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  • 4 weeks ago
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00:00恐竜がいた頃よりもずっと昔
00:055億年という途方もない時間を遡った
00:09太古の時代 カンブリア紀
00:12海の中では生命のビッグバムと呼ばれる出来事が起き
00:18多種多様な生物であふれていた
00:21これは不思議な魅力に満ちたカンブリア紀の生物たちが持つ
00:27命の可能性を見つける物語である
00:57歌う永遠の空 胸が踊り出す
01:02答えなんじゃないよ 未来に大事なのは自分
01:09人魚姫の笑顔 サンゴが踊る
01:18新しい世界へ 旅立とう
01:23激流を乗り越えろ
01:35こんな流れなんかに負けるもんか
01:43絶対情報を落ち返るぞ 機械や
01:46おかいよ
01:48歩きゲニオン
01:53流れが
01:56ビーズ
01:58ビーズ 大丈夫
02:05なんとか
02:08ダメみたい
02:14残念なお知らせだ
02:17君のBMSのダメージが大きく
02:20これ以上バイオミメティクスなどの機能増加に期待が耐えられない
02:24よってここからのミッションはハナ君に頑張ってもらうしかないようだ
02:28ごめん ハナ
02:32いいのよ ビーズ この前はビーズ一人に頑張ってもらっちゃったし
02:42今度は私が何とかしてみせるわ
02:50また流れが強くなってきたね
02:54もうどうすればいいのよ
02:57とりあえず流れが止むまで待ってみるとか
03:00そうね それしかないか
03:02ビーズくん ハナくん
03:04はい 果たせ
03:05言い忘れていたことがある
03:07次元ダイブには制限時間がある
03:10ええ
03:11制限時間が来たらどうなるんですか
03:13強制エグジットされる
03:15え それだけ
03:17それならまた調査に来れば
03:20それができないんだ
03:22
03:23いつまたこの調査対象となるロストコードに出会えるか分からないからだ
03:29次元プリントの座標設定は様々な条件が重ならなくてはならないため
03:34多くの計算の上に成り立っているのです
03:37それって失敗できないってこと
03:40はい 一度調査対象を決めたら失敗は許されません
03:44流れが止むのを待ってられないってことね
03:48やってやろうじゃない
03:50私 失敗とか大嫌いなの
03:53この流れの中 歩いて残っていくのは無理だったんだよね
03:58うん 立ってると流れで押し戻されそうになるよ
04:02それに かなり急な坂だから
04:04もっと低い姿勢じゃないと前に進めないね
04:07できるだけ低くね
04:09そして その滝はほとんど壁のようになっていると
04:14流れに耐えて崖をよじ登りながら落ちてくるハルキゲニアを避けろっていうことだね
04:21うそいわ
04:23ああ こうやって張り付きながらぴょんぴょん身軽にかわせたでも?
04:27そんなの無理よ
04:29あっ 壁にも張り付いて登れるんだよ
04:32ハナ 無理じゃないかも
04:35博士 壁にも登れるアレのアレを次元転送してください
04:40おお 壁も登れるアレだな
04:43よし ハナくんにバイオミメティクスを転送しよう
04:47えっ リーズ 何が思いついたの?教えてよ
04:50ハナ かっこいい奴が来るよ
04:53えっ 何? かっこいい?
04:56というわけで モーリスくん あれを次元インストールだ
05:00受けたまわりました
05:07次元インストール
05:09インストール
05:10ん? これって まさか?
05:37ヤモリー
05:49かっこいいお腹
05:51いいなそれ
05:52カメラって ぐいつい登れちゃうだよ
05:55そうよ
05:56パンデルワールス力だよ
05:58それなら手足が岩に吸い付いて水流に流されずに海底を進むことができるはずだ
06:03ヤモリの足の裏にはとても細かい毛が高密度で生えています
06:08この細かな毛の一本一本が岩と近づくことで分子と分子との間で引き合う力が生まれるのです
06:15もう こうなったら何だってやってやろうよ
06:20ビースはここで転がってくるハルキゲニアの中にロストコードがないか見張ってて
06:25任せて
06:26それじゃピカイナ 準備はいい?
06:28ピカイナ
06:30見た目はともかく確かに凄いわ 全然滑らない
06:38ハナ マニカが来てる
06:41え?
06:42はぁ…なんとか避けられたけど
06:47ん?避ける?
06:49もしかしてこれってあのトレーニングに似てる?
06:56ハナ 今度は?
06:57左に一つ 右に二つ 左に二つでしょ?
07:02え?すごい その調子だよ!
07:05頑張れ ハナ
07:09左…左…右…左…
07:17頑張れ もう少しだよ ハナ
07:29流れが強くなってきた!
07:31カイナ
07:35タナ 上!
07:36え?
07:39これが変わってない!
07:41タナ!
07:42行きたいよ!
07:45このままだ…
07:47いっそ隙間に入っちゃうとかは?
07:49あ…隙間?
07:51あ…
08:02行きたいよ!
08:03ほら?
