00:00おやよいこだねんねしな 漫画 日本昔話
00:39夢をたぐれば ほろほろと 花も心浮かぶ焼き目
00:49人の情けな幸せを そっと運んだ 笠地蔵
01:40昔々 あるところに 心の優しい おじいさんと おばあさんが
01:47住んでおりましたそうな
01:50ある日のこと おじいさんが 山で芝刈りをしての帰り道
01:56沼のあたりで 鶴の泣き叫ぶ声が 聞こえました
02:04行ってみると 一羽の鶴が 漁師の罠にかかって 苦し
02:09んでいます
02:13早速 おじいさんは 鶴を助けてやりました
02:18鶴は喜びを 羽いっぱいに表して 雪の空へと 飛び去
02:23っていきました
02:32それは それは うれしそうじゃった
02:36優しい おばあさんも なんだか とても幸せな気分になりました
02:43その時です
02:46トントン トントン
02:51誰かが 訪ねてきた ではありませんか
02:55誰でしょう こんな夜更けに
02:58しかも 雪の夜に
03:02おじいさんは 不審に思いながら そっと 扉を開けてみ
03:05ますと
03:06なんと
03:09雪の中に かわいい娘が 立っている ではありませんか
03:14旅の途中で 道に迷った というのです
03:18優しい おじいさんと おばあさんは 喜んで 娘を止めてあげ
03:23ようと
03:24家に 招き入れました
03:28おじいさんは 教えもなく 薪をくべ
03:32おばあさんも あったかい おかゆを作って 食べさせてやりました
03:38ほんとに ありがとうございました
03:42こうして 話を聞いてみると
03:46この娘には 行くあてが ない というのです
03:53どう 娘さんや それなら いっそのことを わしらと一緒に 暮ら
03:57しなされ
04:02どうじゃ?
04:07私も こんな うれしいことは ございません
04:11よろしく お願いいたします
04:14ああ そうか そうか
04:17おじいさんと おばあさんは たいそう 喜びました
04:31さて 明け方には まだ間がある というのに
04:36娘は そっと 起き出しました
04:39おじいさんと おばあさんの ために
04:41朝ごはんの したくを しようと 米びつを のぞくと
04:47お米も おみそも ありません
04:51と そのとき
04:53娘は 糸の束を 見つけて 目を かがやかせました
04:58そして 旗屋に 入っていきました
05:15やがて 締め切った 旗屋からは
05:20きーとんから きーとんから
05:25という 布を 織る 旗織りの 音が 流れ出しました
05:50おこして すみません
05:59おー なんと うつくしい 布じゃ
06:03ほんに うつくしい 布じゃ
06:06どうぞ これを 売って
06:08お米や おみそなど 入りようなものを 買ってください
06:15おじいさんは 大よろこびで その布を 持って 町へ 売り
06:20に 行きました
06:21布は 高い 値段で 売れました
06:24おじいさんは その お金で お米や おみそを 買い
06:29娘には かわいい 串を 買って お土産に しました
06:34その夜は ほんとに しあわせな 夜で ありました
06:39ああー あー あー あー あー
06:41さーって 楽しい 夢でも 見よう かの
06:44おじいちゃん おやすみなさい
06:46わたしは もうひと 仕事
06:49いかん いかん 今夜は おやすみ
06:53いいえ わたしは おじいちゃんたちに
06:56あの布を 織って あげたいの いいでしょ
07:00その かわり たった ひとつ お願いが あります
07:03私が旗を織っているところ
07:05消して見ないでくださいね
07:08何見てはならんと
07:11約束してください
07:13約束
07:16娘の顔には何やら必死のおももちがありました
07:25こうして娘は
07:27夜ごとあの美しい布を一端ずつ織り上げていきました
