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Short filmTranscript
00:01Lie, lie, lie, lie, lie, lie, lie, lie, lie
00:04今日も今日も隔離をぽっと探そう
00:13Ah,暗い部屋で一人泣いてた
00:19ずっと震えながら居場所を探してた
00:25壊れてしまいそうな幼い記憶に
00:31手を差し伸べてくれた君がいた
00:37夢か 映像か 輝かしか 輝かしか
00:40この夜ぞるもろ ここを去るもろ
00:43北の彼方へ去りしもさらわれ
00:46姿隠して
00:49遠くで君の声がする
00:55叶われる隔離よ
01:00Ah, ah, ah
01:01探せ、探せ、探せ
01:02ここはどこの場所持ちか
01:04強化線は飛び越え
01:05追いに行くから
01:07探せ、探せ
01:08龍の肌に夢の肌
01:10今日も今日たく隔離よ
01:11ポッと探した
01:13Linen min, linen min, linen, linen
01:16お腹を満たして下さって
01:19Linen min, linen, linen, linen
01:22心を満たしてくだしゃうせ
01:25心を満たしてくだしゃうせ
01:52ボルシチというの
01:54これはビーツという赤株の色よ
02:00おいしいです お肉と野菜の栄養が優しく染み渡るといいますか
02:06よかった たくさん作るから天神屋のみんなにもお夜食で出してあげて
02:11ありがとうございます 昨夜の手まり寿司のおかげで今朝はみんな張り切って働いてくれています
02:19私は張り切りすぎたのか いつ寝たのかもよくわからないのよ
02:26朝目が覚めたらお布団で寝ていたの
02:29それだけよく眠れたということだと思います
02:33そうね よし 今日も頑張るわよ
02:38はい 私も頑張ります
02:41行ってらっしゃい 葵さん
02:51いらっしゃいませ いらっしゃいませ
02:58天神屋の食事だから夕顔の出張店
03:02今夜はおいしいスープ屋さんですよ
03:05パン汁 中華スープ カレースープにボルシー
03:10のり巻きおにぎりやカレーパン
03:13おいしいですよ
03:15おやすみなさい
03:27おやすみなさい
03:32おやすみなさい
03:33おやすみなさい
03:38《あおいさまもお疲れさまです》
03:50ふぅ やっと一息つけましたね
03:57えー アイちゃんも頑張ってくれてありがとう
04:01葵さまもお疲れさまです
04:04よっ 嬢ちゃん久しぶり
04:06お? ハトリさん
04:09どうしたの こんなところで
04:12実は俺 今はおり親の旦那頭代理やってるんだぜ
04:17え? もう番頭さんじゃないの?
04:20ああ 営業がへったくそな乱丸の代わりに
04:25隔離おじゅうあちこち駆け回って
04:27もう忙しいのなんの
04:30でも そういうの得意そう
04:32フフフ まあまあ
04:35そんなわけで 心身ともにヘロヘロだ
04:39嬢ちゃん なんか食わせてくれよ
04:42はい どうぞ
04:44ボルシチとピロシキよ
04:46へえ あやかし好みの色だな
04:51お?
04:53うお うまいなあ
04:55はあ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ああ
04:59この揚げまんじゅうみたいなのもうまい
05:02ごちそうさん これですっかり元気だ
05:08嬢ちゃんの飯はやっぱりすげえな
05:11ありがとう ハトリさん
05:15しかし 天神屋はいろいろと大変だな
05:18あ あ あ ああ ハトリさんも知っているのね
05:22もちろん
05:24もちろん 銀次から内々に相談を受けてるし
05:27お利用屋独自の情報網もある
05:31ところで嬢ちゃん 一つ忠告しておきたいんだが
05:35あっ
05:37南東の八王 大黒子聖火のザクロには気をつけろ
05:42奴は絶対に天神屋の味方をしてくれない
05:45え?
05:47遠い昔の話だが
05:49ザクロは天神屋で働いていたんだ
05:52え? 八王なのに?
05:54八王になるずっと前の話だ
05:57あいつは大黒子聖火の後取りとして
06:01宮廷の菓子職人をしていたが
06:03その地位を捨てて
06:05天神屋の中庭で茶屋を営んでいた
06:08天神屋の中庭で?
