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【日本マネー大逆流】世界のATMだった日本が資金を戻し始めた理由
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アート・創作トランスクリプション
00:00もし、日本銀行のわずかな利上げが、アメリカ国債、世界株、
00:04演奏場、そして皆さんの住宅ローンや投資新宅にまで影響する
00:09としたら、まだ日本だけのニュースだと思えるでしょうか。
00:12これは、投資助言ではありません。
00:15しかし、今起きている変化は、投資をしている人だけでなく、住
00:19宅ローンを抱える人、海外旅行へ行く人、輸入食品を
00:24買う人、そして企業で働く人にも関係があります。
00:27なぜなら、日本はただの低成長国ではないからです。
00:32日本は長い間、世界へお金を流し続けてきた国です。
00:35アメリカ国債、東南アジアの工場、欧州の不動産、
00:40オーストラリアの資源、海外の株式、債券、企業買収、
00:44その裏側には30年以上続いた一つの仕組みがありました。
00:49日本で安くお金を借り、海外で高い利回りを取り
00:54に行く、いわゆる円キャリートレードです。
00:56そして、今、この仕組みが完全に壊れたとは言いません。
01:00しかし、これまでと同じではいられなくなっています。
01:03なぜなら、日本がついに朝廷金利の時代から少しずつ
01:07抜け出し始めたからです。
01:09ここで多くの人はこう思うかもしれません。
01:12日本の金利が少し上がっただけで、なぜ世界が揺れるのか。
01:16答えは、日本のお金の大きさにあります。
01:19日本は長年、世界最大級の対外巡視産国でした。
01:24政府、企業、金融機関、個人が海外に持つ資産から、海外製
01:29が日本に持つ資産を差し引いた金額は、
01:312002、14年末時点で533兆円を超えました。
01:362002、15年末にはさらに増え、561兆円を超えたと
01:41報じられています。
01:42つまり、日本国内では失われた30年と言われていた間も、日本の
01:47お金は世界中で働いていたのです。
01:50ここが今日の出発点です。
01:53日本人の給料はなかなか上がらなかった。
01:56国内の景気は重かった。
01:58地方は疲れていた。
01:59しかし、金融の世界では、日本円は世界の重要な燃料でした。
02:04では、なぜ日本のお金は海外へ流れ続けたのでしょうか。
02:07話は1985年に遡ります。
02:11ニューヨークのプラザホテルで、アメリカ、日本、西、ド
02:16イツ、フランス、イギリスの財務当局者が集まりました。
02:20そこで合意されたのがプラザ合意です。
02:24目的は、当日よすぎたどるをもとげ、貿易不均衡
02:27を調整することでした。
02:29当時の日本は輸出で強さを見せていました。
02:32自動車、家電、電子機器、アメリカ市場には日本製品が
02:36流れ込み、
02:37米国の製造業には強い不満がありました。
02:40プラザ合意の後、円は急激に上昇しました。
02:441ドルに140円前後だった為替は、数年で120円台へ
02:48向かいました。
02:49日本の輸出企業にとって、これは強烈な打撃でした。
02:53同じ車をアメリカで売っても、ドルを円に戻した時
02:56の受け取りが大きく減る。
02:58国内で作って海外へ売る日本企業にとって、円高は利
03:02益を直撃しました。
03:04そこで日本は、景気を支えるために低金利へ向かいました。
03:08お金を借りやすくする。
03:09企業の投資を支える。
03:11国内の需要を刺激する。
03:13その判断は、当時の危機対応として理解できます。
03:18しかし、低金利は別の減少も生みました。
03:21国内にお金を置いていても増えない。
03:24銀行に預けても利息はほとんどない。
03:26日本国債の利回りも低い。
03:29では、資金はどこへ向かうのか。
03:31海外です。
03:32アメリカ国債を買う。
03:34海外の株を買う。
03:35海外企業を買収する。
03:37東南アジアに工場を作る。
03:39資源国へ投資する。
03:41こうして、日本のお金は世界中へ広がっていきました。
03:45ここで重要なのは、
03:46日本が世界にお金をばらまいたという単純な話ではないことです。
03:52多くの場合、それは合理的な投資判断でした。
03:56国内で利回りが低ければ、海外で利回りを探す。
03:59これは、金融機関にとって自然な行動です。
04:03しかし、その自然な行動が30年以上続くと、
04:07世界経済の構造になります。
04:09日本の金利は低い。
04:11だから円で借りる。
04:12円を売ってドルを買う。
04:14ドル資産へ投資する。
04:16米国債を買う。
04:17新興国へ投資する。
04:19世界のリスク資産を支える。
04:21この流れが長い間続いてきました。
04:24そして、日本の金利が低いままであることを、
04:27世界中の投資家が前提にしました。
04:30ここが怖いところです。
04:32市場で最も危険なのは、
04:33誰もが当たり前だと思っている前提が変わるときです。
04:372014年3月、日本銀行はマイナス金利を解除しました。
04:42これは、2016年から続いたマイナス金利政策の終了であり、
04:4717年ぶりの利上げでもありました。
04:49その後、日本銀行は段階的に金利を引き上げ、
04:522026年には政策金利がパーセント1に達したと報じ
04:57られています。
04:58パーセント1、アメリカや欧州の間隔では驚くほど高
05:02い数字ではありません。
05:03しかし、日本にとっては別です。
05:06日本では、ゼロ金利とマイナス金利があまりにも長く
05:10続きました。
05:10だから、ゼロからゼロ点超え、ゼロ点5から1へという変化は、
05:16単なる数字以上の意味を持ちます。
05:18世界の投資絵にとって、それは合図です。
05:21円がいつまでも無料で借りられる時代は終わるかもし
05:24れない。