07:35それをおじいさんが町へ持っていくと飛ぶように売れました
07:42しかし3日5日とたつうちに
07:45娘は次第にやつれて元気がなくなっていきました
07:51せめてもう一端だけ織ってあげたい
08:18さあおかわり
08:20家もういいんです
08:26もう一仕事してきます
08:29いかん
08:29今夜は休まには体にどくじゃ
08:34これごらん
08:35そんなに弱ってしまって
08:43もう一旦だけ
08:47それを聞くとなぜか二人は娘を止めることもできず
08:52ただただ娘の身を案じて途方にくれました
09:10おじいさん
09:11なんか旗の音が弱って
09:15乱れてきたようじゃ
09:16よし見てこよう
09:21娘との約束が
09:26でもおじいさんは娘のことが心配でなりません
09:38見ると
09:40旗を織っているのは娘ではなく
09:43一羽の鶴でありました
09:47鶴は自分の体から羽を抜くと
09:50それを布に織り込んでいました
09:53最後の力を振り絞って一本また一本
09:58鶴はすっかり弱っておりました
10:19お前は
10:22はい私はあの時助けられた鶴でございます
10:27あの時の鶴
10:28はい
10:30命を助けていただいた恩返しをしようと
10:34一度だけ人間の姿になることを許されて
10:37ここに参ったのです
10:40娘や
10:44私はもうここにいることができないのです
10:47いつまでもおじいちゃんたちの娘でいたかった
10:50どうか
10:52行かないでおくれ
10:54さよなら
10:56いつまでもお達者でね
11:20娘や
11:21私たちのことを忘れないでおくれ
11:25おじいさんは祈るように
11:27あの子の櫛を鶴に渡しました
11:44鶴は二人に別れを惜しむように
11:48一声二声鳴くと
11:50どことも知れぬ冬の空高く飛び去っていきました
11:56しかしおじいさんとおばあさんの心の中には
12:00美しい鶴の姿が
12:02いつまでもいつまでも
12:04消えずに残っていることでしょう
12:27昔々あるところに
12:29子供のない百姓の夫婦があったそうな
12:34二人はもう若くはなかったが
12:37それでも諦めずに
12:39毎日子宝が授かりますようにと
12:42水神様に願をかけておった
12:49その甲斐あってか
12:50ある日急に
12:51おかみさんがさん気づいた
12:53それ急げ
13:04男か女かと胸を弾ませて
13:12生まれましたよ
13:19我が子を覗き見ると
13:37でも夫婦は
13:39これは水神様の申し子だとばかり
13:41大事に大事に育てることにした
13:48かわいいな
14:06二人は早く育ってくれと祈りながら
14:10せっせと食べさせたが
14:12やはり谷氏は谷氏
14:14いつまでも谷氏のまんまだった
14:21何かしゃべっておくれと祈りながら
14:24読み書きを教えたが
14:26やはり谷氏は谷氏
14:28いつまでも谷氏のまんまだった
14:32こうして二十年という月日がたった
14:37谷氏は谷氏のまんまだったが
14:39夫婦はジジババになった
14:42今日は長者様のところに年ぐまいを納める日
14:49谷氏は谷氏のまんまだった
14:49やれあれ生まれた息子がたのしであのうて
14:52人間だったればな
14:54今頃わしらに楽させてくれるだろうにな
14:58ほんに
15:07とその時声がした
15:09おっとおか
15:11おっとおか
15:13誰じゃ
15:15谷氏息子だよ
15:17へー
15:23長い間苦労かけたな
15:25今日からはおらの才覚で二人に楽させるからな
15:29しゃべった
15:30ものを言うた
15:38おっと
15:39縄持ってこいや
15:48今度は馬を木の下へ持ってこいや
15:59うんそうじゃ木に縄かけろや
16:04ほれそうして詰めばいいぞな
