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00:245
00:26I don't know what I'm saying, but I'm not going to be my job.
00:29I'm not going to let you know.
00:33I don't know.
00:34I know you're my brother.
00:38I'm not going to let you know.
00:41I'm not going to let you know.
00:43I'm not going to let you know.
00:47I don't know.
00:49欲しくないなその辺りの事情はよく話してあるしうちの親もバカじゃないからあなたには感謝の気持ちしかないわ軍大附属病院にその人ありと言われたカリスマ外科医が何を言ってるのかしら
01:07そんなに楽しかったの新潟楽しかったおばあちゃんの家はいつも両親が一緒なのが当たり前だったけど今回はそれがないのが新鮮だったのつまり4日間カナタさんを独り占めってことじゃん
01:24まあそういうことになっちゃうけどごめんそうだ面白い写真たくさん撮ったから寝顔とかおにやんまた遊んでるとことか後で見せるね
01:36マジっすか
01:38天の夏はもういつ終わっても悔いはないよ
01:41やだよ若菜の夏はまだ何にもないよ海行こうよ海夏なんだからさ
01:48それはもう一つ気が進まないな人前で水着になるの嫌なんだよね
01:54MFGエンジェルスが何言ってんのそこらの水着よりはるかに露出激しいぞあのコスチューム
02:01我々女子がビーチで水着に着替えるのは何のためよ人に見せるためなんかじゃないよね
02:07純粋に日焼けしたり泳いだりして楽しむためだよね
02:11100%自分のためだよね他人の目気にするなんて馬鹿じゃん
02:16おっしゃる通りです
02:19珍しく若菜の口から説得力のある正論聞かされたな
02:24当然でしょだからレンが漢字になって日にち決めてね
02:28ゆうかも誘うからカナタさんも誘うんだよ
02:31カナタ誘うのそりゃそうでしょ何のために可愛い水着買ったと思ってんの
02:37言ってることとやってること違うぜあんた人に見せる気満々じゃん
02:45そんなに楽しかったのか新潟
02:48よかったなあカナタ毎日が楽しすぎて今思い出しても現実ではないみたいな気がします
02:56新潟のお米はすごいです一粒一粒が輝いていてまるでジュエリーみたいです
03:03甘い香りがとても強くて日本の食文化の奥深い頂点を覗いた気がしました
03:09羨ましいなあそんなの俺も食べたことないよ
03:15レンのおばあちゃんがブリリアントでラブリーで体は小さいですけどとても大きくて強い人でした
03:22レンのファミリーはみんな本当にすごくて
03:26あんないい人たちに囲まれて愛情を注がれて育つレンは素敵なレディーに育たないわけがないです
03:33そういう言い方するってやっぱレンちゃんに惚れてるんだよ
03:39今はまだ甘えん坊のガールですけど
03:42そこなんだよいきなり殴るからなあ
03:46あれレンですハロー?
03:50え?海水浴?
03:52僕もですか困ったな
03:56新潟行くのに4日連続で休んだばかりなので今週はもう休みないです
04:02海水浴だと?
04:05じゃあ水曜の線で進めるね
04:08カナタ今どこ?オガタッチのとこ?
04:11オガタッチにも声かけてみて
04:13男の人が何人かいたほうがいいの
04:16うるさいナンパが来ないように
04:18じゃあね
04:21海水浴行くのか?エンジェルスロンレンちゃんと?
04:24近いですオガタさん
04:26うらやましい
04:28レンの友達も来るそうです
04:30オガタさんも誘うように言われました
04:32え?何ですと?俺が行ってもいいのか?
04:36絶対来てください
04:38僕はレン以外の女の子とはほとんど会話できません
04:42バイト先での社交性は営業用のインチキです
04:46もちろん行くけどさ
04:48なんで俺まで?
04:49ナンパがどうのこうのって
04:52ナンパって何ですか?
04:54それはだな
04:55いやらしい目的で女の子に話しかける
04:58チャラい男のことだよ
05:00アエセ、ガールハント
05:03そういうのを英国にもいます
05:05ピッチピチのJKチームと海水浴
05:09生きててよかった
05:11人生で初めての夏の甘酸っぱいイベントだ
05:16うわ、尾形さん、命が危険です
05:19ものすごい大量出血してます
05:22ママ、ママ、どこにいる?
05:28どうしたの?
05:29この暑いのに走ってきたの?
05:31大変なことになった
05:34つい今しがた楓さんと電話で話すことができたんだが
05:39片入県が先月、群馬の大学病院で
05:45亡くなったそうだ
05:51なんてこと
05:52カナちゃんに何て伝えたらいいの?
