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00:00I'm sorry, I'm sorry, I'm sorry
00:30Silent Night
00:32Working on Holy Night
00:37山下達郎さんのクリスマスイブを聞くと
00:41雪が舞うクリスマスを思い浮かべる方も多いんじゃないでしょうか
00:47街も少しずつクリスマスを待ちわびる雰囲気に包まれ始めています
00:54でも未来の子どもたちは雪が降るクリスマスを経験できないかもしれません
01:02一方で大雪に苦しむ地域が出てくるともいわれています
01:08多くの科学者が地球温暖化が進むと
01:13東日本の太平洋側では雪が降る日が減りそして逆に日本海側ではどか雪が増えると予測しています
01:27こちらは真鍋淑郎さん
01:3050年前に世界で初めて地球温暖化の影響を予測
01:36そして2021年にノーベル物理学賞を受賞しました
01:42真鍋さんが示した未来予測はまさに今現実のものとなりつつあります
01:49今日は私たちにどんな未来がやってくるのか科学的に迫りどう向き合っていけばいいのか考えていきたいと思います
02:01木村隊のおなさらですが地球温暖化化学が示す危機未来への選択今年の夏の猛暑とかギリラ豪雨この異常気象2人も体感したでしょはいもうニュース見るたびに今年もかっていう感じでしたいやこう毎年ニュースで観測史上最高手出るとも怖くなります
02:30実際に大変なことになりつつありますということで地球温暖化の仕組みについてまずはざっくりおさらいしていきましょう地球はCO2やメタンなどの温室効果ガスで温かく保たれていますもしこれがないと地表の平均温度はマイナス18度になっちゃいますマイナス18度になっちゃいます
03:00そして自然のバランスを超えて増えすぎると地球が熱を逃がせなくなって地球温暖化が進んでしまうということなんです
03:15なるほど私は人間活動によって排出された二酸化炭素濃度と世界の平均気温の推移を調べてみました
03:26産業革命以降二酸化炭素濃度がどんどん増えている一方で気温もほぼ同じように上昇しているのが分かりました
03:38ですよね実はねこの問題を世界で初めて予測したのが真鍋淑郎さんなんです1960年代にすでにCO2が増えると地球の温度が上がるってことをコンピューターでシミュレーションした偉大な人物なんですよ
03:57いや痛いすぎもうねこの真鍋淑郎さんの研究がなければ今の温暖化への理解っていうのもここまで進まなかったかもしれないですなるほどうんということで真鍋さんの功績を見ていきましょうかね
04:11今さらですが紙芝居科学者真鍋淑郎
04:211941年真鍋淑郎は愛媛県の自然に囲まれた小さな村で生まれ育ちました
04:32少年淑郎は台風をどうにかして避けられないかと同級生に話すなど天気に対する興味が一一倍強かったといいます
04:47しかし家は医師の家系で祖父も父も医者
04:56祝郎も医者を目指します ところがカエルの解剖で誤って神経を切断してしまうなど手先が不器用なことを理由に挫折
05:10あっさり方向転換します
05:13選んだのは東京大学 自然の法則を解き明かす地球物理学と気象学の世界に足を踏み入れました
05:26研究に熱中するあまり気づけば夜が明けていたなんてことも珍しくなかったそう
05:341958年博士課程を経てアメリカへ渡ります
05:42そして最新のコンピューターを自由に使える環境の中で地上から上空までの大気の構造を数値化
05:53将来の気候をシミュレーションできる気候モデルの基礎を作り上げました
06:001967年画期的な論文を発表します
06:09気候モデルを使い地球上のCO2濃度が2倍になった時をシミュレート
06:19結果地表の温度がおよそ2.3度上昇すると予測したのです
06:26温室効果ガスの気候への影響を定量的に示した世界初の成果でした
06:35さらに1969年
06:39真鍋さんは大気海洋結合モデルを完成させます
06:44コンピューター上で地球全体をメッシュ状に分け
06:50大気に加え海洋の動きを分析し
06:54世界各地で二酸化炭素の増加が気温上昇にどのように影響するかをシミュレーションしました
07:01結果もし何も対策を取らなければ
07:0721世紀半ば地球表面の温度はおよそ2度上昇し
