00:01親よい子だねんでしな 漫画 日本昔話
00:39夢をたぐれば ほろほろと 花も心浮かぶ焼き目
00:49人の情けな幸せを そっと運んだ 笠地蔵
01:44昔 ヒューガの国の山奥に メラノショウと呼ばれる
01:49寂しい山里がありました この山里に漆取りで暮らしを
01:56立てている 二人の兄弟が住んでおりました
02:07漆取りとは 山に入って漆の木を見つけ
02:11木に傷を入れて 出てくる汁を集めるのでした
02:17この漆の汁は お椀の上塗りなどに使い 良いお金
02:22になるのでした
02:31どうじゃ 今日は おめえのほうは 少しは取り立つね
02:36兄じゃ こっちはさっぱりじゃ もう取り尽くしたようじゃ
02:44漆の木にも限りがあります もう近頃では良い漆は滅多に
02:50取れず
02:51二人の生活は楽ではありませんでした
03:00兄じゃ わしは明日町へ漆を納めに行ってくるが
03:05兄じゃはどげんすると
03:08わしは一日漆探し場へ おめえだけ行ってくればよ
03:13か
03:14そうするたい
03:22次の日 朝早くから兄じゃは山へ入りました
03:28漆の木を探して あちらの山 こちらの谷と歩き回りましたが
03:34そのうち 今までに来たことのない 深い霧の谷合いへと
03:39出てきました
03:45あ 漆の木じゃ
03:50おお 立派な木じゃ
03:55それは 今までに見たこともないような 深い淵でした
04:00青黒い水をいっぱいにたたえ 底なしの深さを思
04:04わせました
04:05なんとも君の悪い淵じゃ
04:10ああ
04:10あっ
04:14しまった 大事なナタじゃ
04:16ナタがのうてはもう 大ごとじゃ
04:23深い淵の中でナタは なかなか見つかりませんでしたが
04:27兄じゃはそのうち 淵の底に何やら
04:30とろりとした奇妙なものが たまっているのを見つけました
04:39もしやこれは
04:44漆じゃ しかも上漆じゃ
04:48それはやはり漆でした
04:50山中の漆が長い間かかって この淵に集まっていたのです
04:57大ごとじゃ これさえあれば わしは一生楽して暮らしてい
05:00けるぞ
05:00うわっおの
05:12その日から
05:14兄じゃは まるで人が変わったようになりました
05:19一方弟の方は今日もほとんど漆が見つかりません
05:25兄者どこにそげな漆があると教えてくれ
05:29漆なら山にあるに決まっちゃうが
05:32そうじゃなか兄者のとってきよる浄漆のことじゃがの
05:37ふーんそういうもの知らんわい
05:43兄者は決して弟に漆の在りかを教えようとはしません
05:48でした
05:54そしてあくる日の朝
05:56弟はそっと兄者の後をつけて行きました
06:19ジョウルシじゃ焦げなところにあったのか
06:28弟は兄が去った後
06:32自然が勝手に集めたもんで誰が取ろうと文句はな
06:36か
06:37と弟もその日から淵の漆を取るようになりました
06:47そしてやっぱり弟も兄と同じように
06:50山へ行くことを忘れぶらぶら暮らすようになりました
07:00やっぱりじゃ弟のやつ漆の在りかを知りよったな
07:08兄者は弟に知られたことが悔しくてたまりません
07:13あれはわしの見つけた宝じゃ
07:15たとえ弟でもやりとうない
07:17しかし取るなというわけにもいかんし
07:20兄者は考えに考えた末
07:24とうとう良い方法を思いつきました
07:26そうじゃ
07:28良い方法があるぞ
07:30これは面白い
07:31ギュー
07:32パッ
07:32パッ
07:37パッ
08:05夜も明けようという頃
08:07兄者の仕事は出来上がりました
08:12それは一匹の竜でした
08:17こいつを淵の中に吠え込んでおけば
08:19弟の奴もさぞ驚くじゃろう
08:32これで弟の奴も漆のそばへはよう近寄るまい
08:45その夜何も知らない弟はいつものように
08:50淵へ漆を取りにやって来ました
09:11なんじゃ
09:19リュウジャー
09:20リュウジャー
09:21タタタタ助けてくれ
09:24リュウジャー
09:25リュウジャー
09:28リュウジャー
09:29リュウがいた
09:29リュウがいた
09:30リュウがいた
09:31兄者に早よ知らせ
09:32おそろしや
09:36リュウジャー
09:37リュウジャー
09:39兄者
