00:01みなさまこんにちは、黒柳哲子です。
00:04今日は、今年13回期を迎えた皆さまをご覧いただきます。
00:12国民的なアニメ、アンパンマンでおなじみの漫画家の柳瀬隆さん。
00:19戦場のメリークリスマスなど数多くの名作を手掛けた映画監督の大島渚さん。
00:26人生いろいろなどのヒット曲で、昭和歌謡の第一人者、歌手の島倉千代子さん。
00:36そして重厚な演技で日本映画界を代表した俳優の三国伝太郎さんです。
00:43どうぞご覧ください。
00:44皆さまこんにちは、テスコの部屋でございます。
00:57今日のお客様は、たくさんの肩書きをお持ちでいらっしゃいますが、漫画家、詩人、それからイラストレーター、絵本作家、
01:05そして長いことお書きになっていらっしゃいましたアンパンマンという、とてもかわいらしい漫画がアニメになりましたら、
01:13なんとこれが大変な人気で、今はもうアンパンマンの原作者とご紹介した方がいいのではないかしらと思います。
01:19それからあと、手のひらに太陽をという学校の教科書にも出て、皆さん歌っていらっしゃるあの曲の歌詞もお作りになりました。
01:26どうもしばらくでございました。
01:28どうもしばらくです。
01:29人生は不思議ですね。
01:31僕はもう七十過ぎちゃったんだけど、七十を過ぎる後っていうのはね、だいたい人生50年っていうことで、今は70年ぐらいでしょう。
01:42だからそこまでが人生で、あとはおまけっていうか、おまけですよね。
01:46僕、おまけのところがすごい良くてね、なんていうか、おまけがずいぶんたくさんついてきたなっていう感じですね。
01:54特に僕、非常に2歳とか3歳とかの子どもがね、このお話が好きっていうのは、なぜかって考えても、僕にはよく分かりませんね、僕はだから、今のことば、こういうのが好きだろうとするのを全然考えていませんから、僕が面白くて書いてるわけ、面白いなと思って書いてるわけ、ですから、おじいさんの考えていることが、なんで今の子どもと同じように共通で面白いのかね、分かりませんね、ですから、今も僕、合わせようとは全然思っていません。
02:24自分が面白がってるんです。面白いと思ってやってるんですね。
02:30まず最初にこういうふうにね、鉛筆で書くの。鉛筆で書いちゃうわけです。
02:36ですから、鉛筆のこのランスケッチを作っていくんですよね。
02:40こういうふうにして作っていくわけ。
02:41あまじも全部書きになって。
02:42そうです、そうです。ですから、この部分がもう一番苦労するんですね。
02:47ここで、要するに原稿で言えば、なんていうか、原稿用紙を埋めていく段階と同じような、消したりなんかいろいろなさるんですか?
02:56そうそう、もう消したり書き直したり、それから例えばページを入れ替えたりですね、いろんなことをやるわけ。
03:01ですから、この部分が大変苦労するんですね。
03:06ですから、これがつまりできちゃえばね、あとはもう簡単なんですよ。
03:09手のひらに太陽をという、学校、いろんな、これは小学校だけじゃなくて、いろんな学年の教科書に出てるそうですね。
03:17そうですね、そしてなんか同様のいろんなコンサートがあるときは、必ず歌われるっていうか。
03:22もう皆さんご存知だと思いますけれども、その曲の詩をお作りになったわけなんですけれども、杉並少年合唱団が歌ってる歌なんですけど、ちょっと皆さん一緒に聴いて。
03:33ボクラはみんな聴いている、生きているから歌うんだ。
03:43ボクラはみんな聴いている、生きているから悲しいんだ。
03:51手のひらを太陽に透かしてみれば、おかげなされる、僕の知事にも、秘密だって、ポケラだって、パテッポだって、みんなみんな生きているんだ。
04:20これはこんなに明るい曲なのに、お作りになったときは、本当におつらいっていうか。
04:32そうですね、僕が一番ダメなときっていうか、僕ほら漫画家でしたから、デザイナーから漫画家になったんだけど、漫画家だったんだけど、漫画がすっかり変わりましたね。
04:44僕らの描いている漫画はダメになっちゃったんですよ。
04:46そうするに、劇画っていうのが、そういうのになっちゃった。僕、やることがないんですよね。どうしたらいいのかわからなくてね。
04:52そしてその頃にはいろんなことをやってたんですよ。ですから、テレビの構成なんかもやってたんですね。
04:58そうして、そのときにこの曲の、ですから、モーニングショーの前身なんですよ。
05:03それの、ですから、構成を僕、頼まれたんですよ。どういうわけか。
05:06ですから、その中に歌を入れようって言って、手のひらを太陽にっていう歌を作って、その頃はもうすごい徹夜してたんですけど、夜、だからいつも仕事してるんですよ。
05:16仕事してると、あんまりやることないんで、遊んだばかりいるわけ。
05:19そうして、ですからね、懐中電灯でこうやって、手のひらを照らしてたんですよ。
05:25子供のとき、よくレントゲンごっこって遊びますけど、この骨が見えるんだとか、なんとかってやってたわけで、それをやってたんですね。
05:33そうしたらね、本当に血が真っ赤なんですよ。
05:36僕はすごい元気がなくて落ち込んでるのに、血のほうはもう真っ赤に燃えてるのに、ああ、俺が元気がないのに、血はこんなに元気なんだって、だから、手のひらを懐中電灯に透かしてみればって書いてあるんだけど、懐中電灯じゃちょっと歌にならないんで、手のひらを太陽にっていう歌にしたんですよね。
05:55ですからいろんなところでつまり歌われていくでも僕はねこんなに歌われた歌1曲しかないんですよ僕もう300曲ぐらい作ってるんですけど1曲だけなんですよなったのはいずれにしても不思議ですねでも本当に不思議だから手つくの部屋に出るのも大体不思議なんだよねいやいや
06:15365日うちでは和服をお召していらっしゃるそうで今日は結城というお着物だそうで大島渚さん今日のお客様ですどうもよろしくどうぞこれは何か着れば着るほど良くなるこれはねあの糸をね糸から染めさせたんです色を僕紫が好きで家内のね結婚20周年の