するのではないかという恐れから
00:14:10早々にアメリカが仲介して
00:14:13この問題を鎮静化させようとしたと
00:14:15貿易摩擦をめぐり
00:14:18中国との落としどころを探る中
00:14:20米中関係に悪影響を与えないために
00:14:24関与してきたと指摘します
00:14:25トランプ大統領は米中の経済関係のためであれば
00:14:31同盟国も割と距離を置くことをためらわない
00:14:35日中関係が暗化している側面で
00:14:37アメリカの出方を見上げると
00:14:40本当に日本の国益というものを損ないかねない
00:14:43今後日本政府はトランプ氏の意向にも気を配りながら
00:14:49中国と向き合う必要がありそうです
00:14:51日中関係を取り持つかのように
00:14:56アメリカのトランプ大統領が登場しました
00:15:00米中そして日米の間で何があったのか
00:15:04ここまでで分かっていることをおさらいしたいと思います
00:15:07熊田さん
00:15:07日中の問題にトランプ大統領が登場してきたということで
00:15:12トランプ大統領の動きを中心に見ていきましょう
00:15:14まず月曜日に中国の習近平国家主席と電話会談をするんです
00:15:20中国外務省によると
00:15:22習近平氏は第二次世界大戦の勝利の成果を守るために
00:15:27協力すべきと呼びかけ
00:15:29トランプ大統領はアメリカは台湾問題が
00:15:32中国にとって重要であることを理解していると応じたとしています
00:15:36その数時間後にトランプ大統領は
00:15:40高市総理とも電話会談しました
00:15:42アメリカのウォールストリートジャーナルが
00:15:46台湾の主権に関して中国を挑発しないよう
00:15:50トランプ大統領が助言したというふうに
00:15:53報道したわけなんですけれども
00:15:55これについて木原官房長官は
00:15:58木曜日そのような事実はないと否定しまして
00:16:01ウォールストリートジャーナルに
00:16:02申し入れを行ったことを明らかにしました
00:16:05トランプ大統領が台湾問題について
00:16:08公の場での明言を避けています
00:16:10と同時に同盟国である日本への支持も明確にしない
00:16:14こういう状況を三巻教授はこのように分析しています
00:16:18こちらです
00:16:19まず1年後の中間選挙を踏まえ
00:16:22中国にアメリカ産の農産物
00:16:24とりわけ大豆を買ってもらい
00:16:26共和党の支持基盤の農家を救済するため
00:16:30同盟国と距離を置いても
00:16:32米中関係に波風を立てたくない
00:16:35そして米中首脳会談の後
00:16:38トランプ大統領が米中関係について
00:16:41G2と表現しましたが
00:16:43習近平氏とは米中といった大国が世界を動かすべき
00:16:49という世界観で共鳴しているとしています
00:16:52米中の接近でこれ自体がより複雑化しているように見えますけれども
00:16:58そうなってくると日米関係の影響も踏まえて
00:17:01高市政権というのは難しい対応が必要になってくると思うんですが
00:17:05寺島さんどう見ていらっしゃいますか
00:17:07これほぼ1ヶ月が経過しようとしているわけですけど
00:17:09僕は日本人の今世界認識が試されているというか
00:17:13これ我々都各日中2国間の問題だと考えがちですけど
00:17:17違いますよと日米中というトライアングルの
00:17:21しかも米中という大国主義の谷間の中で
00:17:25日本が今選択を余儀なくされているんだということを
00:17:28よく認識なければ
00:17:29日米黄金時代なんて言ってはしゃいで
00:17:32踏み込んでいるけれども
00:17:34日米で一体化して
00:17:36中国の脅威と向き合おうと思っているのは
00:17:38日本だけで
00:17:38米中の首脳の中に交わされているメッセージを
00:17:42よく見積める必要がある
00:17:43例えば習近平主席が
00:17:46この米中首脳会談の電話会談で持って行った
00:17:49これ80年前に米中で連携して
00:17:53日本軍国主義を破りましたよねと
00:17:56米中の歴史的連携関係ということを
00:18:00ことさらに強調するようなメッセージでしたよね
00:18:02一方トランプ大統領も
00:18:05台湾を守る気なんかないんだなということを
00:18:09はっきり我々は腹に置いておかなきゃ
00:18:11台湾の民主主義を守るだとかという
00:18:14理念の政治家じゃないんですね
00:18:16ディールなんですね
00:18:17今もあったようにですね
00:18:18米中関係の経済関係の方が
00:18:21目の前にちらついているわけでですね
00:18:23ですから彼自身が台湾振興というのは
00:18:26自分の任期の期間はないぞというようなことまで
00:18:29発言しているということはですね
00:18:31何らかのディールで確信を得ていると言って
00:18:33言っておくんですね
00:18:34日本人としてね
00:18:35台湾問題というものを考えるときにですね
00:18:38ものすごいバランス感覚と
00:18:40冷静な見方が必要なのはですね
00:18:41まず台湾も複雑なんです
00:18:44台湾の人口の96%はね
00:18:47中華民族の自分たちが中心だと思っている
00:18:50韓民族なんですよ
00:18:5196%ですね
00:18:53ですから一つの中国論というのは
00:18:55中国の本土の中国だけが主張しているんじゃなくて
00:18:59台湾というのは分かりやすく言うと
00:19:01真っ二つに割れているといまだに考えたいですね
00:19:03台湾独立を志向している人たちも増えてはきている
00:19:06だけど今でも半分以上の台湾の国民は
00:19:10中国というものにアイデンティティを持った人たちが
00:19:13そこに伝統いるということを日本人として認識なきゃいけない
00:19:15加えてね
00:19:16国交なき公益関係ということをよく考える人があって
00:19:211972年の日中共同声明で
00:19:24日本は台湾と断交しているんですよね
