プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップ
  • 2 日前
なぜ韓国は日本と違って漢字を100%捨てたのか?ハングルに拘った衝撃的な理由

カテゴリ

🎥
ショート
トランスクリプション
00:00皆さん日本語とは何ですか?ひらがな、カタカナ、漢字の組み合わせで成り立っている言語ですよね。
00:05実は韓国語も一緒でした。20年前はハングルと漢字の組み合わせだったんですよ。
00:10しかし今は完全にハングル一本です。韓国はなぜこんな決定をしたんでしょう?
00:14この動画では漢字とハングルの歴史、ハングルにこだわった理由、ハングル仕様のメリットとデミリット、両方学んで感じた体験談まで完全に解説していきます。
00:24まず一つ目の話は漢字とハングルの国だったというところです。
00:30そもそも韓国、つまり朝鮮半島はもともと中国文化圏に属していたので、2000年近くも漢字を使ってきました。
00:38法律、歴史書、略書の文書、すべて漢字でした。
00:43知識人は漢字を書き、庶民はそれを理解できずに距離を感じていた時代が長く続きました。
00:49そこに登場したのが15世紀のセジョンデワン。
00:53彼が1443年に作ったのが文明上文、つまり今のハングルです。
00:59でも当時の位置づけはあくまでの補助。
01:02難しい漢字を知らない書院でも読み書きできるようにいわばサブ言語でした。
01:08ところが19世紀、特に1180年代から流れが変わります。
01:13啓蒙思想が広がり、近代的な教育制度が求められる中で、漢字だけでは民中を教育できないハングルをもっと使おうという運動が強まりました。
01:24この時期から完全にではないですが、徐々にハングルが歌を出すようになったのです。
01:30しかし1910年、日本に併合されると状況は激変します。
01:34教育現場は漢字とハングルから漢字と日本語にシフトしました。
01:40ハングルは限られた授業時間に教えられていました。
01:43さらに第二次世界大戦の時期には、ハングルは廃止寸前にまで追い込まれ、まさに消される言語になりかけたのです。
01:52そして話は二つ目の話。
01:56ハングルにこだわるようになったという話に入ります。
01:591945年、大韓民国という国家が誕生した時、韓国社会には大きな問いが突きつけられました。
02:07これから我々はどの文字を国の正当な文字として使うべきか、選択肢は3つありました。
02:14漢字をそのまま使う。漢字とハングルを併用する。
02:17ハングル一本に絞る。
02:19当時のイースンマン大統領は迷わず3番を選びました。
02:23彼らにとってハングルは民族独立の象徴でした。
02:27消滅されていく我らの民族のハングルを取り戻すという強い民族愛があったのです。
02:34当時同様のことを主張している学者や社会運動家も多いと言われています。
02:40続く1960年代から70年代、パク・ジョンヒ大統領はさらに徹底しました。
02:46彼は100%ハングル政策を打ち出し、公文書や教育現場から漢字を排除しようとしたものです。
02:54しかしあまりにも急すぎました。
02:56現場では混乱が広がり、難しい文書が読めなくなる、語彙力が貧弱になるという猛批判が生まれ、結局は中途半端に終わります。
03:06漢字とハングルの併用に戻りました。
03:09しかし時代の流れがまだ韓国語の運命を変えます。
03:131990年頃から進んだ電子化。
03:16タイプライターや初期のコンピューター入力では複雑な漢字より組み合わせだけで表せるハングルの方が圧倒的に扱いやすかったのです。
03:26今のパソコンなら関係ないですが、当時のタイプライターはアルファベットからの漢字変換ができません。
03:33結果として社会全体が自然と漢字離れを加速させていきました。
03:38こうして2000年代に入ると、すでに若い世代は漢字をほとんど使えなくなりました。
03:44そして2010年前後、ついに学校教育からも漢字は本格的に外され、韓国はハングルの国へと完全にシフトしたのです。
03:54民族主義から始まり、旧神的なハングル政策、そして時代の技術限界に追い込まれるまで、ハングルが韓国の唯一の文字として定着した、このような歴史の流れに飲み込まれてしまった背景が存在しているのです。
04:123つ目の話、ハングル仕様のメリット3つを話します。
04:16まず1つ目は、学習のスピードが圧倒的に速いというところです。
04:20漢字は一文字、一文字が絵のように複雑で覚えるのに時間がかかります。
04:25ハングルはたった30文字程度の組み合わせだけで、読む、理解する、話すことができます。
04:311000個の韓国を考えてみてください。
04:34韓国人全員に漢字を教育させる準備ができていませんでしたが、ハングルなら数ヶ月で誰でも読み書きができるようになる。
04:43これは識字率を爆発的に高め、急速に近代化していく基盤になりました。
04:482つ目のメリット、表記がシンプルでスピードが出るということです。
04:52ハングルは母音とシーンを組み合わせて、一目でわかるブロック帯。
