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  • 2 日前
トランスクリプション
00:01親よい子だねんでしな
00:05漫画 日本昔話
00:39夢をたぐればほろほろと
00:44花も心浮かぶ焼き目
00:51人の情けな幸せを
00:59そっとたくんだ
01:04かさじそ
01:40
01:42人々がまだこの世に住みついたばかりの太古の話です
01:47信濃の国は山また山に覆われ
01:50人々は何とか住みつく場所を求めて
01:53日夜開拓に汗を流していましたが
02:18その中でもとりわけ力のある若くてたくましい一人の
02:23長がおりました
02:26さてその若い長のもとに夜な夜な通う一人の美
02:31女がありました
02:32女の素性は明らかでなく人か神かも分かりませんでした
02:37
02:38長は気にもせず女との仰せを楽しんでおりました
02:42ところがある日のこと
02:44長は戯れに女との別れ際
02:47着物の裾に糸のついた針をさしておきました
02:54果たせるかな
02:55糸はどこまでも伸び
02:58山中の岩屋にまで達しました
03:01女は竜の化身だったのです
03:09その日から女はばったり長のもとへは来なくなりました
03:15それからしばらくして長は死にました
03:19でも長の残したものは立派に残りました
03:24水田で稲を作ることだったのです
03:27人々は犬を作るには水が必要だったので
03:31産川の流れを神様のようにあがめるようになりました
03:36ところである日この産川の上流から
03:39一人の赤ん坊が流れてきました
03:47それはオサと竜の女との間に生まれた車に違いありません
03:52でした
03:53下流で洗濯をしていた女はそんなこととは知らず
03:57産川を流れてきたのだから水人様の子に違えねえと
04:01家へ連れて帰り大切に育てることにしました
04:05男の子の名は小太郎と名付けられ
04:08すくすくと育っていきました
04:10でも竜の子だけあってちょっと変わった子供でした
04:13食べては眠り食べては眠りの物臭太郎だったのです
04:24それでもばあさまは小太郎を我が子のようにかわいが
04:28りました
04:29そしてある日のこと
04:31小太郎やおめえもそろそろ一人目の男だで
04:36たまにはばあの手伝いもやってくれろや
04:39うんなら山へ行って焚き木を取りに行ってくるだ
04:51ところがどうしてどうして
04:53さすがに小太郎山へ入ると
04:55たちまち山中の萩の木をあっという間に刈り集め
04:59ると
04:59きょっと一つの束に締め込んでしまいました
05:03はれー
05:04山中の萩の木を全部縛ってあるだに
05:07一分ずつ抜いて使いよ
05:09縄を解くとはじけるで
05:11たまげた
05:13いや
05:16ほんとじゃった
05:22それからしばらくして
05:24ふとした病がもとで
05:26ばあさまは亡くなりました
05:287日7晩泣き続けた小太郎は
05:32これからは一人で生きてゆかねばならなくなったのです
05:39小太郎や
05:40おめえはばあのほんとの子ではねえだで
05:44おめえはある日産川を流れてきたで
05:47水神様の子にちげえねえ
05:50おめえのほんとの親子は
05:52ちくまの湖に住んでおられるにちげえねえだ
05:57小太郎はおばあさんが昔そういったことを思い出し
06:01ちくまの湖を訪ねてみることにしました
06:05おばあさんと暮らした懐かしい村にも別れを告げ
06:08産川沿いにどんどんどんどんと山道をのぼってゆ
06:12きました
06:15この世でたった一人ぼっちになった小太郎は
06:18このときはじめて自分のほんとうの
06:21うみの親のことを考えたのでした
06:26産川のみなもとにある
06:27ちくまのみずうみのそばまでやってきたときのことです
06:36あれー
06:37こげなとこにも人がいるだか
06:43あのー
06:46このへんでは見かけねえ人じゃな
06:48どこさいくだ
06:50山裾のみずうみさいくだ
06:53ちくまのみずうみだか
06:57このみずうみがはたけじゃったらの
07:01わしらのくらしもずっとらくになるだで
07:09このあたりはやたらみずうみがあっていかんわい
07:13これがみんなはたけじゃったらの
07:17このとき小太郎の心に
07:20はじめてシナノの土地がうかびあがりました
07:24大きなみずうみが多いため
07:25百姓たちはせまい土地にしがみついたまま
07:28苦労に苦労をかさねていたのです
07:32みずうみがはたけだったら
07:34それは小太郎の知らない小太郎の父
07:36かっての若きおさの願いでもありました
07:40不思議なことに今小太郎の胸に
07:42若きおさ父の血がよみがえってきたのです
07:46若くてたくましい開拓への情熱がわいてきたのです
07:51そうだみずみのみずうぶった切ってはたけにするだ
08:06おっかー
08:09おっかー
08:11小太郎は声をかぎりにお母さんを呼びました
08:15
08:17やがて湖面が盛り上がり
08:19一人の女の人が姿をあらわしました
08:22おっかー
08:27おっかーから
08:31小太郎よく来ましたね
08:35お母さんはお前の来るのを待っていたんだよ
08:39おっかー
08:40おらお願いがあるだ
08:42おら広い田んぼが欲しいだ
08:45このみずうみのみずさぶった切ってここを田んぼにして
08:48えだ
08:48え?
