- 4 か月前
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ショートトランスクリプション
00:00この度、私、幸村千代の伏松で、坂田家の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを、お詫び申し上げます。
00:17この償いは、一生かけていたしますので、どうか皆様、お許しください。
00:26昭和61年秋、雪村千代の人生に、一つの終止符が打たれた。
00:37光月光への愛、デザイナーへの夢。
00:42幼い頃から抱き続けてきた少女の夢と希望は、ことごとく打ち砕かれ。
00:48今、坂田千代となった一人の女の上に、辛く厳しい冬の時代が訪れようとしていた。
00:58君がやったことは裏切りだ。
01:04君自身に対する、これは最も卑劣な裏切りだ。
01:09もう一度逃げてくれ。この前のように。
01:17できません。
01:20私にはできない。
01:21私は・・・
01:26私は・・・
01:31坂田千代です。
01:38去りゆくその足音は、永遠の別れを告げる鐘の音にも似て、千代の耳を打った。
01:47だが、千代は振り返らなかった。
01:52振り向けば、たちまち光を追って、駆け出しそうな自分が怖かったのだ。
01:58さようなら、光さん。
02:01さようなら。
02:16徐々に黒
02:38まだこんなところにウロウロしてたのか
02:50異れんがましい男だな
02:52待て
02:56ジオに会ったのか
03:08構わないんだぜ
03:10会っても
03:11会ってもう一度くどいてみろ
03:14お前についていくというかどうか
03:17どうした
03:19もうくどく元気もなくなったのか
03:26そうだろうな
03:27ジオはもう完全に俺のものになったんだからな
03:30君って男は
03:32君がどんな卑劣な手段を使って彼女を縛り付けたか
03:36知らないとでも思ってるのか
03:38俺がどうした
03:39男は力だ
03:41力のあるものだけが欲しいものを手に入れることができるんだ
03:44違う
03:45君の力じゃない
03:46君は坂竹という大きな甲板の上に裏を書いているだけだ
03:51君自身の力じゃない
03:56前に一度
03:59俺を見せこなったと罵ったことがあったな
04:02今度は同じ言葉を君に返そう
04:04何だと
04:05以前の君は
04:07そうやながらもひたむきに千代さんを愛していた
04:09でも今の君は違う
04:11君は
04:13坂竹の面目とか言うくだらないものにこだわって
04:16彼女を縛り付けているだけだ
04:18もう一度言ってみろ
04:20何度でも言う
04:21君は千代さんを愛していない
04:23あるのは憎しみだけだ
04:25そのもので人の心を縛ることができると思ってるのか
04:28さまー
04:30殴りたけ殴れ
04:40そんなもんで人の心を変えることができるなら
04:43殴ってみろ
04:44やめた
04:52今更負けに殴ってもしょうがないからな
04:56出てけ
05:01二度とこの島に姿を現すな
05:04負け犬が
05:18大きやくしただけあって
05:21千代は俺のものだ
05:23絶対逃げられやしないんだ
05:25大きな
05:43じゃあ
05:47どうしても佐渡には帰らないって言うの
05:50ミサコちゃん
05:54帰らないわ
05:56今更帰って何があるって言うのよ
05:59でもね
05:59ママ断っとくけど
06:02私木楽を継ぐ気はないわよ
06:04何ですって
06:05だってそうじゃない
06:06木楽が潰れずに住んだのは坂竹のおかげでしょ
06:09それというのも
06:11千代が坂竹の嫁になったからじゃない
06:14つまり私たちは千代に助けられたのよ
06:17そんな
06:18もとはといえば千代が坂竹に逆らったから
06:22こういうことになっただけで
06:23いいえ
06:24そうよ
06:25もともとの原因がどうであれ
06:29今千代のおかげで木楽の経営が成り立っていることは事実なのよ
06:34千代の
06:37あの千代のおかげで生き延びるなんてまっぴらだわ
06:40そんなことなら一切死んでしまったほうがまだマシよ
06:43ミサコちゃん
06:44とにかく