06:11そう 嬢ちゃんの夕顔の場所だ
06:14ザクロは隠し牙った宮中の和菓子に飽き飽きしていると言って
06:21自分流の菓子を生み出し
06:23天神屋に泊まる客に振る舞っていた
06:26食べたものに幸せな夢を見せるほど
06:29疑惑の味との評判だった
06:32幸せな夢を見せるほどの?
06:35特に小豆のあんこを使った菓子が得意でな
06:39黄金童子様にも痛く気に入られて
06:42一時期は大旦那の婚約者とまで噂されていた
06:45え?
06:46いや 噂だ噂
06:49本人たちにその気があったかどうかは分からない
06:52そう…なんだ…
06:56あの人が…
06:59しかしザクロは天神屋を出て行った
07:02自分の理想の菓子を追求したいと言ってな
07:06だがなぜか宮中に戻り
07:08再びお抱え和菓子職人となった
07:11え?
07:12そしていつの間にか地位を築き
07:15八王の座まで登り詰めていた
07:18ザクロは変わってしまった
07:21作る菓子も伝統を重んじる堅苦しいものに変わってしまって
07:25一体何があったのか
07:28それに天神屋を軽蔑し敵視するようになってしまった
07:34昔は天神屋をこよなく愛し支えていたというのに
07:38小豆アライの一族は大旦那様が鬼であるせいで
07:43天神屋とは商売をしないと聞いたわ
07:45ああ それは確かにそうだ
07:48長い歴史の中で鬼は数多くのあやかしを喰らってきたからな
07:55小豆アライはずっと昔に随分と被害を受けていた一族らしい
08:03あやかしを喰らうあやかし それが邪気
08:08そんな顔をするなって心配なのはわかるが
08:16ジョーちゃんにそういう顔は似合わない
08:19ハトリーさん
08:21天神屋には味方だってたくさんいる
08:25折り終えだって前の借りはきっちり返すつもりだ
08:29借り?
08:31その借りはあの儀式の時にジョーちゃんが作らせたものなんだぞ
08:36じゃあ またな
08:39アオイ殿
08:46用途へと向かう黒言でござる
08:49今度こそは僕を連れてくでしょ
08:52わかったってチビ
08:55アイちゃん 優顔のこともよろしくね
08:58お任せください
09:00チビ
09:05ヌイノイン様のお屋敷には竹千代様って子がいるの
09:09仲良くするのよ
09:11簡単なことでしょ
09:13僕はとっても愛らしい手まりがっぱだから
09:16みんなが仲良くしたくなるでしょ
09:19はいはい
09:21お菓子なお菓子
09:24早く竹千代様に食べてもらいたいな
09:28アオイさん 竹千代様が連れて行かれてしまいました
09:34え? 連れて行かれたって誰にですか?
09:38王宮の将軍の一人である赤熊です
09:42嫌がる竹千代様を無理に
09:45なぜそんなことに?
09:49分かりません
09:51洋王様が命じられたみたいなのですが
09:54そんな…
09:56そんなの…勝手すぎる
09:59王王様は疑心暗鬼になられている
10:06ヌイノイン様
10:09ご無沙汰しています
10:11アオイさん
10:13竹千代様のことだけではなく
10:15もう一つ大変なことが起ころうとしているんだ
10:19もうすぐ天神屋の大旦那のことが
10:22民衆に公表されることとなった
10:25え?
10:26そうなったら
10:28王旦那はもちろんのこと
10:30天神屋も大打撃を受ける
10:33あ、あ…
10:41ねえ、白夜様
10:44私は絶対、あなたより先に死んで
10:47黄泉の国へ行ってしまうわ
10:50だから、生きている間に精いっぱいのことをやりたい
10:55精いっぱいあなたとお話をしてあなたに触れてあなたに名前を呼んでもらうの
11:07君の思い出にすがりたくなるほど、現状は難儀だ
11:12この場所に来ると、まるで君に叱咤激励されているようだよ
11:19陽王様に考え直してはいただけないのでしょうか
11:26お旦那様のことを公表するだなんて
11:29その件を急ぎ話し合うために今、白夜さんに使いを出しているところだ
11:35白夜さんに?
11:37アオイさんは白夜さんとこちらで会ったかい?