05:55辛い役目だが
05:57カナタ君が戻り次第
05:59僕から話すよ
06:15えっと…あの…
06:17頭の中が混乱していて…
06:21何が何だか…
06:23もっと早くに手がかりを掴んでいればと思うと…
06:27残念で仕方がない…
06:29すまなかった、カナタ君…
06:31力になれなくて…
06:33それは違います
06:35そんな風に言わないでください
06:36サヨンジパパ…
06:38あなたは…
06:40ベストを尽くしてくれました
06:43僕は…
06:44心から感謝しています
06:46カナタ…
06:48君のお父さんには…
06:50歳の離れた妹さんがいるんだ…
06:53片桐カエデさんと言って…
06:55群馬の大学病院で働いている…
06:58カナタ君にとってはおばさんにあたるわけだが…
07:01そのカエデさんが…
07:03カナタ君に会って話したいと言ってくれている…
07:07行くかい?
07:08群馬に…
07:10行きます!
07:12ファーザーのことが聞けるなら…
07:14どこへでも行きます!
07:21本当に一人で大丈夫?
07:22カナちゃん…
07:24パパが一緒にいたほうがいいんじゃない?
07:26心配しないでください、マユコママ…
07:29気持ちは嬉しいですが…
07:31一人で行けます…
07:33サヨンジパパには仕事があります…
07:35マユコママには絵画教室があるので…
07:38それを優先してください…
07:40そうだよ…
07:41パパはお仕事行って…
07:43レンが行く…
07:45カナタと一緒に…
07:46群馬行く…
07:47でも…
07:48いや…
07:50レンは敵人かもしれない…
07:52レンに任せよう…
07:54いいかな、カナタ君…
07:56レンが同行しても…
07:58心配だわ…
08:03レンがいても何か役に立つとは思えなくて…
08:07それは僕が言っても同じだ…
08:09ただ、気心の知れた話し相手がいるだけでいい…
08:13そういう意味で、レンは敵人なんだ…
08:16子供だ、子供だと思っていたのに…
08:19いつの間にか育っているものだな…
08:23フープー…
08:25取り得るものだな…
08:32初めまして…
08:36片桐蜓です
08:37カナタ君ね…
08:38すぐに分かったわ…
08:40近くで見ると、あなたはキャサリン姉さんにそっくりだけど…
08:43遠目で見ると、びっくりするくらい兄の面影があるの…
08:46ちょっとした仕草と見るのも…
08:49I don't think I'm going to be surprised by my brother's face.
08:52I mean, it's a little bit different.
08:54It's a little bit different than my brother's face.
08:58It's a strange thing.
09:03Oh, that's what I'm saying.
09:06I've been with my brother.
09:09Oh, first of all.
09:11I've been with you.
09:14I've been with you.
09:17I'm sorry, I've been here. We've been here at the time when we talk about it.
09:22We'll talk about the cafe on a cafe.
09:26She's got a�癌.
09:29She's already there when didn't work.
09:31She's been working with me and she was already working with her.
09:34She was doing this with her technique.
09:37She was working with her.
09:39She had a lot of self-doubt, she had a feeling.
09:42But her body was not going to be a message.
09:45I don't know what I'm talking about, but I don't know what I'm talking about.
09:49He's like a guy.
09:51He's like a guy.
09:53What kind of work was he doing?
09:57He's a witch.
09:59He's a witch.
10:01He's an artist.
10:03I see.
10:05He's amazing.
10:07He didn't know what I was in Japan, right?
10:12No, I didn't know.
10:14I don't know.
10:18You got it.
10:20You came out of contact with me, to know you.
10:22But I didn't want to get you in there.
10:26Yeah.
10:28I didn't believe you were there.
10:30I didn't know.
10:32That's what I don't know.
10:34You won't care about me.
10:35You are coming from your father's perspective,
10:38I didn't care about you.
