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00:01それでは早速ですけれども シンポジウムの講演に入らせていただきます
00:09まず講演1ですけれども シェルターや避難所環境についての問題と対策というテーマで
00:18拓殖大学特任教授防災教育研究センター長の 浜口和久先生にご講演をお願いしたいと思います
00:30浜口先生 現在拓殖大学の特任教授と そして市盤学会 本年度より副理事長ということで就任をいただいております
00:44また我々のNBCR対策推進機構の副理事長も 兼務していただいております
00:50それでは浜口先生よろしくお願いします
01:00皆さんおはようございます
01:06ただいまご紹介をいただきました 拓殖大学の浜口でございまして
01:14現在日本市盤学会のこのほど 理事から副理事長を応接されました
01:23そして引き続きNBCR対策推進機構の副理事長としても 引き続きまた参画をしていきたいというふうに思っております
01:34実は私 昨日まで石川県の方にですね 1泊2日でちょっと出張に行っておりまして
01:42本当は奥野戸の方までですね 野戸半島地震の被害のその後の復旧状況の視察もしてきたかったんですけども
01:54時間の関係もあったのでですね 金沢市の隣の内田田町ですね
02:01の視察を短時間でしたけどもしてきまして
02:06内田田町というのは基本的に埋め立て地が多い地域で 海に近くてですね
02:12もともとから軟弱な地盤の地域ということもあったので
02:18野戸半島地震でもですね 大きな被害というほどはなかったんですが
02:24やはり液状化の被害があって
02:27実際その後どうなっているのかなということで
02:30約半年ぶりにまた見に行ったんですけども
02:33相変わらずというかですね 一応道路は舗装はされているんですが
02:38相変わらず凸凹の風になんかとりあえず舗装したというような感じの状態を見てですね
02:45これで復旧と言えるものなのかなというふうなのを改めてですね
02:50感じて入ってきました
02:52今日はですね 私に与えられたお題が
02:59シェルターや避難所環境についての問題と対策ということなんですけども
03:05今日50分?40分でしたっけ?
03:08しゃべっていい?
03:0940分ですね
03:1040分しかありませんのでですね
03:13駆け足になるかもしれませんが
03:15よろしくお願いしたいというふうに思います
03:19まさにこのシェルターや避難所環境についての問題と対策を考える上でですね
03:26箱物だけ考えてもしょうがないですね
03:29やはりそこには人とかあるいはいろんなソフトの人やソフトの面も一緒に考えないといけないわけですので
03:36私は箱物プラスアルファの話をしていきたいというふうに思っておりますが
03:41そもそもですね
03:42日本の場合
03:44動かない
03:46そもそも日本での避難所のイメージといった場合に
03:55パッと頭に抱いて浮かぶものはですね
04:01ここでこっちか
04:03あれ?
04:04なんか接触悪いですね
04:09大体こういうふうなパッとイメージがあると思うんですね
04:13いきなり体育館に最初はザコネ状態で冷たい床にブルーシートを敷いて
04:20そして薄っぺらい毛布があって全くプライバシーのないような状態で始まるというのが
04:29大体日本人が避難所をイメージするときの様子だと思うんですけど
04:38そもそもこの避難所の光景というものがいつから始まったのかということであります
04:46この避難所の光景
04:49特にこの避難所の光景が注目を集めるようになったのが
04:55いつからかの方が正しいかもしれません
04:57いつからこの避難所の状態が注目を集めるようになったかというと
05:01まさに30年前ですね今から
05:031945年の1月11日に発災した兵庫県南部地震によって起こった阪神淡路大震災ですね
05:11この時に避難所の劣悪な環境というものがメディアを通じて発信されたわけですね
05:20実は30年前もっと前から昭和の頃からですね
05:23実は避難所は変わってなかったんですが
05:25特に30年前の阪神淡路大震災の時を
05:30これを社会として急激にメディアに避難所の問題が露出するようになりました
05:35これを受けて避難所って大変なとこなんだなというイメージは多くの日本人が思ったわけですけども
05:44思ったはいいんですが
05:46それから全くといって30年間進歩してこなかったのが日本の避難所なわけですね
05:52昨年の野党半島地震でも案の定
05:57ほら見たことかというような感じで
05:59やっぱり相変わらずの同じ環境じゃないかというようなことを
06:04多くの日本人がやはり知ったわけですね
06:08一般的には海外も含めてですね
06:11日本の避難所のことをこういうふうにも言われていますね
06:16日本の避難所の環境というのは
06:18被災者を難民として扱っているのに等しい状態だと
06:22確かにね
06:23日本の避難所よりも劣悪な避難所いっぱいあります世界には
06:26ありますが先進国で
06:28先進国で日本と同じような避難所の光景というのはですね
06:33ほぼないと思ってもいいと思います
06:34ですからまさに難民として扱われている
06:37というような状態なのが日本のリアルな現状でもあるわけですね
06:44そしてこの昨年起こった野党半島地震
06:48野党半島地震でもですね
06:51やはりいろんな問題が見えてきたわけですね
06:53その一つが国県町村との関係がどうなのかと
06:58そしてもう一つが劣悪な避難所
07:01まあトイレと書いてますがね
07:03劣悪な避難所トイレ
07:05そしてライフラインの喪失
07:07この3点特にですねやはり
07:11野党半島地震からも多くの課題が見えてきたわけですけども
07:15その中でも今日のテーマでありますこの劣悪な避難所
07:18劣悪な避難所
07:20やはり多くの区民がやっぱりこれっておかしくないのかなと
07:26思った人が多いのではないのかなと思います
07:29実際避難所どういう避難所がいいのかって話ですよね
07:35よくですね最近はこのTKPっていう言葉が使われてますね
07:42Tっていうのは綺麗なトイレ
07:44衛生
07:45綺麗なトイレ
07:47Kは温かい食事
07:49Bはベッド
07:51まあ快適とは言いませんが
07:54そういう寝るためのベッドの環境
07:58TKPというような言葉が使われるわけですけども
08:03私はですね
08:04まあこれは完成形だと思います
08:07ですがここに至るまでの
08:09ここに至るまでのやはりここには当然人が介在しますし
08:13いろんな路地も発生します
08:17じゃあ本当であればTKPを完成させるためには
08:20その手配の問題や路地の問題とか
08:23こういうものも含めてやらないとですね
08:26ダメなんですが
08:28実は私防災庁の設置アドバイザー会議の人と絡んでまして
08:32その中でもTKPやるべきだって議論がいっぱい出ました
08:35ですが私が言ったのはやはりですね
08:38ただきれいなトイレ
08:41あったかい食事
08:42ベッドって
08:43これを作るためにどうするんですかっていう風なですね
08:45路地の問題とか人の問題も議論しなかったら
08:48全くダメじゃないですかっていう話もしたんですが
08:51もういきなりTKPだTKPだってね
08:53そこばっかりが先行したような感じがありました
08:56で海外では
