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教育トランスクリプション
00:00それではですね 午後第一の講演3 山崎達恵先生 千葉科学大学の教授をされております
00:11山崎先生はですね 本当はこの講演 秋冨先生にお願いしたんですけど
00:22今日秋冨先生は別用で来られないということで 秋冨先生のたってのご推薦をいただいた先生でございます
00:30専門はですね 災害看護ということで 秋冨先生曰く
00:37あとご本人とのメールのやり取りでもですね この現場 特に災害看護という現場のエクスパートということでございます
00:49今日は貴重なお話が聞けると思います
00:51じゃあよろしくお願いいたします
00:53皆さんこんにちは 千葉科学大学に現在所属しております山崎と申します
01:10本日千葉学会 スネーシーマン学会開催おめでとうございます
01:15また石原先生はじめ担当の皆様 このような機会をいただきましてありがとうございます
01:21感謝しお礼を申し上げたいと思います
01:23では早速ですけれども 現場で学ぶということで 学んだことをですね
01:30少しずつお伝えしていきたいと思います
01:33まずですね COIの方の開示につきまして 関係ある企業とはありませんので
01:40レッスンをお伝えさせていただきます
01:42はい そして自己紹介ですけれども
01:45東京都立病院にですね 34年勤務しておりまして
01:50その間にJICA 国際緊急援事態として イラン地震に1990年に参加いたしました
01:59その時に看護は世界共通だというふうに思いました
02:04翌年ですね 1月前層に参加いたしまして
02:08クルドジンの男性と出会いましたことによって
02:12都立病院の中で救急 そういったところで現場で働いていたんですが
02:18そうじゃない 本当にこういった看護が生かされるというところで
02:22やっていきたいなというふうに思ったのが
02:25私の看護としてのありかと思わされた クルドジンとの出会いです
02:33細かいことは避けまして
02:35その後ですね 1995年阪神山大震災に行きました
02:40この頃はまだ災害看護ということについては
02:44全ての医療従事者は 理解されていなかったと思います
02:48したがいまして現場で看護 その時は府庁さんですね
02:52看護府庁さんに現場に来たお願いした時に
02:56なんで神戸に看護師さんがいるのに
02:58あなたが東京から行かなきゃいけないのか
03:00ということはかなり言われました
03:02あなたの夜勤は誰がやるのとかね
03:04そんなことを言われながら
03:06スタッフの皆さんが遊びに行くんじゃないから
03:09府庁さん行かせてあげてください
03:11というようなことをスタッフに伝えていただいたことによって
03:16看護師長がはい 行かせましょうということを
03:20理解してくださったんですが
03:21最後の一言が
03:23あなたが東京都にいることが災害なのよ
03:25言われました
03:27それはすぐ現場に行かなきゃいけない
03:31で 夜勤はどうするの
03:33勤務所を作ったのに
03:35というような背景であったと
03:37それくらい災害時における看護師の役割とか
03:41医療従事者の役割というのは
03:43存じ上げてなかったんだと思います
03:45私は救命センター
03:47CCU ICUとかそういったところで
03:49ずっと働いてきましたので
03:51自信を持っていきました
03:52役に立つと
03:54ところが現地に来ました時に
03:56お子さん3人と奥さんを亡くした男性にあって
04:00私は何も伝えることができなかったんですね
04:03ただただそばにいることしかできなかった
04:05帰りを本当に落ち込んで
04:07本当に役に立たない看護師だ
04:10ということを思いまして
04:12災害時の心理というところを学ぼうというふうにして
04:17修士博士というふうな道に進みました
04:20その後ですね
04:212004年に中越地震が発生しました
04:24その頃は私はスタッフを出す立場になったんですね
04:28スタッフを出す立場になった時に
04:30すごくストレスでした
04:32私が行きたいのよねって
04:35現場に行きたいの私なのに
04:37なんで私が出さなきゃいけないの
04:39と思った時に
04:40退職を決意しました
04:42今が一番若い
04:44定年を数年後に待っていた時に
04:47健康であるかどうかわからない
04:48保証はない
04:49今行きたいと思った時が退職する
04:53今が一番若いんだということで
04:55まあ嬉しいことに
04:56院長看護部長にはかなり止められましたが
05:00私は退職を決意しました
05:02決して先見の目があったわけではないんですが
05:05その後国内外で災害が多く発生したことによって
05:09現地にすぐ飛び
05:11支援活動ができるようになりました
05:14そして現場で学んだことを
05:16若い看護師さんたちに伝えていきたいということで
05:19NPO法人災害看護支援機構を立ち上げました
05:23その時の初代理事長として頑張ってやってき
05:28そしてそこで学んだようなことをですね
05:30今若い学生さんたちに
05:33大学の教員として使えております
05:36簡単ではありますが自己紹介をさせていただきまして
05:40本日の内容として災害看護の定義
05:43また災害サイクル時間軸の流れの中
05:46また活動する場所によって看護の在り方が違う
05:50そして最後は災害看護者に求められる能力
05:54ということについてお話をさせていただきたいと思います
05:57多分お腹いっぱいで腹の皮が突っ張れば
06:02目の皮がたろんでくるのは世の連れだと思いますが
06:05そうならないように一生懸命務めさせていただきたいと思います
06:09まず災害看護とはどういうことかということで
06:13これは私自身の1990年または91年に
06:18イランの方に行きました時に学んだことから伝えています
06:22状況は刻々と変化します
06:24その状況が刻々と変化する中で
06:28看護の専門知識を
