00:02椅子を買った。
00:06狭い部屋だから折りたためるやつを。
00:10この椅子に最初に座るのは。
00:14もう相変わらず東京は人が多いわね。
00:17疲れちゃう。
00:17母ちゃんだった。
00:25今朝急にねタカコちゃんが車出せないって言うから
00:31慌ててタクシー呼んでバス停まで行ってバスと電車乗り継いで来たんだけど
00:38新宿駅のほらほらあれなんだっけ。
00:39バスがたくさん。
00:41バスだね。
00:43ああ、そうそうそうそう。
00:47明日は病院9時だよね。俺も行くよ。
00:51てか、白内障の手術って日帰りでも大丈夫なの?
01:16いいわよ来なくて今日フミちゃんのうち泊まって明日もフミちゃん来てくれるから本当にそういえば久慈さんお変わりない?ああうんお変わりないよ俺はさずっと一緒にいたいと思ってるよちょっと。
01:24あの日から特に何かが変わったわけではない。
01:31胸の鼓動が重なってどちらのものかわからなくなる。
01:38まるで体が溶け合って一つになったみたいに。
01:41でも知ってる。
01:44俺たちは一つにはなれない。
01:50それがもどかしい。
01:51怒ってる。
01:54行ったら気持ちをかけてくれます。
01:57敦かい。
01:57怒ってる。
02:59跳ね返りボールと行ってみたいなの国
03:16どうしてこう訳そうと思ったんですか子供向けの本ですし興味を引く言葉でこの物語の面白さが伝わればいいなとそれで東さんにしてはちょっと冒険したわけですね
03:26はいこれまでの東さんの役は性格上に硬すぎる嫌いがあったけど少しずつ変化してきてますねありがとうございます
03:43あ、そうだそうだこれなんですがコンクールコンクールは相性がありますがチャレンジしてみるのも悪くないかと
03:59これ高かったのちょうど半額だったんだよたまにはいいだろデパ地下ぐらい
04:13なんかあったうんいやなんか嬉しそうだからバレちゃうね静香ちゃんには聞いたい
04:16?別に聞いてくれよ
04:45はいはい今日さ先生に訳し方が変化してきてる硬さがなくなってきたって言われてうんそれは嬉しいねうんそれで原さんと一緒に翻訳コンクールに出してみようって話になって小さいやつだけどくじもエッセイ引き受けたことだし俺もやってみようかなってうん
05:14あソースソースの前の方がおビーフシチュー一定に仕事るのじゃん昼間抜田さんが持ってきたんだよエッセイの進捗を確認がてらへえさすがに教義父さんの好物だったからエッセイはどう
05:33全然進んでないそっか今日さ昼間三上さんと会ってきたんだようん
05:56三上さん施設に入るらしくてそしたら落ち着いたら施設に顔を見にお伺いさせてください静香さんそれは遠慮してほしいの
06:21え静香さんのお気持ちはとっても嬉しいのよでもね私は静香さんの中でずっといつまでもお手伝いの三上さんでいたいのよなるほどね三上さんなりの気遣いってわけだ
06:33うん寂しいなっていうのとでもちょっとほっとしてる自分がいるんだよ
06:50親父が亡くなった時もそうだったなんかエッセイ考えてるとそういう自分の弱くて白状な部分を突きつけられてる気がして
07:19ありがとうはいこれえっ何これ玉木がさ何か面白い本貸してって言ってたからえありがとう渡しとくよいしょちゃんとご飯食べてんの
07:31俺いくつだよ大丈夫食べてるし寝てるし働いてるそれはよかったうん姉ちゃんたちは元気
07:46?うちはみんな元気なんだけどお母さんがね最近やっぱり調子悪いみたいでこの間元気そうだったけどうん年のこともあると思うけど
07:59忘れっぽかったり体が思うように動かなくて不安になっちゃってるみたい今度病院食って言ってたけど全然知らなかった
08:10作太郎にはね心配かけたくないのよちょっと気にしててくれる
08:14?私一人じゃ手が回らなくなる時がきっとあると思うから
08:32うん分かったわざわざ東京から来ることないのにちょうど休みだったし塾のお仕事はどう?
09:00まあそれなりにうんお妻さんどうぞはい大丈夫大丈夫体調が優れなくて気分が落ち込むとのことですが特に大きな異常は見受けられませんでしたそうですかはいでも朝起きると動機が気分が落ち込むということに関しては心療内科ですね
09:29診療内科それってうちは専門外なんでMRIの検査ぐらいできますがでもそういった症状は見られないんですよ取った方がいいんですかご自身の意向によります意向って私はどうしたらですからご自身の意向によりますよ
09:37えっあの私じゃあ結構ですここで見てもらうのはやめておきますえ?
09:57お母さん帰ろう先生お母さん行こう勝手に診察切り上げちゃってごめんねううんお母さんがうまく話せなかったからお医者さんにも
10:08もう作太郎にも迷惑かけちゃってもう作太郎にも迷惑かけちゃってほんとやんないじゃんあっ段差は気を付けて
10:14うふふありがとうありがとううん
10:32ふぼんやりしてんなうっせ
10:35What's your mother?
10:36What's your mother?
10:37You went to the hospital?
10:39Well, I did.
10:43I'm sure she was a mother.
10:47I've been to the hospital.
10:47I don't know.
10:48I'm a human.