08:58一応避難所のですね
09:04基準として国際赤十字が
09:07水平和基準というものを設けてまして
09:10日本政府もですね
09:12内閣官房のホームページに
09:14ずいぶん前から
09:15地方自治体の避難所の整備に関しては
09:19水平和基準に則って整備をしましょうって
09:22ハンドブックまで
09:23PDFのハンドブックまで載せてます
09:25載せてますが
09:26多分ほとんどの地方自治体の
09:28そういう防災担当者含めてですね
09:30果たしてそのホームページとか見てないと思うんですよ
09:34内閣官房はね
09:36ホームページ上に
09:37ちゃんと地方自治体の避難所の運営に関しては
09:41水平和基準に則って整備していきましょう
09:44っていうのが書いてありますが
09:45多分多くの自治体では
09:47そこまではですね
09:49見て整備をしていると
09:51どうて思えない状態があるからこそ
09:53ノトハンド自身でもですね
09:55あのような状態がなったと思うんですね
09:56で私はですね
09:58日本がこの避難所というものを考えた場合
10:04参考になる国があると思うんですね
10:07いろんな国がありますが
10:08その一つが
10:09イタリアですね
10:11イタリアに関しては
10:14避難所を運営する上において
10:16やっぱりボランティアとの関係も重要なんですね
10:18イタリアの場合はね
10:20で実は
10:22私がこのイタリアの避難所の話はですね
10:26あの
10:26実は今から
10:30えーとですね
10:31すみません間違った
10:32こっちかな
10:33えーと
10:34こうですね
10:36えー
10:37これあっていくかな
10:38はい
10:39実はこのイタリア避難所の話は
10:42私は熊本地震
10:43今から9年前の
10:44熊本地震の時もですね
10:46いろんなイタリアの避難所を参考にすべきだった
10:50というような話をしてきました
10:53しかしその時は全く相手にされませんでした
10:55なぜか
10:56
10:56野田湾地震を受けて
10:58ちょうど1月17日
11:00去年のですね
11:01に私が
11:02まあ産経新聞にですね
11:04論考が来まして
11:05その時にここに
11:06ちっちゃく
11:06イタリアを参考に
11:08ってことを書いてあるんですね
11:09これを見た人たちが
11:11結構反応がありましてですね
11:139年前には全く反応がなかったんですが
11:15昨年のこの1月11日に私が
11:18まあイタリアを参考にっていうことで
11:20論考を書いたら
11:21いろんなところからですね
11:21問い合わせが来て
11:22もっと詳しくですね
11:23イタリアの
11:24その避難所等の話
11:26聞かせてほしい
11:27っていうような話があったわけですが
11:30なんでじゃあ9年前の熊本地震の時には
11:33同じことを書いてたんですが
11:35全くですね
11:36反応がなかった
11:37今回だけは
11:38なんか妙に反応があったっていうのは
11:40なぜかなっていうような気もしています
11:41で実際イタリアですけども
11:43まあイタリアという国はですね
11:46日本と同じように
11:47火山大国です
11:49地震も多いんですね
11:50地形的にもね
11:52ほとんどが山山脈ですね
11:54日本も当然
11:56中央に山が通ってます
11:58山脈が通ってますが
11:59非常に似たような
12:01似通った国ですけども
12:03その中でもイタリアはですね
12:06災害対応をですね
12:10大変重要な政策の一つにしているわけです
12:12
12:13イタリアの場合はですね
12:14日本の避難所みたいに
12:17雑魚寝状態ではありません
12:19イタリアの場合は
12:21ここに書いてますが
12:22大体比較的
12:23少人数
12:248人から12人程度のテントを設置をして
12:28そしてかつ冷暖房完備の空調を設置をして
12:33そしてトイレやシャワーもちゃんと設置をするという風な形が
12:38大体数日の間にはできると
12:40日本の避難所ですね
12:42それかというと
12:43最初雑魚寝状態があって
12:45そしてやっと
12:46やっと時間が経って
12:49自衛隊によるお風呂のサービス
12:52入浴サービスとか
12:53ボランティアによるちょっとサービスが始まりますが
12:56イタリアの場合はもう
12:57数日の間にはですね
12:59雑魚寝状態じゃなくて
13:01大体ちっちゃいテントで
13:03少人数単位で避難生活ができて
13:05冷暖房完備だと
13:06そしてトイレやシャワーもちゃんと整備されると
13:09実際こんな形のですね
13:12テントができて
13:14そこの中で避難生活をすることができると
13:16さらに言うと
13:17食事もですね
13:21日本の場合は大体被災地というのは
13:22大体最初は
13:24コンビニのおにぎりやサンドイッチや
13:26菓子パンやお弁当
13:28温かいものといえば大体カップラーメンですよ
13:31最初の頃
13:32本当の温かい食べ物というのは
13:36自衛隊が炊き出しをして
13:38やっと食べることができるような状態ですけども
13:42イタリアの場合はだいたい早い場合は
13:44使えないキッチンカーを被災地に運んで行って
13:48そして大量の食事を作って
13:50温かい食べ物を提供すると
13:52それに加えてですね
13:55イタリアの場合は飲み物もですね
13:58日本でもですね
13:59被災地でお酒を飲んでる人いますよ
14:03被災地で避難所で
14:05ただイタリアの場合は実際には
14:07ある意味ワインやビールや
14:10そういうふうなドリンクも
14:12飲めたりしますし
14:14まさに日常生活ほどじゃありませんけど
14:17日常生活に近い程度の
14:20最低限の食生活等ができる体制が
14:25避難所の中でできるようになっているわけですね
14:28日本政府も
14:30昨年の補正予算でですね
14:33いろんな避難所における施策をですね
14:36発表してやっと動き出したかな
14:39という感じはありますけども
14:41実態はまだ動いてない
14:44というふうな状態になってまして
14:47今年度のまた新たなですね
14:51内閣防災の改組とか
14:54あるいは人員の増強に合わせてですね
14:56いろんな避難所の対策もですね
15:00やっていこうというふうな動きになって
15:04きているわけですが
15:06ただですね
15:07その中で私冒頭言いましたように
15:09どんなに箱物とか物資はあったとしたとしても
15:12それを動かす人ですね
15:14人や路地の問題がしっかりできなかったら
15:17止まってしまうわけですよね
15:18そういうことを考えた場合はやはり
15:22避難所運営と防災人材の充実
15:25というのが私は必要だろうというふうに考えています
15:30そういう中にあって
15:32イタリアの場合はやはり防災ボランティアの位置付け
15:37というのが非常に重要になっているんですね
15:41イタリアの場合は
15:44イタリア政府が緊急事態を宣言するとですね
15:49全国に出動後の指示が出て
15:53被災地に近い州からですね
15:56ボランティア団体が支援活動に必要な装備品を持って
16:02被災地に出動します
16:04全国に出る場合は
