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  • 5 か月前

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トランスクリプション
00:00坂竹の嫁として奴隷のような日々を送っていた千代の意外な転機が訪れたのは
00:08藤崎昭恵の百合浅美に対する悪なき敵外心がもたらした結果であった
00:15私の狙いはただ一つ
00:18百合浅美をこの世界から完全に抹殺することよ
00:22そのためには千代は欠かせない貴重な戦略だわ
00:27どう?
00:30千代を使って百合を叩き潰した後は
00:33私のブランドを逆た企業の一手販売に任せるっていうのは
00:37美咲子を通じてこの申し出を受けた雄介は
00:42レコード会社成功の余生を買って
00:45ファッション業界でも進出する意図を固め
00:48しぶる千代を強引に東京へ連れ出した
00:52ジョイントコレクシー?
00:55あら、ご主人から聞いてなかったの?
00:58今度百合浅美と合同で発表会をやることになってるのよ
01:03自分が恩師百合浅美との対決の道具に使われることを知った
01:08千代の心は大きく揺れた
01:11雪村さん、もう余計なことは考えるのはやめましょう
01:16あなたはあなた
01:18私は私の持っているものを精一杯に出せばいいのよ
01:22結果は神様だけがご存知だわ
01:25先生、頑張りましょう
01:27お互いにね
01:29はい
01:32千代と百合が悩みも迷いも断ち切って
01:36それぞれの仕事に全力を傾けようと決意した頃
01:40光月光もまた千代への思いを断ち切って
01:47再出発すべく必死の努力を重ねていた
01:50そして
01:52運命の日が近づこうとしていた
01:56それは千代と百合の熱い死亭愛にもかかわらず
02:02敗れた方には致命的な打撃が加えられる審判の日でもあったのだ
02:08レイさん
02:23そろそろ時間だよ
02:26そう
02:35どうしたの
02:37みんな怖い顔して先生
02:42大丈夫よ
02:44さあ
02:45行きましょう
02:46勝てますか先生
02:53本当に入谷さんに勝てるんでしょうね
02:56ご安心ください
02:57私負ける戦争を仕掛けるほど愚かな女じゃございませんわ
03:02先生
03:13お出かけの時間です
03:14それじゃそろそろ参りましょうか
03:18お出かけの時間です
03:19お出かけの時間です
03:24お出かけの時間です
03:26ご視聴ありがとうございました
03:27お出かけの時間です
03:31ご視聴ありがとうございました
04:01ご視聴ありがとうございました
04:31ご視聴ありがとうございました
05:01さっさと片付けて
05:02早くしなさい
05:03急いでね
05:06準備どうですか
05:08もうすぐね
05:09できるだけ早くね
05:10はい
05:10千代さん向こうに来てんのかしら
05:13来るわけないでしょ
05:14でも西山さんは来てたわよ
05:17本当?
05:18じゃあひょっとしたら千代さんも
05:19そんなことどうだっていいでしょ
05:21あらどうして?
05:22気にするの当たり前じゃない
05:23そうよ
05:24まして千代さんはあなたの親友でしょ
05:26何が親友なものかあんなやつ
05:28かおりさん
05:29どうしたの?