07:13世界各地で自然災害が頻発すると警告したのです
07:21こうした科学的成果は1997年の京都議定書締結の基礎となりました
07:29先進国はこの科学データをもとに
07:33CO2排出量を5%削減する目標を掲げたのです
07:382015年にはパリ協定を締結
07:45世界の平均気温上昇を
07:48産業革命以前に比べて
07:511.5度以内に抑えることが目標となります
07:55途上国も含む159カ国が参加しました
08:01こうして真鍋さんの研究と警告は評価され
08:082021年ノーベル物理学賞を受賞します
08:14世界中で干ばつ山火事になっているから
08:21やっぱりそれとそういうことと関係があるんじゃないですか
08:26科学の力で地球の脅威を示した真鍋さんの努力は今も世界の温暖化研究の礎となっているのです
08:38真鍋さんの研究があったからこそ地球温暖化の危機を科学的に示すことができたんですね
08:51でも残念ながら現状はうんみんなが知ってのとおりなのよねCO2の削減というのは進んでないんですしかもね去年目標である1.5度を超えちゃったしねねえせっかくパリ協定で決めたことなのにうんうんでも光はまだありますうん?日本には真鍋さんの意思を受け継ぎ問題解決に向け研究を続けている人たちがいます
09:21ここは横浜にあるジャムステック真鍋さんが1997年から4年間所属していました
09:36真鍋さんが作った気候モデルを受け継ぎ温暖化がどのように進んでいくのかなど374人もの研究者が研究を続けています
09:48こんにちは
09:50こんにちはよろしくお願いします
09:52川宮さんにジャムステックの心臓部に案内してもらいました
10:01こちらがですねジャムステックが気候の研究を進める上で欠かせない収集データです
10:13この巨大なコンピューターが捉えるのは地球の鼓動
10:19大気や海の動きを緻密に計算し続けています
10:24その姿はまるで映画の未来都市のようでした
10:29真鍋先生がですね取り組みを始められた気候モデル
10:35それをさらに発展させて高度化させて元気に使っていくと
10:40そのために導入されたのがこの地球シミュレーターです
10:43計算の速さがですね
10:45例えば世界中の人が昼間よりもずっと計算ばっかりしたとして
10:501ヶ月ぐらいかかるだろうと
10:53それぐらいの計算を1秒でやってしまうという
10:56そういう速さです
10:57地球温暖化が進むと日本にどんな影響があるのか
11:04最新のシミュレーションによる結果を見せてもらいました
11:08これはですね地球温暖化がこのまま進んで
11:13二酸化炭素の排出などの規制を全く行わなかった場合に
11:17地球温暖化がどのように進むかということを予測した結果を
11:21アニメーションの形で示したのです
11:24地球の温度が上がるとともに
11:28北極海の氷がどんどん溶けていきます
11:312030年代
11:34遅くても今世紀半ばには全てなくなると予測されています
11:40北極は温暖化の影響が最も大きい地域の一つです
11:48気温上昇のスピードは他の地域のおよそ2倍
11:54その影響は実は日本にも及んでいます
11:58海氷がなくなるとその影響であったかい空気
12:04冷たい空気の分布が変わってですね
12:06それが偏西風の蛇行を引き起こして
12:09日本に寒気が降りてきやすくなると
12:12一方で日本周辺の海はこれは温暖化で素直に水温が上がってますので
12:19水温が上がって水蒸気を供給しやすくなったところに
12:23寒気が降りてくるということで
12:25ものすごくたくさんの雰囲気が降りる
12:27これまで以上の温度下域が発生する可能性があるということが言われています
12:31さまざまな負の影響をもたらす地球の温暖化
12:36これからどうなるのでしょうか
12:40去年の地球全体の平均気温が1.5度を超えてしまったという記録が出されています
12:49今世紀末日22世紀初め頃には1.5度に戻すと
12:54その間何か危険なことが起こらないかどうかと
13:00この先どうなっていくのか
13:01そういう予測をきちんとして皆さんに伝えていくというのが役割かなと
13:06コンピューターの中に仮想の地球
13:10ちょっとワクワクしちゃ
13:12なんて言ってられない