16:08組織的に行動できるボランティアが
16:11約120万人います
16:14120万人います
16:15出る場合は
16:16このボランティアですけども
16:23イタリアの場合は
16:251990年代からですね
16:27国が認証したボランティアの団体として活動し
16:32かつですね
16:33警察や消防とか軍隊などの国家機関と
16:37同じ扱いを受けてですね
16:38行動ができるような形になっています
16:42イタリアの場合はですね
16:51今後これからできるように
16:52日本でいる防災庁と同じような組織として
16:55災害防護庁となります
16:56この災害防護庁がですね
17:00全国のボランティア団体を把握した上で
17:02そのボランティアに行った場合はですね
17:04ここに書いてますが
17:05やはりですね
17:06このボランティアに行くということは
17:08やっぱり仕事を休むとか
17:10学校を休むとか
17:11ということもありますから
17:12そういうのを考えた場合
17:14ちゃんとですね
17:14ちゃんと有給休暇保証室
17:17それからですね
17:17日当とかあるいは保険ですね
17:19災害保険
17:20なんかも国がちゃんと
17:22手配りするような形まででき上がっています
17:23一方日本はどうかと
17:26いうと
17:27日本もですね
17:2830年前の
17:29東日本
17:30阪神大震災
17:31を契機として
17:33多くのボランティア団体ができました
17:36しかしながら
17:37日本の場合は
17:38そのボランティアを束ねるような
17:40組織も
17:40体制も全くできていない
17:42という風な
17:43状態ですね
17:45実際ね
17:45
17:46ボランティア団体ではないですが
17:49日本において
17:50実際に
17:51被災地で
17:52活動ができる団体と
17:55いった組織
17:57何があるかと
17:57当然
17:58公的セクターである
17:59自衛隊警察消防は別です
18:01それ以外で
18:02被災地で
18:04ある程度
18:05組織的に
18:06機動的に
18:07活動できる団体としては
18:09現状日本には
18:10消防団しかないわけですね
18:12消防団
18:13消防団もですね
18:15
18:17高齢化
18:18若い人が入ってくれない
18:20という中にあって
18:22だんだん厳しい状況が
18:23あるわけです
18:25私は
18:27やはり
18:28避難所もですね
18:32支援も含めて
18:33いつまでも
18:34自衛隊の災害派遣に
18:35依存するんじゃなくて
18:36日本人
18:37住民一人一人が
18:38中心となったですね
18:39災害に強い
18:41体制というものをしっかりと
18:43構築をする必要があると思っています
18:45
18:46消防団の話しましたけど
18:48実際消防団というのは
18:49昭和20年代は
18:52200万人超えてました
18:53消防団をですね
18:54これですね
18:55200万人
18:55今や
18:5675万人切ってます
18:58全国で
19:00一方
19:01学生消防団
19:02学生消防団は
19:03少しずつ増えてきてます
19:05ちなみに私も大学で
19:06学生に教えてますが
19:08必ず年に1回ですね
19:09学生に対して
19:10学生消防団入ろよ
19:12って話をするんですね
19:13そうすると
19:14大体年に平均10人前後
19:15男女問わず
19:16大体学生消防団入ってくれます
19:18学生が
19:19一方
19:20女性消防団
19:21女性消防団も
19:23微増程度は増えてるかな
19:25あと
19:26フルスペックじゃない
19:27機能別消防団も
19:28一応個増えてきてる状態あるんですが
19:30全体としてはですね
19:31やはり消防団
19:32の数はもう
19:34毎年毎年
19:35減ってますし
19:35これからも減っていく可能性が
19:36十分に
19:37あるわけですね
19:38私は
19:42防災庁設置アドバイザー会議の
19:46事務局をちょっと絡んでるんですが
19:48この写真って皆さん分かりますように
19:51なぜ赤澤さんかってね
19:53今トランプ関税でね
19:55なんか措置ばっかりやってますが
19:57赤澤さんというのは
19:58防災庁設置の担当大臣でもありまして
20:03私もですね
20:06今年の4月4日の日に
20:08防災庁設置アドバイザー会議の
20:10第4回の会議で
20:12話をさせてもらいました
20:17こういうテーマでですね
20:19防災庁に求められる防災教育とはということで
20:22話を約30分間ですね
20:24させてもらったんですけども
20:26その中でですね
20:31私は防災人材育成の制度化ということも
20:35申し上げました
20:36その中でですね
20:37やはり
20:38一番目の
20:40例えばですね
20:41消防団だけに任せるんじゃなくて
20:4418歳以上の全ての国に対する
20:46訓練システムの整備や
20:47ということでね
20:49要は
20:4918歳以上の全ての
20:51特に男子ですね
20:53を中心とした
20:54やはり地域防災に目指したような
20:56人材育成をするべきだと
20:57いうようなことを申し上げました
20:58それから
20:592番目がですね
21:02自衛隊の
21:03予備自衛官制度の一部を参考にして
21:05例えばそういう風な
21:06訓練に参加した場合の
21:08給与保障とか
21:09あるいはそもざまな給与化の取得なんかも
21:11こういうのもちゃんと
21:11法制がすべきだと
21:123番目
21:13やはりですね
21:15国民保護の視点から
21:17ちゃんとした
21:184番の教育なんかもするべきだと
21:20いう風なことも申し上げました
21:21
21:22一応ここにね
21:24民間資格の防災士
21:26何の役目と書いてますが
21:27要は
21:27今の状態ではですね
21:29防災士が何をするか全くない中で
21:31今33万人
21:3232万人ですか
21:33全国にいますが
21:34果たしてその人たちが
21:36責任を持って
21:37何ができるんですかと
21:38権限もなければ
21:40義務もなければ
21:41じゃあバラバラで
21:42もし本当に防災士が役に立つ組織になるためには
21:47そういう風な権限とか責任とか役割をしっかりと明確にしなければ
21:50ただ
21:50動くの週で終わるんじゃないですかというようなことも申し上げました
21:53
21:545月14日の日にですね
21:59今まで5回やりましたアドバイザー会議
22:015回のアドバイザー会議を
22:03集約してですね
22:045月12日に
22:05いろんなアドバイザー
22:07専門
22:08有識者が喋ったものをまとめたのが
22:10これはホームページに載ってます
22:11内閣官房のホームページに載ってますが
22:13この中にですね
22:15こういう風な項目を議論したって載ってるんですが
22:18特に今日のテーマでいうと
22:19この被災者支援
22:20あるいは徹底的な事前防災の推進と
22:23こういうところにですね
22:24避難所の問題とかボランティアの問題とか
22:27そういう問題が議論をされたわけですけども
22:32その中で私感じたのはですね
