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  • 16 hours ago

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00:00Ah
00:04めがてん始まるよ
00:14石川県の北半分を占める能登半島 これまで科学の里と友好関係を結んだ和島市にある
00:24白米千枚田をはじめ メガテンではさまざまな取材を行ってきました
00:33幾度も漆を塗り重ねた和島塗り
00:38海に潜って実感した豊かな生態系を残す能登の里海
00:46そして自然が生み出す雄大な造形美
00:54しかし2024年1月に起こった能登半島地震により 大きな被害を受けてしまいました
01:05メガテンとしても復興を目指す能登の人々を応援したい
01:11ということで今回は
01:14白米千枚田でお米作りを経験したイカちゃんと
01:19科学の里を飛び出した左官芸人三浦さんが能登に行き 魅力をさらに伝えます
01:28地場産業を守りたい
01:30江戸時代から続く伝統の技である 涼しの無形民族文化祭
01:37大切な技術を後世に伝えるため 地震から復興し製造を再開したある道具とは?
01:46さらにイカちゃんが2年ぶりの白米千枚田で 三浦さんと一緒に現状をリポート
01:53本当に崩れた跡っていう感じですね本日のメガテンは能登の魅力と今を伝える能登の魅力はい白米千枚田をいろいろと現状報告してくれるとそうなんですそうなんです今回ようやく行くことができましたそして今回は三浦さんもそうなんです力仕事が必要と思いまして僕は行ってきました初めて初めてなるほどね
02:23里でも力仕事やってるからねやってますはいということであの白米千枚田の現状は後半でお伝えしますけれども今回は他にも能登の魅力を伝えたいということで別の場所にも行ってきたんですよねそうなんですよまずは能登半島の先端にある珠洲市に昔から続くある道具の製造現場に三浦君と2人で行ってきましたほう能登半島の先端にある町珠洲市
02:49この珠洲市に昔から能登に伝わる伝統の技で作られた道具があるんです
03:19ではその伝統のある七輪を見せてもらいます。
03:41あっそういうタイプのなるほど丸い毛かと思ったらこっちの形初めて見たかもしれないこれコバン七輪って言うんですけどどうぞこちらが珠洲市で昔から作られている七輪その歴史は古く江戸時代から続くといわれています
04:11七輪は炭を入れて食材を焼く調理器具のことでよく見る丸い形のものや大人数でも使いやすい四角い形のものがありますでは能登七輪ならではの特徴とはその違いが分かる場所へと案内してもらいました
04:36山に穴を掘り奥深くから土を削り出しています
04:58すごい!すごい!
05:00これ何ですか?
05:04これがケイソード
05:06ケイソード
05:08ケイソード
05:10ケイソードとは植物プランクトンのケイソーの殻が堆積し化石化したもの
05:16七輪の主な原料はこのケイソードなんです
05:22普通の七輪とは違うんですか?
05:26違うんですか?
05:27たくさん出回っているのは練りコンボといって
05:32このケイソードのクズ
05:34これを塗ってかって型に入れてプレスして固めたものなんです
05:40切り出し七輪はこういう岩をくり抜いて七輪にしたものなので
05:46全然質が違う
05:48さっきの七輪を丸ごと取っているってことですね?
05:52今の形を
05:53そうです
05:55江戸時代から伝わる能登の七輪は地中の岩盤から削り出し
06:01粉にはせずその形のまま使います
06:04これが能登に江戸時代から伝わる伝統の調理器具
06:11切り出し七輪の最大の特徴
06:17実は能登半島の土の4分の3は軽相土でできています
06:22そのため埋蔵量は非常に豊富
06:28取れる軽相土は多くの水分を含んでいてしっとりとしています
06:34この軽相土を製品の寸法に合わせ
06:38鉄砲と呼ばれる長いのみを使い四方を均等に削っていきます
06:45その後この形のまま取り出すんです
06:49その方法は?
06:56草尾をはめ込んで叩くと
06:59うわー!
