- 2 日前
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テレビトランスクリプション
00:00気になる家があるはず気になる屋根気になる壁気になる
00:06貼り紙気になる住人東京のとある住宅地
00:20ここにもひどく気になる家があるらしい
00:27外からも全く見えないような薄暗い森っていうイメージでしたね
00:33何しろ恐ろしいんですよお化け屋敷で頭蓋骨とかありました
00:38ね
00:39変なキノコが生えてるのが怖かったり
00:42お化け屋敷に頭蓋骨変なキノコ
00:49そんな気になる家と運命を共にした老姉妹の人生
00:57このお家自身の意思があって
00:59このお家に関わると不幸になるわよって
01:04気になる
01:08あなたの町にひっそりたたずむ気になる家
01:13そこには思いもよらぬ町の歴史と
01:16家族の物語が秘められている
01:287年前
01:30市役所で文化財の担当だった中野さんに
01:34気になる情報が
01:37立派な建物があるよっていう遺跡があるかもしれない地帯だった
01:42ので
01:42ついでに見に行ってきたということですね
01:46国分寺凱旋と呼ばれる大正から昭和初期に
01:50富裕層の別荘が建てられた高台
01:55その一角に気になる家はありました
01:58屋根の一部しか見えなかったんですね
02:01自転車の上に立ち漕ぎみたいな感じでこうやって
02:06完全に不審者でしたけれども
02:10なんか単なる古い家ではなくて
02:12すごい手の込んだ建物のように見えました
02:16これはちょっと文化財として調べた方がいいんじゃないか
02:22所有者を突き止めた中野さんは早速調査を始めます
02:29建物に近づいて今きれいな天気も塗ってはありますけれども
02:35まず木のサッシで作られているということや
02:38すごい凝った作りをしているなということは最初に見えました
02:48玄関ポーチも凝りに凝った作りです
02:55この家のデザイン上のメインの入り口ということも
02:58あるのかなというふうに思っています
03:04全部柱に模様をつけてあります
03:09現在の家主久保成美さんです
03:14どうぞ
03:24今になっております
03:33何のが特徴かと思いますけれども
03:36家を設計した川崎忍がこの家に合わせて作ったものだと
03:41聞いております
03:451933年
03:47この洋館は関西の貿易所を土井蔵の別荘として建
03:52てられました
03:55設計は土井の老いだった川崎忍
03:59アメリカで建築学を学んだ洋館建築の第一人者です
04:05おしゃれなテーブルですよね
04:08当時流行っていたヘリンボーンという柄になります
04:15窓枠や食器棚にもヘリンボーン模様がいっぱいだ
04:19そしてこの紋章を気になる
04:27こちらはドイツ帝国の国将らしいです
04:31ドイツではこれを飾っていると警察を呼ばれるって
04:35あとは蓄音機ですね
04:37ちょうど今年100年
04:41100年前の音色も気になる
05:06こちらは朝食を食べるための食堂になっております
05:14こちらの家が夏の別荘であるということが
05:17この場所でよく分かるのではないかな
05:20例えばこちらの方が回転扉になっていて
05:24そちら両方開けると風がすごくよく通る作りになってお
05:28ります
05:31なるほど夏の別荘だったのか
05:36では隅にあるトランクは
05:44こちらの方は海軍さんの型称と軍棒が入っております
05:58気になる家の住人は何者だったのか
06:131937年10月
06:16海軍少将だった沖本至るがこの家を購入し
06:20妻と娘2人の4人家族で引っ越してきました
06:27イタルさんが海軍を退役し
06:29初めて手に入れた念願の我が家
06:35アルバムからは姉妹たちのウキウキした様子が
06:46姉京子さんは成績優秀で頑固
06:51妹の友子さんはおっとりしていてピアノが得意
06:562人にとっては憧れの洋館でした
07:01ところが3ヶ月後のイタルさんの日記には
07:07今夜は案外寒いかもしれぬ
07:13廊下に大電炭ストーブを炊くため
07:17扉が乾燥しすぎて歪みを生じてくる
