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月夜行路 ―答えは名作の中に― - 月夜行路 ―答えは名作の中に― 2026年04月22日放送 Ep03 第三話 ルナVS江戸川乱歩トリック狂の殺人…通天閣の頭脳戦
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00:03文学オタクのバーのママと夫に浮気された主婦
00:07が運命的な出会いを果たす
00:09リョーコの元彼カズトを探す大阪での旅の道
00:12中
00:13遭遇する事件を文学の知識で解決する2人
00:16つながりました
00:17祖母の家にいると嘘をついているリョーコだな
00:20おばあちゃん、きっくり腰は?
00:23え?
00:24今夜はリョーコのピンチから始まります
00:33はい
00:37え?
00:38今どこにいるの?
00:40紀子さんとなんかあった?
00:45お母さん
00:46あのね
00:48どうしてもやらなきゃいけないことあって
00:52主婦として
00:54母親として
00:55ダメなことしてるのは分かってる
00:57でも
00:59今しかないんだ
01:01帰ったら
01:02全部話すから
01:05分かった
01:07やりたいようにやりなさい
01:15えっと
01:17まずおばあちゃんの腰は治りました
01:20リョーコは今ミコちゃんの世話をしてくれてます
01:22ミコちゃんって誰?
01:24おばあちゃん家の猫
01:25猫なんていた?
01:26飼い始めたの
01:28そのミコちゃんが腰痛めちゃったから
01:30猫って腰痛める?
01:32ならおばあちゃんが猫の差すればよくな
01:34あんたたちの顔見たかったの
01:36おばあちゃんしばらくこっち泊まるわ
01:38リョーコいないと何かと不自由でしょうから
01:41いいかしら?
01:42あ、はい
01:47佐藤和人さんという方は存じ上げないとのことです
01:51そうですか
01:53ありがとうございます
01:54ではこちらにサインをお願いします
02:05はい
02:07またご連絡します
02:08失礼します
02:15あ、社長
02:17お疲れ様
02:28IT企業では何を爆買いするのかと思ったら
02:32お店の予約アプリとはね
02:35前から導入したいと思ってたんです
02:38串カツ盛り合わせです
02:40いただきました
02:44串カツ?
02:46大阪名物って言ったらたこ焼きじゃないの?
02:48いや
02:49串カツは絶対流行るよ
02:51東京の人も好きだと思う
02:54遠征行ったら
02:54さつきちゃんと食べてきてよ
02:56遠征の時じゃなくて
02:59和人についてってもらいたいな
03:01じゃあ
03:02今度一緒に大阪行こう
03:03やった
03:05楽しみ
03:09こんなに広い大阪で
03:12本当に和人見つかるのかな
03:17見つけましょう
03:24通天閣って
03:26大阪のシンボルって感じだよね
03:29この辺りは新世界といって
03:31大阪を代表する観光地です
03:33明治時代にニューヨークや
03:35パリの街を模倣して作られたとも言われています
03:38へー
03:40ここも文学スポットだったりする?
03:43よくぞ聞いてくださいました
03:45林文子先生の
03:46メシという小説の舞台です
03:49倦怠期の夫婦のお話です
03:51あー
03:55江戸川乱歩先生もこの辺りを舞台にしたミステリー
03:59小説を書いてますよ
04:00乱歩なら知ってる
04:03なんて小説
04:04黒トカゲというお話です
04:07明治小五郎シリーズの一つです
04:10社交界に咲き誇る一輪の怪しき花
04:13緑川富士
04:15誰もが羨む美貌と貴賓は
04:17世を欺く狩りの姿
04:19その正体は女盗賊
04:21黒トカゲ
04:22美しきものは宝石
04:24絵画
04:25果ては人間まで標本にして手に入れる
04:27恐るべきもう一つの顔が
04:30そんな彼女の前に立ちはだかるのは
04:32ご存知
04:33明治小五郎
04:34二人は知略を尽くし
04:36騙し合い
04:37いつしかお互い強く惹かれ合っていく
04:40最後
04:41私優を決する時
04:43毒を飲んだ黒トカゲは
04:44お別れにたった一つのお願い
04:47あなたの唇を
04:49明治はその願いを受け
04:51彼女の額に唇をつけるのでした
04:56大人っぽい話だね
04:58黒トカゲは通天閣のてっぺんで
05:01宝石の浮き渡しをしたんです
05:04てっぺん?
