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  • 2 日前
坂口志文さんの研究は何がすごい?小学生でも分かるように解説します

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トランスクリプション
00:00今年世界が注目したのは日本の坂口志文先生でした
00:03ノーベル賞おめでとうございます
00:04でも何がそんなにすごいの?って思ったことありませんか?
00:07彼の研究は自己免疫とかT細胞とか聞いただけでも頭がクラクラします
00:13今日は坂口先生の研究を小学生でもわかるレベルで解説します
00:18僕は東大の博士課程で留学しています
00:20科学の最前線にいる一人として坂口先生の研究3つをすごい面白いと感じる瞬間にします
00:2710分だけくださいそれでは行きましょう
00:30人類の免疫にブレーキを発見した男坂口志文さんの物語です
00:35まず研究1つ目免疫の暴走を止めるブレーキペダルの発見です
00:42免疫って聞いたことありますよね
00:44自分の体においてまるで街を守る警察者のような存在です
00:49ウイルスや細菌といった不審者を見つけてはバシッと退治してくれます
00:54でももしその警察者が暴走して市民に直撃し始めたらどうなるでしょう
01:00これが免疫が暴走して自分自身を攻撃するという自己免疫という現象です
01:061977年医学部を卒業したばかりの坂口先生はこう考えました
01:12そして免疫は自分の体を攻撃するだろう
01:15そんな中マウスの強線を取り除くと自分の体を攻撃するという報告がありました
01:22坂口先生はここに強いヒントを感じます
01:25強線に自分自身への攻撃を止める何かがあるのではと
01:29彼は何百匹ものマウスを使い地道な実験を何年も続けました
01:35そしてある日次に奇跡が起きます
01:38強線を取ったマウスにあるものを移植したところ
01:42なんと自分の体を攻撃しなくなったのです
01:45この瞬間坂口先生は確信しました
01:48免疫つまり警察者の暴走を止めるブレーキペダルがいるんじゃないかと
01:53それが後に制御性T細胞と呼ばれる細胞です
01:57しかし当時の世界ではそんな細胞あるわけないと笑われました
02:02まるで幽霊を見たと言っているような扱いでした
02:06それも坂口先生は諦めめさんでした
02:09何十種類ものT細胞を調べ続け徹底的に比較しました
02:14気づいたら研究開始から20年近くが経っていました
02:18そしてついにその正体を突き止めます
02:21それがCD25陽性T細胞です
02:24この細胞をマウスから取り除くと
02:27体が自分を攻撃し始め逆に戻すと攻撃がスッと消える
02:32この明確な結果を坂口先生は1995年に論文発表しました
02:38その瞬間まで嘘だとされていた存在が
02:41初めて科学の光の下に現れたのです
02:45こうして制御性T細胞は教科書に
02:48免疫という警察者の暴走を止めるブレーキペダルとして
02:52経済されるようになりました
02:542つ目の研究
02:57免疫のオンとオフを切り替えるスイッチの発見です
03:011999年代の終わり頃
03:03世界中の免疫学者たちは悩んでいました
03:06免疫のブレーキペダルってすごいけど
03:09どうやって動いているんだ?
03:11そんなある日2001年のアメリカで
03:13一人の少年が思い病で倒れました
03:16体がアレルギー反応を起こしたら
03:19それに対して体の免疫が暴走し
03:22自分の内臓まで攻撃してしまう
03:24ハイペクス症候群と呼ばれる
03:26とても珍しい病気です
03:28医師たちは言いました
03:29まるで免疫のブレーキが壊れているようだ
03:32覚えていますか?