08:50そ、それは
08:51このあたりの百姓はみんな狭い畑を耕して苦労している
08:54
08:55おらみんなを楽にしてやりて
08:57百姓の役に立ちてんだ
09:01おっかー
09:01力を貸してくんど
09:04お前のそういうところはお父さんにそっくりだね
09:08お前のお父さんはやっぱりこの地方を開拓しようと熱い
09:13血に燃えたお方だった
09:16でもお母さんはこのみずうみがなかったら生きていけない
09:23だってお母さんは
09:25かたん
09:28小太郎や、よーくごらん
09:33これがあたしのほんとの姿だよ
09:36りゅ、りゅうだ
09:37小太郎や、お母さんはこのみずうみさえあれば生きて
09:42いける
09:43それにお前と一緒にここで暮らすことだってできる
09:47でもわかりました
09:49お前の体には半分は人間の開拓する心が流れているんだ
09:54もの
09:55小太郎、お母さんはどこかよそのみずうみを探しましょう
10:00おっかー
10:01おのり
10:03岩にぶつかって山を崩すんだ
10:06うん
10:09こうして小太郎と母流は周りの山々に向かって体当
10:14たりを始めました
10:16山を崩してみずうみの水を下界へ放流しようとした
10:20のです
10:21おっかー、あの山だ
10:27小太郎、しっかり捕まっておいで
10:37それー
10:43そして何日も何日も母流と小太郎は周りの山に向
10:48かって体当たりを切り返しました
10:51龍の体は傷つき、あちこち血を流しながらも二
10:55人は決してやめようとはしませんでした
10:58そしてある日のこと
11:05おっかー、鳩一息だ
11:08それー
11:30やったー
11:33さあ、行こう、母さん
11:39こうして山は切り崩され、ちくまの湖はどっと流れ出
11:44し、後にはやがて青々とした水田ができました
11:49命がけで山を切り崩した小太郎と母流は、そのまま
11:53陸をうがちながら、北の海へと抜け出し、その後二
11:59人の姿を見たものは誰もいなかったそうです
12:03ただ、小太郎と母流の名はいつまでもいつまでも人々の間
12:08に語り継がれました
12:23なんて綺麗な雲だべ
12:27なんて綺麗な星だべ
12:31なんて
12:35はぁー
12:37おっかー、よんだだか?
12:40ああ、はたけにナスウェルダーでナスの苗買ってき
12:44てくんろ?
12:46はーい
12:47むかし、一人の男の子がおりました
12:51男の子は、ある日お母さんにナスの苗を買ってくるように
12:55言われました
12:56ところが、あんまり空がきれいだったので、男の子は一番高
13:01い苗を一本きり買ってきたのでした
13:04なんでもっと安い苗をいっぱい買ってこなかっただね
13:09さぁ、なんでだかわかんね
13:12でも、男の子は心の中でそっと思いました
13:17一本きりでも高い苗はきっとたくさん実がつくだ
13:22ねぇ、そうだよね、お地蔵さん
13:42どうだおっかー、やっぱ高いおナスはちがうじゃろー
13:51わー、くもまでのびてった
13:54わー、くもまでのびてった
13:57あははははは、うれしいなー
14:01あははははは
14:04それから、ナスは白い花をいっぱい散らせたあと、それはそれは見
14:10事な実をいっぱい実らせました
14:17うわー、おナスだどー
14:20こんなにいっぺん見つけただどー
14:23わーい、おっとーが生きてたらなー
14:27とーちゃん、しんだのごねんまえ
14:31さんじゅうちょっとでこんころりん
14:37あれから、かーちゃん、なきむしだい
14:42だけど、うらはつよむしころりん
14:47やまさのぼうってこんころりん
14:51たんぼさもぼうってこんころりん
14:58これ、どこいくだ?あぶねーからやめとけよ
15:01こら、やめとけって
15:08あぶなくねーだー、ちょっくらくもさんみてくるよ
15:13これ、やめとけってば、おちたらしんでしまうでねーだか、
15:17これ
15:20あんひともやめからおっこちてしんだだよ
15:31ほー、ほーっほーっほーっほーっほーっほーっ
15:38ほーっほーっほーっほーっほーっほーっほー
15:38っほーっほーっほーっほーっほーっほーっほ
15:38ーっほーっほーっほーっほーっほーっほーっ
15:38ほーっほーっほーっほーっほーっほーっほー
15:38っほーっほーっほーっほーっほーっほーっほ
15:38ーっほーっほーっほーっほーっほーっほーっ
15:40ほーっほーっほーっほーっほーっほーっほー
15:41っほーっほーっほーっほーっほーっほーっほ
15:42ーっほーっほーっほーっほーっほーっほーっ
15:42ほーっほーっほーっほーっほーっほーっほー
15:48ふぅ、はぁ、おいしい。
15:57開けたものは閉めなきゃダメじゃねえだか。
16:00それオラのナスでねえだか?
