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00:24さてNコン京都大会のエントリーの締め切りは今月末やそれまでにどの部門に出場するか決めなあかんエントリー締め切りの2週間後には原稿や作品を提出することになる自分が何を読みたいかどんな原稿にするかそろそろ考えときや
00:48夢をただ抱きしめてた育て方は知らなくて悩んで立ち止まってた海を渡ってみたら君が現れたんだ太陽に出会ったかのよ
01:13閉じ込めたのは私だやっぱずっと奥で光ってくれてた知らないうちに大きくなった私の夢が君の声と手を取り合って強い力で私を引っ張り上げる
01:32昨日とまるで違う私の世界色づけてくれたのは見たことない自分に会いに行こう
01:54君が手を取り合ってくれたから今始まるんだ君も聞いていってよ私の声をほらね私じゃないみたい明日はどんな声でどんな物語を生きようか
02:15私この本がすげえ好きなんだよ好きなものを選ばないのなら私が読む意味がない好き…
02:16ハルチー!ミイコちゃん一緒に帰ろううんその格好で帰るの
02:34?家まで走って行こうと思って家に帰るまでが部活です何それお疲れ様ですハルチもお疲れ様
02:38なっちゃんは元気にしてる?なっちゃん
02:44?夏絵あん夏絵だからなっちゃんミイコちゃん友達なの
02:59?同じ第二中だよへぇ…第二中の放送部ってガチ中のガチだったんだようんそうなんだってね毎年めっちゃ賞もらってたしなっちゃんは中3の時何回の大会で全国行ってた
03:08Mコンだよなっそれそれ多分今年も狙ってんだろうな全国うんハルチはどうなの
03:27?私はまだまだ初心者だし…でも頑張れたらいいと思うちょっとでもうまくなれたらっていいねそういうの応援したくなっちゃう
03:33ありがとうじゃあ私こっちだからハルチ
03:35!また明日!うんまた明日
03:51!よっうわっ
03:52!何の本読むか決まったか
03:55?ま…またです
04:15最後に青い春を数えてを読んでから決めようかと青春は課題図書の中じゃ一番文体がライトだからたっつきやすいと思うぜ短編集だから色々とシーンも選べるし何より放送部の話が入ってるへぇ…珍しいんだぜ
04:16!放送部にスポットが当たっている小説は!
04:23あ…でも読み終わるのがちょっと怖い気がするんですん
04:29?だって読み終わったらどれにするか決めなきゃいけないじゃないですか
04:39ふっ…大袈裟に考える的だっての!いっぱい悩むかもしんねえけどよ自分が納得できる決断はしろよはい!
05:00私…育児なしだから…誰かから優しくされるのを待っちゃうんです
05:28私…いつも先輩にもらってばっかだったから…今ぐらい頑張らなきゃって…私…好きだってちゃんと伝えようと思って…先輩のことが大好きで…だから力になりたいって…はぁ…
05:56青春…私…この本を読みたい…あ、そうだ…伝えようとしたって伝わらない時がある…だから…ちゃんと手を伸ばさなきゃいけなかったのに…
05:59私はいつだって逃げてばかりだ…
06:06伝えようとしたって伝わらない時があるから。
06:12私ってこんな声してるんだ。
06:15イメージと違う。
06:19そんなの慣れだよ、慣れ。
06:20慣れか。
06:24私も動画で練習記録を付け出した頃は、
06:28私の声はもっと可愛いんだけどって思ってたもん。
06:32そ、そっか。あ、なっちゃん
06:47!おはよう。お、おはよう。おはよう。そういえばこの前、ミサッキーに会ったんだけど、
06:53なっちゃんがどうしてるか気にしてたよ。あの子の話はやめて。なんで?
07:00中学の時仲良かったじゃん。ミサッキー、あんちゃんも昔みたいに朗読に出たらいいのにって。
07:08その話はもういいってば。うん。
07:16あんた、まさかその本で大会に出るつもりじゃないでしょうね。あ。
07:28私、大っ嫌いな。虫図が走る。あ、あ。
07:45春山。あ、はい。あんたは返信を読むべきよ。勝ちたいなら、私に従いなさい。いいわね。
07:59まあじゃあ、地雷踏んだっぽい。従いなさい、なんて同級生相手に言うセリフじゃないよね。たぶん、私の声には返信が合ってるって思ってくれてるんだと思う。ん
08:07?でも、私は青い春を数えてを読みたい。
08:26おいにゃん?はあ夏井さんどうして私にきついのかな?