13:14そうですね
13:18真鍋さんの存在もあって
13:21日本で研究が進んでいること
13:23そして研究者の皆さんが
13:25温暖化に強い危機感を感じていることが
13:28よく分かりました
13:29そうだね
13:31じゃあ今年の記録的な猛暑やゲリラ豪雨
13:35巨大台風はどうなの
13:37やっぱり温暖化の影響
13:40温暖化の影響じゃないって主張する人もいるよね
13:43トランプ大統領なんかは国連の演説で詐欺だなんて言ってたし
13:48私も本当に地球温暖化によるものなのか気になって調べました
13:53イベントアトリビューションという技術で解析できるんです
13:57難しい言葉知ってるね
14:00なんだおい
14:01アトリビューションというのは
14:04ほにゃららに気する
14:05ほにゃららのせいにするという意味で
14:08実際に起こった異常気象が
14:10どの程度温暖化のせいにできるのか
14:13調べることのできる技術です
14:15国の研究チームは
14:182018年に発生した
14:21西日本豪雨を
14:22イベントアトリビューションで分析しました
14:25この豪雨は
14:28近畿、四国など
14:30123カ所の地点での雨量が
14:33観測史上1位を記録
14:35死者、行方不明者は245人
14:41家屋の全半壊などは
14:442万2000棟を超えました
14:462年後
14:49研究チームは
14:51分析結果を発表
14:53大雨の発生確率は
14:56地球温暖化の影響がなかったと
14:59仮定した場合と比較して
15:013.3倍になったとしました
15:04温暖化による気温の上昇と
15:09水蒸気の増加が
15:11豪雨をもたらしたのです
15:13さらに2019年の
15:17東日本台風も分析しました
15:20マリアナ沖で発生し
15:24伊豆半島に上陸
15:26関東地方
15:27福島県を縦断し
15:30死者、行方不明者
15:32121人
15:34家屋の全半壊は
15:367万5000棟を超えるなど
15:38甚大な被害をもたらした
15:41台風です
15:42研究チームは
15:45分析結果を発表
15:46台風が大型化した原因を
15:50地球温暖化により
15:52気温と海面水温が高かったため
15:54急速に発達したとしました
15:57さらに環境省は
16:02地球温暖化が進んだ将来
16:04この東日本台風が
16:07同じ進路で日本を襲った場合を
16:10シミュレーションしました
16:11地球の気温が
16:14産業革命前と比べて
16:16プラス2度
16:18さらに4度進んだ場合を想定
16:21プラス4度の場合
16:25東京湾の潮位が
16:274メートルを超えるなど
16:29各地に
16:31さらに大きな被害が
16:33及ぶと警告しました
16:34こんなデータが
16:37国から発表されていたなんて
16:40恥ずかしながら
16:41知らなかった
16:42私もです
16:43けど
16:44知ることが
16:46初めの一歩ですね
16:47そうね
16:48でも科学的なデータを見るともう偶然の大雨じゃなくて私たちが招いた豪雨でもあるっていうことをはっきり自覚しないといけないねじゃあ今年の猛暑も自分たちが引き起こした温暖化のせいってことですよねそうね実はねコンピューターだけに頼らずに温暖化に関する調査結果を算出する
17:18新しいイベントアトリビューションが話題になってます
17:22そうなんです
17:23おかげでいち早く
17:25今年の猛暑も分析できるようになった
17:27その最新の手法で
17:30研究結果を発表した研究機関を取材しました
17:34ワック
17:40極端気象アトリビューションセンターの
17:43研究者を訪ねました
17:44失礼します
17:48こんにちは
17:49よろしくお願いします
17:51ワックは今年7月の猛暑を新しいイベントアトリビューションで分析し
18:00地球温暖化の影響についていち早く発表しました
18:04従来の手法では大量のシミュレーションをする必要があったので計算に大変時間がかかっていたんですが
18:13ワックが今回開発した新しい手法では統計的な計算式を利用することでこの時間を短縮することに成功しました
