プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップフッターにスキップ
  • 2017/5/23
建屋奥深くで除染 福島第一原発に新ロボット
2015年12月16日 20時13分
廃炉に向けた作業が続いている東京電力福島第一原子力発電所では、ロボットを使って汚染された建屋内の除染が進められていますが、ロボットがたどり着けずに対策が進んでいなかった
建屋の奥深くで除染を行うロボットが新たに開発され、報道機関に公開されました。
このロボットは、三菱重工業などメーカー3社や東京電力などが開発しました。
福島第一原発では、ロボットを原子炉建屋に入れて除染を行っていますが、壁を削るのに使う金属の粒などを外部から供給する必要があることから、入り口から遠い2階や3階には入れられず、
除染が進んでいませんでした。
これに対して今回のロボットは、4台のロボットを65メートルのホースやケーブルで結び、先頭のロボットが除染を、真ん中の2台が薬剤などの供給を、最後尾の1台が通信などを
それぞれ担います。しかも、それぞれのロボットを小型化することで、従来はたどり着くことができなかった場所にも入ることができるということです。
東京電力などは来年度以降、このロボットを現場に投入したいとしていて、三菱重工業原子力事業部の鬼塚博徳主席技師は「2階などでの除染ができることで、廃炉作業が少しでも
早く進むことを期待している」と話していました。

カテゴリ

🗞
ニュース

お勧め

13:29