00:16でその営業部の先輩がうまかったっていうワインの名前全部忘れちゃっててこんなに楽しい食事は久しぶり夫は私をガラス細工みたいに扱うところがあってご主人はお医者様でしたよね?
00:39はい精神科医で記憶を呼び戻す治療として絵を描かせてくれたのも夫なんですよ神崎さんを訪ねてみようと思ったのはいっそのこと記憶を取り戻して何も変わらないことを証明した方が夫にとってはいいんじゃないかとどうぞ鹿肉のワインソース添えです
01:08なんだか懐かしい味がするわ不思議夫とは食べたことがないのにどうぞありがとうおいしい香里さん本当はこういうワインが飲みたいんじゃないかと思ってブルゴーニのワインです意外
01:32はい夫は私の好みじゃないだろうからって一度も飲ませてくれなかったんですそうでしょうね ご主人はあなたの記憶にあるワインがブルゴーニの何かだと考えていたんだだから記憶が戻ることを恐れてあなたに飲ませなかったやっぱり夫を裏切ることに
01:51違いますよ香里さんこのままだとあなたは未来の幸福さえも遠ざけてしまうことになる未来の幸福そう例えばワイン素晴らしいワインと巡り合う至福の時もあなたは知る権利がある
02:01あなたが大嫌いで大嫌いで会いたくてしょうがない冗談じゃない売れはさられて止められないみたいI
02:02miss you
02:23ごまかさないでと言ってもとぼけたように笑うから伝えたい話もできずに甘いビロードに乗っかる重いで遠いままリアジョは戻れない足とを辿ってく
02:48現実なんて興味ないほら幻想だっていいんじゃないグラスを傾けばあなたが大嫌いで大嫌いで会いたくてしょうがない願いにやっと気づいてももう叶えはしたいでしょ勘違いさあ愛だなんて酔っかれてるんじゃない冗談じゃない運命は最低止められないみたい
02:50I miss youI
02:52hate youI
02:53love youI
02:54miss youそんなに何みたいI
02:58miss youI hate
03:01youI love
03:02youI miss
03:18youあなたが大嫌いごまかさないでと言ったらとぼけたように笑ってよあの日の続きをしようよ甘いビロードに乗っかる思い出と今のマリアジョは終わらない
03:45永遠の幻想最後のグラスをどうぞ間違いなさそうだな
03:58はい彼女の失われた記憶の中のワインは恐らく泉のほとりに一人たたずむような静かなワインシャンボールミジュニー
04:16どこか足りない私の心象風景には儚いときめきのような何かが感じられるんです
04:30ときめき見よあの絡み合う墨で色の蝶たちをしかしその印象がどこから来るのか絞り込むのは大変だぞ
04:48んどういう意味ですか畑の特徴つまりテロワールから来るものなのかそれとも作り手すなわちドメーヌの特徴なのかビンテージ収穫年のもたらす特徴なのか探していかなくてはならないということだよ
05:15まいったな酒は長いのかシャンボールミュージニーのワインはお高いしね片っ端から飲むっていうのもいい方法があるぞやっと美音さん来ましたなはいまたよろしくお願いしますよしどうかな?
05:44実によく似合うよワイン初心者には見えないでもお客さんに何か聞かれたら困っちゃうな大丈夫三島社長と渡してフォローするから今日はシャンボールミュージニーのフェアということにした君はお客さんが頼んだワインを片っ端からテイスティングするんだ三島さんありがとうございます香里さんの記憶の中のワインが分かるかどうかは君のテイスティングにかかっている
06:09そして第一の使徒の正体もだろうごゆっくりお楽しみくださいどうだったしずくさん20本くらいテイスティングさせてもらったけどピンとくるワインはなかったそっかいらっしゃいませなっ?
06:15シャンボールミュージュニーのペアをやっていると表の看板にあったのですがうん
06:26この三つの水を聞いてみてくださるはい
06:44研ぎ澄まされた刃物による大理石の彫刻自然の持つ優しさよりもどこか芸術の端正さを感じさせる
07:13お見事あのあれって水ですよね最初の一杯は井戸水じゃ人の力でくみ上げたいわば作られた水その味わいには彫刻と同じ人の力という要素を内包しておるはあはあ彼はな心の中に見えるワインを飲んでおるのじゃして次の一杯はボンヌバール
07:19大地のもたらす恵みをたっぷりと受け取った澄んだ小川のようなワイン
07:49まさにして最後の一杯はこれはいかなるワインがあそこに見える見えました使徒がここに降臨いたしましたワインリストですありがとう良い品揃えですねありがとうございます実は今日は妻の命に出てくるんですよ
08:18それでどうしてもこのワインが飲みたくなってねあちこち探してようやく出会えたよ何回目の命日ですかかれこれ20年になりますたった5年の結婚生活でしたがすみません私的な話でただいまお持ちします非常に高価なワインだぞこのワインをテイスティングできる君は幸運だよすぐサーブしますん?