05:32いえ何でもありません
05:33先生
05:34お願いします
05:35さあ仕事始めましょう
05:37もし来てたらタダじゃおかないから
05:40ゆり先生
05:52ご視聴ありがとうございました
05:53ご視聴ありがとうございました
05:57ご視聴ありがとうございました
06:27ご視聴ありがとうございました
06:57ご視聴ありがとうございました
07:27ご視聴ありがとうございました
07:57どうやらうちの先生の完全勝利ってとこね
08:10ご視聴ありがとうございました
08:12でもこの記事間違ってるわ
08:14本当は死定対決
08:19弟子の坂田千代に軍配って書くべきなんだよね
08:23そうでしょ
08:25坂田先生
08:26陰謀だよ
08:31これ藤崎明は裏で手を回して香川さんに違いないんだよ
08:35ちくしょう汚れで使いやがって
08:38気にすることないよこんな記事
08:41見る人が見ればわかるんだから
08:43姉さん決して負けてなんていないよ
08:45負けたわ
08:47負けたわ
08:48姉さん
08:49私の負けよ
08:51あの日
08:53私はっきりとそう感じたの
08:55行くの
08:57雪村さんのセンスは
09:00確かに私より一回り上を行ってたわ
09:03そんな
09:05そんなバアなことがあるもんか
09:06いいえそうよ
09:07雪村さんのセンス
09:10プラス藤崎先生の経験が
09:12私を上回ったのよ
09:14お姉さん
09:16どこ行くの
09:18話してよ
09:19ちょっとよしなさいよ
09:20話してったら
09:21カオリさん
09:22もう我慢できないのよ
09:23話してって言ってるでしょ
09:24いつだなってんだから行かしてるんだ
09:26何を騒いでるんだ
09:27ちょっと
09:28どうしたんだ
09:29先生
09:30カオリさん話してったら
09:32先生
09:33千代のところへ行って話をつけてきま
09:35馬鹿な真似はおやめなさい
09:37だって先生
09:38あいつどうしても許せないんです
09:40カオリさん
09:41あなたこの上まで私に恥をかかせる気なの
09:44
09:45今更ジタバタして何になるんです
09:48みっともないまではやめてちょうだい
09:50でも先生
09:51こんなこと書かれていくらなんでもひどすぎます
09:53私もそう思います
09:54黙って見ていることはないと思います
10:01ここに書かれてあるのは全て事実です
10:04そんな
10:05先生は負けてません
10:07こんなのインチキです
10:10絶対エコヒーキです
10:11そうね
10:12私も多少の誇張エコヒーキはあると思う
10:15でも今度のコレクションで
10:18私が負けたことには変わりありません
10:21先生
10:22それはスポーツみたいにはっきり結果が出るわけじゃないし
10:26見る人の好みによっても評価は変わると思うけど
10:29今回は誰よりも私自身が負けたと感じてるんです
10:34先生
10:36私の力が及ばなかったばっかりに
10:40皆さんに辛い思いをさせて申し訳ないと思ってます
10:44どうか
10:45許してちょうだい
10:47どうしたのしょんぼりしちゃって
10:55いいじゃない
10:56また勉強し直していいものを作れば
10:59だが結果はすぐ非常な答えとなって現れた
11:05はいよりデザインルームでございます
11:13はいいつもせようになっております
11:18えっ
11:20そんな
11:21ちょっとお待ちください
11:22今先生と変わりますから
11:24もしもしもし
11:26誰からなんだ
11:31田村様の奥様からです
11:36お願いしてあったドレス
11:38キャンセルしたいと
11:40キャンセル
11:41大成功だよミサちゃん
11:48さっき電話があったんだけど
11:50藤崎さんのところにはもう注文が殺到してるらしい
11:53そう
11:54君の言った通りだった
11:56千代は本当に金のなる気だったんだ
11:59おい
12:04聞いてるのか
12:06ええ
12:08よかったわねいい奥様もらって
12:11皮肉か
12:13違うわよ
12:15でもこれだけ役に立ったんだから
12:18そろそろ今までのこと水に流してあげてもいいんじゃない
12:21冗談じゃない
12:22これぐらいで許してたまるもんか
12:25あいつには一生かけて償いをさせる
12:28俺を裏切った報いがどんなものか
12:31死ぬまで思い知らせてやるんだ
12:33そうだ
12:37もっといい手があるぞ
12:39いつまでも千代を藤崎明恵のところで働かせることはないんだ
12:45千代を表に立ててこの世界に殴り込みをかけるんだよ
12:54ゆうすけさん
12:56あなた正気なの
12:57当たり前さ
12:59何も藤崎明に儲けさせる義理はない
13:02千代の才能を絞り取る権利があるのは
13:05俺だけなんだからな
13:07どうだ
13:08いいアイデアだろ
13:12どこへ行くんだ
13:14変わったわね
13:16昔のゆうすけさんはそんな人じゃなかったわ
13:19ミサちゃん
13:21おい
13:22ミサコの胸に虚しい思いが流れていった
13:31自分は一体何をしてきたのだろう
13:36地を憎み
13:39光を呪い
13:41二人を不幸のどん底に突き落とすことに成功した結果
13:45得たものは
13:47決して勝利の快感などではなかった
13:51ミサコはこの時初めて
13:54他人を不幸に陥れた大将が
13:57己の幸せとはなり得ないことに気づいた
14:00旅に出たい
14:05とミサコは思った
14:29お一人ですか
14:30ええ
14:31一人じゃ止めていただけないんですか
14:34いいえ
14:36お止めしないわけではないんですが
14:38ただいま
14:39
14:40おかえんなさいませ
14:48光さん
14:52ミサコさん
14:53ミサコさん
15:03ミサコさん
15:05ミサコさん
15:07ミサコさん
15:17ミサコさん
15:19ミサコさん
15:20大丈夫か?
