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00:00ウェガテン始まるよ!
00:07日頃親しんでいる本から宇宙開発の現場までありとあらゆる工業製品に使われているのが接着剤。そもそも人類は大昔にどのような接着剤を使っていたのでしょうか。
00:25確認されている限りでは石器時代から歴製いわゆるアスファルトが使われていたことが自然に湧き出したベタベタした石油をそのまま使っていたのが最古の接着剤の一つということで今回のテーマはメガテンが発明の原点に立ち返る
00:54人類はこう作った。挑戦するのはもちろんこの人。
01:00これまで真冬の滝に打たれたり石斧で木を倒したりと数々の技術を振り返ってきた石田豪太さん。
01:12舞台は極寒の群馬県妻恋村。
01:18冷たい。
01:24冷たい山の水を使い動物の皮を加工し現世界で煮込む。
01:34果たして石田さんはニカワを完成させることができるのでしょうか?6週間かけて作った接着剤とは?というわけで今回のメガテンは人類はこう作った第6弾古代接着剤ニカワの科学です。
01:54ニカワってどうやって作るんでしょうねって思う前に楽しくてしょうかね。
02:00楽しかったですか。
02:01石田くんはこのために生まれたから。
02:04そうなんだ。
02:05久しぶりに人類はこう作ったシリーズということでこれまでこんなものを作ってきました。
02:11まず最初に作ったのが石鹸。古代ローマの石鹸でした。
02:15全部たがってましたよ。すんごい煙がこっちぐるとかいったよ。
02:19痛い。
02:22はっつい。
02:24この丸木舟。
02:30おー。
02:32全部覚えてますよこれ。
02:34大したもんだよ。
02:35本当にこれ実現しましたから。
02:37大したもんです。
02:38大変だった、石田くん。
02:39うーん。
02:40薄くなったね、ずいぶん。
02:41石田くん。
02:42どうさ?
02:43実は石田さん、今日はですね、舞台の準備で欠席。
02:47そういうね、運にも恵まれないけど。
02:49いやいやいや。
02:50ニカワはいいですよね。
02:52うるさい。
02:53今まできたよこれ。
02:54なんだよ。
02:55なんかどうやら科学の里のおもやに使えそうな自然素材のものも作るということで来ちゃいました。
03:00それでは人類はこう作った接着剤編。
03:03ヨーロッパ企画の石田豪太さんが挑戦しました。
03:075台の接着剤、ニカワを作るべく、石田さんが訪れたのが。
03:15どこですか、ここは。
03:17群馬県つまごい村にある生き物の森です。
03:20ちょっと寒いです。
03:232月の平均気温が氷点下5度の極寒のつまごい村。
03:28あえてこの寒い場所で接着剤作りに挑みます。
03:35久しぶりでなあ。
03:39作業の手引きとなるのは専門家の意見や文献をまとめた指示書。
04:16くっつけるための接着剤としてニカが使われていたようです。
04:19今でもかなりいろんな用途に使われています。
04:23墨や日本画の画材としては発色や耐久性を高め、
04:28バイオリンなどの木製の楽器作りでも強力な接着力が重宝されています。
04:35さらに温めれば再接着できる特性から修理にも適しており。
04:42文化財一般の修復材料としても使われたりしてます。
04:45そんなにかわを作るのに必要なものは実は生き物の森の周辺ではシカがよく目撃されています。
05:04そこでシカの皮を持っているというつまごい村のハンターさんを訪ねました。
05:18この時期狩猟期と呼ばれる期間だけ狩猟というものをさせていただいております。
05:23地域おこし協力隊としてつまごい村に来た湯本さん普段は農業をしていますキャベツですとかこっちの方の野菜はどうしても長寿被害といわれる結構見たことがある方も多いかと思いますけれども。
05:40群馬県における農作物への動物の被害はおよそ3億2000万円その被害の55%がつまごい村で発生しています。
