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  • 8 hours ago
NHKアカデミア 伊藤潤二(後編)
Transcript
00:00Hello, my name is Hora漫画家 伊藤淳二です
00:33Junji Ito
00:41His stories, his work, his art, man. His art's awesome. Look at it. Tomie, best. Best.
00:48Oh, I'm terrified. But I love it. So much.
01:12地下の物置がほっきり口を開けていましたよ。絶対1人ではトイレにはいけなかった。人が死ぬっていうのはどういうことかなっていう不思議な自分の思いがありまして。
01:40私は岐阜県の中津川市というところで生まれました。
02:10今から60年前ですけど、夏の日に生まれまして、岐阜県中津川市というところは四方山に囲まれた盆地でして、私の子供の頃も自然豊かで、遊び物もたくさんあって、いろんなプールとか路地とか神社とかそういうところで遊んだ思い出を漫画にも反映されているかなと思います。
02:37私の住んでた家がやっぱりホラーな家だったという意味で、やっぱり物心ついたときにですね、ホラーを感じた。幽霊を見たとかそういうわけじゃないんですけども、2転続きの長屋でですね、私が生まれた時点で地区70年ぐらい経ってたと思うんですけども、ちょっと傾いてたりしまして。
02:57トイレが裏庭にありまして、ボットン名所なんですけども、そこへ行くためには家の地下道を通っていかないとトイレに行けないっていう非常に恐ろしい家でですね、私はもう夜はもう絶対一人ではトイレには行けなかったですね。
03:18そういった恐怖感はやっぱり漫画にも描きまして、このシーンは私の古い家をそのまま再現した絵になってます。まあいい思い出ではあるんですけども、ホラーの題材には欠かせないようなそんな家でした。
03:36ホラー漫画はですね、たぶん4歳ぐらいかなと思うんですけど、私は姉が2人いましてですね、
03:54家で姉がその少女漫画を読んでた中にですね、ホラー漫画もありまして、それが梅津和夫先生のですね、ミイラ先生というホラー漫画で、それが私記憶ある中で最初に読んだホラー漫画なんですけども、
04:11女性とがミイラになった先生に襲われるっていうか、ミイラのグロテスクな姿が怖いなと思って読んでたらですね、次のページでその主人公のかわいい女の子が出てきてですね、
04:28かわいいなと思ってたらやっぱり、次に怖いシーンがやったりとかして、そういった怖いっていうのと、かわいいっていうのをですね、波状攻撃といいますかですね、そういう、なんとも言えない独特の世界がありましてですね、
04:56すっかり私も梅津先生にハマってしまいまして、ファンになってしまいました。あとは小川真一先生という先生で、エコエコ技楽が有名ですけど、小川真一先生は雰囲気重視といいますかですね、独特なペンタッチでこう、怪しい雰囲気を醸し出す、非常に才能を持った先生でしたね。
05:20あとは日野秀先生の毒虫小僧という炭鉱本を見つけまして、不気味ですけど、ちょっとかわいいキャラクターも出てきてですね、しかも美しいんですね、やっぱり。最後はちょっと泣けてくる話だったりしまして、すっかり日野先生のファンになってしまいました。
05:39そういった先生方の漫画を読んでいるとですね、自分でも何か書きたくなってきましてですね、小学校に上がる少し前に初めて自分でホラー漫画を書きました。画用紙に鉛筆で書くみたいなことをやってましたね。
05:54で、この今画面に映っている絵はですね、こういう目からヘビがにょろっと出ているというキャラクターを考えつきまして、一場面を描いたという絵ですね。
06:14これはですね、錯覚で幽霊を見るというところから展開していった、幽霊と錯覚というストーリーだと思うんですけど、この鈴木が何か手に見えたりとか、そういったところから始まって、ちょっと今見ると恥ずかしいような作品ですけども、
06:42家族か限られた友達にしか自分の漫画は見せなかったですね。何かストーリー漫画っていうこともあって、何かそれを全ての友達に見せるっていうのは、何か内面を覗かれているようで非常に恥ずかしくてですね、漫画を描いているっていうことを、それは何もわずかな限られた友達にしか言わなかったですね。
06:51自分のために漫画を描きたいと思って、そういったモチベーションでその頃は描いてました。
