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00:10She's a good friend
00:10Look at the difference
00:11I'm tired of having a job
00:14Every person will work together
00:17You get your own business
00:19You get your own business
00:22It's difficult
00:23It's difficult
00:24I feel like I'm mostly going forward
00:25If you want to make a home, then you must not be able to make it
00:29This is the place where I'm going to go.
00:31I'm going to go to work and I'm going to go to work and I'm going to go to work.
00:54東京都心の路地裏にのれんを掲げる一軒のお寿司屋さん
01:03目立たない場所にあるのに連日大盛況
01:20でも人気のわけはこだわりの南魚沼さんこしひかりと新鮮なネタで握られた江戸前寿司そしてお寿司を握る板前たち
01:29女性や外国人など個性豊かな職人さんが板場を任されています
01:47そんな職人を目指す見習いもさまざまな人生を背負ってこの店にやってきた人たちばかり
01:57彼らをまとめるのがこの人 社長の阿部寛さん54歳
02:05人ってみんなそうですけどいいとこもあれば悪いとこもあるんですよ
02:10ただその悪いとこがちょっと目立ってるだけの話であっていいとこがみんないっぱいありますよ
02:27阿部寛さんのもとにまた入社希望の若者がやってきました
02:40一見ごく普通の青年ですが やはりただものではありませんでした自分もプロレスラーになりたいという夢を持っていたので
02:51なんと現役のプロレスラーでしたこれ自分の団体?
03:01はいプロレスラーとしてリングデビューも果たしたもののそれだけで生活するのは難しいらしく
03:18続けられる限りは両方続けたいなと思っておりますプロレスラーと寿司職人の二刀流を目指したいという若者それを聞いた阿部さんは
03:43なんと採用しちゃいましたでもこれが阿部さんという人なんです
04:02一方阿部さんには気にかけている従業員がいましたうーんよくないよね
04:12本の終わり方それは突然姿を消した18歳の板前見習い
04:33阿部さんその見習いをずっと探し続けていたんですこんなんじゃお忘れ店に来たのはちょうど1年前
04:53大丈夫?期待の新人でしたやっと来たね来ましたパンチパーマがトレードマークのトワくんこの時17歳
05:09パンチって17歳で普通落とすでしょ?間違いない即採用って感謝してます期待の新人なんだよりちょっとお願いしますはいチーズ
05:40はい愛知の高校を退学となりその後1人上京してきたトワくんはい
05:56トワくんはすぐに店で浮いた存在になってしまいました
06:01あの海部屋さんやの何で
06:15?ついには阿部さんからも苦言がだいぶ貧縮を買ってる正直なし100
06:21%俺は悪いですねそうねはい
06:34前のような本当にうちの未来って思ってるから前に関しては阿部さんの言葉で目が覚めたトワくんはいおはようございますいいですか
06:48?はいお願いしますぜひパンチパーマもわっさりトワくんなりの決意表明です正直あんまり気持ちがフワフワしたっていうか覚悟足りんかったっていうか板前になる
07:12喫煙など問題行動を繰り返し高校を退学処分になったトワくんアルバイトを転々とする生活から抜け出そうと飛び込んだのが板前修行でしたもうこの生活はやめようと思ったですねとりあえず
07:37中退して地元に残ってそのままそれだとつるんどったら延長線上だと思ってるんで高校生活の専門職とかそれこそやっぱ一番好きな寿司とか寿司屋とかなりたいなと思ったんですね気合を入れ直し休憩時間には卵焼きの自主練習も