06:30時間軸の違いそして場の違いによって
06:34能力を最大限に生かして
06:36被災者だけじゃなくて
06:38被災地域のため
06:39怪我をしていない人もいらっしゃいますので
06:42被災地域のために働くこと
06:44災害サイクルを後ほどお伝えさせていただきますが
06:48救急用から静止そして感染を防ぐというところの
06:52保健指導など全てが災害看護に関わるんだという
06:57対処になるんだということを私は伝えていっております
07:00そして災害看護の特殊性なんですが
07:04現場には物はありません
07:06ですね
07:07そして地域が大きく破壊されたりしますので
07:11病院の職員の方々も被災者となる
07:15ここですよね
07:16病院の方々も被災者となるんだ
07:19ですので物的人的限られた状況の中で
07:23看護の原点
07:24看護の原点に戻り
07:28臨機応変にというところなんですが
07:30例えばこれは私がですね
07:33トリアージをするときの
07:35ムラージュというところで作った傷です
07:38そこで前腕を骨折したと仮定します
07:42前腕を骨折したと仮定します
07:45そういったときに物語の中で
07:48どういうふうに工夫して固定するかというところを
07:52学生さんたちまたは病院の看護師さんたちにお伝えします
07:56ところがこういうふうにしてこれがいいのかどうか
07:59看護の原点
08:01基本に戻りとなったときにこれは正しくないです
08:05必ず固定するときには指先までしっかりと
08:09そしてことを固定したければ動いてしまいます
08:13そうすると骨折したところがですね
08:16非常に厳しい状況にある
08:18これは看護の原点ではない
08:21相違工夫するということは
08:23看護の原理原則を踏まえて
08:25どう正しくするかがこれが臨機応変なんだと
08:29間違ったやり方をすれば
08:32それはそのいらっしゃるお嬢さん
08:35お嬢さんに過ぎないよ
08:37みんなプロなんだよ
08:38というようなことで
08:39災害看護の特殊性についてお伝えしていっています
08:42またこちらはですね
08:45火災現場から避難してきて
08:47熱症ですね
08:49水泡ができていますので2度ぐらいではあるんですが
08:53火災現場から避難してきたということになりますと
08:57これこの傷だけですと
08:59取り味で言うと軽いと思います
09:02ところが火災現場からというところで
09:04しっかりとプロセスを理解した上で
09:07取り味の色が変わってくるよね
09:09こういったことの原理原則を踏まえて
09:12柔軟に対応するのが臨機応変なんだよ
09:15というようなことで
09:16本当に基本的なことを
09:18災害看護の特殊性として伝えております
09:21災害という定義の中に
09:26人がいないと災害は発生しないと言われています
09:30人が関与しているから災害という言葉が使われると言われています
09:34ですので災害発生したところには
09:37必ず人間がそこにいるんだということですね
09:40特に私たち看護職の場合は
09:43人を対象としています
09:45ですので
09:46人の生活援助することを
09:49看護の最大なる目的となっています
09:51全人的な医療の本領が発揮される場と言えます
09:55ですので支援されるのも人
09:57支援するのも人
09:59人が人で関わっていく
10:01これこそが災害看護団災害時の看護団ですね
10:05ということでお伝えしていっています
10:07災害サイクルというところで少し話を進めていきたいと思いますが
10:13このような話し方で早いでしょうか
10:16大丈夫ですか
10:17はいありがとうございます
10:18次のページに皆様のお手元の資料にあると思いますが
10:24これと一緒にですね
10:25読んでいただければと思いますが
10:28まず旧世紀ですね
10:30当然災害が発生した時の旧世紀
10:33超旧世紀というところに入ってきますが
10:36当然ですね
10:38ファーストエイド
10:39救命というところに入ってきます
10:42現場での対応ですよね
10:45対応といっても
10:49全て救命というわけにはいきません
10:53やはり災害というのは
10:56多数の死傷者が発生するというのも
10:59災害定義の中に入っていますので
11:01亡くなる人もいるというのも
11:04災害時の医療になると思います
11:06そして超旧世紀からですね
11:10徐々に48時間72時間という
11:13救出救助期というところが出てくると思います
11:16Dマットが現場にすぐ休校できる
11:21教育訓練をされた皆さんとともに
11:25救命救急看護が目になると思います
11:28ところがここに出てきますのが
11:31心のケアと含めて
11:33痛い遺族への方々との関わり
11:36今私これからお伝えしていきたいと思うところは
11:41災害死亡者家族支援チームということについて
11:45少しお伝えしていきたいと思いますが
11:47こういうことが実際に
11:49すぐ直後に起きるということですね
11:51そして72時間救出救助期
11:55よく災害等が発生しますと
11:5772時間まであと何時間しかないとか
12:00よく言われておりますが
12:02この救出救助期というのは
12:04どちらかというと救急の助ける
12:07命を助けるというところが中心になると思います
12:10そして亜急世紀ですね
12:13急世紀を出しますと
12:15避難所におられる方々が
12:17亜急世紀の時期ですね
12:201週間過ぎ1ヶ月過ぎできますと
12:23慢性疾患の急性増悪
12:24または心のケアで災害関連し
12:30または自殺というところの問題が出てくると思います
12:34そして徐々にですね
12:36過ぎていきますと
12:37リハビリということで
12:39復旧復興期となりまして
12:41仮設住宅におられる方々が
12:44孤立死という問題も出てきたりします
12:48地域の中でどのように関わっていくと
12:521人でも死亡者を少なくできるのか
12:55というところで地域が広がっていくと思います