06:46私は佐渡へは帰りません
06:47この東京で何とか生きていくわ
06:50でもね
06:52東京にいれば
06:54いつまた
06:55光月光に出会うかもしれないのよ
06:57いいの
07:01そんなことになっても
07:03関係ないわ
07:04あの人とはもう何の関係もないのよ
07:07生理するってどういうこと
07:14だからこの家屋敷を売って会社の借金返済に充てるんだよ
07:19そんな
07:20どうしてそこまでしなきゃならないの
07:23会社と個人の財産は別のものなのよ
07:26分かってるよそれくらい
07:27でもね
07:28会社が父さんの危機に面しているときに
07:31僕たちが知らんこうしているわけにはいかないだろう
07:33でもこのうちお父様が苦労して
07:36母さん
07:36父さんが一番大切にしていたのは
07:39光月建設じゃないか
07:41自分で作り
07:42自分で育て上げた会社を潰したくないって
07:45口癖のように言っていたのは忘れたの
07:48父さんは
07:50そのために命を縮めたようなもんだ
07:52それを今になって僕たちが見捨てたんじゃ
07:56父さんに申し訳がない
07:57そうだ
07:58本当は
08:02僕が会社を継げば一番いいんだろうけど
08:05僕にはその気もないし
08:08会社を運営するだけの才能もない
08:10でもここで僕たちが全財産を投げ出して会社を作れば
08:15少なくとも光月建設の名前は残る
08:18そして
08:19それが父さんに対する何よりの供養になると思うんだ
08:23光さん
08:24大丈夫
08:26たとえ丸裸になっても
08:28母さん一人くらい何としてでも食べさせてあげるよ
08:31そりゃ今までみたいな贅沢はできないかもしれないけど
08:35決して惨めな思いはさせない
08:37だから
08:39ね
08:40母さん
08:42ありがとうございます
08:54これで会社も
08:58社員一人一人の生活も救われます
09:01このご行為は決して無駄にはいたしません
09:05この上は
09:08社員一同一丸となって
09:11光月建設発展のために全力を尽くすことを
09:15社長のご来前に改めてお誓い申し上げます
09:20よろしくお願いします
09:21チヨの地獄のような生活はなおも続いていた
09:39何をグズグズしてるんです旦那様お出かけの時間でしょう
09:54申し訳ありません
09:56今表で
09:57言い訳はよろしい
09:58すぐにお支度の手伝いをなさい
10:00はい
10:01汚い
10:04こんなものを着て
10:06玄関から上がるつもりですか
10:08裏へ回ってちゃんと体を洗ってからにしなさい
10:10はい
10:11申し訳ありません
10:13遅くなって申し訳ございません
10:25すぐお支度を
10:27失礼いたします
10:28支度ならもう済んだ
10:32まったくお前はグズなんだからな
10:39少しはおばあちゃん見習ったらどうだ
10:41申し訳ありません
10:43口先だけで謝ればいいってもんじゃありませんよ
10:46さゆうすけそろそろ行かないと
10:48うん
10:48俺が東京に行ってる間
10:54家の中の仕事手抜くんじゃないぞ
10:56そんなことこのあたしがさせませんよ
10:58そうだね
10:59おばあちゃんが見張っててくれれば安心だ
11:02何ぼんやり突っ立ってるんです
11:07旦那様のお荷物持ってらっしゃ
11:08はい
11:09気をつけて
11:22うん
11:22仕事を続けなさい
11:34共有人が敷きの周り全部きれいにするんですよ
11:37はい
11:37おじさん
11:54お前こんなことまで
12:01すまん
12:03お前をこんな目に合わせるために
12:06嫁にやったつもりじゃなかったんだ
12:07いいんです
12:08体を動かすことは小さい頃から慣れてます
12:12ごめんなさい
12:17皮肉で言ったんじゃありません
12:19ほんとにこうやって働いてる方が楽なんです
12:23汗を流してる間だけは余計なことを考えずに済みますから
12:27じよう
12:29大丈夫ですよおじさん
12:31私これぐらいのことでへこたれたりはしませんから
12:35さあ
12:37もういってください
12:39屋敷の人に見られるとまた何を言われるか分かりませんから