10:41もうあなたのレースは熱心に応援していたのよ。
10:44第1戦と第2戦は病院のベッドの上で。
10:48だけど、第3戦の予選が始まるときには、
10:52もう渾水状態で意識はなくて。
10:55息を引き取ったのが、ちょうどレースの日なの。
11:01ファーザーが死んだ。
11:03正確な時間が知りたいです。
11:06正確には。 7月16日、13時9分となっているわ。
11:13その時刻。
11:16僕はマナズルのレースを戦っている真っ最中で。
11:19多分3周目に突入していて。
11:29まさか。
11:31なんかあったときは、必ず助けてくれらーず。
11:34カ、カナタ。
11:39ファーザーだったんだ。
11:44あの時あそこにいたの。
11:46僕のレースをアシストしてくれたのは。
11:50カナタ、泣かないで。
11:53あの、何かメッセージとか手紙とか、
11:57カナタにあてて残してくれてないんでしょうか。
12:01そうしたものは、私が知る限り何もないの。
12:05ごめんなさい。
12:07ごめんなさい。
12:09ひどい兄をね。
12:15あなたにあえて嬉しかったわ。
12:18こんなことを言ったら、ずうずうしいお願いだけど。
12:21できれば、実家の両親にも会ってあげてほしい。
12:26とても喜ぶと思うの。
12:28あなたは今のところ、たった一人の孫だから。
12:32兄の遺廃も、遺影も実家にあるので、
12:35お証拠をしてもらえたら、兄も浮かばれるし。
12:39兄が作った作品も、何点かあるのよ。
12:43できれば、それも見てあげてほしい。
12:52兄を許してあげてとは、到底私の口からは言えないけど。
12:57あの子からは、深い悲しみを感じることができた。
13:03それだけでも大喜びすべきだわ、兄さん。
13:07兄さんが思うより、カナタ君は兄さんを恨んではいないよ。
13:13こっちで片切り生を名乗ってくれていることが、何よりの証拠でしょ。
13:19ドラマとか映画では、
13:22亡くなった人から主人公に当てた手紙が、ラストで出たりしますよね。
13:27でもあんなの、見ている人を泣かすために作った、
13:31薄ぺらなご都合主義なんだなって思います。
13:35分かってるけど、そういうのあってほしかった。
13:39だってカナタは、お父さんに会いたくて日本に来たんだから。
13:43あんなに一生懸命に願いを発信し続けていたのに。
13:48僕の両親は二人とも、この世にはいなくなりました。
13:55僕はこれで本当に、一人ぼっちです。
13:59そんなこと言わないで。
14:01カナタは一人ぼっちじゃないよ。
14:03みんなカナタを好きだし、パパもママも大好きだし。
14:08レンなんて、レンがいるよ。
14:14レンはいつまでもカナタのそばにいるよ。
14:18だから、元気出してよ。
14:22この子はどうしてこんなに悲しんでるんだろう。
14:28僕なんかのために、自分のことではないのに。
14:33でもなんだか暖かい。
14:37シャツの胸のあたりが、彼女の涙でぐしゃぐしゃになったけど。
14:41それはちっとも嫌ではなかった。
14:44大きく息を吸ったら、黒髪の甘い匂いを肺の中いっぱいに吸い込んで、
14:50ちょっとむせそうになったけど。
14:54今、この場に君がいてくれてよかった。
14:58レン。
15:07MFゴースト
15:20俺と、上位三峡との差はどこにあるのか知りたいです。
15:30ヒントをください、ボス。
15:33いいだろう。助手席座れせな。
15:36やるか、久しぶりに。
15:38悪い。これ頼む、松本。
15:42目をつむっていろしてな。
15:47えっ。それじゃ、ボスのドライブが見れないじゃないですか。
15:51見ようとするな。
15:53目から入ってくる情報はむしろ邪魔だと思うから言ってんだ。
15:57俺の技を盗みたかったら、
15:59全身の感覚を集中して体で感じろ。
16:03赤き道路の攻め方、教えてやっから。
16:07まるでデジャヴューを見てる気分だな。
16:21昔、何度も見たシーンだ。
16:24あの頃は凌介さんのナビシートにケイスケさんだったけど。
16:32ヘアピン手前の右。
16:34退屈で俺が寝てしまいそうだぜ。
16:40赤き道路なんて。
16:47この荷重変化、強烈。
16:50前後左右に流れるように移動していて、一部の隙もない。
16:56踏んでいる。
16:58こんなとこでこんなに踏むのか。
17:00バケモノが撃ちのボス。
17:01このスピード感。
17:03このタイヤの使い方。
17:05腹減った。
17:07全く違う。
17:09全然ダメだった。
17:11群馬プライドを継承したつもりでいい気になっていたけど。
17:14この人は次元が違う。
17:17俺なんてまだまだ、まるっきりクソだった。
17:26わかるか、セナ。
17:27リア駆動は踏まなきゃしょうがねえだろう。
17:29群馬プライドの神髄は、ざっくり言えばアクセルを踏むための技術体系だ。
17:36ダウンヒルに限定して言えば、藤原匠は俺よりももっと踏んでいく。
17:41あいつは頭のネジがぶっ飛んでる土天然だからな。
17:46肩斬り彼方はその直径だ。
17:49侮ったら墓穴だぜ。
17:50スケーや、ボス。
17:54まだ興奮で体が震えてる。
17:57イメージ消えないうちに、自分の走りに落とし込んできます。
18:01何が何でもものにしてやる。
18:10ああ、ガキと嫁さん連れて里帰り中だってのに。
18:14夜中に山で何やってんだ俺は。
18:17なあ、松本。
18:20多分まだ聞いてねえだろうけど。
18:22兄貴、結婚するんだそうだ。
18:25本当ですか?