05:54地域の畑を守るという意味合いで私もハンターをさせていただいております増えすぎた数を調整するために飼ったシカの皮をハンター仲間から譲ってもらったそうです。
06:07じゃあこちらが川になりますうわー川だうわー冬毛の生えたオスのシカの皮です結構やっぱ冬の皮なので毛皮が結構フサンスタしてますよフサンスタしてますねシカの皮をゲットした石田さん再び森に戻ってきましたじゃあ次の選手ですはいありがとうございます
06:37続いての指示は肉や脂肪を皮から取り除く動物の皮の構造はこのようになっています表面に毛が生えている表皮その下にある神皮さらにその下に脂肪や筋肉がついています煮皮を作るのに使うのはこの神皮に多く含まれるコラーゲンという物質です
07:07必要があるんですできるだけ不要な部分は取り除いて主にコラーゲンからなる神皮層を残して生成してやると出来上がった肉の中に油脂分であったり血液分であったりとかいうのがたくさん残留するのを防ぐためですよね色が悪くなりますね血液分があったりすると特になるほど安全に配慮しながらナイフを使って作業します
07:30ああこういうことかこうやって剥がしていくってことですね神秘を傷つけないよう肉や脂肪を取り除いていきます
07:42意外とこれ難しいえぇこれはかかるなぁ
07:58徐々にコツをつかんできた石田さんうまく筋肉と神秘の間に指が入ると一気に引き剥がすことができました
08:17一気とはいえ皮と格闘すること半日気が付けば辺りはすっかり牛群れですこれカメラがいなかったら怖いねいやぁそうかね
08:33翌朝作業を再開します雪で汚れを落としていきますきれいになったところでさらに肉を取り除いていき鹿の皮と向き合うこと計4時間いやある程度きれいになったんじゃないでしょうかご覧ください
08:59なんとか皮から肉と脂肪を取り除くことができました続いてははいありがとうございますえ皮を皮につけろほう原皮を皮の水の中に長期間つけておくと微生物の作用あるいは皮自体が持っている自己分解酵素の作用で組織が緩んで毛が抜けやすくなってくるんですよねそのためですねへぇ
09:26皮に長時間つけておくと煮皮作りに不要な毛が簡単に抜けるようになるのだそう皮が腐らないようにするため寒い時期に作業をします
09:39キツネなどの動物に持ち去られないようにまた皮全体が水にしっかりつかるように端を石で押さえます
09:56絶対大丈夫これでこれどれぐらいつけるんですか2週間2週間2週間後また来てこれやるってことですかそうでしょうね
10:112週間後皮はどのように変化しているのでしょうかこの後皮にまさかの事態が
10:25皮につけてから2週間後
10:29皮につけてから2週間後
10:33えぇ
10:35えぇ
10:37ある?
10:39この皮から毛を取り除きます
10:41ありますけどなんか
10:43皮を引き上げたら
10:45皮を引き上げたら丸太に乗せて毛をこそいでいきますこぼって抜けたりする所ありますねところどころボロっとほらでこの周りもこうやって抜いていくとこの円が広がっていくというか
11:15でももう硬いとこはずっと硬いな
11:17水温が低すぎて微生物や酵素があまり作用しなかった可能性があります
11:25そこでこの日の作業を諦めもう一度皮につけて様子を見ることにしました
11:342週間延長して計4週間皮につけることに
11:40待ちましょう時間かかるなぁ
11:47はい再び2週間後数日前の大雪で森は雪に覆われていました
11:57すごい雪だよさあどうなってる?
12:05皮の状態はほらほら簡単にほらほらほらうわー!
12:34今回はスムーズに気が抜けていきますやば気持ちいい!
13:03計4週間つけたことで組織が緩んだようです。
13:10こっちでいきます。
13:17これはいいぞ。
13:24一心不乱に毛を抜いていく石田さん。
13:301時間後。
13:37わからなくなっちゃって。
13:39私何作ってるんですか?
13:44私接着剤作ってるんですか?
13:46舞台の本番なんですよ明日あさって。
13:49舞台以上。
13:51何で接着剤作ってるんですか?
