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教育トランスクリプション
00:00:00おはようございます
00:00:1211月16日サンデーモーニングです
00:00:15高市政権の発足から間もなく1ヶ月を迎えます
00:00:19高い支持率でスタートしたんですけれども
00:00:22ここにきまして総理自身の国会答弁をめぐって
00:00:26中国との関係が急速に悪化しています
00:00:30このニュース、問題となっているのは7日の国会論戦
00:00:36キーワードは孫立危機事態です
00:00:39高市総理のある答弁に中国の外交官が
00:00:43物騒な言葉で猛反発しました
00:00:45勝手に突っ込んできたその汚い首は
00:00:51一瞬の躊躇もなく切ってやるしかない
00:00:53SNSにこう投稿したのは中国の中大阪総領事
00:01:00中国外務省も日本が内政に干渉したと抗議表明
00:01:06ことの発端は先週の国会での総理答弁です
00:01:12孫立危機事態、いわゆる限定した集団的自衛権の行使ですね
00:01:17これ以外の集団的自衛権の行使
00:01:20つまり限定のない集団的自衛権の行使は違憲である
00:01:24そういう考え方維持されていますか
00:01:26憲法上、我が国による武力の行使が給与されるのは
00:01:32いわゆる三要件を満たす場合の自衛の措置としての武力の行使に限られます
00:01:38その時々の内閣が恣意的に解釈できるようなものではないと思っております
00:01:45孫立危機事態とは日本が直接攻撃を受けていなくても
00:01:51密接な関係にある他国が攻撃された際に
00:01:55日本の孫立も脅かされ
00:01:56国民の生命などに明白な危険がある事態のこと
00:02:01攻撃を受けていない同盟国などが
00:02:05武力で反撃できる集団的自衛権を行使する要件です
00:02:09孫立危機事態について
00:02:13最初は従来の政府答弁を繰り返していた高市総理
00:02:17その後、去年の自民党総裁選で
00:02:22中国による台湾の海上封鎖が発生した場合
00:02:26孫立危機事態になるかもしれないと発言したことを指摘され
00:02:31台湾の海上封鎖が発生した状況下で
00:02:34どのような場合に孫立危機事態になるのかを問われると
00:02:38例えば台湾を完全に中国、北京政府の支配下に置くようなことのために
00:02:48どういう手段を使うか
00:02:50それがやはり戦艦を使って
00:02:52そして武力の行使も伴うものであれば
00:02:57これはどう考えても
00:02:59孫立危機事態になりうるケースであると私は考えます
00:03:05中国が台湾に対して武力を用いた場合は
00:03:10日本の孫立危機事態になりうるとして
00:03:13自衛隊が武力行使に踏み切る可能性を示す発言でした
00:03:17国会ではこの答弁について追及され
00:03:22これが事態認定されれば防衛出動です
00:03:26すなわち日本の国として戦争に入るということなんですよ
00:03:30戦争に入るという判断を
00:03:33これまでの内閣は公式には極めて慎重に判断して
00:03:41発言も慎んできたんです、撤回、取り消しはしないんです従来としての政府の立場を変えるものではございません。
00:03:52従来の政府見解と変わらないとして撤回はしませんでした
00:03:58しかし今回の発言の問題点についてこの人は
00:04:03台湾有事を巡る高市総理の孫立危機事態発言
00:04:10従来の政府見解と変わらないと主張していますが
00:04:14歴代政権はこういう場合は日本有事であるということは限定してこなかったですよね
00:04:24抑止力を高めるためにじゃあ何ができますかってことを
00:04:29全部言っちゃったら抑止力にも何もあらないわけ
00:04:32相手にこちらの手の内を明かすことになるとして
00:04:37孫立危機事態の線引きを曖昧にしてきた歴代政権
00:04:41台湾有事も念頭に自衛隊はアメリカ軍と共同訓練を実施してはいるものの
00:04:49そのアメリカでさえ具体的な対応を明言しない曖昧戦略を取っています
00:04:56国名地域名 事態状況を具体的にお話になった上で
00:05:06孫立危機事態に当たり得るということが言われている
00:05:09総理の言葉で国会の中での発言なんて極めて重いです
00:05:13最悪のケースというものを想定した答弁をいたしました
00:05:182021年に台湾有事は日本有事と主張した安倍元総理も
00:05:26総理在任中は具体的な発言をしていません
00:05:29今後ですね反省点としましては特定のケースを想定したことにつきまして
00:05:40この場で明言することは慎もうと思っております
00:05:44発言は撤回しなかったものの今後は明言を慎むと述べた高市総理
00:05:51わずか2週間前に首脳会談を行い
00:05:56日中関係の重要性を確認したのもつかの間
00:06:00中国側は日増しに批判を強めています
00:06:04金曜には中国外務省が国民に日本への渡航自粛を呼びかける事態となっています
00:06:29中国側が日本への渡航自粛を呼びかけるに至っていますが
00:06:36まずはこの孫立危機事態という言葉の意味も含めて
00:06:41経緯をおさらいしたいと思います
00:06:44ではおさらいをしますと
00:06:47この孫立危機事態ですが
00:06:49我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し
00:06:54これにより我が国の孫立が脅かされ
00:06:57国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される
00:07:03明白な危険がある事態のことを言います
00:07:06そして高市総理は7日
00:07:09中国による台湾の海上封鎖で
00:07:12戦艦を使って武力行使を伴うものであれば
00:07:15どう考えても孫立危機事態になり得ると答弁したんですね
00:07:19この発言を受けて
00:07:21中国側は悪質な発言と発言の撤回を要求しました
00:07:27大敵外務大臣はこれに対して
00:07:29撤回する必要はないと突っ跳ねています
00:07:32また日中双方が大使を呼びつけ
00:07:36抗議の応酬となる中
00:07:38中国側は14日
00:07:40日本への渡航自粛を国民に対して呼びかけ
00:07:43揺さぶりを強めました
00:07:44これを受けて木原官房長官は昨日です
00:07:48立場の違いがあるからこそ
00:07:51日中間の重層的な意思疎通が必要と述べて
00:07:54適切な対応を取るよう
00:07:56中国側に求めたことを明らかにしました
00:07:58そしてこの波紋が広がる問題の背景についてなんですけれども
00:08:03保守さんによりますと
00:08:05高市総理はですね
00:08:07午前3時の勉強会で
00:08:09もちろんこの孫立危機事態についてはご存知だったと思いますが
00:08:12さらに詳しく勉強したんだと
00:08:14その結果戦艦という官僚が使わない言葉を使って
00:08:20用意された答弁以上のことまで
00:08:23自らの見解を交えて踏み込んでしまったと
00:08:26中国にしてみれば
00:08:28APECで首脳会談に応じたのに
00:08:30メンツを潰された形だと解説しています
00:08:33発言は以前からの高市さんの持論ではあるんですけれども
