ＡＴＭ事件 元暴力団員指示か　2016年08月04日

ＡＴＭ事件 元暴力団員指示か

コンビニエンスストアのＡＴＭ不正引き出し事件で、県内での引き出しに関わったとして起訴された元暴力団員の男が、事件前に仲間を誘い、手口などを指示したうえ
８００万円近くを不正に引き出させていたとして警察に再逮捕されました。
再逮捕されたのは、長岡市に住む山口組系の元暴力団員、田中純也容疑者（３５）です。
１８億円あまりが不正に引き出された一連の事件を巡っては、新潟でもおよそ７０店舗のコンビニで８８００万円ほどの被害が確認され、警察はこれまでに引き出し役の２０人を逮捕し、
このうち１０人が起訴されています。
犯行は県内でも５月１５日の朝に一斉に行われ、警察は組織性を捜査していましたが、逮捕した引き出し役の一部が「田中容疑者に誘われた」と供述したということです。
そして田中容疑者が事件前に仲間２人を誘い、具体的な手口を伝えたうえカードを渡し、当日、２人が新潟市中央区にある７つの店舗で合わせて７８０万円を引き出していたとして、
窃盗などの疑いで４日再逮捕しました。
この事件で警察は先月、田中容疑者が所属していた新潟市中央区の暴力団事務所を捜索するなど、組織的な関与がなかったか捜査しています。
田中容疑者はすでに破門されているということです。
2016年08月04日　17時33分