22:35やはり
22:37本気で人を育てる気があるのかと
22:42いうようなことです
22:44まず気丈の空論で
22:46人を育てるんじゃなくて
22:48しっかりとね
22:49地に足についたね
22:51そういうような
22:52やっぱり人材育成をしていかないと
22:54やっぱりダメじゃないんですか
22:56という風なことを感じたんで
22:58私がまた同じ産経新聞ですけど
23:004月30日にですね
23:02防災リスクと災害人材育成という風な論考をですね
23:05書かせてもらったりもしました
23:08で私この論考の中でですね
23:10紹介したのが
23:13地球物理学者で
23:18災害は忘れた頃にやってくるっていうね
23:21傾向を残した
23:22エララトロアヒコのですね
23:24天才と国防に書いてあるものを紹介しました
23:27これ読んでこれ見るとですね
23:29要は何言ってるかというと
23:30日本というのはね
23:32自然災害が非常に多い国だと
23:34だったらちゃんとした自然防災をしっかりやるべきだと
23:38テラトロアヒコが言っています
23:40加えてやはりですね
23:42日本という国も
23:43ここに書いてますが
23:45もう一つの科学的国防の常備員を設け
23:50日常の研究と訓練によって
23:52異常時に備えるべきだ
23:55私はこれ
23:56科学的国防の常備員というのは別にですね
23:59超衛星とかじゃなくてですね
24:00やはり
24:01これは地域防災のですね
24:03国民一人が地域防災の担い手になるような
24:06仕組みづくりを
24:08やるべきだということを
24:09私はテラトロアヒコが昭和9年に
24:11言ってるのかなというふうに解釈をしています
24:13で私は防災庁アドバイザー会議を通じても感じたのはですね
24:18相変わらず
24:19日本国全体が
24:21いまだに人ごと
24:22人ごと防災から脱却してないんじゃないかと
24:26人ごと防災から
24:28本当の姿から目をつぶってないんじゃないかと
24:31というような
24:32感じを受けました
24:34さらにですね
24:36もう一つ今日のテーマでありますシェルターですね
24:38日本のシェルターの現状です
24:40シェルターの現状
24:42で一応シェルターというのは
24:44大きく分けるとこういうようなシェルターがあるわけですが
24:47特に今日のテーマでいくとこの
24:49括弧1括弧2括弧3ぐらいまでがですね
24:52今日のテーマに入ってくると思うんですが
24:54そういうことを考えた場合
24:56日本のシェルターはですね
24:57いわゆる周回遅れ
24:59世界の国から見た場合は
25:01周回遅れの
25:02シェルターの整備になっていると思います
25:05実際
25:06これよく使われるデータですが
25:10NPO法人の日本各シェルター協会がですね
25:13出しているデータですが
25:14日本というのはほぼないに等しいわけですね
25:16シェルターが
25:16他の国というのは大体
25:18最低50%ぐらいは
25:23シェルターを整備するのは当たり前ですが
25:25日本だけは全くもうこう
25:27もうないに等しい状態で
25:30ずっと来たという風な感じになるわけです
25:33
25:33スイスですね
25:36スイスなどは基本的には
25:40個人の家も民間施設も病院等を含めた全てにですね
25:43シェルターの設置が
25:44義務付けられていますので
25:45それに伴ってですね
25:46日々ですね
25:48避難できるような体制が構築をされているわけですね
25:53私もですね
25:55日本国内に
25:56そういう意味でスイスのシェルターに近いシェルターが
26:00どこかないのかなという風な中で
26:02今年4月ですね
26:03先月ですね
26:04先月4月2日の日に
26:06筑波市にあります
26:07日本各シェルター協会のシェルターの視察に行ってきました
26:11行ってきたんですが
26:13ただですね
26:14このシェルターもすでにやっぱり
26:18日本という国は湿気も多いし
26:20地盤もね
26:21決して良くないという中になって
26:24かなりもう水浸透もしているような感じの状態でですね
26:29まさに本当に同じようなシェルターを作ることが可能かどうか
26:33ということはちょっと疑問にもってですね
26:35帰ってきたところであります
26:36今政府は
26:39一応ね
26:42シェルターの指針というのを出しています
26:45一応新規に作るシェルターに関しては
26:49ここに書いてますように
26:50まあ先島諸島ですね
26:52石垣市や宮古島市や
26:54与那栗町や
26:56竹富町や
26:57たらま村などは
26:58新規のシェルターを作って
27:00その他の地域においては
27:03その他の地域においては
27:04地域などの爆風に耐えられる扉や壁
27:07換気施設を備え
27:082週間程度滞在できる地下施設を
27:11特定臨時避難施設と位置づけて
27:14シェルターを使うって言ってますが
27:16果たしてその他の地域で
27:19持った地下施設ありますか
27:21ところで
27:22ありますかね
27:23現状現実問題として
27:25そしてまた国民保護法においてはですね
27:27ここに政令市
27:27都道府県や
27:28政令都市において指定する
27:30緊急一時避難施設を
27:32短期間滞在できる機能として
27:35シェルターとするって書いてありますが
27:37これは果たしてシェルターと言えるものなのか
27:39というような疑問が出てくるわけですね
27:40政府内閣官房は
27:42今言った緊急一時避難施設ということで
27:45同じような形で爆風からって
27:47爆風ってことは当然
27:48核は考えてないわけですね
27:50爆風ですからミサイルですから
27:52あとCBも考えてますよ基本的にね
27:54というような状態で
27:55とりあえずは
27:56なんちゃってシェルター作りません
27:58な状態になっているわけですね
27:59もっと詳しく言うと
28:03こんな形になってですね
28:08一応ここにですね
28:09一応シェルターのスペックというかね
28:13いうことを文書で書いてありますけど
28:15なかなかね
28:16このスペックだって
28:18それに見合うような形っていうのを
28:19作る場合は結構
28:20条件が厳しくてですね
28:22果たしてできるのかなという中にあって
28:24唯一東京都だけがですね
28:26自分の予算で
28:28シェルターを自前で
28:31作ることは可能かなというような状況で
28:33今日は資料をお見せしませんが
28:35皆さんもご存じかもしれませんが
28:37都営地下鉄の大江戸線の
28:41麻布十番駅の防災倉庫を回収してですね
28:44シェルターを作るというようなことを
28:46やっと東京都が始めたぐらいな状態なわけですね
28:49それに加えて
28:51もう一個考えなきゃいけないのはですね
28:53やっぱり電磁パルス攻撃ですね
28:54電磁パルス攻撃
28:55日本の様々な重要インフラ
28:59あるいは病院や
29:01あるいはその他の重要な日本の政府機関とかに対して
29:05全く日本の場合は
29:06この電磁パルス攻撃に対する備えというのは
29:09全くできていないというような状態です
29:11一方スイスランドは
29:13医療機関も含めてですね