07:52変わり始めたトワくんを先輩たちも受け入れてくれました
08:14これがもらったケーキなんですけど誕生日だったんですよね店長と副店長ですかね2人からもらってやっぱ本店でよかったなっていうのを最近もうずっと思ってますねその矢先、事件が
08:31ミャンマー人の見習いが腕を骨折怪我をさせたのはトワくんでした
08:47腕相撲をしててちょっと骨がいっちゃったっていう全然笑えないですけど俺がやっちゃった側なんでその数日後
09:10今度は寝坊で大遅刻やる気の糸が切れたトワくん18歳になったのをいいことに
09:36休日はパチンコ三昧ですこれ見て覚えたら若いですね6万とかですねこういうことですね元に戻ってしまったトワくんの態度に先輩たちも再び距離を取るようになっていました
10:08今までの周りの環境だったり地元ノリだったりっていう話なんですけどああいう人間とは一緒に仕事したくないですなんかやっぱりちょっと距離がだんだん空いてきちゃってるっていうその彼とまあその彼よりも先輩の社会にはなんかやっぱりちょっとなじめないっていうか
10:35そう簡単には普通の道に戻れないっていうのを今自分こっち来て体験してるってそれをうまくいかないトワくんを見かねて安倍さんが動きました相談を持ちかけたのは安倍寿司の六本木店で主任を務めるサンゴさん、29歳です
10:50いい感じではないなるほどまあまあ、なんとないその、なんでお前にお願いするかわかるよ、きっとまあ、ないないわ
11:0310年前に入社したサンゴさんかつてはトワくんと同じような問題児でしたそこから心機一転
11:23真剣に修行に向き合い店の2番手にまで上り詰めたのですそんなサンゴさんと働くことでトワくんにも変わってほしいそれが移動の狙いでしたその考えを
11:29トワくんに伝える日がやってきましたところが
11:40今ようんまあ近いうちに六本木に持って行こうと思ってるうんどう思う
11:42?自分でもそれでもよくない
11:51?正直、今思ってるのはうんまあ、六本木行くぐらいならうん
12:19自分はもう辞める覚悟に来てたんでそれは、予想外の言葉でしたトワくんにとってこのお店はたった一つの大切な居場所になっていたんです翌日、私たちは阿部さんに呼び出されました
12:46今日はさ、お店来てなくてえっとまあ、そのままいなくなってしまったっていうのが今友達もいないトワくんの行きつけはパチンコくらい他に行くところはありません
13:12この東京で、店がたった一つのトワくんの居場所だったのです
13:31愛知県、トワくんのふるさと漁業が盛んな小さな港町ですトワくんは、ここで生まれ育ちました
13:41店を飛び出した後、すぐに地元に帰っていたのです
14:00何で行ったの?ちゃんといや、飛ぶつもりはなかったんですけど何だろうかね別にその日が休みだったら休みでも戻っとったし飛びたくて乗ったわけじゃなかったんで
14:11本当にもう、とりあえず地元に一回戻りてぇと思って受け入れられない方に行くんじゃなくて受け入れてくれる方に行けただけなんですけど
14:37高校2年生で大学になったトワくんこの町では、人生は変えられないそんな思いを胸に、たった一人状況を決意しましたその東京で見つけた、新たな居場所が安倍寿司だったのです
15:05だからこそ、それをどうしても失いたくありませんでした俺は本店が好きだったし本店の人はどうか分からなかったですけど結構、本店で仕事していく時にだんだん、だんだん間が生まれてたというか、先輩とかの俺が原因じゃないっていう可能性を心の中でちょっと願ってたんですよ
15:33この、やっぱりこういう気まずいになるのは俺のせいじゃないなって思いたい部分があってちょっと、そこでやっぱり安倍さんからそういう話をされてで、ちょっと空気悪いから六本木行かないかって話をしてそこで確証に変わったんですよああ、俺のせいだったんだっていうなんで、そこで確証に変わった時にやっぱりショックでしたね夜
15:56トワくんには、どうしても会いたい人がいました古いともギリギリ危ないから、あいつもうわ、ここだね、ここ懐かしい結構思い出の場所なんですか、ここはそうですね、もうこいつと知り合ってからずっとここでとか、ずっと一緒にいたりしましたね