11:41ええ、少し不思議な墓地のようなところで、雷獣から助けてもらいました
11:47あ…
11:49おそらくお墓参りをしていたのでしょうね
11:53お墓参り?
11:55ああ、白夜さんの奥方のだよ
11:58あ…白夜さんに奥様が…
12:01初耳でござる…
12:04そのことを知っている者は、もうほとんどいないだろう
12:08何せ、天神屋ができる前に連れ添っていた奥方だからね
12:13そんな昔の話でござったか
12:16奥方はなお、雀さんと言った
12:20私もその姿を見たことはないし、白夜さんもその頃のことは語らない
12:26だけど、私とヌイ様が結婚をするときに、一度だけ、白夜さんの口から、雀さんのことを聞いたのです
12:36なぜなら、その人は人間だったから
12:39人間?
12:41ああ、そうだよ
12:43うつ潮で何かがあって、こちらへ逃げてきた人だったようだ
12:47ああ…
12:49もともと、あやかしと比べれば、私たち人間の命は短いものです
12:56ことに、雀さんは体が弱くて、とても早くに亡くなったそうです
13:02白夜さんは、雀さんと死別した後、大旦那様に声をかけられ、天神屋の初期の運営に携わったといいます
13:10あの人にとって、雀さんは生涯でたった一人の女房だ
13:17白夜さん、そうだったのね
13:21話を戻そう
13:24天神屋の大旦那が邪気であったことが民衆に知らされてしまったら、天神屋の名は失墜する
13:31それを機に、八王制度廃止を唱える左大臣派が動き、右大臣派がそれに反発して、隔離を全体を巻き込む大きな争い事になるかもしれない
13:42まるで計算されていたかのような展開でござるな
13:46その通りだ
13:48すべて誰かの書いた物語のごとく物事が進んでいる
13:53おそらくは
13:55雷獣
13:57うん
13:59奴は隔離をの分岐点に立ち、思いのままの方向へと導けるよう筋書きを書き続けている
14:07今回のことも、すべては八王制度廃止を終着点に置いた雷獣渾身の物語なのだろう
14:15大騒動、大混乱、大炎上を盛大に盛り込んだね
14:21きっと私のせいだわ
14:25私が折親であいつの筋書きを壊したから、それで標的を天神屋に
14:31確かにそれは雷獣に目をつけられるきっかけの一つだっただろうが
14:35裏を返せば雷獣の筋書きを唯一書き換えられるのは、あなたなのだということだ
14:43え?
14:45椿志郎もそうでした
14:47異界よりやってきた人という存在こそが、雷獣の好き勝手に世界を動かそうとする思惑を覆す力を持つ
14:57私が?
15:01でも、私に今以上の何ができるっていうの?
15:07ヌイ様、竹千代様が連れて行かれてしまったのも
15:13ああ、りっちゃん、陽王は我々をも疑っているのだよ
15:19我々が天神屋と親しく、白夜さんに世話になってきたゆえに
15:25竹千代様のような幼子を、政治に巻き込むつもりなどありませんのに
15:31いらないと言われて、捨てられたと思い込んで
15:35それでもやっとここに居場所を見つけられそうだったのに
15:40今度はいきなり連れ戻されて…
15:44竹千代様は、朝からずっと葵さんのお帰りを待っていました
15:49約束があるからと、食べたいものがあるからと
15:54竹千代様は、私のマカロンを待っている
16:00だったら、会いに行けばいい
16:04そうだ、私のやるべきことは、いつも私の料理が導いてくれる
16:10あの、私…
16:20さすけくん、さっきはどうして止めたの?
16:24葵殿が宮殿へと忍び込もうとしたからでござる
16:28あそこが、どれほどの結界と、金馬と舞台、イノシシ兵団によって守られていると思っているでござるか?
16:35でも、竹千代様にはなんとか、自分でマカロンを届けたいのよ
16:39ダメでござる
16:41拙者ですら忍び込むだけで命がけ
16:45人間で、大旦那様の言い名付けの葵殿が見つかったら、大変なことに…
16:51ならば、隠し通路でもあれば、話は別か?
16:54あっ…
16:56あっ…
16:58美薬屋さん?
17:02葵くんの後先、考えない提案
17:05いつもならきつく叱りつけているところだが、今回は私も同意見だ
17:10えっ?