05:06へー目立ちそうなのに
05:08そこが味噌なんです
05:12黒トカゲは女性ですが
05:14僕という一人称を使う
05:16中性的で抗いがたい魅力の持ち主です
05:20三島由紀夫先生の戯曲家では
05:22黒トカゲを三輪昭弘氏が演じています
05:25ジェンダーの枠に収まらない主人公か
05:29私を救ってくれた物語の一つです
05:32美しく残酷
05:34心理戦にもワクワクしますし
05:36大人の男女の生めかしい描写にもときめきます
05:40あれ?
05:41子供の頃似たような話読んだことあるかも
05:46トカゲのブローチをしてる
05:47女性の怪盗の話
05:50あ、そうだ黒い魔女
05:52黒い魔女は黒トカゲを児童向けに
05:55書き改めた作品なんです
05:58同じ話ってこと?
05:59児童書なので表現はマイルドですが
06:02へー、甘いカレーみたいのも
06:06どちらかというと
06:07錆抜きのお寿司ですかね
06:09え?それってカレーとどう違うんだ?
06:13タイムリーですね
06:14次は宝石のお店ですよ
06:16数時間後に起きる悲劇よ
06:20この時はまだ知るよしもなかった
06:30社長、まだなんですか
06:32今日支払い日なんですからね
06:34申し訳ございません
06:37では、また後ほど
06:38いらっしゃいませ、どうぞ
06:57いらっしゃいませ
06:59何かお探しでしょうか
07:02ジュエリーをオーダーしたいのですけれど
07:06ありがとうございます
07:09ジュエリーデザイナー
07:11超金氏、辰夫さん
07:13はい
07:14野宮、ルナと申します
07:16頂戴いたします
07:18こちらは旅友の沢辻良子さん
07:20こんにちは
07:22旅友って
07:24ご旅行中ですか
07:26いいですね
07:28失礼しました
07:30あ、で、ジュエリーはどのようなものに
07:32いたしましょうか
07:34そうですね
07:35黒トカゲをモチーフにしたブローチを
07:39おお、少々お待ちください
07:49なるほど
07:51新地さん、何かアイデアありますか
07:55月を背景に合わせてみるとか
07:57ルナさんという名前にちらんでいる
08:00素敵、ぜひ
08:02ありがとうございました
08:07こちらにご記入お願いします
08:09はい
08:15佐藤和人という方ご存じないですか?
08:18古い知人なんですが大阪でご商売をされてるようでして
08:23私は佐藤家の人間ではなくて、ただの雇われの身でして
08:27彼は亡くなったこの創業者の一人息子なんで、もしかした
08:30らですけど
08:31真実は知ってます?
08:33いえ
08:34今は伯父が社長を務めてます
08:37後で聞いてみますね
08:39今日はちょうど出社する日なので
08:41来るのは月に一度だけなんです
08:45たつおさんはこちらのお店は長いんですか?
08:49あ…
08:51もう20年になりますかね
08:53仕事を転々としていたら
08:56新地さんのお父上に
08:58腰を据えて働けと拾っていただきまして
09:01ほんとお世話になりました
09:03パリに留学させてもらったりとか
09:05パリいいですね
09:09お二人親子なのかと思いました
09:12確かに
09:14もう一人の父親みたいな存在です
09:17職人としても尊敬してます
09:23社長、先ほど竹野さんがお見えになった
09:26あ、はいはい
09:28いらっしゃいませ
09:30こちら、今、オーダーをいただきました野宮様と
09:33それはそれは
09:35私、社長の佐藤でございます
09:38副社長をしております
09:40妻の牧子と申します
09:42あの、佐藤和人って人知ってますか?
09:46野宮様たちがお探しのようでして
09:50いや、わからんな
09:51お役に立てずごめんなさいね
09:54黒トカゲのブローチをリクエストいただきまして
09:57黒トカゲ、江戸川乱歩ですね
10:00私も大好きなんです
10:01お注文ありがとうございます
10:04ちなみにご予算は?
10:07あっ、では
10:09300万円でお願いします
10:12現金?
10:13カードの限度額を超えてしまったのでさっき下ろしてきたんです
10:17お預かりいたします
10:20これがジュエリー佐藤の最後の仕事になるかもしれないので
10:24辰夫が精一杯心を込めて作らせていただきますごゆっくり
10:33えっ最後って?
