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  • 11 hours ago
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Transcript
00:04My mother is called the Top of the Awajima Karikidan.
00:46I've got you, you've got me
00:54On the night we can wish on a star
00:58Hikari no saki he
01:02Te o noba shi tuzuketa big tree
01:06Dare ka no me ni wa it's a day tree
01:10All the stories that shine brightest burn out the fastest
01:14Bokura koete yukeru
01:17Dare mo shi la nai tomorrow
01:20Kokoro no koe da ki follow
01:24Kake nuketai
01:27Kake nuketai
01:28Yume to mirai
01:30Kasa na nuketai
01:33Kasa na nuketai
01:35Oh, it's my pledge
01:41San kambi nanka ni
01:44Sakubun o yomi ageru barmen ga aruto
01:47Waza wazaそんなことを書いてね
01:49Ushiro ni narabu o kawa sama gata kara
01:52Haa?
01:53Nante
01:54Tameiki majiri no koe ga kikoeru
01:56Nanda yo
01:57Haha no fan datta to
01:58Kouken suru hito mo ita kara
02:04Bokata
02:06Kouken suru hito
02:25役者の才能はなかったです子供の頃から歌や踊りを教わっていたけど不得意でね好きで続いたのは日本舞踊だけかなねえあんた本書いてみなさいな本
02:35?正月だったかな19歳くらいでこたつでみかん食べながらだらーっとテレビかなんか見てた時だから
03:04ポカーンとしちゃって母はそういう人なんだよね突拍子もないというか急に結論から話すタイプお父さん駅前まで車出してなんだ急に空想や作文は昔から好きだっただけどそれは母に見せたことはほぼなかった
03:20母はとても多忙だったし僕は祖父母に育てられたも同然でそれが自然なことだからうちの中に母がいるってことの方がレアだもん
03:24子供の自分はそれなりに寂しかったと思うんだけど
03:43でも母は僕の母である前に女優夏木歌子だったからね僕は作文にたくさんの嘘を書いた夏木歌子が家の中で見せるお茶目な姿
04:07両妖祭剣母の肩にはまらないだけど時折見せる家庭的な一面完璧すぎても嫌味になるしガサツすぎても好感度が下がるでしょこの塩梅が難しいんだけど腕が鳴るのよその後も僕の創作活動は止まらなかった
04:37物語の主役はすべて母でだけどもちろんクラスメイトには秘密学芸会の台本はすべて僕に任されたので僕の筆はどんどん乗った作文コンクールに出された我が家の食卓という作品は美談になりすぎない美談にほんの少しのユーモアをまぶして最優秀賞を取ってしまった
05:05全国紙に写真が載り夏木歌子の息子とわかると週刊誌では母と一緒に紹介された僕の作り話に母は巻き込まれたわけだからね帰ったらどれだけ叱られるかとひやひやしたけど母は怒らなかったと言って褒めてくれるわけでもなかった
05:22大学に入ると儀曲もどきのものを書いて同人誌にまとめたりしたそれでも自分が脚本家になるとは考えてなかったな僕はずっと母の幻影を追いかけてたようなものだしね
05:40それを形にすることである意味満足してしまっていたからだからなんてことない一言なんだけどねえあんた本を書いてみなさいな母が背中を押してくれたんだよね
06:04素敵です僕は本当は母のようになりたかった僕が書く母の姿は全て僕自身のことだった華麗な歌子も妖艶な歌子もお茶目な歌子もなりたい僕の姿だった
06:33ただいまパパおかえりなんだ出かけるのデートだよおばあちゃん余計なこと言わなくていい行ってきますあんた今日取材だったってうん母さんのことたくさん喋ったどうせいつものあることないこといやいや割と真面目に打ち明け話
06:56僕の父は僕が五十の時に亡くなったそれまで父と二人で暮らしていた母が僕らと暮らしたいと言った母が父のことをとても愛していたこともそんな母が心細くなったことも
07:20僕は母のことなど何一つ知らなかったことを知ったお母さんお昼何にしますおー昨日は何を食べたかしらやった冗談ばっかり妻や娘たちと談笑する様やいわきや花に水をやる老婦人の姿は
07:32なかなかお茶目で愛らしいそれでもふと考えるここにいるのはかつて僕が描いた
07:47空想上の母を演じる夏木歌子なのではないかと僕は永遠に夏木歌子を追いかけてしまう
08:13あった嘘みたい夢みたい自分の番号がユーカリちゃんあったよないなんて
08:37ユーカリちゃんなかった私の番号なかったどうしよう立ち直り方がわからない
09:06私たち二人とも受験スクールで優等生と呼ばれていてこの世界に絶対はないけど二人は大丈夫だと思ってるなんてそんなプレッシャー与えたらダメだねでもきっとシロ先生もそうおっしゃるよはい頑張ります私も正直そう思ってただって私はシロフミコの娘
09:25ダメシロフミコレッスンスクールの優等生そんな考えていたせいだろうか母のことは家の中でも先生と呼んだ指導にあたった先生方も講師混同することはなかったはず
09:49でももうそういうことじゃない私は落ちたんだ淡島受験というふるいからこぼれ落ちたんだごめんねサーちゃん何が気まずいよねこの帰り道そんなことあるけど