05:25日本の資金が少しずつ国内へ戻るかもしれない。
05:29円キャリートレードの前提が揺れるかもしれない。
05:31ここで誤解してはいけません。
05:34日本が突然、世界中の資産をすべて売っているわけではあり
05:38ません。
05:39実際、日本は今もアメリカ国債の最大級の海外保
05:43有国です。
05:44保有額は月によって増減します。
05:46売る月もあれば、買います月もあります。
05:49重要なのは、売ったか買ったかという1ヶ月の数字ではありません。
05:53方向感が変わったことです。
05:55日本が永久にゼロ金利を続けるという前提が崩れ始め
05:59た。
05:59これが世界市場にとって大きいのです。
06:022024年8月、市場はその怖さを一度見ました。
06:07日本株は急落し、円キャリートレードの巻き戻しが世界
06:11のリスク資産を揺らしたと多くの市場関係者が
06:14分析しました。
06:16日本の小さな金利変化がなぜ世界株を揺らすのか、
06:20その答えがここにあります。
06:22日本円はただの通貨ではありませんでした。
06:25世界の投資権にとって安く借りられる燃料だったのです。
06:29その燃料の値段が上がり始めたとき、海外で積み
06:33上がったポジションの一部は見直しを迫られます。
06:43こうした資産の一部は、安い円があることを前提に買わ
06:47れてきました。
06:48もし円で借りるコストが上がる。
06:51もし円高が進む。
06:53もし日本国内の利回りが少しずつ魅力を持つ。
06:56その時、投資家は考えます。
06:59海外へ出していたお金をどこまで戻すべきか。
07:02ここで日本国内にとっては別の意味もあります。
07:0730年間、海外へ向かっていた資金の一部が日本国内へ
07:10向かう可能性がある。
07:12企業の設備投資、半導体向上、賃上げ、株式市場、地方
07:18の再投資。
07:19こうした動きが本物になれば、日本経済にとっては大きな
07:22転換点になります。
07:23実際、近年の日本では物価が動き、賃上げが広がり、企
07:28業の投資も増えています。
07:30熊本の半導体投資のように、海外企業が日本国内へ大
07:34型投資を行う例も出ています。
07:37つまり、日本の利上げは世界にとっては流動性の変化で
07:41あり、日本にとっては国内へ資金が戻る可能性でもあります。
07:45ここに今日の最大のポイントがあります。
07:47日本が強くなるから世界が弱くなるという単純な話ではありません。
07:52日本のお金の流れが変わると、世界の金利、株式、不動
07:57産、新興国、為替、そして日本国内の投資環境が同時に揺
08:02れるという話です。
08:03だから、日銀の金融政策はもう日本だけのニュースではありません。
08:08それは、世界のお金の蛇口がどちらへ向くのかを決める
08:12ニュースなのです。
08:13次に見るべきなのは、この円キャリートレードの仕組み
08:16です。
08:17なぜ日本の低金利が世界の株価を支えたのか。
08:21なぜ、わずかな利上げで市場が動揺するのか。
08:24そして、なぜ日本の普通の家にはまでその影響を受けるのか。
08:28本当に怖いのは、金利が上がることそのものではありません。
08:3240年近く続いた、日本円は安く借りられるという世界の前提
08:37が静かに変わり始めていることです。
08:40円キャリートレードとは、簡単に言えば、日本で安く借り
08:43て海外で高く運用する仕組みです。
08:46しかし、この言葉だけでは危険性が伝わりません。
08:50本当の問題は、これが一部の投資への小さな取引ではなく、
08:55何十年もかけて世界中の金融市場に染み込んだ巨大
08:59な前提になっていたことです。
09:01日本の金利は低い。円は安く借りられる。
09:04だから、円を借りてドルに変える。
09:07ドルでアメリカ国債を買う。米国株を買う。
09:11新興国の債権を買う。高い利回りの資産へ向か
09:14う。
09:14この流れが長く続くと、世界は日本円を資金の燃料と
09:19して使うようになります。
09:20ここで一つ、生活に近い例で考えてみてください。
09:24ある町に、ほとんど無料で水を出してくれる巨大な蛇
09:27口があったとします。
09:29工場も、農家も、プールも、商店も、その水を前提に事業
09:34を組み立てます。
09:35ところが、ある日、その蛇口の管理者が言います。
09:39明日から少し料金を上げます。料金はまだ安い。
09:43しかし、問題は金額ではありません。
09:45無料だと思っていたものが、無料ではなくなることです。
09:49これが、日本銀行の利上げが市場に与えた衝撃です。
09:532024年3月、日本銀行はマイナス金利を解除しました。
09:58そして、同じ年の7月には、政策金利をさらに引き上げ
10:01ました。
10:02数字だけ見れば、パーセントゼロ点にいつ、という小さな変
10:05化です。
10:06しかし、市場は数字の小ささではなく、方向の変化を見
10:10ます。
10:11日本が本当に金利を上げ始めた。
10:13これからさらに上がるかもしれない。
10:15円安が止まり、円高へ振れるかもしれない。
10:18円で借りたお金を返すコストが上がるかもしれない。
10:22この瞬間、世界中の投資家が同じ計算を始めます。
10:26今のポジションを続けて大丈夫なのか。
10:28ここで、円キャリートレードの怖さが出ます。
10:31この取引は、金利差だけで儲かるように見えます。
10:35例えば、日本で低い金利で円を借り、
10:38ドルに変えて高い利回りの資産を買う。
10:41金利差が残っていれば利益になる。
10:43しかし、本当のリスクは為替です。
10:46もし、円が安いままなら問題は小さい。
10:50しかし、円が急に強くなると話が変わります。
10:53円で借りている人は、最後に円で返さなければなりません。
10:57円高になれば、返済コストが一気に重くなります。
11:01つまり、海外資産で得たり、周りが
11:03為替の損で一瞬で消える可能性があるのです。
11:07だから、円が急に上がり始めると、
11:09多くの投資家が同じ行動を取ります。