10:40店は畳みません
10:43正式な後継ぎは真嗣さんです
10:46真嗣さんもそのつもりで大学に通いながらジュエ
10:49リーの勉強頑張ってますし
10:51はい
10:52父や辰夫さんの魂を受け継いでいけれど、僕しかいない
10:57ので
10:58うん
10:59頑張ってくださいね
11:01はい
11:04あの社長、本当にお店に興味がないみたいですね
11:08月に一度の締め日にだけ仕方なく来てるんでしょう
11:13そっか
11:15でも辰夫さんはできる範囲でお店を磨き上げている
11:19ショーケースのガラスには曇り一つありませんでした
11:22真嗣さんのためにもお店を守りたいんだろうね
11:26支払いも滞ってお店の経営状況はかんばしくないよう
11:31ですが
11:32社長夫妻の身につけているものは高級品ばかりでした
11:36でもこのままだと派手な生活も続けられなくなる
11:40それで土地建物を売り払おうと考えたのかもしれません
11:53それじゃあ僕はこれで
11:55お疲れさん
12:05あ、他にもブローチのアイデアがあったら是非
12:09はい、考えています
12:10お先に失礼します
12:24いらっしゃい
12:26あ、こんばんは
12:28また会えましたね
12:30どうぞ、どうぞ
12:31はい、どうぞ
12:34あ、じゃあカスうどん二つお願いします
12:37はい
12:38カスうどん二つ
12:40はいよー
12:41あ、ここ、草ついてる
12:43え?
12:45あ、ここ、ここ
12:47これだ
12:48田村君ね、さっきまで盾を探してたんですよ
12:52盾?もしかして
12:54そう、ご福屋のおばあちゃんの
12:56犯人から捨てた場所聞いてね
12:59田村さん優しいな
13:01いや
13:01田村氏は昔からそういう手間を惜しまない人です
13:05あれ、珍しく褒められた?
13:08あ、お母さん
13:10あ、お母さん
13:12ん?なにこれ?
13:15あ、トワイプードル
13:17やからげだろ
13:18え?
13:21ああ
13:25今日の夕ごはん
13:27子どもたちいっぱい食べてくれたよ
13:34はい、はい、はい、かつうどん2つお待たせしました
13:38おー、ありがとう
13:38ありがとうございます
13:42水取ってくる
13:43これだけますね
13:45はい、よいしょ
13:47じゃあ、我々はそろそろ払ってくるわ
13:50あ、そう
13:51あ、こないだ実家帰ったらさ
13:56お前ん家の親父さんの話になってる
13:58うん
14:00うちの町の人たちはみんな狭いなってっからさ
14:06おやじさんと連絡は?
14:09取ってない
14:13はい、ありがとうございます
14:15それじゃあ、レイナさん、りょうこさん、また
14:19ごきげんよう
14:24いただきましょう
14:25はーい
14:29いただきます
14:33あれ?万年筆がない
14:36え、いつも使ってるやつ?
14:38はい
14:39あ、さっきのジュエリーショップに忘れてきたみたいです
14:43あ、ダーリンからもらった大事なものなのに
14:46電話してみよう
14:48確か、名刺に携帯番号
14:55あ、突然すみません
14:571時間ほど前に伺った野宮と沢辻です
15:01ああ、先ほどはどうも
15:04あの、そちらに万年筆を忘れてきてしまったようなんですが
15:08後ほど取りに伺ってもよろしいでしょうか
15:11ああ、私もう退勤していまして
15:16社長が閉店までいるはずなんですが
15:19明日、必ずお探ししてご連絡しますので
15:22あの、今日じゃダメですか?大事なものなんです
15:26できれば明日にしていただけたら
15:29大丈夫です、ご迷惑でしょうし
15:32でも
15:35承知しました
15:36では、40分後に来ていただけますか
15:39あ、はい
15:40じゃあ、7時40分に伺います
15:44ありがとうございます
15:48凌子さん、すみません
15:50ありがとうございます
15:50ううん
15:52急いで食べよう
15:54はい
15:57ママのダーリンが万年筆触れたのって歌
16:00作家になる夢を応援してくれてるってこと?
16:04ダーリンは一番の理解者です
16:06彼も文学が好きで
16:08私らしい小説を書いてほしいと
16:10いつも言ってくれてます
16:12へえ
16:14もう長いの?