12:43ああそう
12:44そこだな
12:46そうだ
12:49大事なものを忘れていた
12:51浅見先生からの手紙だ
12:54ゆり先生から
12:56この打ち当てにいらしたのはお前の手に届かないんじゃないかと思って
13:00私宛ての手紙に同封してあったんだ
13:04キヨ
13:06それじゃな
13:09体に気をつけてな
13:11キヨ
13:16はいただいま
13:19その夜
13:39ようやく仕事から解放された千代は
13:42懐かしい
13:43ゆりからの手紙の封を切った
13:46ゆきむらさん
13:47お元気ですか
13:48あなたが佐方雄介さんと結婚せざるを得なくなった事情は
13:53人捨てに聞きました
13:55本来なら
13:56心から祝福してあげるべき結婚を
13:59まるでお悔やみを言うようなこんなお手紙にしなければならないことを本当に残念に思います
14:05でももし私があなたと同じような立場に立たされたらやはり同じ道を選んだかもしれません
14:13この上はあなたに言えることはくじけずに頑張ってくださいということだけです
14:20そしてデザイナーの夢だけは決して捨てないでほしいのです
14:25あなたのデザイナーとしての類い稀な才能を
14:31このまま埋もらさせるのは
14:32何としても忍びないと思うのです
14:34あなたが今置かれている状況がどんなに厳しいものか
14:40十分に察しはつきますが
14:42それでもあえて私は希望を捨てることなく
14:46生き抜いてほしいと言いたいのです
14:49いつの日か必ずチャンスは巡ってきます
14:53朝の来ない夜はありません
14:56冬が過ぎれば春は再び巡ってくることを忘れないでください
15:01先生
15:23女性
15:337
15:378
15:416
15:496
15:50ご視聴ありがとうございました
16:20ご視聴ありがとうございました
16:50ご視聴ありがとうございました
17:20ご視聴ありがとうございました
17:50先生
17:51私にはどうも分かりかねるんですかね
17:54なんでそんなに雪村町にこだわるんですか
17:57彼女はダイヤモンドの原石よ
17:59ダイヤモンド
18:01まだ泥臭い部分が少しは残ってるけど
18:04でも磨けば恐ろしいような光を放つようになるわ
18:09そして今そのことに気づいているのはこの私と
18:14おそらくゆりあさみの二人だけよ
18:18彼女をゆりに渡すことだけは絶対に避けなければ
18:23その心配はないでしょ
18:25ゆきむら千代は
18:27もう坂田千代ですかね
18:30彼女は佐渡へ閉じ込められていて
18:33二度と東京へ出てこれないでしょ
18:34分からないわよ
18:36何しろゆりという女は
18:39私の天使を寝とったほどの悪ですからね
18:43それに千代を取り戻して働かせることは
18:48あなたにとっても大きなメリットがある話でしょ
18:52あ
18:53東洞さん
18:58あなたいつまでも一芸能プロダクションの社長のまま終わるつもりはないって言ってたでしょ
19:06な、なんですか
19:08とぼけないでよ
19:10あなたが酒田のボンボンと組んでレコード会社を始めた本当の狙いがどこにあるのか
19:17分からないとでも思ってるの
19:20最初に甘い汁を吸わせておいて
19:25やがては逆た企業を丸ごと乗っ取ろうというのがあなたの狙いでしょ
19:33まいりましたな
19:37先生になっちゃこの東洞も肩なしだ
19:40そうよ、私も相当な悪ですからね
19:44そういう甘い匂いには敏感なの
19:47ははは
19:50しかし先生、それと酒田千代を連れ戻すこととどういう関係があるんですか
19:55私の狙いはただひとつ
19:57ユリアサミをこの世界から完全に抹殺することよ
20:01そのためには千代は欠かせない貴重な戦略からは
20:07どう?
20:09千代を使って百合を叩き潰した後は
20:12私のブランドを酒田企業の一手販売に任せるっていうのは
20:16本当ですか?
20:18もちろんよ
20:20でもその時私も酒田企業の大株主になってるでしょうけどね
20:25いやいや、重ね重ね恐れ入りました
20:28ははは
20:30なんだ?
20:33サガラミサコさんがお見えになっておりますか?