10:54But,
10:57I'm not a mother.
10:58I'm not a mother.
11:08受けてたのかと思うとうちの父親が世話になってた病院紹介しようか 院長とは恋の仲だし 都内だから距離はあるけど詳しく見てもらえると思う
11:16うん ありがたいけどお母さんが通いやすいところもう少し探すわ いい先生でスタッフも親切で待遇もいいしお母さんもくじさ
11:401階の高齢女性がどこへ行ってもくじよしはると同じ扱いしてもらえると 本気で思ってるいや
11:43ありがとな お母さんのこと考えてくれて
11:58しばらく俺も 本屋コンクールに専念するわあずま
12:01ごめんいいって 藤の気持ちはわかってるから送ってく
12:05車でほんと 大丈夫だからお前もエッセン
12:10頑張れよ
12:16お前もエッセン 頑張れよお前もエッセン
12:19頑張れよ先生 うん分かんないとこあってうんどこ
12:24?あ 何につけてうーん
12:36先生 なんかあった?うん元気ない感じ元気
12:42元気
12:47ちょっと考え事してただけうんならいいけどうん
12:48やさしいな 竹内は優しいな
12:56竹内はうんあとは文法さえできれば
13:00問題なしうん分かんねうーんあっ
13:02ここね これそうそうそうそう
13:23うーん父のような人間にはなりたくないそう思ってた
13:51学者として翻訳家として尊敬はしていてもその高慢な人間性に憧れはなかった自分は父とは違うそう思ってたのに一階の高齢女性がどこへ行っても九十吉春と同じ扱いしてもらえると
13:53本気で思ってる?あずま
13:56ごめんあずま
14:09ごめんあずま
14:11ちゃん 大丈夫?ゆっくりで
14:15大丈夫だよ
14:33いやー かっこいいとこ見られちゃったなうんかっこよかったよまあ
14:39当たり前のことしただけだけど受験勉強は
14:41?順調?
15:02うんうーんまあまあそれなりにね俺さ久慈さんや咲ちゃんみたくかっこいい大人になりたいからさそう思ってもらえるなんて光栄だなでも本当は全然かっこよくなんかないよえ
15:03?そうなの?
15:11翻訳の仕事とかマジかっけえって思ってるよ大変な仕事でしょ
15:16?大変っていうかうん
15:42医療翻訳の中にはさ子供を対象にしたアセント文書ってのがあって薬の有効性とか安全性を調べるための試験に参加してもらうときに必要な文書なんだけど子供向けに分かりやすく訳しながら
16:09当病中の子供のことを考えるとたまらなくなるよ文字の向こうに人がいて命や暮らしがあるってこと忘れないようにしなきゃいけないって思ってる
16:23かっけえ久慈さんやっぱかっけえよたまけはどんな大人になりたいの
16:31?お母さんが言ってたんだけど
16:51俺の名前の由来たまきって輪っかって意味なんだって人と人とをつなぐ輪っかうんそういう人になれたらいいな
17:01たまきもかっこいいよえ
17:02?そう?あ、やべえ、ジョク行かないとあっああ、ほら最近読んでるさくちゃんも中学のときに読んでたんだって
17:31欲しいもの届いたよそれおいしいのよ久慈さんにも渡してくれる
17:46?うんそれでなんだけど俺病院探したからまた一緒に行こうああ、それならもう大丈夫え?
18:15ご近所さんに漢方紹介してもらったのそれ飲んだらだいぶ落ち着いてきたわだったら連絡してよ俺ずっと心配しててごめんごめんでも元気ならよかった温かくなったらねご近所さんとバラ園行こうって話してるの
18:26なんかお母さん楽しそうだねそうよ楽しいのあんたは
18:27?楽しい?うん楽しいよ頼んだ
19:11うんうんんーんーんーんーんー
19:14Yes.
19:18Yes.
19:23Yes.
19:31Ah, Asuma-san!
19:34Ah...
19:36The competition was all together.
19:38Really?
19:40I've done everything for the last time.
19:47What was there?
19:52I'm actually with FUJI and...東
19:57!東!
19:59It's
20:00Saku Taro. FUJI?
20:05I'm going to
20:06go to the温泉. Eh? The温泉.
20:12I'm
20:13taking a shower.
20:17What's that?
20:19Where else, FUJI?
20:20I love you!
20:35Ah!
20:36Wow, that's the best thing to do.
20:43I'd like to thank Nukita for so much.
20:49What?
20:51Nukita gave me this gift.
20:54I don't know how much it was.
20:57I don't know.
21:26See you.
21:28I want to meet you with Astuma.
21:32I'll be honest with you.
21:41Astuma.
21:43What?
21:45I told you about Astuma.
21:49Astuma.
21:51It's called Astuma.
21:54Yeah.
21:57I was reading too.
22:00When I was in high school.
22:07We're together.
22:25I don't know.
22:25I'm sorry.
22:38I'm sorry.
22:42I'm sorry.
22:48I'm sorry.
22:49I want to close all of our lives.
22:50I want to close all of our lives.
22:52That night...
22:55...
22:56...
22:57...
23:00...
23:00...
23:02...
23:03...
23:03...
23:04...
23:04...
23:04I was angry at you.
23:07If there's a good day, there's a bad day.
23:09You can't do that.
23:11I don't want to go back.
23:13Let's go.
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