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  • 4 hours ago
Transcript
00:00日本人の育てを買う必要があると聞いたが、キツネは何でも食うよ。魚ばっかじゃ栄養を偏るから、飼料には牛とかクジラとか色々混ぜるのよ。トド肉もありがたいわ。
00:17黒いキツネばっかり。ここにいるのはほとんどシテンペカムイだ。
00:24黒い毛に白い差し毛が入っているのは銀狐っていって
00:28毛皮として高級品なんだよ
00:30結構儲かってんだ
00:32いいねー!
00:34この辺りに バラフとアイヌの村があったはずだが
00:38知らないか?
00:39ああ ここだよ
00:41二、三十年前にはアイヌの村があったらしいけど
00:44この飼育場を建てる頃には何もなかったな
00:51誰か知り合いがいたのか?
00:54There was a place where you lived in the village of Wilk.
01:02Wilk's mother, and also her mother.
01:08Everyone went to where they were.
01:11Japan and Russia, two countries.
01:15They were destroyed and disappeared.
01:17昔はなカラフトはどちらの国のものでもなかったんだ
01:25それが約30年前
01:28千島を日本領にする代わりにカラフト全島をロシア領にする条約が結ばれた
01:35カラフトにいた和人は急いで撤退することになった
01:40ウイルクの村にいた大半のアイヌも和人の船に乗って北海道へ移っていった
01:47だが母親はカラフトアイヌだったものの父親がポーランド系だったため船には乗れず
01:55ウイルクは両親とカラフトに残った
01:59しかし北海道へ移住したカラフトアイヌの間で伝染病が流行り半数近くが亡くなった
02:08その後 生き残りのアイヌはカラフトに帰還したものの
02:14自分の村には誰一人戻ってこなかったとウイルクは俺に話していた
02:19日本とロシアの勝手な都合で翻弄された結果がこれだ
02:24北海道のアイヌもいずれこうなる
02:28だが光はある
02:31ウイルクはその光をお前の中に見ていたんだ
02:36じゃあ どうしてアイヌはアイヌを裏切って殺した
02:39なぜアイヌの金塊を奪って私に託そうとしたんだ
02:42その答えはこのカラフトの旅の中で見つかるはずだ
02:50お前の知らない父親の足跡を辿っていけば
02:54必ず
02:56ノッペラボーがウイルクであることは確認した
03:11ウイルクは娘でなければ解けない暗号を残した
03:16ということは今アシリパの頭の中には暗号を解く鍵があるはず
03:23デイナ
03:25入れ墨認否が全て集められても
03:29あの子さえこちらの手の中にいれば
03:32誰にも金塊は見つけられない
03:34そして今のうちにその鍵を聞き出しておけば
03:40もっと有利になる
03:42本人は心当たりがないそうだがな
03:44思いつかんのかそれとも
03:48知らないふりをしているのか
03:51無理に聞き出すのは良い手じゃねえ
03:54確かな情報を引き出すには不信感を与えてはダメだ
03:59このカラフトが彼女を成長させれば
04:02アシリパの方から俺たちに鍵を教えてくれるはずだ
04:09食事を全然取らんそうだな
04:12ダメじゃないか
04:14二階堂
04:15杉本が死んだと鶴見中尉殿から聞かされて以来
04:19抜け殻のようなのです
04:20ずっと布団をかぶって出てきません
04:23ほらほら 出ておいで 二階堂
04:29ちゃんと食べたら ご褒美にモルヒネをやるぞ
04:33顔出した
04:36ほら 食べなさい
04:38早く お箸持って
04:40鶴見中尉殿
04:42二階堂は右手が吹っ飛ばされてます
04:44おおっと
04:46はぁ…
04:48はぁ…
04:52ホーク持ってきたぞ 二階堂
04:55ちゃんと食べたら ご褒美にモルヒネをやるぞ
04:58はぁ…
04:59はぁ…
05:00見てます 見てます
05:02はぁ…
05:03出てきた 出てきた
05:05鶴見中!
05:07はぁ…
05:09はぁ…
05:10おお アリサガガッカー
05:13今日は二階堂くんに贈り物があるよ
05:16おぉ…
05:18新しい手だよ
05:20おおお!
05:22二階堂見てみろ
05:24素晴らしい手じゃないか
05:26はぁ…
05:28見てる 見てる
05:29アリサガガッカー
05:31この義手はただの義手ではないのですよね?
05:34もちろん 仕掛けがあるよ
05:38めちゃくちゃ見てます
05:40中指の関節を開くと…
05:43んんんんんんん…
05:45お箸入れになってある
05:47あっ!
05:59ナスビダーニャ
06:00バルニョムシャブヤポーニウ
06:03ヤイムゴーラブラザビユ
06:05ロシア語がお上手ですな
06:07今のは何と?