12:58そしてその次に出てくるのが
13:00復興期ですね
13:02復旧は元に戻る
13:04復興はさらに前よりも
13:06良い状態に持っていく
13:07という復興期にはなるんですが
13:10避難生活が長く続いたり
13:13または仮設生活が長く続いたりして
13:16非常にコミュニティが
13:18またあふれる老人を作らない
13:20と言われていますが
13:21それでも
13:22高齢者の方々が亡くなっていく
13:26そういった中で
13:27地域社会の立て直しの支援
13:29ということが出てくると思います
13:31そして災害サイクルですので
13:34次の災害が来るだろう
13:36というところで
13:37防災ですよね
13:39防災減災に努めるということで
13:42防災教育
13:43災害も含めてですね
13:45こういった教育を
13:47また地域
13:48また
13:49いろいろな連携をし
13:51多職種の皆さんと
13:53訓練を行っていったり
13:55そういった次の災害に備えるのが
13:58静音期というふうに思います
14:00災害サイクルですので
14:02同じような流れではないと思いますが
14:05このように
14:06時間軸で流れ
14:08また場所によって
14:10避難する場によって
14:11看護の在り方は
14:13違ってくると思います
14:14その辺りを少しまた
14:15ご説明させていただきたいと思います
14:18はい
14:21これはパスしますね
14:23はい
14:23そしてまず救世機ですね
14:25救急医療というところで
14:28普段の救急ですと
14:30このように
14:31対象となる方々よりも
14:34医療資源
14:35人物時間ですね
14:36そういったところが
14:38しっかりと備わっている
14:40ですので
14:40何とか助けよう
14:42何とか助けようとするのが
14:44本来の救急だと思います
14:46ところが災害になりますと
14:48逆転しますね
14:50需要と供給のバランスが逆転し
14:52多数の死傷者が発生する
14:55そして
14:56その地域の病院そのものも
14:58被災を受けている
15:00ということですよね
15:01となりますと
15:02この対象とする方が多くなり
15:05関わる病院
15:07施設
15:08そういったところが
15:09非常に手薄になってくる
15:10さらにここで
15:12現場に出向かなきゃいけない
15:13現場に出向かなきゃいけない
15:15というのが災害と救急の
15:17大きな違いになってくると思います
15:18こういった限られた中で
15:21現場に出るということもありますから
15:23外からの応援が必要
15:25災害量の定義には
15:27外からの応援が必要というのも
15:29災害定義の中に入っています
15:31ですので
15:32こういった非常に厳しいバランスの状況になるのが
15:36災害時なんだということですね
15:38ですので
15:40全ての人を助けられるかどうか
15:43全ての人を助けることが可能かどうか
15:46無理ではないのかということで
15:49非常に厳しい言い方になってくると思うんですが
15:53助けられる命から助けていこう
15:55というのが
15:57災害時の医療になると思います
15:59救急も災害も
16:01共に命を助けるということは
16:04同じですけれども
16:06ただその助け方のあり方が
16:08違ってくるんだなということですね
16:10これから少しお伝えしたいのが
16:15先ほども申しましたが
16:17災害死亡者家族支援チームという
16:21リモートというチームがあります
16:24こちらは取り味をした後に助かる人ですね
16:30特に取り味で赤の人は
16:33とにかく早く今行けば助かるよという人たちが
16:35選別されていきます
16:37少し様子を見ても
16:38後ほど病院に行って助かるだろう
16:41この方々は大丈夫だろう
16:44外来か自宅に戻っても大丈夫だろう
16:47という方々がこの
16:48Dマット隊を含めた
16:51こちらのチームになってきます
16:53Dマットについては
16:55先々先生が後ほどお話しくださると思いますので
16:58こちらでは避けまして
17:00私の方では
17:01ここを説明させていただきたいと思います
17:04黒ですね
17:06現場で取り味をされて
17:08搬送しても
17:10災害という多数の死傷者が発生する
17:13このような状況の中で
17:15多分厳しいよという方が
17:17黒という取り味タッグをつけられるわけですが
17:21どうでしょうか皆さん
17:23はい
17:25とてもつらいことですよね
17:28これが私たちはどんな対応をしたらよいのか
17:32というところなんですが
17:34この度の昨年ですね
17:36発生しました令和6年
17:38野田半島地震
17:39では私はすぐ現場に
17:41鈴の方に行きました
17:42災害サイクル
17:46長久世紀の時の災害死亡者家族支援チームです
17:50一瞬にして家族を失った遺族への対応
17:53生き残った家族
17:55遺族の方ですよね
17:57突然遺族になるわけです
17:58そしてご遺体と
18:00一番の犠牲者は
18:02この皆さんではないかなと思います
18:05その方々が取り残されてはいないか
18:08私がリモートに関わりたいというふうに
18:13知り合いの救急医に話しました
18:15何を考えてるんだよ
18:17医療というのは
18:19助けることが命
18:21使命なんだよ
18:22助けられなかったことに
18:24なんで君は
18:25そこにやろうとするんだ
18:27と言われました
18:29でもどうですかね
18:31亡くなった
18:32それも家が崩れたということは
18:35下敷きになったということは
18:36家も失われている
18:37大切な家族も失われている
18:39そういった方々を
18:41看護が
18:42必要なんじゃないか
18:45というふうに思いまして
18:47災害死亡者家族支援チームについて
18:51今非常に勉強しております
18:54私たちのマインドとしては
18:57遺族と遺体の方々に