00:08:37これまで日本政府がはっきりと言ってこなかった
00:08:41具体的な状況に
00:08:43総理という立場で踏み込んでしまった
00:08:46踏み越えてしまったということで
00:08:47ヒートアップを招いている状況です
00:08:50国益にも影響が出かねない
00:08:53具体的な動きへと今移行してきてしまってますけれども
00:08:56大塚さん今回の一連の動き
00:08:58どのように見ていらっしゃいますか
00:09:00はい今熊田さんおっしゃったように
00:09:03もともと損立危機事態十分ご存知だったと思いますけれども
00:09:09今一度安全保障問題についての取り組み方について
00:09:15認識を徹底していただく必要があると思いますね
00:09:19それはどういうことかというと
00:09:21安全保障問題の取り組みは
00:09:24極めて現実性を要求されますから
00:09:27例えば損立危機事態の定義とか考え方について
00:09:36あまり具体的限定的に言及することは
00:09:40結果として本当に何か起きた時に
00:09:46こちら側の対処が非常にしにくくなる状況を生み出す可能性もありますから
00:09:56ぜひそこの認識を徹底していただきたい
00:10:02その部分が足りなかったかもしれないなとは思います
00:10:06部位の中でも出てきましたけれども
00:10:10実際のこの損立危機事態の議論は10年前の安保国会で
00:10:14随分私も含めてやりましたけれども
00:10:17台湾有事とかホルムズ海峡の問題
00:10:22これは当時の安倍総理も関係閣僚も
00:10:26基本的にはですね
00:10:27過程の質問には答えないと
00:10:30これを徹底していらっしゃいましたので
00:10:33そこは今一度
00:10:35しっかり踏まえていただきたいと思います
00:10:39さっきの答弁の中で高市さんが
00:10:44例えばと言いましたけれども
00:10:46例えばはあり得ないんです
00:10:48安全保障問題には
00:10:50その現実性とともに
00:10:54やはり国際情勢の変化や軍事技術の進歩を考えると
00:10:58柔軟性も要求されるので
00:11:00その観点でもあまり限定的
00:11:03具体的に言及するべきではないと思います
00:11:07松原さんはどう見ていますか
00:11:09そうですね
00:11:10私もあれ聞いてて
00:11:11戦艦という言葉を使われた時に
00:11:13戦艦大和じゃあるまいし
00:11:15もう使ってないよねと
00:11:16ちょっと正直驚いたというか
00:11:18だからその言葉を見てもですね
00:11:20やっぱり練った上での発言ではなかったんだろうなと
00:11:23しかも今出たように
00:11:25手の血をさらけ出すということは
00:11:27明かすことは安全保障上得策ではないし
00:11:30安倍さんも麻生さんも
00:11:31勇ましいことというか
00:11:32踏み込んだ発言をしているのは
00:11:33総理退任後なんですね
00:11:35現職離れた後なんですね
00:11:36そういう意味でも
00:11:38ぜひ日中ともにクールダウン
00:11:41本当に
00:11:41してほしいと思いますが
00:11:43私は高市さんがですね
00:11:45やはり就任されて
00:11:46強さとか力強さを
00:11:48初心表明でも何回も使われて
00:11:51全面出されてきたということとも
00:11:53私は無縁ではないと思うんです
00:11:54今回の発言は
00:11:55例えば高市さん
00:11:57本当に大きな死後を好まれるというか
00:11:59その安全保障でいうと
00:12:01例えば健康医療安全保障とか
00:12:03生活の安全保障とか
00:12:05いろんなところで安全保障を
00:12:07使ってくるわけですね
00:12:08大きな言葉を
00:12:10そして経済でも
00:12:11明らかに私は個人より企業
00:12:14労働者より企業の方を
00:12:16向いている政策に見えるんですね
00:12:18例えば
00:12:18最低地域目標
00:12:20事実上この前撤回されたり
00:12:21あるいは労働時間の規制緩和
00:12:24これを検討しろと言ったりですね
00:12:25そういうことからも
00:12:26私は感じられるんです
00:12:27つまり何が言いたいかというと
00:12:29個人と国家とか
00:12:30個人と企業で言えば
00:12:32高市さん明らかに
00:12:33大きな死後の方を向いていて
00:12:35個人という小さな死後の方に
00:12:38どれだけ思いが
00:12:38至っているんだろうかと
00:12:40一人一人の命という意味でも
00:12:41そういう意味でも
00:12:41今回の有事
00:12:43台湾有事の発言もですね
00:12:45その小さな死後に
00:12:47本当に思いが至っているんだろうかと
00:12:49もし戦争が起きた場合のという
00:12:50私はどうしても
00:12:52それを感じてしまうんですね
00:12:53ぜひこれから私は本当に
00:12:55バランスを取った政策を
00:12:57取ってほしいというふうに思います
00:12:59続いては
00:13:02先週の放送中に飛び込んできました
00:13:05NHK党の
00:13:06橘隆容疑者逮捕についてです
00:13:09杉浦さんから
00:13:10逮捕された橘容疑者
00:13:14直接の容疑は
00:13:15元兵庫県議に対する
00:13:17名誉毀損ですが
00:13:19元県議を絶望にまで追い詰めたのは
00:13:21ネット用語で
00:13:23犬笛と呼ばれる行為だといいます
00:13:25ドバイを訪れ
00:13:35その様子を配信していた
00:13:37橘隆容疑者
00:13:38その11日後
00:13:41立花容疑者逮捕
00:13:46容疑は元兵庫県議
00:13:49竹内秀明さんに対する
00:13:51名誉毀損でした
00:13:52兵庫県斉藤知事の
00:13:57パワハラ疑惑を調べる
00:13:58百条委員会のメンバーとして
00:14:00知事を厳しく追及していた
00:14:02竹内さん
00:14:03ご自身は今でもパワラはお認めにならないんですか
00:14:08去年の兵庫知事選
00:14:11立候補した立花容疑者は
00:14:14竹内さんが
00:14:15知事を貶めた主犯格などとする動画を
00:14:18引用し発言するなど
00:14:20攻撃を始めます
00:14:21街頭演説でも
00:14:25警察の取り調べを受けているのは
00:14:28多分間違いないなどと発言
00:14:30さらに、ことし1月竹内さんは亡くなりますが立花容疑者はその死の直後にもこうした一連の発言が竹内さんの名誉を傷つけたとして今回逮捕されたのです
00:14:54ただ、竹内さんを追い込んだのは立花容疑者1人の発信だけではありませんでした
00:15:01ありとあらゆる方向から夫を非難する言葉とともに
00:15:08人格を否定し
00:15:09夫を一方的に攻め立てる攻撃が
00:15:12名のように降り注ぎました
00:15:14立花氏の発信で黒幕とされた夫は
00:15:18人々の憎悪の対象に
00:15:20悪意を向ける標的とされました
00:15:22扇動される形で
00:15:26匿名の人々による
00:15:27SNSの誹謗中傷が激化
00:15:30絶望の中に追い込まれたといいます