00:19:28いわゆる国家対国家の関係はないんです
00:19:31民間外交なんだ
00:19:32国交なき公益関係のある国の有事だとか
00:19:37そういう状況に関してですね
00:19:38国交のない国の有事に対してものすごく慎重でなきゃいけない
00:19:42しかも台湾には米軍基地はないと
00:19:45日本が巻き込まれてはいけない
00:19:47日本の指導部にとってものすごく重要なのは
00:19:50日本人のですね
00:19:52要するに無駄な意味のない戦争なんていう事態に巻き込まれていくことに対して
00:19:57ものすごく慎重かつ冷静でなきゃいけないというのがボトムラインなんですよ
00:20:01このことをしっかり認識しながらね
00:20:03この日米中のトライアングルの力学の中で動いているんだということを
00:20:07今我々はしっかり頭整理しておかないとですね
00:20:10妙なことに巻き込まれていく
00:20:12そうですね
00:20:12この事態の複雑さ加減が浮き彫りになってきましたけれども
00:20:18加藤さんどんな思いで見ていらっしゃいますか
00:20:21高橋さんに言いたいですね
00:20:23改めて野田さんは事実上発言を撤回したと受け取ると言ったけど
00:20:31そういうふうに聞こえてないわけで
00:20:32もう高橋さんにもう一度改めて撤回してほしいですね
00:20:38というのは今アメリカと中国との関係
00:20:43ちょっと非常に気になったのは
00:20:45高橋さんが予算委員会の前に
00:20:48一つ具体的なことを示しておきたかったというふうにおっしゃいましたね
00:20:53まだこれは政府見解ではないので
00:20:55正式に討論された結果の発言ではなかったと
00:21:00だけど同じように漠然とした話ばっかりしているのは良くないから
00:21:05予算委員会の前にあえて突っ込んだ一言を言ったという
00:21:09その高橋さんの言葉からすると
00:21:12やはりもうそんなことは絶対思いたくないけども
00:21:17その防衛費をものすごく増強させて
00:21:21そして小泉さんが与那国島に行っているみたいな
00:21:26私もちょうど高橋さんが総裁になったと
00:21:31選ばれた日に沖縄にいたんですけど
00:21:33やはり沖縄の人たちは離島に
00:21:36その基地が作られているということに対して
00:21:39もうすごく危機感を持っているんですね
00:21:42そういうふうに日本が防衛を増強するということは
00:21:45逆に日本がやる気だということは
00:21:48攻撃目標
00:21:51日本を攻撃目標にしてもいいよということを
00:21:56言っているような結果になるので
00:21:58非常に危機を煽るという状況がすでにありますよね
00:22:02だからそれに本当に本気でやるという姿勢を
00:22:05高橋さんが示しちゃったということなんですよ
00:22:07こんだけの影響が出ることが分かったら
00:22:10早いうちにトランプさんが
00:22:14米中関係をいい関係にしようとしているうちに
00:22:17ちょっと早く撤回してほしいというか
00:22:20もうはっきりと切り替えてほしいと
00:22:23三和さんどうでしょう
00:22:26そうですね
00:22:27日本とアメリカと中国ということを考えたときに
00:22:32調べてみたらですね
00:22:342006年まではアメリカが日本にとって
00:22:37最大の貿易相手国なんですね
00:22:39でも2007年以降はもうずっと中国が
00:22:43一番最大の貿易相手国です
00:22:46一方日本に限ってみると
00:22:49もう直近はですね
00:22:51貿易赤字国に転落しているわけですね
00:22:54一方中国は2010年以降
00:22:57ここ最近で貿易黒字の額がすごく増えているんですよね
00:23:03その相手国はグローバルサウスと言われる
00:23:06諸外国ですけれども
00:23:08そういう経済力ということについて
00:23:10アメリカは絶対に見過ごせないわけですよね
00:23:13そういう今寺島さんが
00:23:16米中日米中のトライアングルというお話がありましたけど
00:23:22やっぱりそのグローバルサウスも含めて
00:23:24日本の経済力ということの
00:23:27落ちてきているということを
00:23:29冷徹にちゃんと受け止めて
00:23:32その上で対応していかなきゃいけないなということを
00:23:35すごく感じますね
00:23:36そうですね
00:23:37そういう側面からもそうです
00:23:38松原さんはどうでしょうか
00:23:40トランプ氏がG2といったのが話題になっていますが
00:23:43実は先に言い出しているのは
00:23:46習近平
00:23:47随分前から
00:23:49例えば太平洋を米中で分け合おうとか
00:23:51地球を米中で分け合おうなんていうニュアンスのことを
00:23:55先に言っているわけですね
00:23:57今回の米中の会談でもまさに
00:23:59アメリカに誘いかけていると
00:24:01習近平氏の側からですね
00:24:03トランプ氏が今ベネゼラを盛んに脅していますよね
00:24:06あれもなぜかというとやっぱり
00:24:09南北アメリカ大陸はアメリカの勢力圏だと
00:24:12意識がトランプ氏にはものすごく強いわけで
00:24:15そうなるとその延長線上に
00:24:18じゃあアジアは中国ねというふうなことが
00:24:21起きはしまいかということを
00:24:24多くの人が実は心配しているわけですね
00:24:25しかもレイアウスがあるんで
00:24:27中国ととにかく仲良く今しておきたいと
00:24:30トランプ氏は思っているわけで
00:24:32そういう意味ではトランプ氏の方から
00:24:34高橋さんに電話会談しようといった
00:24:36案の中で
00:24:37言い方は別として
00:24:38案に自制を求めて
00:24:40いうような発言をしていても
00:24:41私はおかしくないというふうに思います
00:24:43来年4月にトランプ氏は
00:24:46中国を訪問する
00:24:47韓国も来年早々に
00:24:50中国を訪問する
00:24:51これ
00:24:51主席の方からの要請で