16:03おお、このナスはお前さんが植えなすったんだが、毎日毎日
16:07おいしくいただいてます。
16:09それなら、お前さんに何かお礼をしなきゃならねえだな
16:13あ。
16:15と、まあそういうわけで、男の子はおじいさんに連れられて、
16:20雲の上をどんどんどんどん歩いて行きます。
16:34そして、おじいさんのお屋敷に着くと、二人の娘さんがお
16:39りました。
16:40どちらもとてもきれいな娘さんたちです。
16:47ダメージ
16:57いいぞ、いいぞ。
16:59ほーれ、ほーれ、そーりゃそーりゃ。
17:07宴会はいつまでもいつまでも続きました
17:26息子にとってこんな楽しかったのは久しぶりのことでした
17:30いつかお父ちゃんと一緒に畑でヘンテコ大根引っこ抜
17:35いて以来のことです
17:37ほら待て待たんか
17:47父ちゃん死んだの5年前
17:5230ちょっとでこんころり
17:56それから母ちゃん泣き虫だ
18:02あれみんなどこ行っただか
18:06これこれ目が覚めただか
18:11おらたちはちょっくら仕事に行くけん留守番しと
18:14いてくれや
18:16雲の上にも仕事があるだか
18:19おりゃあるわさこれで結構忙しいのよ
18:22じいさまおらも仕事したいけん連れてってくんだ
18:29うわー
18:30おにー
18:39おらもう死んだだ死んだだぞ
18:41死人の肉はうまくないけん食えねえだ
18:44おら死んでるだと言うとに
18:46おらたちは死んだ人間の肉の方が冷たくて好きだ
18:49ねえ
18:50うわー生きてる生きてるほらこの通り
18:52三四二二三四
18:54おらたちは本当は人間を食べる悪い鬼でねえ
18:59雨を降らすいい鬼なんじゃよ
19:02それそれ
19:12それなこんな具合じゃよ
19:14わかったおじいちゃん雷様だんべ
19:17そうじゃ雷様だ
19:19これから外へ雨を降らせに行く
19:23うわーおらも一緒に行くな
19:45村の村だ
19:46ぼちぼち行くか
19:56はいー
19:58うわっ
19:59夕立ちだ
20:02はいー
20:04そーれん
20:05そーれん
20:09そーれん
20:14ところでその日村ではちょうど夏祭り
20:18大勢の人が集まっていたからたまりません
20:21お宮はもう上を下への大騒ぎ
20:24うふふふふ
20:32うわー
20:34ねえ娘さん僕にもアメの秘書貸してくださいよ
20:39そんねえ
20:53そんねえそんねえそんねえ
20:55わー面白いな
20:58あああれ
21:04あああああああああ
21:07ただただ助けてくれ
21:09まだ死にたくないよ
21:17父ちゃん
21:24なんと息子の体は桑の木に引っかかりやっと命だけ
21:28は助かったのでした
21:30これを見て神成様はこう言いました
21:33せっかくわしの後継ぎをさせようと思うとたのに
21:37惜しいことをしたの
21:41でももっと残念がっていたのは二人の娘さんたちでした
21:46二人ともそっと心の中ではあの男の子のお嫁さんになり
21:51たいと思っていたからです
21:58それからというものを桑の木のそばには決して雷様は落ちない
22:03という話です
22:04きっと雷様が男の子を助けてくれた桑の木へお礼を
22:10しているつもりなのでしょう
22:13だから今でも雷様が鳴るときは桑の枝を切ってきてそれ
22:19を軒下へぶら下げると良いと言います
22:23おっかー
22:26おっかー
22:28なんじゃ
22:31おっかー
22:33だからなんじゃ
22:36おっかー
22:37おらな
22:43そらまで行ってみたがやっぱり夫はいなかっただ
22:50息子はきっとそう言いたかったに違いありません
23:04くまのこみていたかくれんぼ
23:08おしりをだいしたこいっとうしょ
23:12ゆうやけこやけでまたあした
23:17またあした
23:21いいな
23:22いいな
23:24いいな
23:24いいな
23:25人間っていいな
23:28おいしいおやつにご飯ご飯
23:32子供の帰りを待ってるだろうな
23:36僕も帰ろう
23:38お家へ帰ろう
23:40でんでんでんぐりがいてバイバイバイ
23:48みんなで仲良く
23:54あったかい布団で眠るんだろうな
24:00僕も帰ろう
24:03お家へ帰ろう
24:04でんでんでんぐりがいてバイバイバイ
24:08ご視聴ありがとうございました
24:11ご視聴ありがとうございました
24:14ご視聴ありがとうございました
24:15ご視聴ありがとうございました
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