00:15:33実は立花容疑者のSNS発信で
00:15:38扇動された人々による被害は
00:15:41竹内さん以外にも
00:15:42バカだったんだなと単純に反省しています
00:15:47こう語るのは
00:15:49かつて立花容疑者と同じ政党に属し
00:15:53公認党首にもなった
00:15:54みんなで作る党の大津彩香さんです
00:15:57その後、田元を分かち
00:16:01立花容疑者による攻撃が続いたといいます
00:16:04自らの手を汚さずに
00:16:08そういった支持者たちに呼びかけることによって
00:16:11犯行を行わせる
00:16:14何が起こるかということを
00:16:15立花さんは分かった上で
00:16:17犬笛を吹いて
00:16:19重傷をさらしたりしているということだと
00:16:21大津さんが指摘する
00:16:26立花容疑者の犬笛とは
00:16:28犬笛は犬の訓練に使う
00:16:35人に聞こえないような高音を出す笛
00:16:39転じてネット空間では
00:16:41真意を隠し
00:16:43特定の集団のみに理解させ
00:16:45誘導する行為で
00:16:46個人情報をさらすことも含まれます
00:16:493ヶ月間立花容疑者の近くで活動し
00:16:55その後立花容疑者から
00:16:57犬笛の被害に遭った大津彩香さん
00:17:00私は後人であるし
00:17:02攻撃しても罪に問われないから
00:17:05どんどん動画を作れと
00:17:07誹謗中傷が収益になるということを
00:17:09立花さんは分かった上で
00:17:10呼びかけていたということが
00:17:12デマが拡散する理由の一つであると思います
00:17:16さらに大津さんと行動を
00:17:20共にしていた男性にも
00:17:21被害が及びます
00:17:23みんなで作る等のボランティアスタッフだった
00:17:36岩井清高さん
00:17:38立花容疑者は
00:17:40岩井さんの住所もSNSにさらし
00:17:43攻撃対象に
00:17:44岩井さんは
00:17:47立花容疑者の犬笛に
00:17:49煽動された人々による
00:17:51誹謗中傷の的となり
00:17:53今年4月
00:17:54自ら命を絶ちました
00:17:56遺書には
00:17:58私が死を選んだ
00:18:01選ばざるを得なかった
00:18:03最大の理由は
00:18:04立花隆です
00:18:05住所をXで公開し
00:18:08いわゆる犬笛を吹いた
00:18:11犬笛で煽動された人々による
00:18:15誹謗中傷の被害
00:18:16立花容疑者の逮捕後
00:18:19竹内元県議の妻は
00:18:21こういった名誉毀損の誹謗中傷これまででしたら考えられなかったようなことがやっぱり次々と起こってこれ以上の犠牲を生まれてほしくない誹謗中傷で奪われる命そうした悲劇を防ぐことはできるのでしょうか
00:18:44では橘容疑者の逮捕について改めていきさつをおさらいしたいと思います
00:18:50橘隆容疑者は元兵庫県議への虚偽発言で名誉毀損の疑いで逮捕されました
00:18:58当初橘容疑者は発言には真実相当性があったと説明していました
00:19:05発言を事実と信じる根拠があったという意味です
00:19:08しかしその後一転代理人が真実相当性を争わないつまり自らの虚偽発言を認め遺族に対して示談を希望する意向を示しました
00:19:20ただ遺族側は受け入れられないとしています
00:19:24逮捕は名誉毀損に対するものですが問題は発言をきっかけにネット空間で引き起こす犬笛行為にもあります
00:19:33犬笛とは攻撃しろなどと直接的に呼びかけなくても見た人が行動に移してしまうような投稿のこと
00:19:41取り締まりは難しいとされています
00:19:44今回の事件で被害者側を担当する石森弁護士は直接指示を出していないため意図の立証が難しい
00:19:53被害と指示の因果関係が曖昧で責任追及が難しい
00:19:58表現の自由との線引きが難しく安易に規制できないと指摘しています
00:20:04規制には慎重であるにせよ人の尊厳や命を踏みにじるような誹謗中傷デマが公然と拡散されてそれが誰も止められないというのはどう考えてもおかしな事態だと思うんですね
00:20:20何かしらの対策は必要だと思うんですけど濱田さんどう考えますか
00:20:25前場さんがおっしゃったように政治活動の自由とか表現の自由って守られる権利だと思うんですけども
00:20:31まさに人権を侵害したり誰かの命を危険にさらすということが許されていいのかということを考えなくてはいけないということと
00:20:39やはり部員にもありましたけども立花容疑者一人が言っただけではそこまで追い詰められないわけですよね
00:20:45それを拡散し同調して攻撃する人がいるとこれをどういうふうに考えればいいのか
00:20:51情報汚染の誰が情報汚染を引き起こしているのかという時に結構やっぱり無自覚にやっている人
00:20:58もちろんかなり彼にシンパシーを感じてやっている人もいると思いますけども
00:21:03面白半分でやっている人もいればもっと深刻なのは全員の第三者
00:21:08彼が正しいことを言っているんだみたいに信じた人もいると思いますし
00:21:12今起きていることはヘイトとか誹謗中傷がビジネス化しているということも挙げられますよね
00:21:17切り抜き動画とかによって収益が上がるようになってきて
00:21:19その場合に私はプラットフォーム側の責任というのもすごく大きいと思ってまして
00:21:24今国でもプラットフォーム側の規制について議論が進んでますけども
00:21:27今プラットフォーム事業者に対して自主規制をしてくださいと言っているんですけども
00:21:32少なくとも誰かに対しての誹謗中傷などに対しては収益化を止める
00:21:37表現の自由まではなかなか難しいにしても収益化をさせないというだけで
00:21:43かなりの規制になるんじゃないかと思います
00:21:44中村さんいかがでしょう
00:21:47浜田さんがおっしゃった通りで
00:21:52そもそも名誉毀損は裁かれるべきであるとは思うんですけれども
00:21:56プラットフォーム側が変わるしかないかなというのを思っています
00:22:00それがたとえ名誉毀損に当たろうとも
00:22:07誹謗中傷すれば注目が集まり儲かるという構造が
00:22:12まずそもそも一つ変えなければいけないところと
00:22:14もう一つはエコーチェンバーというふうに言われたりもしますけれども
00:22:18自分の都合のいいものができるだけタイムラインに多く流れるようになっている
00:22:24そのアルゴリズムによって立花が言っていることが正しい真実であるって思い込むように
00:22:30プラットフォームの構造としてなっている
00:22:32それを変えるべきだなというのが思っています
00:22:35ドイツにネットワーク執行法というものがありまして
00:22:40それによってヘイトスピーチに当たり得るものは
00:22:44扇動も含めて24時間以内に削除しなきゃいけないという法律があったりもして
00:22:50その表現の自由とのバランスを取りながら
00:22:53そういったヘイトスピーチに直結するものを規制するということも
00:22:56考えられるんじゃないかなとは思っています
00:22:58もう具体的に動き出さないといけない状況まで来ていると思います
00:23:02続いては支持者離れが加速しているといわれる
00:23:07アメリカのトランプ大統領についてです
00:23:09中西さんから