15:25ミサコさん
15:27ミサコさん
15:29ミサコさん
15:31ミサコさん
15:33ミサコさん
15:35バカなもねするな
15:55ごめんなさい取り乱したりしていいんだよ しかし驚いたなぁこんなところで君に会うなんて
16:03私だって まさか光さんがこんな温泉街にいるなんて思ってもみなかった
16:09もう1週間以上になるよ ここのホテルや旅館で仕事をもらって立ってるんだ
16:15時には 夜京で踊りの真似事なんかもやってねー
16:22みんな私のせいなの
16:26そうでしょ
16:29私が あなたを憎んだばっかり
16:35そうなのよ あなたをここまで突き落としたのは私よ
16:41あなたたちをちゃんのこと雑誌に売ったのはこの私ですもん
16:48あなたがにかかった ジョーちゃんがにかかった
16:53だから私水道線 もうすんだことをせよ
17:02確かに テレビから追放され
17:05コンサートもできなくなった時には辛かった 世の中を呪い
17:10やけになったこともある でも
17:12今はそれでよかったと思って
17:16よかった
17:18僕は小さい頃から歌手になりたいと思っていた
17:22そして東堂さんに見出され
17:26ろくに苦労らしい苦労もしないままアイドル歌手になった
17:30もし僕が あのまマスターの座にあぐらを書いていたら
17:34きっと花持ならない嫌な奴になっていたと思う
17:42でもどん底に落ちてみて 初めて自分の甘さやうぬぼれに気がついた
17:51そのことに気がついただけでも
17:53それでも マキウシミじゃなくほんとに良かったと思ってるんだ
18:00ミサコさん
18:02僕は今ほど 歌うことが楽しいと思ってる時はないんだよ
18:06ヒカルさん
18:23ありがとう
18:25トランティ
18:27キミセ
18:30トラン
18:32キミセ
18:35ド バイ
18:37タチ
18:48トランティ
18:50フラリー
18:53ご視聴ありがとうございました
19:23チヨさんも
19:24また藤崎明恵のゴーストデザイナーになったわ
19:28ついこの間藤崎明恵、ユリヤサミ、ジョイントコレクションっていうのがあったの
19:36ジョイントコレクション
19:37表向きはデザイン界の新企画ということになってるけど
19:42実際には空か食われるかのサバイバルゲームだったわ
19:46それで
19:47勝ったのは藤崎明恵
19:50つまりチヨちゃんよ
19:53これで
19:56落ち目になっていた藤崎明恵が
19:59勢いを盛り返すことは間違いないわ
20:01その代わりユリ先生は
20:04チヨちゃんなんてバカなことを
20:06ユリ先生は彼女にとっては恩師じゃない
20:08チヨちゃんを責めないで
20:10今一番辛い思いをしてるのはチヨちゃん自身に違いないんだから
20:16それにそうなるように仕向けたのもこんな私
20:22ミサコさん
20:25分かった
20:27私はそういう女なのよ
20:29こんな自分に嫌気がさして自殺したくなった気持ち
20:34少し少しは分かるでしょう
20:36君の責任じゃない
20:39君の気持ちをそこまで追い込んだのはこの僕だ
20:42全ての責任は僕にあるんだ
20:45違うわ
20:47私があなたとチヨちゃんの仲を妨害しようと思ったばっかりに
20:50やめろ
20:51頼むからもうやめてくれ
20:53ヒカリさん
20:54運命で
20:56そうなる運命だった
20:59ヒカリさん
21:01だってそう思うしかないじゃないか