20:36カエルは、あとはよろしくね
20:39サガラミサコさんが通り
20:49ん
21:05どうです この間の話決心してくれましたか
21:11ダメだ 何と言われても千代をもう一度東京に連れてくる気がない
21:18ましてやデザイナーの仕事なんてとんでもない話だ ゆうすけさん
21:23あなたそれでも一人前の実業家なの なんだとだってそうじゃない
21:29ミスミス宝の持ち腐れになるのが目に見えてるっていうのに 千代が宝だっていうのか冗談言うなあんな田舎娘
21:37にも分かってないのね 千代ちゃん扱いようによっては大変なお金のなる気に生まれ変われるのよ
21:44金のある気だって サドでいくらコキ使ったところで鷹が知れてるわ
21:51大地そんなことちょっともプラスにならないじゃない それより彼女を利用して今度はファッションの世界に乗り出すのよ
22:00藤崎明と手を組めば成功すること間違いなしだ
22:07本当に アイツにそんな才能があるのか
22:12悔しいけどそれだけは認めざるを得ないみたいね この間の藤崎明のコレクションが大成功したのが何よりの証拠だ
22:24ゆうすけさん
22:27藤崎明に会ってみるか
22:31かんぱいしましょうか
22:35いやーこれでバンジーめでたしめでたしでさ 今度の授業が成功したらあなたは間違いなく青年実業家として地方の財界に認められる存在になりますよ
22:49ね先生 そうですとも
22:52お父様の事業を引き継がれてさらにそれを発展させるんですもの ひょっとしたら次の選挙に出てくれなんてお誘いがかかるんじゃないかしら
23:01いやーそんなからじゃないですよ
23:03ははっ
23:04ん
23:24おかえりいつもより帰りが早かったじゃないか うんちょっと休養ができてね
23:34うーん
23:38ゆるさん わしは絶対に許さんぞ
23:42レコード会社に続いて何
23:45ファッション会に乗り出す
23:47バカも休み休み家
23:49うるさいな
23:50俺何もあんたの殺人を受けるために戻ってきたんじゃないんだよ
23:54あんた
23:55親父
23:57何度も言うようだが坂竹の事業はもう完全に俺のものになってるんだ
24:01引退した人間にとやかく口出してもらいたくないね
24:05それでも親だと思うから一応報告だけはしようと思ったのに
24:09そんなにガタガタ口出しされるんじゃ
24:11これから先は何にも言わない方が良さそうだな
24:14貴様
24:16おやめなさい
24:22じゃあゆうすけ
24:23どうしても千代を東京へ連れて行くつもりなの
24:27ああ
24:28この家で畳飯食わしてるよりよっぽど率がいいからね
24:31お前自分の女房そんな風に思ってるのか
24:33おやめなさいと言ったでしょ
24:35坂竹の当初の言い付けはたとえ親でも守るのがしきたりです
24:40さすがおばあちゃん分かりが早いや
24:42これが成功したら俺も押しも押されもしない一人前の実業家だ
24:48おばあちゃん見てな
24:50今に東京のど真ん中にでっかいビル建ててやるからな
24:53楽しみにしてますよ
24:55じゃあ早速千代に話してくるから
24:57ゆうすけを坂竹の当初に据えたのは
25:06どうやら私たちのメガネ違いだったようですね
25:09じゃあどうして反対してくれなかったんだ
25:12しきたりはしきたりです
25:15ここは黙ってゆうすけの言うことを聞く以外にはないでしょう
25:20すべては千代のせいです
25:24あの女を坂竹に迎え入れた時から
25:29この坂竹は陰りが見え始めた
25:33あの女は薬病神です
25:37この坂竹に取り付いた悪魔です
25:42なぜ嫌なんだ
25:45東京に行って好きなデザインをやらせてやると言ってるのに
25:48何が不満で断るんだ
25:51ゆうすけさん
25:53旦那様だ
25:55旦那様
25:56私はあなたのおっしゃる通り
25:58デザイナーへの道を捨てて
26:00この家にお嫁に来たのです
26:02それなのになぜ今になってまた
26:04だから事情が変わったと言っただろう
26:06すべこべやずに
26:08もう一度藤崎昭恵のところで働けばいいんだよ
26:11お断りします
26:13いや
26:15俺にそんな口が聞ける身分か
26:19俺の胸三寸で気楽が潰れることを忘れたのか
26:23どうなんだ千代
26:35分かりました
26:37東京へ参ります
26:39行くたびこの鉄路を往復したことであろうか
26:47ある時は希望に胸を膨らませ
26:50ある時は絶望に打ちひしがれて
26:54そして今千代は暗い予感とともに
26:59またしても車中の人となったのであった
27:26どうした
27:28いいえ何でも