29:15電磁パルス攻撃に対しては
29:18しっかりとですね
29:18整備を進めてますし
29:20病院以外のですね
29:22いろんな重要施設に関しても
29:23スイスランドの場合は
29:25整備をしているわけです
29:27そしてそれに加えてですね
29:30シェルターという避難所を作るのを合わせて
29:32私はやはりですね
29:33避難をするという風な
29:36考えの中にあってですね
29:38例えばさっきの先島諸島
29:41先島諸島から
29:43確かに先島諸島に新しいシェルターを作る
29:46というのは当然かもしれません
29:47それプラスやっぱり先島諸島から
29:49安全に避難をするという風なことも
29:53当然大事になってくるわけですね
29:54
29:55実際先島諸島から九州の各県に
29:59避難をしましょうという避難計画ができました
30:02やっと来年から避難計画に基づいて
30:06訓練をやりますという風な動きには
30:07なっているわけですけども
30:09そう思ってたら突然
30:10今月15日ですか
30:11びっくりしたのは
30:13夜名国の空港
30:15夜名国の空港が
30:17小型ジェットの離着陸ができない
30:19ということが分かった
30:20実際に避難する場合は
30:22当初の計画では
30:23小型ジェットの船舶を使って
30:26避難をするってなっているわけですが
30:28小型ジェットの離着陸ができないことが
30:32分かったというようなことが
30:34なんでだっていう風によくよく見てみると
30:38一つは
30:392023年の段階で
30:48ここがこのジェットの定期便がなくなったんで
30:51そうすると空港としては
30:54定期便がなくなったんで
30:57空港の安全管理のレベルを下げたわけですよ
30:59下げたままの状態でずっと
31:022023年、24年、5年ときて
31:04ところが避難計画では
31:06小型ジェットを使って避難する
31:09ところが条件をスペックを落としたんで
31:13着陸できなければ当然
31:15小型ジェットを飛ばすこともできないので
31:17避難できないというようなことが
31:18分かったって書いてある
31:19それに対して
31:21県もですね
31:22今後夜名国島と協議する
31:24もう遅いよと
31:25内閣官房も
31:27課題については沖縄県から
31:29教育があり認識しているが
31:31どういう対策が考えられるかについては
31:34関係省庁と協議するって
31:36だって来年から
31:38実際の避難訓練やるって言ってるんですよ
31:41もっと言えば
31:422023年の段階で
31:44この問題分かったはずなんですよ
31:45ずっと放置してきたというのは
31:47どういうことなのかな
31:49ということと加えて
31:50実際にですね
31:53まず避難できるのかと
31:54それと
31:56民間航空機や
31:58民間船舶の確保できるのか
32:00ということですね
32:01東安島地震では
32:02防衛省がですね
32:05民間のフェリーをチャーターしました
32:06300人乗りのフェリーをチャーターして
32:097億号につけました
32:10それは自然災害ですね
32:12自然災害です
32:13じゃあもし仮に台湾有事が起こって
32:17中国がですね
32:18台湾進行すると
32:20意図が明らかになっても
32:21今でも進行するぞということを
32:24政府が察知した段階ではですね
32:26じゃあ民間の船舶や
32:28民間の航空機は
32:29飛ばしますか
32:30出しますか
32:30自然災害の出しますけど
32:33そういう台湾有事でも
32:35厚みでもやばいってなったときに
32:37じゃあ民間の
32:38航空機や船舶が
32:41出すかって
32:42私それは厳しいかなと
32:43思うんですね
32:44そういうところも含めて
32:46やはり
32:47ちゃんとですね
32:48機場の空論じゃなくて
32:50ちゃんと実
32:50実際に実態に即したような
32:53形の体制というものをですね
32:55作るべきだと思います
32:56それに加えて
32:57自治体です
32:59例えば
32:59作島諸島の住民を
33:01九州に避難させて
33:03そして各都道付近が
33:05その住民たちをですね
33:06公営住宅の空き部屋や
33:09旅館やホテルに
33:11避難させるって言ってますが
33:13じゃあ
33:14どのくらいの期間に
33:17避難させるんですかと
33:18
33:19期間
33:20あと期間ごとに
33:231週間なのか
33:2410日なのか
33:251ヶ月なのか
33:26半年なのか
33:261年なのか
33:27によってもやっぱり
33:28そのシミュレーションが
33:29あるべきだと思うんですが
33:30単純に
33:31避難させて
33:32まず
33:32避難させて
33:33そういう公営住宅の
33:35空きスペースや
33:35旅館
33:36ホテルに対応させます
33:37と言ってますが
33:38これは時間が経てば
33:39建てるほどですね
33:40状況が変わってくるわけですから
33:42それに対するシミュレーションをしないで
33:43単純に計画だけ作って
33:45それから先が止まってるっていうのは
33:46状態はどうかな
33:47というような気もしています
33:49
33:49シェルターに話し戻しますが
33:51自民党のシェルター議員連盟がですね
33:54当時の岸田総理等にもですね
33:57提言をしたりもしているわけですけど
33:59この中で
34:00ここに書いてあるようなことですね
34:03これ去年の話です
34:04去年
34:04去年6月です
34:05去年6月に
34:06岸田総理に対して
34:08自民党のシェルター議連盟が
34:09申し出をしてます
34:10申し出をしてますが
34:12じゃあ実体
34:13動きがあったかというと
34:15事実上何も動きないんですね
34:16動きは何も止まってます
34:18
34:19じゃあどうすれば動くのかということですね
34:21私も分かりません
34:23正直言って
34:23分かりません
34:24どうするに動くんですかね
34:26というような感じを
34:28すごくですね
34:29私は危機感を持ってますが
34:30全くじゃあどうすれば動くのかといったら
34:32今の状況で
34:33打開するためにはと
34:34というと非常にですね
34:35頭を変えるぐらいの状態が
34:37ついてるのかなというふうに思ってます
34:39
34:39私はこう思ってます
34:42平和と安全が
34:44いつまでも続くという意識を
34:47全ての国民が変えないと
34:49多分このシェルターの進歩はないと思ってます
34:52先には
34:52全ての国民が平和と安全に対する意識を
34:57本気で変える
34:58瞬間が
34:59私はこのウクライナ戦争だと思うんですね
35:01今までウクライナ戦争があるまでは
35:04まあ日本以外の地域で戦争が起こっても
35:07まあ関係ないなというふうな
35:09やっぱり思いが強かったと思うんですが
35:11まさに
35:12ウクライナ戦争というのを戦っている国というのは
35:15まさに日本が海を挟んで
35:16対峙している
35:17国なわけですよね
35:19実際
35:20そのウクライナ戦争と戦っている国というのは
35:23日本の北方領土も占領しているわけですから