16:16そうですね
16:17かなり
16:20なんかいいな
16:24綺麗ですね
16:27ほんとだ
16:28キラッキラしてる
16:33昔は天気によって
16:35ライトアップの色を変えていたらしいです
16:38今は何かイベントがあると
16:39それに合わせたカラーになるんだとか
16:45どうも
16:47どうされたんですか
16:49お店に万年筆を忘れてしまいまして
16:52新一さんは?
16:54今日は早晩だったんで
16:55そこのカフェでご飯食べながら勉強
16:59僕も一緒に探します
17:04あ、竹野さん
17:05あ、あ、どうも
17:08こちら
17:09うちのお客様です
17:10あ、そうでしたか
17:12あ、私
17:13宝石の卸問屋を
17:15行くなんでおります
17:15竹野と申します
17:17お待たせいたしました
17:19すみません
17:21おらしさん
17:24どうも
17:24あ、竹野さん
17:27あの、社長は
17:29お店鍵がかかってまして
17:30あ、もう
17:31まだ閉店前ですよね
17:34あれ?
17:36じゃあ
17:37裏にお回りいただけますか
17:49鍵が開いてる
17:51あ、どうぞ
17:54社長
18:09私さん
18:11社長
18:17なくなってます
18:19りょうこさん通報を
18:20うん
18:23僕お場所呼んできます
18:24さっき部下のカフェに行ったと
18:26なんでこんな
18:27あ、もしもし
18:28あの、人が
18:30亡くなってます
18:38強盗でしょうか
18:40商品には手をつけていないようですね
18:45そうですね
18:47現金はどうですか
18:53ロックがかかったままです
18:56金庫の方を見てきます
19:01今ちょうどばったり
19:03え、胸下さん
19:07胸下さん
19:09奥様、警察が来るまでお体には触れない方が
19:15金庫は空です
19:16現金とグリーンダイヤのネックレスもなってなってます
19:20え
19:21とても貴重価値の高い石ですよね
19:23はい
19:24なんで
19:26殺されたってことですよね
19:30おそらく
19:32犯人は最初
19:33このワイヤーで首を絞めた
19:36でも体格のいい佐藤社長がなかなか息絶えないので
19:39ブロンズ像で殴りつけた
19:42犯人は狂気を二つとも置き去りにしています
19:45よほど慌てて撤収したんでしょう
19:48セキュリティ会社の警報ベルがあったとか
19:50ベルを作動した形跡はありませんでした
19:53そんなわけないでしょ
19:54何のための契約よ
19:59防犯センサーとカメラが解除されてる
20:01なんで
20:03無効にするには解除コードが必要ですよね
20:06コードを知ってるのは身内だけよ
20:09夫と辰夫と新一
20:12新一、辰夫、カバンの中身を見せなさい
20:16え?なんでですか?
20:18は?見られたら困るものでもあるの?
20:20あなた方が中身を確認して
20:22そこに手袋あるから
20:23え、表示しました
20:25え?
20:27おばさんだって解除コード知ってますよね
20:28は?私を疑うの?
20:30疑いを晴らすためにも
20:32一応確認させていただいても
20:37失礼します
20:49何もありません
20:51ほら、何もないでしょ
20:53新一、バックを出しなさい
21:01失礼します
21:14特に何もありません
21:36何もないと思います
21:41失礼します
21:52あ、何なのよこれは
21:54失礼します、警察です
22:00この男が銀行のお金と宝石を盗みました
22:03ここにいる全員が証人です
22:06夫のことも
22:10面倒を見てきた店員から
22:13こんな目に合わされるなんて
22:20私はありません
22:23もう
22:26何が何だか
22:34この後、お一人ずつ
22:35別室でお話を伺うので
22:37しばらくお待ちください
22:38達夫は廃業するかしないかで
22:40うちの人と揉めてたのよ
22:43どんなに知らばっくれたって
22:44証拠も出てる
22:47確かに
22:49私たちがお店に戻りたいと言った時
22:51達夫さんは渋っていましたし
22:53明日にしていただけたら
22:55お店にも少し遅れて到着しました
23:00社長を殺害した後
23:01発覚を恐れて
23:03戻るのを躊躇したとすれば
23:05一応筋は通ります
23:07なるほど
23:09達夫さんがそんなことするはずありません
23:12浅はかな
23:13やっぱり人間の本質なんて絶対に変わらないのよ
23:17本質?
23:18あの男はね
23:21前科のことですか?
23:23えっ
23:24なぜ知ってるの?
23:26図鑑の裏表紙に
23:27シールの跡のようなものがありました
23:31おそらく資本越読許可証を剥がした後です
23:34資本越読?