11:12海外資産を売る、ドルを売る、円を買い戻す、借り
11:16た円を返す。
11:17この動きが増えると、さらに円高になります。
11:21円高になると、別の投資家も損失を避けるために同じ
11:25ことをします。
11:26また、海外資産を売る、また円を買う、また円が上がる。
11:32これが巻き戻しです。
11:34市場で本当に怖いのは、悪いニュースそのものではありません。
11:38全員が同じ出口へ走ることです。
11:402002年8月、世界市場はその一端を見ました。
11:45日本株は急落し、日経平均はブラックマンデー以来の
11:49大きな元芸を記録しました。
11:51米国株も揺れ、新興国市場にも緊張が広がりました。
11:54もちろん、原因は日本銀行だけではありません。
11:58アメリカ景気への不安、テクノロジー株の加熱
12:01感、世界的なリスク回避も重なっていました。
12:04しかし、多くの市場関係者が注目したのは、円キャリート
12:08レードの巻き戻しでした。
12:10なぜなら、円が短期間で大きく上昇し、これまで利益を
12:14生んでいた取引が一気にリスクへ変わったからです。
12:17これは日本人にとっても重要です。
12:20なぜなら、日本の金融政策が世界市場を通じて自分の
12:25資産に戻ってくるからです。
12:27例えば、海外株式の投資新宅を持っている人、
12:31米国株のETFを積み立てている人、
12:33外貨建て保険を持っている人、
12:36ドル預金をしている人、
12:38住宅ローンの金利を気にしている人、
12:40こうした人たちは日銀のニュースと無関係ではありません。
12:43円高になれば、海外資産の円間産額はもとがりや
12:48すくなります。
12:49米国株が同じ価格でも、
12:51ドルを円に戻したときの価値がもとがることがある。
12:55逆に、輸入品には円高が助けになる場合もあります。
12:58つまり、同じ円高でも立場によっていた身と恩恵が変わ
13:03るのです。
13:03ここで、アメリカ国株の話に入りましょう。
13:06日本は長い間、アメリカ国株の最大級の海外保有
13:11国です。
13:12これは、アメリカにとって非常に重要です。
13:15アメリカ政府が巨額の財政赤字を抱えながら国
13:18債を発行し続けられる背景には、
13:21世界中の投資家がそれを買ってきたという事実があります。
13:24その中でも、日本の存在は大きい。
13:27もし、日本の投資家が海外より国内の利回りに魅力
13:31を感じ始める。
13:32もし、円高リスクを恐れてドル資産を一部減らす。
13:36もし、日本国債の利回りが上がり、国内運用の選択肢
13:40が増える。
13:41その時、アメリカ国債市場には圧力がかかります。
13:45ここでも注意が必要です。
13:47日本が突然、アメリカ国債を全部売るという話ではありません。
13:52それは現実的ではありませんし、
13:55日本にとっても市場を壊すような行動を安倍になりません。
13:59実際、保有額は月ごとに増えたり減ったりしています。
14:02しかし、世界最大級の買い手の姿勢が変わるだけで、市
14:06場は敏感に反応します。
14:08なぜなら、国債の価格と金利は逆に動くからです。
14:12買い手が強ければ国債価格は支えられ、金利はも
14:16とがりやすい。
14:17買い手が弱くなれば国債価格はもとがり、金利
14:21は上がりやすい。
14:22そして、アメリカ国債の金利は世界のお金の基準です。
14:26住宅ローン、企業の借入コスト、クレジットカード金利、
14:31新興国の資金調達、株式市場の評価、
14:34すべてがどこかでアメリカ金利とつながっています。
14:38つまり、日本のお金が少し動くだけでも、
14:42アメリカの金利を通じて世界へ波が広がるのです。
14:46次に影響を受けるのが新興国です。
14:48東南アジア、南米、アフリカ、
14:51こうした国々は海外資本の流れに敏感です。
14:55日本の金融機関、企業、投資へは長い矢んだ、
14:59東南アジアの製造業やインフラに大きな役割を
15:02果たしてきました。
15:03タイの自動車産業、ベトナムの工場、
15:07インドネシアの資源とインフラ、フィリピンの都市
15:10開発、
15:11こうした地域には日本の資金、技術、企業ネットワークが深
15:16く入っています。
15:17もし日本の資金が急に戻り始めれば、
15:20新興国通貨には圧力がかかります。
15:23資金調達コストが上がり、投資計画が遅れ、
15:26通貨安からインフレが強まる可能性もあります。
15:30もちろん、今の東南アジアは、
15:31191917年のアジア通貨危機の時とは違います。
15:36外貨準備は増え、金融制度も強くなり、
15:39通貨制度も柔軟になっています。
15:41それでも海外資金が急に動けば痛みは出ます。
15:44ここで日本企業も無関係ではありません。
15:47海外拠点のコストが変わる。
15:49現地通貨が動く。
15:51部品調達価格が変わる。
15:53現地の消費が弱くなる。
15:55輸出入の採算が変わる。
15:57つまり、円キャリートレードの巻き戻しは、
16:00金融市場だけでなく、
16:02企業の現場にも届きます。
16:04そして3つ目が、不動産です。
16:06世界の不動産市場は、
16:08低金利時代の恩恵を大きく受けてきました。
16:11金利が低ければ、借りて買う人が増える。
16:14利回りが少しでもあれば、海外の不動産に資金が向
16:18かう。
16:18オフィス、ホテル、物流施設、住宅、商業施設。
16:23世界の主要都市には海外マネーが流れ込みました。
16:26その一部には、日本の資金もあります。
16:29もし、金利が上がり、為替リスクが増え、
16:32日本国内の利回りが改善すれば、
16:34海外不動産への資金の一部は見直されます。
16:37すでに、商業用不動産は、
16:39リモートワーク、金利上昇、
16:41借り替えコストの上昇で圧力を受けています。
16:44そこに、資金の流れの変化が主なれば、
16:47さらに不安定になる可能性があります。
16:49ここまで聞くと、世界にとって、