19:00対面するときに寄り添う
19:02許そうことしかできません
19:04本当に
19:05でも本当にそれが
19:07家族への心の寄り添うことになるんじゃないだろうか
19:11と思います
19:11そしてその遺体
19:13ご遺体のところには
19:14警察の方または行政の方々が
19:18関わっていきます
19:19そういった非常に行政の方々は
19:21今までこういった訓練も受けてません
19:24突然に行政の方が
19:26そういうご遺族
19:27ご遺体に関わるときに
19:28すごく辛い思いをしています
19:29そういった方々にも
19:31私たちに関わっていこう
19:32ということで
19:33今ですね
19:35盛んに私たちは
19:37ネットワークを広げながら
19:39勉強を行っています
19:40その時にですね
19:42鈴と行きましたのは
19:44和島なんですけれども
19:46はいその死に直面した場面で
19:49私たちは立ち会っています
19:51大切な人を突然失う
19:53はい死に立ち会うことは
19:55誰にとっても辛く耐えがたいものです
19:57そして私たちは突然行き
20:00その突然出会う方々が
20:02非常に悲しい思いをしている
20:04そういった中で
20:06家族との人間的なつながりはありません
20:10そういう中で私たちは
20:12感情労働者なんです
20:14笑顔でとか
20:16患者さんを励ますとか
20:18そういった表情が表に出ません
20:21そういう感情労働者なんですが
20:24少しでも
20:25遺族に寄り添うことができたならば
20:28という思いで
20:29本当に冷たい中で
20:32遺体がですね
20:33ご遺体が床の上におりました
20:35せめて
20:36せめて祭壇を作ってほしい
20:38ということで
20:39警察の方にお願いして
20:42祭壇を作っていただきました
20:44はい
20:45ここのおばでですね
20:46これまでの亡くなられた皆様にですね
20:48心からご冥福を祈りしながら
20:52ご遺族の皆様には
20:54強く生きていってほしい
20:55それでも強く生きていってほしい
20:57というふうに心から願っておりました
21:00このようにすぐ現場に行き
21:03そして
21:03幸いにしてと言っていいんでしょうか
21:07分かりませんが
21:08助かった方々が
21:09このような状況で
21:11雑魚寝状態の避難所生活をされます
21:13これが日本の避難所です
21:16阪神淡路大震災から
21:18のとも全く変わりないです
21:19こういった中で
21:21避難しなきゃいけない
21:23そしてこういったところにボランティアが行きますと
21:26感謝されます
21:27そうじゃないよね
21:29皆さん
21:29皆さんが辛い思いしたんですよね
21:31その時に看護者は
21:34こういった中で
21:35何が私たちにできるんだろうか
21:39このままこの状況でいると
21:42どんな病気になっていくよ
21:43という先取りの看護してほしい
21:46というふうに伝えています
21:47つまり
21:50触摘死より
21:52関連死の方が多いわけです
21:54この状態で言いますと
21:56埃が
21:57そして雑魚寝状態ですから
21:59呼吸するところは
22:01すぐ床の上にあります
22:03そうすると
22:04どんな問題に
22:05つながっていくのか
22:06じゃあ私たち看護者は
22:08どうしたらいいのか
22:09つまり
22:10疾患をしっかり見て
22:13先取りの看護してほしい
22:15ですので
22:17この埃があるところを歩く
22:21呼吸器
22:22口を何センチ上げたら
22:26埃を吸わなくて済むだろうか
22:28寝たきりになっている人を
22:30どのようにしたらば
22:31生活不活発病が避けられるだろうか
22:35ゼロとは言いません
22:36ゼロとは言いませんが
22:38関連死は看護の力で
22:40すぐると思っています
22:41それはとっても基本的なことですけど
22:44必須難しいことではない
22:46本当に看護の原点です
22:48それを行えるかどうかによって
22:51関連死を防げる
22:52もちろんゼロとは言いません
22:54どうでしょうかね
22:57現場の状況って
22:59どうですか
23:00皆さんが
23:01小学校6年生の時
23:02今から
23:0330年40年ぐらい前でしょうか
23:05日本国憲法を
23:08習われたと思います
23:09世界人権宣言では
23:13十分な生活水準を
23:15保持する権利を有すって書いてあります
23:18ただ日本国憲法25条では
23:21健康で文化的な最低限の生活を
23:24って書いてあります
23:26最低限の生活なんです
23:28でも
23:29被災地の現場は
23:31その最低限の生活すら
23:33逸脱されます
23:35これが自然災害の被災地です
23:37例えば
23:38どうですか
23:39皆様
23:40この水
23:41取っておきますか
23:42捨てますよね
23:44汚いって捨てますよね
23:46でも
23:46取っておくんです
23:48上から下に
23:50順々に
23:51使って降りてきています
23:52トイレ
23:54これ3日目です
23:56じゃあ
23:581日目2日目
23:59どうされたんでしょうか
24:01女性が
24:03女性がですよ
24:05スコップ持って
24:06畑に飛んでいった
24:07こんな
24:08状況もあるんです
24:11で
24:12年齢の高い
24:14お膝の悪い人たち
24:15こういったトイレ
24:16大丈夫でしょうか
24:18小さなお子さん
24:19和式トイレを使えない世代です
24:21どうですか
24:23そして
24:24怪我をする人も出るでしょう
24:26病院が
24:27これ東日本大震災ですけど
24:29病院が津波でやられてしまった
24:31そして
24:323月の11日
24:34本当に小雪が舞い降って
24:35寒かったです
24:36そういった状況で
24:38暖炉を求めていない
24:39あの
24:411月4日
24:43昨年ですね