10:02サーちゃんは合格してよかったそれは本当にそう思ってるよゆかりちゃんそう思ってるか本当に
10:20我ながら疑わしいけど今はそう言うしかないだってそう言うしかないじゃんごめんなさい私が余計なことを言ってぬか喜びさせるような講師にあるまじき発言でした
10:49ねえねえそんな傷口にしを塗り込まないで落ちたのはかなえちゃんのせいじゃないでしょこの人の実力不足どうするゆかり紹介状書こうかいわゆるこねわくがないわけではないパイプはあるそれだって絶対ではないだろうがシロフミコの娘に生まれて
11:17どうせあいつもそのコースに乗るのだろうそんな風にやっかまれる私しかし努力と実力でそれらを跳ね返す私でも違ったんだサーちゃんにはある花が私にはないそんなことは私も知っていたお父さんに似ちゃったからなんだゆかり呼んだかなんでもない
11:42なんてね淡島のこと聞いたよ残念だったなうんお父さんごめんお父さんのせいじゃないお母さんも言ってた私の実力不足優等生だけど特別優秀じゃなかった
12:04ゆかりちゃんが生まれた頃から見てるからね無意識にひいきめで評価してたのかも先生そんな言いにくいことをはっきりとごめんでも本音こんな甘さは残酷でしかないしシロ先生ならおっしゃらないことよ反省しています
12:14そうかなそうかも母の存在は鼻先にぶら下がった見えない人参だったかもしれない
12:27同じような境遇の子は他にもいてその特別な環境から逃れるために家へやってきた子もいるそれがサーちゃん
12:56森久保沙織ちゃんゆかりちゃんは偉いよサーちゃんによく言われた言葉だった私は周りにいろいろ言われるのが嫌でここに入ったから私はただぬるま湯に使っていただけきっとどこかでどうにかなるそう思ってただけだよサーちゃん
13:21どうにかなると思ってどうにもならないっていう今頃ようやく現実を知った大バカ者だよゆかりちゃんどうするまだ頑張る気持ちはあるこれも残酷な言葉来年また頑張らせてください
13:34噛んだ唇から血が吹き出しそう私は多分後悔するそれでもそう言うしかなかった
13:56諦めるまで足掻くしかない白文子の娘としてではなく
14:15私は滝本ゆかりとして彼女は美しい人だった誰よりも目を引いて
14:20こういう人がスターになるのだと確信した
14:37私は祖母に憧れていた
14:48美しい祖母に私もおばあちゃんのみたいになれる
15:11なれるわよきっとあんたは少しお直しが必要だねせめて瑠璃子にでも似てくれればよりによってあの狐めの男に似るとはね素材が悪いとは言わないけど花がないわ
15:41私は祖母に憧れてねえあの人素敵ほんとだ綺麗岡部さんだって名前聞いてきちゃったやるわねあんたおっといけなやるわねあなた
16:10そうでしょもっと褒めてもよくってよまあすごいですよさすがですわ美しいその人は岡部恵美さんと言ったいぶき勝良子と言います寮では隣の部屋になるので何かあったら相談してねありがとう私はただ彼女と仲良くなりたかった
16:15祖母の面影を持つ美しい彼女に
16:29認められましたが認められたかった認められたかった祖母が彼女を見たらどんなにか羨むだろうそれでも彼女は彼女で祖母とは違う
16:41私は彼女は彼女に肯定して欲しかった
16:53ダメだわちっともうまくならないそんなことないわよこの間の眠りの森の美女の魔女役良かったわ私が悪役顔だからよ
17:13なにそれおかしい魔女は十分美しい人よいぶきさんも美しいわいつかいつか同じ舞台に立ちましょうね
17:42同格を表したのは地味な地味なクラスメイト私のような親の子でもない平凡の塊のような子だけど美しい声を持っていたわ彼女がお芝居を始めると
18:11その場がしんと静まり返るのだからみんな本当は分かっていたそれはただの嫉妬だってことを今度の合同授業やっぱり岡部さんがメインみたいよでもさ相手役は大野田さんだってやだちょっとやめなさいよ
18:30言っちゃなんだけど不釣り合いじゃないねえいぶきさんがいいんじゃないそれか穂坂さん私じゃ無理よそれじゃあねえ小野田さんの演技を見たこともないのあなたたちの誰よりも上手なのに
18:53外見のお直しだけじゃないわあんたは芝居にも花がないお母さん役者の進化は見た目の良さだけじゃないからねそんなことは当然
19:07でも花よ客席の視線をあんたにだけ向けさせる表現力あんたにはそれが足りない
19:22その後の感情を思い出せない何もかももうどうでもよくなり
19:27ガカイしてしまったのだ私の全てが
19:38おはよういぶきさん
20:27みんなで彼女を無視しよう誰かが言い出したわけではない暗黙の了解だった岡部恵美はどんどん孤立していった淡島歌劇団にコネのある生徒の一人は岡部恵美の配役を阻止した
20:56岡部恵美は空気となったやがて空気ですらなくそこに岡部恵美の気配はなかった憧れと称賛は憎しみの原動力となったリーダー格はいぶきかつら子祖母はかつてのスター女優
21:05母も淡島出身のエリート一家いぶきの取り巻きに個々の人格はなく
21:14言われるがまま岡部をなじったそれはとても巧妙で卑劣な行為
21:26歪んだ感情が常識になると違和感を抱く者はいない
21:38ねえ熊田に随分悲喜されてるみたいだけどあんなの相手に少女でも捧げたの
21:57田畑さん
22:03あなたは淡島に入って後悔したことはある
22:19恵美の原動力となった鏡に深い涙を吹き夢を出たあの場所には
22:33自分を抱きしめてあげられない自分を抱きしめてあげられない悔しさプライドが部屋を交差してた
23:00大事な時間が奪われていく諦めず潰した理想の道を今歩いてあの頃以上に満たされた私で思い出に会いに行くよ
23:29さよならの中でもそれぞれ理想積み上げてたんだ夢焦がれたあの日にはほど遠いみたいだけどまだ未来にとって置くよ
23:35これからの私を楽しめるように
23:38楽しみに楽しみに
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