00:24:54かなり早くしてくれと
00:24:54言っていることもあるようで
00:24:55そう考えると
00:24:57それぞれの国が
00:24:58中国との距離をずっと縮める中で
00:25:01日本は
00:25:01相当な緊張関係が
00:25:03その中でも続いているという
00:25:05可能性を確保した方がいいというふうに思います
00:25:08この日中関係の解決の糸口については
00:25:12風を読むでも考えます
00:25:13ではこの1週間
00:25:16振り返っていきましょう
00:25:1711月24日月曜日です
00:25:21停車中のトラックに猛スピードで追突した車
00:25:31運転席から男が飛び出し走り去ります
00:25:35この日東京足立区で
00:25:38男女11人が車に跳ねられ
00:25:412人が死亡しました
00:25:42最初に横断歩道を渡っていた女性を跳ねた後
00:25:47歩道に乗り上げて
00:25:49歩行者や自転車などを次々と跳ね
00:25:52再び車道へ戻り
00:25:54トラックなどに追突して止まりました
00:25:56車は事件の2時間前に
00:25:59現場近くの自動車販売店から盗まれたものでした
00:26:03警視庁は車を運転していた
00:26:0637歳の男を逮捕しましたが
00:26:09刑事責任能力を慎重に判断する必要があるとして
00:26:13使命などは明らかにしていません
00:26:15では11月25日です
00:26:20この日ロシア軍はミサイルやドローンで
00:26:31ウクライナ各地を攻撃
00:26:32首都キーウだけでも7人が死亡しました
00:26:36ロシア軍が攻勢を強める中
00:26:40トランプ大統領がすぐに結果が分かるとしたのは
00:26:50新たな和平計画をめぐる交渉です
00:26:53今月18日アメリカが28項目からなる
00:26:58ウクライナの和平計画を策定していることを
00:27:01アメリカメディアが報道
00:27:03ロシアが侵攻している東部2州の割上や
00:27:08ウクライナ軍の規模縮小などが含まれ
00:27:11ロシア寄りの内容となっていました
00:27:14それを1週間前に行われた
00:27:17アメリカとウクライナ
00:27:18ヨーロッパ各国との協議を経て修正
00:27:21領土の扱いは首脳会談で協議することとされました
00:27:26当初のロシア寄りの案が修正されたことを受け
00:27:31プーチン大統領は
00:27:48プーチン大統領は極端な
00:27:49これロシア寄りの和平案じゃないと受け入れないような姿勢を見せてますけど
00:27:54これ松原さんどう見たらいいんでしょうかね
00:27:56そうですねこれそもそも始まりは
00:27:58そのガザの和平案の合意と
00:28:00この成功体験をもう一度ということだったと思うんですね
00:28:04これガザに関わっていた
00:28:06トランプ氏の旧友で不動産業者のウィトコフ氏が
00:28:09今回も中心となってロシアが話を聞いて
00:28:12中心となって28項目をまとめたということなんですが
00:28:15この案というのはウクライナは絶対飲めない案で
00:28:18しかも実はロシアも飲めないような内容になっている
00:28:22どういうことかというと
00:28:24素人が作った穴だらけの和平案だったわけですね
00:28:26だからさすがにこれじゃということでヨーロッパ
00:28:29あるいはトランプ政権内でも
00:28:30ロシアに厳しいルビオ国務長官なんかが
00:28:33引き戻して
00:28:34なんとか19項目の和平案に
00:28:37ロシア寄り過ぎたものを修正したものなんですね
00:28:39今回トランプ氏が急いでいるのは
00:28:41国内的に相当足場が弱っていて
00:28:44勢いに限りが見えること
00:28:46もう一つはノーベル平和賞の
00:28:49どうも申請の締め切りが来年の1月の末なんです
00:28:53それもあってやっぱりこう急いでいるんじゃないか
00:28:56という見方もあるわけですね
00:28:58確かに戦闘を止めることはものすごく大切ですけども
00:29:02でも根本的な問題を解決しようとしない限り
00:29:06この和平というのはやっぱりもたらされないというふうに思います
00:29:09ノーベル平和賞の締め切りとか言われると
00:29:11本当にもう何だろうと思っちゃいますが
00:29:13戦争に本当に終わりが見えないですよね
00:29:16加藤さん
00:29:17本当にガザーのことも
00:29:19停戦ということは一度言われたけど
00:29:22なかなか本格的にはなし
00:29:25ウクライナの戦争
00:29:26戦争というものは終わらせるのがこんなに大変かというのをね
00:29:32つくづく思いますね
00:29:34やはりウクライナとロシアの戦争が始まった時に
00:29:40やっぱり日本がどういう戦争をしたかということを
00:29:44経験している私たちの世代からすると
00:29:47日本も本当に敗戦するべき年月から
00:29:522年3年と敗戦が遅れたということは
00:29:56非常にダメージが大きかったんですよね
00:29:58本当に大きかったわけですよ
00:30:00その意味でやっぱりウクライナとロシアの
00:30:03この紛争も一刻も早く終わらないと
00:30:06ウクライナに対する傷が本当に深いですね
00:30:09私はトランプさんの平和賞は絶対取ってほしくないけど
00:30:13でも停戦は早く
00:30:15なんとか停戦は早く実現してほしい
00:30:18という気持ちでいっぱいです
00:30:19では1週間の振り返り
00:30:22同じく25日火曜日です
00:30:25安倍元総理銃撃事件の裁判
00:30:29この日は山上哲也被告の犯行動機が問われました
00:30:34安倍氏を狙った経緯について
00:30:38山上被告は旧統一協会の関連団体の集会に
00:30:43官房長官当時の安倍氏からの祝電が贈られた
00:30:462006年頃から結びつきがあると思ったと語りました
00:30:51さらに同じ頃
00:30:54奈良の教団幹部が安倍氏はうちの教義を知っていて
00:30:59我々の味方だと話していたのを聞いたと言います
