00:00秋のお出かけシーズン到来!
00:09東海北陸には魅力あふれるローカル鉄道がたくさん!
00:15人気アニメとのコラボイベントや地域の特産品を使った食堂車!
00:23でもこうしたローカル鉄道いつまで楽しめるかというと運賃収入が減り路線を維持していくのが大変なんですもしなくなっちゃったらどうします?
00:48でも中には存続?廃止?
00:58ローカル鉄道あなたの選択は?
01:04こんばんは!今日は東海ど真ん中と北陸スペシャルのコラボレーションでお送りいたします!
01:12さてここ東海北陸はこちら!
01:16ローカル鉄道大国なんです!
01:19この地域には国土交通省が定める地域鉄道がなんと28もあるんですね!
01:28これは全国のおよそ3分の1にあたるんです!
01:32例えば静岡県の大井川鉄道ですとか、岐阜の長良川鉄道、そして富山のこちらトロッコ電車の有名ですけど黒部峡谷鉄道など、どれか一度は乗ったことがあるという方多いんじゃないでしょうか。
01:48でもですね、鈴川さんこちら。少なくとも20社がこの中で鉄道事業で昨年度赤字となっていまして、中には一部区間の廃線を検討しているところもあるんです。
02:04鉄道大好きな鈴川さんとしてはこの現状どうですか?
02:07私も今この中だと8割ほど実際に乗車したことがあるんですが、一つとしてなくなってほしくない、それぞれの魅力がたくさん詰まっている路線だと思います。
02:18中にはクラウドファンディングを実施されていて、例えば静岡県の大井川鉄道、学南電車のクラウドファンディングには私も実際に参加したことがあるんです。
02:28本当に今まさに岐路に立たされている鉄道会社も多いですよね。
02:35番組ではあなたからのメッセージをお待ちしています。
02:38存続かもしくは廃止か、あなたの意見やアイデアを画面右上のこちらQRコードから50文字内でぜひお寄せください。
02:47この番組の中でどんどん紹介していきたいと思っています。
02:50こうした中、静岡県を走る天竜浜名湖鉄道は運賃以外の収入を確保しようと模索しているんです。
03:03静岡県西部を走る天竜浜名湖鉄道、通称天浜線。
03:106つの市と町にまたがる全長67.7キロメートルの路線です。
03:18今、話題になっているのが毎日行う見学ツアー。
03:31昭和初期から現役の天車台という装置を案内します。
03:38人気アニメにこの天車台が登場したため、全国から年間8000人が訪れるようになりました。
03:46エヴァンギリオン好きなので、なんかそういう世界観に行きたいなって思ったので、映画のお通りの感じで、ちょっとよかったですね。
03:56天浜線がこうしたイベントに力を入れているのには、ある訳が。沿線には6つの高校があり、毎朝およそ800人が利用しています。この路線がなくなってしまうと、生徒たちには大きな影響が。
04:17通学がすごい大変になっちゃうし、欠かせないなって思います。天浜線なかったら、もしかしたら別の高校とか行ってたっていう。
04:31人口減少に伴って、旅客収入は10年でおよそ1割減少。
04:41その一方で、設備や車両は老朽化が進み、検査や修繕にかかる費用は年々増え続けています。
04:52人件費なども加えた支出は11億2000万円。
04:57旅客収入の3億7000万円では3分の1しか賄えません。
05:045年前に社長に就任した松井良正さん、運賃以外の収入を模索してきました。
05:14少しでも利益を上げましょうと、旅客に限らず、いろんなグッズ販売等を含めて、追いざしも含めて頑張って、今、力を入れているのは、車体をラッピング広告に利用してもらう事業です。
05:33広告費は年間でおよそ150万円沿線の企業にセールスをかけ去年は7社に契約してもらいましたその他アニメとのコラボグッズやイベントなどを合わせた運輸雑集はこの5年でおよそ2倍まで伸ばしてきました。
05:58それでも去年の運輸雑集は8800万円、依然6億5000万円の赤字となっています。
06:09この赤字分は沿線の自治体と県からの補助金で賄っているのが現状です。
06:16その補助金がないとですね、とてもではないですけども、経営的には難しいと。工夫している人もなかなか工夫し寄せないというのが現状ですけども、本当に厳しいというのは間違いないですね。
06:31やはり運賃収入だけでは経営が厳しいということで、いろいろ車両のラッピングですとか、いろんなイベントを盛り上げて取り組まれているというのは知っていましたし、実際に根強いファンの方が多かったり、すごく盛り上がっているイメージを受けていたんですが、今こうして数字で見てみると、それでもまだまだこんなに厳しいんだということがすごく衝撃でした。
06:53すごく衝撃でした。
06:54やはり根本的な解決にはなかなかつながらないということですよね。
06:59地域の公共交通に詳しい加藤博一さんです。よろしくお願いします。
07:02よろしくお願いいたします。