16:51悪い話ばかりに聞こえるかもしれません。
16:54しかし、日本国内から見ると、別の面があります。
16:57海外へ出ていた資金の一部が日本に戻るなら、
17:01それは日本経済にとって追い風になる可能性があります。
17:05国内の設備投資、
17:06パンダオティコンサン、データセンター、
17:09ファンウェイ、関連産業、
17:11インフラ更新、賃上げ、株主還元、地方への投資、
17:16こうした分野へ資金が向かえば、
17:18日本は30年ぶりに、
17:20お金が国内で回る局面にいるかもしれません。
17:23実際、近年の日本株が注目された背景には、
17:26円安だけではなく、企業改革、賃上げ、
17:29インフレ、設備投資、海外投資池の再評価があります。
17:33日本がただの低成長国ではなく、
17:36資金が戻る市場として見られ始めたことが重要です。
17:40ただし、ここでも冷静さが必要です。
17:43日本株が必ず上がるという話ではありません。
17:46不動産が必ず上がるという話でもありません。
17:49金利が上がれば、企業の借入コストも上がります。
17:52住宅ローンも影響を受けます。
17:55国債費も増えます。
17:56弱い企業には負担になります。
17:58つまり、日本への資金回帰は、
18:01チャンスであると同時に、
18:03選別の始まりでもあります。
18:05強い企業には資金が集まる。
18:07弱い企業は金利上昇に苦しむ。
18:10賃上げできる会社と、できない会社の差が広がる。
18:13価格転嫁できる産業と、できない産業の差が出る。
18:17ここから先の日本経済は、
18:19全体が同じように良くなる時代ではありません。
18:21選ばれる企業、選ばれる地域、
18:24選ばれる産業がはっきりしていく時代です。
18:27そして、世界市場も同じです。
18:29日本の低金利に頼って膨らんだポジションは見直される。
18:33本当に収益力のある資産は残る。
18:36金利上昇に耐えられない資産は売られる。
18:39これが、金利正常化の本質です。
18:42今日のポイントを整理しましょう。
18:44エンキャリートレードは、
18:45日本の低金利を世界へ流す仕組みでした。
18:48その資金はアメリカ国債、
18:50米国株、
18:51新興国、
18:52海外不動産、
18:53様々なリスク資産を支えてきました。
18:56しかし、
18:57日本の金利が上がり、
18:59円が強くなる可能性が出ると、
19:01その取引は一気に巻き戻されるリスクがあります。
19:04この巻き戻しは、
19:06株価、
19:06為替、
19:07国際金利、
19:08新興国、
19:09不動産、
19:10そして、
19:11日本国内の投資環境にまで影響します。
19:14だから、
19:14日銀の利上げは、
19:16日本だけのニュースではありません。
19:18世界のお金の流れを変えるニュースです。
19:20次に見るべきなのは、
19:22日本国内で何が起きるのかです。
19:24海外へ出ていた資金が戻るとき、
19:27誰が恩恵を受けるのか、
19:28誰が痛みを受けるのか、
19:30そして、
19:31私たちの給料、
19:32物価、
19:33住宅ローン、
19:34投資新宅、
19:35年金にどんな形で跳ね返るのか、
19:37本当に重要なのは、
19:39円キャリートレードが終わるかどうかではありません。
19:42日本のお金が40年ぶりに外へ出る時代から、
19:45選んで戻る時代へ、
19:47平利始めたことなのです。
19:49日本のお金が国内へ戻る、
19:51この言葉だけ聞くと、
19:53全てが良い方向へ向かうように聞こえるかもしれません。
19:56株が上がる、
19:57工場が立つ、
19:58賃金が上がる、
19:59地方にも投資が戻る、
20:01確かにその可能性はあります。
20:04しかし、
20:05ここで一つだけ忘れてはいけないことがあります。
20:07お金が戻る時、
20:09全ての人が同じように助かるわけではない、
20:12ということです。
20:13金利が上がる世界では、
20:15強い企業はさらに強くなり、
20:17弱い企業はさらに苦しくなる。
20:19資産を持つ人は恩恵を受ける可能性がある。
20:22一方で、
20:23借金を抱える人には重い負担がのしかかる。
20:26つまり、
20:27日本マネーの回帰は、
20:28日本経済の復活であると同時に、
20:31選別の始まりでもあるのです。
20:33まず、
20:34恩恵を受ける可能性がある分野から見ていきましょう。
20:37一つ目は、
20:38半導体です。
20:39日本は、
20:40長い間、
20:41半導体産業で、
20:42かつての勢いを売ったと言われてきました。
20:441900は、
20:45地獣年代には世界をリードしていたのに、
20:48韓国、
20:48台湾、
20:49アメリカに主導権を奪われた。
20:51多くの日本人も、
20:52半導体は、
20:53もう日本の時代ではないと思っていたかもしれません。
20:57しかし、
20:57今、
20:58その流れが変わり始めています。
21:00熊本では、
21:01TSMCの向上が動き出し、
21:03日本政府も、
21:04巨額の支援を行っています。
21:05さらに、
21:06次世代の半導体、
21:08画像センサー、
21:09AI向けの製造拠点を、
21:11日本に置こうとする動きも出ています。
21:13なぜでしょうか。
21:14理由は一つではありません。
21:16台湾海峡リスク、
21:18未存と入り、
21:19サプライチェーンの分散、
21:21円安による日本のコスト競争力、
21:24水、
21:24電力、
21:25技術者、
21:26部品メーカーの集積、
21:28そして、
21:29日本政府が、
21:30半導体を、
21:31経済安全保障の中核に置き始めたこと、
21:34これらが重なり、
21:35日本国内に、
21:36半導体投資が戻ってきているのです。
21:39ここで重要なのは、
21:40これは単なる工場の話ではないことです。
21:43半導体工場ができると、
21:45その周りに、
21:46装置メーカー、
