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  • 1 week ago
Transcript
00:00青い海にポツンと浮かぶこちらの島。
00:18沖縄県南大東島です。
00:242024年、この島の地下から大ニュースが飛び込んできました。
00:34なんと巨大な水中洞窟が発見されたんです。
00:42NHKは研究者たちと共にこの空間を徹底調査。
00:50すると、世界でも類を見ないほど奇跡であふれた島であることが分かってきました。
00:59まるで宝石のような造形物や、
01:04続々と見つかった未知の生物たち。
01:10さらに、地球の未来を教えてくれる重大な手がかりまで。
01:17こんなデータが得られるのは奇跡ですよ。
01:20こんな島は他にはないかなと思います。
01:22特別な島です。
01:25絶海に浮かぶ南大東島最新研究で明らかになってきた島の奇跡に迫ります。
01:34おお、なんか平らな島ですね。
01:38はい、きょうの舞台は沖縄県の南大東島です。
01:43井上さん、行ったことは?
01:44ないです。島好きですけど、初めて聞きました。
01:48ではまずはこの南大東島がどの辺りにあるかというと、こちらです、日本の南、沖縄県、南西諸島が並んでいますが、南大東島はこの辺り、沖縄本島から360キロも離れた場所にあるんです。
02:07えっ、結構離れてますね。そうなんですよ。で、この島がいくつもの奇跡が集まっている場所っていうことが最新研究で分かってきたんです。奇跡が集まっている?はい。きょうはですね、この島にまつわる3つの奇跡を見ていくんですが、まず1つ目の奇跡がこちらです。
02:30南大東島に暮らす特別な生き物たちです。大東オオコウモリ、大東コノハズク、大東ヒラタクワガタ、そして大東ビロウです。
02:43あっ、もう独自の生き物たちですか。
02:45こんなふうに南大東島には固有種や固有亜種など10種ほどが生息しています。ただ今ご紹介した生き物はすでに調査が進んだもの。今回NHKはこんな場所の調査に挑戦してみました。こちらです。
03:06あっわーすごい何何ここはここはですね島の地下に広がっている水中鍾乳洞ですえっこれ本当のあれ景色ですか?えなんかこの世じゃないみたいですね。
03:25これまでその存在は知られてはいたんですけれども去年初めて詳細な調査撮影をしたんです。初めて。もしかしたらこの場所にもこの島ならではの生き物がいるかもしれない。どんな生き物いると思いますか?わー鍾乳洞ですよね。やっぱり鍾乳洞みたいなイカがいるんじゃないですか。鍾乳石?あーツララみたいな。
03:53あーツララみたいな。ツララみたいなイカとかさすが妄想を。未知の生き物はいるのか?お!行くぞ!おお!おお!人口1200人ほどの南大東島。一面に広がるのはサトウキビ畑です。
04:17この下にいくつもの水中洞窟が眠っているといいます。
04:24さあ果たして未知の生物は見つかるのか?
04:30この調査に情熱を注いでいる下村道隆さん。
04:37長年南大東島の水性生物を調べてきました。
04:42ダイバーさんが深いところまで行っていただける。そこで採取していただけるっていうのは、おそらく今回初めてで非常に期待してまいりました。
04:55オッケーですか?いった。いよいよ調査スタート!
05:01洞窟は真っ暗な闇。
05:12ライトの光はほんの数メートル先しか届きません。
05:22すると、入口からおよそ5メートル。
05:27沈んだ流木によーく目を凝らしてみると…
05:33赤いエビを発見。正体は洞窟沼エビ。
05:38いきなり絶滅危惧種に出会っちゃいました。
05:41すっごい綺麗な色ですね。
05:45さらに入口から40メートル。
05:50おや?ダイバーが何かを発見したようです。
05:55ライトの先には不思議な生物が。
05:58なになにふわふわしてる。
06:03早速採取して下村さんが確かめます。
06:08多毛類、いわゆる誤解の仲間ですね。
06:13おっと、これは島独自の生き物発見か?