00:23:10トランプ大統領が打ち出した相互関税による物価高が
00:23:16市民生活を直撃し
00:23:18政権支持率が2期目として最低となりました
00:23:21さらにあのスキャンダルの再燃で
00:23:25岩盤支持層の離反も起き始めています
00:23:28日曜日
00:23:35トランプ大統領が専用機で駆けつけたのは
00:23:38アメリカンフットボールの試合
00:23:41挨拶に立ったトランプ氏に激しいブーイングが浴びせられます
00:23:59実は今トランプ大統領の支持率は
00:24:042期目で最低となるなど逆風が強まっているのです
00:24:08一体なぜなのでしょうか
00:24:10理由の一つは物価高
00:24:14トランプ大統領の目玉政策
00:24:17追加関税に伴う輸入品の値上がりで
00:24:20さまざまな物の値段が上がっているのです
00:24:23この関税政策をめぐっては
00:24:36そもそも憲法違反だとして訴訟が起こされています
00:24:39すでに複数の下級審で敗訴していて
00:24:44現在審理中の最高裁でも
00:24:47違憲判決が出される可能性が高いとみられているのです
00:24:51この状況にトランプ大統領は
00:25:07その上で関税収入の配当として
00:25:10中低所得の国民に2000ドルを配ると
00:25:13突然言い出したのです
00:25:15なりふり構わぬばらまきによって
00:25:20関税に対する国民の不満を
00:25:22沈めたい狙いが透けて見えますが
00:25:25そうこうするうちに
00:25:26今度はあのスキャンダルが再燃しました
00:25:29世界中のセレブと親交を持ち
00:25:44多数の少女の性的人身取引を取り仕切ってきたとされる
00:25:48エプスタイン元被告をめぐる疑惑
00:25:51水曜日、民主党議員が公開した
00:25:55エプスタイン氏のメールの履歴に
00:25:58トランプ氏が人身取引の被害者の女性と
00:26:01エプスタイン氏の邸宅で
00:26:04数時間一緒に過ごしたことなどが記されていたのです
00:26:08一緒に過ごしたがどういう意味なのかは
00:26:13明確にされていません
00:26:14こうした疑惑が深まる中
00:26:19エプスタイン氏の捜査資料の公開を求める声は
00:26:23トランプ氏の岩盤支持層からも
00:26:26会員は司法省が保有する
00:26:39エプスタイン文書を公開させる法案の採決を
00:26:43今週にも行う予定ですが
00:26:45トランプ氏への逆風は
00:27:00どこまで強まるのでしょうか
00:27:02トランプ氏を取り巻く今の状況
00:27:07さらに詳しく見ていきましょうか
00:27:09はい
00:27:092019年に多数の少女に対する
00:27:13性的な目的での人身取引の罪で起訴され
00:27:17交流中に死亡した不合のエプスタイン元被告
00:27:21死因について司法省は
00:27:24自殺と断定しましたが
00:27:27トランプ氏を含む世界中のセレブとの
00:27:29親交を持っていたことから
00:27:31少女回春の顧客リストがあり
00:27:33口封じのために殺された
00:27:36背景に闇の政府ディープステートがいる
00:27:40などの陰謀論が根強く存在しているんです
00:27:43トランプ氏は大統領選挙中は
00:27:46捜査資料の公開を前向きに検討すると
00:27:49発言していたんですが
00:27:51大統領に就任すると
00:27:53まだエプスタイン氏の話をしているのかなどと
00:27:57公開に後ろ向きな姿勢に転じました
00:27:59この表現ぶりに岩盤支持層であるマガハも反発
00:28:05関税政策などへの不満も相まって
00:28:08最新の世論調査では2期目で最低を記録しました
00:28:12トランプ氏は14日
00:28:14牛肉、コーヒー豆、バナナなど一部の農産品を
00:28:19相互関税の対象から外すと発表するなど
00:28:22看板政策の軌道修正を迫られています
00:28:25これまでやってきた政策などの
00:28:29当然の結果とも見えるんですけど
00:28:31大塚さんはどこに注目されますか
00:28:332000ドルの減税を急に言い出したと
00:28:38これは関税政策が
00:28:42トランプさんが想定した効果を
00:28:45上げていないということの証拠ですね
00:28:48その一方でインフレになって自分の支持層が離反しているので
00:28:53慌てて関税収入がこれだけあって
00:28:56それは皆さんにも恩恵が及びますよということを
00:28:59こじつけで理解させようとしているわけなんですが
00:29:03そもそもベースにある
00:29:05アメリカの巨大市場バックにした関税政策で
00:29:10中国が言うことを聞くと思っていたら
00:29:13むしろ中国は報告関税とかですね
00:29:17迂回輸出とか
00:29:18さらには彼らが権益を持っているレアアースとか
00:29:23気象資源の輸出規制で
00:29:26カウンターを追ってきて
00:29:27そっちの方が効果があると
00:29:29だからもうそのトランプ政権が
00:29:32スタートダッシュで
00:29:34頼りにした関税政策の
00:29:37ベースが崩れ始めていると
00:29:40そういうことに対する焦りに今のエプサイン問題も
00:29:44出てきているとこういうことだと思います
00:29:46中村さんどこを注目していらっしゃいますか
00:29:49そうですね
00:29:50先進国において
00:29:51関税の過度な強化が
00:29:53自国を豊かにするというのは
00:29:55経済的に証明されていないので
00:29:57当然の結果かなというふうに思っています
00:30:00日本がどうあるべきかというのを考えたときに
00:30:04もちろん米国との二国交渉というのは進めつつも
00:30:08多国間交渉によって
00:30:11自由な貿易が一番
00:30:15自国が豊かになることにもつながるよという
00:30:18そういったポジションを
00:30:20保険的に取っておくというのが
00:30:23重要かなというふうに思っています
00:30:24松原さんどうでしょう
00:30:27そうですね
00:30:27エプサイン問題がトランプ氏にとって痛いのは
00:30:30エプサイン問題はディープステートは闇の政府が関わっているんだと
00:30:34トランプ氏とかマガハが散々民主党を批判することで
00:30:38使ってきたわけですね
00:30:40ところがなんだトランプ氏も闇の政府が似たのかということになっちゃうと
00:30:44逆転しちゃうわけですよね
00:30:46それでかなり支持者離れが起きるんじゃないか
00:30:48そして完全の裁判もこれまでトランプ政権
00:30:52ご存じのようにというかいっぱい裁判を起こされているわけですね
00:30:55一審二審はだいたい勝率が4割ぐらい
00:30:58ところが最高裁になると9割以上勝っているんです
00:31:02トランプ氏側がですよ
00:31:03ところが今回関税はさすがに議会の宣言事項でしょということで
00:31:08さすがに今回一審判決が出るんじゃないかと見方が出ている
00:31:11さらに最もトランプ氏にとって痛いのは
00:31:14ようやくかもしれませんが
00:31:16消費者がぶっかたか関税のせいじゃないかということを
00:31:21気づき始めているわけですね
00:31:22バイデン政権のインフレを批判して大統領に帰りたいというわけですから