09:44これで漆は独り占めできたと
09:47ゆうゆうと淵の中へ
09:48漆を取りに潜り込みました
10:17なかなかよか出来栄えたいまるで本物みたいば
10:30なんという不思議なことでしょう
10:32木彫りのリュウはいつの間にか生きていたのです
10:41そんな馬鹿な
10:42あれはこのわしが作ったもので生きとるはずがなかじゃ
10:46なんとも納得のいかぬ兄者は
10:49もう一度淵の中へ潜っていました
11:01やっぱりリュウが生きていたのです
11:04いつの間にかその姿も何倍もの大きさになり
11:08目を抜き牙を抜いて
11:10兄者に襲いかかってきたのです
11:25兄者はこの世にこんな恐ろしいことはなかと
11:29命からがら逃げて帰りました
11:32助けてくれ
11:48そしてリュウは再び深い淵に潜ったまま
11:51二度とその姿を現さなかったそうです
11:57メラノショウのこの淵には
12:00今もリュウが住んでいるといいます
12:03そして淵の中に沈む漆は
12:06それ以後誰も取ることができませんでした
12:23とんと昔のことじゃった
12:27ある山に乱暴者の猿たちが住んでおってな
12:32秋になるとみんなして里へ降りてきて
12:35その辺の田や畑を荒らし回っとったそうな
12:40里の入り口にはじいさまとばあさまの家があって
12:44な
12:45その家の田や畑がいつも狙われていたそうな
13:01ここらへん
13:03おー
13:05それよけやれよけ
13:06いいよこらいいよこら
13:07それそれそれやれこらいいよこらいいよこ
13:11いいよこらいい
13:19誰じゃうちの畑荒らすとルールは
13:23俺んちの畑を荒らすとは何事だ
13:27また猿ですかやおじいさん
13:30そのようじゃまたいつもの猿じゃ本に困ったもんじゃな
13:34ばあさんや
13:36ようやられますの
13:38いい方法はないもんかの
13:40本にの
13:46そうじゃ
13:47じいさまが地蔵さんに化けて畑の中につったっとったら
13:51地蔵さんに
13:53ほうじゃ
13:54猿たちはどんな乱暴もんでも地蔵さんの前ではおとなし
13:58をするということじゃね
14:00うんだけど地蔵さんなんかに化けてバチ当たりはせんかの
14:06大丈夫だって畑の作物を守るんじゃで
14:09こうしてじいさまとばあさまは地蔵さんを作ることに
14:14決めたんじゃと
14:15さてその次の日
14:17米の子をじいさまの体にまぶして赤いよだれか
14:21けを作って
14:22ふわあさるたちのおかげでとんと夜通し仕事じゃ
14:29それにしてもさるたちめあらあれおるかな
14:34きたきた
14:36それ行け
14:46きたぞきたぞ落ち着いて落ち着いて
14:51ハンリーぶったまげただよ
14:55いつの間にこげな立派な地蔵様できたんだ
14:59バカにおせいじのうめえ猿でねえか
15:03立派じゃなんてびっくりしただな
15:08色も白て器量のいい地蔵様でねえか
15:12うーんこげなとこに置きっぱなしじゃもったいねえ
15:18そうだ山のお堂へおうちするのがい
15:20はっそれみな山のお堂に運ぶんだ
15:24あれあれあれなんだか妙な具合だぞ
15:30こうしてさるたちは地蔵さんに化けたじいさまを担い
15:33で
15:34大地蔵に大地蔵に運んでいったんだと
15:37わっせうわっせうわっせうんせうんせうんせわっせ
15:43途中川に立ち掛かったんだと
15:50これは川だぞ気ぃつけろ
15:57さるへ行くぞ
15:59さるへ行くぞ
16:01ブーブー言っ うーんセットソルベンのシビサーヌラスト
16:07も
16:082層のシールはうらしいのよっ うーん
16:13ブーブー 面白い歌だなぁ
16:19それされ深みにはまるなよフラン流れが早いぞ気
16:23をつけないよこれよいよいよいよ いい
16:26ん 何のルーバー
16:30ブレいける二度様が傾いただー大変だとしてねえどう
16:34と 代え棒を持ってこいすっかえ棒
16:36よーしおめいきやありがって自動様の人にあてがう
16:40線量箱を持ってこい
16:42ウュー
16:44あー、重て。
16:46うーん。
16:49大変だ、大変だ。
16:50洗浄箱、洗浄箱。
16:53あー、今度はあっちへ巻く ihn。
16:56もうひとつ、洗浄箱を持ってこい!
16:59あぶね!あぶね!あぶね!
