大和川病院を支えた精神医療の貧困構造・安田病院事件

  • 12 年前
安田病院事件は、社会的弱者を利用した貧困ビジネスの原型であった。大和川病院はその上、精神障害者への虐待、人権侵害の限りを尽くしていた。しかし、大阪府は悪徳病院であっても「どんな患者でも引き受ける」ので利用価値があり、必要悪とも言われていた。大和川病院事件は精神医療の貧困が生み出した悲劇だった。精神障害者への権利擁護制度の確立と同時に、患者を選別しない、精神科救急体制の構築が必要であったのだ。

<関連>
■安田系病院事件 貧困ビジネスの原型 / 1997年大阪
 http://dai.ly/uqCmXb
■大和川病院が消えた日 / 悪徳精神病院の中で 1997年
 http://dai.ly/srAs1g
■大和川病院事件 / 患者虐待、不審死、弁護人面会妨害 1993年
 http://bit.ly/rNmNNA