13:53石田さん現実に目を背けながらもなんとか毛を抜き終わりました洗ってみるとふさふさとした毛が見事に取り除かれているのが分かります。
14:10続いては生き物の森では火が使えないため森の整備に協力してもらっているフィノスの森で作業の続きをさせてもらうことに。
14:33これかまどですね。
14:38ここでじゃあこの皮を切ります。
14:43毛が残ってしまった部分を避けながら皮を細切りにしていきます。
14:48よいしょ。
14:50はいできました。
14:53巻き終わり。
14:55割るところから。
14:57火をつけ。
15:02皮が隠れるくらいまで水を入れ沸騰しない程度の温度で3時間煮ます。
15:09火加減見とかないとですね。
15:15この煮込むという工程がコラーゲンから煮皮を取り出す作業なのです。
15:22動物の皮であったりとか骨であったりとかいうのはコラーゲンで形作られているんですけれども、このコラーゲンというのはゼラチン、ひも状の分子であるゼラチンが3本より合わさって右巻きの三重螺旋構造を取った分子なんですね。
15:37コラーゲンは丈夫な構造なので水に溶けません。
15:42人間が雨に濡れたりお風呂に浸かったりしても平気なのはこのためです。
15:48これを長期間熱処理とかしてほどいてやるとだんだんその三重螺旋がほどけて元のひも状のゼラチンとして取り出せるわけです。
15:57これがまあ煮皮であったりそれから生成ゼラチン類の製品だったりするわけですね。
16:03煮込んでいるとアクが出てくるので取り除きます。
16:08煮汁が焦げると煮皮の品質が低下してしまいます。
16:24接着力の高い煮皮が欲しい場合は加熱しすぎてゼラチンの鎖が短く分解されないよう加熱の温度と時間を慎重に調整する必要があるんです。
16:37煮続けること3時間。
16:47ああなんかうわちょっと接着剤っぽいんじゃないですかこれ。
16:54ぬめぬめ捨てます。
16:57なんかもうほんとに海苔っぽい。
17:00もう最初に入れた水の量から3分の1ぐらいの水の量になってます。この辺でいいんじゃないかちょうど3時間ぐらいなんですよ今。
17:10ザルで皮を取り除き更に布でこします。
17:20取り出した煮汁を雪で冷ますと。
17:30何か固まり始めてるぞもうこの辺固まってきてますドロドロちょっと俺触るよもうほらくっつかないもうもうゼラチン。
17:48そして最後の指示が羊羹状に切って乾燥させる見てよこれどうよこれ?
18:06室内で乾燥させます2週間後どうなっているか水分が抜けてどんどん小さくなっていくにかわ乾燥を始めてから2週間確認してみると。
18:35えっほんっどうえっ何かいい感じなのか分かんないもんな硬いカッチカチほら分かりますかねカッチカチ人類がこう作ったにかわ完成?
19:28果たして古代接着剤にかわの実力は?
19:33石田さんが作ったカチカチのにかわ乾燥したにかわを接着剤として使うためには半日程度水分を吸わせ乾燥前のプルプルの状態に戻してから。
19:57水と一緒に再び加熱する必要がありますにかわを乾燥させた意味がやっぱり長期保存していつでも使えるようにするためですね溶かしたままだと腐りやすいので乾燥させることによって何年も保存して好きな時に使うことができるようになります。
19:59水と一緒に加熱するとすぐ液状に変化しました。
20:06これがもう接着剤として使えるということですか?
20:08これを木品に塗ってくっつけてみました。
20:15果たして接着剤として使えるのでしょうか?
20:22今日所さんの目の前に今あるのがですねこの石田さんが作ったにかわで2つの木材を接着してから4日間乾燥させたものなんですが。
20:29これを剥がれないかどうですか?
20:38翔さんに果たして接着剤として使えるのでしょうか。
20:43今日所さんの目の前に今あるのがこの石田さんが作ったにかわで2つの木材を接着してから4日間乾燥させたものなんですがちょっと剥がれないかどうですか。
20:53It's so good.
20:55It's so good.
20:57It's so good.
20:59Let me see if you can see what I'm doing.
21:02Yes, I'm gonna try it.
21:05I'm gonna try it.
21:07I'm gonna try it.
21:09I'm gonna try it.
21:11I'm gonna try it.
21:13Okay.
21:18Okay.
21:20Okay.
21:28Okay.
21:35Okay.
21:39This is a part of the process of removing the water.
21:45So, we have to use the water to remove the water.
21:51We have to use the water to remove the water.
21:55This is the 4th row.
22:00This is the same thing.
22:02This is the same thing.
22:04This is the same thing.
22:07He does not do it with a winner.
22:10Yes, I can't wait.
22:15It's a lot to put a drink.
22:19I don't know if you're ready to eat.
22:23Oh, this is enough!
22:26Oh, that's it!
22:29Really!
22:32A lot of fun!
22:35Isn't it just like magic?
22:36I don't like that.
22:39All which is crazy.
22:40You're really like a decent person.
22:45They're really in the studio.
22:47I just want to make some surprise,
22:51it's pretty cool,
22:52so I can go back to the piano.
22:58We can use it to go back to the piano
23:00and learn how to use it.
23:02They can heal without the bruising.
23:04So that the place is outside of state, and there are certain things that we used to do.
23:09Did you know that.
23:10Is that any of the new MO Você is ever used to do things?
23:14I got to use that.
23:15Yes, I was trying to use a new country, so that was a new story.
23:22I'm going to make something that becomes a new cartoon.
23:25So can you use a new future?
23:27Yes, indeed.
23:28Next time.
23:29Next time.
23:30科学の里おもや見学スペシャルです。
23:32完成目前のかやぶきおもや所さんと熊健吾さんがおもやを見に行きます。
23:38ずっと見てられるんだよ。
23:40お楽しみ。
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