D N Angel 06

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00:00悲しいほど光りだした白い闇切り裂く翼になれ

00:14冷たい太陽に照らされてて飼い慣らされた自由があった

00:39鏡に映った奇跡の夜マスクを外し始めたMy soul

00:52白く染まる闇突き抜けて新しい時代を刻み続けろ

01:05解き放した心のままに果てしなく続いてく逆夜の音で

01:21タッカ?やっぱ駄目だ。

01:28タッカ?やっぱ駄目だ。

01:35タッカ?やっぱ駄目だ。

01:42雑魚は誰だ。

01:43Value 宇宙はどこにいるよ?

01:44飛 diğer cons Anyway

01:46べろ!

01:47どってゆっくり。

01:48ほら気をつけで。

01:49あっ。

01:52待って fot

01:54Are you okay?

02:11I'm okay!

02:12How's it going?

02:14Sorry!

02:17Are you okay?

02:19Yes, I'm okay.

02:24怪我はない?

02:27よかった。

02:30美穂!

02:32美穂!

02:37大丈夫美穂!

03:13何とかごまかさなきゃ。

03:22母さん!

03:25大丈夫?

03:27怪我は?

03:28え?

03:29何のこと?

03:31これ?

03:32ちょっと転んでさ。

03:34さっき小さな女の子とお母さんがあなたのおかげで助かったってお礼に見えたのよ。

03:45え?

03:46ピアノに潰されなかったのはラッキーだったのよ。危ないわね。

03:51うんどうやらかすり傷だけみたいね。

03:56たとえかすり傷でも傷を負うようではまだまだ修行が足りんな。

04:01はーい。

04:02あなたがいないとダークも出てこられないんですからね。

04:06今後じゅうぶん気をつけるように。

04:12ごめんなさい。

04:20きゃあ。

04:22ねえ、ウィズ。

04:23母さん、ぼくとダークとどっちが大事なんだろう。

04:27きゃあ。

04:29あれはさ、ぼくのことを心配したっていうより、ダークが出てこられなくなるのを心配したとしか思えないよ。

04:39母さんって時々よくわからなくなることがある。

04:42やっぱり、ほかの母親とはかなり違うよね。変わってるよね。

04:50きゅう。

04:51きゅう。

04:52ねえ、ぼくがもし家でなんかしちゃったら、母さんどうするんだろう。

04:57でも、今はダメだね。

05:00あと3日か。

05:02きゅう。

05:03どうしようかな、今年は。

05:06ぜんぜんアイデアが浮かばないよ。

05:08ここんとこ、ダーク様、現れないわね。

05:12でもそろそろ、来るかしら、予告状。

05:17おめでかかりたいわ。

05:18おめでかかりたいわ。

05:20よっ。

05:21ダークの写真分けてやろうか。

05:24ワンパターンだね、さえはらくんも。

05:26今度は何?

05:28掃除等番?

05:29ノート写させてくれ。

05:31ヤアだよ。

05:32ケチ。

05:33鞘原くん。

05:35おう、原田妹。

05:36いる?

05:37とっておきのダークの写真。

05:39ねえ、新情報入ってない?

05:41お父さんから。

05:42い、今のところ何も。

05:44そう。

05:45じゃあ、聞いたら教えてね、報道部長さん。

05:48おう、任せとけ。

05:50っておい、ノートは?写真代の。

05:53うーん。

05:55あっ。

05:56あ、ご、ごめん。

05:58あれ?

05:59僕、今、何しようとしてたんだっけ。

06:02どうしたの?

06:03にわくん。

06:04なんだか朝からぼーっとしてるわね。

06:06いや、別に。

06:09女の人って、何をプレゼントされたら、一番嬉しいのかな。

06:15え?

06:16こーら!

06:17純情そうな顔して、この女だらしが。

06:20いったい誰にやろうってんだ?

06:23あ?

06:24違うって。

06:25うぅ。

06:26お母さんの誕生日なんだよ。

06:28へえ、お母さんの。

06:30おおいおい。

06:32お前、まだ母親の誕生日にプレゼントなんてことやってんのか?

06:35え?

06:36ふつうあげない?

06:37やんねえだろ。

06:38そう?

06:39女はともかく、男がやるなよ。

06:42いいじゃない、プレゼントあげたって。

06:45と、とにかくこんなことで悩むなよ。

06:49髪にカタタタキ剣って書いてやりゃいいんだよ。

06:52それで十分。

06:55さすがにそれだけじゃちょっと。

06:57二羽くんってお母さんに優しいんだね。

07:01い、いや、別に。

07:04ただいま。

07:07だいちゃん。

07:09えっ。

07:10た、母さん。

07:12あはは。

07:14どう?

07:15なんて格好してるんだよ。

07:18高校の時の制服よ。

07:20片付けしてたら出てきたの。

07:22懐かしくってつい来ちゃった。

07:24すごいのよ。

07:25サイズもぴったり。

07:28まったくいい歳して。

07:30いい歳?