24:44和島の方に行きました時も
24:46非常に寒い中
24:47冷蔵庫の中で
24:48ライフラインが途絶えた中で
24:50遺体
24:50ご遺体
24:52暗示症で活動しましたが
24:53本当に
24:54自然災害の状況の中では
24:56最低限の生活すら保障されない
24:58これが日本の現状です
25:01ですので
25:02災害看護とは
25:04私は
25:05ナイチンゲールの看護の原点になるよ
25:07って言ってます
25:08決して難しいことではない
25:10ただ今の
25:11何でもかんでも
25:12とろっている状況になりますと
25:15こういったことそのものが
25:17難しい状況になってくると思います
25:19自動的に空気もきれいな
25:22循環されてます
25:23水もきれいです
25:25日本は水と安全は
25:27ただの国と言われてきた
25:28この国なのに
25:30先ほどのような
25:31非常に厳しい
25:32そして
25:34トイレも
25:35世界から見ると
25:36日本のトイレは
25:36すごく誇れます
25:37ところが
25:39現実的に
25:40先ほどのような
25:40トイレになる
25:42清潔も十分じゃない
25:43水も出ない
25:44といった
25:46非常に厳しい環境の中で
25:48関わっていく
25:49その原点になるのが
25:51私は
25:52災害看護の原点は
25:54ナイティンゲルの看護だというふうに思っています
25:56ただこれことそのものを
25:58若い学生さんたちに伝えるのも
26:02結構難しい
26:03考えてもなかなか
26:05すぐにはいきません
26:06砂上の老角
26:08という感じがいたします
26:09そして
26:12こちらはですね
26:13東日本大震災の時なんですが
26:162ヶ月を経ちました
26:185月の連休の時ですね
26:215月ですね
26:22並んでいる方々が
26:25お昼ご飯に
26:27メロンパンをいただきます
26:28並んでいる方々
26:31どちらかというと
26:32高齢の方です
26:34そして
26:35メロンパン
26:36はいどうぞ
26:36はいどうぞと渡されますので
26:38そんなに時間はかかりません
26:40ただ
26:41年齢的に
26:43高齢になりますと
26:44メロンパンが正しいのかどうか
26:46渡されることが
26:48非常に歯にくっついたりします
26:49そして
26:50唾液も少なくなります
26:52そういった状況の中で
26:54メロンパンというのは
26:55カロリーはあります
26:56でも
26:57栄養のバランスとしてどうですか
26:59ということですよね
27:00で
27:01この時に
27:03一人の看護師さんが
27:05言ってしまいました
27:07ですね
27:08食べやすさ
27:09栄養のバランス
27:10高齢者の方々の
27:13身体的特徴
27:14から言うと
27:15懸念がありますよね
27:17問題ですよね
27:19と言いました時に
27:21その被災者の方から
27:23メロンパンだけでも
27:24もらえるだけで
27:25嬉しいんだよ
27:25と怒鳴られます
27:27そして周りにいた人が
27:29拍手したそうです
27:31ですね
27:31はい
27:33災害で心が折れている時に
27:36正論は通用しない
27:37ということなんです
27:38そこをどういう風に
27:40伝えていくかというのも
27:42看護だ
27:43大事なことだと思う
27:44正しいんです
27:45正しいんですけれども
27:46それを
27:47伝えてしまいますと
27:49相手をむしろ
27:50傷つけてしまう
27:52定論ではなくても
27:53状況に応じた
27:54対応を探して
27:55そして
27:57関わっていくということは
27:58大事だと思います
27:59もう一つの例を
28:00いたします
28:01こちらはですね
28:02やはり東日本大震災ですが
28:04この事例とですね
28:06避難所は関係ないんですけれども
28:08津波の中
28:10津波の中
28:11皆さん必死で避難してきました
28:12そういった中で
28:13避難してきていますので
28:15土足が
28:15食べるものも一緒
28:17感染管理
28:19専門の勉強された
28:20感染管理の看護師さんは
28:22これはおかしい
28:23土足と食べ物が一緒
28:26これ感染の源ですよ
28:27というふうに伝えました
28:29そうしましたところ
28:31感染管理の専門の方ですので
28:34私たちが活動したところでは
28:36どなたも感染した人はいませんでした
28:39つまり
28:40下駄箱に全部揃えてください
28:43と伝えたんです
28:45私座長をしていましたので
28:47感染者が誰もなかったということは
28:50素晴らしい活動でしたね
28:51ということを伝えました
28:52ところがですね
28:54そこに
28:54被災者であり看護師さんである方々が
28:57どうして靴を
28:59ここに
29:00枕元に揃えなきゃいけないのか
29:02分かりますか
29:03皆さんは
29:05看護の視点だけで
29:06物を言ってますよね
29:08そうじゃない
29:09被災者の人たちがいるんですよ
29:12被災者を置き去りにしないでください
29:15被災者をまず第一に考えて
29:18そして看護の正しいやり方は
29:20どうなのかを
29:21伝えていただきたい
29:22これが看護じゃないですか
29:24と言われて私も
29:26反省しました
29:28やはり
29:29何よりも
29:30まず第一に
29:31最初考えなきゃ
29:32そして心が折れそうな時に
29:35正論を言ってもダメ
29:36でも正しいことを
29:38どのように伝えていくかというのが
29:40また看護ではないのかというふうに思います
29:42こちら
29:43これは石川県の事例なんですが
29:49福祉避難所です
29:51どうですか皆さん
29:53看護師さん
29:55トイレって真ん中のことが叫ん
29:59でも行けないんです
30:00ベッドいっぱい並んでいって