07:06ご視聴ありがとうございました。
08:06簡単に言っちゃうと海の魚がですね足が生えてそれが陸に上がってきてパニックを巻き起こすという話なんですけどアイデアの発端は昔スピールバーグのジョーズを見て以来ですねもうサメが怖くてしょうがないんですけどそれが陸に上がってきたらもうちょっと困るなというところがまず発想がありまして。
08:15あとは匂い、匂いに関するホラーってあまりなかったかなというのもあって、死の匂いですね。
08:37刺しゅうがするガスガスの圧力で蒸気機関のようなもので動いて足が機械だったというオチなんですけどそんなようなふうにして話を膨らませていきました。
09:22で油を飲みすぎてこうニキビがいっぱいできまして妹をいじめる時に油を絞るっていうですねまあそんなような話なんですけども。
09:49これはですね私高校を卒業してからですね歯科技講師を目指して歯科技講師学校に入ったんですけどもお寺に泊まってちょっと修行するというそういった授業がありまして掃除したりとかいろいろな目標をたたいたりとかですね。
10:19そんなようなことをしたんですけども夏場でですね夜中に寝る時にですねその布団が油で何かもうベトベトの布団が出されましてですねその布団で一夜を過ごしたのは非常に気持ち悪くて印象に残ったのがきっかけですね。
10:49油の気持ち悪さをちょっと表現したくて。
10:59絞った瞬間の絵が非常に自分我ながら気持ち悪く描けたなっていうところは手応えがありました。
11:03すごい同じニキビで悩んでて。
11:12グリセリド見てからニキビ自分で潰して動画撮ったりして。
11:18ぜひ見てみたいですね。
11:24一番大好きな作品です。ありがとうございます。
11:44高校生時代に漫画を描く友達に出会ってですね。漫画を高校時代よく描いてたんですけども。
11:53漫画家で食べれると思わなかったんで、全然そんな方向は考えてなくてですね。
12:00歯科技講師の道を歩み始めましたですね。
12:08歯科技講師っていうのは入れ歯を作ったりとかですね、爪物を作ったりする仕事なんですけども。
12:15私は非常に彫刻的なことも好きだったんで、自分に向いてるなと思ってたんですけども。
12:23実際にこの働いてみるとですね、ちょっと思ってたのと違うなっていうのがですね。
12:32歯を形をうまく作るに越したことはないんですけども、それより大事なことがあってですね。
12:37商売なんで量もこなさなきゃならないっていう、まずそういうことがありまして。
12:44私は仕事が遅くてですね、丁寧に作るっていうと聞こえはいいんですけど。
12:47ペンスピードと同じで非常に遅かったんで。
12:50やっぱり忙しくなると徹夜とかもありますしですね。
12:57朝食も食べずに出社したりするとですね、どんどんこう体が痩せてきてですね。
13:01そうなると同時にこう体調も非常に悪くなって。
13:08で、もうこのままだと多分40歳ぐらいに死ぬだろうなっていうぐらいな感じになってきましてですね。
13:2040歳ぐらいで死んじゃうんだったら、好きな漫画を描いて漫画家を目指すっていうのもいいんじゃないかなと思ってですね。
13:27まあ、慣れるかわかんないけどちょっと漫画家を目指してみようということになりました。
13:34そしてたらあの、月刊ハロウィンっていうですね、あの雑誌が創刊されまして。
13:43それはまあ日本初のあの少女向けホラー漫画雑誌という振り込みでですね。
13:48すごくあのホラー好きにはちょっとたまらない雑誌だったんですけど。
14:01そしたらある日、ある時ですね、バーンと梅津賞が創設されたっていう宣伝が雑誌の中から目に飛び込んできましてですね。
14:12梅津先生が審査委員長をやってて漫画の新人賞だっていうんでちょっとこれは書かない手はないと思いましてですね。
14:19むしろ梅津先生にちょっと自分の漫画を読んでもらいたいっていうのが一番の目的となってですね。
14:23であのちょっと一本書いてみました。
14:28それがあのまあ富江っていう短編でですね。
14:35この富江っていうのはですねあの非常に美しい美少女なんですけども。
14:51まあ殺されても殺されてもあの何食わぬ顔で生き返ってくるっていうそういったものが周りをこう狂わせてしまうというそういう作品ですねはい。
15:11これはあのまあ人が死ぬっていうのはどういうことかなっていう不思議な自分の思いがありまして当時まあ中学生時代にあの同級生があの交通事故で亡くなりましてで非常に我々ショックを受けましてですね。
