雨上がりの僕らについて第11話 父の呪い 2025年日12月11日

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00:00クレトー

00:03父さんも家族も全部捨てる

00:17慎一郎

00:22簡単にしろごめん俺がキスしようなんて言ったからもう二度と

00:52酔ってキスとかしない

00:56光介が悪いんじゃないよ

01:01でも

01:03わかったでしょ

01:05うちの父親がどんな人か

01:13もうどうでもよくなった

01:16家にも帰らないって言ったし

01:22帰れよ

01:26えっ?

01:29全部捨てるなんて

01:32勢いなんかで言うなよ

01:38家族と一緒にいたくても

01:41居られなくなるときは必ず来るんだから

01:52もうちょっと頑張ってみればいいじゃん

01:56そんでもダメだってなったら

02:02一緒に俺らん家帰ろう

02:04うん

02:14荷物もあるし

02:18今日は帰る

02:22一人で大丈夫か

02:25俺も行こうか

02:27大丈夫

02:31一人の方がまだ混乱も少ない気がするし

02:32大丈夫

02:34一人の方がまだ混乱も少ない気がするし

02:37I'm not sure what I'm talking about.

02:42I'm not sure what I'm talking about.

02:47I'm not sure what I'm talking about.

02:50I'm going to go soon.

02:54I'm not alone.

02:59I'm not alone.

03:02Kou-suke is here.

03:32I'm not alone.

03:42I'm not alone.

03:47I'm not alone.

03:52子供に泳んで上着いてまた悩んでしまうけど君に会いに行こうとくれ。

04:05うんお父さんは?帰ってくるなり部屋に入って出てこないの城内会の集まりで何かあったのかしらね?

04:29シン?

04:39母さんというふうにちょっと話があるんだけど。

04:58話?

05:00なんか怖いんだけど。

05:05実は俺、男の人が好きなんだ。

05:12男の人が好きなんだ。

05:19男の人が好きなんだ。

05:26男の人が好きなんだ。

05:33えっ?

05:40だから。

05:42ゲイ。

05:49何だ?

05:54えっちょっと待って。

06:01そそうなんだそっか驚かせてごめんうんもしかしたら嫌だと思うかもしれないけど話してくれてありがとう。

06:08えっ?

06:15うん。

06:52父さんにたまたま知られちゃって父さんに父さんはああいう人だからもしかしたら感動とかされるかもしれないけど母さんと由依とは?お父さんにはちゃんと話したの?え?いや。

07:20いやちゃんとってわけじゃあのお父さんだもんちゃんと話したって絶対怒るよ。

07:32そんなことないわよゆいが復職の専門に行きたいって言った時もお父さん反対してたけどゆいの話聞いたあといろんな学校一人で見に行ったりしてたのよそんなの?お父さんなりにちゃんとあなたたちのことを理解したいと思ってるのよだからしんもちゃんと説明してみたら?

08:00でもお母さんはしんの味方だから。

08:07私だって味方だよ。

08:12誰を好きになったとしても兄ちゃんはお兄ちゃんだからありがとうとりあえず今日はもう遅いしお風呂入っちゃいなさいタオル出しとくからうん。

08:39お母さんなんでそんな冷静なの?

08:46なんとなくそうかもなって思った時期があったから。

08:51え?知ってたの?

08:53なんとなくね。

08:54だったら言ってあげればよかったのに。

08:59言えるわけないじゃんな。しんは何も言ってないのに。

09:03だってお兄ちゃん男の人が好きってずっと隠してたんでしょ。

09:09家族にも言えないでそんなの絶対つらいじゃん。そうね。

09:28ああ行っちゃったはいお兄ちゃん一緒に寝よう。

09:40うん。

10:07いいわね。

10:36勝手に決めるなよもう連絡してね。

10:40俺の世界にまた人が増えた。

13:36兄ちゃん何時の電車?

13:454時。

13:47じゃあそれまで買い物行く?

13:51どっか行くの?

13:56散歩。

13:58散歩。

14:18散歩。

14:42何だ、ついてくるな。

14:46あの、父さん。

14:52また帰ってきてもいいかな。

14:57俺は父さんの思うような人間になれなかったから、理解してもらえるなんて思ってないけど。

15:05でも、俺は。

15:11お前は俺のことを何だと思ってるんだ。

15:15俺はお前が思ってるほど物知らずじゃない。

15:19昨日、あれから色々調べた。

15:23お前がどういう人間か理解しようとしたんだ。

15:26俺なりにな。

15:29調べてわかったの?

