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00:00人の家
00:29一生で45歳とはどんな年齢なのだろう
00:34本番
00:36よい
00:38はい
00:39納期が遅れてるんですよ
00:42よい
00:45せーの
00:50玉城博史は今まさにそれを自問しているのかもしれない
00:59飛行機と船を乗り継いで
01:07少年時代から幾度となく訪ねている小さな島を目指した
01:12みんな朝飯食ってないんですよね 今日はね
01:18食べてないです
01:20うちは弁当作ってきたから 今日子供の
01:24だからちょっとつまんできたけど
01:26食べたっていう感じでもないけど
01:27卵焼きの弁当に入りきれなかった部分を食べたくらい
01:33朝食って感じでもないんですか?
01:36好きはないです
01:39祖父が生まれ育った沖西之島
01:46目も眩む断崖を行く足取りに迷いはない
01:52スタッフへの自然な気遣いにも驚かされた
02:12自分が何者でもなかった頃 何を見ていたのか
02:24ファインダーの中に探していた
02:32世界的な指揮者を夢見る音大声で
02:49月9の初主演を果たしたのが20年近く前
02:53以来着実にキャリアを重ねてきた
03:05何?小指が痛いがな
03:09惚れてしまった
03:12わてと目音になってくる
03:15俳優玉城博史はすでにベテランだが
03:21素顔や人柄はさほど知られていない
03:26今の自分はどうですかと言われても
03:32分かりませんとしか答えられないかもしれない
03:35若い時って見るもの全てがやっぱり人も含めて
03:40初めてのものが多すぎて
03:42やっぱり気負うのは当然だと思うし
03:46そういう変な気負いはなくなったかなと思います
03:52だから今回の密着のことも含めて
03:58いろんな俳優だけではない側面を見てもらった方が
04:02今の僕の人となりがよく分かるんじゃないかなっていう
04:05多彩な巨像を演じ続ける45歳を追いかけて
04:17多彩な実像を見ることになった
04:23通天閣を見上げる早朝の街で
04:32玉城はカメラマンに細かな指示を与えていた
04:36万博を控えた大阪を盛り上げよう
04:50そんな映像プロジェクトが立ち上がり
04:54決め石の元気ですかをテーマに
04:56玉城が監督を引き受けた
04:58もともと興味はあったんですか
05:02興味は
05:03そうねだんだん出てきたかなって
05:08最初は全くなかったんですけど
05:10この仕事し始めて
05:11でもなんかやっぱね普段取られる仕事だし
05:15じゃあ自分だったらどういうアングルでとか
05:18撮る方というか監督じゃなくて
05:22撮る方にも興味があったので
05:24友人で同い年の俳優
05:31青木宗隆に声をかけ
05:34舞台も大阪
05:35行きます
05:41よーい
05:42はい
05:43いいとこだったな
05:55いい
05:55めちゃめちゃいい
05:56一発目の弾んでるのが良かったけど
05:59なんかかなり鋭角に来ましたね
06:01みんなね
06:02いやいやいいじゃない
06:04構想したのは過去から未来へと繋がる応援歌
06:08これこの表情が
06:11実は監督としてこれまで7本のミュージックビデオを手掛けていた
06:16いやいいと思う
06:18ついてないね
06:20ちゃんとついてない
06:21ちゃんとついてない
06:22じゃあいくよ
06:24大きい笑顔
06:26スマイル
06:27笑ってね
06:28いくよ
06:29よーいスタート
06:30主人公は大阪の街で懐かしい父親の記憶をよみがえらせる
06:37スタート
06:40チアガールの懸命な練習を目にしてなんだか力づけられてしまったり
06:56どこかノスタルジックでぬくもりのあるショートストーリー
07:07こんな顔があるなんて知らなかった
07:22もう全然俳優さんであり監督さんなんだなって
07:30いやそんなことない
07:31こっちのなんかブレはね
07:33よそに見せちゃいけないなと思いながら
07:35なんかちょっと背伸びしてる感はありますけど
07:40まあまあちゃんと
07:41なんとなくね
07:43まあでもこっちのなんか
07:46臨機応変に対応していかなきゃいけないなと思うんです
07:49臨機応変さを大切にというか
07:56まあ軸がブレないようにとはずっと思ってます
08:00この日は去年大きな話題を集めた映画
08:08ゴールデンカムに続編の撮影
08:12物語の重要人物
08:21帝国陸軍の鶴見徳志郎を演じている
08:25狂気を秘めた演技で強烈な印象を残してきた
08:36ロウソクボリボリしちゃおうか
08:43自分は見た目だけでは勝負できない
08:5630歳を過ぎた頃から感じ始めていた
09:02意外と土直球のものって何もやってないんですよね
09:09僕は作品として
09:11まあでも世間一般のイメージはどうか分かんないんですけど
09:16でもまあありがたいことにそうやってね
09:19その外見的なことがいいと言われることも
09:23でもどっかなんかもう右からヒダイにスルーしていて
09:27それを親からたまたまもらったもので
09:31それは別に勝負するなんか
09:33材料にはならないというか
09:37ちゃんとなんか
09:39物質を磨いていかないと
09:43見透かされるような感じというか
09:49ニニニニニニ
09:52New
09:57New
10:01New
10:03New
10:06New
10:09New
10:12Look, it's the game.