04:57直感的に読めるし、手で書いても早い。
05:00タイプライターやスマホでも漢字変換に悩む必要がありません。
05:043番目のメリット、誰でも同じスタートラインに立てるということです。
05:08漢字社会では知識人と庶民の間に大きな壁がありました。
05:13しかし、ハングルは農村の子供でもすぐに学べる。
05:17難しい専門書や新聞でも、とりあえず入り口までは読めるようになる。
05:22つまり、教育の公平性を担保できたのです。
05:274番目の話、ハングルの使用のデメリット、3つを話していきます。
05:31まず1つ目、漢字語を無視してしまったというところです。
05:34韓国語の7割近くは、実は漢字由来の単語です。
05:38ところが、文字がハングルだけになると、見た目から語源や意味を直感的に理解することが難しくなります。
05:45例えば、漢字で教育、教授、教養と書けば、人目で違いがわかりますよね。
05:512つ目、同音異義語が判別しづらいです。
05:54韓国は同じ発音を持つ単語が非常に多い言語です。
05:58ソンという発音だけで、性別の性、お城の城、生命の性、成立の性、星の星など、数十個の意味があります。
06:08ハングルだけだと文脈に頼るしかなく、誤解や混乱を招くケースも少なくありません。
06:153つ目、語彙力が限定され、抽象概念に弱くなります。
06:19漢字が使えないと、難しい単語や抽象的な言葉の理解が遅れます。
06:24例えば、哲学、経済、文明といった言葉を、韓国人の多くは、ただのハングルの音のブロックとして覚えてしまう。
06:33漢字容器がないため、単語の意味を推測する力が育たず、丸暗記に頼る学習になりがちです。
06:40実際、韓国語が大好きで、ハーバード大学言語学博士のロス・キング教授もこのように指摘しています。
06:48韓国語を上達するには、または、教養のある韓国語を使うには、漢字を勉強しなければならないと言っています。
06:56つまり、ハングル一本化は、読みやすさ、スピードという爆発だけなメリットをもたらす一方で、深い理解や合意の広がりを犠牲にしたのです。
07:06このコントラストこそが、日本と韓国の言語文化の分かれ道を鮮明に映し出しています。
07:14最後に、僕自身の経験談を話します。
07:17僕が小学生の時、学校の授業や勉強の時は100%ハングルでした。
07:22漢字は家でちょっとしか学びませんでした。
07:25つまり、僕にとって漢字はほぼ知らないに近い存在だったのです。
07:29それでも日常生活で困ることはありませんでした。
07:33看板も教科書も全てがハングルで理解できる。
07:37全然普通に大学教育レベルも受けられます。
07:40ただ、難しい単語になると、一気に壁が立ちはだがる場合がありました。
07:45例えば、学術的な言葉や抽象的な言葉は音だけで覚えてしまうので、意味を推測することができません。
07:53丸巻きするしかありません。
07:55漢字の国の日本に留学してからは、この漢字の壁と本気でぶつかりました。
08:00小学生レベルの漢字力を身につけるだけでも、僕の体感としては、毎日8時間勉強したとしても、3ヶ月から半年間はかかるんじゃないかと思っています。
08:11実際、辞書とノートに埋もれる日々は本当に地獄のようでした。
08:15けれど、ある時、ふと気づきました。
08:18漢字を理解すると、単語の意味が一気にクリアになるということです。
08:22経済、政治、文化などを一時暗記していた言葉が、漢字の成り立ちを知るだけで、ああ、こういう意味だったのかと直感的に理解できます。
08:32だからこそ、韓国と日本の言語政策の違いが、自分の人生そのものに重なって見えました。
08:40一番重要な話をします。
08:42言語というのは、ただの道具だと思っています。
08:45僕たちの思考を示し、感情を伝えるためのツールですよね。
08:49しかし同時に、それは民族の歴史や文化、誇りを背負った旗でもあります。
08:55実用論だけでは解決できない難しい問題です。
08:58一方、AIと翻訳の技術は日々発展しています。
09:02実際、この動画にもボタン一つで韓国語字幕を付けています。
09:06そして体感で7割程度はちゃんとした字幕が出ているんです。
09:11言葉の壁というものはどんどん薄れていっているのです。
09:14僕は時々想像します。
09:16いつか人類は共通の言葉を話し、日本語も韓国語も区別されない世界になっているはずだと、時間の問題ではないでしょうか。
09:24でも、その未来が来るまでの間は、日本語や韓国語の奥ゆかしさを存分に味わうべきだと思います。
09:31僕自身、韓国人として生まれ、日本語を血が滲むほど学んできた留学生です。
09:37漢字に泣かされ、ハングルに救われ、日本語を楽しむ。
09:40これらを経験できたのは本当に幸せなことだと感じています。
09:44僕は韓国語も日本語も感能したいと心から思っています。
09:49本日の話は以上です。
09:50もしよろしければチャンネル登録をお願いいたします。
09:53以上、パクンでした。
09:54アニョン!
最初にコメントしましょう
コメントを追加

お勧め