07:02奥は折れるんだ
07:04切るんじゃなくて
07:06折れるの?
07:08あの幅がちょうどいいんだろうね
07:10職人が木槌で打つと軽相土がきれいに取れました
07:17衝撃を与えると簡単に割ることができるんです
07:23しかし岩盤に斜めの筋があったり
07:28地中に化石や木片などがあったりすると製品にならないので
07:33きれいに取れるのは7割程度なんです
07:38ここで井浦さんも体験
07:40失礼します
07:41削る作業を行います
07:43で次こっちで
07:45はい はい
07:46うわー怖い
07:47はい
07:48うわー
07:50うわー
07:51うわー
07:52どう感触
07:53いやでも
07:54いや力やっぱ必要ですこれ
07:57えっ硬いってこと?
07:58いやそんなめっちゃ硬いわけではないですけど
08:01全然柔らかくはないんで
08:03あんな速さ絶対できないです
08:05やっぱ軽いもんだと思っちゃってました
08:08うわっ奥まで行きづらいんです
08:10体力自慢の三浦さんですが一箇所削り切るのにも一苦労
08:17うわーやばいっすね
08:20うわっ
08:22この切り出し技術は珠洲市の無形民族文化財として認定されており
08:28現在地震の影響で2軒あった会社のうち1つが休業したため切り出し七輪を作っているのは丸和工業だけになりました av
08:40んだけれどもその中でもこの作業ができるのは2人のみなんです。
08:48このあと取り出した掲お土を成形そして窯の中へ、その技術に。
08:53
08:55Wow.
08:56S11.
08:57S11.
08:58S11.
08:59S11.
09:00The famous Chinese government is from the way to deliver the produce.
09:06S11.
09:09S11.
09:12S11.
09:13S11.
09:14S12.
09:15S12.
09:16S12.
09:17S12.
09:18S11.
09:19S11.
09:20S12.
09:21S12.
09:22S12.
09:23S12.
09:24Here we go.
09:31〈こちらの機械を使って大まかな穴を開けていきます〉そして、ここからは手作業!〉〈丸の実を使って外側の角を落としていくのですが〉このまっすぐ削る作業が実に難しいんです。
10:00ここで左官芸人の三浦さんが体験してみることに。
10:23そしてイカちゃんも下の方がえぐれてしまいまっすぐ削ることができません切り出したばかりの軽藻土は水分を多く含んでいるため加工しやすく
10:53どの箇所も削りすぎたら製品にならないため失敗の許されない作業成形された七輪はこちらの窯でなんと3日もかけて焼いていきますはあ
11:23この焼きの作業はまた別の職人さんが担当
11:32まずは1日かけて釜の温度を700度近くまで上げ
11:38残りの2晩かけて昼夜を問わず1時間ごとに巻き入れをし焼いていきますそうして焼き上がった七輪がこちら最後に表面を塗装すれば完成ですこれが江戸時代から伝わる伝統の切り出し七輪。
12:05炭の量も少なくてすごいし日持ちもいいしそこら辺がちょっと違ってきてますね野党で受け継がれてきた七輪多くの職人たちの手によって丁寧に作られていましたいいもの見せてもらいましたねすごいね土取って根って作ったんじゃないんだ削り出しそのまま?
12:33削り出しすごいね欲しくなるもんねあれ欲しくなりますよね
12:40間近で見たいですね
12:41ここに持ってきたやつそれ格好がいいもんね
12:44これは持ってきていただきたい
12:46素晴らしい! 元の切り出し七輪です
12:48いい!
