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  • 2 日前

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00:01直週です。竹内秀明元兵庫県議に対する名誉毀損の疑いで、NHK党の橘隆容疑者が逮捕されました。
00:10背景には、竹内さんを亡くしたばかりの妻が行った刑事告訴がありました。
00:16おびただしい誹謗中傷を受け、苦悩と葛藤を抱えながらの日々を追いました。
00:22橘容疑者を乗せた車が兵庫県議本部から出てきました。
00:26今月9日、NHK党の党首、橘隆容疑者が逮捕された。
00:37容疑は、ことし1月に亡くなった竹内秀明元兵庫県議会議員への名誉毀損だ。
00:46立花容疑者が竹内の生前そして死後にも行った発言が名誉を毀損したとされている。
00:56その発言は竹内元兵庫県議会議員、どうもあした逮捕される予定だったそうです。
01:13当初、橘容疑者側は、発言には根拠があり、真実相当性があるなどと主張していたが、
01:24その後、真実相当性を争わない方針に転じた。
01:29逮捕は、2人の子供とともに残された竹内さんの妻による刑事告訴を受けたものだ。
01:40苦悩と葛藤を抱えながらの決断。
01:44今年8月、会見に向かう道中では。
01:48正直、今もまだ帰りたいんです。
01:55人前に出て話をするなんていうことが怖いんです。
02:03良い思いから、やっぱり勇気を振り絞って、一歩踏み出したのかって思うんですね。
02:12主人の代わりに、声を上げられるのが私しかいないって思ったのから。
02:23今、やらなかったら、多分、このままずっと抱えて生きていかなきゃいけないって思ったら。
02:33夫の死からおよそ10か月、その姿を追った。
02:44立花容疑者の逮捕を受けて、今週、私たちは竹内秀明元県議の自宅を訪ねた。
02:58この日の長官には、逮捕のニュースが大きく掲載されていた。
03:13朝、買ってきて、撮ってないのがね、やっぱり紙で見たいなと思って。
03:24偶然に報告をして、いろいろと、テレビもなるべくつけて。
03:31ああ、そうですか。聞こえるような。
03:35竹内さん、どうおっしゃるでしょうね、今日の日を迎えて。
03:40どう言いますかね、なんだか、私も未だにまだ信じられないような。
03:49まだその途中ですけど、なんとかその、いい方向に向かうように、主人も喜んでいると思います。
04:02竹内さんが政治家を志したきっかけは、30年前の阪神淡路大震災。
04:10ボランティアとして、子どもたちを支援したことだった。
04:17竹内議員。
04:202007年に兵庫県議になると、親しみやすさをもとに、毎日のようにブログで活動を伝えた。
04:29ご自身は、今でもパワハラをお認めにならないんですか。
04:35去年、百条委員会の委員として、兵庫県の斉藤元彦知事のパワハラ疑惑などを追及していた。
04:44立花容疑者による誹謗中傷が始まったのは、そのさなかに行われた兵庫県知事選挙だ。
04:57危ないと思ったから4月の5日だった。
04:59選挙戦の序盤では、斉藤知事は劣勢とみられていたが、SNS上では徐々に応援する動きが広がっていった。
05:14終盤には演説にこの人だかり結果斉藤知事が再選を果たした流れを変えたのが立花容疑者の出馬だった斉藤知事を応援する2馬力選挙を展開し知事の疑惑はありもしない嘘だと主張
05:43告発した元県民局長に関するデマを言い広めた。
05:52女性職員に対して不同意成功してた可能性が極めて高いんですよ。自分の部下たち10人、10年で10人の職員の部下の職員とひわれなことをしてたんですよ。
06:06さらに斉藤知事を追及していた県議の自宅前まで。
06:15出てこいお二人本当に。ちょっと一応チャームだけは鳴らして。
06:23竹内さんどこにも行きますよ。