08:08はぁ…良かった…
08:10あっ いた
08:16あぶない
08:18さあ 始めて 帰ろう
08:2980 90 100 ロストコードより情報の抽出を確認
08:41ミッションコンプリート リンスかん ハナくん エグジットだ
08:45エグジット スタート
08:47ハナ うまい うまい
08:59やるじゃないか
09:02今回の調査は ほんといい経験になったわ
09:06もうすぐ あの場所だよ
09:08ここの隙間に入ればいいのよね ピース
09:10え?
09:17あ あれ?
09:18なんで隙間に入れないのよ
09:20おや 今のトラップなんだが
09:23バグが残ったままになっていたみたいだ
09:26え?
09:26すまんすまん すぐに直そう
09:29バグって 隙間は?
09:31そんなものを 初めから用意してないが
09:34必要だったかね
09:36それじゃ もともとクリア 不可能だったってこと?
09:39うお 何なのよ それ
09:47今回のカンブリアプロジェクトの報告書でございます
09:55ご苦労様
09:57カンブリアプロジェクトは順調に進んでいるようですね
10:04はい
10:05二つ目のロストコードからも情報の抽出に成功いたしました
10:09ふん
10:10ぜひともこの研究結果を
10:13厚生艦移民のテラフォーミングにも役立ててもらいたいものだ
10:18受けたまがありました
10:20これをダイバーギアにセットしてください
10:33バイオスーツ解析モジュール
10:36科学は万人のためのもの
10:39共有化しましょう
10:41同志モーリス
10:42よっそれ
10:46やったー
10:50教えて
11:02モーリス
11:03私はパーカー博士の助手モーリス
11:07何でも教えます
11:08誰か質問は
11:10はい
11:11ヤモーリってなんであんなにかっこいいの
11:15はあ
11:16はあ
11:16さすが爬虫類好き
11:18だってすごいじゃん
11:20ペタッて壁に入り付けるんだよ
11:22憧れー
11:23では今日はヤモーリに聞いてみますか
11:26ヤモーリー
11:28ヤモーリー
11:31これ特権ヤモーリー
11:32これ特権ヤモーリーだ
11:32名前わかっちゃうんだ
11:35ほらすごい
11:36ガラスにペタッて
11:37
11:38ていうかなんで貼り付いていられるの
11:42それはね
11:43ヤモーリー
11:44ヤモーリーの足の裏のひだひだに秘密があるんだ
11:46電子顕微鏡で見てみると
11:50毛がびっしり
11:53その太さは髪の毛のおよそ十分の一
11:57目に見えないほどの極細の毛のおかげで
12:00ガラスに貼り付くことができるんだ
12:03吸盤じゃないんだ
12:05毛でどうやって貼り付くの
12:08この極細の毛の先端がガラスの表面にぴったりと接すると
12:14毛の分子とガラスの分子の間に引き付け合う力が働く
12:19これをファンデルワールス力という
12:22このファンデルワールス力によって
12:26ヤモーリーはガラスに貼り付いていられるんだ
12:28うんうん
12:29ヤモーリーの足は貼り付けないところはないんじゃないかと思うくらい
12:36よくできた作りになっています
12:38すごいですね
12:39実は最近このヤモーリーの足の秘密を真似たテープが開発されたんです
12:47黒い部分がそのテープだ
12:51拡大して見てみると
12:56毛がびっしり
12:57テープの表面に極細の毛が隙間なく並んでいる
13:01ヤモーリーとよく似ているね
13:03うん
13:04でも本当に貼り付くの?
13:09じゃあ試してみよう
13:11うーん
13:13あ、ペットボトル
13:16そう、およそ500グラムだ
13:18テープとガラスを密着させると
13:21そこにファンデルワールス力が働くから貼り付いていられるんだ
13:25すごーい
13:27このテープの凄さは何度つけたり剥がしたりしても
13:31くっつく力はほとんど変わらないこと
13:33何度も使えるのね
13:35ヤモーリーの凄さを見事にバイオミメティクスしたこのテープ
13:40新しい技術として注目されているんだ
13:43このテープは今は工業用で特殊な用途に使われています
13:50でも近い将来
13:52私たちの日常生活でも使えるようになったら
13:56便利だし環境にも優しいですね
13:59それにしても
14:01このナノテクノロジーをヤモリーが自然の中で培ってきたのには
14:06驚きを隠せません
14:07自然のパワーにはそこしでないものがありますね
14:12このテープでどこでも歩けるとか
14:18壁とか天井とか
14:20人生になれそうとか
14:22本当に使っていたらしいですよ
14:24本当?
14:25冗談です
14:26じゃあ次回の予習よろしく
14:27がんばりモーリー
14:31さあみんなで一緒に行ってみよう
14:34見たことない仲間
14:39見たことないお顔
14:42けんてこなやつもいるけれど
14:46みんな同じ生き物さ
14:50ピーカレピカイア
14:52バイバイ仲間
14:53クリーブに進め
14:55カンブリア
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