21:47素材メーカー、
21:48化学メーカー、
21:49物流、
21:50建設、
21:51電力、
21:51水処理、
21:52人材サービスが集まります。
21:54一つの工場が、
21:55地域全体の経済を変えることがあります。
21:58熊本で起きていることは、
21:59その象徴です。
22:00しかし、
22:01同時に問題も起きます。
22:03と、
22:03地価格が上がる、
22:04家賃が上がる、
22:06人手不足が強まる、
22:07交通インフラが足りなくなる、
22:10水と電力の需要が増える、
22:12つまり、
22:13投資が来れば、
22:13すべて解決するわけではありません。
22:16投資を受け止める地域の力が問われるのです。
22:182つ目は防衛、
22:20防衛、
22:20宇宙、
22:21サイバー、
22:21ドローン、
22:22データセンターです。
22:23日本が、
22:24超低金利の時代から抜け出し、
22:26国内に資金を向けるなら、
22:28国が優先する分野に、
22:29お金が集まりやすくなります。
22:31防衛費の増加、
22:33経済安全保障、
22:34半導体、
22:35AI、
22:36蓄電池、
22:36エネルギー、
22:37インフラ更新、
22:38これらは、
22:39これからの日本で、
22:40資金が向かいやすい分野です。
22:42ただし、
22:43ここでも注意が必要です。
22:45これは、
22:45個別の株を買えば、
22:47必ず儲かるという話ではありません。
22:49この動画は、
22:50投資助言ではありません。
22:52重要なのは、
22:53どの産業に、
22:54政策と資金が集まりやすいのか、
22:56という大きな流れを見ることです。
22:583つ目は、
22:59賃金です。
23:00日本で本当の意味で、
23:01お金が回るには、
23:02株価だけで当たりません。
23:04企業の利益だけでも足りません。
23:06賃金が上がり、
23:07消費が増え、
23:08また、
23:09企業の売上につながる、
23:10この循環が必要です。
23:12近年、
23:13日本では、
23:14春冬の賃上げ率が高まり、
23:16実質賃金にも、
23:17一部改善の兆しが出ています。
23:19これは、
23:20長く続いたデフレ心理を変える上で、
23:22非常に重要です。
23:23しかし、
23:24ここでも問題があります。
23:26物価も上がっているということです。
23:28給料が上がっても、
23:29食料品、
23:30電気代、
23:31ガソリン、
23:32家賃、
23:32保険料がそれ以上に上がれば、
23:34生活は楽になりません。
23:36名目賃金が上がることと、
23:38生活が豊かになることは、
23:40同じではないのです。
23:41ここで、
23:42家経営への影響を見てみましょう。
23:44日本銀行が金利を上げると、
23:46まず注目されるのが、
23:48住宅ローンです。
23:49固定金利で借りている人は、
23:51すぐには、
23:52影響を受けにくいかもしれません。
23:54しかし、
23:55変動金利で借りている人は、
23:57将来的に、
23:58返済負担が増える可能性があります。
24:00これまで日本では、
24:01低金利を前提に、
24:03住宅ローンを組む人が多くいました。
24:05金利はずっと低い。
24:07変動でも大丈夫。
24:09月々の返済は、
24:10これくらいなら払える。
24:12しかし、
24:13もし金利がパーセント1、
24:14さらにその先へ上がる世界になれば、
24:16この前提は変わります。
24:18月数万円の差でも、
24:19家経営には大きい。
24:21子どもの教育費、
24:22老後資金、
24:23車の維持費、
24:24保険料、
24:25すべてが重なる中で、
24:27住宅ローンの負担が増えれば、
24:28消費は冷えます。
24:30つまり、
24:30金利上昇は、
24:31金融市場だけの話ではありません。
24:33家系の毎月の支払いに直結する話です。
24:37次に中小企業です。
24:39大企業は、
24:41内部留保もあり、
24:42海外売上もあり、
24:43価格転嫁もしやすい場合があります。
24:46しかし、
24:47中小企業は違います。
24:49原材料費が上がる、
24:50人件費も上がる、
24:52借入金利も上がる。
24:53しかし、
24:54取引先に十分な値上げを認めてもらえない。
24:57この状態になると、
24:59利益は簡単に削られます。
25:00日本の国内資金回帰は、
25:03強い企業には追い風です。
25:05成長分野に投資できる会社、
25:07賃上げできる会社、
25:08価格転嫁できる会社、
25:10海外と国内の両方で稼げる会社には、
25:13チャンスがあります。
25:14しかし、
25:15借金が多く、
25:16利益率が低く、
25:17人手不足に悩み、
25:19価格転嫁できない企業にとっては、
25:21金利上昇は厳しい現実になります。
25:24ここで、
25:24日本経済の分岐が始まります。
25:27同じ日本企業でも、
25:28全く違う未来を迎えることになる。
25:30選ばれる企業と取り残される企業、
25:33投資される地域と見過ごされる地域、
25:36賃上げできる産業とできない産業、
25:39人材が集まる町と若者が出ていく町、
25:42これが資金回帰の裏側です。
25:45では、個人投資家にとってはどうでしょうか。
25:48これも単純ではありません。
25:50日本株に資金が戻れば、
25:52株式市場には追い風になる可能性があります。
25:55海外投資家が日本を見直し、
25:57企業改革や株主還元が進めば、
26:00評価が上がる企業も出てきます。
26:03一方で、
26:04金利が上がれば、
26:05株式の評価には元押し圧力もかかります。
26:08企業の借入コストが上がり、
26:10将来利益の価値も割引かれる。
26:12つまり、
26:13全ての株が上がるわけではありません。
26:15海外資産を持つ人にも注意が必要です。