16:05高校時代の同級生、小生くん、17歳一番の親友ですお願いします
16:14お願いしますお願いします高校入学後、すぐに意気投合した2人
16:21仲良くそろって、禁止処分を受けたこともあったそうです
16:31たまに電話かかってきますたまに電話かかってきますそうそうやばいやばいやばいどれくらいの頻度でかかってきます
16:32?月1くらい?月1…やかましいわ、お前最近どう
16:41?みたいにうまくいってる頑張れよっていう話を、毎回してます、その電話が来たときは
17:09今も地元の高校に通い、3年生になった小生くん上京した戸和くんのことを、ひそかに誇りに思っていました一人で行ったっすもんね、それが一番びっくり丸腰で東京に飛び出て行ったら、と思ったら寿司屋変わってるんだって
17:25普通にね、学校行って帰ってきて、家でぐーたらしたりとか、勉強したりとか自由気ままじゃないですか、行っちゃえば頑張って仕事してる姿は結構尊敬してますねはいでも、いずれは板間になるんだろう
17:27?で、自分の店開くんでしょ
17:30?うーん、難しいねはぁ?いやいやいや、そう決めない?違う違う違う、いろいろあった
17:43うれしいはずの親友の言葉が今は逆に胸に突き刺さります
17:56とわくん、どうするんでしょうか?後日うーん、まあ、ちょうどないよ、連絡
18:23ってって安倍さんにインタビューをしていると、スマホにメッセージが届きました送り主は、そう、とわくんそこには、自分勝手ですみません、また話をしたいです、と書かれていました
18:39翌日、とわくんの姿が東京にある決意を伝えに来たのです
18:50ちょっと狭いところであるんでいやいやいやいや行っていい
19:00?はい、大丈夫ですまず、あの、水曜日、すみませんしあの、やっぱ、結論から言わせまないと
19:27こう、六本木店に行かせて欲しいっていうのが今、固まった結論で正直、この前言われた時は本当にもう、興味ないっていうかなんかもう、何も考えられなくてなんかちょっと、ずっともやめましててで、ちょっと、あんまり周りに相談できる人もこっちの中にいないんでちょっと一回、地元に勝手なんですけど、戻らせてもらって
19:57自分も探したんだけどあの、どこにいるか分かんなくて本当は、ね、そこでまあ、相談する相手となるべきだったはずだしそれになれなかったことはすごいまあ、謝りは本当に申し訳なかった俺も覚悟してるもしかしたら、すごいキレられたりすることもあるのかなとかまあ、そういうこともあっていいと思うお前が成長するためだったら、それはもう大事なこと
20:10うん、俺もさら真摯に向き合うしまだまだ始まったばっかりだし大変だけど、力貸してくれるお願いします必要だから悩んでるからって
20:24そう、とわくんは、安倍さんにとっても、お店にとっても、必要な存在なんです3日後
20:39とわくんが移動先の六本木店にやってきましたおはようございます出迎えてくれたのは、安倍さんから、とわくんを任されたサンゴさん
20:52はい何もない最初、開いたんですよやるかおはようございますおはようございますおはようそして、店の奥では
21:08安倍さんも待ってくれていましたまあ、だんだん大人の世界というか、社会人の世界分かってきたんだけど、まあ、違ったりして、みんなも打って思うことは結構あると思う
21:24めんどくさい奴だなと思って、言わないと余計、彼が悪いそうだからまあ、でも、ちゃんと言ってあげて、どんどんすみませんいただきましょうよろしくお願いします中野目、中野目です中野目
21:35?お願いしますどの名前は?ライさんライさんお願いします最初の仕事は、履き掃除
22:04遠回りになりましたが、ここから、再出発ですやっぱり、戻ってこれた理由っていうかまあ、でも、やっぱ寿司になりたかったですね、最終的には今思えば、ちゃんと冷静になって考えればまずは、六本木で寿司握りますよ
22:131週間後お疲れー、こっちでいい
22:22?はい、大丈夫ですサンゴさんが、部屋を訪ねてきましたこれ、ダバーンとあっちゃう
22:43はい、ウェルカムトゥーロッポンギーお疲れ様ですお疲れ様ですお疲れ様ですお疲れ様です何かと、トワ君のことを気にかけてくれていますここに来る前に、ちょっとやめようかなってなってたんでしょ?