06:27立花容疑者は竹内さんが元県民局長の告発文書の作成に関与していたと主張した。
06:37このように竹内さんっていうのは、竹内議員っていうのは当然嫌いなんですよ。斉藤知事が。だからありもしない嘘。もうね、噂話を作ったの人ですよ。竹内県議、聞いてますか。
06:56竹内さんの地元でも。
07:05竹内県議がよーさん、出間流しとるわ。竹内お前、責任に取れよ。いや、ほんまそうやで。
07:16竹内さんの妻は、演説に集まった聴衆の多さに恐怖を覚えたという。
07:25ものすごい人だかりができてるのをどこかから見えて、なんだかその集まってる人たちに責められてるというか、そんなふうにも思えて、変な人が来るかもしれないものはありましたし。
07:45ほかにも、立花容疑者は竹内さんをサイトをおとしめた主犯格と決めつけた動画を引用し、SNSに投稿、拡散させた。
08:00立花容疑者の誤った情報がいわゆる犬笛となり匿名の誹謗中傷はエスカレート。
08:10ついには竹内さんに直接電話やメールが届くようになり、実生活に影響が及ぶようになっていった。
08:19竹内さんを主犯格とする動画を添付した嫌がらせのメール。
08:34さらにはよされ竹内黒幕のパワハラ野郎はお前じゃねえか支柱引き回しで射殺もんだろうお前転覆クーデター計画の犯人ですね。
08:53事務所で電話対応にあたっていた竹内さんの妻も直接暴言を浴びた。
09:02いろんな面を図ってきてて光源を図れるみたいなのが多かったんで。
09:09黒幕である根拠も主犯を書くである根拠もなく。
09:14でもその言葉だけがどんどんどんどん一人歩きしていってあたかも真実かのように広まっていく。
09:27本当に表に出るのが恐ろしくなってしまって身の危険を感じた竹内さんと妻は届いたメールを手に警察へこれは竹内さんが警察署で書き留めたメモだ。
09:50子供、退避。
09:531階でも来たら避難。
09:57竹内、ホテル。
10:00竹内、ホテル、ホテル住まいをすることを考えている。
10:03そういうことも何か話には出たのかな。
10:09これを読むとやっぱり切羽詰まってる感じがしますね。
10:14斉藤知事の再選後も攻撃は収まる気配がなく、選挙の翌日、竹内さんは家族を守らないといけないと議員辞職した。
10:29違うんだったら反論すればいいとか、説明する責任があるとかって言われますけど、声を上げたところで果たしてそれが理解されるどころか、また相手を刺激するというか、その方が恐ろしいですよね。
10:49だからもう、注目せざるを得ないし、本当にあの、今まで主人がずっとね、やってきたことがなんでこんなことになってるのか。
11:04本当にね、まっすぐにこう、兵庫帝のためを持ってと思って、あの仕事をしてきてたはずなのに。
11:14辞職直後に竹内さんを見かけた県関係者は。
11:21とても憔悴されていて、まったくいつもの竹内先生の面影ではなかったですね。
11:31目がキョロキョロしてて、すごく何かに怯えてるという感じで、普段の竹内さんからすると考えられない様子でした。
11:43立花容疑者は、兵庫県知事選後も、別の選挙の街頭演説で竹内さんへの攻撃を強めていった。
11:56竹内議員はめっちゃヤバいね。
12:00警察の取りしゃべりを受けるのは多分間違いないと思う。
12:03亡くなった県民局長の奥さんの衣装を捏造したんじゃないかっていう。
12:09こうするかのようにSNSでも。
12:16竹内元県議に事情聴取。
12:21最大の疑惑竹内秀明県議。
12:28竹内よ、土下座しろ。
12:33竹内さんの同僚だった、向山志穂県議。
12:40竹内さんすごい勉強家で、全ての資料を置いてて、もうこれでもだいぶ処分していったんですけど。
12:50竹内さんの辞職後もLINEで連絡を取り続けていた。やり取りからは苦しむ竹内さんの様子がうかがえる。
13:06またうちに攻撃とかあったら耐えられません薬の助け借りて何とか眠ってる心配かけてごめん1月18日竹内さんは自宅で亡くなった自殺だった。
