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  • 2 日前
トランスクリプション
00:00おやよいこだねんでしな
00:05漫画 日本昔話
00:39夢をたぐればほろほろと
00:44花も心浮かぶ焼き目
00:51人の情けな幸せを
00:59そっとたとんだ
01:05かさじそ
01:40昔々
01:42氷禄という若者がおりましたそうな
01:47この氷禄のおかみさんがたいそうな美人で
01:52氷禄はおかみさんの顔ばっかり見ていてさっぱり仕事
01:56にいかなんだそうな
01:58困り果てたおかみさんは自分の顔を絵に描いて氷
02:02禄丼に渡しましたそうな
02:06はいできましたよ
02:08うーんこりゃ余をかけとるお前とそっくりじゃん
02:13どうしてこんな貧しい氷禄丼のところに美しいおかみさんがきたか
02:17と申しますと
02:19それは半年ばかり前のある春の日のことでした
02:23氷禄丼はいつものように自分の畑を耕しておりました
02:38その時でした
02:41畑のそばに一人の美しい女の人が座っていたのです
02:48女の人は氷禄に向かってニコニコ笑いかけました
03:01ひょうろくさん
03:03は、は、はい?
03:07ひょうろくさん、あたしあなたのところにお嫁に来たの
03:11
03:11へぇ?
03:14ふぅー
03:17ねえ、聞こえないの?
03:19ふぅー
03:24いやなの?
03:26ふぅー
03:28と、とんでもない、おねがいします
03:31ふぅー
03:39ところが氷禄丼、おかみさんがあんまり美しいので、おかみさん
03:43の顔に見とれてばかりいる
03:45ふぅー
03:49ごはんを食べればこの始末
03:52ふぅー
03:53ふぅー
03:59おかみさんが張り仕事をしていると、そばへ来てぺった
04:03りへばりつく
04:04ふぅー
04:05ふぅー
04:06おべんとうをつくってやっと仕事へ送り出したかと思う
04:10と、
04:10ふぅー
04:13いってらっしゃい
04:15ふぅー
04:34いつでもおかみさんと一緒です
04:36ひょうろくはおかみさんの絵姿を大事に懐にして
04:40畑へ出かけました
04:41ふぅー
04:42ふぅー
04:49畑へ行った氷禄は、おかみさんの絵を見てはちっと働き、
04:54ちっと働いてはまたじーっと眺めておりましたが、その時です
05:00つよい風がふいてきて、
05:03おー、おい、まってー、まってくれー
05:14さて、絵姿のとんでいったほうこうにおしろがありました。
05:20そこのお殿様が大のうぬぼれ屋で、自分の顔をか
05:24かせてはえつにいっておりました。
05:28ふぅー
05:28え、ぶれーな。
05:30ふぅー
05:32はぁー
05:35すごいいい美人じゃー
05:37ひと目見るなり、すっかり気に入ってしまいました。
05:43みなのもの、さっそくこのおかみにかかれたおんなをさ
05:46わしてまいり、わしのよめさんにするのじゃ。
05:48このような美人がわしのような美男子にこそふさわ
05:51しいのじゃよー。
05:54うぬぼれ屋の殿様の命令で、もう国じゅうは大さ
05:57わぎ、そしてとうとうひょうろくの家にも。
06:00はっ!
06:03やーやー、とうとう見つけたぞ。さっそくしろへ連れて
06:07まいれ。
06:07なにをなさいます?
06:09これはおれのよめさんじゃぞー。
06:11ひょうろくのひっしのていこうもむなしく。
06:13あなた、ひょうろくはぐるぐるまきになわでいわ
06:16えられてしまいました。
06:20このふくろのなかにもものたねがはいっております。
06:23このたねをうえてみがなったら、どうぞおしろへうりに
06:26きてちょうだい。
06:28おかみさんの心はどんなにかなしかったでしょう。
06:32泣く泣く引き立てられてゆきました。
06:35おまえ、いかないでくれ。どうか圧力いかねえでください。
06:41きっと3年たったらももをうりにきておくれ。
06:45ねえ、ちょっとたのみますけ。いもでもなんでもあげますけ。
06:48さかなどもをつってくるで。たのみますで。
06:51ねえ、おらのいもはくにいちばんおいしいってもらの
06:55しゅうがほめてくれるで。
07:00とのさまのばかやろう。
07:18ひょうろくは、あれほどあいしていたおかみさんをつれてゆ
07:23かれて、すっかりちからをなくしてしまいました。
07:28はたけへついてもでるのはためいきばかり。
07:33でもそのうち、おかみさんのおいていったもものたねのことを
07:37おもいだしました。
07:41ひょうろくはもものたねをひとつぶはたけのな
07:45かへうえると、
07:47やはりためいきをつきながらひとりぼっちのいえへ
07:51とかえってゆきます。
07:59そしてふゆがやってきました。
08:05やはりひょうろくのこころにうかぶのは、
08:20はるがきて、
08:26なつがすぎ、
08:28そしてまたふゆがきて、
08:32とうとうさんねんめのなつ、
08:34もものきはりっぱなもものみをいっぱいみのらせました。