12:49ありがとうございます
12:50あなたいいもの持ってきたね
12:51ありがとうございます
12:52素晴らしい
12:53もうあの工程を見ただけが欲しくなっちゃうよね
12:55嬉しいね
12:57こちら特別に塗装せずに作っていただいた切り出し七輪です
13:03うんはあすごいね
13:07この金の枠がまたいいよな
13:11この丸羽工業さんも釜の煙突が地震で崩れてしまい採掘場も危険だということで閉鎖していたんですが新しい採掘場を探して煙突も修復したことで今年6月より生産を再開できたんですね
13:29今また再開できたと素晴らしいですね
13:33せっかくなんでやっぱ科学の里の主屋でこちら使いたいなと思って
13:38いやいやいや
13:39ちょっと持ってきてもらいます
13:41科学の里はそんなにしょっちゅう使わないから
13:44いやいやいや結構椎茸とか
13:46私ん家はすごい使うから
13:49科学の里で使いましょう
13:53これで焼こう
13:56野党の切り出し七輪は日持ちがするというのが皆さん言ってたんですけど
14:01それが一体どういうことなのか調べてきました
14:04理由なんだ
14:06日持ちがいいと言われる野党の切り出し七輪
14:11いただきます
14:15うんねー
14:19なぜ日持ちがいいのでしょうか
14:24石川県工業試験場くたに焼き技術センター主任研究員の佐々木さんに聞いてみると
14:32えっとですね
14:34経営層土には経営層と呼ばれる植物性プランクトンの殻が入ってます
14:41その殻にはたくさんの穴が開いていてその隙間があることで熱を伝えにくい構造になっているということでそのために熱が外に見えずに熱効率がよいと。
14:58焼かれたケイソウの殻には無数の小さな穴がありその穴が空気を含むことで断熱性が高くなり熱が外に逃げにくくなるんですそのため直接熱が食材に向かい熱効率がいい状態が続くんですなるほどでは全ての七輪がそうなのかというと?
15:22その野とケイソウの中にそのケイソウの殻以外に粘土が入ってるんですねで多産地にはそれが入ってないんでケイソウの以外に何かその粘土を混ぜないとできないのでそうなるとどうしても粘土の量が多くなってしまうと熱を伝えやすくなってしまって。
15:45実際に切り出し七輪と多産地の七輪をサーモグラフィーで調べてみると赤から白に行くほど温度が高く緑から青に行くほど温度が低い状態です。
16:01切り出し七輪の方を見ると中の温度が高いのに外の表面温度が低いことがわかります すなわち熱が外に逃げず効率よく食材に火が伝わっているということ
16:15食材を素早く焼き上げるため美味しくなるんです ではなぜのとが粘土を多く含む地質になったのか
16:26それはおよそ1500万年前このあたりが外洋から隔てられた内湾のような環境になっていたため 軽層だけでなく陸地から粘土などが流れ混ざったからだと考えられています
16:43粘土が適度に含まれている軽層土は力を加えると変形しやすく またその形を保ちやすい性質を持っています
16:56のとの土は七輪作りに最適な素材だったんです
17:00七輪向きじゃんね 素晴らしいねのとの土ね
17:06ちなみにですねのとの軽層土で作った七輪は粘土が適度に含まれているので 切り出しのものではなく練りの七輪も断熱性や熱効率が優れているんです
17:18ただあの切り出しの七輪は丈夫で劣化でボロボロに崩れることが少ないので長く使えるという特徴があるんです
17:26腹筋を取る職人さんとかさ整形する職人さん薬職人さんそれぞれみんなすごいんだね これはもう絶えしちゃダメですよね
17:34この後イカちゃんたちが輪島市の白米千枚田へ
17:382024年1月1日のと半島地震が発生
17:46科学の里と友好の里として友好関係を結んでいる白米千枚田でも落石や8割の田んぼに亀裂が入るなど大きな被害が
17:58メガテンでは昨年修復のお手伝いをしようと向かったのですが輪島市で豪雨が発生
18:10白米千枚田は再び災害に見舞われました
18:19それからおよそ1年イカちゃんは今回やっと千枚田を訪れることができたんです
18:25現在の白米千枚田を上空から見ると
18:55黄金色になっている箇所が修復できお米作りを始めています
19:00しかし地震の前の写真と見比べるとまだ多くの棚田が手つかずの状態になっているのが分かります
19:08修復した箇所も豪雨により再び崩れ
19:17維持管理が追いつかないため雑草が生い茂った状態となっています
19:22他にもお米作りや修復作業に必要な川の水を取り入れる取水口が埋まってしまうなどまだまだ復旧のめどは立っていません
19:34今は作業として一番困ってることっていうのはありますか?