07:23この家は立派ではあるが
07:26冬の間に相当惨めな風に損傷されることであろう
07:33いずれの日か
07:35これを日本式に増築回収し得るものぞ
07:433年後
07:45沖本亭は洋館から渡り廊下をつなげ
07:48和館を増築します
07:57広々とした客間を取り巻く東向きの廊下には
08:02特注の大きなガラスが贅沢に使われています
08:11これも手すきガラスで割れてしまうと
08:13また作るというのが難しいみたいですけれども
08:16大工さんから見ると地区90年も経っていて
08:20どうしてこんなに新築のようにきれいなのって言われたこともある
08:24んですけれども
08:25あまり派手ではないけれども贅沢な作りですよって教えていただいて
08:31気になるのは和館の隅の四畳半
08:36一番質素な部屋なんですけれども
08:40このような形で石が切ってあって
08:43こちらの方におこたを置いて
08:45沖本ファミリーが一番くつろげたお部屋だと
08:49聞いています
08:50立派な洋館とは考えても
08:53やはり庶民的なお部屋が一番居心地が良かったんだ
08:56ろうなって私は思います
09:00さらに座敷の奥の壁に気になる穴が
09:07これは
09:11太平洋戦争末期
09:14米軍は多摩地区を頻繁に空襲
09:20沖本邸は戦闘機の機銃装射を受けました
09:27数百メートル離れたところに住んでいた姉妹
09:31その衝撃を今も覚えています
09:35私の家も大きな家でしたけど
09:37ガタガタガタって風圧で揺れましたもんね
09:42ガーッとテイク引っ越してきて
09:44ガガガーッとしたらあのうちが
09:46敵は何であのうちを攻撃したのかしらねなんて
09:51至るさんの日記にはその日のことも
09:56正午過ぎの米機がP-51でたくさん来たが
10:02それが日本屋に一弾
10:04洋艦に三弾を撃ち込み
10:06火事を起こして大騒動
10:10京子が疎開後でよかった
10:13二階の机にいたら撃たれているところであった
10:20疎開中で空襲の被害を免れた京子さん
10:25洋艦2階が彼女の部屋です
10:32壁にシミが
10:34こちらは戦争中にアメリカ軍の飛行機が来て
10:38火を消された時の跡が
10:41いまだにここに水の垂れた跡が残っているんですね
10:50そして姉妹の運命も戦争で激変します
10:571940年京子さんは幼い頃から好きだった
11:01いとこ育さんと結婚
11:06こちらの方に沖本さんの
11:09京子さんの部屋の難度は育さんのものでいっぱいです
11:15こちらの方は海軍将尉と書いてありまして
11:20お帽子とかベルトとか
11:27これは14歳の京子さんが育さんにプレゼントした油絵です
11:34なるほど
11:35その頃から好きだった感じだ
11:42しかし育さんは肺結核を発症
11:4631歳の若さで亡くなります
11:51わずか3年の短い結婚生活でした
11:58一方広島にとついでいた妹ともこさんは
12:10終戦後離婚してこの家に戻ってきます
12:25沖本家は両親と娘の4人暮らしが再会
12:33京子は医学部に進学
12:36その理由が気になった
12:40育さんが肺結核で看病の患者なく亡くなられて
12:44私が医者だったら死なせることなかったって
12:48悔やまれてたっていうのを言いました
12:52京子さんは28歳で東京女子医科大学に入学
12:59卒業後は東京大学で研究を続け
13:02女性で初めて神経内科の博士号を取ります
13:09お部屋に当時の実験道具が残されていました
13:15本当にごく一部でもっといっぱいありました
13:19血液標本みたいなものとか
13:22遠心分離器とか山のようにやって
13:30今博物館の方にそれがあります
13:34一方妹ともこさんはピアノ教室を始めます
13:426歳から15年間この家に通った
13:45当時は2台のピアノが置いてあったそう
14:06ここにアップライトピアノがあって
14:10それからこっちの角にグランドピアノがあって
14:14この椅子は待ってる間に座ってました
14:20困ったのはトイレを我慢しなきゃいけないこと
14:25トイレがあるってのは知ってたんですけれども
14:27ちょっと怖くて行けなかった
