00:00親よい子だねんなしな
00:06漫画 日本昔話
00:08今の昔も変わりなく
00:11母の恵みの子守唄
00:21遠い昔の物語
00:39夢をたぐればほろほろと
00:45花の心浮かぶやきめ
00:49人の情けな幸せを
00:59そっと運んだ
01:05かさちぞう
01:38ご視聴ありがとうございました
01:41とんと昔あるところに
01:44狐の住むお山があったとさ
01:48お山に冬がやってきて
01:50幾日も幾日も雪は
01:53小やみなく降り積もった
01:55昨日も今日も
01:57いつ止むともなく降り積もった
01:59見えるものは
02:01真っ白い雪ばかり
02:14狐の大好きな
02:15うさぎもネズミも
02:17とんと姿を見せん
02:21さすがの狐も腹すいて腹すいて
02:24思わずコーンと一声鳴いて
02:27穴から首を出した
02:28うさぎかネズミがおらんかな
02:33でもこの雪では
02:34うさぎもリスも雪の下
02:40腹が減る
02:45そんな狐にお構いなしに
02:47雪は情け容赦もなく
02:50それから
02:50七日七晩降り続いた
03:09小鳥も上と寒さで
03:11氷のようになって
03:12木から落ちた
03:20見えるものは
03:21ただ雪ばかり
03:28そして十日目
03:31このままいると死んじまう
03:34そう思った狐は
03:36餌を求めて山を降りる決心をした
03:40でも深い深い雪の中
03:42山を降りるのも
03:44大層危ないことだった
03:46途中で上と寒さで
03:48雪倒れになるかもしれぬ
03:50しかし狐は
03:51同じ死ぬなら
03:53自分の力で
03:54とことんやってみて死にたい
03:56そう思って
03:58深い雪の中
03:59ただ黙って
04:00とことことことこ
04:02歩き続けた
04:04どこまでもどこまでも
04:06歩き続けた
04:14やがて
04:15雪の彼方に里が見えてきた
04:24さとりはカワウソが住んでいた
04:28水に潜れるカワウソは
04:30この雪の中でも
04:31勝手気ままに水に潜っては
04:34好きなだけ魚をとって楽しんでいた
05:03これを
05:07はい、つくまえた。あんた、私、大好きな。
05:20そんなカワウソのところに、もう雪を払いのける元気もなく、
05:26腹をすかせた狐がヨロヨロと現れた。
05:29うわぁ、雪のおばけ。
05:33さすが陽気なカワウソもびっくり仰天。
05:38でも狐はすきっぱらと雪の重さで、どーっと伸びてしま
05:42った。
05:47なんだ、狐どんか。
05:50はぁ、カワウソどん。
05:56う、うまそうなさ、魚。
06:01どうしたんだい、狐どん。元気がないな。
06:05はぁ、それともまたそんな格好しておらう、騙すつもりかの。
06:10騙すなんて、それよりそのさ、さ、さ、魚。
06:14あらぁ、あらぁ。
06:18陽気で気のいいカワウソどんは、腹をすかせた狐
06:22のために、お魚のおいしいところを半分食べさせてやった。
06:27狐はしごく幸せだった。
06:30カワウソもとてもいい気持ちだった。
06:332匹は昔からの仲のよい友達のように、雪のひだまりの
06:38中でくつろいでいた。
06:45きつねどん、おいしかったか。
06:47うまかった。
06:50いい気持ちか。
06:52いい気持ちだ。
06:53仲良くしよう。
06:55ほんとだな。
07:11カワウソくん。
07:12なんじゃ?
07:13すまんがの。
07:14ひとつわしのたのみを聞いてくれんか?
07:17おいでなすったな。
07:19お前さんは魚とりの名人じゃがどんなふうにとるか、
07:22教えてくれんか?
07:24なに、魚とりだと?
07:28よし、来た。お安い御用だ。
07:35よーく聞いてくれよ。
07:39なんで笑う?
07:40だってだってだませるのは、いやいや、教えるのは楽しいもん。
07:45うん、そうか。
07:48魚のとり方はだな。
07:51すごく優しい。
07:52そんなに優しい。
07:54へへへ。
07:55寒い夜。
07:56池には氷が張っている。
07:58なるべく寒い夜のほうがいい。
08:01なるほど。
08:01熱い氷の上をそろりそろりと歩いていくと。
08:07おお、あった、魚か。
08:12あわてるな。
08:14氷の穴だ。
08:16池の真ん中にぽっかりあいた氷の穴。
08:20なんだ穴か?
08:22その穴が大事なもんだ。
08:25その穴を見つけたら、さっそくこうするの。
08:29なんだそりゃ。
08:30氷の穴に尻尾を垂らす。
08:34尻尾を垂らす?