00:31:26今ブーメランのようにそれが跳ね返ってきていると
00:31:29しかも民主党側はニューヨークのマブダニ氏のように
00:31:31スターが実は他にも出てき始めているわけですね
00:31:34明らかに就任から10ヶ月ぐらいで
00:31:38勢いに陰りが出てきていると
00:31:40トランプ氏のと言ってもいいんじゃないでしょうか
00:31:42ちょっとまだ目が離せない状況が続いています
00:31:45それではこの1週間振り返っていきたいと思います
00:31:4811月10日月曜日です
00:31:52自民党の鈴木幹事長がこの日
00:32:07今の国会で具体的な結論まで得るのは難しいとの考えを示したのは
00:32:13議員定数の削減問題
00:32:15衆院議員の1割削減をめぐっては
00:32:21自民と維新が今国会中に法案を提出し
00:32:25成立を目指すことを連立合意の文書に明記していて
00:32:29維新側は絶対条件と強調していました
00:32:33鈴木幹事長はこの方針に変わりはないとした上で
00:32:39意見が異なる各党とも議論する必要性を指摘
00:32:43水曜日には立憲民主党と会談し
00:32:48与野党で議論していくことで一致しました
00:32:51自民党内には定数削減を議論するなら選挙制度の在り方も考える必要があるとの慎重論もあります
00:33:02こうした状況を受け維新の藤田共同代表は
00:33:09合意文書は一緒に出すというのは約束で明記されているので
00:33:14それは信頼関係がガタガタと崩れますよね一緒に出せないと
00:33:20法案がまだ出てくる前に何か後ろ向きなことを言ってごちゃごちゃごちゃごちゃ言うのは
00:33:25どういうつもりで言ってらっしゃるのかちょっとよくわからないんですけれども
00:33:29私たちも丁寧に自民党にも呼びかけたり説明をしたいというふうに思います
00:33:34ちょっと思い出してほしいのはこの話っていうのは企業団体献金の禁止に変わって
00:33:41唐突に出てきた感が否めなかったと思うんですけども
00:33:45あとそもそも議員定数の削減というのは賛否分かれる議論です議題です
00:33:51どうご覧になっているのか中村さんどうでしょう
00:33:54そうですねそのコスト削減というある種建前を置いているということだとは思うんですけれども
00:34:02国民の不満ってもともと議員の数ではなくて資金使徒の不透明性だったと思うんです
00:34:09そこに対して論点のすり替えでやるというのが
00:34:12まずそもそもちょっと違うかなというのを思っているというのと
00:34:16実際議員定数の削減が起きたときに比例代表を削減することによって
00:34:22少数の政党の力を削がれると
00:34:25それによって自民維新の構造が強化されますし
00:34:29例えば地方の議員の方がより少なくなっていく
00:34:34そうすると私京都に本社を置いてますけれども
00:34:38やっぱり地方って結局日本のマジョリティではあるんですよね
00:34:41その声が減っていくというのは
00:34:43本当に民意が反映された形になるのかというのは
00:34:46すごく疑問に思っています
00:34:48同じく10日の月曜日です
00:34:52路上でインタビューをしていたユーチューバーの男性
00:34:58その時
00:34:59強音とともに後ろの建物がオレンジ色に染まります
00:35:07この日インドの首都ニューデリーにある世界遺産赤い城の近くで爆発が発生
00:35:15これまでに13人の死亡が確認されました
00:35:18走行中の車が突然爆発したとみられていますが
00:35:25インド政府はテロ事件と断定しています
00:35:28現地メディアによれば爆発した車を運転していた男は
00:35:34インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方出身の医師とみられ
00:35:39他にも複数の人物が関与して同時多発テロが計画されていた疑いもあるということです
00:35:47これまだテロの動機や背景は解明されていないんですが
00:35:52濱田さんインドにも取材に行かれたということで
00:35:55去年の12月にインドに取材に行った時にびっくりしたのが
00:35:59ホテルに入る時の検査がすごい厳重なんですね
00:36:03例えば車なんかもボンネットを開けて下を全部チェックして
00:36:06荷物も全部検査機を通さなきゃいけない
00:36:09なんでこんな厳しいんですかって聞いたら
00:36:11やっぱり2008年にムンバイでインドの同時多発テロというのがあって
00:36:15160人以上が亡くなったという
00:36:17そのテロの記憶が皆さんに生まろしくあるのと
00:36:20やっぱりいまだにいろんなところでこういった小さな
00:36:25今回大規模ですけどもやっぱりテロの予兆などもあると
00:36:28今回の特徴としては医師とかITエンジニアというような
00:36:33少しこれまでのテロの首謀者とは違った職業の人
00:36:37いわゆるホワイトカラーの過激派が関わっているのではないかということと
00:36:41結構やっぱり海外からの指令を受けていたりとかして
00:36:44組織的に大規模であった可能性があるということと
00:36:47歴史的な建物でやっているということで
00:36:50内外に対して強いメッセージを発する
00:36:52そういった動機があったんじゃないかと言われています
00:36:55今回の背景についても考えられることが2つぐらいあると思うんですけども
00:37:00そもそもインドとパキスタンで国境紛争をしていて
00:37:04武装勢力がかなり活発になってきているということと
00:37:07もう一つ私もインドにって感じたのは
00:37:09かなりやっぱり宗教間の対立が日々かなり緊張関係を生んでいる
00:37:14例えばD政権によってヒンドゥ市場主義というのを今やっていて
00:37:18ムスリムの方に対して迫害とか差別が非常に強まっているんですね
00:37:22なのでイスラム教徒の人たちの不満が高まっていると
00:37:25こういった現状もあると思います
00:37:27では11月11日火曜日です
00:37:32世界中駆け巡ってきたからね
00:37:37戦場から戦場へ
00:37:39俳優の中田井達也さんが亡くなったことがこの日分かりました
00:37:4592歳でした
00:37:47中田井さんは26歳の時
00:37:52小林正樹監督の人間の条件で主役に抜擢されて人気俳優となり
00:37:59その後も多くの名監督の下で活躍しました
00:38:02カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した黒沢明監督の影武者では
00:38:10武田信玄とその影武者の2役を演じています
00:38:14若手の指導にも力を入れ
00:38:19自身が立ち上げた無名塾からは役所工事さんらを輩出しました
00:38:24最後の舞台となったのはことし6月
00:38:29反戦をテーマにした演劇でした
00:38:32役者活動を支えたのは子供の頃の戦争体験だったといいます
00:38:39毎日毎日大空襲で逃げ回った世代ですから
00:38:47戦争反対のために芝居を作り映画にも出てという私の人生ですから
00:38:58常に戦争反対です
00:39:03今世界中を見渡しても
00:39:07権力者が強いと
00:39:10大衆はですね
00:39:13そっちについていく傾向があるような気がしてならない
00:39:19国を守るためにって言われると