30:02そうすると
30:03朝まで我慢してね
30:05朝になったら帰るから
30:07被災者の方々は地域の方々ですので
30:12ほとんど外からのボランティアで
30:14関わってました
30:15ここに尊厳はあるんでしょうか
30:18どうですか皆さん
30:21元気で頭がクリアな時に
30:23おむつに排泄しなきゃいけないって
30:25どんなにつらいことなのか
30:27トイレに行けば排泄すぐできるのに
30:29おむつになかなかできないんです
30:32これ私も経験しました
30:34でも
30:35実際こういう状況なんです
30:38暮らし
30:40その人らしさ
30:41尊厳はあるんでしょう
30:43これが被災者の現場です
30:45ここも今後考えていかなきゃいけない
30:48一つだと思っています
30:49そして
30:51書き出しというのもします
30:53地域の方々と一緒に
30:56思いやりの食事ということで
30:58支援の方々
30:59看護職とは申しませんが
31:02ボランティアの方々
31:03いろいろな方々が支援に入ります
31:05その時に
31:07地域の方々とすっかりと
31:11すくらむことが求められていますが
31:14時には
31:14自己満足になってしまうことがあります
31:17支援をする
31:19焚き出しを一緒にしましょう
31:21でも
31:22準備で片付けたというのは
31:24被災者の人たちがされるんですよ
31:26ここでいけないのは
31:28私たちが
31:29自己満足になってはいけない
31:30あくまでも
31:32被災者の人たちにとって
31:34何が一番いいのか
31:35そこを考える
31:37自立していくのは
31:39被災地の人たち
31:40そこはあくまでも
31:41サポートする
31:42私たち支援者が
31:45自己満足になってはいけない
31:46というのがやはり
31:48教訓
31:48今回の
31:50私これから
31:51すずにまた入るんですが
31:52すずの被災者の人から言われます
31:55焚き出しをやってくれるのは
31:56嬉しいんだけど
31:57疲れてるんだよね
32:00帰って何もしないで
32:02来てくれていた方が嬉しい
32:04やっぱり
32:06履き違えてはいけない
32:07というふうに思います
32:08何が一番必要な支援なのか
32:11過剰な一方的な支援というのは
32:13避けるべきかなと思います
32:15これは皆様
32:16後でまたお時間あった時に
32:18お読みになってください
32:19こちらですね
32:22これは熊本地震の時です
32:24日本でありながら
32:26生活をするために
32:28並ばなければ
32:29水ももらえない
32:30食べるものももらえない
32:31おにぎり1個
32:32初日ですね
32:34これは令和6年の
32:36野とも同じようでした
32:37その時に被災者の方に
32:39どうですか
32:40被災者の人
32:43なかなかすぐ
32:44言葉を紡ぎ出せません
32:45そうすると
32:47あ
32:47おにぎり1個しか
32:48食べられなかったんですね
32:49と
32:50言葉を迎えに行ってはいけない
32:52ということなんですね
32:54はい
32:55被災者の人たちに
33:00何かを語ってほしい
33:02と言った時に
33:03非常にですね
33:04ここですね
33:06はい
33:07心がささくで立っています
33:09その時に
33:11なかなか言葉を発することができません
33:13そういった時に
33:15私たち看護職は
33:16臨床の場で
33:17検査の説明をしなきゃいけない
33:20何月何日に検査しますよ
33:22胃の糖症をしますよ
33:24胃カメラをしますよ
33:25手歯磨き
33:28磨いた後ですね
33:29お口をゆすぐだけにしてくださいね
33:31その後飲み込まないでくださいね
33:33結構足早に説明していきます
33:36そしてある意味で納得して
33:38よろしいですか
33:39じゃあ
33:40ということになる
33:41ところがそのまま被災者に行って
33:44言葉を迎えに行ってはいけない
33:46あ
33:46おにぎり1個だったんですね
33:48とか
33:49つらがったんですよね
33:51などなど
33:52言葉を迎えに行ってはいけない
33:54つまり
33:55被災者の人が
33:57話してくれるまで待つ
33:59時間かかります
34:01でも
34:01一つ一つ
34:03言葉を紡ぎ出して
34:05話してくれるのを待つ
34:06それが
34:08私たちの
34:09外から行く
34:10看護者の支援だと思っています
34:12はい
34:14はい
34:17語り直すということは
34:19自分の苦しみへの関係を変えようとすること
34:21心から当事者を語りきらなければならない
34:25それはとても苦しい過程なので
34:27危機役が必要となる
34:29ところが
34:30そんなお言った直面したときにですね
34:32なかなか話せないときに看護師が
34:35支援者ですよね
34:37言葉をすらすらと傾けては
34:40本当に心のケアにはならない
34:42自ら語り出す
34:44それを奪い取ってしまいますので
34:46しっかりと語り直ぐまで待ちましょう
34:49ということを言っています
34:51こちらは私はよく伝えているのは
34:55被災者の方々は長距離ランナーです
34:58今までのようにすぐに語りません
35:01ところが外から行くものは
35:03早く結果を出したくなるんですね
35:04ですので
35:06こういうことですかとか
35:07それから自分が思ったような
35:10結果が出せない
35:11となると報告書を書けない
35:13なので
35:14こうしてください
35:15ああしてください
35:15いろいろとお願いをしたりします
35:19でも被災者の人たちは
35:20その波に乗れない
35:21ですから支援者も長距離ランナーと
35:25被災者と足並みを揃えて
35:28被災者にとって何が一番必要なのかを
35:31常に考えてほしい
35:32というようなことで伝えています
35:34はい