00:31:02そして安倍元総理から教団の関連団体へのビデオメッセージを見た心境を尋ねられると
00:31:10これがずっと続いていくんだとしたら
00:31:14どんどん社会的に認められて問題のない団体だと認識されると思った
00:31:20被害をこむった側からすると非常に悔しい
00:31:24絶望感と危機感だなどと語りました
00:31:28この裁判ですけど
00:31:31弁護側は事件の背景を明らかにすることで
00:31:34被告側に組むべき事情もあるというスタンス
00:31:38そして対する検察側は被告の老いたちが
00:31:41両刑判断に影響すべきではないという主張なんですが
00:31:45寺島さんはどこに注目するんですか
00:31:48僕は裁判と並行してね
00:31:50裁判は裁判の問題として粛々と見つめるしかないんだけど
00:31:54日本人として日本国政府としてですね
00:31:57明確にすべきことがあるとかですね
00:31:59それはこの反日を協議にした宗教団体ね
00:32:03朝鮮半島をベースにする宗教団体が
00:32:06ある時期のですね反共産主義ということを
00:32:09一点の合意点として力を合わせて
00:32:11日本の保守勢力に食い込んできてたと
00:32:14その事実関係についてね
00:32:16日本人の生命財産をも含めてですね
00:32:19この問題にとって実態解明ということなんですよ
00:32:23僕が言いたいのはね
00:32:24要するに韓国でも要するにトップが逮捕されている
00:32:27統一協会なわけですから
00:32:29一体いくらの金が日本から渡ってたのかとか
00:32:33例えばですよ
00:32:34それからその金がね
00:32:35日本の保守勢力にどういう形で還元して
00:32:38どういう関係性があったのかということを
00:32:41裁判と並行しながら
00:32:42日本人と知っておかなきゃいけないことだということね
00:32:44それをはっきりさせなきゃいけないと
00:32:46おっしゃると
00:32:47コンプライアンス違反を理由に
00:33:00今年6月日本テレビの番組を拘板させられた
00:33:04国分大地さんがこの日記者会見を行いました
00:33:07本当に申し訳ないという気持ちとともに
00:33:13情けなく悔しい思いで毎日過ごしていました
00:33:19正直長年の活動の中で
00:33:23立場と環境にあぐらを書いていた部分が
00:33:27あったのだと思います
00:33:28突然の交番
00:33:31自身の活動を休止
00:33:34これまで日本テレビは
00:33:48コンプライアンス違反の具体的な中身を
00:33:51明らかにしていませんが
00:33:52国分さんは心当たりがあると明かした上で
00:33:56きちんと認識をしていなかったものの
00:34:01私の過去の行動が
00:34:03日本テレビから
00:34:05コンプライアンス違反に認定されている
00:34:07可能性もあるかと思います
00:34:10そうした事柄も
00:34:14すべてひっくるめて
00:34:16答え合わせをさせていただき
00:34:20事実を知り
00:34:23本件と関係者に
00:34:25きちんと向き合いたいと
00:34:27誰に対するどの行為が
00:34:32コンプライアンス違反とされたのか
00:34:34答え合わせをしたいと
00:34:36繰り返し訴えました
00:34:37自分がやった行為について
00:34:39日本テレビと答え合わせということを
00:34:41繰り返されていますが
00:34:42ある程度想像がつくんじゃないかと思うんです
00:34:44思い当たる内容のトータルの評価
00:34:49というのは分からないわけです
00:34:51相手方の事情とか気持ちの認定というのが
00:34:56どういうふうにしているのか分からない
00:34:58それから国分さんが思いもよらないことを
00:35:03していたことも認定しているかもしれない
00:35:06そのことをトータルで含めて答え合わせ処分・該当事実を明示していただく。
00:35:15国分さんの会見を受けて日本テレビはコメントを発表
00:35:20当初のヒアリングで国分氏が自ら話した内容だけでも
00:35:26コンプライアンス違反に該当するとした上で
00:35:29関係者への二次加害の懸念があることから
00:35:33答え合わせは難しいとしています
00:35:37国分さん側への一定の情報開示と
00:35:41そしてでも被害者や被害者の保護とか
00:35:44二次加害を防ぐためには本当にバランス難しいと思うんですけど
00:35:48三輪さんこれどうしたらいいと
00:35:50日本テレビとしてはこのスピーディーな調査開始から
00:35:56処分決定に至るまでのスピーディーな解決については
00:36:00やっぱり処分が決めるまでに時間がかかってしまって
00:36:05その間に国分さんが出演し続けること自体に問題を感じていたと
00:36:11だからかなりスピーディーにやりましたという説明をしているんですけれども
00:36:14ただ結局この答え合わせというところよりも
00:36:20私としては適正な手続き
00:36:23結論が妥当だったらプロセスは何でもいいというわけではなくて
00:36:28適正な手続きということが
00:36:30国分さんに保証されてなかったんじゃないかなというところにやはり疑問が残るんですよね
00:36:35その日本テレビ側が適正な手続きに基づいてやったかどうかということについても
00:36:41外部からは評価が不能な状態になっている
00:36:44それがメディア企業としてそういうプライバシーというところをテコにして
00:36:50完全に外部には何も明かしませんということが果たしていいのかどうか
00:36:56被害者のプライバシーは絶対に守らなきゃいけないし
00:37:00二次加害は防ぐ必要はかなり高いです
00:37:03けれどもそこのバランスをどう取るかというのは
00:37:06やっぱりもう少し工夫が必要だったんじゃないかなと思いますし
00:37:10二次加害をするのは決してその当事者ではなくて
00:37:14例えばSNSだったりするじゃないですか
00:37:16だからそのSNSの問題についてもどういう配慮をすれば
00:37:20どこまでのことが開示できるのか
00:37:23説明責任という点からも