00:39:24そうかなと思って
00:39:26みんなその権力者の後に
00:39:29ついていっちゃうのかもしれませんけれども
00:39:32最後に戦争反対ということを唱えて死んでいきたいですね
00:39:41はい
00:39:42戦争を経験していない世代に反戦を伝えたいという使命感のようなものを本当に強く持っていらしたなと感じますが
00:39:55松原さんいかがでしょうか
00:39:57実は今戦争をめぐるあるドキュメンタリーが私も参加して今制作中で
00:40:02中谷さんにぜひお話を伺いたいと思って
00:40:05いろいろ申し込んでいたその矢先の不法で正直驚きました
00:40:09中谷さん東京大空襲の体験前場さんにも語っていらっしゃった
00:40:13あれは本当に80歳を超えてからだそうなんですね
00:40:17そして90歳を過ぎてから空襲の保障を求める人々の運動にも賛同を示されていて
00:40:24じゃあなぜ90歳を超えてからということについて
00:40:27中谷さん自分も90歳を超えて空襲で被害を受けた方と同じように
00:40:31命ある間にこれだけやっておきたいという切実な思いからなんだというような趣旨のことを語っていらっしゃるんですね
00:40:39舞台はもちろん本当に最後まで自分の大切に思うものと
00:40:42本当に向き合ってこられたんだなということを思います
00:40:46本当に我々私たち今時代を体現された方をまた一人失ってしまったと
00:40:51本当に残念ですね
00:40:52自民党と日本維新の会はこの日OTC類似薬の保険適用の見直しについて
00:41:07年内に結論を出すことで合意しました
00:41:11OTC類似薬とは病院で処方される薬のうち成分が市販薬とほぼ同じのものです
00:41:21こうした薬を医療保険の対象外とすることで
00:41:26保険料で賄う医療費を抑制する狙いがありますが
00:41:30患者の自己負担は増えることになります
00:41:33病院で処方されている薬のうちどんな薬が全額自己負担となるのか
00:41:40医療費の抑制にはどの程度の効果があるのかなど
00:41:43手作りフリップで見ていきましょう
00:41:45杉浦さん
00:41:46はい 見直しの議論となっているOTC類似薬
00:41:51そもそもOTCとはオーバーザカウンター
00:41:55つまりカウンター越しという意味で
00:42:00薬局やドラッグストアで手軽に購入できることを指しています
00:42:04ここから薬局などで買える市販薬は
00:42:08OTC医薬品と呼ばれるようになりました
00:42:13一方 こうした市販薬とほぼ同じ成分ではあるけれども
00:42:18医療用医薬品に分類されるものを
00:42:22OTC類似薬と呼ばれています
00:42:25ここの保険適用を外すかどうかが
00:42:29今 議論になっているんです
00:42:31具体的なOTC類似薬を挙げますと
00:42:35ロキソニンの名前で知られる痛み止め
00:42:40アレグラなどの花粉症の薬
00:42:44PL下流などの風邪薬などがあります
00:42:48一方でタミフルや高血圧の薬は
00:42:51OTC類似薬ではありません
00:42:53さて 日本で使用される主な薬は
00:42:57およそ3万品目あるとされていて
00:43:01このうちおよそ7000がOTC類似薬です
00:43:04日本総研の成瀬さんによると
00:43:08その市場規模は1兆円
00:43:12全体の8%ほどを占めます
00:43:16仮にこのOTC類似薬に
00:43:19保険適用がなくなった場合
00:43:22保険料などおよそ8500億円の削減効果があるといいますが
00:43:28一方で病院に行った時の薬の値段は高くなります
00:43:32今OTC類似薬は保険適用なので
00:43:35薬の自己負担は1割から3割で済みます
00:43:39厚生労働省の資料から試算しますと
00:43:44痛み止めは3割負担だと36.4円ですが
00:43:50保険適用から外れるとおよそ121円になります
00:43:54花粉症の薬は87.4円からとなっていますが
00:44:00保険適用から外れると291円からに
00:44:04風邪薬は46.8円からとなっていますが
00:44:10保険適用から外れると156円からになります
00:44:14それでもほぼ同じ成分の市販薬よりは
00:44:18安くなるとされています
00:44:19OTC類似薬は保険適用なので
00:44:23病院で処方箋を出してもらったら
00:44:26安く手に入ることから
00:44:28軽症でも病院にかかる人が多くなっている可能性や
00:44:34中には必要以上の薬をもらう人もいて
00:44:37医療費が膨れ上がっているのではないかという
00:44:40指摘が出ているんです
00:44:41実際日本の医療費は高齢化に伴って増え続け
00:44:462024年度は48兆円と過去最高を記録しました
00:44:52ここに現役世代の保険料の負担が大きくのしかかっているんです
00:44:57政府は子どもや慢性疾患を抱えている人
00:45:04低所得者への配慮が必要としていますが
00:45:07厚生労働省の諮問機関は年末までに結論を得るように議論しています
00:45:12医療費削減と患者負担のバランスの取れた制度になるのでしょうか
00:45:21以上です
00:45:21医療費を抑制しないと保険料に跳ね返ってきますからね
00:45:26何かしらは削りたい
00:45:28とはいえ、この物価高の中
00:45:30日常的に使う薬まで値上がりするのかと考えると
00:45:35負担感も感じてしまう
00:45:36大塚さん、今回の議論はどうご覧になりますか
00:45:39若い人たちの保険料が上がっちゃうという
00:45:43この理屈が割とうまく使われているような気がするんですが
00:45:50さっき説明していただいたロキソニンとか花粉症とか風邪薬
00:45:54これは子育て世代も含めて若い人たちも使うわけですから
00:45:58本当にこのお弟子類似薬を全面的に検定境外にして
00:46:06若い人たちの負担が減るのかということは
00:46:08これはそういう言葉ではなくてですね
00:46:11データで検証してちゃんと説明をする必要があると思います
00:46:16その上でですね
00:46:18実際に若い人たちはほとんど使ってないけれども
00:46:22このOTC類似薬で大量に処方されているものがあればですね
00:46:27これは調整していく必要があると思いますけれども
00:46:30いずれにしても一般論ではなくて
00:46:33データで検証を説明した上で
00:46:36進めていただきたいなと思います
00:46:38そうですね
00:46:38では同じく11月12日水曜日です
00:46:43この日逮捕されたのは警視庁暴力団対策課の警部補
00:46:51神保大輔容疑者は
00:46:53女性をスカウトして風俗店に違法に圧戦していたグループの摘発で
00:46:58捜査情報をグループ側に漏えいした疑いが持たれています
00:47:02関連は分かっていませんが
00:47:07警視庁がメンバーの1人を逮捕しようとした直前に
00:47:11逃亡されたケースもあったといいます
00:47:13警視庁は神保容疑者の自宅から現金900万円を押収
00:47:21捜査情報の漏えいの見返りに受け取った可能性もあるとみて
00:47:26調べています
00:47:27警察の不祥事ですけれども
00:47:29濱田さんどこに注目されますか
00:47:31もちろんどんな事件でも捜査情報を漏らすというのはあり得ない