35:36これ在宅している人たちのところですね
35:40訪問しているところです
35:42血圧を測りに来る方は
35:44ただ血圧が高い低いだけじゃなくて
35:47その背景には何があるんだろうか
35:49というようなことですよね
35:51そういったことをやはり
35:52関わっていくというのが
35:54看護者の大事なことだと思います
35:56こちらはですね
35:582007年の野田半島の時です
36:02こちらあるですね
36:03高齢の方
36:04お一人暮らしの女性なんですが
36:06地域の方々がどうも
36:08認知症に近いんじゃないだろうか
36:09早く手術に入れていただきたい
36:11というのが保健師さんに伝わったことです
36:13保健師さんからですね
36:15とっても私たち出向くことができないので
36:19山崎さんに行ってほしい
36:20というふうに言われまして
36:21彼女のお家に伺いました
36:24認知症みたいだから
36:27施設に入れてほしい
36:28でもどうですか皆さん
36:30すごい
36:31綺麗に
36:33そして
36:33はい
36:35お花も綺麗に
36:37ほこりも何もありません
36:40お掃除ができています
36:42台所の申し訳なんですけど
36:44ゴミ箱をちょっと見ました
36:46コンビニの発泡スチロール
36:48全くありません
36:49お皿が洗われています
36:51ご自身でお食事作ってるんですか
36:55いや大したことないけどね
36:57庭にあったほうれん草をね
36:58お花はどうしてるんですか
37:00いや庭にあった花切ってきてるよ
37:02お水におりません
37:04腐ってません
37:04こういったことを
37:06どうして施設に入らなきゃいけないんですか
37:08こういったことを
37:09回りながら
37:11地域の行政の方々と話して
37:13見守っていきましょう
37:14これも災害時の看護師の
37:17大事な役割だと思っています
37:19災害サイクルの中でですね
37:24静音機になりますと
37:26訓練ということですね
37:27それらが非常に重要なことだと思っています
37:30次の災害の被害を少なくするためには
37:33このような場で学ぶとか
37:35病院そのものをあげて
37:37他職室と連携した訓練
37:39そして何よりも
37:41暮らし健康生活での支援というのが
37:44看護職にとって
37:46重要なことかなというふうに思います
37:48お時間が押してきていますので
37:52このあたりは皆さん
37:53どうぞ
37:54資料を読みいただければいいと思います
37:58今までお話したことだと思いますので
38:06お時間がありましたときに
38:08資料を読みになっていただいてください
38:10大変申し訳ないんですけれども
38:18野田半島地震とですね
38:21豪雨災害のですね
38:22報告会を来週の31日に
38:26都内で行います
38:27非常にですね
38:29今ドローンとかロボットで
38:31災害現場での活動といったところで
38:34ご講演をしていただきます
38:36また被災者でありながら
38:38DMATの総括として
38:39現場で活動された
38:41DMATの総括の先生にも
38:44ご講演していただいたりする予定でおります
38:46もしよろしかったらば
38:48ぜひ参加していただければ
38:51オンラインでも参加できますので
38:53参加していただけたらと思います
38:55はい
38:57本当に早口でお話ししましたが
39:00ご静聴ありがとうございました
39:02山崎先生どうもありがとうございました
39:11何かこのご講演に関しまして
39:15質問コメント等ございますでしょうか
39:18お願いします
39:21千葉科学大学の危機管理学部の野村といいます
39:29この遺族に寄り添うというのは
39:34非常に重要なことだと私も思いますけれども
39:37そういった遺族に対するケアというのは
39:41やはり宗教者
39:42そういった人たちにお願いをしなければ
39:46なかなか難しいんじゃないかというのは
39:48私も京都で危機管理官をやっておりましたので
39:53非常に看護力というか
39:57そういう資源が災害の時には限られてしまうと
40:02そうなると看護師さんだけの力で
40:07何かをやるというのはほとんど不可能で
40:09もしそういう宗教者の人に
40:13そういったことをやってもらえれば
40:15非常に助かるし
40:17そういった連携というのはすごく重要になるんじゃないかと思うんですが
40:20この点はいかがでしょうか
40:21大事の検案検出が終わった後に
40:26私たちが関わらせていただくんですが
40:30本当にまずは
40:33ご遺体とお会いしたときに
40:36お顔をきれいにしたりとか
40:37そういった簡単に本当にできることしかできませんが
40:42まずご家族の方
40:43ご遺族の方を見たときに
40:45お顔はきれいだと
40:46顔がきれい
40:48苦しまなかったのねという言葉が多いんですね
40:52ですので一番先に目につくやっぱりお顔をきれいにする
40:57女性の場合は薄化粧をさせていただいて
41:01私たち看護職はエンバーマンの資格は持っていませんので
41:06自分の持っている化粧道具ですか
41:09そういったところを含めながら
41:11女性にはできるだけ傷を少なくするとか
41:14あとはですね
41:16どうしても脳袋を広げますと
41:19胸が顔の次に胸が出てくるんですが
41:22女性の場合はできるだけ胸を隠してお会いするとか
41:26中には泣き叫ぶ方もいますので
41:30そういった方には背中という後ろから手を添えるとか
41:35そういったどのようなご遺族の方が対応されるのか
41:41例えばノートの時も成人式が間近でしたなんですね
41:46晴れ着を着せることができなかったということで
41:50お父さんがすごい泣いて
41:52その時に本当に辛いですよね
41:56本当に言葉は少ないです
41:58そして気をつけていることは
42:00言葉を少なくしてゆっくり話すようにしている
42:03それから立ってすごい頑張っている方
42:07女性がおられたんですが