00:37:25ちょっとまだまだ検討事項があるんじゃないかなということは感じました
00:37:29同じく26日水曜日です
00:37:34この日行われた党首討論
00:37:39立憲民主党の野田代表が最後に質問したのは
00:37:44去年からずっと議論をしてきて煮詰まってきた
00:37:47これは私は政治と金の問題に決着をつけることだというふうに思っているんです
00:37:52裏金事件を受けて禁止の是非が議論されていた
00:37:58企業団体献金をめぐる自民党の対応
00:38:02もうあれから4ヶ月ぐらい経ちますけど
00:38:04まだ調べてるんでしょうか
00:38:07今年8月
00:38:09当時の石破総理は
00:38:11企業団体献金を受け取っている
00:38:14自民党の政党支部を調査するとしていましたが
00:38:18まず支部の調査ですね
00:38:217757とても多い支部でございます
00:38:26これは自民党の事務局で
00:38:28しっかりと慎重に調査をしておりますが
00:38:32いつまで実態も把握できないような政党支部が
00:38:35私は企業団体献金だと受け取るべきではないと
00:38:39改めて思います
00:38:40支部の数そして実情の調査を行っておりますけれども
00:38:46それを御党にお示しするという約束であるとは思っておりません
00:38:51そんなことよりもぜひ野田総理
00:38:54定数の削減やりましょうよ
00:38:56討論はこの直後に時間切れとなりました
00:39:01そんなことではなくて政治とからの問題というのは
00:39:05この国会一にやっぱり決めなければいけないことなんで
00:39:08そんなことではなくて
00:39:10まずはここからスタートだと
00:39:13そんなことというのはさすがにちょっと驚きを持って聞きましたが
00:39:18企業団体献金を続けたい自民党と
00:39:21それに対して野党はもう法案出してるんですよね
00:39:24今国会でせめて7000を超える
00:39:28自民党の政党支部での受け取りはやめて
00:39:31献金の受け皿を党本部
00:39:33あと権利に絞ろうという案も出してるわけなんですが
00:39:37松原さんこれに対しても自民党は後ろ向きのようですね
00:39:41そうですね
00:39:41これ自民党がこの問題で譲らないのは
00:39:44例えば立憲は労働組合員が
00:39:48そして共産党は共産党員が手弁当で
00:39:51選挙手伝ってもらえるでしょうと
00:39:53自民党はそういかないんですよと
00:39:54だから企業献金を問題にするというのは
00:39:56自民党を狙い撃ちにしてるんでしょうという
00:39:59ある種被害者意識というのが
00:40:01自民党の方とは相当皆さんあるんですね
00:40:04だからなんでしょう
00:40:05例えば自民党の中で今どうも議論されているようなのは
00:40:08労働組合からの献金
00:40:12あるいは機関紙からの収入のあり方
00:40:15これ多分アカウトを意識してると思いますが
00:40:16こういうあり方も考えていくという法案を
00:40:21逆に自民党が出そうじゃないかということを
00:40:25今考えているというふうに自民党の幹部が言ってました
00:40:28もう一つはやはり公明党が連立を抜けたこと
00:40:32やはり政治の課題に厳しかった公明党がもし連立が続けていれば
00:40:35恐らくこのそんなことやりという言葉はやっぱり言えなかったんだろう
00:40:39しかも一番企業断定的に厳しかったはずの維新が
00:40:43どうもあまりその役割を果たしてないように
00:40:46そこは見えるわけですね
00:40:47だからさりがない一言だったんでしょう
00:40:49本人にとっては
00:40:50でも多くのことが透けて見えたというふうに見えます
00:40:53では11月28日金曜日です
00:40:59この日発表されたインフルエンダの感染者数
00:41:06全国で定点観測している医療機関の平均で
00:41:091週間の感染者が50人を超え
00:41:13前の週から1.4倍となりました
00:41:1539の都道府県で警報レベルの基準を超えていて
00:41:23過去10年間で最大規模の流行になるとの予測もあります
00:41:28その要因となっているのが
00:41:31サブクレードKという新たな変異株なんですが
00:41:36このサブクレードK
00:41:38症状の特徴や感染力の強さなどについて
00:41:42詳しく見ていきましょう
00:41:43中西さん
00:41:44さあインフルエンザの現在の流行状況
00:41:49こちらなんですけれども
00:41:51例年よりも1ヶ月早く流行していて
00:41:5523日までの1週間に
00:41:57定点医療機関からの報告数では
00:42:0019万人を超えているんです
00:42:02去年の同じ時期の報告数は
00:42:041万2000人ほどだったので
00:42:07いかに感染が急増しているのかが分かります
00:42:10このままいけば過去10年間で
00:42:13最大規模の流行になるという予測もあるんです
00:42:17この急激な感染拡大を引き起こしているのが
00:42:22こちら
00:42:23新たな変異株
00:42:24サブクレードKです
00:42:26一体どんなウイルスなんでしょうか
00:42:28そもそもインフルエンザには
00:42:31主にA型とB型があります
00:42:34A型には
00:42:361968年
00:42:39香港で大流行したH3N2や
00:42:432009年にパンデミックにつながった
00:42:46H1N1があります
00:42:48一方のB型には
00:42:501987年にオーストラリアで確認された
00:42:54ビクトリア系統があります
00:42:56このB型というのは
00:42:59基本的には
00:43:00人から人にしか感染せず
00:43:03構造も単純なので
00:43:06変異が少ないのが特徴です
00:43:08一方のA型は
00:43:10複雑な構造で
00:43:13変異が起きやすく
00:43:15それに加えて
00:43:17鳥や
00:43:19豚など
00:43:20さまざまな動物にも感染し
00:43:23さらにそこから
00:43:25遺伝子に変異が起きて