00:47:35許されないことなんですけれども
00:47:36今回私は悪質だなと思うのが
00:47:38このスカウトグループというのは
00:47:40女性を違法に風俗店に圧戦して
00:47:42見返りに年間で44億円ぐらい得ているんですよね
00:47:46それだけ大規模な管理賠償をやっているわけです
00:47:49結局その捜査情報を漏らすことによって
00:47:52逃亡した可能性もあるわけですけれども
00:47:54やっぱりそういったスカウト
00:47:56今その悪質なスカウトというのが
00:47:586月に不営法も改正されて
00:48:00スカウトバックも禁止になっているわけですよね
00:48:03その背景には悪質ホスト問題とか
00:48:06さまざまな女性を食い物にするビジネスというのがあるというのがあって
00:48:10結局捜査情報を漏らすことによって
00:48:13こういった違法な組織を温存させてしまう
00:48:15そして女性たちをさらに命の危険に
00:48:19さらしい製作種をやっぱり温存させてしまうという
00:48:22私はすごくそこが今回悪質だなと思いました
00:48:25はい
00:48:25では11月14日金曜日です
00:48:30海を泳ぐクマに
00:48:39滑走路に向かって走っていくクマ
00:48:44そしてこちらは柿の木に登ったところ
00:48:48イノシシ用の罠が前足に引っかかり
00:48:52木から降りられなくなったというクマ
00:48:54この1週間も各地でクマの出没が相次ぐ中
00:49:00この日政府がまとめたのは
00:49:02クマの被害を防ぐ対策パッケージ
00:49:05警察官にライフル銃を持たせて駆除するほか
00:49:10警察OBや自衛隊OBなどから
00:49:13駆除にあたる人材の確保を目指すといいます
00:49:19またクマが島民から目覚めたばかりの春に捕獲を進め
00:49:24個体数を管理するといった対策も盛り込まれました
00:49:27ガソリンの暫定税率廃止で早くも
00:49:31ガソリンの値段が一部で下がっています
00:49:33一方で国連が定めたSDGs
00:49:37持続可能な開発目標で謳われた
00:49:39気候変動への具体的対策には
00:49:42どんな影響が及ぶのでしょうか
00:49:44たった今価格が変わりました
00:49:48ガソリンの価格が5円安くなりました
00:49:50木曜日、店頭価格が値下げされた
00:49:55こちらのガソリンスタンド
00:49:57与野党の合意で実現したガソリン暫定税率廃止
00:50:12移行措置として政府は段階的に補助金を増やし
00:50:17年末には暫定税率を廃止します
00:50:20では今回廃止される
00:50:25暫定税率とは何なのでしょうか
00:50:281973年のオイルショックで財政が悪化した日本
00:50:39当時、日本列島改造を掲げた
00:50:42田中核英内閣は
00:50:44翌年、道路整備の財源に充てるため
00:50:47暫定税率を導入し
00:50:49ガソリン税に上乗せします
00:50:51ところが、暫定とは名ばかり
00:50:582009年には道路整備だけでなく
00:51:01自由に使える一般財源へと切り替えます
00:51:05それが半世紀を経てようやく廃止されることに
00:51:11車に頼らざるをえない生活を送る人々にとって
00:51:16朗報となった一方
00:51:17値下げでガソリン消費が拡大すれば
00:51:21脱炭素に逆行すると専門家は言います
00:51:24これでガソリンが安くなると
00:51:27電車やバスに乗るよりも
00:51:29車を使おうという方々が増えると思いますので
00:51:32結果としてはガソリンの消費に伴って
00:51:35CO2を排出してしまう
00:51:37気候変動を促進してしまう
00:51:39そういうリスクが懸念されます
00:51:42現在、日本では発電についても
00:51:47化石燃料が占める割合はほぼ7割
00:51:50政府は再生可能エネルギー拡大に取り組んでいますが
00:51:58期待された洋上風力については
00:52:018月に三菱商事などが撤退を発表
00:52:04太陽光についても
00:52:09メガソーラー建設への批判が高まるなど
00:52:12再エネへのシフトは進んでいません
00:52:15また、脱炭素の動きは世界全体で見ても鈍く
00:52:22温室効果ガス排出量は去年過去最多に
00:52:26さらに
00:52:28排出量世界2位のアメリカの大統領が地球温暖化を否定し
00:52:43温暖化対策の国際的枠組み
00:52:46パリ協定からの離脱を表明しているのです
00:52:49そうした中、気候変動対策を話し合う国連のCOP30が
00:53:00ブラジル・アマゾン地域で開幕しました
00:53:0310日に開幕したCOP30
00:53:31会場ではアマゾンの先住民らが乱入し
00:53:35石油開発や違法な伐採を非難する場面が見られました
00:53:40会議で焦点となったのは温室効果ガス削減
00:53:48ところが国連によれば
00:53:50各国が提出した削減目標では
00:53:53世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ
00:53:581.5度に抑えるには遠く及びません
00:54:01こうした状況に国連のグテーレス事務総長は
00:54:06各国のリーダーに不満をぶつけます
00:54:09政府の姿勢に対し
00:54:24諦めの声すら聞かれる中
00:54:26独自の取り組みを行う民間企業が出てきています
00:54:31その一つが世界的なIT企業アップル
00:54:362030年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにするとし
00:54:43取引先にも部品製造などに
00:54:46100%再生可能エネルギー使用を強く求めています
00:54:51その背景として専門家は
00:54:54そもそも再エネは決して不安定なエネルギーではないと強調します
00:55:00化石燃料に依存した事業を続けていると
00:55:04まさにコストの変動リスクを長期的に追うと
00:55:07場合によっては調達が難しくなるということになりますので
00:55:11その辺りをちゃんと認識してですね
00:55:14価格も量も安定的に見込める再エネを使っていくと
00:55:22実際、ロシアによるウクライナ侵攻のような事態が起きれば
00:55:28石油などの化石燃料は価格が高騰し
00:55:31調達も困難になります
00:55:33日本でもソニーグループが8月
00:55:39自社だけでなく主要取引先に対し
00:55:43製品を作る際の電力を2030年度までに
00:55:47100%再エネにするよう働きかけました
00:55:51その理由として
00:55:54ソニーの事業は健全な地球環境があって
00:55:58初めて成り立つなどとしていますが
00:56:00こうした変化の意義を石田さんは
00:56:03企業がこういうエネルギーが欲しいんだと
00:56:08供給事業者に伝えればですね
00:56:11それに応じざるを得ないと思うんですね
00:56:13そういったメッセージを発信していくということは
00:56:17結果として国もそれに合わせた促進策を
00:56:21やっぱり展開していく必要に迫られると
00:56:24国の政策を待つのではなくてですね
00:56:27自らが積極的に活動して
00:56:31国の政策を変えていくというぐらいの