16:07いやはや谷氏息子はなかなかの知恵者だった
16:12はいーしーしー足元を悪いよ
16:15そうじゃそーじゃはいどうだ
16:18ひひひひひひひひひひ
16:23谷氏息子はなかなかのウマ捌き
16:28これを見て驚いたのは村のものだった
16:32屋アレー
16:34あの馬誰も手綱取ってねえのによ
16:40じゃと
16:42谷氏が年宮を治めに来たじゃと
16:46これは長者の旦那様
16:48谷氏息子が年宮を持って来やしたで
16:57今度は魚をどうじゃ
16:59飯を食うか
17:02飯
17:05よしよし
17:07この長者様谷氏息子が大層気に入りました
17:16どうじゃ
17:17谷氏息子よ
17:18わしの二人の娘のうち
17:21どちらか嫁にせんか
17:23そうすりゃお前はわしの息子じゃ
17:26わしはお前のような珍しい息子を持ちたいと
17:31金金思っておった
17:35どうじゃ
17:41長者様の向こうになれば
17:44金持ちになって両親に楽させてやれるとばかり
17:48喜んで承知した
17:54何?谷氏の嫁に行け
17:56バカも休み休み言わねと実のとっさまでもおら
17:59ひっぱたくよ
18:01姉娘はプンプン怒りだした
18:04しかし気の優しい末娘は
18:07とっさまほら嫁に行きます
18:10あの谷氏息子は水神様の申し子だで
18:13波の人よりはきっといいことがあるとおら思うだ
18:24こうして長者様の末娘が谷氏息子のところにめでたく
18:29嫁入りした
18:31おかげで谷氏息子の両親は大層の物持ちになった
18:44おかげで
19:08おかげで
19:09おかげで
19:34おかげであったから年寄り夫婦はそれはそれは幸せでした
19:40こうして一年の月日がたち今日は薬師様のお祭りだ
19:49嫁様は谷氏息子を帯の間に挟むと祭り見物さ
19:55せようと村の珍珠に出かけていった
20:00ならばちょっと
20:15お前様おらちょっとがんかけることがあるで一人で行かして
20:20もらえるかの
20:22ああいいとも一人で行くがいいおらは田んぼの縁に
20:25でも置いてくれるや
20:28カラスにつままれんようにな
20:32ならばちょっと
20:38ところがこれを見ていたのが姉娘
20:46タニシ出てこいエーサやろ
20:48タニシ出てこいエーサやろ
21:12カラス出てこいタニシやろ
21:15カラス出てこいタニシやろ
21:30お前様お前様
21:35主娘がこれを見て必死の思いで駆けつけた
21:41お前様お前様ご無事ですかの
21:46カラスども、つっつくならオラをつつけ、オラをつつ
21:49いてくれ。だからオラの天使殿はつかんでおくれや。
22:14ぷー、あぶなかった。
22:18おまえさまは?
22:21オラはオマエの天使だよ。
22:25嫁様の愛が通じたか、嫁様の祈りが通じたか、タ
22:31ニシは立派な若者になった。
22:36こうして二人は手を取り合って、飽きないを始めたが、タ
22:41ニシの亭主と評判になり、大層繁盛して、タニシ長者
22:47と呼ばれたそうな。
23:04くまのこ見ていたかくれんぼ。おしりをだしたこいっと
23:11うしょ。
23:12夕焼け小焼けでまた明日、また明日。
23:21いいな、いいな、人間でいいな。
23:28おいしいおやつに、おかがごはん。
23:32こどもの帰りを待ってるだろうな。
23:37ぼくも帰ろう、お家へ帰ろう。
23:41でん、でん、でん、無理がいってバイバイバイ。
23:45いいな、いいな、人間でいいな。
23:52みんなで仲良くぽちゃぽちゃお風呂。
23:56あったかい布団で眠るんだろうな。
24:01ぼくも帰ろう、お家へ帰ろう。
24:05でん、でん、でん、でん、無理がいってバイバイバイ。
24:08ご視聴ありがとうございました。
24:11ご視聴ありがとうございました。
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