08:352年生時に出場していた朗読部門からアナウンス部門に変更したのです。
08:37もしかして。
09:04飲んだか、青春。あ、あ、はい。面白かったです。いろいろと共感するところがあって。だろう。お疲れさまでした。お先に失礼します。あ、気をつけてな。ま、また。お。夏井さん。
09:34何?あ、あの、その。あ、忘れ物。それ。お気がさなんですけど。ぽん。もういい。あ、待って。あのね、私。青い春を数えてにしようと思う。呆れた。
09:37え?どうせ好きだからとかくだらない理由で選んだんでしょ。くだらないって。恋質は武器よ。特にあんたみたいに技術がおぼつかない初心者は、自分の声を最大限に活かせる題材を選ばなきゃ勝てないのよ。
10:02でも、先輩たちも自分の好きに従えって言ってたもん。あんな生ぬるい結果で満足してる先輩たちの言うこと、間に受けてんじゃないわよ。
10:14あ、先輩たちのことを悪く言わないで。もしかして、本当は朗読をやりたいのに我慢してるんじゃない。
10:23あんたね。もし、朗読のほうが好きなんだとしたら、アナウンスじゃなくて朗読にしたほうがいいと思う。自分の好きに従ったほうが。
10:45ヘドが出るわね。あんたらの好きな押し売りには。あたしはね、負けるあたしが大嫌いなの。頭を花畑のあんたに言っておく。あたしは、なれあいをするつもりはない。
11:05あの、おかえり。じゅ、びしょびしょじゃねえか
11:06!タオル、タオル
11:22!ありがとうございます。夏恵には会えなかったのか。あ、えっと。なんで全然大根・・・いつものやつですね。
11:23Did you say that you are talking?
11:26What?
11:27You are talking about...
11:29I'm talking about talking about...
11:31...and you're not talking about it.
11:34I thought I liked him, too.
11:37I thought he was choosing...
11:38...and I said...
11:40But...
11:41...that's a mistake?
11:43I don't know...
11:44I am...
11:48I think that you are like a type of guy.
11:51理解しにくいのかもしれないね
11:55二人とも好きなものが明確でしょ
11:56やりたいことも明白で 好きって感情が絶対的基準
12:01でもそんな人間ばかりじゃない
12:05他人がしてる分にはいいんだよ
12:09でも僕は見返りのない努力をするのは絶対に嫌だ
12:13最小限の労力で最大限の結果が欲しい
12:17僕は効率的に生きたい
12:18まあ そういう人間もいるってこと
12:24じゃあ僕はこれで予備校があるので
12:25うん 頑張ってこい
12:27雨に気をつけてね
12:31お前はなんで放送部に入ったんだよ
12:36向いてるって言われたからだよ
12:39それ以外に理由いらないよね
12:40じゃあ
12:46ほんとに効率だけなら 部活なんて入んねえだろ
12:49矛盾してえよな
12:51秋山ってつかみどころないよな
12:57私 やっぱりもう一度夏江さんと話してみます
13:00おっ
13:01秋山君の言うことも分かるけど
13:03せっかく同じ部活なんだし
13:10それにそれに私夏江さんと友達になりたい
13:16別に無理に仲良くしなくてもいいんじゃないの
13:18相手が嫌がってるなら
13:22適切な距離感っていうのもあるかもしれないし
13:26いいじゃないかこういう時は自己中になるべし
13:31うん自己中まやってみればいいんじゃね
13:32あんたがやりたいなら
13:35あっ
13:38あっ
13:40あっ
13:40あっ
13:41あっ
13:41あっ
13:41あっ
13:41あっ
13:42あっ
13:43あっ
13:43あっ 待って
13:46待たない
13:46あっ 話を
13:48聞かない
13:52まっ 待ててば
13:56だから待たないって言ってるでしょうが
13:57てかなんであんたは私についてくんのよ
14:00仲良くなりたくて
14:02バカじゃないの
14:03言ったでしょ
14:05慣れ合うつもりはないって
14:07じゃあ どうしたら私と向き合ってくれる
14:14私があんたに一番ムカついてるところはね
14:17あんたに必然性がないところよ
14:18必然性?
14:22流されて部活に入ったくせに
14:23先輩たちにチヤホヤされて
14:26バカみたいに弱さをアピールして
14:30誰かの力を借りることを当たり前だと思ってる
14:31あっ
14:32私はあんたとは違う
14:36私が放送部に入ったのは必然
14:38読みをしているのも必然
14:40私は一人でだって読みをやる
14:42あんたみたいに慣れ合わなくてもね
14:47私だって一人でも読んでたよ ずっと
14:53夏江さんが私のことと思ってるかは分からない
14:57でも私…夏江さんに愛されたい!
15:00は?