10:15Yeah, so I'm there.
10:18I'm thinking about it.
10:20I'm feeling that you're getting my energy.
10:22Hi!
10:24Hi, Hi, Hi!
10:28My father is a father-in-law.
10:32Hi, Hi, Hi, Hi, Hi!
10:37.
10:39.
10:41撮影から3ヶ月 プロモーションビデオも編集の大詰め
10:56監督には俳優の集中力とはまた別の全体を俯瞰する眼差しが必要だ
11:11足の上で振り返って父親を見上げてる胸の顔だけっていうのはなかった
11:25カットの重ね方一つで印象は微妙に変化する
11:30こうしておよそ4分の世界が出来上がった
11:41元気ですか? 元気があれば何でもできる
11:46体を張って教えてくれた
11:48あの日の僕らのスーパーヒーローはいつまでも心の中で
11:53弱気な奴らを開け打ち
11:55元気ですか? 元気ですか? 元気があれば何でもできる
12:02命を懸けて教えてくれた
12:04あの日の僕らのスーパーヒーローはいつまでもあれはダンスまで
12:09弱気な奴らを開け打ち
12:11一方で5年前から格闘技の一つブラジリアン柔術にハマっている
12:20世界大会にも出場している弱気が道場の講師に招かれた
12:36こっちの組んでる足を落として落とすのか?
12:43あ、なるほど
12:45無数の技をどう使うか
12:53考える面白さがあるというが
12:56もはや趣味の域を超えている
12:59もちろん俳優でもまだまだ学ぶことはたくさんあるけど
13:06本当に簡単に負けを知ることができるスポーツだと思うので
13:10どんな人でも落ち続けるというタイムだと思うんです
13:15やっぱりその… 俳優でも何でもそうだと思うんですけど
13:19負けを知るっていうのはすごく大事だと思う
13:21充実はすごくそれを学べる場所だと思う
13:26己の未熟を突きつけられる場所
13:41それが心地よく感じられる年になったということか
13:511980年、名古屋の生まれ
14:10少年時代は人見知りだった
14:16高校2年でスカウトされ18歳で上京
14:23だがオーディションに落ちる日々が続く
14:27注目されたのは21歳で出演した映画
14:34共演仲間たちとは毎年欠かさず会っている
14:39頑張れ!
14:46頑張れ!
14:50シンクロナイズドスイミングに挑む高校生を描いた
14:54ウォーターボーイズ
14:56行われ!
14:58行くかけ!
14:59頑張れ!
15:00頑張れ!
15:06頑張れ!
15:07頑張れ!
15:12I thought it was good to eat the meat.
15:16I thought it was so good.
15:19It was horrible.
15:21There was an audition.
15:24It was a big deal.
15:26What did you do?
15:28I was a fan of the TORITUS ZENTER.
15:30It was so good.
15:32I was a fan of the TORITUS ZENTER, and I was a fan of the TORITUS ZENTER.