26:18円安の時に、
26:19米国株や海外投資を買った人は、
26:22円高になると、
26:22為替差損が出る可能性があります。
26:25たとえ、
26:25米国株が横ばいでも、
26:27円換算では元がることがある。
26:29逆に、
26:30円高になれば、
26:31輸入品の価格は元がりやすくなり、
26:34海外旅行や輸入食品には、
26:36プラスになる場合もあります。
26:37同じ円高でも、
26:39誰にとって良いかは、
26:40立場で変わるのです。
26:41ここで、
26:42日本国内に戻るお金の行き先を、
26:44もう少し具体的に見てみましょう。
26:47一つは、
26:48国債です。
26:49日本国債の利回りが上がれば、
26:52国内の金融機関にとって、
26:54日本国内で運用する選択肢が増えます。
26:57保険会社、
26:58年金基金、
26:59銀行は、
27:00海外債券だけでなく、
27:02日本国債を再び真剣に見るようになります。
27:05これは、
27:05国内資金の安定につながる一方で、
27:08政府にとっては、
27:09利払い費の増加を意味します。
27:11日本は、
27:12巨額の政府債務を抱えています。
27:14金利が上がれば、
27:15時間差を置いて、
27:16国債費が増えます。
27:18つまり、
27:19金融正常化には、
27:20財政の問題もついてくるのです。
27:22二つ目は、
27:23設備投資です。
27:24工場、
27:25研究所、
27:26データセンター、
27:27物流拠点、
27:28半導体、
27:29電池、
27:30防衛関連、
27:31再生可能エネルギー、
27:32送電網、
27:33こうした分野へ資金が向かえば、
27:35日本の供給力は強くなります。
27:37ただし、
27:38人材が足りなければ、
27:39投資は進みません。
27:41建設作業員が足りない、
27:42エンジニアが足りない、
27:44地方のインフラが足りない、
27:46電力が足りない、
27:47水が足りない、
27:48ここでも、
27:49資金だけでは解決できない制約が出てきます。
27:52三つ目は、
27:53消費です。
27:54賃金が上がり、
27:55将来不安が和らげば、
27:56消費は強くなります。
27:58しかし、
27:59物価上昇が続き、
28:00社会保険料が重く、
28:02住宅ローンも上がれば、
28:04家系は慎重になります。
28:06日本経済が本当に復活するかどうかは、
28:08株価ではなく、
28:09ここで決まります。
28:11普通の家に我が、
28:12将来に不安を感じずに、
28:14お金を使えるか、
28:16若い世代が、
28:17結婚、
28:18住宅、
28:19子育てを選べるか、
28:20地方で働く人が、
28:22賃上げを実感できるか、
28:24この部分が動かなければ、
28:25日本マネーが戻っても、
28:27経済全体の復活にはなりません。
28:29つまり、
28:30今の日本は、
28:31非常に重要な分岐点に立っています。
28:33海外へ流れていたお金が一部戻る。
28:36金利がある世界へ戻る。
28:38物価が動く。
28:40賃金が動く。
28:41企業が投資する。
28:42海外投資家が日本を見直す。
28:45これは間違いなく大きな変化です。
28:47しかし、
28:48その変化は優しくありません。
28:50金利がある世界では、
28:52お金の使い方が問われます。
28:54企業も、
28:55政府も、
28:56個人も、
28:57ただ安く借りればよかった時代とは違います。
29:00借りる理由が問われる。
29:01投資の質が問われる。
29:03収益力が問われる。
29:05家系の耐久力が問われる。
29:07ここで、
29:08今日の結論です。
29:09日本マネーの回帰は、
29:10日本経済にとって大きなチャンスです。
29:13半導体、
29:14防衛、
29:14AI、
29:15データセンター、
29:16インフラ、
29:16賃上げ、
29:17うまく回れば、
29:18日本は、
29:19失われた30年から、
29:20本当に抜け出す可能性があります。
29:23しかし、
29:23同時に、
29:24それは、
29:24痛みを伴う正常化でもあります。
29:26住宅ローン、
29:28中小企業の借入、
29:30政府の利払い、
29:31弱い企業の、
29:32途絶え、
29:33海外資産の、
29:34為替リスク、
29:35このすべてが、
29:36同時に動きます。
29:38次に見るべきなのは、
29:39この日本の変化が、
29:41世界市場を、
29:42へどを跳ね返るのか、
29:43です。
29:44アメリカ国債、
29:45ドル円、
29:46東南アジア、
29:47ハイワイポドムズハン、
29:49そして、
29:49私たちの、
29:50投資戦略、
29:51本当に重要なのは、
29:53日本が世界のATMを、
29:54やめるかどうかではありません。
29:56日本のお金が、
29:57もう一度、
29:58どこへ向かうか、
29:59を選び始めたことなのです。
30:02では、
30:03日本マネーの流れが変わると、
30:05世界で最初に、
30:06どこが揺れるのでしょうか。
30:08答えは、
30:08一つではありません。
30:10アメリカ国債、
30:11ドル円、
30:12新興国通貨、
30:14ハイワイポドムズハン、
30:15そして、
30:15日本国内の株と賃金、
30:17これらは、
30:18別々に見えるかもしれません。
30:20しかし、
30:21実は、
30:21一本の線で繋がっています。
30:23その線の名前が、
30:24金利です。
30:25日本が、
30:26長い間、
30:27世界の資金供給源のような役割を果たしてきたのは、
30:31日本人が特別に、
30:32世界へお金をばらまきたかったからではありません。
30:35国内金利が低すぎたからです。
30:38国内でお金が増えないから、
30:40海外へ行く。
30:41海外の方が利回りがあるから、
30:43ドル資産を買う。
30:44新興国へ投資する。