19:40一番困ってるのはやっぱり人手ですね
19:42なかなかこっちの方に来て作業というのにならないし
19:46その他にやっぱり高齢化もあってなかなかなかなかですね
19:50工作もやってて修復もやってて
19:56愛好会で全体管理もする必要があって
20:00とてもとても追いつかなくって
20:02はい
20:03千枚団がかわいそうな状態になっちゃってるんで
20:05復旧は行政や地元の建設業者
20:11ボランティアなどと連携して行っています
20:13今回は私たちができる草取りをさせてもらいます
20:21ツル製の植物が伸びてしまい
20:29草刈り機が使えない場所を重点的に行います
20:33伸びた雑草は様々な作業の邪魔になるので
20:40お米作りや修復が遅れる原因となります
20:44そのため草取りは重要な作業
20:48休憩中
20:53シロエムセンマイダの復旧について話を聞くと
20:57もう若い力というか
21:01本当に田んぼできる人たちの力を借りて
21:03やっていきたいんですけども
21:05今メンバーで作業してるんですけど
21:08こういった技術も全部継承していかないといけないんで
21:13ただ北からできるというもんじゃないんで
21:16そうですよね
21:17なかなかメディアは田植えとか稲刈りとか
21:21分かりやすくいいところにしか来てくれなかったりして
21:26復興してますよっていうような
21:28いかにもそういう風になると
21:30どうしても大丈夫なんだっていう風に思われちゃうんですけど
21:34もう現状は全然そんなことがなくて
21:39まだまだなんだよっていうことを
21:43分かってもらいながら応援してもらいたいなと思ってるんですけど
21:47そんな思いに少しでも助けになるよう
21:52半日かけて草取りを行いました
21:56わーこれはやばい
22:00そして
22:03お疲れ様です
22:07お疲れ様です
22:09ありがとうございました
22:10ありがとうございました
22:11綺麗になりました
22:12すごい皆さんも
22:14本当に今本当にいかちゃんたちが
22:17あのツルを取ってくれたおかげで
22:19本当に今日はここまでできると思ってなかったんで
22:22靴は良かったです
22:24少しでもお役に立ててよかったです
22:29役に立ったじゃんちょっと
22:32ちょっとだけどね
22:34そうちょっと
22:35またあちの方も素晴らしいね
22:38どうもありがとうなんて言ってくれてね
22:39三浦さんは初めて千枚団に行ってお手伝いされましたけども
22:43いかがでしたか
22:44現地についてやっぱり近くに行ってみると
22:47やっぱり被害を受けたところが多くて
22:49まだまだ時間はかかるんだなと思いました
22:52やはりあの少人数でやってらっしゃるので
22:56もう他の方にも
22:58今の現状を知っていただきたいなと思いました
23:01あの棚田にね
23:03稲穂が実ってっていう景色が欲しいわけ
23:06その景色が平和な感じするわけ
23:08そうですね
23:09だって他で米作ってもいいんだからさ
23:11どうしてもあの景色を元に戻したいんでしょ
23:15そうですね
23:15戻るでしょうよ皆さんの力でね
23:18ただ人手が足りないって言ってましたけどね
23:21ぜひ応援してくださいません
23:23はい
23:23さあ次回は何ですか
23:24次回は科学の里収穫祭
23:26おもや完成スペシャルです
23:28建築家の熊健吾さんが設計した
23:31おもやがついに完成
23:32明かされていなかった
23:34おもやの仲間でお披露目しちゃいます
23:36いいな
23:37これ落とさないところはいいよな
23:39はいということでお楽しみに
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