07:04やはり今見てきましたけど、ローカル鉄道厳しいんですね。
07:07はい、ローカル鉄道線の大半が赤字というか、大赤字ですね。
07:14その状態ですので、先ほど紹介されたような取り組みが非常に大事ではあるんですが、それだけだとなかなか埋めることができない。
07:23ですので、多くの場合、利用を増やすことだけでなく、経費を減らすこともやっているということになるんですが、やはり経費を減らすと人件費が下がって、そのことによって人手不足になってしまうとか、あるいは線路が荒れてしまって乗り心地が悪くなる。
07:41場合によっては脱線事故につながるとか、そういうことも起こるんですよね。
07:45それはやはり鉄道会社だけでやれることではなくて、地域全体で鉄道を支えるということがあってこそ、鉄道は守られていくということだと思っています。
07:56こうした厳しい状況ですけれども、東海北陸でここ20年ほどの間に乗客数の減少で廃線になった路線、こちらにまとめてみました。
08:06皆さんからの声も続々と届いています。ありがとうございます。
08:28岐阜県のヘルプさん。
08:30ローカル鉄道は地方の重要な足です。
08:34亡くなったら生活が困難になります。
08:37どうにか存続の道につなげてほしいという声ですとか、愛知県のガラガーラさん。
08:43確かに地域のローカル鉄道は中間人、お昼の人たちですよね。
08:48あまり乗ってなくてガラガラだわ。赤字になるのも無理ないかもね。
08:53そして岐阜県のキュウキョクさん。
08:55存続はしてほしいと思うけど、赤字路線では生活の大変な、大切なインフラだけに選択するのは辛いなという声が届いて、いやリアルですよね。
09:07鈴川さんどう聞きますか。
09:08もうすごく鉄道ファンとしても、どの意見もすごくよくわかるところではありますが、
09:14ただやはり日本の鉄道が発達していった時代に比べて、今は圧倒的に車社会であったり、少子高齢化であったりということで、
09:24本当に心苦しいところではありますが、やはりローカル鉄道が廃線の道に進んでしまうというのは仕方のないことなのかなと思いました。
09:33実際に鉄道で残すということを見直していく時代になってきたんでしょうか。
09:40そうなりますね。
09:42まずは鉄道がその地域にとって必要かどうかということをしっかり考える必要があって、
09:47そのためにも地域の皆さんが鉄道を気にかけるということが大事じゃないかと思います。
09:52やはりノスタルジーだとか、あるいは希望だらけで、それだけでは残っていかないとなります。
10:01そうなりますと、自分たちがその鉄道を利用できるかどうかということが大事ですから、
10:07そうすると本当にそれを使えるかどうかということを考えることが必要。
10:12しかしながら、やはりローカル線の少なくないところでは、鉄道だとなかなか生活であるとかはできないと。
10:19例えば高校生であるとか、高齢者であるとかが通学するとか、病院へ行くとかということがありますけれど、
10:27今、高校も病院もなかなか駅前にはないですよね。
10:31となると、もしかすると鉄道じゃなくて、バスとかに変えたほうがいいかもしれない。
10:36でも一方で、もし鉄道の利用がもっと多くなれば、鉄道のほうがたくさんの方を運べるし、
10:44それから時間が正確で、それから早いということですから、
10:48鉄道の特性を生かせるところは残す、そうでないところはちょっと別の手段を考えなきゃいけないという、
10:54そういう選択も大事になってくるんじゃないかと思います。
10:57本当にみんなで考えていかなくちゃいけないことですよね。
11:00そうした中ですけれども、岐阜県のこちら、
11:04長良川鉄道では、廃線の話が上がったことで、
11:08住民たちが動き始めたんです。
11:10清流、長良川に沿うように走るのが、
11:17岐阜県の長良川鉄道、通称、長鉄。
11:23廃線が検討されているのは、
11:25全体の3分の1に当たる、
11:28偶上八幡駅から北農駅までの区間。
11:30近年、乗客数が減り、赤字の大きな要因になっています。
11:47この区間を通勤に利用している神社の宮司、若宮多文さん。
11:54鉄道は参拝者にとっても欠かせないと考えています。
12:00鉄道が持ちなくなるようなことになれば、
12:04私にとっては大変なショックであります。
12:12長鉄を今後どうしたらいいのか、
12:15この地区に住む前田雅也さんは、
12:18今年、住民たちが自ら考える会を立ち上げました。
12:22厳しい財政の中で、鉄道を続けるために、毎年、お金を、税金を出しているわけだから、今のままで、いいよとは言えないんですので、みんなで考えてみようよと。
12:39今月5日、2回目の会議の日がやってきました。
12:45それはたくさん来てほしいですけど、まあね、50来たらいいな。
12:52やってきたのは37人、多くが存続を希望する住民でした。