15:35I was a fan of the TORITUS ZENTER.
15:38I was a fan of the TORITUS ZENTER.
15:40I was a fan of the TORITUS ZENTER.
15:57But it would have been a part of the TORITUS ZENTER.
16:03I was a fan of the TORITUS ZENTER.
16:10何かすごい人間味が出てきてよー
16:13いいマジ
16:16ちょっといいよ
16:17成長ねおらんだってでかい
16:21ブロウィン
16:24悲しません
16:304日がかりのお仕事
16:34そう言って向かったのは
16:36島根県沖の西之島
16:43この島で生まれ育った祖父武雄さんが去年102歳で亡くなった
16:51島の美しさを教えてくれた人だった
16:58景色はずっと変わらない
17:01祖父を自分を育んだ風景をテーマに写真展を予定していた
17:24では良いじゃないですか
17:32一体どこを目指すのか 分け入っていくのは道なき道
17:40まあまあ時々この辺もある
17:44ノート自体でも大丈夫
17:48ここでもやはり本気だった
17:543泊4日の西之島
18:01小さな民宿に寝泊りし 島の姿を撮り続けた
18:11こちらはついていくのがやっと
18:15もしありがとうございますもらえますか
18:17あっ行けますか?
18:18いや何とか行けそうです
18:19行けそうですか?
18:20はいありがとうございます
18:32大丈夫です
18:34見たかったのはこの海だったようだ
18:39見たかったのはこの海だったようだ
18:43良いですか?
18:47とんでもないです
18:54これが最高なんです
18:56戦時中
19:09武雄さんは一平卒として戦地に送られ
19:13敗戦もシベリアに2年半に抑留されている
19:20巨大麓の闇に揃う
19:22国の歩に入る
19:33それに何を語りかけたのだろう
19:35What did he say to you?
19:37What did he say to you?
19:50The last one.
19:54ルーツと名付けられた写真展は、賑やかなレセプションパーティーで幕を上げた。
20:13今年は戦後80年という時を迎えますが、このテーマになった沖には、80年経っても祖父が生きていた、102年経っても変わらない景色が残っていると思います。
20:29祖父の目に焼き付いていたであろう穏やかな平和な時間ということをテーマに、少し柔らかくて穏やかな時間が流れているような空気を感じ取っていただけたら幸いだなと思っております。
20:49本人がセレクトしたカット17点には、気取りのない素直な気持ちがあふれていた。
20:59本人はどこから来てどこへ行くのか。
21:29そんな謎さえ笑い飛ばすように、玉木が切り取った島の姿は大然としていた。
21:41島は彼のじいちゃんなどだ。
21:45取材の終わり。
21:59玉木は自らキャンプ場を予約し、食事を振る舞ってくれた。
22:0445歳。芸能界に足を踏み入れて27年。
22:19その歳月で何が一番変わったか、訪ねてみた。
22:29でも、なんか昔より本当に今は人が好きになってきたというか、昔はあんま人が好きじゃなかったのもあったんだけど。
22:37なんかあんま信用できない。信用しすぎて自分が痛い目に遭うのも嫌だし、でもやっぱそれはすごく寂しいことだなと思う。
22:44僕が見つけた一番古い雑誌。
22:55彼は、さして興味を示さなかった。
23:16昨日より今日、今日よりも明日。
23:25やっぱり親になってやっぱり命を繋がなきゃいけないし、なんかいろんなメッセージをやっぱりどんどん託して残していかなきゃいけないなぁと思ってるし、でもやっぱりそのー、ね、じいちゃんがいなければ本当に自分はここにいないと思うし、
23:45繋いでくれた命だからやっぱり大事にするべきだと思うし、
23:55ねえ。
24:03俳優、玉城ひろしは、檻に触れ、「繋ぐ。」という言葉を口にした。
24:10人生という旅の途上で、自身の現在地を確かめるように。
24:19次回は、名だたるシェフを唸らせる野菜農家。
24:31甘い。
24:32野党の過酷な大地に、とびきりのトマトが実る。
24:36収穫に至るっていうのは奇跡というか、当たり前のことじゃない。
24:40そういったことじゃない。