14:30秘密の花曽根でいうと
14:32お庭入っちゃいけませんっていう
14:34私が勝手にそういう気持ちになるんですよね
14:38あっちは秘密の場所みたいな
14:42さあ尾崎さんの番
14:44最初の発表会で演奏した曲です
15:14普段は優しいですね
15:16でも練習しないとすぐバレるんで
15:19もう椅子から立ちなさいとかって言われて
15:24私はここの節にこうやってしがみついてると
15:28先生が後ろからこうやって椅子を引いて引っ張って
15:32どきなさいっていう風に
15:35とにかくピアノにかける情熱っていうのは熱かったと思いますね
15:41ご自身もすごく磨いていらしたと思います
15:55友子さんが聞いた話だと
15:58下では友子さんがピアノの練習をされてた
16:04で、京子さん自体は博士号を目指して
16:08お二階の方で研究されてたようで
16:12まあ切磋琢磨されていたんでしょうね
16:15我が道を行く
16:17友子さんが下でピアノを弾いてられちゃうと
16:19二階で京子さんがうるさいって言ってどなって
16:51でも京子さん自体も
16:53ピアノが好きで二人で連弾されたり
17:00いつでも二人の間に音楽があったんじゃないかな
17:161988年、母アキ子さんが亡くなり
17:20その5年後、父イタルさんも105歳で高い
17:28姉妹は70歳を超え
17:30家の手入れや掃除がおろそかになります
17:35室内はゴミであふれ
17:38庭は荒れるがままに
17:45代々出入りしていた植木屋さんが
17:48当時の様子を覚えていました
17:52あんまり切るなんてね
17:54そう、切るなんて
17:55切っちゃいけない
17:57葉っぱまで財産の牛だっていうのが勝つだったけど
18:04特に京子さんは樹木の伐採や剪定に反対でした
18:10京子さんっていう人が竹をすごく大事にして
18:14竹林は地震の時にも大丈夫なんだよねって
18:18なかなかね、切らせてくれなかった
18:22竹の甲がたくさん出るんですけど
18:24それも取らせてくれなかったって
18:28先週戦後大変だった時の思い出があるんじゃないですかね
18:35京子さんのこだわりは近隣との圧力を生みました
18:41一番大変だったのは
18:42ここに出ちゃうじゃないですか
18:44枝がね
18:44枝を落とせって言われる
18:49ちょっと余計に切るとね
18:51結構言われるんです
18:53勝手に切ったとか
18:55本当に植物を大切にしなくちゃいけないって
19:04思ってたんじゃないですかね
19:09隣近所や親戚からも孤立していった老姉妹
19:14一番気になるのは
19:17どうやってこの家を残したのかということ
19:312020年
19:32気になる家はカフェとしてよみがえりました
19:38店の名はカフェ置本
19:46およそ600坪の広大な敷地に
19:50竹林の小道を作り
19:53奥には英国式の庭園が広がります
20:01洋館に面して日当たりの良いカフェテラスをし
20:04つらえました
20:31女子会のランチで厨房は大忙し
20:35元は主婦だった久保さん
20:38料理を学び直し
20:40カフェ経営の学校に通って開業にこぎつけました
20:49お客さんからも気になる質問が
20:54なんでここでカフェしてるんですか
20:57ぶっちゃけここは誰のものか
21:00ここにおばあさんが2人で暮らしていて
21:03後継ぎはいなかったので
21:05うちの娘に後継いでほしいって
21:08依頼があって
21:11この家の相続人は久保さんの娘さん
21:17そのいきさつは20年前にさかのぼります
21:23沖本邸の隣に引っ越してきたのが久保さん一家
21:28長女の七井さんはまだ10歳の小学生でした
21:32よろしくお願いします
21:36当時の印象は
21:55引っ越しの後久保さんの夫が医者だったことから
21:59京子さんの思わぬ依頼が
22:03私働けないかしらって言ったのが80歳過ぎてたんですけど
22:07病院に紹介してっていう感じで
22:10お付き合いが始まりました
22:14それをきっかけに
22:15姉妹からはありとあらゆるお願いが
22:19電気のメーターを紙に書いてとか
22:22鍵渡されてたまに空気入れてとか言われたので