18:21これによって極端現象が発生してから数日以内に結果を出すことが可能となりました
18:26猛烈な暑さが続いた今年7月
18:31兵庫県丹波市で41.2度
18:36群馬県伊勢崎市で41.8度と国内最高気温を立て続けに更新
18:43今年の夏の猛暑はやはり地球温暖化の影響なんでしょうか
18:50この地球温暖化がどれくらい今年の猛暑に影響したかというのを調べるために
18:55我々はモデルや統計的な計算式を使って温暖化している実際の地球と
19:02もし温暖化が存在しなかったらどうなっていたかという仮想的な地球を作り出すということをしています
19:08このような手法でイベントアトリビューションをやってみた結果
19:12今年の猛暑に関しては温暖化がなかったと仮定した仮想的な地球においては
19:170.0087%つまり約1万年に1度程度の非常に発生確率が低い現象であったということが分かりました
19:27一方でこの温暖化した現実的な地球において同じように発生確率を見積もったところ
19:33発生確率が3.2%というふうに見積もられました
19:37したがって今年の異常気象に関しては地球温暖化がなければ起こり得なかったということが分かりました
19:43WACは7月の猛暑の分析結果を公式サイトで発表
19:508月に入ってすぐのことでした
19:53異常気象が起こって時間が経ってしまうとやっぱり皆さん忘れてしまいますのでいかに迅速にこのイベントアトリビューションの結果を皆さんにお伝えするかというのが我々の役割だと思っています
20:06いやあ今田先生の言葉胸に迫りますねえSNSには異常気象に関する分析がたくさん出てますよねもっと関心を向けてほしいですそうね異常気象っていう言葉を聞いたりとか実際に体感した時にはこうああそうなんだで終わらずに何か調べてみるそうするとちょっと行動が変わるかもしれないよね本当ですねねえ
20:34ということでここら辺でブレイクタイムはいかがですかいいですね
20:40カフェタイムイエーイそんなに?
20:46本日のカフェタイムはモノイッシュスピルリナとクロレラのスムージー旬のキウイバナナやリンゴを加え爽やかに飲みやすく仕上げました
21:01いただきます。
21:37ということは地球温暖化の原因となるCO2を減らす可能性がある食材ということですね。
21:45そういうことなんですだからどうやって効率的に育てて食品やエネルギーなどに活用できるかということ科学的な研究が進められていますなるほど温暖化対策の科学的な研究ですかねっ。
22:05実はジャムステックでも真鍋さんの気候モデルそしてスパコン地球シミュレーターを使って国際的な課題を解決するための研究をしているんです。
22:18訪ねたのはジャムステック主任研究員の土井武さんです。
22:29温暖化によって頻発する大雨その影響でアフリカで広がる感染症の脅威から人々を守る研究を行っています。
22:41季節予測と呼ばれる研究をしています。世界中の海の海水温の情報みたいなものがスーパーコンピューターをもとにですね今後どうなっていくのかっていうのをシミュレーションしています。
22:54土井さんは南アフリカ共和国の研究者と組みマラリアの流行を3ヶ月前から予測する研究を続けています。
23:06マラリアっていうのは特に蚊が媒介するんですけども水たまりがあるとすごく爆発的に増えるんですね。
23:13だから普段よりも雨がいっぱい降るとなると南アフリカで水たまりが結構できちゃってそれで蚊が大量発生することでマラリアを流行させるということが分かっていますのでそういう雨の予測っていうのをスーパーコンピューターでして適切にマラリアの流行をコントロールしようという活動をしています。
23:36アフリカでは温暖化によりマラリアで命を落とす人が絶えません。
23:43流行を事前に察知できれば感染拡大の予防を早めに行うことができます。
23:52予測の成果は現場でどのように活かされているのでしょうか。
23:58マラリアの蚊を殺す殺虫剤をいつもより巻いたりとか、
24:03あるいはやはり薬ですね。薬の備蓄っていうのをある程度先の方から準備しておく。
24:08そういう備える医療みたいな形に予測情報を応用すると。
24:12温暖化っていうのを止めていくっていうのも大事ですけども、
24:15やっぱり洗礼のない事態が起こりうるので、
24:17その部分をしっかり3ヶ月先、6ヶ月先から予測して対応するという意味で、