06:19誤解の専門家、地味直人さんに詳しく調べていただくと。
06:24観察した結果、スピオカという誤解の仲間でした。
06:31洞窟の中にいる誤解っていうのは非常に限られていて、珍しいんですけども、
06:37侵襲の可能性は非常に高いと思います。
06:40現状ではちょっと断定することができない。
06:45誤解は通常、砂や泥の中に隠れています。
06:48ところが、繁殖期を迎えると、
06:53体に生えている毛の形を変え、水中で泳ぎ始めるものがいるというのです。
07:00今回見つかった誤解は、姿が変わっている可能性があるため、
07:05新種と断定できませんでした。
07:09うーん、残念。
07:12調査再開。
07:14入口から50メートル地点で、再びダイバーに動きが。
07:21容器に何か捕まえたようです。
07:23それが、
07:25こちら。
07:27なんだなんだ、一生懸命泳いじゃれば。
07:30大きさわすか5ミリほど。
07:32これは一体下村さんが形態を細かく調べます結果は怒りこちら感激横エビの仲間ですこれまでに知られている種とは足に生えてます合毛の数それから配置が違っておりましてこの種は新種だと考えています
07:55ついに発見これまで論文発表のされたことがないそれにしてもなぜ水中洞窟で貴重な生物が次々と見つかったのでしょうか?
08:12実はこれこそ南大東島の奇跡。
08:19南大東島の水中洞窟は非常にこう閉鎖的な環境ということが言えるかなと思います。
08:30そこに隔離されて適応してしまった生き物にとっては非常に住みやすい場所である。
08:37南大東島の地下には少なくとも30の水中洞窟があることがわかっています。
08:46しかしその洞窟は僅かな隙間でしか海とつながっておらずほとんど水の流れがありません今回発見された生物たちは島の地下に閉じ込められたことで独自の進化を遂げてきたというのです
09:05これからもどんどん調査していけばどんどん新しい生き物が見つかるんじゃないかということを期待していますねうんすっごい見たことない生き物がいっぱい出てきてすごいきれいでしたねではさらにその世界について詳しく聞いていきましょう調査を行ったあの指が新種だと分かった時どんな気持ちになりました?
09:32南大東島は10年以上あの調査で通わせていただいてますけれども今まで見つかってませんでしたのでまだこんな見たこともない生き物がこんなに長く調査している場所にいるんだって言って大変驚きました
09:4510年間通っててもまだ知らないことがいっぱいあるんですね
09:50今日はですね下村さんたちが見つけた新種をスタジオに持ってきていただきました
09:56ありがとうございます こちらになります
10:00わー楽しみ
10:03おー
10:04肉眼ではちょっと難しいものですのでこれで見ていただければ
10:09はい失礼します
10:11かわいいちっちゃい本当に爪先ぐらいの小ささで色は透き通って白で後ろ足が長いですね本当にその儚いエビって感じがします
10:26体に色素を持っていないあるいは目に色素を持っていないから全体的に白く見えるというそれは洞窟に適応した特徴であるというさ井上さん水中洞窟で新種が見つかったのは洞窟内の水の流れが少ないということのほかにさらにこの島ならではの超特殊な環境が関係しているんです超特殊な環境?そうなんですこちらはですね高知県の三淀川です
10:54潜ってみると不思議な現象があれなんかモザイクみたいなのかかり始めましたこれは川の河口で見られる現象なんです河口では下の方が海水上の方が淡水と分かれているんですそれが混ざり合っているところがこうやってもやもや見えるそうなんですそうなんだすごい不思議なびっくりしましたこれと同じ現象があの水中洞窟でも
11:24起きているっていうんです島の外から入ってきた海水は下に下にそして雨水などがその上に重なりますするとその中間に両者が混ざり合う環境が生まれますこれはアンキアラインと呼ばれるんですが実は今回見つかった生き物たちはそのアンキアラインで見つかったんですへえ
11:54エビの祖先と考えられる種が例えば海の中に住んでいて新しい新天地を求めて南大東島に入ってきたと
12:24住んでいる生き物がアンキアラインに来るとその生き物はどうなっちゃうんですか恐らくそう簡単にはそのアンキアライン環境には入ってこれないまあいわゆるバリアの働きがあるかと思いますなるほどじゃあ本当にそこに適応していけたら楽園ですねちょっとうらやましいですね