15:35俺のこと。

15:40俺は父さんが知らない宇宙人になったわけじゃないよ。

15:43俺はずっと俺だよ。

15:45だから、俺のことは父さんや母さんたちが一番よく知ってるでしょ。

15:49理屈ばっかり言うな。

15:52これ以上混乱させるんじゃない。

15:56一人にしてくれ。

16:02もうちょっと頑張ってみればいいじゃん。

16:11待ってよ。まだ話終わってない。

16:14俺は疲れてるんだ。

16:16なんでいつも父さんはそうなんだよ。

16:18そんな態度取らなくたっていいだろ。

16:21こっちの身にもなってよ。

16:27俺はずっと。

16:31ずっと。

16:33小さい頃、ここでお前が滑って川に落ちそうになった。

16:41え?

16:43助けようとしたら足が滑ってな。

16:47お父さん、びしょびしょ。

16:53お父さん、びしょびしょ。

16:55お父さんは必死だっていうのに、お前は陽気に笑って。

17:00お父さん。はい。

17:01お父さん。はい。

17:09The time of your hand was really small.

17:20Why are you talking about that?

17:23When I was taking my small hand,

17:27I thought I was going to protect myself.

17:30I was so happy to be a man.

17:43You were so happy to be a man.

17:47You were so happy to be a man.

17:52But...

17:55You were different from me.

18:00I was so happy to be a man.

18:03I was so happy to be a man.

18:06I was so happy to be a man.

18:13I was so happy to be my father.

18:16I'm sorry.

18:17今まで父さんの期待に応えられないことが苦しかった。それがどうしてかようやくわかった。

18:34お前びしょびしょじゃないか。

18:36お父さんだって。

18:38うわ母さんに怒られるな。

18:41よし銭湯を寄って帰るか。

18:43うん行け。

18:44お父さんのことが好きだからだ。

19:00俺また帰ってくるよ。

19:05絶対に帰ってくるから。

19:09そんなこといちいち言うな。

19:13自分の家なんだから。

19:18俺が怖がってたことってこんなもんだったんだ。

19:23俺が怖がってたことってこんなもんだったんだ。

19:28こんなもんだったんだ。

19:38がっかりさせたっていい。

19:40俺は変わらなくたっていい。

19:43大丈夫。

19:48ゆっくりで大丈夫だ。

19:52あと30分か。

20:06ちょっと早すぎた。

20:08買ってきたけどこれ食べる?

20:11食べる食べる食べる食べる。

20:13やったー。

20:15はい。

20:16ありがとう。

20:22うーん。

20:23やっぱプリンはうまいなー。

20:26お父さん、本当に大丈夫なのか。

20:33まあ、なんとかなるよ。

20:38ならいいけど。

20:41ならいいけど。

20:44コウスケと暮らしてることもちゃんと話したから。

20:47そっか。

20:49うん。

20:50なんか慌ただしい気勢だったな。

20:54そうだね。

20:56でも楽しかったよ。

21:01ほんとか。

21:03うん。

21:04コウスケは?

21:06俺はいつも楽しいから。

21:08ここに戻ると、

21:12新一郎と遊んでたことを思い出す。

21:19大人になれてよかったな。

21:23えっ?

21:27俺もいろんなこと思い出すんだ。

21:30コウスケのこと、好きになったこととか。

21:33怖くて何もできなかったこととか。

21:36東京に出て、全部捨てて。

21:42また好きなやつできたけど。

21:45何回やり直してもダメで。

21:48いつも、なりたいじゃん。

21:52なりたい自分になれなくて。

21:55どうしていいかわからなかった。

21:59俺はずっと、自分が嫌いだった。

22:05何回リセットしても、

22:10結局、俺は俺にしかなれなくて。

22:16変われなかったから。

22:19でも今は、コウスケが隣にいてくれる。

22:25コウスケが隣にいてくれる。

22:28俺コウスケがいると、自分を好きになれるんだ。

22:32コウスケが隣にいてくれる。

22:36新一郎。

22:39コウスケが隣にいてくれる。

22:54もう何やってんだよudi

23:03せっかく最後まで取っておいたのに

23:06ガキかよ

23:08うるせぇな

23:14片付けるか

23:1810年後も 20年後も

23:22I think you'll be laughing at Kousuke like this.

23:25That's not it?

23:26Yeah.

23:27That's not it.

23:28I'm good.

23:29Ah, this is hot.

23:32Oh, I'm good.

23:33I'm good.

23:52Love is a love game

24:22こっちを見て明るい未来の話をしようよ

24:28いつからこの街であなたと並んでさ

24:35同じ道この先ずっと歩いて行こう

24:47楽しければ楽しいほどいつまでこんな風に過ごせるのかなって

24:51結婚できるわけじゃないし

24:54新一郎の不安は俺と一緒にいたらきっと半分になる

24:58だから俺たちずっと二人でいよう

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