23:37刑務所の中に持ち込むことを許可された本です
23:41達夫さんの名刺には名字がなかった
23:44フルネームで検索したら
23:46きっと事件が出てきてしまうからでしょう
23:49達夫には強盗の善果がある
23:52あんな人雇うなんて
23:54お兄さんはお人よしすぎたのよ
23:58でも僕は達夫さんを信じます
24:02罪を犯すのは先代を裏切ることです
24:07人の道にそむことはもう二度としないと誓ったんです
24:16一旦
24:17コーヒーでも飲みましょうか
24:26どうぞ
24:30すいません
24:33ありがとう
24:34熱い
24:36どうぞ
24:38それでは改めて整理しましょうか
24:42私と凌子さんがお店を出たのが5時30分
24:46社長の遺体が見つかったのが7時45分
24:49この2時間15分の間に犯行は行われた
24:57この時間帯にアリバイがあれば疑いは晴れます
25:05私は5時過ぎ
25:07ちょうどあなた方が来てた頃
25:09店で書類をピックアップしてすぐカフェに移動して
25:12ずっと仕事してました
25:15新一
25:16あんたもカフェにいたわよね
25:19はい
25:206時前ぐらいに行ったら
25:22確かにお坊さんは窓際の席で仕事してました
25:26ほらね
25:27竹野さんはどうですか
25:30私は車で移動してました
25:327時半くらいに店に行って
25:35社長を待ってたらあなたたちが
25:38私たちが着いたのが7時40分なので10分くらい前ですね
25:43社長が閉店までは自分がいるからもう上がっていいというので6
25:47時半には退勤しました
25:50竹野には動機がある
25:52防犯センサーの解除行動も知ってるし夫と二人き
25:56りになるチャンスもあった
25:57カバンの中から証拠も出てきてるあいつしかいないじゃない
26:02ですが条件が揃いすぎてるんですよね
26:07レッドヘリング
26:08そうです
26:09何それ
26:11ミステリーの技法です
26:13真犯人から目をそらすために提示される
26:16人物や事柄
26:18技法?
26:19ふざけないで
26:20これは現実なの
26:22夫が殺されてるのよ
26:24ミステリー小説なんかと一緒にしないでよ
26:47ごめんなさい
26:47よし
26:48ルンナさんタイム
26:48今ちょうどかけよう
26:53マキコさんはカフェの窓際にいたと言いましたね
26:58はい
26:58その時マキコさんはストールを肩からかけていましたか
27:05途中からかけてたと思います
27:08赤と緑どちら
27:12緑でした
27:16あれ
27:17お店に来た時は赤だったよ
27:20だから何
27:22今そんなこと関係ある
27:33はい
27:44赤と緑
27:45そんなわけないでしょ
27:48通天閣
27:49ライトアップの色を変えていたらしいです
27:52窓際
27:53そこのカフェでご飯食べながら勉強
27:57傷
27:58あつあつ
28:00左手
28:12つながりました
28:18佐藤社長を殺害したのは
28:23竹野さんではないでしょうか
28:26言いかがりやめてくださいよ
28:27佐藤社長は右側の側頭部から出血していました
28:32あれは左利きの人間に殴られた時の特徴です
28:36ここにいる人の中で左利きなのは
28:40竹野さんだけです
28:42地球でじゃない方で殴ることだってあるでしょ
28:45あともう一つ
28:47あなたはさっきコーヒーを受け取る時
28:49痛いと言いました
28:51熱いではなく痛い
28:56犯人は社長を鈍器でオーダーしただけでなく
28:59ワイヤーで首を絞めています
29:01考察には相当な力を要するため
29:04手に傷ができる場合があります
29:08手袋をしていたとしてもです
29:11竹野さん
29:12手を見せていただけますか
29:19あ
29:22こんなの証拠になりませんよ
29:24それに私外部の人間でして
29:27防犯センサーの解除なんてできるわけがありませんし
29:31内部に協力者がいれば可能です
29:34ですよね
29:35マキコさん
29:36は?