08:33テイスティングをさせていただけますかもちろんいただきます素晴らしい香りでしょう一度味わえば何があっても忘れない
08:49分かりますよこのワインは完璧です完璧妻を亡くして以来ほとんどのヴィンテージを飲みましたがこの年ほど完成された作品はない
08:59おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
09:17私はあの紳士は日本でも有数のワインコレクターで知られる音楽家の真壁壽介した。
09:47えっあの有名なさ最初に言ってくださいよしかし君はあの神崎豊氏のグラスに毎日のようにワインをついでいたんだもんな一流のソムリエ以上の作法が自然に身についているんだよそれでどうだった今のワインああ香里さんの絵は第一の舌の表現に限りなく近いと思ったよだけどどこか違うんだ違うって足りないってこと?
10:17いやそうじゃないむしろあきれたわ山寺でワインの代わりに水を飲んできたってそんなことで使徒の正体がわかるの私自身の経験の中から想像力を持って答えを紡ぎ出す私の試みは成功したなんだかわからないけど見つけたのね今日はそれを確かめるために来たんですこのワインを出していただけませんか第一
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10:43このヴィンテージはグレートとは言い難い神の雫や十二首都というからには最高のワインの最高のヴィンテージばかり集めたコレクションかと思っていたが
11:05親父の遺言状を読むまでは俺もそう思ってましたでもともかく今はこのワインを香里さんに飲んでもらいたいきっとヴィンテージの特徴も似てるはずです記憶を取り戻すきっかけになってくれる行ってきます
11:25すごいな彼の才能だよ行く末を見届けたいという気分になるはい私もですあっこのワインはあっ大丈夫大丈夫だから
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12:08香里香里素晴らしいワインだろきっと君が気に入ると思って用意したんだ誰あなたは誰なの手を貸してくれ指輪を結婚してくれ香里
12:09乾杯しよう
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13:03私の目指した大地記憶が戻ったのかところどころでも決着はついたから名字は思い出せないけど私は香里水澤香里それで十分そうか神崎さんもう一杯頂けます?
13:33ええ心ゆくまで楽しんでくださいすごくおいしいいや飲んだ飲んだ悪かったな水澤さんにおごらせちゃったみたいで神崎ただいま戻りましょうお水どうぞありがとう気が利くねってえっえっえっえっえっえっこんにちはななんでこんなところに?
13:44宣伝部の打ち合わせがあったんですそしたらワイン事業部ができたって聞いてご挨拶に神崎しずくさんでしょ初めましてえっあれ?
13:51部長さん実はワインのことでお話があってちょっとだけしずくさんをお借りしたいんですけど
14:03今カフェのテラス席に座ったところですセイラちゃんって確か二十歳ですよねワインの話なんてできるのかな?
14:05もうあなたね知らないの?セイラちゃんはねフランス人のお父さんと日本人のお母さんを持つフランス生まれなの相当なワイン好きらしいわよ何でも勘違いワインマニアの芸能人に招かれてブラインドで銘柄はもちろんビンテージまでビシバシ当てて赤っ端書かせちゃったとかそそんなに?バッグにワイン界の有名人がいるなんて噂もあるわね有名人?誰だろう?
15:00ごゆっくりすごくいい香りだ花嫁の美しく透明な白いベールその奥に潜む表情を和らげてくれるちょっと格好つけすぎたかなうん素敵いや照れるなって感じです
15:05あの子はまっところで最初の使徒は見つかった?
15:07え? ワインマニアの間では注目の的よビール会社の社員と透明一世が争うってで最初の使徒の謎は解けたの?
15:17ああまあね
15:19ねえこっそり教えて
15:23言えないよ正しいとも限らないし
15:24でも飲んだんでしょ?
15:27いや飲んでないよ
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15:31飲む必要もないと思ってる
15:36俺の中に見え始めてる確信が正しいかどうかそれにかけてみたいんだ
15:39だから対決の日まで飲まない
15:50あれどうしたのいっけなーい仕事忘れてたごめんねしずくさんまた今度うん?
15:51約束の使徒よ
15:54開けて構いませんか?