17:12君は竹千代様に、その手土産とやらを持っていくべきだと考える
17:17それには私も同行する
17:19もちろん、サスケくんの力も借りたい
17:24私は私で、陽王に言ってやりたいことが山ほどあるのでな
17:30ああ…
17:32私はハクタクだ
17:34ハクタクとは、王に仕え、助言を授け、正しき道を歩めるよう見守る定めを持つあやかしだからな
17:41ああ…
17:44拙者、一応止めたでござるからな
17:48サスケくん、アンズリナ
17:51すべての責任は無謀な発案者のアオイくんにある
17:54ええ?私?
17:56私?
17:57あ、あ…
18:02この大霊園は山を切り開いてできたものでな
18:08以前はその山のふもとに私の家があった
18:11その頃に王宮から私の家までの隠し通路を引いたのだ
18:17有事の際に当時の陽王を逃がすためのものってござるか?
18:20ご迷策
18:21ご迷策
18:22だが実際には王が私のもとへと隠れて遊びに来るために使っていた
18:28私はあなたに出会えた幸せだった
18:34あなたのこれからが幸せでなければ私は死んでも死にきれないわ
18:40私のもとへと隠れて遊びに来るために使っていた
18:43私はあなたに出会えた幸せだった
18:51でも白夜様のこれからはとても長い
18:56あなたのこれからが幸せでなければ私は死んでも死にきれないわ
19:02私が死んだらすぐに忘れてしまっていい
19:07生きている人が何より大事なの
19:10これからのあなたに寄り添う大事な人と居場所ができますように
19:17きっとここが白夜さんの奥さんが眠る場所なのね
19:24白夜さんの奥さんが眠る場所なのね
19:29言うまでもないが我々は無謀で危険なことをしている
19:43これが大旦那様をそして天神屋を救うことに繋がると信じるからだ
19:50はい
19:52かつて王宮に勤めていた頃私はかけがえのない存在を失い絶望の淵に落ちていた
20:00その時私は黄金童子様に呼び出されまだ少年だった大旦那様と会った
20:09白夜用途はつまらないだろう
20:13王や貴族どものおもりに飽きたというのなら
20:16僕と共に鬼の血の滴る土地を潤し
20:20隔離世の極楽を作ってみないかい
20:23長く様々な王に仕えてきた私の目は
20:30そのものに王の器を見た
20:33私が次に仕えるべきものはこの鬼なのだろうと悟った
20:39いつしか私は王旦那様と天神屋という宿に尊いものを見出すようになった
20:46私はその尊いものを全力で守りたいのだ
20:51白夜さん
20:53この先に昇降機
20:56写しを風に言えばエレベーターがある
21:00こいつで王宮の最上階層まで登る
21:08城内の警備は厳しいが
21:11サスケ君は隠れ身の術で
21:13葵君と共に竹千代様を探してくれた場合
21:16私は陽王のところに向かう
21:20あ、そうだ
21:22二人ともこれを持ってって
21:24マカロンよ
21:26もし何かあって霊力が足りなくなっちゃったら食べて
21:31保存食
21:33もう朝なのね
21:43サスケ君作戦開始だ
21:46合点でござる
21:48葵殿
21:49葵殿
21:50あっ
21:51葵殿
21:52あっ
21:53すごい
21:55これがかまいたちの世界
21:57厨房に侵入成功でござるここからは忍法隠れ身の術もったいないわねこんなに豪勢な宮廷料理なのにどうせ今日も召し上がらないんでしょうね竹千代様あ
21:59あっ
22:01どうしよう
22:33食べていたら疲れた夜君がくれた思い出は甘くて香るれしい痛みは無駄に変えてしまいません
22:51竹千代様はこの奥ね早く出て行けそんなものいらないいったでござるよかったほらもう怖くないよ
23:16ああ
23:18ああ
23:20ああ
23:22道をするように
23:25ああ
23:28隣にいさせて
23:32抱きしめるみたいに
23:37ああ
23:39君の名前
23:43呼ばせて
23:45暗いところを通ったらお墓だったでしゅお墓だと思ったらお城の中に出たでしゅきえい!
24:00また会いましょう!
24:02アプロイラン
24:03もう1週間
24:04何か
24:05何か
24:08あれだらおう
24:11何か
24:13ほか
24:14あ
24:16もう3
24:18何か
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