06:09He told me that he was going to kill his head and kill his head
06:14I'll go to Japan for a long time
06:17I'm going to be able to learn the Russian language
06:20What?
06:26I didn't want to take a long time to take a long time to take a long time
06:31It's all I have to do
06:34Of course, you will be able to do it,杉本.
06:41If you are the same, you won't be able to do it.
06:52Next, you will kill yourself.
06:57If you can't control yourself, you will never be able to do it.
07:03Do you know what you're going to do?
07:07You're going to make the Higo with the Higo-Gusa.
07:12Yes, what are you, Higo-Gusa?
07:17Do you know what Higo is doing?
07:20I'm going to make the Higo-Gusa.
07:24Oh, Higo-Gusa.
07:26It's Higo-Gusa.
07:29鶴見松尉殿は新潟本土のお生まれですからね。
07:35囲碁、囲碁。
07:38あの子の髪がクセっ気で、島のみんなが囲碁とからかった。
07:44でも私はその髪が好きだと伝えました。
07:49はじめちゃんと私の名を呼んでくれるのは、あの子だけでしたから。
07:57悪道、荒くれ者、クソガキ。
08:03島の人間はみんな私をそう呼ぶのです。
08:07人殺しの息子と。
08:10親父が島の嫌われ者で、いろいろと悪い噂のある人でした。
08:18柴田の第二師団へ入隊すると、すぐに日清戦争が始まりました。
08:25この島に俺の居場所はないけれど、戦争が終わったら、一度だけお前のために帰る。
08:33その時に駆け落ちしよう。
08:37日清戦争が終わる頃、なぜか彼女の手紙がプッツリと途絶えたんです。
08:43とても嫌な予感がしました。
08:46佐渡へ帰ると、島の連中が私を幽霊のように見るのです。
08:51お前は戦死したと聞いたぞ。
08:55そして、悪い予感は当たりました。
09:00俺が帰る十日前に、彼女は行方不明となっていて、
09:04履物が海岸で見つかったのだそうです。
09:11毎日必死に探しました。
09:13彼女が岩の隅に引っかかっていないかと。
09:19浜辺に打ち上がる囲碁草を見るたび、そっとした。
09:29ふと我に帰って思ったのは、
09:32俺が戦死したというデマはどこから流れた。
09:38犯人は私の父親でした。
09:41たまりにたまったものが吹き出しました。
09:46クズの中のクズだとは身に染みて分かっていましたが、
09:51どこまで俺の人生の足を引っ張れば気が済むのか。
09:57気がついたら父親は、血の海の中で変ないびきをかいていました。
10:03脳に与えた損傷は致命傷となったのです。
10:09親父がデマを流した理由を聞く前に殺してしまった。
10:20でも今となってはどうでもいい。
10:23存続殺人で死刑の実ですが、
10:26とりあえず、あの子を死なせたクズ親父だけは殺せたので、
10:31満足です。
10:33エゴグサちゃんは自殺しとらんかったぞ。
10:40エゴグサちゃんは自殺しとらんかったぞ。
10:47エゴグサちゃんは自殺しとらんかったぞ。
10:57What?
11:27What?
11:57What?
11:59Ego-Gusaちゃんはお前が生きていることをまだ知らない
12:04だが、私が月島の上官であることを伝えたら、これを渡してきた
12:10はじめちゃんの骨があったら、一緒に埋めてほしい
12:16好きと言ってくれた髪の毛だから
12:21月島のことを伝えるべきだったか?
12:31いえ、今更彼女に何もしてあげられませんから
12:39月島、貴様はロシア語がペラペラだったな
12:44え、いえ、全然全くしゃべれませんが
12:49もうすぐ日本はロシアと戦争になる
12:52だが、ロシア語の通訳が全く足りておらん
12:56お前のようにロシア語が堪能な人間はきっと恩情が与えられる
13:01なにせ、国家存亡の危機だからな
13:05俺は第七七段に転属になった
13:08特務機関のあるスキサップだ
13:11情報商工としてロシアに行く
13:14お前は信頼できる優秀な通訳で部下だから連れて行く
13:19いえ、全然ロシア語は分かりません
13:22私は死刑囚ですよ
13:24ならば死んだ気になって別居をしろ
13:27あんた、もしかして月島はじめじゃないか?
13:46You, it's not me, right?
13:55I was born in Sado. I didn't know that I was born in Sado.
14:01I told you that you were killed. Why are you here?
14:05Well, you...
14:08You've been looking for that girl.
14:13You know?
14:14You, right after that, I found it.
14:19I found it.
14:21I found it?
14:23I found it.
14:26I found it.
14:30I'm sorry.
14:32I'm sorry.
14:35I'm sorry.