15:57試飲して確信を持ちたい
16:01どうぞそのために2本用意してあるんでしょ?
16:07セイラどうした?
16:11お兄ちゃん私さっきまで神崎しずくと飲んでたんだけど
16:30彼もう第一の人の正体が分かってるってそれが正しいかどうかは別の問題だがなそうよね彼飲んだわけじゃないみたいだしっていうか飲む気もないみたいなんだと自分の確信にかけてみたいとか変なこと言ってた
16:39死因はやめておきますえいいの?確認しなくて言ったでしょう99%確信を持っているとそんなことで万が一負けでもしたら負ける?あるわけがない昨日今日ワインを飲み始めた素人にあの男に神崎しずくに!
17:26ではこれより神崎ゆうたかの遺言上に表現されたる第一の使徒その謎かけに対して答えを示してもらいたいロベール先生雫君がこのワインをまだ飲んでいないと聞いて少しでも彼の不利にならないよう私も飲まずに参りましたがキャリアじゃ俺はあんたの足元にも及ばないだけど親父が俺たちに求めているのはワインを悪いのでしょうか?
17:27I don't think I'm going to give you a sense of wine.
17:29You're not so good.
17:32Let's see.
17:35Let's see.
17:36If I'm going to make this game, I'll be able to make it easy.
17:42I don't think he's a good guy.
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17:49If I'm going to remove this one, I'll give you a house to you.
17:54It's 99% possible.
17:59What are they?
18:21What are they?
18:24What are they?
18:28They are like a beautiful and beautiful
18:32Lunezans絵画
18:59《このワインは全てを持っているそれを神から生まれながらに与えられているそれがあの恋人たちの姿だとしたら》どうした99%間違いないんだろ君は何を選んだ君が選んだワインは?
19:29第一の首都100%間違いない2001年そんなわけないでしょ平凡なヴィンテージじゃない同じレザムルーズでも99年と2001年じゃ値段だって全然違うのにワインの魅力と値段は別物だろ魅力があるから値段も上がるの世界の有名評論家が
20:02で正解は?
20:13第一の首都それはドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ・シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レザムルーズ2001年
20:30そんなおかしいじゃない2001年は雨が多くてブルゴーニュ全体がワイン作りに苦しんだ年よそれに比べてイッセイさんの持ってきたグレートヴィンテージの99年は一部の隙もない芸術作品
20:52親父は十二使徒のことをこう表現してる天地人すべてが一つに調和する中で生み出されるワインは一辺の名作であり一枚の名画であるしかしいかなる名作名画にも完全無欠なものなど存在しないワインもしかる
21:03十二使徒は完成度を競うものじゃないそれは分かってたはずだだからそのワインを飲んだ瞬間顔色を変えたそうだろう
21:08奇弁だ完璧で何がいけない欠点がどうして魅力になるんだ
21:36雫お前はなぜ2001年だと思った99年を飲んだんだそれは本当に完璧な瞬間で完璧であるがゆえに物語はそこで終わっていた俺はもっと探し続けたかっただけどあの美しすぎる光景の中の恋人たちは完成された一編の映画を見ているように近づきがたくて
21:48欠点があってもいいでも追いかけていきたくなるようなワインを探してみたいって俺思ったんだ
22:15行ってしまったでも俺は
22:45この光景の中に飛び込むことができたどうしてだろう人の作りし酒だからじゃよシャンボールミュージニー村のレザムルーズはもともと素晴らしい環境の畑じゃこの99年はその環境に歴史的なグレートヴィンテージという天の恵みが加わって花開いたそれに対して2001年の帰国の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中で一編の中
23:15厳しさは作り手にさまざまな試練を課しただがこのワインを作ったクリストフ・ルーミエはブドウの声を聞きながらワイン作りを進めてなそのひらめきは謎めいたワインとなって結実したのだ人の手を借りずに完結した99年のワインは天地神を掲げる使徒としては欠けることになった平凡なヴィンテージのワインにも人間だけが持つ個性ってやつが加わることだよ。
23:34不完全だけどどこか人間臭い魅力的なワインになる俺このワイン好きっすよ。気に入ったどうやら今度は私がここを出て行く番のようだ。雫くん、また会おうちょっと待って
23:35!一編さん!どうやら一編を本気にさせてしまったようだな。ああなると恐ろしいぞ。
23:54本当の実力ではまだまだ貴様など足元にも及ばん。そうでなくっちゃ面白くない。まだ始まったばかりだからね。
23:57親父の後を追いかける。俺たちの旅は。
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