24:22季節予測っていう技術は今期待されている技術の一つだと思います。
24:27次に紹介するのは、大胆だけど少し怖さも感じる研究です。
24:37渡辺慎吾さんは、工学的な手法で地球の環境を大規模に操作する
24:44ジオエンジニアリングと呼ばれる技術の研究を行っています。
24:49太陽放射回変という手法を使って、
24:52清掃圏に日傘を作るという研究をしています。
24:57これは、地球を化学物質で覆い、気温をコントロールしようとするものです。
25:05この技術は、航空機で硫酸エアロゾルなどの微粒子を清掃圏に散布して、
25:12日傘のように太陽の光の入射を減らそうというもの。
25:17地球にどんな影響があるのか、世界中で研究が進められています。
25:24清掃圏、エアロゾルが巻かれますと、清掃圏の空はもともと青みがかっているのですが、それがだんだん白みがかかってきます。
25:31清掃圏に巻かれたエアロゾルが日射を反射することによって、地上にこのように影をもたらします。
25:40非常に薄い影なんですけれども、この影の効果によって地表が次第に冷やされていく。
25:47これが太陽放射改変の中の清掃圏エアロゾル注入と呼ばれる手法で私たちが研究しているものになります。
25:53温暖化に挑む最終手段ともいえる研究ですが、この技術に伴うリスクの克服が課題です。
26:05科学的なリスクの中で一番大きなものは、一体どこにどれだけ巻けばどれくらい冷えるのかといったことがまだ十分分かっていないことです。
26:16実際には屋外実験というのを行って、科学的な手続きに則って、どこでどれくらい巻けば、どういうふうにエアロゾルの層ができて、それがどれくらいの量、日射量を反射するのか、そういったことを詰めていかないと実現は不可能だと考えられます。
26:35さらに、この技術は一部の国や企業がその力を独占し、取引や駆け引きの道具として使う恐れもあります。
26:45国際的な対立や紛争の火種となる可能性も指摘されています。
26:55また、人が自然、気候に手を加える行為は、神への冒涜だという反対意見もあるんです。
27:04さまざま論争とか議論があるところではありますけれども、現在の気候危機といった状況を鑑みれば、将来の人類のため、国際協調の下で脱炭素とこのジオエンジニアリングの組み合わせによって、気候の安定化が生じていく未来、そういったものを真剣に研究しなければいけないと思っています。
27:27つまり、地球温暖化はそこまでまさに来てしまっているというふうに感じています。
27:34今回の取材を通して、真鍋さんの研究のすごさ、また研究者の皆さんの苦労も知りました。
27:42そして、私たちにもできることがもっとあるんじゃないかなって考えるきっかけにもなりました。
27:49そうだね。科学者たちは懸命に温暖化に立ち向かっているのに、自分は何もしていない気がしてきた。
27:57それにもっと研究者の人の提言に耳を向けないといけないなと思いました。
28:04私、国の政策とかも気になるようになりました。
28:11世界はパリ協定を結び、2030年までに気温の上昇を1.5度以内にすると約束しました。
28:23もう5年もありません。それが実現できる道筋は、今、全く見えてないように感じます。
28:34最後にこちらをご覧ください。
28:38ポール・ゴーギャンの作品です。
28:41我々はどこから来たのか。我々は何者か。我々はどこへ行くのか。
28:51ゴーギャンの問いは今の地球に向けられているようです。
28:58豊かさと引き換えに自然が姿を変えていく中で、私たちはどんな未来を描けるのでしょうか。
29:08その筆を握っているのは他でもない私たちです。
29:151997年、真部さんは帰国後、自分の経験や知見をもとに、更新の研究が次の段階に進むようにサポートしました。
29:30しかし、周りの目を気にしてしまう日本の環境では思うように研究ができず、
29:372001年、再びアメリカに拠点を移します。
29:43いつか日本が国際舞台で温暖化に立ち向かい、世界をリードする。
29:52真部さんの胸にはそんな願いがあったのかもしれません。
29:59ご視聴ありがとうございました。
30:00チャンネル登録よろしくお願いします。
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