12:54アンキアライン探しましょう私たちのアンキアラインをはいここまで一つ目の南大東島の奇跡特殊な環境で独自の進化を遂げた生き物たちでしたそして2つ目の奇跡参りますよ2つ目2つ目はですねこの島の成り立ちですおそれは知りたいですそこにはですね壮大なドラマがあったんですよ楽しみ
13:19直径およそ6キロメートルの南大東島そのドラマチックな成り立ちを教えてくれたのは
13:29長年南大東島の地質を調べている伊竜康文さんです
13:36早速島の成り立ちを物語る場所へ案内してくれました
13:43このお化けを見てください
13:49高さ10メートルを超える巨大な岩
13:54その表面はご覧の通りゴツゴツ
14:00何やら特徴的な模様も
14:03実はこのラッキーを作っている石というのは生き物が作った石なんです
14:09そうこの岩もともとはある生物だったんです
14:15それは
14:16サンゴ
14:19この岩の正体は石灰岩
14:25サンゴの死骸が積み重なってできたものなんです
14:29海中を覗いてみると
14:35島の土台部分これも全部石灰岩
14:42おおすごい
14:44その厚みはおよそ2000メートルにも達すると考えられています
14:50実はこの南大東島というのは約4000万年以上にわたって
14:56サンゴ礁の堆積物が累々と重なってできています
15:00その始まりは今から5000万年前
15:06現在の位置から南東へ1000キロメートル以上離れた場所に
15:12南大東島の土台が誕生しました
15:14この土台はフィリピン海プレートに乗って
15:19少しずつ北西へと運ばれ
15:22現在の位置まで移動したというのです
15:24この時フィリピン海プレートは
15:29琉球海溝に向かって沈み込んでいきます
15:32その過程で島の土台にサンゴが成長
15:36再び沈み込んでいくと
15:40また新たなサンゴが成長します
15:43これを繰り返すことで
15:47やがて分厚い石灰岩となり
15:49南大東島の基盤が築かれていったのです
15:53しかしご覧の通り
15:56これだけでは島の土台はいつまでも海の中
16:00陸にはなりません
16:01さあここからが島が誕生した奇跡
16:07実はある現象が島の運命を大きく変えたというんです
16:13その一端を見ることのできる場所が
16:17島の北側にありました
16:19観光名所として知られるバリバリ岩
16:26高さ10メートルを超えるこの大きな岩の割れ目こそが
16:32島が誕生した奇跡を物語っているというんです
16:35ここにこのパンケーキがあります
16:38このパンケーキを下から押して持ち上げてみますと
16:41こういうふうに割れてしまいます
16:44つまりこのバリバリ岩というのは
16:46この島が持ち上げられて割れたという証拠になっています
16:50えー持ち上げられて割れた
16:54壮大ですね
16:56一体どういうことか
16:58イリュウさんが注目したのは
17:02割れ目の向きです
17:04この方向ですね
17:07この方向というのはですね
17:10琉球海溝の方向とほぼ平行です
17:13上空から見たバリバリ岩がこちら
17:18北から南にかけて割れていることが分かります
17:23この向きを琉球海溝の向きと比べてみると
17:30確かに同じ方向を向いています
17:34おーほんとだ
17:36つまりこういうこと
17:39プレートは琉球海溝に沈み込んでいきます
17:44するとある時
17:46プレートの間で摩擦による引っかかりが起こり
17:51たわみが発生
17:52こうしてできた地形をアウターライズといいます
18:00今から600万年前島の土台はこのアウターライズに乗り上げなんと海中から顔を出したのです本来沈む運命にあった南大東島実は奇跡的に持ち上げられて誕生した島だったのです
18:30すごいですね
18:31ではこの奇跡については東北大学教授の伊竜康文さんに聞いていきましょう
18:36よろしくお願いします
18:37よろしくお願いいたします
18:38ああいう形でできた島他にもあるんですか
18:42今10万戸ぐらい島があると言われてるんですけど
18:45ああいう風にアウターライズに差し掛かって上がってる島っていうのは数例しかありません
18:50数例
18:5110万も島って数例なんですね
18:54はあこの島はどれくらい持ち上がったんですかこの南大東島の地表の地質それからその周辺の地質それから海底地形さらにはその地震波の記録をまあ細かく解析したところを現在までに大体300メートルぐらい隆起したということが分かっています300メートルはいそれはだいぶ持ち上がりましたねそうですね