22:27ご近所との付き合いが一切なかったので
22:30いつも用心深くって
22:32市役所の人も泥棒だっていうぐらいで
22:36それで母がお世話をしないといけなかったっていうのも
22:40あれを
22:44久保さんはお隣さんという縁だけで
22:47家事からトラブル処理まで
22:49姉妹の暮らしを援助します
22:53さらに京子さんが心不全で入院すると
22:58友子さんが家の中で倒れていたっていうことがあって
23:02そこから一緒にご飯をうちで食べて
23:05うちで泊まって寝てもらって
23:06お風呂も母が入れて
23:10そうするうち京子さんから七枝さんを幼女に迎え
23:14この家を相続してほしいという申し出が
23:19相続する話を聞いたときはもうびっくりしました
23:23そんな簡単に誰かの幼女なんて
23:27その時七枝さんはまだ20歳
23:31医学部の学生でした
23:34成人式の日の朝にこれにサインをしたら
23:37養子縁組成立になる
23:39だって父に紙を渡されて
23:42お金関係のこととか全く考えずに
23:45サインをした覚えがあります
23:48京子さんが自分が死んだら
23:50好きにしたらいいわよなんて言ってらっしゃいましたけど
23:54七枝に継がせたっていうことは
23:58それだけこの家を維持できるっていう風なことを
24:01考えてらっしゃったんじゃないかなと
24:05この家をそのまま維持したい
24:08それは七枝さんも同じでした
24:11この建物自体の価値は全く知らないです
24:14いろんな古い椿の木とか大きな大山木とか
24:19たくさんの木があって
24:21この土地を知らない人が継いだら
24:23切り開いて売っちゃうだろうっていう
24:25むしろ私が継いでここを守っていきたいな
24:28っていう気持ちもありました
24:34京子さんは95歳まで現役の医師を続け
24:39その翌年生涯を閉じました
24:45妹の友子さんはカフェのオープンを見届け
24:48102歳で大王女
24:53姉妹の意思を継いで久保さん親子は
24:56なるべく手を加えず家を残すことに決めたのです
25:03久保さんが残すって言ったのはちょっと驚きでした
25:07これだけの敷地を固定資産税だけでも
25:11普通の人の年収以上払ってるんじゃないかなとは思います
25:16やっぱり沖本家の引き継いだ責任感じゃないんですか
25:21じゃなければもっと楽な道を進むと思いますので
25:26家が残るために周りの人を動かしているのかもしれないです
25:30よね
25:3612月なじみのお客さんやご近所さんが集まって餅つ
25:41き大会
25:43主催したのは七江さん
25:46お医者さんになった今も沖本邸の保存のための取り組
25:50みを続けています
26:06沖本邸を応援するメンバーたちも集合
26:13造園家の美園さんはゲートを廃材で作り
26:17荒れ果てた庭を整備しました
26:33銅板彫刻家の赤川さんは犬のオブジェを製作
26:38一匹ずつ作ってって言い代があった
26:40それを番犬にしたいという
26:46こういうとこがだいたいほら潰されてマンションとかになる
26:49じゃないですか
26:50こういう形で維持してるっていうのは素晴らしいですよね
26:53だからいろんな形で応援したくなってね
26:59この家は様々な創意工夫と気になることでいっぱいだ
27:16全体こう見た時に洋館と和館をやっぱりこう斜めに
27:20つないでる
27:21これまっすぐつないだらすごい止まんない建物になっちゃったか
27:24もしれないですし
27:41最後にこの人の気になることは
27:47逆に京子さんがいたら今の状況は許してないだろうなっていう
27:51のを逆に
27:58母とここついだ時
28:00大掃除をした時があったんですけど
28:02音楽室のカーテンみたいな黒の車高カーテンが一面張
28:06られてたんですよね
28:07バッと開け始めた時に封印が解けた急霊になって
28:12たんですよ
28:16私たちが入ったことで動き出した
28:19いい意味でも悪い意味でも
28:21マジの封印だ
28:23そうそうはいもうそんな急霊
28:29沖本邸いかがでしたか
28:34次はあなたの街の気になる家に