00:43:27人にも感染する
00:43:29という可能性があるのが特徴なんです
00:43:32今回のこのサブクレードKは
00:43:34新型のウイルスではなく
00:43:36このA型のH3N2が
00:43:38変異したものだということでした
00:43:42伊藤王子神谷内科外科クリニックの
00:43:45伊藤委員長によりますと
00:43:47ウイルスが変異したことで
00:43:49一人一人の既存の免疫をすり抜ける形になって
00:43:52感染力が強くなっていると指摘しています
00:43:56ではその症状はといいますと
00:43:59従来と同じく
00:44:01高熱や
00:44:02咳、喉の痛みなどの
00:44:04呼吸器症状に加えて
00:44:06吐き気や下痢、食欲不振など
00:44:09胃腸の症状が目立つのも特徴なんです
00:44:12このサブクレードKの
00:44:15流行の背景ですが
00:44:187月から8月にインフルエンザの流行のピークを迎える
00:44:23南半球で出現し
00:44:25その後北半球のイギリスなどで急拡大しました
00:44:29これがなぜ日本で流行したのか
00:44:32その要因について
00:44:33伊藤委員長2つの可能性を指摘しています
00:44:36まず1つ目はインバウンドです
00:44:39法日観光客によって
00:44:41夏の時期に国内に持ち込まれた可能性があるということなんです
00:44:46そして2つ目は猛暑
00:44:49今年の猛暑でエアコンの使用が増え
00:44:52喉が乾燥して免疫力が下がったところに
00:44:55冬の乾燥が重なり
00:44:57感染しやすくなっていると考えられるということなんです
00:45:01そして気になるのはワクチンの効果ですけれども
00:45:05実際に診察を行っている伊藤委員長は
00:45:08そもそもワクチンは感染予防効果より重症化予防に効くもので
00:45:14現状効いていないという実感はないと指摘しています
00:45:18ワクチンの効果は保たれているのではと述べ
00:45:21ワクチンの接種を奨励しています
00:45:24さあ急拡大するサブクレード系
00:45:28これから年末にかけて移動や集まりが増える中
00:45:33さらなる警戒が求められています
00:45:37以上です
00:45:38自衛策を講じていきたいと思います
00:45:42では11月28日金曜日です
00:45:45この日閣議決定された補正予算案は
00:45:51去年より4兆円以上増えて18.3兆円
00:45:56財源は半分以上の11.6兆円を国債に頼っていて
00:46:01これは昨年の倍近くに上っています
00:46:04こうした積極財政による財政悪化の懸念などを背景に
00:46:12市場では円安が進むだけでなく
00:46:15日本国債の価格も下落し長期金利が上がっています
00:46:20国会ではこの状況への危機感も問われました
00:46:25マーケットが今軽症をならしてきていると
00:46:29債権安金利高と
00:46:32傍慢財政に対する私は軽症ではないかと
00:46:35傍慢財政というようなご指摘には決して当たらない
00:46:41そういう経済対策を組んだつもりでございます
00:46:45物価高を招く円安についても
00:46:50明らかにこれ高市円安的な流れなんです今ね
00:46:54これは円安は明らかに物価高を助長していくというふうに思います
00:47:00高市円安なのかどうかは分かりませんけれども
00:47:06しっかりそのマーケットの動きは中止をしてまいります
00:47:10高市さんが総裁に決まった直後から最悪で10円安
00:47:16円安がもう本当に進んでいますけれども
00:47:19この円安と債権安はマーケットからの継承ということなのか
00:47:24寺島さんどう受け止めていますか
00:47:26要するに最も重要な財政の規律ということなんですけれども
00:47:29新規国債11兆6千億円というんですね
00:47:33歳入の6割を分かりやすく言うと借金ですよ
00:47:37借金で賄って進んでいっていいのかと
00:47:40そのうち8兆2千億円赤字国債
00:47:42日銀に丸投げにして走っているわけですよ
00:47:46次の世代にそれを押し付けていくことになるんですよと
00:47:49そこで我々は考えておかなきゃいけないことね
00:47:52高市さん自身が初心証明演説で言った
00:47:55成長率の範囲内で債務の成長率を抑えるというね
00:48:01それに該当しているんですかということについてですね
00:48:05資金権に応えてもらわないといけないと
00:48:08要するに去年よりも国債発行が5兆円多いわけですけども
00:48:137割以上増やしちゃっているわけですけど
00:48:15それが財政規律を既存していないか
00:48:17要するにですね
00:48:19例えばガソリンの暫定税率を廃止するという方向に向かってですね
00:48:24物価高対策が大事だという方向に
00:48:26国民の意識に向かっているわけだけども
00:48:28なぜ物価高なのかということは
00:48:30ここで繰り返しているように輸入インフレなんですよ
00:48:32それは円安化がもたらしているわけです
00:48:35ですから今155、6円になっているような円安状況だったら
00:48:39ガソリン暫定税率
00:48:40要するに仮にですね
00:48:41廃止してもね
00:48:42あっという間に円安の効果でもって
00:48:45おそらく買ってきますよと
00:48:46もう一点一つだけ言っておかないといけないのはですね
00:48:49成長分野に対して政府が支援するという流れが
00:48:52この財政を拡大していっているわけですけれども
00:48:55一見もっともらしく聞こえるけど
00:48:57企業セクターは何をするんですかと
00:48:59政府の助成とか補助ばっかりを期待するような
00:49:03経済界でいいんですかと
00:49:04ここを持ちこたえないとですね
00:49:06財政規律とか日本の底抜けにつながりますよということに
00:49:10そろそろ気がつかないといけない
00:49:12はい
00:49:12では同じく28日金曜日です
00:49:17私たち国民として享受する幸せをもらえないんだなと思って
00:49:25本当に悲しい判決だと思いました
