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  • 17 hours ago

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00:00This is the science of chemistry.
00:18It's kind of warm air.
00:23It's a good air.
00:26There's a lot of air.
00:28気持ちいい!
00:34到着!
00:37Boss!
00:38今日のターゲットは空気を描いた作品ですよ!
00:41え?
00:42空気を描く?
00:43空気なんて見えねえもん!
00:45描けるわけねえべよ!
00:46ところが描いてるんですよ!
00:48ほんとに?
00:49面白そうだな!
00:50行ってみっぺ!
00:54よいしょ!
00:55ほい!
00:58それでは参りましょう!
01:07空気を描いた作品はこっち!
01:10ちょっと待て!
01:11俺の抜群の嗅覚とセンスで見つけでやっから!
01:18ああ、すげえたくさんあんな!
01:21空気を描いたのはどれだ?
01:28おっ!
01:33さっそく見つけたぞ! この絵だっぺ!
01:37奥深い山の中!
01:39この霧が空気だっぺ!
01:41山と空気を描いた絵だ!
01:44ボス、よく見てください!
01:46本当に山ですか?
01:48山じゃないの?
01:49あっ! クマだ! クマ! うわ!
01:53この絵には五頭のクマが描かれていますね!
01:57なんでクマがいんだ?
01:58山の漁師と共に活動しているこの絵の作者は、
02:02そこに住むクマたちを精霊として描いてるんですよ!
02:06まあ、おもしれえけど、おめえの言う空気の絵じゃねえみてえだな!
02:18おっ! これは金魚! 金魚に水草!
02:23ああ、わかっちゃった! 空気を描いたのはこれだっぺ!
02:27どうしてですか?
02:29見てみろ、これ! このプクプク!
02:32そのブクブクは気泡ですね!
02:35なるほど、空気というか酸素というか!
02:38水の中の空気なら鍵足いべよ!
02:41ボス、そんなことより注目してほしいのは、この金魚の立体感です!
02:46すげえ、リアルで本物みてえだな!
02:49実は何層にも重ねて描くことによって出来上がった絵なんです!
02:54これが絵なのか! すげえな!
03:09ん? 謎の絵発見!
03:12何を表現してるんでしょうね?
03:14ああ、待てよ! 空気を表現するための暗号が隠されてるかもしんねえな!
03:21空気の暗号ですか?
03:22こういう時はね、逆さまから見ると分かったりすんだよ!
03:27うーんとね、これをこっちに持ってきてKだっぺよ!
03:31で、この線をこっちに持ってきてU!
03:33Uに見えますかね?
03:35よーし、出来た! ローマ字で空気だ!
03:37ボス、なぞなぞやってるんですか?
03:40ちゃんと空気を描いた絵を探しましょう!
03:42ん? なんだこの絵!
03:53これは空気とは全く関係ねえな!
03:55大正時代を代表する画家、岸田流星が自分の娘を描いた絵です!
04:03娘さんなのね!
04:04実はこの絵、2ヶ月もかけて油絵で描かれ、1日11時間かかることもあったそうです!
04:13モデルも大変だなぁ!
04:16貴重面だった岸田流星は、この着物の柄を忠実に再現するために、相当な時間を費やしたそうです!
04:24いい迷惑だなぁ!
04:26レイコさんの足はしびれ、手は硬直してきたそうです!
04:30かわいそうだなぁ!
04:32顔見てみろ!目に涙が溜まってるよ!
04:35あぁ、わかった!
04:38空気を描いた絵ってこれのことだっぺ!
04:40どうして?
04:41つまり、絵のモデルやんのがとってもつれぇけど、それを父に言えない娘。
04:47父と娘の微妙な空気感を描いた作品だよ。
04:51確かに、親子間の深い愛情とそれゆえの重い空気感は描かれていますけどね。
04:59これも違うってことか。じゃあ、どこに空気を描いた絵があんだよ。
05:03ボス、右を見て。
05:05ん?右?わぁ、人の気配だ。
05:08今回ターゲットの空気を描いた作品はあれです。
05:13あれが?どこに空気が描かれてんだよ。
05:16それは後半につづく。
05:19ためねぇでくれよ。
05:20ポンポンポン
05:25来てくれよ。
05:29ポンポンポン
05:30ポンポンポンポン
05:34ポンポンポン
06:06エジプトのナイル川。
06:36女性を描いた作品です。
07:08そう、大漢は生涯の師と仰いでいた画家、岡倉天心から、今後の美術の発展のために、日本画で空気を描けとお題を出されたんです。
07:19空気を?むちゃぶりだな。
07:22試行錯誤を重ね、生み出したのが、この革新的な作品だったんです。
07:27どう後に空気があるんだ?
07:29大漢は湿度が高い日本の空気を描くため、境界線をぼやかし、色の濃淡だけで描く技法、朦朧体を発明したんです。
07:39あ、朦朧?
07:40それまでの日本画は一般的にはっきりと輪郭を描き、人物や風景を表現していました。
07:47つまり、線を描かずに、濃い色と薄い色でぼんやり描いたっつのが発明だった。
07:54横山大漢は、この朦朧体で光と風、つまり空気を表現したんですね。
08:02そして、昭和に描かれたこの作品にも、同じ手法が使われたんです。
08:08確かに、輪郭がぼんやりしてる。
08:11そう、意図的に線は使わず、柔らかな色の濃淡で空気感を描いています。
08:18先輩からの教えを受け継いだ絵ってわけか。
08:22この手法により、水に反射した光が女性を包み込んでいるように見えるんです。
08:28はぁ、でもさ、顔は線使ってるよね。
08:32近くで見て。
08:35んー?
08:38わぁ、目も輪郭がねぇ。鼻も口も。
08:44そして、湿気が多い日本とは違う、エジプトのカラッとした空気を描くのに、もう一つ、技法を取り入れています。
08:53なになに。
08:54空気を表現するために、日本の伝統画材、岩絵の具を使っているんですが、あえて色と大きさの違う素材で凹凸を作り、微妙な色の変化を描いているんです。
09:07ほんとだ。人間も水も空気に馴染んでんな。
09:13作者は、実物の人間や風景よりも、生命感を出せなければ、絵を描く意味はないと考えていたそうです。
09:22生命感。
09:24それには、目に見えないその瞬間に存在する、空気を描くことが必要不可欠と。
09:30目に見えない存在ね。
09:32よーし、決めた。
09:34何をですか?
09:35今日は絵を盗まずに、空気を盗んで帰る。
09:38えっ、どうやって?
09:39驚くなよ。
09:41何やってんだか。
09:51空気なんてかけるわけねえべ。
09:54ボス、声がでかすぎます。
09:56俺はどうせ空気読めねえよ。
09:58まっため。
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