12:59どうすれば収入を増やせるのか、住民が自ら考えたアイデアを発表します。
13:10今まで外国人に対して、この長良川鉄道っていうのをしっかりPRできていたと、この写真、スイスの三角鉄道の写真です。とても美しい川や山、流れていて乗ってみたいなと。で、これ、長良川鉄道です。ほぼ一緒じゃないですか、これ。ほぼ一緒です。
13:33地元の中学生は最新車両の投入を提案。
13:41BMVという乗り物を使って、いつみ線を、まばどしのいつみ線を作っていこうということで。
13:50線路と道路を両方走れる車両で利便性を上げようというのです。
13:57会議には地域経済の専門家も参加。住民たちに対し、財源も考えなければならないと指摘しました。
14:07国体のお金が一般財源から切り出せるかというと、とても無理なお話であります。
14:15じゃあ皆さん、これがもし本当に一方的に一般財源から繰り出してもらえるのであれば、皆さん、増税を確保した方がいいですね。増税しないといけないです。絶対出てこないです、お金は。
14:27今日のプレゼンをもとに、具体的に何かが動き出していけばいいなと思っているし、またながらが鉄道をどうしていくかということを一緒に考えようという。
14:39一方、前田さんは沿線の住民に広く聞き取りもしました。すると。
14:49存続か廃止か、前田さんはまずは住民の関心を高めていきたいと考えています。
15:11自分たちも考えて、何かどうにかできないかということを考えた上で迎える結論と、市長が決めたれという結論と、これは違うと思うんですよね。
15:26やはり住民の方からすると、存続か廃止かでいったら、もちろん残してほしいという意見も多く出ると思うんですが、じゃあ実際に残すとなったときに、日常利用をどれぐらいできるのか、本当に鉄道がないと生活できない方というのは、ごく一部になってしまうと思うので、そこでじゃあどう改善していこう、どこから費用を出そうというところに温度差がどうしても生まれてしまうんじゃないかなと。
15:50加藤さん、この温度差、住民の中の温度差というのはどう埋めていけばいいんでしょうかね。やはり無関心が一番よくないことなんで、関心を持ってもらうようにすることが大事だと思います。さらに、鉄道は乗る人だけでなくて、地域全体にいろんな恩恵を与えるものなんですよね。ですので、そういう恩恵がどういうものがあるかよく理解する必要がある。
16:17例えば、高校生がよく使っているとすれば、その鉄道がなくなって通学がうまくできなくなれば、地域の魅力がすごく下がったり、あるいは草芸で渋滞が起こったりすることが考えられますよね。
16:29そうしたら、その地域って魅力がなくなって、人口減少に拍車がかかるかもしれないですが。
16:35となれば、やっぱりそういうことも考えながら、地域が鉄道をどういうふうに考えるか、必要であるんだったら、どうやって自分たちで守っていくか、利用していくかということを考えることが大事だと思います。
16:48自分ごととして、総動力を働かせることが大事だということなんですね。
16:53そうした中、一度、前線の配線が検討されたものの、住民たちの声で復活した路線があるんです。
17:00それが、福井県の越前鉄道です。
17:07福井県北部を走る越前鉄道、通称越鉄。53キロメートルを運行しています。
17:18この越鉄には、今時珍しいサービスがあります。
17:24だいぶ福井駅が近くなっていると思うんですけど、天気もいいんで、
17:29何か、どっかちょっと散策でもしたいなと思うんですよ。
17:32そうですね、今日だと、福井駅前に大工館の庭園というものがありまして、こういうね、ちゃんとした情報をいろいろ教えてもらえる。
17:41沿線の観光地の案内や、切符の販売をしてくれるアテンダント。
17:49多くの列車がワンマン運転になる中、あえて新たな乗務員を配置しています。
17:55こうしたサービスが生まれた背景には、沿線住民が味わった苦い経験があります。
18:11もう、うわぁ、大変やってことになりましたよね。
18:17そこでみんなが目覚めたっていうか。
18:2224年前、全身の慶福電気鉄道は衝突事故を起こします。
18:28これを機に、赤字が続いていた県内路線を廃止することに。
18:33大工バスを走らせましたが、沿線には日常的に渋滞が発生するようになりました。
18:45高校生も数百人規模で遅刻するなど、深刻な社会問題となります。
18:54鉄道を復活させるため、沿線に暮らす和田孝恵さんは、住民たちの声を集めました。
19:03住民からの手紙を詰めた筒をバトンにして、電車が走らなくなった区間を500人以上がリレーし、最後は副知事に思いを届けました。
19:30車の運転ができない者にとっては、絶対に必要な乗り物です。
19:37こうした運動を受け、県や沿線市町村は、10年間でおよそ120億円もの額を出し、新会社を設立する案も発表しました。