35:25というふうに考えた場合ですね
35:27やはり私は
35:28もう少し本気で意識を変える時期に
35:33シェルターも来ているし
35:35もっと言うと避難所だってですね
35:36いつまでじゃあ
35:37今のままでいいのかと
35:39防災庁ができたって
35:41多分私は大きくそんなに変わらないかと思っています
35:44現実問題は
35:45本気で変えないと
35:46ですね
35:47というふうな気持ちを持っています
35:49最後ですね
35:50やはり
35:52明日は我が身ですよと
35:53いうようなことをですね
35:55最後に申し上げまして
35:56私の今日の発表を終わりたいと思います
35:58ありがとうございました
35:58ただいまの浜口先生のご講演に関しまして
36:12何かご質問コメントと
36:15フロアからございますでしょうか
36:16はい
36:21ありがとうございます
36:26先生の活動には
36:30常々
36:31慶福しておりますけれども
36:34先生のプレゼンの中で
36:37医療関係の部分が
36:39ちょっと
36:39追加してもいいかなと思ったことを
36:44一つだけまず追加します
36:45私が
36:47日本医師会で
36:49救急災害担当した時に
36:51Jマットというものを作りまして
36:54これは
36:55公的な
36:57医療機関から出る
36:58医療チームの
36:59Dマットに
37:01今度は民間から
37:02日本医師会が主催して
37:04動かすというものを作りまして
37:07その場合は
37:09ボランティア活動ですが
37:12実費弁債という
37:13方式を取らせてもらいました
37:15つまり
37:16かかった経費ぐらいは
37:19後で出してもらえると
37:21厚労省と交渉しまして
37:23それが実現しまして
37:25その後今度Dマットも
37:27同じようにしたいと
37:28彼らもいろいろな都合がある
37:31という話になりまして
37:32それはDマットの運営の
37:34協議会に私も入ってましたので
37:36そちらでもお話しまして
37:38同じように揃いました
37:40医療関連に関しては
37:42一度そこまで行って
37:44それが15年前
37:46それで2011年の3月11日
37:5014年前の東日本大震災で
37:55活動したわけですが
37:56それに対する反省はいっぱいあります
38:00もう一つコメントをしながら
38:05先生のコメントも欲しいのは
38:08私の親父も軍員をやっていたときに
38:12アイズ連隊から
38:16アリューシャン列島の
38:20北方警備隊に徴用されて
38:22それからシベリアに行ったというのを
38:26問わず語りに聞かされたことがあります
38:28やっぱりそういう中で
38:33親父の同僚は
38:35南方に行ったんです
38:37認知に行く前に
38:40撃沈されて
38:40そのまま
38:42お亡くなりになったというようなことがありまして
38:46先生がさっきおっしゃったような
38:50移動に関する安全
38:52それからアルゴリズム
38:54これほど重要なものは
38:56おそらくないんだろうなと思います
38:58移動しない方がむしろよかったんじゃないか
39:00ということがありうわけですよね
39:02ですから
39:03移動するためのセキュリティとか
39:06最低のところがクリアされてないというのは
39:09もう言語道断なので
39:10しかも先生がご指摘したように
39:14ウクライナ戦争というのは
39:15何かというと
39:17日本が言っている
39:19戦首防衛の姿そのものだと
39:21
39:21映像を見るために思うんですよ
39:24つまり
39:25我々の住んでいるところが
39:27戦地になると
39:28ずっとバイデン政権は
39:32ロシアに対する攻撃はするなと
39:33言っていたので
39:34ロシアはそのまま
39:35何にも問題なく暮らしていると
39:38最近ちょっと変わってきましたけど
39:40つまり
39:41我々が
39:43もしかして何かあるかもしれないというのは
39:46日本が戦場になるということですよね
39:49だから
39:50災害に備えるのと
39:52そういう万が一の紛争に巻き込まれるのと
39:57これはいずれにしても
39:58この国がベースになるわけですから
40:00それを
40:02自衛隊が
40:05全部何でもかんでも取り仕切っちゃったら
40:07災害対応だけで戦うこともできなくなってしまうと
40:12だから民間の重要性がすごくあると思うんですが
40:15その辺先生もうちょっとコメントいただける
40:20前半のボランティアの話で言うと
40:24ボランティアが無償なのか優勝なのかという議論はどこにあるんですね
40:31さっき言ってイタリアは基本優勝
40:33海外のボランティアの形式も優勝が多い中で
40:36日本の場合は何か無償でやるのが当たり前みたいな
40:39状態はずっと続いてきています
40:40一応今ですね
40:42いろんな議論の中で
40:46アドバイザー会議の中での議論の中でも
40:48ボランティアに関しては優勝にするべきだという話は上がっているんですが
40:51一方において
40:52何か悲しいかな
40:53日本の場合はボランティア利権というか
40:56一部のボランティア団体だけが得をするような
41:00利権構造がすでにできつつあるんですね
41:02それでダメでしょうと
41:04等しくやはりボランティアをやるんだったら
41:07ちゃんと平等に行き渡るような形の優勝制度というものを作らなければ
41:12また問題が起こってまたおかしくなるかなと思っています
41:16もう一歩今後半の
41:18石井先生が言われた安全な避難とかという話の中で言うと
41:24例えば先島諸島から九州に避難させるという場合でも
41:28当然民間船舶というのは
41:32場合によっては民間人をその民間船舶に乗せたからといって
41:39その民間船舶と一緒にそこに兵器や弾薬を
41:43もし積んでいたというように後で言われて
41:45攻撃された時に言い訳は立たないわけですね
41:48積んでいなくては立たない
41:50民間船舶と一緒に
41:51そういうことを考える私はですね
41:52大きさは別として
41:54私は日本もちゃんとしたこの赤十字のマークのついた
41:58白い船体の私は病院船をですね
42:01私は配備用意をしておくという風なことは大事かなということで
42:07実は今年度が本当は病院船建造の着手する年になってたんですが
42:13なんかその動きは全くなってないという風な感じで
42:17相変わらずですね
42:18まずは民間の船をまずはチャーターしていって
42:21それは同じでしょうと思うんですが
42:24同じことをまた繰り返すんですかという風な感じがあって
42:27本当であれば私は安全に住民を避難させるための手段としては
42:31病院船もですね
42:33場合によっては沈められますよ
42:34沈められますが
42:36今の国際法上で言えばですね
42:38やはり病院船というのは当然沈めることができませんから
42:41そういうところにやっぱり安全に住民をですね
42:43避難させるためのそういう船舶を国家としてですね
42:47保有することは当然だし
42:49よく言われるのはですね
42:51病院船普段何使うんだって
42:52使い道いっぱいありますよ
42:54それは作りたくない人たちの方便ですよ
42:56いくらでも使い道あります