27:51いらっしゃいませ
27:52ここだ
27:53遅れてさ
27:57おふくろを病院に連れて行ってたもんで
27:59ごめんなさい
28:00ごめんなさい
28:01コーヒー
28:03で
28:04どうだった
28:05うーん
28:06体の方はもういいんだが
28:08気持ちがすっくり落ち込んでまって
28:09そうか
28:10そうだろうな
28:12短い間にいろんなことがありすぎたもんな
28:15なに
28:17そのうち元気になるさ
28:19おふくろあれでけっこうしんの強いとかあるな
28:21そうか
28:25お前はどうなんだ
28:26俺
28:27俺
28:28雪村千代のことだよ
28:30お前まだ
28:34忘れた
28:35忘れた
28:37彼女のことは
28:38忘れた
28:40いや
28:41忘れたといったら嘘になる
28:43でも彼女はもう雪村千代じゃない
28:46佐方千代
28:47光
28:48ヒカル
28:50大丈夫だよ
28:51もう気持ちの整理はついた
28:53これからは余計なことは考えずに
28:56歌だけを歌っていくつもりだ
28:58よし
28:59じゃあ仕事の話だ
29:01また地方の老人ホーム周りだわ
29:04行くか
29:05どこへだってきさ
29:07俺の歌を聴いてくれる人さえいたらな
29:10ヒカル
29:14いらっしゃい
29:16千代さんよく戻ってきてくださったわね
29:20先生のところへ戻れて千代も喜んでます
29:22また一つよろしくお願いします
29:24こちらこそよろしくさどうぞ
29:32千代さん
29:33あなたのためのお部屋もちゃんと用意してあるわ
29:36いやそんな特別待遇をしてもらったんじゃ
29:38いいえ大切な奥様をお預かりするんですものこれぐらい当然ですわ
29:43それに次のジョイントコレクションの時期も迫ってることですし
29:47ジョイントコレクション
29:49あら
29:51ご主人から聞いてなかったの
29:53今度ゆりあさみと合同で発表会をやることになってるのよ
29:57ゆり先生は承知なさったんですか
30:00もちろんよ
30:02お互いの腕を競いあって
30:04デザイン会の発展のために努力しましょうという趣旨ですからね
30:08彼女に断る理由なんかどこにもないはずだわ
30:12私そんなお話は
30:16姉さん
30:18やめたほうがいいんじゃないか
30:20それは姉さんが負けるとは思わないけど
30:24たとえ勝ったところでろくなことにならないと思うんだ
30:28もう遅いわよ
30:30今更引き下がるわけにはいかないわ
30:32はいゆりデザインルームです
30:34ああどうも
30:36ええおりますけど
30:38少々お待ちください
30:40何ですってゆきむらさんが?
30:42そうなんです
30:44また東京へ
30:46いえ
30:48今度は旦那のゆうすけさんと一緒なんです
30:52しかし私には
30:54ゆうすけさんが
30:56なぜ急に千代を東京へ連れ出したのか
31:00よくわからないんです
31:02なしろ
31:04一生を佐渡に閉じ込めておくと行きまいたことなんですか
31:12千代なら藤崎明恵のところよ
31:16ミサコ
31:18いつ戻ってきたんだ
31:20自分の家に帰ってきちゃいけないの
31:22ゆり先生ですか
31:28千代ちゃんはまた藤崎先生のところに戻ったはずです
31:32何ですって
31:34ゆうすけさん
31:35今度藤崎先生と手を組んで
31:38ファッション業界に進出するつもりなんです
31:41お分かりですか
31:43千代ちゃんはそのための道具にされてるんです
31:47あなたを追い落とすためのね
31:53今の話は本当なのか
31:56本当よ
31:57ゆうすけさんにそうしなさいって進めたのはこの私ですもの
32:01美沙子
32:05美沙子
32:17友倒れになればいいのよ
32:19そうよ
32:21みんなめちゃめちゃになってしまえばいいんだわ
32:23愛を憎しみに変えて生きていこうとする娘の心情が哀れであった
32:35そうしなければ生きていけない我が子があまりにも不憫であった
32:41美沙子
32:43あまりにも不憫であった
32:45美沙子
32:47美沙子
32:49美沙子
32:51美沙子
32:53あまりにも不憫であった
32:55美沙子
32:57美沙子
32:59美沙子
33:01美沙子
33:03美沙子
33:05美沙子
33:07美沙子
33:09美沙子
33:11美沙子
33:13美沙子
33:15美沙子
33:17美沙子
33:19美沙子
33:21美沙子
33:23美沙子
33:25美沙子