19:47確かに大変なことになるかもしれないけれども、生活関連社会資本ということでね、道路もそうだし、それから上下水道もそうだし、それと同じ位置づけにあるんじゃないかと。
20:02事故からおよそ2年後、沿線市町村の出身による越前鉄道が誕生しました。
20:10鉄道の復活を叫んだ住民たちは、サポーターズクラブを結成。
20:25年会費1000円でおよそ3000人が加入しています。
20:29二度と鉄道を失わないために、沿線各地区の代表は、今も毎月、利用者をどう増やすか、会社と話し合っています。
20:43真ん中の通勤定期でございます。こちらが9月が75,912名ということで、102%。
20:51車社会の福井で、一人でも多くの人に使ってもらうため始めたのが、駅併設の無料駐車場。
21:02自治体が整備費を負担し、21の駅に設置しました。
21:10住民目線のサービスを徹底することで、通勤や観光の利用者が増え、
21:16昨年度は過去最多の390万人が利用しました。
21:23やっぱりこの住民活動でね、存続できたという頭もありますし、
21:28だから住民とね、みんな一緒になって、自分の役割を果たす。
21:35やはり地域の実情をよく理解されている地域住民の方が声を上げて、
21:42またそれを採用して、新しい改善策を出していくというのが素晴らしいモデルケースですよね。
21:48他の地域でも、やはりこういうふうに取り組んでいくのがいいのでしょうか。
21:53例えばですね、鈴川さんの息子さん、日立時和というお名前ですが、
21:58そのルーツである特急日立時和が止まる、JR勝田駅、茨城県ですけど、
22:03そこから出ている日立中海浜鉄道、あれは非常に異例だと思います。
22:08一時は廃線寸前まで行ったんですよ。
22:11そこから地域のいろんな団体が鉄道を生かそう、残そうということを活動されて、
22:18それで自治体も入った第三セクター鉄道に生まれ変わった。
22:21さらにその後、いろんな取り組みを続けて、それからダイヤの改善とかも行われて、
22:27一番最低の時は70万人、年間70万人の利用だったのが、120万近くまで今行っています。
22:35で、なんと路線延伸までも今も決まったということで、
22:40本当に明るい希望だということだと思います。
22:42やっぱりそれは住民の方たちの気持ちが前向きになったからということもあるんでしょうかね。
22:47それが利用につながったということだと思いますね。
22:51さあ、皆さんからの意見も即即届いてみます。ありがとうございます。
22:54ありがとうございます。愛知県の壁野さん。住民が自分たちで考えることが大事ですね。
23:01まさにこれね、本当に一線鉄道と今の日立中と共通することですよね。
23:06それから愛知県の水っちさん。
23:09赤字だから廃止という単純な発想はやめたい。
23:13地域の公共交通をどう守るか、地域全体で協議を進めてほしいという意見ですね。
23:19やっぱりその住民の意識の変化というものが、この鉄道をどう作っていくのかということに大事になっていくということなんですね。
23:28まだまだですね、その住民の中での温度差というのはたくさんご意見でもあると思うんですけども、
23:34加藤さん、このローカル鉄道のこれからを考えていくときに、改めて何が大切になってきますか?
23:39基本的にはローカル鉄道線は地域のもので、地域としてこれを生かすべきなのか、
23:46それとも違う手段に変えていくべきなのかということをしっかりと議論する。
23:51そして残すとなればみんなで使うと、それから生かしていくということをやることが非常に大事だと思います。
23:59今日はローカル鉄道線、第三セクターとか私鉄のものが出てきましたけれど、
24:04今はJRの方もローカル線が、存続が大変なものになっています。
24:10この辺りもやはり我がこととして、地域で鉄道をどうしていくか考えることをやっていただきたいなと思っています。
24:17そうですね。鈴川さんはいかがですか?
24:20私はもう鉄道ファンとしては何としても乗って応援したいところではあるんですが、
24:24やはりローカル鉄道、沿線の方の生活に寄り添うべきものだと思いますので、
24:29沿線の皆様がいろんな選択をして、鉄道なのかそれ以外なのか、
24:32それぞれの選択をよく考えて決めて、明るい未来を作っていっていただきたいなと思います。
24:38そうですよね。本当に何て言うんでしょうか。
24:39このローカル鉄道のこれからを考えるということは、
24:42私たちの地域の未来を考えることと同じなのかもしれないですよね。
24:47鈴川さん、そして加藤さん、今日はどうもありがとうございました。
24:49ありがとうございました。
24:52今回は東海の真ん中と北陸スペシャルのコラボ企画でお伝えしました。
24:56これからも共通の課題、話題を掘り下げて考えていきたいと思います。
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