17:01もう、猿たちは大騒ぎ。あっちだ、こっちだ、こっちだ、こっちだ、
17:04ともう、散々、騒いだせ。
17:06それでも、無事、じいさんを
17:08川向こうのお堂へと運んだそうな。
17:11そして。
17:16もうこんげなところに祀られちまって
17:19どうすべか参ったぞこりゃ
17:22おじいさまどうぞ食べてくらっせ
17:24足りなんだらなんぼでも持ってきますで
17:34さあこれで一安心だ畑さあらしに戻るぞ
17:38おしそうじゃ
17:47あれまあお祈りしてくれたのはいいだがまた畑荒らしに行
17:51っただか
17:52じいさまはそれでも猿たちのお祈りがあんまりかわ
17:56いらしいで
17:57怒る気にはとても慣れなんだそうな
18:00じいさまはそのまま染料箱を二つ抱えると家へ帰
18:05ったんだと
18:11こりゃまあ猿たちを通じて
18:14神様が授けてくだされたに違いねえだ
18:17そこへ隣のばあさんがやってきて
18:21おお
18:24なんじゃこんな行産なお宝は
18:27実はそのカクカクシカジカでの
18:29何カクカクシカジカ
18:31じいさんや大変だよ
18:33隣の上ではカクカクシカジカ
18:35何カクカクシカジカ
18:37早速真似してみんべ
18:39なんやらペタペタして気持ち悪いよ
18:41しんぼうしんぼうこれでたんまりこんお宝が出るぞな
18:45こうして隣のじいさまとばあさまも
18:47なんとか染料箱を手に入れんべと
18:50翌の皮突っ跳ねて夜通し米の粉といたり
18:53赤いよだりかけ塗って頑張ったんだと
19:02そして次の朝
19:05そりゃ行けー
19:12おやぶ
19:14ハンリンマー
19:15地蔵さんどこだ言ってしもうたと思ったら
19:18また焦げなところにおるでね
19:19よしまたお堂へおうとしろ
19:22へー
19:26猿たちは隣のじいさまもやっぱり本物の地蔵さんだ
19:30と思い込み
19:31またまたみんなして運んでいったんだと
19:35そしてやっぱりその大川へ差しかかったんだと
19:43かばんじゃぞ気づけろい
19:44つかみにはまるなよ気をつけろい
19:59おもちていうかじゃな
20:00どらどらぼちぼちやってみるぞ
20:05またかしこでねえか
20:07ほれ早く染料箱持ってこい
20:08いやーあの今度は二つ一っぺんに持ってこい
20:13うまくいったぞ
20:15くれ早く割ってこい
20:21隣のじいさまは染料箱二つと言うたが
20:23おらんちはもっともらっていってやるぜ
20:26おれ
20:30あー今日は自動様焼きに稼ぐな
20:31もっともっと染料箱持ってこい
20:40こうして猿たちはありつかけの染料箱を運んできたんだと
20:45さあ出発
20:47たくさんの染料箱に囲まれて隣のじいさまはもうお
20:51よろかび
20:52おちづさんの尻はしづらすなよ
21:02じいぞさんの尻は子 Mrs.ゆうかり
21:31なんだかおかしいな
21:38うーん
21:39うーん
21:41うわー 地蔵さんが笑った
21:43うわー 助けてくれー
21:46はい 人間出ねえか
21:48へー 昨日もおらたち騙して染料箱持ってきただな
21:52やっちまえ
21:54さあ お地蔵さんが人間じゃとばれて
21:57隣のおじい様はもう大変
21:59昨日の分もやってやれと
22:01猿たちに落ちてたかって引っかかれ、川の中へ放
22:05り出されてしまった。
22:09ところで、そんなこととは何にも知らんばあさまは、今か今
22:13かとじいさまの帰りを待ってたみんなとさ。
22:19じいさまだ!じいさまー!
22:27じいさま、お宝はどこじゃ?
22:31じいさまー!
22:33そうするところじゃねー!
22:36お宝どころか、となりのじいさまは体じゅうをあ
22:39ちこち引っかかれて、いのちからがら、おぼれんばか
22:43りで、アップアップと帰ってきたそう。
22:46お宝はどこじゃじいさまー!
22:49たすけてくれー!
23:04くまのこみていたかくれんぼ
23:07おしりをだいしたこいっとうしょ。
23:12ゆうやけこやけでまたあした、またあした。
23:20いっいな!いっいな!
23:24にいけっていんぃな!
23:28おいしいおやつにごはん、こどもの帰りを待ってるだろな。
23:36僕も帰ろう家へ帰ろう 全然でんぐりがいてバイバイバイ
23:45いいないいな 人間でいいな
23:52みんなで仲良くぽちゃぽちゃお風呂 あったかい布団で
23:58眠るんだろうな
24:00僕も帰ろう家へ帰ろう 全然でんぐりがいてバイバイバイ
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