15:32するとその給油が亡くなったことっていう現実感があまりにもなくて今にもこう何食わぬ顔であの学校にやってきそうなそういうなんか錯覚を覚えたことがありましてそういうちょっと不思議な感覚をですねちょっと漫画にしたくてそういうあのストーリーを作りました。
16:01であのその富江が佳作を頂きましたんで早速あの次の作品をっていう依頼が来ましてでまあ右を曲折あったんですけどまあ仕掛け講師をやりながらということもあってですねあの三月に一本ぐらいのペースでまあ二足のわらじで描いてたんですけどもそれでもやっぱりさすがにあのしんどくなってきましてですね。
16:15これはちょっといちかばちか漫画一本でちょっとチャレンジしてみようと思ってですね技講師をやめて漫画家一本になりました。
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17:24中には私の作品のコスプレをしてくれる人なんかもいました。
17:48渦巻の黒谷あざみそれから富江それからえ総一なんかもいましたねコミコンの期間中には原画展なんかもありました。
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23:13I thought I could write a little bit about the fact that I was able to do it.
23:18I thought it was a little bit different from the Gag.
23:25I thought it was a little fun to write.
23:48怪談絵本というシリーズがありましてホラーな絵本の作画を今回担当しました。
24:12怪談絵本の作画はですね今回は油絵で描こうと思って油絵を採用しました。油絵を描いたのはですね高校時代美術部だったんでその時以来久しぶりに挑戦したんですけどもなかなか油絵も時間がかかって。
24:41制作期間を半年頂いたんですけどもそれでも結局3カ月ぐらい伸ばしてもらう結果になってしまいました。完成した絵がこちらです。これは絵本の中のワンシーンですけど原作者は隣総七さんの原作ですね。
24:49これはあの少年の身の回りに人の顔が見えてくるっていうストーリーなんですけども。
24:52その顔が自分をこうずっと見てるっていう話ですね。
24:58私も若い頃あの視線恐怖症って他人の視線が怖かったんですね。
25:18非常にあの見られる怖さっていうのは痛いほどわかりますんで。私も作画にちょっと力が入りました。想像以上に大変な作業でですね。まあサイズも大きいですし、これをまあ16、17枚描いた非常に大変な作業でですね。
25:25これを日頃やってらっしゃるあの絵本作家の方々にはもう本当に敬意を抱きました。
25:45もし仮にホラー漫画以外でなんか別のジャンルで漫画を書いて描くとなったら、どういうジャンルの漫画を描いてみたいと思いますか。
26:14ああそうですねこれ結構あの冗談まじりでよく言うんですけどあのあのこう春風がそよそよぐようなですねあの青春ラブコメを描いてみたいなっていう気持ちが冗談めかしてる割には本気であの思ってるんですけどあの昔あの高橋由美子先生とか足立光先生とかのですねラブコメ漫画非常にこう。
26:26気持ちが高揚しましたんでそういったなんか爽やかな気持ちになる漫画を描いてみたいっていう気持ちはちょっとありますねはい。
26:48ちょっとめちゃめちゃ面白そうなのでぜひぜひよろしくお願いしますありがとうございます先生は長い間ホラー漫画描かれているんですけれども実際の生活あるいは取材を通してホラーな体験っていうのはされたことがあるんでしょうか?
27:14そうですねあの子供の頃からなんかこういつも非日常を求めてた子供かなと思いまして幽霊見たいけど出なかったんですけどもあと空飛ぶ円盤とかも大好きでですねいつも空をこう見て探してたりしたんですけども60年生きてきたんですけどなんかこう心霊現象とかそういうものに出会ったことがなくてですね。
27:41ですからそういった怖い目に遭ったこともないんでむしろちょっと出会いたいなと日頃いつも思ってましてですねまあそういう気持ちがなんか自分の中で空想力を引き起こしてですねホラーという非日常を漫画の中で表現したいなという漫画を描く活力になってるのかなと。
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