08:41もも、うりにこいといっとったなぁ。
08:48いっぽうおしろでは、
08:54この3年かんおくがたは、いちどもとのさまのまえ
08:58でわらわなかったそうです。
09:04そのころひょうろくは、
09:06おかみさんのいるおしろのまえまでやってきていました。
09:10ももはいらんかねえ。
09:16ももはいらんかねえ。
09:163年越しの甘いもも。
09:22もも、いちばーん。
09:29いちばーん。
09:30ももはいらんかねえ。
09:34ももー。
09:36やあ、ももー。
09:40あの人の声。
09:43おう、おくがわらったぞ。
09:45おくがわらったぞ。
09:48おくがわらったぞ。
09:49おくがわらったぞ。
09:523年目にやっとおくがたがわらったというので、
09:56とのさまはおおよろこび。
09:58さっそくももうりをなかへよびよせました。
10:02これ、ももうり、ここでもういちどももをうってみせよう。
10:07ははあ。
10:18ももーや。
10:20ももーや。
10:22いちばーんおいしいももはいらんかねえ。
10:28ははははは。
10:29これ、ももうり、わしのきものととりかえろ。
10:35とのさまは、じぶんがももうりになって、もっとおくが
10:38たをよろこばせてやろうと、ひょうろくときものをとり
10:42かえっこしました。
10:43ははははは。
10:46ははははは。
10:47ももーや。
10:50ももーや。
10:51ももーいちばんおいしいもものとのさま。
10:54とのさまーももー。
10:58ははははは。
10:58はっはっはっはっは。
11:02ははは。
11:02ももーや。
11:05ももーや。
11:08ももーや。
11:08いちばんおいしいとのさまのももー。
11:12ももー。
11:15ももー。
11:18あなた。
11:21すっかりちょうしにのったとのさまは、そのまましろ
11:24のそとまででていってしまいました。
11:27ところがもんばんは、そのことにきがつきません。
11:30てっきりひょうろくがでていったと思ったのです。
11:34うふふふ。
11:38これもんばん、もんごうあけい。
11:41なにをもうす、このもも売りのぶんざいで。
11:44かっ。
11:45あー。
11:46やめてくれ、やめてくれ。
11:48やめてー。
11:51こうしてひょうろくは、とのさまといでかわり、おか
11:56みさんとふたりでいつまでもおしろでしあわせにく
12:00らしたということです。
12:02さまといのさま、
12:03そのままにぬらいたちです。
12:07かっ。
12:07はぁっ。
12:15はぁっ。
12:26むかし、ある山里にふるいいっけんの農家がありました
12:31そうな。
12:32古ぼけた小さな家でしたがこの家にはおじいさんとおば
12:36あさん
12:37それに小さな孫と大層立派な馬が一頭飼われてお
12:43りましたそうな
12:46ところである日この馬を取ってやろうと狙っている一人の泥棒
12:51があった
12:56この泥棒もちろん人相は悪かったが自分では走り方も
13:01かっこいい
13:05隠れ方もかっこいいひょっとすると日本一の泥棒ではない
13:09かと考えておりました
13:29泥棒はずいぶん前から計画を立てていたらしく
13:36馬屋に忍び込むと柱を伝い
13:43梁に登り家の者が寝静まるのをじっくり待つ
13:49ことにしたのです
13:56ところがこの日またまたその馬を狙っているもう一つの影があった
14:03狼です
14:04口が大きく裂け見るからに恐ろしげなこの狼は
14:13今日はるばる山を抜け出してやってきたのです
14:19狼も前々からこの家の馬を食ってやろうと狙っていました
14:29そしてそろそろと馬屋へ忍び込むとやはり夜の更
14:33けるのを待つことにしました
14:36こうして不思議なことにその日は泥棒と狼が同じ家で
14:41夜の更けるのを待っていたのです
14:46夜もだんだんふけてきて
14:48おばあさんはいつものように孫にお話を聞かせてやり
14:52寝かせようとしましたがどういうわけかこの日ばかりはなかな
14:57か眠りません
15:02ねえおばあちゃんもっと話して
15:05もっとかい
15:07ねえおばあちゃんこの世で一番怖いものって何
15:12一番怖いもんかいそうさな
15:16まっ人間の中では泥棒じゃな
15:21うーん泥棒
15:23こんな夜に泥棒でも来たら怖いぞ
15:26うーん
15:28泥棒はそれを聞いてお喜びでした
15:33このおりさまがそんなに怖いか
15:35ねえおじいちゃん獣の中では何が一番怖いの
15:40うーん獣の中でか
15:44そうさな獣に怖いやつはいっぱいいるが
15:49まあ山の狼じゃろうの
15:53山の狼が泥棒よりも怖いんじゃと
15:57うーん
15:59狼はそれを聞いて大満足
16:02そうじゃろそうじゃろ
16:04このおれさまより怖いやつなんているわけがねえ
16:08泥棒も狼と聞いて
16:11さすがのわしも狼にはかなわん
16:16ところでその日坊やはなかなか眠りませんでした
16:20ねえねえ