14:39What's that?
14:41What's that?
14:42You're not going to get out of here.
14:45Why did you see that?
14:46Why did you see that?
14:47Why did you see that that's the house of the house?
14:50Why did you see that?
14:52You've seen that.
14:53No, I don't know what that's going to happen.
14:59I don't know what that's going to happen.
15:03I want to die.
15:06You had the victim.
15:11Don't let me.
15:14エゴグサちゃんが生きていると分かって、自分が死刑の実であることに後悔が生まれたはずだ。
15:26感謝しろと言うんですか!
15:28あの親父の命にお前を失うほどの価値はない。どうしても助けたかった。
15:38誰よりも優秀な兵士で、同居の信頼できる部下で。
15:45そして、私の戦友だから。
15:51あの子で、俺を騙してほしくなかった。
15:59話は最後まで聞け。
16:01月島、お前、ロシア語だけで死刑が免れたとでも思ってるのか?
16:08フッ。
16:11はっ!
16:17早く残後へ!
16:22ん、伏せてください!
16:31はっ!
16:41俺を名前で呼んでくれるおめえが好きだすけ。
16:44その髪も俺にとっては愛しげな。
16:47おめえの髪をからかうやつは、俺が死者つけている。
16:52助けん。はずめちゃんはみんなに嫌われたっちゃ。
16:56……
17:00あ、あ、あ、傷口を抑えろ!
17:04早く炭火持って来い!
17:06ツルミシェイ殿!!
17:10満州が日本である限り、お前たちの骨は日本の土に眠っているのだ。
17:17お前たちの骨を守るために、我々は狂ったように走り続けるぞ。
17:23I'll keep you alive, sir.
17:27Let's go!
17:29Mr. Mishui殿…
17:33Let's go!
17:35You can live in the middle of the night!
17:38I...
17:40I can't believe it.
17:47The river is at the bottom of the back of the night.
17:50The Kouhei made a lot of things that are in the middle of the night.
17:52Where's it?
17:55Where's it?
17:56There's still one!
17:57It's one of them.
17:59Please take a look at your head!
18:02Let's take this one!
18:03Huh?
18:04That's it?
18:08You're saying, you're going to be優先 to help you.
18:13Get out!
18:15Get out!
18:16Get out!
18:17Get out!
18:18Get out!
18:19Get out!
18:20Get out!
18:21EGOGUSA
18:25EGOGUSA
18:29EGOGUSA
18:33...
18:35...
18:37...
18:39...
18:41...
18:43...
18:45...
18:47...
18:49...
18:53...
18:55...
18:57...
18:59...
19:01...
19:05...
19:07亡者の悪い父親によって、戦争へ行っている間に、婚約者を自殺に見せかけ、殺され、逆上し、殴った末の過失致死というのが、中央の信じた筋書きだ。
19:24私が9年前に佐渡で残した工作を、ずっと島の人間は信じ続けていたわけだ。 そして偶然にも9年後、この宝殿で、佐渡の人間がお前にそれを伝えた。
19:40お前の父親の名誉は散々だが、最後は息子の役に立った。
19:47彼女の死亡お届けも出していない。戸籍もそのままだ。
19:54東京へ突いだ彼女に迷惑はかからんだろう。
19:58はじめちゃん。
20:04ああ、そうですか。
20:08この戦争はもうすぐ終わる。戦争が終われば、例の計画を実行に移す。
20:16アイヌナ、ですか。
20:21覚悟を持った人間が私には必要だ。
20:25身の毛もよだす汚れ仕事をやり遂げる覚悟だ。
20:29我々は、アービィ教官の地獄へ身を投じることになるだろう。
20:35信頼できるのはお前だけだ、月島。
20:39私を疑っていたにもかかわらず、お前は命がけで守ってくれた。
20:46鶴見忠義殿に救われた命ですから、残りはあなたのために使うつもりです。
20:53そして、死んでいった者たちのためにも。
21:02今、その言葉が月島から聞けてよかった。
21:08ねえ。
21:12PIANO PLAYS
21:42PIANO PLAYS
21:49炎で作らせた
21:52どうだ、似合うか
21:57凍った吹雪の中で
22:04灯された明かり
22:09揺れ動いて
22:13凍った吹雪の中で
22:18灯された明かり
22:22揺れ動いて
22:25消えそうで消えずに
22:32何度も輝き
22:36雪溶かした
22:42まだ見てない
22:45季節があるから
22:49駆け上がった
22:51足跡が
22:53消えてなくなっても
22:56僕らが生き抜いた
23:00灯火は消えない
23:03残された傷跡は
23:07優絶の夢見て
23:10命が揺らめく
23:14風を受けて
23:17輝く
23:20次回、不死身の杉本
23:38腹切りショー
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