33:27千代さんよ
33:32ここがあなたのお部屋ですわ 雪村先生
33:38失礼 坂田先生でしたわね
33:41それとも奥様ってお呼びした方が よろしいのかしら
33:44やめてください西山さん
33:46御用の説は何なりとお申し付けください
33:49私ともスタッフ一同
33:51すべて先生のお言い付け通りに 動くよう命令されておりますので
33:54西山さん
33:55西山 失礼いたします
34:03いかに対応が変わろうと
34:05そこが千代にとって牢獄であることに 変わりはなかった
34:10その牢獄の中で千代は敬愛する ゆりやさみと対決しなければならないのだ
34:22先生
34:25何よこれは
34:33こんなもので私の目が くまかせるとでも思ってるの
34:37あなたはわざとサボタージュしてるんじゃないの
34:42いいえそんなことは
34:44嘘おっしゃい
34:45いいわ
34:47あなたがその気なら 私にも覚悟があります
34:51ご主人に電話して全部報告してやります
34:54待ってください
34:55やり直します
34:57もう一度始めからやり直しますから
35:00あなた
35:10あなた
35:12どうすればいいでしょう
35:26あなたの忘れがたみの千代さんと
35:29こんな形で対決することになるとは
35:32思ってもいませんでした
35:34負けた方は完全に破滅です
35:38教えてくださいあなた
35:40一体
35:42どうしたらいいんですか
35:43ゆきむらさん
35:55先生
35:57どうしたらいいんでしょう
36:01どうせ
36:03先生にはかなうはずはないんですけど
36:05でももし藤崎先生が負けるようなことになると
36:07おじの一家は
36:09ゆきむらさん
36:11もう余計なことは考えるのはやめましょう
36:13私もここへ来て
36:15この人のお墓に話しかけているうちに
36:17迷いが吹っ切れたわ
36:19ゆきむらさん
36:21あなたはあなた
36:23私もここへ来て
36:25この人のお墓に話しかけているうちに
36:27迷いが吹っ切れたわ
36:29ゆきむらさん
36:31あなたはあなた
36:33私は私の持っているもの精一杯に出せばいいのよ
36:37結果は神様だけがご存知だわ
36:41先生
36:43今から私はあなたを一人の良きライバルだと思うことにします
36:47ライバル?
36:49そう
36:51あなたは私の最大のライバルよ
36:53先生
36:55頑張りましょう
36:57お互いにね
36:59はい
37:01千代さんは?
37:11藤崎先生のところにいるらしいわ
37:13まさか
37:15西山さんの間違いじゃないの?
37:17私も聞いたわ
37:19確かに千代さんもいるって
37:21どういうこと?
37:23先生
37:25今聞いたんですけど千代が
37:27香里さん
37:29噂なんか気にするのやめましょう
37:31だって私たちは私たちの仕事をするだけよ
37:33そうですよね先生
37:35そうよ
37:37これから忙しくなりますから
37:39皆さんそのつもりで
37:41はい
37:43じゃあみんな頼むぞ
37:45はい
37:47やるしかないわ
37:51ゆきむらさん
38:05ゆきむらさん
38:30先生
38:35その時
38:51千代は光の歌声を聴いたような気がした
38:55私たちの仕事を聴いたい手
38:59雨に日々
39:05月にやるせぬ
39:11わが思い
39:13つつめば燃ゆる
39:29胸の日に
39:35身には焦がれつつ
39:45忍び泣く
39:51ききに
39:55あいつ
39:56やっぱり彼女のこと
39:57きに
39:59長き人よ
40:03しもがれて
40:05長き人よ
40:07しもがれて
40:09とわに
40:11春に
40:13わがさだめ
40:29千代への愛を込めて
40:31光が歌い続けているころ
40:33その千代とゆりあさみは
40:37共通の悩みの中でもがき苦しんでいた
40:41千代への
40:47儚き影よ
40:49儚き影よ
40:53わが恋よ
40:55わが恋よ
40:57わが恋よ
40:59わが恋よ
41:01で
41:19あなたの姿を
41:23激しい
41:25me
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41:32me
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41:46皆さんはもぐるん様 あと一息だから頑張ってねー
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