00:49:28同性同士の結婚を認めない民法などの規定は
00:49:34憲法に違反しているとして
00:49:36同性のカップルらが国に賠償を求めた裁判
00:49:40この日東京公裁は
00:49:43同性婚を認めない規定を合憲とする判決を言い渡しました
00:49:48同種の訴訟ではすでに5つの公裁で
00:49:54違憲判決が出ていて
00:49:56合憲は今回は初めてです
00:49:58これまでの違憲判決では
00:50:01同性婚を認めないのは
00:50:03法の下の平等を定めた憲法14条などに
00:50:07違反するとの判断を示していましたが
00:50:10今回東京公裁は
00:50:12同性カップルらの関係性を公的に認める
00:50:16パートナーシップ制度の普及などを理由に
00:50:19法の下の平等に違反するとは言えないとしました
00:50:23高市総理の国会答弁をきっかけに
00:50:28冷え込んだ日中関係
00:50:29中国は軍国主義という言葉まで持ち出して
00:50:34国際社会で日本を非難するなど
00:50:38強硬姿勢をエスカレートさせています
00:50:40日中関係に改善の手立てはあるのでしょうか
00:50:442日間にわたって
00:50:50南アフリカヨハネスブルクで行われた
00:50:53G20サミット
00:50:54高市総理が各国首脳と親密な挨拶を交わす中
00:51:00注目されたのは
00:51:02中国李強首相との接触でした
00:51:05高市総理と李強首相との距離は
00:51:113メートルほど
00:51:12一瞬2人の視線があったようにも見えましたが
00:51:16結局言葉を交わすことはありませんでした
00:51:19高市総理の国会答弁をきっかけに
00:51:24一気に冷え込んだ日中関係
00:51:27中国は依然強硬な姿勢を崩しません
00:51:31日曜日行われた小泉防衛大臣による
00:51:37与那国島の自衛隊駐屯地視察
00:51:40台湾に最も近いこの島に
00:51:43ミサイル配備の計画があることについて
00:51:46中国側は
00:51:47こうした中国側の怒りはなぜなのか
00:52:05中国人民大学の王教授は
00:52:08高市総理が台湾有事と
00:52:11孫立危機事態を結びつけた点について
00:52:14日本当年用図案で表達詞彙
00:52:19入侵中国の借口
00:52:20一種痛苦的記憶
00:52:22你把台湾当時日本本土了吗
00:52:25为了寻找軍費增加武装化的借口
00:52:30所以让中国人憤怒的是这个四点
00:52:35マンモーは日本の生命線
00:52:421931年
00:52:45日本はマンシュの権益を維持できなければ
00:52:48国家存亡に関わるとして
00:52:50マンシュ事変に突入し
00:52:52日中の全面戦争へとつながりました
00:52:55今回中国政府は
00:53:01人民につらい記憶を植え付けた
00:53:04マンシュ事変と同じように
00:53:06日本が国家存立の危機だと位置付け
00:53:09再び戦争を仕掛けようとしているというのです
00:53:13さらに中国は国際社会を巻き込む動きも見せています
00:53:1921日国連のグテーレス事務総長に
00:53:23高市総理の発言を批判する書簡を送り
00:53:26台湾情勢に武力介入すれば
00:53:30侵略行為になると主張
00:53:32同じ日IAEAの理事会でも
00:53:37さらに日本が軍国主義の道に戻りかねないと付け加え
00:53:55一方的に非難したのです
00:54:00また中国国内では閲覧できないSNS上に
00:54:04旧日本軍の軍服を着た高市総理の風刺画などを
00:54:09頻繁に投稿したことも
00:54:10日本と軍国主義を結びつけ
00:54:13国際社会にアピールしようという
00:54:16中国側の意図が伺えます
00:54:18こうした中国の姿勢に専門家は
00:54:23日本は軍事大国化を目指していると
00:54:26そのような中国の政府が作った物語が
00:54:30国際社会にも広がってしまいやすいという
00:54:32状況があると思います
00:54:34さらに中国はこの状況に乗じる形で
00:54:39台湾は中国の一部なんだ
00:54:42それをしっかりと改めて強く訴えかける
00:54:47というようなことが必要なわけですね
00:54:50国際的にも今中国が非常に影響力を持っていると
00:54:54他の国々にも受け入れられている可能性があるんですね
00:54:57中国が国際社会に必要な発信を繰り返す中
00:55:03日本はどう対応したらいいのでしょうか
00:55:17前回、日中関係に大きな危機が訪れたのは
00:55:252012年、民主党政権による尖閣諸島の国有化が発端でした
00:55:31両国の首脳会談は行われず
00:55:37不買運動などによって
00:55:38日本経済は大きな打撃を受けることに
00:55:42事態が動いたのはおよそ2年半後
00:55:49安倍政権に代わった2014年
00:55:52ようやく首脳会談が実現したのです
00:55:56関係改善に向けて第一歩を記すことができたと
00:56:01そこに至るには中国とパイプを持つ福田康夫元総理が
00:56:07北京への訪問を重ね
00:56:09習主席と会談するなど
00:56:11さまざまな水面下の交渉がありました
00:56:14ひるがえって現在の日中の対立については
00:56:212012年の時はパイプがあったので
00:56:24日中関係正常化しましたけど
00:56:26今の状況だとどうもそうでもない
00:56:29ということが聞こえてきますが
00:56:30政治家のパイプもちろん大事ですけれども
00:56:32民間の圧力も感じているはずです
00:56:36中国の政府は
00:56:38海外にいる中国人たちも
00:56:40国内の中国人たちとつながって
00:56:43いろんな活動もしています
00:56:44それをある種恐れています
00:56:46そういう中でじゃあどうするか
00:56:49中国の顕在的な規模とかですね
00:56:52軍事力というのも考えると
00:56:55立ち打ちできない
00:56:56だからこそ日本は民主主義国として
00:57:00自分たちの平和戦後培ってきた
00:57:03自分たちの価値というのをしっかり示す必要があると思いますね