22:44そうですねでしょ
22:46?けど、残ったじゃない
22:52?正解だと思うようんいいじゃん
23:04?いっぱい揉まれて、文句言ってそれが違うよって言われてそれを飲み込むか飲み込まないかは男の偽業だしさうんって思ってる
23:15すると、サンゴさんから思わぬプレゼントがこんなの、だってめっちゃ高いですよそんな高くない
23:31?めっちゃ嬉しいです、俺うちのカウンターは大きいから、そういう包丁使えるからで、それ使えるまで頑張ってくれようん2年ぐらいあれば、ほら、ランチで握ろうねってなるから
23:53新天地で再出発した戸和くんにサンゴさん、粋な後押しをしてくれました一方の阿部さん毎年、秋になると向かう場所がありました
24:14新潟県南魚沼市、阿部さんのふるさとです実家は米農家稲刈りの時期になると、手伝いのために必ず帰省しています
24:38母の信子さん、86歳お米を作っているのは、父のマサルさん、84歳
25:00阿部家の田んぼは、村で一番の広さそれには理由が倉庫の中に、うず高く積まれているのは、阿部家の田んぼで採れたお米
25:19実はすべてほぼほころがうちの店で、使う1年間で使う量すごい規模ですねありがたい私、シェアがいっぱい米使ってくれて、本当に助かります子どものおかげで、ここまでうちは大きくなったので
25:42もともと、小さな農家だった阿部さんの実家貧しい家族の暮らしそれが、阿部さんが板前を目指した理由でした成功すれば、自分も家族も人生を変えられるそう考えていたのです
26:09高校を卒業後、10年間の修行を経て
26:38念願だった、自分のお店を持ったのは、30歳の時店のメニュー表には、今も阿部さんの原点といえる、両親の写真を載せています2025年11月阿部さんの元に、突然の知らせが飛び込んできました
26:57まあ、あの、母から電話があって、まあ、うーん、父にがんが発覚しまして阿部さんの人生が、突然の岐路に
27:03田んぼを、俺がやるしかないと思ってるよ、仕事を全部捨てて
27:222025年11月、父、勝さんにがんが見つかりました阿部さんは急遽、新潟に帰ることに
27:37実家で阿部さんを迎えてくれたのは、母の信子さんと県内の銀行に勤める兄、まさしさん
27:46それを教えてもらって、今があるからさお米を作ってくれている、お父さんの一大事
28:06高齢のお母さんのことも、気がかりです田んぼを、俺がやるしかないと思ってるどうにかして、仕事を半分にするのか東京と新潟を行ったり来たりするのか、分かんないけど
28:13その方が多分、皆さんに上がると思うよね、中途半端でじゃあ兄貴、銀行辞めれるの
28:28?難しい選択があるのかなと思うけどね現実、俺が来て、どこまでできるか分かんないし農家も分かんないけど、おやじができねえんだったら
28:55突然、実家を継ぐと言い出した阿部さんでも、店には100人近い従業員がいます一体、どうするつもりなんでしょうか東京に戻った阿部さんは、一人のスタッフを呼び出しました
29:25いろんな様子の中で、自分もすごく、すごい疲れてしまっててまああの、一人じゃ、限界で、どうしても、一緒にやっていってくれる人間が欲しいといろんな人間、うちにいるんだけど、同じ考えを渡辺が一番、持ってくれてるっていう風に思ってるし
29:54系列店の店長を務める渡辺さん自分の後継者として、副社長に任命していたのです渡辺さんは、15年前の入社以来、店を支えてきた阿部さんの右腕
30:13でも、もともと、いたまえを目指していたわけではなかったそう夢があって入ったわけではないですまあ、やりたいこともないしまあ、働きながら悩めばいいかなと思ったら10年経っちゃいます
30:31渡辺さんの青春時代は、音楽一筋学生時代、将来はミュージシャンとして食べていくことを夢見ていましたしかし、そこには厳しい現実が