19:19実は私たちが今いるこの水中小乳洞も島が持ち上がったことでできてるんです
19:26アウターライズに乗り上げて島が持ち上がりこんな風に海面から蚊を出しました
19:32そこに雨が降り注ぐと島の石灰岩を少しずつ溶かしていき小乳洞ができたんです
19:40そうなんですね
19:42さらに氷気が終わると氷が溶け海面が上昇
19:46こうして水中小乳洞が誕生したというわけなんですなるほどサンゴだったからこそ空いたってことですかそうですね炭酸カルシウムですので雨水っていうのはこう降ってくる時に空気中の二酸化炭素を溶かし込むんですこの水が石灰岩を溶かして小さな穴がやがて大きくなって小乳洞になるということですですから陸の上に上がらないと小乳洞はできないですね
20:15陸に上がった時代があった頃こそあれができてるんですねちなみにこの島っていうのは今後どういう風になっていくんですかアウターライズに差し掛かって実はまだ上がっている最中なんですよそのまま上がってくれるかというとそうじゃなくてもうちょっと長いタイムスケールで見るとやがてこの島は沈んでいって最終的には琉球海溝に飲み込まれるという形になります
20:45長い地球の歴史の中では本当に今最後の一輝きの一瞬を我々は見ているという
20:52最後の一輝き
20:54はいちょっと悲しい表現なんですがそういう風に思っていただければと思います
20:59ということで南大東島2つ目の奇跡は沈む運命だった島が偶然持ち上がって姿を現したでした
21:09いやーすっごいまるで物語のようなストーリーでした
21:13さあ井上さんいよいよ最後の奇跡ですよ
21:18ラスト奇跡
21:18鍵となるのはですねこちらですよ
21:23わー何これ
21:26南大東島で見つかった小入石でございます
21:31すごいキューと詰まっているような感じがして
21:34美味しそうにも見えるような
21:36美味しそう
21:37ちょっとなんかお菓子みたいな質感でもあるような
21:40はいはいこのですね小入石とってもとっても貴重なものなんですが
21:44調べるとあることが分かるそうなんです
21:47何ですか
21:48地球の未来です
21:50えっ地球の未来
21:52やってきたのは東京大学大気海洋研究所
21:58横山雄介さんは過去の気候変動を調べることで
22:05未来の予測に役立てようとしています
22:08その鍵を握るのがこの南大東島の小入石
22:15価格分析をすることで年代が分かって回数順変動が分かるということになります
22:23えっ過去の海面の動きが分かる
22:28そのメカニズムがこちら
22:32小入石は水滴に含まれる炭酸カルシウムが少しずつ堆積することでできます
22:39しかし氷器の終わりに氷が溶けて海面が上昇すると
22:45小入石は成長できなくなるのです
22:48つまり小入石が成長し始めた時には
22:58海面は小入道より低い位置にあり
23:02成長が止まった時には高くなっていたことが分かるのです
23:06その特定に用いられるのがこちら
23:10誘導結合プラズマ質量分析装置です
23:16調べるのは小入石に含まれるウランとトリウム
23:24ウランとトリウムの同位体は
23:28年を追うごとに変化するため
23:30その比率が分かれば年代も分かるのです
23:36分析結果がこちら
23:39小入石が成長を始めたのは
23:42今からおよそ11万年前
23:44そして成長をやめたのは
23:46およそ1万年前と分かりました
23:48つまり11万年前の海面は
23:55小入道よりも低い位置にあり
23:571万年前には高くなっていたことを突き止めたのです
24:01実はこれまで過去の海面変動は
24:06サンゴの化石から読み取られてきました
24:08サンゴは海面近くに生息するため
24:13その化石の位置と年代から
24:16当時の海面の高さが分かるというのです
24:19しかしこれには課題も
24:23サンゴの化石は異なる鉱物に変化しやすく
24:27年代測定が不確かなことも多かったのです
24:30ここで奇跡
24:33小入石は変化が少ない鉱物
24:37そのため今回初めて
24:40正確な海面変動のデータを得ることに成功したのです
24:44さらに横山さんはこのデータから
24:48表記の氷の量を推定することで
24:51過去と未来の気候変動を読み解こうとしています
24:55そこまで分かっちゃうんだ
24:58表彰がどのタイミングで大きくなったか
25:00それがどのくらいの規模で大きくなったか