29:39もし私がこの事件をもとに小説を書くとしたら
29:43こんな展開にします
29:49マキコさんはカフェに行く直前
29:52金庫から出した現金とグリーンダイヤーを
29:55辰夫さんのバッグの底に入れた
29:58辰夫さんを犯人に仕立て上げるためです
30:02何も知らない辰夫さんはそのまま退勤した
30:07ある方法で店内に社長しかいないことを確認した竹野さん
30:12は
30:12店に侵入
30:14あらかじめ聞いておいた解除コードで
30:16防犯センサーを無効にした後
30:19佐藤社長を襲った
30:23ある方法
30:24電話したとか
30:27確かに電話しました
30:30が社長は出なかった
30:32一人かどうかなんか知らないし
30:35私じゃない
30:37一人だったとしても
30:39営業時間中に襲うなんて
30:42大胆っていうか
30:44だって辰夫さんや新一さんが戻ってくる可能性も
30:47あったわけでしょ
30:49そうよ
30:50あなたの言ってることめちゃくちゃよ
30:57黒トカゲはなぜ通天閣を宝石の受け渡し場所
31:01に選んだのか
31:04愛読者の牧子さんならご存知ですよね
31:10何ですかそれ
31:13高いところからだとよく見えるからです
31:16仲間同士でお互いに合図をしやすい
31:20どういうこと
31:22通天閣の展望台にいる黒トカゲを
31:25仲間たちが大阪の街中から双眼鏡で見守っているんです
31:31もし彼女の身に危険が迫ったら
31:34仲間は赤い布で別の仲間に合図をして
31:37人質を殺すことになっていた
31:41このトリックを応用したとしたら
31:44牧子さんはカフェの窓から
31:47辰夫さんが退勤したことを確認して
31:50殺害欠航の防災員を表す
31:52緑のストールを羽織った
31:56近くで待機していた竹野さんは
31:58それを合図に店に侵入
32:01社長を殺害した
32:05その後現場の後処理をしようとして
32:08もう一度窓から牧子さんを見上げると
32:11中止のサインが出ていた
32:13あっ
32:15黒トカゲの赤い布
32:18そう
32:19ストールを赤に変えて危険を知らせた
32:23カフェを出た新一さんが
32:24店に戻るかもと考えたからです
32:31あっ
32:41なんでそんな方法
32:44通話履歴を残さないためでしょう
32:47なるほどね
32:49私たちが最初にお店を訪問した時
32:52竹野さんは向かいのカフェを見上げていました
32:56あれは合図がちゃんと見えるかどうか
32:59最終確認をしていたのでは
33:01そんなの全部妄想だよ証拠もない
33:06それは刑事さんたちが見つけてくださる方
33:09着替える暇もなかった竹野さんのそのジャケットから
33:13血液反応が出たとしたら
33:18カフェの防犯カメラで
33:20牧子さんが事件の起こるタイミングで
33:22ストールの色を変えているのも確認できるかもしれませんね
33:32私この男に脅されたんです
33:36見張っておけって無理やりじゃないと殺すって
33:41は?
33:42ざけんなよ
33:43そっちが持ちかけてきたんだろ
33:45旦那の保険金してしめよってよ
33:49保険金?
33:50別室でお話聞かせていただけますか
34:14よかった
34:17新一さん達雄さんのことをもう一人の父親って言ってたも
34:21んね
34:29活動探しの日々が再び始まった
34:33また空振りか
34:35まだリストは半分です
34:37気を落とさず行きましょう
34:42あ、これブローチの
34:45すみません
34:49でもママはずっと何かが引っかかっているらしい
34:53そう、事件はまだ終わっていなかったのだ
35:03はい
35:05えっ
35:06あ、はい
35:08あ、まだ大阪におります
35:11ありがとうございます
35:12では後ほど
35:16辰夫さんからです
35:17万年筆が見つかったそうです
35:20ああ、よかった
35:23辰夫さんの疑いが晴れたのもママのおかげだね
35:28いいえ
35:30黒トカゲのおかげです
35:34黒トカゲが宝石の受け渡しをしたのってどの辺なんだ
35:38ろう
35:39仲間からよく見える場所ってことだよね
35:44黒トカゲがいたのはあの通天閣ではないんです
35:48小説の舞台になった通天閣は1943年に火事が起き
35:53て解体されてしまいました
35:56あれはその後に建てられた2代目なんです
36:00へえ、そうなんだ
36:022つあるなんて知らなかった
36:06黒トカゲと黒い魔女もそうだよね
36:10同じストーリーだけど別バージョンがある
36:15同じストーリーの別バージョン
36:20同じ事件の別の顔
36:28そうか
36:36見つけてくださってありがとうございます
