00:02マサルは小さな薬屋を営んでいた。
00:03春雪の降り続くクリスマスの夜。
00:08閉店間際の店の前で一人の少年が立ち尽くしていた。
00:10薄汚れた上着にひり割れた靴。
00:15彼は震える手で握りしめた数枚の効果を何度も数えていた。
00:19子供のいないマサルはその少年に不思議な魅力を感じていた。
00:21そして少年を店内に招き入れた。
00:26少年は小さな声で母ちゃんの熱が下がらなくて、と言った。
00:33マサルは症状を聞いて棚から薬を取り出すと、ゆっくり、分かりやすく少年に向かって薬の説明をした。
00:37少年は不安げな声で、「いくらですか?」と聞いた。
00:42マサルはクリスマスの夜には特別に代金はもらってないんだ、と嘘をついた。
00:47少年は涙を浮かべながらお礼を言うと、何度も頭を下げながら帰っていった。
00:52マサルは少年の背中を見つめながら、彼の母親の熱が下がるようにと祈った。
00:53あれから30年がたった。
00:59マサルは長年酷使した体が悲鳴を上げ、重い心臓の病を患ってしまった。
01:02マサルに残酷な運命が雪のように降りかかる。
01:05手術費用は莫大で、店を売っても足りない。
01:08妻と二人、病室で絶望に暮れていた。
01:10もう十分生きたよ。
01:13マサルはため息をつきながら妻に向かっていった。
01:19そんな時、病院内ではマサルの担当医が書類を書いているところへ、一人の医師が入ってきた。
01:23国内でも有数の心臓外科医だと評判の若き天才医師。
01:25二人は友人でもあった。
01:29担当医は手術予定の患者についての相談を彼に持ちかける。
01:30若い医師はカルテを見せてもらった。
01:32すると、一瞬驚いたように目を見開いた。
01:39一方、病室では発作で時折苦しそうにしているマサルの背中を妻がさすっていた。
01:44すると、その病室のドアが静かに開き、あの若い医師が入ってきた。
01:49彼はマサルの顔をじっと見つめた後、穏やかに微笑みながら頭を下げた。
01:55その面影にマサルは何か懐かしい感覚が蘇ってきたが、思い出せなかった。
01:58先生、手術ですが、やはり費用が、と妻が言った。
02:02妻の言葉を遮るように、彼は一通の封筒を差し出した。
02:05そこには、信じられないことが書かれていた。
02:08手術費用、および入院費、支払い済み。
02:12その医師は、30年前、店の前に立ち尽くしていた。
02:13あの少年だった。
02:15そして彼は、マサルに向かってこう言った。
02:19あの時は、本当にありがとうございました。
02:21ずっとお礼に伺いたいと思っていたのですが。
02:24そして、私が担当させていただきます。
02:25全力を尽くします。ご安心ください。
02:31妻は、耳を疑うような顔で、言葉を失っていたが、
02:34その後、両手を胸の前で合わせるような仕草をしながら、
02:35若い医師に向かって何度もお礼を言うと、
02:38泣きながらマサルに抱きつき、
02:40あなた、よかったわね、と言った。
02:42マサルもまた、立派になった。
02:45あの時の少年を見上げながら、涙を流した。
02:48窓の外では、さっきまで降り続いていた雪が、
02:50いつの間にか止んでいた。
02:51静かな。
02:53待ちよhausの後をまろたに、
02:54泣きながら替えに気づくのが、
02:54寝かすりさが始まります。
02:56寝かすりさで、
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