18:26寝耳に水ですよ、そんな話。
18:29初めて聞きました。
18:30俺だって今日初めて、兄貴から聞いたんだ。
18:34群馬コネクションがひっくり返るほどの一大トピックですよ。
18:37衝撃が走るな。
18:40だよな。
18:41兄貴は結婚なんて凡人くせえことしないと思ってたのに。
18:45あの土天年も去年結婚しやがったし。
18:49みんないつのまにか年食ってくんだよな。
18:52大人にはなりきれてねえけど。
18:55MFGのファンサイトにね。
19:00投票で決める最もエキサイティングなレースという項目があってね。
19:04先月のマナズルが2位にダブルスコアで1位なのよ。
19:08すごくない?
19:10ミハイル、そのレースに勝ったのがあなただなんてさ。
19:14ハイルスマル。
19:16あらら、ご機嫌斜めなのね。なぜに?
19:20見ている者にとっては退屈な。
19:23フォールトゥーウィンの予定調和のレースを僕は望んでいる。
19:27なんだろう、このフラストレーションは。
19:31サワタリと86番の若いドライバーを相手に激しく競り合ったとき。
19:37今までにないほど高揚した。
19:40あんなにバカにしていたMFGでの勝利に、僕は達成感を感じている。
19:46この感覚にどう折り合いをつける。
19:53コウくんも泳いでくればいいのに、水が冷たくて気持ちいいよ。
19:58うん。
19:59リッチだね、シティホテルのガーデンプールって。
20:03友達に行ったら羨ましがるな。写真あげて自慢しよう。
20:09腰のあの辺りがエロくて逸材だよな、サナって。
20:14ん?なに?
20:16コウくん、サナの可愛いビキニ姿見てたらムラムラしちゃった。
20:20お部屋行く?
20:22待て待て。こんな真昼間からじゃ身がもたない。
20:26始めたら終わらないんだから。
20:28何か想像してたら気分出てきてしまったな。
20:37サナも。
20:38部屋行くか。
20:42物資とはね。
20:44聞けば聞くほどケンちゃんらしいわ、その選択肢は。
20:51美大でも立体造形のコースだったし、繊細で迫力ある彫刻を作っていたわ。
20:57ねぇママ、レン悩んでることあるんだけど。
21:02ワカナ達と海に行く約束しててね。
21:04カナタも行くことになってるんだけど。
21:06あんなことがあったばかりだし、カナタはきっとそんな気分じゃないと思うの。
21:13レンもあんまり気が乗らなくて。
21:15キャンセルしてもいいよね。
21:17ママは行ったほうがいいと思う。
21:21どうしてそう思うの?
21:23カナちゃんには気分転換が必要だし、むしろ積極的に連れ出してあげなきゃダメよ。
21:29でもさ、迷惑だと思われたらやじゃん。
21:32思わないわよ。
21:34カナちゃんはそんな子じゃないもの。
21:36知ってるでしょ。
21:38カナちゃんのためにプラスだと思うことなら、どんどんやればいいの。
21:42そうなのかな。
21:45だったら、水着買いに行かなきゃじゃん。
21:52僕が日本に来たことは、何か運命的な出来事かもしれない。
21:57ママが死んだあと僕は、生きる方向性を見失ってしまったんだ。
22:03インナースペースに閉じこもって、孤独という優越にとっぷりと使った。
22:09寂しくて、誰かに構って欲しかったのかもしれない。
22:14甘えん坊の子供みたいに。
22:17今度も同じようなスパイラルに落ちそうになった。
22:21でも、そうはならなかったよ、ママ。
22:24僕は少しだけ成長したかな。
22:27日本という国と優しい日本の人たちが、
22:31レンという名前の女の子が、
22:34僕を力づくで引き戻してくれた。
22:37ママに重要な報告が一つあるんだ。
22:41父さんは僕にプレゼントをくれたよ。
22:44信じられるまま、あの時奇跡が起こったんだ。
22:50父さんが僕のレースをそっとアシストしてくれたんだ。
22:56父さんと話すチャンスは永遠に失われてしまったけど、
23:00僕は嬉しかったよ。
23:03短い時間だったけど、
23:05ダディと心が通じ合えたから、
23:08確かに感じたんだ。
23:10暖かなぬくもりを。
23:15ママは性格がきついから、
23:17そっちでダディをいじめないでね。
23:19今度は仲良くしてね。
23:21次回、第31話。
23:34夏の終わり。
23:36夏の終わり。
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