00:57:06強硬な姿勢を続ける隣国に対し
00:57:12日本ならではの戦略的な対応が求められます
00:57:17アコさんに伺ったら
00:57:24中国からのいろんな物語によって
00:57:27日本の中で分裂してはいけないよということを
00:57:30おっしゃっていたのが印象に残りましたが
00:57:32寺嶋さん解決の糸口どこにあると思いますか
00:57:36一番大事なのは日本はいかなる東アジアを作りたいのかということについて
00:57:42しっかりと自問自答する必要があるというか
00:57:44政治は説明力と行動力なんですよ
00:57:48日本はどういうアジアを作りたいと思っているんだと
00:57:50例えば平和構築に関してね
00:57:52東アジアの安全保障に関して
00:57:54日本はどういうプランとそのための行動をしているのかということが問われてくるわけですよ
00:58:00例えばね安全保障に対する対話の枠組みを拡大していくだとか
00:58:05アセアンの国々とよく連携しながらですね
00:58:07アジアの安全保障についてはこういう仕組みを作っていこうねというようなことを
00:58:11先頭に出てね旗振っているのかと
00:58:14一切ですね日中という関係の中で縮み上がっているような空気になっていく
00:58:18日本人として本当に知っておかないといけないのは
00:58:21前半にも僕は発言しましたけど
00:58:23米中の関係の力学を見抜く必要があるというかですね
00:58:27実はそのキッシンジャーの秘密外交とかニクソン法中なんてあたりからね
00:58:31米中の間での対話においてはですよ
00:58:34日本におけるアメリカの中流軍の意味について
00:58:37日本人は日本を守ってくれるためにいるんだぐらいの感覚でいるかもしれないけども
00:58:42瓶の二論というのがあってね
00:58:44日本軍国主義の復活を抑えるための瓶の二としてね
00:58:48東京首都圏にまで米軍基地が張り付いてるんですよというあたりの
00:58:52ニュアンスの会話が米中の間で繰り返されている
00:58:55だから日米安保にですね
00:58:56中国は正面切って反対しないみたいな
00:58:59日本人としてですね
00:59:01アメリカとの関係を冷静に再設計していくぐらいのことに
00:59:05向き合っていかないとですね
00:59:06東アジアの尊敬は得られないですね
00:59:09アジア諸国からの
00:59:10そうですね
00:59:11加藤さんは中国でもねコンサートなさっていますし
00:59:15この事態本当に身近に感じてらっしゃるんじゃないですか
00:59:18本当にショックですね
00:59:198月23日に私はハルビンで
00:59:23東北部の中国東北部のハルビンでコンサートをしました
00:59:27生まれ故郷です
00:59:28いろんな意味でそういう今何度風を読む中にはありましたけど
00:59:34戦争という傷跡がある中で
00:59:37新しい意味でフレンドシップを構築していくという意味でね
00:59:45その意志を持って言っているわけですけど
00:59:47皆さん今日は報道なかったですけど
00:59:50本当にね今親日的なんですよ
00:59:54中国の人たちって
00:59:55特に音楽は
00:59:57新しいね中国のポップスが出てきているところで
01:00:00その新しいポップミュージックをやっている人たちは
01:00:04やっぱり日本のポップミュージックをすごく聞いて育っている世代なんですね
01:00:09そうすると日本の音楽に対するリスペクトはすごく高いんです
01:00:12アニメと
01:00:13だから今残念なのはこのたった一言の発言で
01:00:20もうこんなに変わってしまうのっていう
01:00:23だから私たちちょっと冷静になりたい私たちもね
01:00:26音楽家いろんなコンサート浜崎あゆみさんのシャワー公演が中止になったりとか
01:00:33ゆずの中国公演が中止になったりとかしてます
01:00:36だからもうとても残念だからもう改めてその民間の中でのその交流活動はちゃんと続けていけるというような
01:00:46嬉しいですね
01:00:47チャンネルとの向き合い方
01:00:50三羽さんいかがでしょう
01:00:51そうですね今加藤さんにもお話ありましたように
01:00:54民間での文化交流っていうのがすごく大事だと思うんですよね
01:00:59ここ10年の間でも日本のアニメが中国で大ヒットしたりっていうことが報道されましたよね
01:01:05そういうその民間の交流っていうことを続けていくっていうこと
01:01:09私たちも中国のことをもっと知るべきだし
01:01:13中国の文化にももっと知るっていうことも大事だと思いますし
01:01:18それは相互理解だと思うんですよね
01:01:20決してその中国人と中国政府は一体ではない
01:01:25だから中国政府のやり方がいかにちょっとひどいものであったとしても
01:01:30中国人に対して増感情を向けない
01:01:33そういう私たちは交流できるんだっていうベースを
01:01:38今一度確認するべき時かなと思っています
01:01:43松原さんいかがでしょう
01:01:45そうですね2012年先ほどあった尖閣の問題の時は
01:01:48確かに関係改善されたと言われてますけど
01:01:51あれはあくまで首脳会談をするための外交の知恵を出したというだけであって
01:01:56だけというか頑張られたんでしょうか当時
01:01:59ただ尖閣国有化をめぐる対立というのは解消されたわけじゃないんですね今も
01:02:04だから当時中国の交戦が尖閣の周りに急増したと
01:02:09領海侵犯
01:02:11これは今も実は続いているわけですよ
01:02:14今回は台湾さらに最重要の台湾
01:02:19そして国力も中国はものすごく上がっている
01:02:21何らかのフェーズを尖閣時とは同じように上げてくる可能性があると思うんです
01:02:26そういう意味では新しい考え方とか知恵戦略が必要なんだろうというふうに思います
01:02:32本当に知恵が求められますね
01:02:34ではサンデーモーニング今朝このあたりで
01:02:37ご視聴ありがとうございました

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