36:39こちらこそその説は本当にお世話になりました
36:43あ、黒トカゲこんなにたくさん
36:47ねえ、審査もいろいろ案を出してくださいましてね
36:51へえ
36:59間違っていたらごめんなさい
37:02辰夫さん、本当は知っていたんじゃないですか
37:06はい
37:08マキコさんの計画を
37:13事件の日、万年筆を忘れたと電話で伝えた時
37:18辰夫さんはお店に戻ることをしぶりました
37:22到着するのも遅かった
37:25それは、お店の中で何が行われているかを
37:30知っていたからではないですか
37:35次の締め日に結婚しましょう
37:38本当に約束守ってくれるんだろう
37:40もちろん
37:42報酬は2500万
37:45頼んだわよ
37:55佐藤社長がいなくなれば
37:57店の廃業話はなくなる
38:01ついでにマキコさんが逮捕されれば
38:03相続の結核自由になる
38:06そうなれば
38:08お店や土地は
38:09法廷相続人である
38:11新一さんのものになる
38:15あなたの望み通りです
38:24おっしゃる通りです
38:28マキコさんが私に罪を着せようとしていたことまでは知り
38:32ませんでしたけど
38:35だから店の中で殺す必要があったわけですね
38:39どうして気がつかれたんですか
38:42ヒントをくれたのは
38:44江戸川乱歩
38:47でもそのひらめきをくれたのは
38:49凌子さん
38:49え、私?
38:52黒トカゲに2つのバージョンがあることを
38:55思い出させてくれたでしょ
38:58佐藤社長殺害の筋書きを書いたのは
39:01マキコさんと竹野さん
39:03でも辰夫さんは
39:05彼らの書いた筋書きをそのままに
39:07自分のバージョンに仕立て上げた
39:11新一さんのために
39:13リライトした
39:30新一さん
39:31申し訳ありませんでした
39:36二度と罪は犯さないという
39:38先代との約束を破ってしまいました
39:42でも後悔はしていません
39:46先代はいつもおっしゃってました
39:49新一さんは聡明でセンスもある
39:51きっと一流のジュエラーになれると
39:56警察に行ってきます
39:58後のことはよろしくお願いします
40:28本当にそれでいいんですか
40:36はい
40:38頑張ります
40:45新一さんのバッグの中に
40:53教員採用試験の参考書が入ってました
40:58彼が本当にやりたいことは
41:01何だったのか
41:03そっか
41:05新一さんは
41:07自分のことより人の思いを
41:10優先する
41:11とても優しい方なんだと思います
41:13楽しいも全部
41:15迷いも全部
41:17私だけのものであるとき
41:20でもそれを言ったら
41:22ママも同じくらい優しいと思う
41:26そうやって新一さんの気持ちに寄り添えるんだ
41:31私が優しい
41:35私ね
41:36ママってちょっと黒トカゲみたいって思ってたの
41:40美しいものが好きで
41:42自由で頭が切れて
41:44駆け引きに長けてて
41:47でもママは黒トカゲより優しい気がする
41:51涼子さんが呼んだのは黒い魔女ですよね
41:55そうだけど
41:56同じ話だって全然違います
42:00黒い魔女は子供向けにリライトされた
42:03完全懲悪者にすぎません
42:07ママ?
42:09涼子さん
42:11あなた私を信じすぎてる
42:14どうしたの何かママらしくない私らしいって何私の何を知
42:20ってるのちょっと風に当たってきますねそうだ私はママのことをまだほ
42:38とんど知らない
42:51映し世は夢
42:54夜の夢こそ
42:55まこと
42:58見えているものが全てじゃない
43:13誰にだって人には見せない別の顔がある
43:18今日のゲストはバドビントン元日本代表の七海さつき
43:21さんです
43:26よろしくお願いします
43:27あらさつきちゃん
43:30そんな知り合いみたい
43:31知ってるもの
43:32涼子はバドビントンの女子ダブルスでさつきちゃん
43:36とペアを組んでたのよ
43:37え?
43:38七海さつきと?
43:40その話聞いたことないんだけど
43:47俺は彼女と生きていく
43:58ママを知りたい
44:00全部は分からなくても
44:02分かりたいと思うことはやめたくない
44:07もう
44:08後悔したくないから
44:18ママ
44:19早く帰ってきて
44:45月夜コールは無料のTVHuluで全話配信中
44:501話から一気にすればすごい発見あるかも
44:54便利なお気に入り登録もぜひ
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