21:03今の僕にはどうすることもできない
21:06彼女がどんなにもがき苦しんでいても
21:08そんなにひとつ助けでやることはできないんだよ
21:17何ですって
21:19それどういう意味ですか
21:22申し上げた通りの意味です
21:25今後千代のデザインしたものはあくまでも
21:27坂田千代のオリジナルブランドとして売り出したいんですよ
21:30坂田さん
21:31悪い冗談をしましょうや
21:33そんな無茶なことできるわけないでしょ
21:35何が無茶ですか
21:37今度のジョイントコレクションでゆりあさみに買ったのは千代の力です
21:41つまり千代にはすでに
21:43一流のデザイナーとしての実力があるということですよ
21:46馬鹿も休み休みおっしゃい
21:48この世界そんなに甘くはございませんわよ
21:52確かに
21:54お宅の奥様はいい素質を持ってらっしゃいます
21:57それは認めますわ
21:58でもね
21:59今度は彼女の原案に私が手を加えて作り上げたからこそ
22:05あれだけのものができたんです
22:07あんな乱暴な作品あのままだしたら
22:10世間の物笑いになるのがオチですわ
22:13物笑いになるかどうか
22:15やってみようじゃありませんか
22:17どうぞご自由に
22:19まあまあそうお二人とも興奮しないで
22:22この件に関してはもう少し時間をかけてゆっくり話し合おうじゃありませんか
22:26いいえ
22:27話し合う余地ありません
22:29千代は即刻引き取らせてもらいます
22:31ええどうぞご自由に
22:32先生も坂田さんもう少し落ち着いて
22:35大変です千代さんがいません
22:40
22:58また会ったわね
23:00先生
23:02おめでとう
23:05あなたの勝ちよ
23:06先生
23:24甘かったのね私も
23:26この間はお互いに頑張りましょうなんて
23:30キレモと言ったけど
23:32心の中ではまだまだあなたには負けないと自信を持ってたの
23:38でもあの日
23:39あなたの作品を見てガーンと頭を殴られたようなショックを受けたわ
23:45いつの間にか
23:47だせいに流れて勉強を怠ってた自分が
23:50恥ずかしかった
23:52そんな
23:53
23:54会場には行けませんでしたけど
23:56後で先生の作品を写真で見せていただいたら
23:59まだまだとても及ばないと
24:01いいえ
24:03あなたの勝ちよ
24:04先生
24:07でも
24:08私もこのまま引っ込んではいないわよ
24:11もう一度勉強し直して
24:13改めてあなたに挑戦するわ
24:15挑戦だなんてそんな
24:17先生
24:21どこへ
24:23これからまっすぐ成田へ行くの
24:28海外へいらっしゃるんですか
24:31お店はしばらく弟に任せて
24:41カリを中心に向こうでじっくり勉強してくるつもりよ
24:45私も連れていてください
24:47何ですって
24:49
24:50今お金もありません
24:51でもきっと働いてお返します
24:54ですから私も一緒に連れていてください
24:56ゆきむらさん
24:59先生
25:00
25:02今のままし
25:03とても辛くて
25:04ゆきむらさん
25:06あなたの辛い立場はよくわかるわ
25:09でも無理よ
25:10とてもできない相談だわ
25:13お金は渡航手続きのこと言ってるんじゃないのよ
25:16どんなに辛くても
25:18逃げちゃいけないってこと言ってるのよ
25:21逃げる?
