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  • 9 年前
飲酒立証 ひき逃げ男を危険運転適用し起訴

事件が発生したのは、先月15日の夜でした。

熊野町で道路脇を歩いていた男性が、後ろから来た車にはねられたのです。

はねられたのは、東広島市の団体職員・笹村勝さん…。

その後、病院で亡くなりました。

一方、笹村さんをはねた車は、現場から逃走していました。

4日後…、事態が動きます。

記者)
「男は事故から4日後に出頭してきました。男は酒を飲んでいたことを認めていましたが、当然、呼気の検査ではアルコールは検知されません。
男の飲酒の程度はある方法を使って割り出されました」

ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、馬上依之被告…。

捜査の結果、当時、酒を飲んでいた馬上被告は、居眠りをしたまま制限速度20キロの道路を時速66キロから74キロで走っていました。

そして対向車のライトに驚いて、とっさにハンドルを切った際に、笹村さんをはねたことが分かります。

ただ、問題は馬上被告の飲酒が事件にどの程度影響したのかを立証することでした。

検察と県警が注目したのは「ウィドマーク法」です。

飲酒した量や体重、飲酒してから経過した時間などから、事故当時の体内アルコール保有量を推計するのです。

捜査関係者によりますと検察と警察は、事件直前まで店で飲酒していたという馬上被告の具体的な飲酒量などを細かく調べて、体内アルコール保有量を
割り出すなど、証拠を積み上げました。

その結果、
「飲酒の影響で正常な運転が困難な状態だったと立証できる」として、より罪の重い危険運転致死罪での起訴に踏み切ったということです。

記者)
「事故のあと、飲酒運転が発覚するのをおそれ、その場から逃走するケースはあとをたちません。飲酒検知できなくても飲酒の状態を立証することで、
『逃げ得を許さない』という捜査機関の強い姿勢が、今回の起訴につながったといえます」

ウィドマーク法による捜査で、被告が危険運転致死罪で起訴されるケースは、県内で初めてだということです。

[2016.5.12 19:17]


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