42:08そういう方にはあまり言葉をかけませんでした私は
42:13あえて言葉をかけることによって
42:15倒れるんじゃないだろうか
42:16その頑張って立っている
42:18その姿を認めようというふうにして
42:21だからその感情をできるだけ出さないようにして
42:26どう関わったらいいかというのは
42:28常に課題だと思っています
42:30でやはり私たちはそこの場でしか出会いませんので
42:34私たちが行ったことが良かったのか悪かったのか
42:38評価ができないんですね
42:39それがすごく辛いことだと思う
42:42宗教的なことについては私たちはあえて
42:46関わらないようにしています
42:48こんなお答えでよろしいでしょうか
42:51はい
42:53そのほかございませんでしょうか
42:59素敵なお話いただいてありがとうございました
43:06あのすごいあの私も野党半島の方はですね
43:10ちょっと頼まれて行った
43:12おむつ履いて行ったりとかして
43:14本当に先ほどおっしゃってた
43:15おむつの中でできないって
43:16すごいわかるんですけれども
43:19あの行った時にすごくあの
43:20あったのがですね
43:22看護される方っていうのはどうしても
43:25女性になってしまいますよね
43:27男性が女性のおむつを取り替えたりとか
43:29っていうのもできなかったりするので
43:31女性が多い中で
43:32その行った先の方たちが
43:34下着も洗えなかったりっていうところの
43:37すごい課題をあったんですね
43:39あとその看護に携わってたことによって
43:42自分の家族をおざなりにしてしまって
43:45あのまあ高校生のお子さんが
43:48半年後になってから眠れなくなったり
43:51ってこうフラッシュバックが起きてしまったり
43:53っていうところの症状が出てきたというところで
43:57あのかなり自分がそちらに携わったせいで
44:00自分の子供をおざなりにしてしまったという
44:03こう傷を負ってしまっている方も
44:05やっぱりいらっしゃったりとか
44:06っていうのがあったんですけれども
44:07あのこのあたりの
44:09ジレンマというのがある中で
44:11どういうふうに今後
44:13協力してもらいたいなとか
44:16っていう訴えかけていきたいなっていう
44:18運動みたいな何かありますか
44:20はいありがとうございます
44:20これはあの野田半島だけの問題ではなくて
44:24東日本大震災からも
44:25そうだと思うんですけど
44:26あの一つの看護師さんが
44:29一人の看護師さんが
44:30携帯電話をオフにしたんですね
44:32で家族との連絡を
44:34携帯電話がオンになっていると
44:36どうしてもそっちが気になる
44:37だから死んだと思ってオフにした
44:40そして
44:41まあ結果的にご家族の方
44:43無事だったんですけど
44:45オフにして
44:46そして死んだと思って
44:48運ばれてくる人たちに
44:50一生懸命ケアをした
44:51そういった事例があったんですね
44:53で今おっしゃったように
44:54後から家族に対して
44:55死んだと思ってしまった自分が
44:57すごく責めて
44:59でやはりストレスになったというケースがあるんですね
45:02で私がそこで進めてきているのが
45:04看護管理者の方々に
45:06病院として
45:08自分の命をまず守っていいと
45:10で自分の命を守るよりも
45:14私たち教育の中で
45:16患者さん患者さん第一っていう風に
45:18言われてきていますので
45:19どうしても自分の命を犠牲にしてまでも
45:21それはあってはならない
45:22でもそう言ってても
45:25攻め合うわけですよ
45:26どうしてあなたあの時
45:27助けに行かなかったのとか
45:28なのでマニュアルに
45:30病院として自分の命を
45:32まず優先していいと
45:33でまずは自分の家族を
45:37大事にしていいと
45:38そういったことを
45:39マニュアルに載せてください
45:40っていうのを
45:41各病院で
45:43あの講演させていただくときも
45:45そんな風に伝えています
45:46でお互いに攻め合わない
45:48それを突然災害が起きたから
45:50って言ってできることじゃないので
45:52事前に勉強会等々で
45:54しっかりと伝えながら
45:55マニュアルにも載せてほしい
45:57それから看護部長さんクラスの人たちは
46:00さらにもっとひどくなるんですね
46:02いろいろ病院も建て前にしなきゃいけないし
46:06職員も守らなきゃいけない
46:08家族も守らなきゃいけない
46:09そういう中で自分自身をやはり
46:12管理職でも守ってほしい
46:13こういうのを普段からやっていただきたい
46:16っていう風に伝えてます
46:17でお互いを許せる環境を作ってほしい
46:21例えば遅く来る人が責められるんですね
46:24なんであなた遅かったの
46:26でも遅く来るには来るなりの理由があったんですよね
46:29そういったことも含めながら
46:32お互いが環境で許せる環境を
46:35空気を作ってほしいのは
46:38普段からの次の災害が来るときに
46:41これは看護部長クラスに伝えていってます
46:44っていうお答えでよろしいでしょうかね
46:47ありがとうございます
46:48一番はやっぱり皆さんが
46:51自分ごととして考えていくっていうことですよね
46:53っていう風に私も捉えてるので
46:56ぜひとも引き続きよろしくお願いいたします
46:58ただ看護職は最終的には
47:02現場に行かなきゃいけませんので
47:03事前に家族とも話し合ってほしい
47:06お父さんはね
47:07お母さんはね
47:08こういう仕事をしてるよ
47:10だからみんなが安全だと思ったら
47:13そうしたら病院に行くよ
47:14そういったことも普段家族に話してほしい
47:17っていう風にも伝えてます
47:19ありがとうございます
47:22他によろしいでしょうか
47:26それでは時間も来ましたので
47:28山崎先生どうもありがとうございました