30:46不動産へ向かう。
30:48日本の金利が上がり始めると、
30:50この前提が変わります。
30:52しかも、
30:532026年には、
30:55日本銀行の政策金利が、
30:57パーセント1に到達しました。
30:59世界的に見れば、
31:01まだ高金利とは言えません。
31:02しかし、
31:03日本にとっては、
31:0431年ぶりの水準です。
31:06つまり、
31:07これは数字の問題ではありません。
31:09時代が変わったという問題です。
31:11まず、
31:12アメリカ国債です。
31:14日本は、
31:14今もアメリカ国債の最大級の海外保有国です。
31:19だから、
31:19日本の投資絵が、
31:21米国債を買うか、
31:22売るか、
31:23どれくらい為替ヘッジをかけるかは、
31:25アメリカの金利にも影響します。
31:28ただし、
31:28ここで誤解してはいけません。
31:30日本がアメリカ国債を全部売る、
31:32という話ではありません。
31:34それは現実的でもありませんし、
31:36日本にとっても絵ではありません。
31:38アメリカ国債は、
31:39今も世界で最も深い資源です。
31:41以上の一つです。
31:42安全資産としての役割も大きい。
31:45実際、
31:46日本の保有額は、
31:47月によって減ることもあれば、
31:48増えることもあります。
31:50重要なのは、
31:51極端な売却ではなく、
31:52買い手としての姿勢が変わることです。
31:55これまでのように、
31:56低金利の日本から当たり前のように、
31:58海外へ資金が流れるのか、
32:00それとも、
32:01国内金利が上がったことで、
32:03日本の投資家が、
32:04一部は国内で良いと考え始めるのか。
32:08この差が、
32:09世界の金利環境を変えます。
32:11米国債金利が上がれば、
32:13アメリカの住宅ローンも、
32:15企業借入も影響を受けます。
32:17アメリカ企業の資金調達コストが上がれば、
32:20株式市場の評価にも圧力がかかります。
32:23そして、
32:23米国市場が揺れれば、
32:25日本の投資新宅、
32:26年金、
32:27企業業績にも戻ってきます。
32:29つまり、
32:30日本の金利は、
32:31めぐりめぐって、
32:32日本人の資産にも戻ってくるのです。
32:35次に、
32:35新興国です。
32:36東南アジア、
32:37南米、
32:38アフリカ、
32:39こうした国々は、
32:40海外資本の流れに敏感です。
32:42日本の銀行、
32:44商社、
32:44メーカー、
32:45保険会社、
32:46年金資金は、
32:47長い時間をかけて、
32:49海外へ投資してきました。
32:51もし、
32:51日本国内の利回りが上がり、
32:53為替リスクも意識されるようになると、
32:56海外への資金の出方は、
32:57慎重になります。
32:59新興国にとっては、
33:00これは痛みになります。
33:02通貨が売られる。
33:03外貨建て債務の返済が重くなる。
33:05インフラ投資が遅れる。
33:07企業の借入コストが上がる。
33:09もちろん、
33:10今の新興国は、
33:121997年のアジア通貨危機の時よりも、
33:15強くなっています。
33:17外貨準備も増え、
33:18金融制度も整っています。
33:20しかし、
33:21資本の流れが急に変われば、
33:23必ず圧力は出ます。
33:25ここで、
33:25日本企業にも影響が出ます。
33:28タイの自動車工場、
33:29ベトナムの製造拠点、
33:31インドネシアの資源開発、
33:33フィリピンの都市インフラ、
33:35日本企業は、
33:36アジアの成長と深く結びついています。
33:39だから、
33:40日本マネーが戻ることは、
33:41日本国内にとってチャンスである。
33:44一方、
33:45海外拠点にとっては、
33:47資金環境の変化でもあります。
33:48次に、
33:50不動産です。
33:51世界の不動産市場は、
33:53長い低金利時代に大きく膨らみました。
33:56オフィス、
33:57ホテル、
33:58物流施設、
34:00マンション、
34:01商業施設、
34:02低い金利で借り、
34:03高い価格でも買えるという前提がありました。
34:06しかし、
34:07金利がある世界に戻ると、
34:09この計算は変わります。
34:11借り替えコストが上がる。
34:12利回りが合わなくなる。
34:14空出率が高い物件は、
34:16評価がもとがる。
34:17古いオフィスは選ばれにくくなる。
34:19特に、
34:20商業用不動産は、
34:21リモートワークの定着と、
34:23金利上昇の両方に直面しています。
34:26ここに、
34:26日本を含む海外資金の見直しが加われば、
34:30弱い物件から価格調整が進む可能性があります。
34:33では、
34:33日本国内はどうでしょうか。
34:35ここからが最も大事です。
34:37海外へ出ていたお金の一部が、
34:39日本へ戻るなら、
34:40それは、
34:41日本経済にとって大きな追い風です。
34:44しかし、
34:45そのお金は日本全体へ、
34:46均等に配られるわけではありません。
34:49選ばれる産業へ向かいます。
34:50選ばれる企業へ向かいます。
34:52選ばれる地域へ向かいます。
34:54パンダオチ、
34:55AI、
34:56データセンター、
34:58ファンウイ、
34:59ユゾ、
35:00電池、
35:01電力インフラ、
35:02スウェーチフリー、
35:03ウリョー、
35:04こうした分野には、
35:05資金が向かいやすくなるでしょう。
35:07なぜなら、
35:08これらは単なる成長産業ではなく、
35:11経済安全保障の分野でもあるからです。
35:13一方で、
35:14借金が多く、
35:15価格転嫁ができず、
35:17人手不足に苦しみ、
35:18成長投資もできない企業には、
35:20厳しい時代になります。
35:22低金利時代は、
35:23弱い企業も何とか延命できました。