42:58それ言うんだったら西洋専用機
42:59皆さん2機ありますね
43:01何回年間使ってますか
43:03あれがすごい意義かかってますよ
43:05誰も運気いませんよね
43:07だったら私は船舶に関しても
43:09やっぱり国家が責任を持って運航するような船舶を持って
43:14いらっしゃる災害時やあるいは有事も含めた
43:16対応できるような形というものをですね
43:18私は国家として責任を持って
43:20構築をするのは当然かなというふうに思っています
43:24よろしいでしょうか
43:24はい以上です
43:31他にございませんでしょうか
43:33訓練の資料を国のホームページで全部見させていただいたんですが
43:45もう現実から乖離していることは
43:48はなはだしいという感想ですよね
43:50それで特に例えば先島諸島から11万人かなんか九州に連れてくれというプランになっていて
43:58じゃあ沖縄本島どうするのかと
43:59残されてたしか百何十万人いるわけです
44:03だからね太平洋戦争と同じように沖縄の陸戦みたいな地上戦みたいなことが起きる可能性が十分あるわけだから
44:14それをどうするのかという話が全く触れてないのでものすごい唖然としたんだけど
44:20だからそういう話もその国民の話国民レベルあるいは沖縄県民の方もその認識していただいてどうするかっていう話をその現実に基づいて対応することを考えて今いないわけだから
44:38その辺やっぱり広報というか実態をまずね国民にさらけ出すっていう話をもっと国としては努力すべきなんじゃないかと思ったんですがいかがでしょうか
44:49はい2つあると思ってまして今現状例えば沖縄県ですね
44:54沖縄県のトップのトップの方のスタンスは変にそういう訓練やっちゃったら逆に戦争の原因を作るんだというふうなことを言われてますので
45:08逆だろうとね実際に普段やってないことはできないわけですから
45:12それをやっちゃったら逆に戦争を言わせる可能性があるんだというようなことでやらないなんていうような状態はちょっと問題あると思いますし
45:21あとですね私思うのはやっぱり沖縄にしろ先島諸島にしろですね東京から見たらですね遠い先の話なんですね
45:29ですからやっぱり東京で先島や沖縄の物事を考えてもですねどうしてもなんか一言になってると思うんですよ
45:38考える人たちもっていうのをすごく感じてます
45:41ですから私は実際今沖縄本土の100万人ぐらいいまして観光客も来てますから
45:47その人たちの安全どうするのかということも本当にやっぱりリアルにですね
45:51機場の空論とかペーパー上じゃなく実際どうするかということを実際にシミュレーションしつつですね
45:58平時から動くようなやっぱり体制というものを作らなきゃいけないんでしょうけど
46:06今の空気感だとなかなかそこまで本気でやろうという人がどれだけいるのかなというような状態だと思ってまして
46:15じゃあしっかりやるべきだと思うんです本当はね
46:18で先般も何かの記事に出ましたけどやはりいろんな沖縄の避難のある避難の訓練もですね
46:28参加するのが一部の人たちだけなんですよ
46:31じゃなくて本当に多くの人数で実際に避難するような訓練
46:36そういう訓練に参加した場合はですね
46:38当然仕事を休んだりするケースもあるでしょうし
46:41含めてそういう大規模な訓練を一回やるくらいの実際に実動訓練をですね
46:46やるようなことをしてそこで問題点があったら検証して変えていくような
46:51実際にやらないと機場の空論だけでですね
46:53見直ししてもしょうがないと思うので
46:55実際ぜひそういうふうな訓練を速やかにですね
46:57私はやるべきかなと思います
47:01その他よろしいでしょうか
47:05人材育成の件について1点質問です
47:11私も坊さん持ってるんですけど
47:14取得に際しては座学とあと普通9名講習を取って
47:19これで大丈夫なんかなと思いつつ
47:23今日のお話聞いて何かそれに変わるというか
47:27それに加えてこれを学ぶべきだっていうのがあったら
47:31先生の立場から目線から教えてください
47:33私も一応防災士は持っています
47:36今この4月点で防災所32万何千人ぐらい全国いるんですが
47:42そのうちの
47:43ということは約消防団の半分ですよね
47:47消防団の半分で
47:48実は自衛隊よりも多いんですね
47:49人数的には
47:50自衛隊や警察や消防よりも多いわけです
47:53防災士というのは
47:55普段何やってるかといった場合正直言って
47:58その32万人のうちの31万何千人かは何もやってませんよ
48:04実際には何もやってない
48:06残りの人たちは何やってるかというと
48:08今言った避難所運営のお手伝いとか
48:12あるいはいろんな地域の防災の取り組みをやってますけど
48:17その人たちだって
48:18何の責任があるわけでもないし
48:20義務もないしですね
48:21本当にいざ本当の災害時と緊急時に
48:26その人たちが
48:27本当に動くのかと
48:29いった場合には全く見えないわけだと思うんですね
48:33だから私はもしね
48:34今後ですよ
48:36どうも防災指向は50万人みたいですけど
48:40ただ人数を増やすんじゃなくて
48:42やはり公費を使って防災士になる
48:45あるいは個人のお金でもいいですから
48:47防災士になる場合は
48:48ちゃんと制度設計を見直しをして
48:49やはり
48:50あとはどういうふうなことをしなきゃいけないみたいなものをですね
48:53作って
48:54あとはやはり国とか自治体と協定を結んでですね
48:57例えば
48:57こういうふうなことをやります
48:59平時も
49:00平時からもそういうような訓練に参加するとか
49:02あるいはフォローアップ研修するとか
49:04というようなことをですね
49:05やっぱりこまめにやっていかないと
49:07なかなか本当の災害時や
49:10有事に使える人材にならないと思うんですよね
49:12逆に言うと
49:13防災士もですね
49:14結構ですね
49:15消防団と同じように
49:16結構高齢化なんですよ
49:18高齢化してます
49:20ですから
49:20実際の災害時にですね
49:22本当に動けるかというと
49:25果たしてというようなクエスチョンのケースもあるので
49:28そういうことも含めてですね
49:29本当に動くための組織づくり単位
49:31体制づくりというものを
49:33もし防災士を生かすんだったら
49:34そこまでやっぱり本気で
49:36それこれも本気ですね
49:37本気と思ってやるしかないかと思う
49:39他によろしいでしょうか
49:45それでは天木先生どうもありがとうございました
49:48続きまして講演第2
49:57遠藤敏夫先生
49:59株式会社インプレッシブの代表取締役
50:03そして現在はですね
50:05日本市盤学会事務局長と
50:10そしてNBCR対策推進機構副理事長を
50:15していただいております
50:17ミャンマー地震とタイバンコクの経験ということでですね
50:24たまたま遠藤さんが
50:26この前ミャンマーの大地震がありましたけれども
50:32その時にたまたまタイ出張でですね
50:36タイのバンコクに滞在しておられて
50:39ひどい目に遭ったということですので
50:43その体験談をお話しいただければと思っております
50:48それでは遠藤先生よろしくお願いいたします