15:02ぐっ…
15:03えっと…つまり…
15:04人間的に仲良くなりたいというか…
15:07すすな…
15:08つけあってらんない…
15:09もし向き合ってほしいなら
15:11それだけの価値を私に提示してみせなさいよ
15:16今のあんたは私には必要ない
15:27それって…つまり…
15:29絶対違うと思う
15:31まあそうかもしれないね
15:32よし…
15:34せっかくだからやってみっか
15:35ほい
15:36これは…
15:40読みの練習用に抜粋した文章だ
15:43読み方が視覚的に分かりやすいように
15:44吉祥寺が手を加えている
15:49これは音の工程の目安だ
15:52各行の頭の空白の部分は
15:55右の行の最後の文字より音を下げるか
15:57下げないかを示している
15:59うん…
16:01それが走り回ったせいなのか
16:03の前に一マス空けてないのは
16:05そこそこ重要だから
16:08真っ赤でより音は下げないってことだな
16:10開業してるのは行き継ぎ箇所
16:12間を空けたいところは一行空けてる
16:15うん…はぁ…
16:17朗読はアナウンスに比べて
16:19読みの正解が明確じゃない
16:23だけどある程度のルールはある
16:24夏江に認められたいなら
16:28お前もそのルールに乗っ取って戦え
16:29あっ…はぁ…
16:37マイフで暗号?
16:39暗号じゃないよ
16:41単語のアクセントをメモしてるの
16:43アクセント?
16:44例えば…
16:48カレーはカレーって揚げて伸ばすけど
16:52カレーパンはカレーパンって途中で下がるし
16:54おぉー!
16:56同じカレーでも変わるんだ!
16:59放送部ってマジで頭使うんだね!
17:01すごーい!
17:04ふ…そうかな…
17:34ふ…そうな一目で前も
17:49I'm sorry.
17:52I'm sorry.
17:54I'm sorry.
17:55You're not gonna be here.
17:56I was waiting to say everything.
17:59She was crying.
18:03When the face of his face was red, I knew that he was running through.
18:10I knew it was almost as if he was walking through the road.
18:14I knew it was perhaps not something.
18:14I was just surprised...
18:15I knew it was that my face was red.
18:22I had to be sad to scare my little bit.
18:27I had a face in my face with a lot of frustration.
18:33誰かに求められるということは、こんなにも幸福なことなのか。
18:40私、臆病者だった。
18:48伝えることから逃げてても、何も始まらないのにね。
18:53自重混じりにこぼした言葉に、ユイナが驚いたように瞳を揺らした。
18:56彼女は私を受け入れてくれた。
19:01本当はずっと前からそうすべきだったんだ。
19:06現実の自分を受け入れて、前に進まなきゃならなかった。
19:14私は地面に落ちている傘を拾い上げると、それをユイナへ差し出した。
19:37彼女はあなたが、この子を馬鹿にするのはいいけど、私のことまで馬鹿にしないでよ。
20:07ほら、行くわよ!
20:12夏江さんが返信を勧めてくれたのは嬉しいけど。
20:15私、青い春を数えてを読みたいの。
20:17私はあの本、大っ嫌いよ。
20:22薄っぺらくて奇麗事だらけで、中身が何もない。
20:25それに、読んでてムカつくの。
20:27ヒライラする。
20:31中学の頃を思い出して。
20:34幼馴染がいるの。
20:38あんた、どこかあの子に似てる。
20:39えっ?
20:45だから、なおさらムカつくのかも。
20:51中学の時、私が放送部に入るって言ったら、あの子もついてきた。
20:56私のことを、いつもすごいすごいって言って。
21:06でも、2年の夏、Nコンの朗読部門で全国に行ったのは、私じゃなく、あの子だった。
21:11あの子は何度も、まぐれだよって言った。
21:15あんちゃんのほうが本当はうまいのにって。
21:17バカにしてんのかと思った。
21:25私は、もう二度とあんな思いはしたくない。
21:28だからアナウンスを選んだ。
21:32私はね、私を誰にも負けさせたくない。
21:40勝利だけが、あたしの渇きを満たしてくれる。
21:44そうじゃないなら、今覚悟を。
21:49アナウンスを選んだのは、あたしの意思よ。
21:54本当は朗読がいいんじゃないかなんて、馬鹿なこと言わないで。
22:00私、勘違いして勝手なこと言って。ごめんなさい。
22:04あと、あたしも無理矢理押し付けて悪かったわ。
22:06あ、あ。
22:07いいんじゃない?あんたが読みたい本を読めば。
22:20それって、私のことを認めてくれたってこと?
22:25あ、あんたがそう思うなら、そうなんじゃないの?
22:30じゃあ、私と夏井さんって、もう友達だよね?
22:34はあ、勝手なこと言ってんじゃないわよ。
22:38あたしはただ、あんたがなついてくるから仕方なく。
22:41えっ。
22:44何よ、もう。
22:45えっ。
22:46あ、待って。
22:48またない。
22:49ゆっくり。
22:50ゆっくり。
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