25:22あなた
25:23今の立場から逃げ出すことしか考えてない
25:26そうでしょ
25:27それじゃいくら海外行ったってまるで逃亡犯人と同じじゃない
25:33落ち着いて勉強ができるはずがないわ
25:35人にはそれぞれどうしようもない運命ってものがあるかもしれないけど
25:45でも私は
25:46私はその運命だって自分の努力しだいで変えられると思うの
25:52今あなたにいることは
25:54勇気をもって自分の運命に立ち向かいなさいってことだけ
25:59誰のものでもない
26:02あなた自身の人生ですから
26:05私自身の人生
26:08そう
26:09それを切り開いていくのも
26:11あなた自身なのよ
26:13先生
26:17じゃあ
26:18そろそろ行くわ
26:20お元気でね
26:21またいつかきっと会いましょう
26:43先生
26:44さよなら
26:48困ったことになりましたな
26:53彼女は一体どこへ行ってしまったんだろう
26:56どうでもいいわよ今更
26:58そんなこと言ってる場合じゃないでしょ
27:01万が一彼女はマスコミに捕まって
27:03先生のゴーストデザイナーやってたことがばれたらどうするんですか
27:06あなた私を脅迫する気
27:10何を言ってるんですか
27:12先生と私は一心同体ですよ
27:17坂田ゆうすけのやつを
27:20今度はせっかく売り出してやった長い深夜まで独り占めすると言い出しかねませんね
27:26どうですか
27:27この際は多少おれて
27:28先生と坂田千代の共同ブランドということで手を売っちゃう
27:31そんなみっともないことできません
27:34そんな大人げないこと言わないで
27:40せっかくの金の卵を手放すことないでしょう
27:44その金の卵は
27:47一体どこへ消えてしまったのよ
27:51千代はまだ迷っていた
27:55このまま藤崎昭恵のところへ戻ろうか
27:59それとももう一度脱出を試みるか
28:04だが
28:06ゆりあさみもいなくなった東京に
28:09千代の頼るべき場所はなかった
28:11君には君の
28:16俺には俺の人生があるんだからな
28:20自分の人生とは一体何だろう
28:23屈辱に耐え
28:32己を捨てて生きることか
28:35それとも
28:36いかなる犠牲を払っても
28:38自分の気持ちに忠実に突き進むべきなのか
28:43俺にそんな口が聞ける身分か
28:50俺の胸さん寸で気楽がつれることを忘れたのか
28:53君がやったことは裏切りだ
28:57君自身に大切
28:59これはもっとも卑劣な裏切りだ
29:03君は愛を貫くことより
29:05周囲の事情を優先させた
29:16千代ちゃん
29:20みさこさん
29:22そう
29:24ゆり先生パリへ行っちゃったの
29:27いいわね
29:29私もどっか留学しようかしら
29:32みさこさん
29:35そんなこと言える身分じゃないわね
29:38何しろ
29:39あなたのおかげで
29:40家は潰れずに住んでるんだから
29:45ごめん
29:47あなたの顔見るとついつく上がりたくなっちゃうのよ
29:50いけない子ね
29:56ヒカルさんに会ったわ
29:57箱根の冠水楼って旅館よ
30:03宴会の席でお酒飲んでる人たちを前に歌ってたわ
30:07箱根で
30:10でも元気だったわよ
30:13すっかり過去は忘れて
30:15今ただ歌うのが楽しくてしょうがないんですって
30:18そうですか
30:23嘘よ
30:27すっかり過去は忘れたっていうのは嘘
30:30ヒカルさん
30:32今でもあなたのこと思ってるわ
30:34あなただって本当は
30:38やめてください
30:40千代ちゃん
30:41あなたどうして自分に嘘ばっかりつくの
30:44今更私が言うのもなんだけど
30:46もう少しはっきり自分を出しなさいよ
30:50あなたがデザインするお洋服みたいに
30:53私のデザイン?