08:36そう、そうしてじっと待つ。
08:38いいかな?ここは肝心というとこだ。な?
08:42待つんだな。
08:44そう、待つほどいいんじゃ。待てば待つほどでっかい魚がカ
08:49ポーっと食いつく。
08:51でっかい魚がカポー?
08:54そう、そうしたら力まかせに引っ張り上げる。
08:59ひぇーい!
09:02そうすると?
09:04魚が取れる。
09:05それだけで?
09:06そう、それだけさ。
09:08いやー、いいこと聞いた。
09:09はぁー、はぁー、はぁー。
09:26それだけで魚が取れるんか。
09:28へっへっへっへっへっへっへっへっへっ。
09:30だましてやったー。
09:32ははははははは。
09:34いつもの悪知恵はどこへやら。
09:36きつねどんはお人よしのカワウソにコロッとだ
09:39まされてしまった。
09:42さむさをこらえてきつねはみずうみが凍るのを
09:45待った。
09:51つきもこおりつきそうなよるだった。
09:55みずうみもかりかりとこおりはじめたがき、
09:58しんぼうじよく待ちつづけた。
10:02よるもふけて、つきがみずうみのまうえにやってくる
10:06ころになると、
10:08あついこおりがみずうみいっぱいにはりつめた。
10:17よし、いまだ。
10:19きつねはカワウソにおしえられたとおり、そろり
10:22そろりとこおりのうえを歩きはじめた。
10:26あなはないか?あなはないか?そのあなにしっぽをたらして
10:31でっかいさかなを。
10:33そんなことをおもいながらみおきるようなつめたさを
10:36きつねはがまんした。
10:38あ、あなだ。さて、いよいよしっぽをたれて。
10:43うううううううううううううううううううう
10:45うううううううううううううううううううう
10:45うううううううううううううううううううう
10:45うううううううううううううううううううう
10:46うううううううううううううううううううう
10:46うううううううううううううううううううう
10:46うううううううううううううううううううう
10:47うううううううううううううううううううう
10:48うううううううううううううううううううう
10:52うううううううううううううううううううう
10:54うううううううううううううううううううう
10:56う
10:58でもキツネドンの方は必死だった
11:02でっかい魚でっかい魚
11:05そう思ってキツネはじっと我慢して
11:08その時尻尾の先にコツンと触った
11:14まだまだ船ぐらいではだめじゃ
11:18よしこの分ならもっと我慢すりゃ
11:20もっとでっかい魚がかかるに違いない
11:23そう思ってキツネはまだ待ち続けた
11:29そして
11:30ぎゃー
11:32とうとうでっかい魚だ
11:33でっかい魚だよーし
11:37ほら
11:40こりゃとてつもないでっかい魚だ
11:44でっかい魚はなかなか上がってこない
11:48それもそのはずキツネの尻尾にしっかりと食いついた
11:52のは
11:52でっかい魚じゃなくて熱い氷だった
11:56朝になってやっとだまされたと気づいたキツネドン
12:00力いっぱい尻尾を引っ張ると尻尾はポツンと切
12:04れてしもうたそうな
12:24むかーし
12:27ふかいやまおくのむらにもさくとみの吉というおや
12:33このりょうしが
12:34おりましたそうな
12:38ある秋も深い日のこと
12:41もさくとみの吉は連れ立って山へ
12:44りょうに出かけました
12:49ところがどういうわけかその日はなかなか獲物が見つからず
12:54二人はどんどん山奥へと入ってゆきました
13:01とっさば
13:02雪だ
13:04こりゃあひと割れするかもしれんぞ
13:06ひとまず山小屋へ急いだほうがええぞ
13:11山の天気は変わりやすく
13:14模索の言葉が終わるか終わらないうちに
13:18冷たい風に乗って雪つぶてが激しく荒れくる
13:23やがて吹雪となって
13:26雪がまわりの山々を白く覆い隠してゆきました
13:38やっとひとごこちがついた
13:42今夜はここでとまりだな
13:50昼の疲れが出たのか
13:52父親の模索はぐっすりと寝入ってしまいましたが
13:58身の吉は激しく吹きつける吹雪の音に
14:01なぜか寝つかれませんでした
14:36身の吉がふと目を覚ますと
14:39そこには美しい娘がひとり
14:42身の吉のそばに
14:43身の吉がふと目を覚ますと
14:44立っておりました
14:47不思議なことに身の吉が
14:50誰だと叫ぼうとしたのですが
14:54声も出なければ体も身動きできなくなっていたのでした
14:59娘はやがて模索のそばへ近寄り