03:34マウスも強線を取り出したら
03:36免疫が暴走し
03:37自分自身を攻撃してしまいますよね
03:39このニュースを聞いた坂渕先生は
03:42すぐに反応しました
03:43彼の研究室では
03:45昼も夜も関係なく
03:47マウス実験が始まります
03:49遺伝子をほんの少し変える
03:51そうすると顕微鏡の下で
03:53細胞の微妙な動きが生じる
03:55それを観察し続ける
03:57そしてついにはっきりとした答えが見つかりました
04:00その原因はFOXP3という遺伝子がなかったことでした
04:04まるでブレーキペダルに電源が繋がったスイッチが
04:08突然オフになっているようでした
04:09逆にスイッチをオンにするとブレーキをかけられる
04:13つまりFOXP3という遺伝子を導入すると
04:16免疫のブレーキが動き
04:18暴走を止められるとのことでした
04:20この発見はまさに科学科医に
04:23雷が落ちたような衝撃でした
04:252003年坂口先生のチームはこの成果をサイエンスCに発表します
04:30世界最高レベルの雑誌ですね
04:33たった一つのFOXP3遺伝子が
04:35免疫のオンとオフを切り替えるスイッチだったのです
04:38坂口先生が切り開いたのは
04:41免疫学の免疫学の第2章でした
04:443つ目の研究いきます
04:47免疫の研究ができる仮想世界の確立です
04:51坂口志文先生の物語にはもう一つの迷惑役が登場します
04:56その名はSKGマウス
04:57見た目は普通のマウス
04:59でもその体の中では驚くべきドラマが起きていました
05:032000年代初頭ある日
05:05坂口先生の刺激室で
05:07一匹のマウスが不思議な動きを見せました
05:10足を引きずり関節が腫れていたのです
05:14まるで人間の関節流待ちという病のようにですね
05:18研究チームが徹底的に調べると
05:21このマウスの体内に偶然の傷があることが分かりました
05:25体が外敵を感知するセンサー遺伝子JAP70
05:30このセンサーが故障していたのです
05:32つまりこのマウスの免疫システムは
05:35敵と味方のセンサー機能を見失っていたようなものですね
05:39しかも驚くべきことに
05:41免疫のブレーキ薬制御性T細胞の動きも弱まっていました
05:46車のアクセルが壊れて踏みっぱなし
05:49ブレーキも効かない状態
05:50その結果自分の関節を攻撃し続ける
05:53坂口先生はこのマウスをSKGマウスと名付けました
05:582003年ネーチャー市にこの成果が発表されると
06:02成果への名企画者たちが歓声を上げました
06:05なぜならそれまで人間でしか再現できなかった
06:09リウマチの作動システムの2匹のマウスの中で再現できたからです
06:14この発見で坂口先生の研究は
06:16基礎から応用へと一気に跳ね上がりました
06:19SKGマウスは現在も世界中の研究所で使われ
06:23なぜ自分自身を攻撃する自己免疫疾患が起きるのか
06:27どうすれば止められるのかを調べる仮想モデルとなっています
06:32つまり彼の代表研究3つはこうです
06:341つ目、免疫にブレーキをかける裁量性のT細胞を発見しました
06:392つ目、免疫のオンフォースのスイッチができる
06:42COXP3遺伝子を発見しました
06:443つ目、免疫の研究ができる仮想世界SKGマウスを発見しました
06:50人類の免疫研究を一段レベルアップさせたともいえます
06:54最後にとても重要な話をしたいと思います
06:58坂口先生が裁量性T細胞を発見するまでに
07:02実は20年間かかりました
07:0420年なんですよ
07:05子供が生まれて大人になるほどの時間で住まいた
07:08世界中の研究者から
07:09そんな細胞あるわけない
07:11あなたの夢を見ていると笑われました
07:13論文を出しても信じてもらえず
07:15研究費が途切れかけたこともあった
07:17でも先生と研究室の学生たちは諦めなかった
07:21黙々とただ実験台の前に立ち続けた
07:24そして20年後
07:25世界は彼の正しさを知り
07:27人類の免疫にブレーキがあることを見つけたのです
07:30僕はこの物語を聞いて涙が出そうになりました
07:33僕も留学生として日本で挑戦する中で
07:36何度も心が折れそうになった
07:38大学1年生の時に飲み会に行ったら
07:40日本語が話せなくて
07:413時間くらい当面人が扱いをされたことがあります
07:44大学4年生の時にコロナ禍で
07:46大学院試験を準備していた頃
07:48半年も山上の部屋に
07:50一人でこもって黙々勉強していました
07:51でもその時諦めたら
07:53多分今ここで僕は喋っていなくはずだと思います
07:56坂口先生のように信念があれば道は開ける
07:59それを再認識しました
08:00たとえ笑われても理解されなくても
08:03自分の信じる世界を諦めないこと
08:05先生の研究は人間の生き方そのものを教えてくれます
08:08だから皆さんももし何かに挑戦しているなら
08:11どうか諦めないでください
08:12あなたの信じる心こそが
08:14世界を少しずつ動かしていくと思います
08:16坂口志文先生本当におめでとうございます
08:18そして人類の未来のために
08:20信念をつなげてくださってありがとうございます
08:23本日の話は以上です
08:24もしよろしければチャンネル登録お願いします
08:26以上パクンでした
08:26アニョン
08:27ご視聴ありがとうございました
08:31
08:34
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