30:57大学4年目の時に、ちょっと本気で曲とか作ってみようと思ってなんか、家ですごい創作活動してたんですけどやればやるほど、自分の才能のなさにすごい気づいてそんな時に始めたのが、阿部寿司でのアルバイトでした
31:20夢破れた渡辺さんに、阿部さんは人生を変えることになる提案をしてくれたのですまあ、就職とかも何も決まってない状態でそしたら、阿部さんがお前そんな感じなら、うちで就職するかって言われてじゃあ、やります
31:32渡辺さんの副社長就任後スーツに身を包んだ2人が、ある場所を訪ねました
31:59すいません、渡辺さんはい、部長どうぞ部長さん、おめでとうございます前回、ちょっとはい、部長さん、部長さん、部長さん、すれ違っちゃって、申し訳ございませんよろしくお願いしますやってきたのは、取引先のビール会社渡辺さんへの引き継ぎを進めていました
32:17あとは渡辺経営もう、そうですね、その辺はやっぱり、もう、もう、僕もあんまり口出して、どのこのっていう時代がなくなってきてるんではいでも、渡辺さんには1つだけ、拭えない不安が
32:33いろんなビールでお寿司食べましたけど、だから数日後安倍さんの元にやってきた渡辺さん抱えている不安を打ち明けました
33:03何かその、僕、思うんですけど、もちろんやっぱりこう、安倍さんから学んだことみたいな例えば、あの、まあ、阿部寿司というか、まあ、阿部さんって、やっぱりこう、来るもの拒まずというかまあ、どんな人でも雇って、まあ、変な話、なかなかうまく仕事ができない人もこう、阿部さんがコブしたりとかして、面倒見て、まあ、育てていくと、
33:28っていう感じじゃないですかけど、なかなか世の中って、そうじゃないですよね、きっとまずは、みんながいてよかったと思う会社を作ることが、一番俺の中では大事と思ってたからどんな人でも、やっぱ、その人その人の才能があるし、生きるところがあるからやっぱ、それを見つけて使ってあげることが、うちらの役ねこの先、なんか、僕がそこを引き継ぐとして
33:46あの、もちろん、頑張るんですけど、けど、できるかなとか、すごい不安もあって渡辺さんに社長業を引き継いで、実家に帰ることを考えていた阿部さん
34:05でもそれは、簡単なことではありませんでしたそして迎えた、年の瀬閉店後の店の奥で、従業員が忙しそうに何かを作っていました
34:18おせち料理です阿部寿司では、毎年恒例300組以上のおせちを、2日間で作り上げます
34:35えっと、お前はエビ、で、女の子、それ、あとわさびこれは煮物焼き物、刺身だからこっち失礼しました板場に立つことが少なくなった阿部さんですが、この日は店で鎮闘式
35:04はい、じゃあ、みんなお疲れ様えっと、じゃあ、2時で帰る人と、あと、他の人は5時まで休憩苗箱の時は、確かに、酢湯とかの方が降るでしょあ、すげぇ、気持ちいい寝れるわ身も心も疲れ切っていた阿部さんの、束の間の休息
35:33でも、その間に待たしても、大変な出来事が大晦日の早朝阿部さんの元に、1本の電話がかかってきました分かった何かあれば連絡してうん今、妹風がある
35:38はいこれが金融車だから、覚えたもんいつ
35:50?阿部さんの元に入った、1本の電話
35:58それは、大晦日の未明お母さんが、救急搬送されたという知らせでした
36:16みんなも、こんだけ頑張っているのに、僕だけ、ね、休んで帰るってこともできないし
36:30すぐにでも、帰りたいのは山々でも、1年で一番忙しいこの日に、社長の自分が抜けるわけにはいきません
36:48阿部さんがいないと、現場が回らないのです
36:58すべての作業が終わったのは、元旦新年は、仕事場で迎えました
37:17じゃあ、あの、みんな頼むねありがとうございますありがとうございます頼むねありがとうございます疲れが抜けないまま、新潟にやってきた阿部さん