35:25しかし、
35:26金利が上がると、
35:27借金にはコストが戻ります。
35:30ここで、
35:30日本経済は選別されます。
35:33これは、
35:33冷たい話に聞こえるかもしれません。
35:36しかし、
35:36金利がある世界では避けられません。
35:39強い企業は、
35:40賃上げできる。
35:41弱い企業は、
35:42賃上げできない。
35:43強い地域には、
35:45人が集まる。
35:46弱い地域は、
35:47人材を失う。
35:48成長産業には、
35:49資金が集まる。
35:50古い構造にしがみつく産業は、
35:52苦しくなる。
35:53これが、
35:54日本マネー回帰の光と影です。
35:56個人にとっても同じです。
35:58住宅ローンを持つ人は、
35:59金利上昇に注意が必要です。
36:02特に、
36:03変動金利で借りている人は、
36:04将来の返済額が変わる可能性があります。
36:07海外同士をしている人は、
36:09為替を見なければなりません。
36:10米国株が上がっても、
36:12円高になれば、
36:13円換算の利益は削られます。
36:15一方で、
36:16円高は、
36:17輸入品や海外旅行には、
36:18プラスに働くことがあります。
36:20ガソリン、
36:21食品、
36:22エネルギー、
36:22輸入原材料の価格を和らげる可能性もあります。
36:26つまり、
36:26同じ円高でも、
36:28誰にとって良いかは、
36:29立場で変わります。
36:30ここで、
36:31この動画の立場をはっきりさせておきます。
36:34これは、
36:34投資助言ではありません。
36:36特定の株、
36:37投資信託、
36:38通貨、
36:39不動産を買うべきだという話でもありません。
36:42大事なのは、
36:43日本のお金の流れが変わり始めたとき、
36:46自分の資産と生活のどこに影響が出るのかを理
36:49解することです。
36:50住宅ローン、
36:52外貨建て資産、
36:53投資信託、
36:54年金、
36:55勤務先の業界、
36:57数品、
36:57数価、
36:58賃金、
36:59これらはすべて日銀の金利と無関係ではありません。
37:03では、これから何を見るべきでしょうか。
37:05第一に、
37:06日銀の次の一手です。
37:08パーセント1で止まるのか、
37:10さらに上がるのか、
37:11それとも景気が弱まり、
37:13利上げが止まるのか、
37:15市場は常にこの先を見ています。
37:17第二に、
37:18円相場です。
37:19円高が急に進むと、
37:21海外資産の巻き戻しが起きやすくなります。
37:25逆に、
37:25円安が続けば、
37:27輸入物当たと家経営の圧力が残ります。
37:30第三に、
37:31アメリカ国債金利です。
37:33日本の投資池が、
37:35どれだけ米国債を買い続けるのか、
37:37アメリカの財政赤字を誰が支えるのか、
37:40ここは世界の金利の中心です。
37:43第四に、
37:44日本国内の賃金です。
37:46物価だけが上がって賃金が追いつかないなら、
37:49日本経済の復活は本物ではありません。
37:52賃金が持続的に上がり、
37:54消費が支えられるかどうか、
37:56ここが最も重要です。
37:58第五に、
37:59国内投資です。
38:00半導体工場、
38:02データセンター、
38:03電力網、
38:04防衛関連、
38:05地方インフラ、
38:06日本に戻るお金が、
38:08単なる株価上昇ではなく、
38:10実際の生産力につながるかどうかです。
38:12ここで、
38:13今日の話をまとめます。
38:15一つ目、
38:16日本は、
38:17長い間、
38:18低金利によって、
38:19世界へ資金を供給してきました。
38:21これは、
38:22日本が望んで、
38:23世界のATMになったというより、
38:25国内金利が低すぎた結果として起きた構造です。
38:28二つ目、
38:29その資金は、
38:30アメリカ国債、
38:31海外株、
38:32新興国、
38:33不動産、
38:34アジアの工場へ流れ、
38:35世界の資産価格を支える一部になってきました。
38:38三つ目、
38:39しかし、
38:40日本が金利を上げ、
38:42物価と賃金が動き、
38:43国内投資の魅力が戻り始めたことで、
38:46この構造は静かに変わり始めています。
38:49四つ目、
38:50その変化は、
38:51世界にとっては流動性の引くもとであり、
38:54日本にとっては、
38:55資金回帰のチャンスです。
38:57ただし、
38:58急に動けば市場は荒れます。
39:00ゆっくり動けば、
39:01日本経済の再起につながる可能性があります。
39:04最後に、
39:05最初の問いに戻りましょう。
39:07日本は本当に世界のATMをやめるのでしょうか。
39:11答えは、
39:12完全にやめるわけではありません。
39:14日本は、
39:15これからも海外へ投資します。
39:17米国債も持ち続けるでしょう。
39:20アジアにも工場を持ち、
39:22世界との金融関係も続きます。
39:24しかし、
39:25もう依然とは違います。
39:27日本のお金は、
39:28ただ外へ流れ続けるだけではなくなった。
39:31日本国内にも戻る理由が生まれた。
39:34この変化こそが、
39:3640年ぶりの大転換なのです。
39:38皆さんはどう考えるでしょうか。
39:40日本マネーの回帰は、
39:41日本経済復活の始まりだと思いますか。
39:44それとも、
39:45世界市場を揺らす新しいリスクだと思いますか。
39:48日銀の利上げ、
39:49円高、
39:50米国債、
39:51日本株、
39:51住宅ローン、
39:52どれが一番気になりますか。
39:54ぜひ、
39:54コメント欄で、
39:55あなたの見方を聞かせてください。
39:58動画が参考になりましたら、
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