拉致再調査中止後、初の講演
ことし2月北朝鮮が拉致被害者などの再調査を中止すると表明したあと初めて、鳥取県米子市の拉致被害者、松本京子さんの兄の孟さんが広島市で講演し、「拉致被害者もその家族も
高齢化が進んでいるので、元気なうちに帰って来られるように、広島の地からうねりを起こして全国に広げてもらいたい」と訴えました。
広島市で開かれた拉致被害者、松本京子さんの兄の孟さんの講演には広島県の県議会議員およそ50人が参加しました。
北朝鮮が先月、拉致被害者などの再調査を中止すると発表したあと孟さんが講演するのは初めてで、この中で「拉致被害者も帰りを待つ家族も高齢化が進んでいるので、元気なうちに
帰ってくることだけを望んでいる」と述べました。
その上で「解決に力を貸してくれる人のうねりを起こして広島の地から全国に広げてもらいたい」と訴えました。
講演会は孟さんが全国を回って拉致問題の解決を訴えたいと去年、勤めていた会社を退職したあと鳥取県以外で行われた初めてのものでした。
講演のあと孟さんは、国連の安全保障理事会が北朝鮮への制裁決議を採択したことについて「拉致問題の解決につなげるためにもさらなる制裁措置で圧力をかけて北朝鮮側から歩み寄るような
姿勢を引き出してもらいたい」と話していました。
2016年03月03日 18時49分