37:38すぐに向かったのは、お母さんが搬送された病院です不足の事態も頭をよぎりましたが、何とか大事に至らず、この日で退院
37:56倒れた原因は、心脳による意識障害でしたしばらくは、自宅で経過を観察することに
38:18がんの手術を終えて、退院したばかりのお父さんと、心脳で倒れたお母さんそんな両親の姿に
38:44そろそろ、親父とお袋2人でこの家に住んでて、まあ、いろんなことをするのがちょっと難しくはなってきましたよねもちろん従業員も捨てられないし、親も捨てられないし、僕は1人しかいないしすぐにでも実家を継ぐか、もうしばらくは社長業を続けるか
39:02安倍さん、人生の大きな岐路に立たされていました結論を出せずにいた、ある日のこと安倍さんを訪ねてくる人がいました
39:27兄のまさしさんです実は、2人はその後も、ずっと話し合いを重ねていました実家のこと、そしてそれぞれの人生のこと
39:52この間の話の続きなんだけど東京に来てもらって、頭でずっと考えて今、次の渡辺に行き継いで、今すぐ何かやらなくちゃいけないって思ったりもしたけど
40:05地元の銀行で、支店長を務める兄のまさしさんこの日、ある決断を明かしました
40:34そう、従業員の人生を背負う弟のため
40:43お兄さんが、実家を継いでくれるというのですその言葉を聞いた安倍さんは
41:10ホッとした部分もあったりしたのかなっていうのは、正直思ったんですけどそうですね、言っちゃいけない言葉なんだけど実はそう思いましたそうやって、僕の仕事のことを考えてくれたことには感謝していますそんな、ある日のことでした珍しく、板場に立っていた安倍さん
41:25実は、特別なお客さんが来るというのです社長自ら、寿司を握る相手とは
41:45お店にやってきた、特別なお客さんのため久々に、自ら寿司を握る安倍さん腕を振るう相手は
42:02そう、お父さんとお母さん、お兄さんも一緒です寿司さんも帰ってくれてるでしょあれやったんだよ、教祖早かったからおやじ、病院で入院している間、結構ご飯蒸しちゃった
42:04?あんまり?食べれなかった?入院している間は食べれなかったじゃあ、何が一番最初に食べたかった
42:12?この寿司だな
42:36すっかり元気を取り戻した2人が最初に食べたいのは息子が握る寿司なんですそして、安倍寿司にはもう一人気になる人が六本木店に移動した、あのトワくんです
42:55レンコンデンとお会いしたらいいですか?おい、よろしくお願いします修行を始めて丸1年顔つきも変わっていました
43:17サンゴさんのおかげで、すっかり店にも馴染んでいる様子本当に笑えないもんですからねうーちゃなくて、うーちゃなくて弟ができたなって感じです、僕として毎日一緒に行動します
43:36でも、つい調子に乗っちゃうところは相変わらずです絶対倒すって、絶対倒すって絶対倒すって、これ
43:56そんなところも、悪くないかも最低っすって川の流れは、時を越えてゆく時は流れゆき、ひとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとりとり
44:04お疲れ様でしたお疲れ様でしたお疲れ様でしたお疲れ様でした休憩しない
44:10?あのー、卵焼こうかなと思ってもう焼けるようになったんで本当に
44:20?はい、もうちょっと目が無いから良かった目安いですから後輩できるですから
44:45決してすげえ、うまいとは思わないけどまあ、まあ、最低限最低限、最低限、最低限ですねどこにも焦げ目のないきれいな卵焼きそれはとわくんの小さな成長の証し
44:54いつかすしを握って人生を変えるための最初の一歩です。
44:59お疲れ様でしたお疲れ様でした
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