15:03何やら白い息を模索の顔に吹きかけておりましたが
15:10身の吉は身動きできないまま
15:12ただそれをじっと見つめている他にありませんでした
15:18おやすみなさい
15:20おやすみなさい
15:21おやすみなさい
15:30おやすみなさい
15:31おやすみなさい
15:32おやすみなさい
15:33おやすみなさい
15:35おやすみなさい
15:35おやすみなさい
15:36おやすみなさい
15:36おやすみなさい
15:36おやすみなさい
15:36おやすみなさい
15:37おやすみなさい
15:38おやすみなさい
15:39おやすみなさい
15:40おやすみなさい
15:41おやすみなさい
15:42おやすみなさい
15:49今見たことを決して人に言ってはいけませんよ
15:53もし言った時にはお前の命はありません
15:58お前はまだあまりにも若いから
16:02命だけは助けてあげるのです
16:13一陣の吹雪が小屋の中を吹き抜けていった後には
16:17先ほどの娘の姿もかき消えておりました
16:27徳島徳島徳島徳島よ
16:34身の基地の徳島はこうして亡くなってしまいました
16:40身の基地は村人たちの手を借りて
16:43泣く泣く述べ送りを済ませたのでした
16:48徳島に亡くなられてみれば
16:51親一人子一人の暮らしでしたから
16:55身の基地は一人ぼっちの寂しい暮らしを
16:58過ごさねばなりませんでした
17:02そうして一年の月日が過ぎたある夜のこと
17:16旅の者でございますが
17:18道に迷って困っております
17:21どうか一晩止めてくださいませんか
17:26そうかそりゃ困ったな
17:29だども俺は一人もんで止めるわけにゃいかねえ
17:33他の家へ行ってくれんか
17:40ど、どうした
17:52どうもごちそうさまでございました
17:56ああ、よかっただ
17:59飯が食えればもう大丈夫だ
18:01よかった、よかった
18:04娘の名はおゆきと言いました
18:08やがて元気を取り戻し
18:10すっかり打ち解けて身の上話をするうち
18:14おゆきがどこにも身寄りのない身の上であることが
18:17分かりました
18:20そこでみの吉はおゆきに頼んで
18:23嫁さんになってもらうことにしました
18:36それから二人の間には次々と子供が生まれ
18:41幸せな日々が続きました
18:45おゆきは子供を何人も産んだというのに
18:49やつれもせず、相変わらず来た時のままの美し
18:53さでした
18:56こうしていい嫁さんにめぐりあえた身の吉は
19:01毎日深い山々へ分け入り
19:04狩りに精を出す日々を送っていました
19:11そうして村にはまた
19:15吹雪の季節がやってきました
19:27よぉ、吹雪かなぁ
20:05思い出すでよ、あの晩のことを
20:10あの晩のこと
20:13父様が死んだ晩のことじゃ
20:17父様はよぉ
20:20みの吉はもう何年も昔のことになる
20:24あの山小屋での出来事
20:27初めて口に出しました
20:31だども不思議じゃなぁ
20:34あの時、小屋に現れた女が
20:36おゆき、お前にそっくりなんじゃよ
20:39ゆきのように白い顔で
20:42真っ黒い長い髪を後ろで結んで
20:47唇だけが赤い
20:49あれはもしかしたら
20:52オラは雪女ではねえかと思うが
21:03とうとうお前様は言いましたねえ
21:07とうとうお前様は言いましたねえ
21:24おゆき、おめえは
21:28お前様の言う通り、私は雪女です
21:44今はもう、子供たちもいるから命は取らないけど
21:51これで私たちもお別れです
22:22ゆきー、ゆきー、ゆきー、
22:25おゆきー、おゆきー、おゆきー。
22:32こうして吹雪と共に消えていった
22:35おゆきの姿は、二度と
22:38白吉や子供たちの前に現れることはなかった、 という事です。
22:45ただ外には激しい吹雪だけが待っておりました
23:04熊の子を見ていたかくれんぼ
23:08お尻を出した子一等症
23:12夕焼け小焼けでまた明日
23:16また明日
23:21いいないいな人間でいいな
23:28おいしいおやつにご飯
23:31子供の帰りを待ってるだろうな
23:36僕も帰ろう家へ帰ろう
23:40全然でんぐりがいてバイバイバイ
23:45いいないいな
23:48人間でいいな
23:52みんなで仲良くぽちゃぽちゃお風呂
23:56あったかい布団で眠るんだろうな
24:00僕も帰ろう家へ帰ろう
24:04でんぐりがいてバイバイバイ
24:08ちゃったかい布団で
24:14ご視聴ありがとうございました
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