30:54そうよ
30:55あなたのデザイン見てると
30:56あなたが言いたことがわーっと吹き出してるように見えるわ
30:59このウェディングドレスだってそうよ
31:02このドレス見てると
31:06これを着て愛する人のところへお嫁に行きたいって叫んでるあなたが見えてくるの
31:09そうよ
31:11それが分かってたからこそ
31:15あなたから取り上げてヒカルさんと結婚しようとしたのよ
31:18さこさん
31:20でも
31:21私にはもう用のないものになったわ
31:25これ
31:28あなたにお返しします
31:31これを着てヒカルさんのところへお嫁に行きたいって叫んでるあなたが見えてくるの
31:35そうよ
31:37それが分かってたからこそ
31:39あなたから取り上げてヒカルさんと結婚しようとしたのよ
31:43さこさん
31:45でも
31:47私にはもう用のないものになったわ
31:49これを着てヒカルさんのところにお嫁に行きなさい
31:53そんな
31:55私はもう
31:57ユウスケさんとは別れたらいいのよ
31:59いいえ
32:01絶対そうすべきだわ
32:03出来場戦争のこと
32:05なぜ?
32:07気楽が潰れるから
32:11潰れるものなら潰せばいいじゃない
32:13あなたに恩を着せられてまで生き延べきはないわよ
32:16久子さん
32:19さあ
32:21早く持ってきなさいよ
32:22早く持ってきなさいよ
32:23早く持ってきなさい
32:25早く持ってきなさい
32:27早く見たくさんは
32:29早く見たか
32:31夜が早く見たか
32:33早く見たら
32:35早く見たら
32:37遺産が好きだ
32:39早く見たら
32:40しっかりあなたの場所にお嫁に行きなさい
32:41これを着て、ヒカルさんのところにお嫁に来なさい。
33:11ごめんください。
33:14はい。
33:15あ、お泊まりですか。
33:25客?
33:26ええ。また若い女の方ですけど。
33:31まさか、この間の。
33:33ええ、別の方ですけど。
33:35確か、千代さんとか。
33:41千代さん。
33:46千代さん。
33:50いないのか。
33:57ヒカル。
34:12おきてがみだ。
34:19迷いに迷ってあげく、とうとうここまで来てしまいました。
34:24そして、迷いに迷ったあげく、やっぱりお会いしないで帰ります。
34:31一度は大恩あるおじの一家を犠牲にしても、あなたの胸に飛び込もうと決心しました。
34:38でも、私にはやはりできませんでした。
34:42私の心の中に、おじ一家を見殺しにしたという追い目がある限り、決して幸せにはなれないだろうと思ったのです。
34:51そして、それは、あなたにも私の不幸を背負わせる結果となるのは、目に見えているからです。
35:00どんなに努力しても、運命の力には抵抗できないのでしょうか。
35:06私は所詮、あなたとは一緒になれない運命にあるのでしょうか。
35:10違うよ。違うよ、ちゅうちゃん。
35:13光。
35:16ウェディングドレス、置いてまいります。
35:19もし許してくださるのなら、せめて、このドレスをあなたのおそばに置いてあげてください。
35:29愛する人のもとへ、と告げなかった女が、愛する人のために心を込めて縫い上げた、このドレスを。
35:38ドレスを。
35:57ちゅうちゃん。
36:00ちゅうちゃん。
36:08その頃、気まぐれな運命の神は、また一つ大きな破局を用意しようとしていた。
36:23黙って抜け出したりして、一晩中どこへ行ってたの?
36:39申し訳ありません。
36:40どこへ行ってたのかって聞いてるのよ。
36:44申し訳ありません。
36:47答えない気?