25:03というようなスピードまたは場所が分かると
25:08気候の情報として極めて重要になってきます
25:12今から11万年前の表彰量がこちら
25:17北欧や北米は現在より氷に覆われています
25:22これまで仮説に過ぎなかった
25:2711万年前の表彰量が
25:29今回初めて科学的に裏付けられたのです
25:3310万年前の気候の情報というのは
25:39一つ前の表記の開始時期にあたるんですね
25:42表記がスタートした時期のデータを得て
25:46理解を含めることは
25:47今後気候システムの理解を進化させていく上で
25:53重要になってくると思います
25:54本当に小さな島の消入石で
26:01いろんなことが分かるんですね
26:04未来のことも過去のことも
26:06例えば炭素酸素の同位体を分析することによって
26:10昔の島の植生がどうであったかとか
26:13大気がどういう状態であったのかとか
26:16こういうことが分かるんですね
26:17こういう陸の記録と海の記録
26:21さらには表彰の記録を
26:24全部束ねることによって
26:26将来我々が今直面している
26:29異常気象というのが
26:30どのようになっていくのかというのを
26:32考える上で非常に重要な情報になります
26:34一つの発見がこんなに大きなことを解き明かすんだなと驚きました
26:40さあ井上さん改めて今日見てきた南大東島の3つの軌跡
26:45こちらです
26:46まず生き物
26:49成り立ち
26:52そして
26:53気候予測の手がかり
26:55見てきました
26:56最新科学でこの島がすごいってことが
26:59分かることによって
27:01その島がもっと魅力的に見えて
27:05あと日本は島国じゃないですか
27:08ちっちゃい島もたくさんあると思うんで
27:10またどこかの島とかから
27:13こういう貴重な情報が見つかったらいいなという気持ちで見てました
27:18さあ下村さん
27:21今後はどんな研究をしていきたいですか
27:24南大東島のアンキアライン洞窟に
27:27固有の生き物がたくさん今回見つかりました
27:30そういった特殊な環境に適応したという
27:35その進化のプロセスというものを明らかにできれば
27:41生き物全般ですね
27:43進化を考えた時に
27:45どういった環境にどういった形で進化して
27:48適応していくのかという
27:50道筋を明らかにできるかもしれない
27:52舞台が南大東島だというふうに考えています
27:55井上さんが想像したような生き物もいるといいですね
28:01そうですね
28:02見つかったら教えてください
28:04生き物の世界は思いもよらぬ発見が続きますけれども
28:08なかなか難しいかなとは思います
28:11難しいですか
28:12でも何があるか分からないですからね
28:15何があるか分からないですね
28:15楽しみにしています
28:16さあ伊流さんは今後の展望どうでしょうか
28:20ちょっと見ていただきたいものがあるんですが
28:22すごい綺麗
28:25これは小乳洞の中でできている結晶です
28:29結晶
28:30こういう鉱物というのは非常に炭酸カルシウムがいっぱい入っている水から
28:36ゆっくりゆっくり結晶ができるというふうに言われているんですが
28:40じゃあどのぐらいゆっくりなのかとか
28:43どのぐらいの水温だとか
28:46よく分かっていないんです
28:48新たに水の分析装置も実は導入が決まりましたので
28:52地質学以外の方法でも解明しようというふうに今考えているところです
28:56本当に芸術的な結晶でしたけど
29:00ここにもどんなロマンだったり科学が詰まっているのかというのが楽しみですね
29:05やっぱりこう私生涯かけてこの島を研究していきたいというふうに思っています
29:11お二人とも本当にこの島の虜なんですね
29:15そうですね
29:16下村さん伊竜さんありがとうございました
29:21ありがとうございました
29:22それではサイエンスゼロ
29:25次回もお楽しみに
29:27次回は寄生昆虫
29:38寄生と聞いても嫌わないで
29:42最新研究から寄生昆虫の脅威の能力が次々と明らかに
29:49いやすごいな
29:52毒に分身に遺伝子操作
29:56寄生昆虫から学ぶ生存戦略
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