16:21じゃあ泥棒や狼よりももっと怖いものって何
16:26なになにおれたちよりもっと怖いもんじゃと
16:30泥棒と狼はじっと聞き耳を立てました
16:34泥棒や狼よりももっと怖いもんかい
16:38それはな
16:40古屋の森じゃよ
16:43古屋の森
16:44ななんじゃそれは
16:50そうじゃ一番怖いのは古屋の森じゃ
16:54うん今夜あたり来るかもしれんの
16:59ほんと
17:00ほんとじゃともはよねんとの
17:04こわい
17:06泥棒も狼も自分たちよりもっと強いやつがいると聞
17:10いて
17:10気が気ではありませんでした
17:14小屋の上と下でブルブル震えておりました
17:19古屋の森とは古い家の雨漏り
17:23雨の多いこの地方では古い家の雨漏りを古屋の森と
17:28呼んでいました
17:29ところで外の雨はだんだん激しくなり
17:38大変だよ
17:39古屋の森が来た
17:41古屋の森が来た
17:43来た
17:44ぎゃー
17:46ぎゃー
17:47ぎゃー
18:03泥棒は泥棒で自分はてっきり古屋の森の上に
18:06落っこちたのだと思ったのです
18:08何しろ暗いし雨は降るしで何が何やらさっぱり
18:13分かりません
18:13とにかく狼はもうめったやたら走り回りました
18:19ぎゃー
18:20ぎゃー
18:21狼は何とかして古屋の森を振り落とそうとして何度も
18:26身をあがきましたが
18:27タタタタタタタタタタタイタタイッ
18:30泥棒も振り落とされたら食べられてしまうと必死で狼
18:34にしがみついていました
18:48やがて雨も上がり空には月まで顔を出したというのに
19:03脳を越え谷を渡り
19:05狼は一晩中山の中を走り続けます
19:29そろそろ夜が明けようというのに一体この騒ぎは何じゃ
19:33と山の動物たちも顔を覗かせました
19:36いやー
19:42何じゃ森というのは狼みたいな顔をしておるな
19:48どこか逃げるとこはないか
19:54泥棒はちょうど良い枝を見つけました
20:03ちょうど良い穴があるぞ
20:06またまた古屋の森が帰ってきたら大変じゃねえ隠れてしまお
20:10
20:12その木の穴はずいぶん深くて泥棒は一番下まで落
20:16ちてしまいました
20:18一方やっと泥棒を振りほどいた狼は山の仲間たちに
20:22一生懸命古屋の森のことを訴えていました
20:27でも古屋の森などというものは誰も知りません
20:31はーてサールドンおめえさん古屋の森って知っておるか
20:35
20:35うそじゃそうじゃ物知りのサールドンなら知っとるじゃろ
20:39とサールドンもそんなもの聞いたこともなかったのに物知りと言
20:44われては後に引けず
20:46そうじゃあいつはむなすごく恐ろしいやつじゃ
20:51そうなんじゃよあんな恐ろしいやつがこの辺うろうろしてたら
20:56俺たち安心して暮らせやしねえなんとかせにゃなるめ
21:00
21:02とまあこういうわけで動物たちはみんなで古屋の森がい
21:07なくなったという場所へ行ってみることにしました
21:11この辺りじゃで古屋の森がおらんようになったのは
21:18あの穴がくせえぞ
21:20あの穴か
21:22どうじゃサールドンおめえその自慢の長い尻尾でちょっく
21:26ら中を探ってみねえだか
21:28こここれでか
21:30サールドンはあまり気乗りはしなかったが
21:34それでもびっくらおっくら長い尻尾をたらーり穴の
21:39中へとたらしました
21:46どろぼうはサルのしっぽを木のつるだとばかり
21:52思って
21:53これをつたわってのぼってきたからたまりません
21:56それでもサルドンは引きずりおろされたら古屋の森に
21:59くわれてしまうというので
22:01こんしんのちからをふりしぼってふんばりました
22:21もうすぐはしない
22:23けけけけけけけけるぞ
22:26あ ん
22:28ああ、逃げろ。
22:35待ってくれ、待ってくれ。
22:38サルドンの顔は地面ですりむいて真っ赤。
22:42それに尻尾もちぎれて短くなってしまいました。
22:46待ってくれよ。
22:49サルの顔はそれ以来赤くって尻尾は短くなったという話
22:54です。
23:01ご視聴ありがとうございました。
23:04くまのこ見ていたかくれんぼ
23:08おしりをだしたこいっとうしょ
23:12ゆうやけこやけでまた明日
23:17また明日
23:20いいないいな
23:24人間でいいな
23:28おいしいおやつにご飯
23:32子供の帰りを待ってるだろうな
23:36僕も帰ろう、家へ帰ろう
23:40全然でんぐりがいてバイバイバイ
23:45いいな、いいな
23:48人間でいいな
23:52みんなで仲良くぽちゃぽちゃお風呂
23:56あったかい布団で眠るんだろうな
24:00僕も帰ろう、家へ帰ろう
24:04全然でんぐりがいてバイバイバイ
24:12私は眼がたくさんともともともともともともと
24:13もともともともともともちろん
24:13ご視聴ありがとうございました
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