07:31え、いや、母さん若い。

07:34まだ高校生で取るよ。

07:36うん。

07:37まあ、何よその言い方。

07:39これでも母さん若い頃はモテまくりだったんだから。

07:43ちょっといらっしゃい。

07:44わ、わかったよ。

07:46おじいちゃん、なんとか言って。

07:48まあ、気の済むまで付き合ってやる。

07:51ほら、見てごらん。

07:53母さんのこのかわいらしさ。

07:56うわぁ。

08:02御町内でえみこちゃんっていえば、知らない人はいなかったんだから。

08:06ほんとにかわいい。

08:08でしょでしょ。

08:10学校じゃ毎朝靴箱に手紙が入ってたし、

08:13下校時間には肛門のとこでいつも誰かが待っていたものよ。

08:17へえ、ほんとにもともてだったんだ。

08:20まあね。

08:21でもね、なぜか男の子はみんな逃げちゃうのよ。

08:24え、なんで?

08:26ふーん。

08:28きっとあれが原因ね。

08:31いいわよ。でも条件があるの。

08:34男の子、産ませてくれる?

08:37ああ。

08:38私のこと好きって言ったよね。

08:40自信ある?

08:41ええ。

08:43ぜったい男の子じゃなきゃダメなの。

08:45そ、そんなこと言っても。

08:47どうなのよ。はっきりしなさいよ。

08:50ご、ごめん。

08:52ご、ごめん。

08:54ちょっと!

08:55もう育児なし!

08:58中学でも高校でも大学でもずっとそう。

09:06誰もうんって言ってくれなかったの。

09:09他には何にも条件なんてつけてないのに。

09:12あったりまえだよ。

09:14そんなことにうんって言う自信、誰にもないって。

09:18だいたいその迫力で迫られたら、みんな引いちゃうよ。

09:23あ、でもだったら父さんは?

09:27聞きたい?

09:29コスケさんはね。

09:32あれは母さんが大学に通っていた頃。

09:3712月のセントホワイト祭にね。

09:40ほら、好きな人に何か白いものを送るでしょ。

09:45たくさんのプレゼントの中に一つ、差出人もカードもついていない小さな箱があったの。

09:55中には白いリボンが入ってた。

10:04真っ白なサテンのきれいなリボン。

10:08たったそれだけなのに、なぜかとっても印象に残ったのよ。

10:14誰からかはわからなかったの?

10:17そのときはね。

10:19そして次の年、またセントホワイトの日が来て。

10:23またリボンが届いた。

10:25はっつれ。

10:27今度は届かなかったの。

10:29本当はちょっと期待してたのよね。

10:32アクセサリーとかきれいな小物とかいっぱいもらってるのに、

10:36どうやら私はそのリボンが欲しかったみたいなの。

11:11フラッと倒れかかって、ちょっと休んでいったほうがいい。

11:17その日はレポートの提出で徹夜したの。

11:20それで貧血を起こしたのね。

11:22あ、大丈夫ですか?

11:26あ、ええ、大丈夫。

11:28あの、これ、どうぞ。

11:31あ、このリボン。

11:33このリボン。

11:34あっ。

11:36それがコスケさん。

11:39あとで聞いたら、かっこよく渡そうと思って、タイミング計ってついてきたんだって。

11:44それがうっかりそんなとこでハンカチと一緒に出しちゃって。

11:48フフフ。

11:50僕って父さんに似たんだ。

11:53あれであの人、けっこうあわてんぼなんだから。

11:56それで父さんが告白してハッピーエンド?違うわよコスケさん好きとか愛してるとか絶対言わない人だものそれにリボンはあくまでもきっかけ大切なのはこのあとなのあのあなたに聞きたいことがあったんですあなたはどうして男の子を産まなければならないんですか?

12:22そうやって真剣に理由を聞いてくれた人はコスケさんが初めてだったわ。

12:28この人は私のことを本当にわかろうとしてくれてる。

12:32言葉から、表情から、声から、それがよくわかったの。

12:42小さい頃からの夢だったの。

12:45私は、伝説の大怪盗のお母さんになりたいの。

12:52私は、伝説の大怪盗のお母さんになりたいの。

12:55わぁ! 洗濯物、取り込まなくちゃ!

13:00あぁ、忘れてたぁ!

13:03母さんにも似てた。

13:06伝説の大怪盗のお母さんか。

13:11夢を叶えたわけだね。

13:13お前の、生まれたときのエミ子の喜びようと言ったら、

13:18見せたかったの。

13:20お前の寝顔を、毎晩長いこと眺めていたもんじゃ。

13:25幸せそうにな。

13:32それって、いずれダークになる男の子だからでしょ。

13:37いや。

13:39まぁ、いずれ、お前にもわかるさ。

13:42親になればな。

13:44エミ子の母親、つまりお前のおばあちゃんは、

13:51エミ子を産んでしばらくして亡くなった。

13:54うん。

13:55別に、お産が原因ではなかったんじゃが、

13:58エミ子はどうも自分のせいだと思っていたらしい。

14:02えっ。

14:03ダークのことは、小さいときから聞かせていたからな。

14:07女の子は怪盗になれないと知って、

14:10幼いながらも責任を感じていたようなんじゃ。

14:15ねぇ、出てきてよ。

14:17お父さんが。

14:19ダークが出てきたら怪盗になれるって。

14:23エミ子だって怪盗できるよ。

14:26だから出てきてよ。

14:29なんで女の子じゃダメなの。

14:33ダーク!