13:30子どもたちにこんな社会を残したらあかんから、本当は頑張らないといけないのに、そのステージから降りてしまってごめんなさいと、もう情けないですって、ずっと情けないと、申し訳ないっていうことを繰り返しておられました。
13:55亡くなった翌日のこの発言がまさに逮捕容疑となった。
14:04竹内元県議会議員どうも明日逮捕される予定だったそうです。明らかに犯罪をしていた可能性が高くて、警察に捕まるのが嫌で、自ら命を絶った。こう考えるのがもう間違いない。
14:23しかし、その後、兵庫県警のトップが県議会に出席、立花容疑者の発言を否定する異例の対応に出た。
14:36被疑者として任意の調べをしたこともありませんしましてや逮捕するといったようなお話は全くございません全くの事実無根でありまして明白な虚偽がSNSで拡散されていることにつきましては極めて遺憾であると。
14:52立花容疑者は逮捕は間違いでしたと発言を訂正したがなおも誹謗中傷を続けた。
15:07だってあいつ悪いことしてるじゃん。
15:11そもそも政治家が抽象されたぐらいで死ぬなこげぇ。
15:168月、竹内さんの妻は弁護士のもとを訪ねた。
15:30夫への名誉毀損の疑いで立花容疑者を刑事告訴したのだ。
15:37記者会見前日に打ち合わせが行われた。
15:4112月の13日とか。
15:44いつまでもその注射をされ続けるっていうのは。
15:50うーん。
15:51こちらにそれも何か非があるんだろうかっていうのは。
16:02私ね、非があるだろうかっていうのは、非はないってはっきり言っていいと思いますよ。
16:06相談に応じた石森雄一郎弁護士は。
16:11何の法的責任も問えないっていう形で終わらせてしまうと、
16:16これからの日本における選挙っていうのは、デマを言ったもん勝ちの選挙になるの。
16:20これはもう間違いないです。
16:22警察や検察にはしっかりとした捜査、処分を望みますよ。
16:28それは10年後の日本の民主主義を大きく左右すると思います。
16:37頑張りましょう。
16:39本当にもうそれはもう私もできる限りのお願いいたしますから。
16:44ありがとうございます。
16:46お願いします。
16:48今回、立花容疑者に対する酷訴は、竹生さんの生前だけではなく、死後の名誉毀損にまで踏み込む異例のものだった。
17:03反論することのできない死者を愚弄し、詐欺すみ、死してなお恥ずかしみを与える。
17:11悲しみの底に沈み、もうがき苦しむ私たち遺族にとって、このような耐え難い地獄があるのでしょうか。
17:20私は夫の尊厳を守りたい。
17:24示された内容が真実か虚偽かを問わない生前の名誉毀損に対し死者への名誉毀損はよりハードルが高い。
17:41明日、逮捕される予定だったそうです。
17:45ポイントは、立花容疑者が逮捕の情報を虚偽と知りながら発信していたのかどうかだ。
17:56竹内さんの妻の代理人で元検察官の郷原信夫弁護士が注目したのは、立花容疑者が投稿したこの映像。
18:07報道特集の取材を受ける場面を自ら撮影したものだ。
18:13お亡くなりになったと聞いた時点では、僕は法律詳しいですから、これは明日逮捕される予定だったということに関しては、仮にこの情報、そっちはワンソースですけども、この情報が嘘だったとしても問題がないと思ってそれを出した。
18:30嘘だったとしても問題ないと思って出した。
18:34これ決定的な言葉なんですよ。
18:36嘘でも大丈夫だと思ったって言ったら、じゃあ嘘だと思ってただろうって話になって、これはかなり虚偽性の認識の証拠になりますよ。
18:45警察はこの事件に着手をして逮捕に至りましたけれども、死者の名誉毀損も含めて。
18:54そうですね。そこがものすごく大きな意味があると思います。
18:59今回のように亡くなられた直後、遺族がもう本当にその悲惨に暮れている時にその遺族が慕う個人の尊厳を害する。