00:56:35やっぱり気概を持つことが重要だと思います
00:56:37国任せではない脱炭素に向けた
00:56:42企業による真摯な取り組みは
00:56:45どこまで広がるのでしょうか。
00:56:47企業側の積極的な取り組みは素晴らしいですし
00:56:59エネルギー政策を本当に牽引していってほしいとも思うんですが
00:57:02一方で国側にも企業への支援をさらに広げていくなど
00:57:06してほしいなと思います。
00:57:08濱田さんどうご覧になりましたか。
00:57:10この栽培にシフトしていくときには
00:57:12例えば企業が製造過程でのエネルギーを栽培に置き換えていく
00:57:16これもすごく重要なんですけど
00:57:17もう一つ企業ができることは栽培の技術の開発
00:57:20新しい新技術を開発していくというのも
00:57:22すごく貢献ができる分野だと思っていて
00:57:25そこで日本の製造業の中
00:57:26多分強みがあると思うんですよね
00:57:28例えば今次世代太陽光と言われる
00:57:31ペロブスカイトと言われるものですよね
00:57:32薄いフルーム型の
00:57:33あれを壁面につけられたら
00:57:36かなり太陽光が発電ができるんじゃないかと
00:57:39言われるような技術とか
00:57:40例えば今農地ではソーラーシェアリングといって
00:57:43農地の上に太陽光のパネルを置くことで
00:57:46農家の収益も上がるというような
00:57:49こういった開発なんかもされてますよね
00:57:51でもこういった技術開発のスピード以上に
00:57:54今やっぱり気候変動がスピードが
00:57:57上回っているというのが現状で
00:57:59なのでやっぱり企業だけに任せず
00:58:01政府もきちっとしたロードマップを
00:58:02引くというのは重要だと思います
00:58:04というのも懸念されるのは
00:58:06AIによって電力需要が爆発的に増えるんですよね
00:58:10これからその電力をどう供給していくのか
00:58:13という時にここでも私は企業ができることはあって
00:58:16例えばAIの開発事業者
00:58:18これが上がった
00:58:20莫大に今株価でも利益を上げているわけですけども
00:58:24こういった利益の一部を
00:58:26例えば熱帯雨林の保護の基金とかを作って
00:58:28そこに企業を拠出するみたいな形でも
00:58:31企業が貢献できることはあるんじゃないかなとは思います
00:58:34大塚さんいかがでしょう
00:58:36画面の上の方に国任せではダメ
00:58:41企業の取り組みもって出てたんですけども
00:58:45今濱田さんおっしゃった通り
00:58:48これは企業を任せでもダメで
00:58:51やっぱり国もちゃんとやるべきですし
00:58:53特に日本の場合過去20年振り返ると
00:58:56水素先進国になる可能性チャンスが
00:58:59大いにあったんですけども
00:59:01例えば水素ステーションの設置なんか
00:59:03国が責任を持って一気にやってしまえば
00:59:06今頃水素自動車がいっぱい走ってたかもしれない
00:59:08そういう意味ではもちろん企業の努力も必要ですけど
00:59:12これはやっぱり国なしでは進まないので
00:59:15国も一緒にやってもらいたいと思います
00:59:17それから今最後に山田さんおっしゃった
00:59:20AIの関係ですね
00:59:22データセンターがすごい勢いで作られてますので
00:59:26データセンターで使う電力には
00:59:30クリーンエネルギーの使用を義務付けるとかですね
00:59:32これは国際的なルールを作る
00:59:35それを日本が先導するということは
00:59:37ぜひやるべきだと思いますね
00:59:39中村さんどうご覧になってますか
00:59:42私たち社会課題解決に寄与するスタートアップに
00:59:46投資をしているんですけれども
00:59:48その中でも脱炭素というのは
00:59:50最も大きなトピックの一つなんですね
00:59:52そこに対して取り組むスタートアップは
00:59:55たくさんいるんだけれども
00:59:56日本の民間企業
00:59:58特に大手企業の導入の姿勢というのが
01:00:01やや保守的かなというふうに私は見ていて
01:00:04それが例えば一定やっぱり
01:00:06コストが高くなるんです
01:00:08例えばエネルギー代替するにせよ
01:00:10環境負荷の低い素材を導入するにせよ
01:00:14最初はやっぱりコストが高くなるんですね
01:00:17なんですけど
01:00:18この流れで
01:00:20この生産量が上がらないわけなくて
01:00:24どんどん需要が上がっていくので
01:00:26コストは下がっていきますし
01:00:27むしろ先に導入しておいた方が
01:00:29先行者メリットも得られるというので
01:00:31経済的には今この脱炭素に
01:00:34アグレッシブに取り組むというのが
01:00:36かなり企業にとってプラスになるはずなのに
01:00:38今それがなされていないというのが
01:00:40まず懸念というか
01:00:42もうちょっと頑張ってほしいなというのを
01:00:44すごく思っているというのと
01:00:45もう一個アメリカとかだと
01:00:47アメリカはヨーロッパだと
01:00:50森林を金融アセットとして取り扱うというのがありまして
01:00:54日本も本当は国土の大半が野山ですので
01:00:58適切に管理すればもうちょっと
01:01:00吸収量が増えるところなので
01:01:03そういったところはまさに行政
01:01:05国が介入してしっかり山盛りさんを増やして
01:01:09適切に管理して脱炭素に寄与していくということが
01:01:13できるといいなというのを思っています
01:01:15お話を伺うとできることまだまだたくさんありそうですね
01:01:18世界では脱炭素の動きが鈍ってきてしまっている中で
01:01:23企業独自の再生可能エネルギーの活用の可能性
01:01:27これ松原さんいかがでしょうか
01:01:28そうですね今皆さんから国民間という話が出ましたが
01:01:31それをまとめているというか
01:01:33SEGsなどをまとめて推進している国連ですね
01:01:36国連の実は次の事務総長選びには懸念が広がっているんですね
01:01:40つまり具体列事務総長の任期というのは来年いっぱいなんですが
01:01:44持ち回りの慣例では次は中南米
01:01:47カリブ海辺りから選ぶということになっているんですが
01:01:50トランプ政権はですね
01:01:51世界中が対象にしようじゃないかと言い始めているんですね
01:01:54これトランプ政権皆さんもご存知の通り
01:01:57気候変動対策これも否定している
01:01:59SEGsを否定しているわけですね
01:02:01つまりどういうことかというと
01:02:03次の事務総長にアメリカに意に沿う人を選んで
01:02:06国連がその気候変動対策から手を引くという風に
01:02:11持っていこうとしているんじゃないかという懸念が広がっているわけですね
01:02:15ですから来年の秋ぐらいから始まると思いますが
01:02:18中南の事務総長選びはとても大事なものになると思います
01:02:22では今朝はこのあたりで
お勧め
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