14:40それが、ニワ家の宿命なんじゃよ、ダイスケ。

14:44宿命…。

14:55母さん、ダークのことばかり思って大きくなったんだな。

14:59ちょっとやそっと無理言われても、言うこと聞いてあげなきゃ。

15:05母さんのためなら何でもしてあげよう。

15:08そうだな。

15:10とりあえず盛大なバースデープレゼントといこうか。

15:13ダーク!

15:15さて、何がいい?

15:17僕のお母さんだからね。

15:19おせっかいはいらないよ。

15:21おいおい。

15:22俺にとっても母さんなんだぜ。

15:24独り占めは良くねえだろ?

15:28へえ、エミ子か。

15:30かわいいな。

15:32うまいじゃんか、ダイスケ。

15:34そんな顔すんなよ。

15:39よし、まず髪がいるな。

15:41え、バースデーカード?

15:44いや、予告状さ。

15:47あの怪盗ダークが、新たな予告状を送ってきました。

15:51その予告状には、今晩12時過ぎ、世界一の女性の心、いただきますとあります。

15:57しかし、今までの予告状と違い、目標が美術品などではないことから、

16:02本当にダークの予告なのかと疑う見方もあり、警察も慎重に捜査しています。

16:08うーん、確かに今までとはパターンが違う。

16:13やっぱりガセか。

16:15えっ?

16:16はい、はい。

16:17私、ダークに狙われてるんです。どうしたらいいですか。

16:21ダークに?

16:22世界一の女性を狙うって言ってるでしょ。

16:25私が狙われてるんです。

16:27あ、もうちょっと。

16:28早く私を守って。

16:29私を守って。

16:34さあ、この連絡先を教えて。

16:35少し落ち着いて。

16:36多分私が世界一だと知らないと思うの。

16:37その点ですが、世界一の女性というだけ。

16:40出たわね。久しぶりの予告状。

16:43ねぇ、世界一の女性って誰?

16:45はぁ、ダーク様にハート盗まれたーい。

16:48無理無理。

16:50ねぇ、何か知ってるんでしょ。教えて。

16:53知らねぇよ。

16:55知らねぇよ。

16:56予告状には場所は書いてねぇんだから。

16:58本当に女性のハートを盗むのが目的なのかな。

17:03いつものダークじゃないみたい。

17:06痛い。

17:07ルモン。

17:08何だろう。

17:21今の。

17:23許せないわね。

17:25ダークの名前を語って悪ふざけするなんて。

17:28捕まえて警察に突き出してやる。

17:31夢になればそういう奴も出てくるさ。

17:35カリカリしなさんない。

17:37それにしても、ハート泥棒とはまた。

17:40お父さん。

17:42笑い事じゃありません。

17:44はい。

17:45こう行くとこう来るか。

18:04恵美子いったい。

18:06偽物を捕まえるの。

18:10へえ。

18:11やれやれ。

18:34さあ、出てらっしゃい、ニセダーク。

18:36行くよ、ビズ。

18:43時間ね。

18:44そろそろどこかに。

18:49あれは。

18:57こんなとこで何してんだ?

18:59おてんばさんよ。

19:03ダーク。

19:06ねえ、ニセモノ捕まえなくちゃ。

19:09こともあろうにあんなふざけた予告状を。

19:12ふざけちゃいないさ。

19:14俺は大真面目だぜ。

19:16えっ。

19:17じゃああれは。

19:19どういうつもり?

19:21世界一の女性のハートなんて。

19:24一体誰の。

19:26あっ。

19:27世界一の女性。

19:30えっ。

19:31こうやって話すのは初めてだな、恵美子。

19:36言うのは遅くなったけど。

19:38ずっと待ち望んでくれて、ありがとうな。

19:42ダーク。

19:44ダーク。

19:45伝説の大怪盗の母親か。

19:49怪盗になるより、ずっと似合ってるぜ。

19:53と似合ってるぜ。

19:55あんたのもう一人の息子からだ。

19:59ハッピーバースデー。

20:01母さん。

20:09よかったな、恵美子。

20:12ダイちゃん。

20:27あっ。

20:30寝ちゃったの?

20:34素敵な絵、ありがとう。

20:37とっても嬉しかった。

20:40She is my mother's very important child.

20:44Even if Dark was not there yet.

20:49Goodbye.

21:10Thank you, mother.

21:40風に揺られている

21:44それがただ嬉しくて

21:48少し歌を歌った

21:52見つめられたら

21:56本当は息もできない

22:01ねえ笑わないで

22:06ささやかな時間は

22:12静かに流れゆく

22:16気づかなかったけれど

22:20春はそこに来ていた

22:24気づかなかったけれど

22:36春はそこに来ていた

22:40春はそこに来ていた

22:44春はそこに来ていた

22:54禁じられた想い

23:04永遠の涙

23:06それでも

23:08愛は止まらない

23:10地界の庭のアドニス

23:16ヽルス

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