19:13こういうことをやったら絶対ダメなんだということを世の中に示すことができるんじゃないか。
19:20立花容疑者に応援され当選した斉藤知事。
19:26逮捕については捜査中であるためコメントは差し控えると言及を避け続けている。
19:35知事を中心とする県政が混乱が続いているように見えますけれども、
19:42知事ご自身はですね、この間のご自身の行動の中で反省すべき点、改めるべき点はあったとお考えですか。
19:52私は知事という立場ですから、さまざまなご批判やご指摘というものは真摯に受け止めていく。
19:59そして自分なりの県政を着実に進めていくということが大事だというふうには思っています。
20:07昨日、竹内さんの妻は東京を訪れていた。
20:16夫の死後、初めて知人が集まる場に顔を出した。
20:25昨日、東京を訪れた竹内さんの妻。
20:31本当に皆様のおかげで、今日はいい報告が一つできるということはええ。
20:38石川さんでなかったら、たぶん私もなかなか決心がつかなかったのもありますし。
20:46今年9月、ガントの闘病の末に亡くなった石川智博元衆院議員をしのぶ会に出席した。
21:05竹内さんは石川元議員の大学の後輩で、共に議員になってからも連絡を取り合う仲だったという。
21:18刑事告訴に向けて妻の背中を押したのが石川元議員だった。
21:26主人が亡くなった後に、ご自身も闘病中で大変なときに心配して励ましに来てくださって。
21:36夫のことを何とか頑張って、きちんと名誉を回復しようと言ってくださって。
21:48色々ありがとうございます。本当に。ごめんなさい。
21:56皆さんに気に込めていただいてたのに、全然お礼も申し上げられずで。
22:01どうしていいか分からないときに、30年経ってこうやって変わらずにお話しできるのもありがたいことです。
22:13この日、妻は感謝の言葉を口にし続けていた。
22:28夫の死後、初めて前を向くことができた。
22:35少しずつですけど前に進んでいけてるのかなっていうふうには本当に感謝しますね。
22:48竹内元県議の奥様は、立花容疑者側からの示談の申し入れについて、示談は考えたこともないと、なぜこうなったのか、裁判で明らかになることを望みますと話をしてくださいました。
23:03このネットの誹謗中傷はずっと問題視されていますけれどもなかなか状況が変わらないですよねとてももどかしく感じるんですけれどもこの竹内元県議の奥様がおっしゃっていたようにその誹謗中傷を受けた側というのは外に出ることも怖くなりますし毎日何かにおびえながら生活することになってしまうんですね。
23:251人でも多くの人に誹謗中傷や拡散行為の罪深さにVTRを見ていて感じたのは斉藤知事の不作為自ら何かをしようとしたんでしょうかね。
23:43当事者でありながらまるで人事のような振る舞いをずっと続けていますよねさまざまな局面で知事がリーダーシップを発揮していたら今ある県民の分断ですとか県政の停滞に少しでも歯止めがかかったんじゃないかと思ってしまいますよね。
24:02私は特にこの兵庫県知事選挙の頃はですね立花容疑者は事実上の権力だったと思うんですその権力の源泉は恐怖つまり大きな徴収を集めることができて攻撃対処を決めて自在に群衆の怒りの矛先を決めることができるところにあったと思うんです今回の事件ではその攻撃の根拠が全くのデマでしたしかもそうしてデマによる攻撃で人がいわば逃げられました。
24:32倒される様子がですねコンテンツとなってネット上で消費されて発信者たちの収益のもととなっているとこんな理不尽な攻撃の対象になることには誰もが恐怖を抱くと思います。
25:16あの恐怖にあらがって行動を起こしたことを考えれば私自身も含めて社会の中で役割を果たすべき人々がそれをきちんと果たしたのか問い直す必要があると思います。

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