50:52皆さん改めましておはようございます
51:00今ご紹介いただきましたように
51:02日本市盤学会の事務局長並びに
51:05NBCR対策推進機構の副理事長を
51:08務めさせていただいております
51:09遠藤と申します
51:10本日はたまたま私がタイに出張していた時に
51:163月28日ですね
51:18例のミャンマー地震で
51:21バンコクでどんな目に遭ったかという体験談をですね
51:26発表させていただきたいと思いますので
51:29よろしくお願いいたします
51:31実はですね
51:37ミャンマーは普段から地震が多いところでございます
51:43この図のようにですね
51:45ここにミャンマーがあって
51:49タイはここでバンコクはこの辺なんですけれど
51:52実はミャンマーのところに
51:54約1000キロにわたって断層が走っております
51:57これが過去100年の間にですね
52:01かなりの大きな地震を起こしているというのが
52:05原因ということで
52:07今回は震源がマンダレの近くだったんですが
52:13震源の深さが約10キロと浅かったために
52:18広範囲で強い地震の揺れを感じました
52:21その10分後には実は
52:23これはあまり発表になっておりませんが
52:25マグネチュード6.4の陽子も出ております
52:29今申し上げたように
52:31実は地震が多いところですというところですが
52:35このサガイン断層というのが
52:37活発な地震活動を誘発しているということでございます
52:42これが100年から150年の間で
52:47かなり大きな地震を誘発しております
52:511930年の5月12月
52:54これもマグネチュード7.4
52:577.5
52:5831年にはですね
53:007.7の大地震
53:02そして最近ですとですね
53:042016年の8月に
53:07実はあってですね
53:09これも6.8という強い地震で
53:12神社物価がかなり倒れたというのも
53:15報道になっていたと思います
53:16今回は7.7ということで非常に大きいんですけれど
53:22実は皆さん日本も地震が多い国というのは
53:25認識をいただいているかと思いますが
53:27日本ではこの100年の間に
53:30実際マグネチュード7ぐらいの地震が
53:34何回あったかご存知でしょうか
53:36もちろん東日本淡路
53:39阪神淡路という大きなものもありましたが
53:41実はこの100年の間にマグネチュード7は
53:45約30回日本にはございました
53:48その被害も大きいんですけれど
53:51これからですね
53:53今回のミャンマーの地震の被害と
53:58阪神淡路の被害状況を
54:02比較したものをちょっと作ってみたんですけれど
54:06ミャンマーでは今回3645人以上ということで
54:12国柄ということもあってですね
54:16なかなかしっかりとしたデータが出てないんですが
54:19私が調べたら
54:21これ4月4日時点の情報になりますけれど
54:25死者数が3645人以上
54:29負傷者5000人以上
54:31行方不明者200人というような形が出ておりますが
54:37おそらくこの数字以上のものが
54:40実際にはあるのではないかなというふうに
54:44容易に推測できます
54:47また阪神淡路では
54:496,434名の尊い命が亡くなり
54:52負傷者も4万3,792
54:55行方不明者3名
54:57被害建物数が1万6,000棟ということで
55:01避難者数が32万人最大で出ております
55:06ミャンマーの場合はですね
55:10避難者数というのは数万人ということで
55:14書いてありますが
55:16実際のところは分かりません
55:17この地震の後の直後もですね
55:21軍の政府はですね
55:26砲撃をかわしたりですね
55:31いろんなことをやっており
55:32なおさら混乱が招いているというところでございます
55:37ここからが私が実際にバンコクで体験したことを
55:43少しずつ発表させていただきたいと思います
55:45じゃあなぜ今回の震源からですね
55:501000キロも離れたところで
55:52地震がバンコクで揺れたのかというところですが
55:58先ほど申し上げたように
55:59震源の深さが非常に浅かったということで
56:03バンコクは震源地から約1000キロ離れておりますが
56:08強い揺れを感じました
56:10バンコクの地盤というのはですね
56:14中石層というところで
56:17約2万年前の氷河期の以降にできた
56:21堆積した下
56:22堆積した柔らかい地層でできており
56:25バンコクは特に海抜0メーターでございまして
56:29非常に地盤が弱いというところが指摘されておりますが
56:34バンコクに行かれた方はもうご存知かと思いますが
56:37今は地下鉄も何本もできて
56:40モノレールもできて
56:4260階以上のビルがもう何十本もできております
56:45そういう中で今回このような地震というのは
56:49本当に大きな問題になってくるかなというふうに思います
56:55今回の地震はいわゆる長期振動というところで
57:00非常に長い間バンコクでも揺れを感じました
57:04私自身も非常に不安になりましたし焦りましたし
57:12何がどこでどういうふうに起きているのかというのは
57:15よくわからないような状態でございましたが
57:18私の感覚からいくと震度3または震度4弱
57:23これが1000キロも離れたところからですね
57:27約私が感じてたのは2分半ですね
57:312分半ずっと揺れてました
57:34ですから後で写真とかもお見せしていきたいと思いますけれど
57:40書類が棚から落ちてきたと崩れてきたとか
57:45あるいはバンコク特有でですね
57:47コンドミエムの屋上にプールを設置しているケースがたくさんあって
57:52そのプールの水が30階40階建ての上から滝のように落ちてきたという
57:57ビデオでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが
58:00そういうような現象が多く見られました
58:04これが実際に私が実は昼食をしていたときに揺れたビデオを
58:29私が撮ったところでございます
58:31私も何件かバンコクで顧問先があってですね
58:38顧問先のスタッフと食事をしてたところですが
58:41このようにいきなりゆっくりとゆっくりと揺れてまいりまして
58:47この後大臣たちは何がどこで起きているのかと
58:53私もすぐネットを見たんですが
58:56ヤフーやグーグルには何の情報もそのときはありませんでした
59:01ただやっぱり大臣の大語で見るところは出ているんですが
59:07残念ながらしゃべれますが私は読み書きができないので
59:12その情報をしっかりとつかむことができずにおりました
59:16この後外に出てみると
59:20もう本当に人だかり
59:23みんな何が起きたのかわからないような状態で
59:27いわゆるパニック状態というようなところで
59:32口々にどこで何が地震がどうしたというのは
59:37大語で聞こえてきたんですが
59:39中には日本人もいまして
59:42大丈夫でしょうかというような話を
59:45お互いにしている人がおりました
59:47実は日本は
59:50バンコクはすでに日系企業が今約6,000社進出しておりまして
59:56在留届を出している日本

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