36:49まあいいでしょう。
36:50それにしても、旦那様のところじゃなくて、ここに戻ってきたのは賢明だったわよ。
36:59下手に帰ってたりしたら、あなた殺されてたかもしれない。
37:02何しろ、あなたの旦那様と来たら、カッとなったら前後の見境がつかなくなる人みたいだから。
37:09で、ここへ帰ってきたということは、やっぱり私の下で働く気があるということかしら?
37:18はい。先生さえ承知してくだされば。
37:22そう。それは大変結構。
37:26そのことをあなたの口から旦那様に伝えていただきたいわね。
37:31あなた、何も知らないの?
37:34お宅の旦那様、あなたを独立させるって言い出したのよ。
37:39独立?
37:40そう。
37:42坂田千代ブランドを売り出したいんですって。
37:45どう?やっていける自信ある?
37:47とんでもない。
37:50私にはとても。
37:51そうでしょうね。
37:53そんなことしたら、三日ともたずに潰されることぐらい。
37:57あなたにはよーくわかってることよね。
38:00それじゃ、今から旦那様のところに行って、そのことを話してきてちょうだい。
38:05一晩経ったら、頭に上がった血も下がるでしょうから。
38:17何?
38:19何?
38:20費用を解放しろだって?
38:23千代ちゃんはもう十分あなたの役に立ったわ。
38:26そろそろ解放してあげてもいい頃よ。
38:28みさちゃん、いつからあいつの味方になったんだ?
38:33敵も味方もないわ。
38:35愛してもいない人を芝居つけておいてもしょうがないでしょうって言ってるの。
38:39そんなこと関係ないね。
38:44関係ない?
38:46男は愛だの恋だのって、そんなくだらないものにうつつをぬかしてるようじゃ、ものにならないんだよ。
38:53あの光月光みたいにな。
38:56前にも言ったはずだ。千代には一生をかけて、坂竹へ償いをさせるってね。
39:03坂竹って何様よ。
39:04そんなに偉いの?たかが地方の編み元じゃない。
39:09何だと?
39:10しかもあなたは、何代も続いたその家と財産を黙って継がせてもらってるだけでしょ。
39:17あなたの力なんてどこにもないじゃない。
39:21よくもそんな口が聞けたもんだな。
39:24喜楽が潰れずに住んでいるのは誰のおかげだと思ってるんだ!
39:28潰したっけ潰せばいいわ。
39:30あなたの傲慢地気な態度にはもううんざりだわ。
39:32世の中、あなたを中心に回ってるわけじゃないのよ。
39:35みさこ!
39:37勝手に呼び捨てにしないでちょうだい。
39:39あなたに呼び捨てにされる覚えはないわ。
39:41せえ!
39:45ゆうすけさん。
39:49何するんですか。
39:50千代、貴様一晩中どこ行ってたんだ。
39:53お話しする前に、みさこさんにあいまってください。
39:58何だと。
40:02お前らグルーになってたんだな。
40:04やめてよけだもの。
40:06けだものだと。
40:08あたしを殴ってください。
40:10ああ、殴ってやると思う。
40:14千代ちゃん。
40:16まだ懲りないのか。
40:18おけ!
40:23千代、はい。
40:24千代ちゃん。
40:43やめろ!
40:45みさこ!
40:46千代ちゃん。
40:51やめろ!
40:56やめて、みさこさん。
40:58だめよ、みさこさん。
41:04やめて!
41:13千代ちゃん。
41:14千代ちゃん。
41:17みさこさん。
41:19いけないわ。
41:22いけないわ。
41:23千代ちゃん。
41:31千代ちゃん。
41:33千代!
41:36千代ちゃん。
41:44千代ちゃん。
41:45みさこさん。
41:48千代ちゃん。
41:50影を知りたい手 雨に日に
42:03月にやるせぬ 我が想い
42:18吹めば燃える 胸の日に
42:33身は焦がれつつ
42:41ヒカルさん
42:46シオちゃん
42:48薄れゆく意識の底で 千代は愛する人の歌声を聴いていた
43:07自分です

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