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  • 2 日前
野口英世の真実

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テレビ
トランスクリプション
00:022020年 世界を襲った新型コロナウイルスによるパンデ
00:08ミック
00:11その勢いは1年経った今もとどまることを知らない
00:18人類の歴史は感染症との戦いの歴史でもあった
00:28今から100年ほど前 この戦いに挑んだ日本人科学者がいた
00:36感染地帯に乗り込む 自らもその病で命を落とした
00:41科学の殉教者
00:44野口秀代
00:49肝心渡兵し大熱病や梅毒など200本以上の論文を
00:55発表ノーベル賞候補にもなった目標を定めたらそれ
01:03に集中できるそして近年でした尋常ではないほどにそれに決して諦
01:11めませんでした
01:13偉人中の偉人として日本人の誰もが知る野口秀代
01:22しかし現在 その研究の多くは誤りだったことが分かって
01:27いる
01:29素晴らしい科学者ではなかった 平均レベルでしょうね
01:37完全ではないのに好評を急ぎ 研究計画を無視してでも進
01:43めたのです
01:45野口は有害な研究行為にあたる行為をしていたと
01:50言わざるを得ないのかと
01:51偉大な研究者というのはたくさん失敗したり間違ったりして
01:55います
01:55それこそが挑戦の証なわけです
01:59偉人 野口の中に渦巻いていた強烈な劣等感
02:07そして人並み外れた自己顕示を
02:12小生が成し遂げました研究は
02:15従来の定石に見出すことのできない
02:17斬新なものでございます
02:22野口秀代とは
02:25一体何者だったのか
02:34科学は人間に夢を見せる一方で
02:40時に残酷な結果を突きつける
02:48今回は科学者野口秀代の知られざる欲望の物語
02:58その光と影
03:09野口製作
03:10後の野口秀代は
03:131876年
03:15福島県の貧しい農家に生まれた
03:21荷運び 行商 近所の使い走りまでして
03:25生計を立てる家だった
03:301歳半の時
03:32いろりに転げ落ち
03:34左手に大火傷を負う
03:41指が癒着し
03:43動かすことができなくなった
03:51少年時代の野口は
03:54この左手をずっと嘲笑され続けた
04:0216歳の時
04:04教師らが寄付を集め
04:06左手の手術を受けた
04:11癒着した指を切り離し
04:14物を握ることはできるようになった
04:21その頃
04:22野口はこう決意している
04:27何の希望もない
04:28水飲み白晶の家に未練はない
04:32俺は裸一貫で必ず偉くなる
04:38野口はどんな努力を払っても
04:41望みを叶えるつもりでした
04:45感染症の歴史や
04:47野口について調査した
04:49科学ジャーナリスト
04:50ティッシュ・デイビッドソン
04:55引脳の腕で見下されていると
04:58感じることが多かったのです
05:01子供の頃の事故で
05:02左手が変形してもいましたから
05:07こうした背景が
05:08彼の原動力になっていたと思います
05:13他人に自分を認めて欲しかった
05:17尊敬されたかったのです
05:22以後
05:23野口は偉くなるために
05:25懸命に努力するとともに
05:29あらゆる機械やツテを利用した
05:35学校に通う者に負けまいと
05:37地元の医師に頼み込み
05:40英語を
05:42西洋史の教師に頼み込み
05:44ドイツ語を
05:47フランス人の宣教師に頼み込み
05:50フランス語を学んだ
05:57学歴がなくても医師免許を取得できる
06:00医術開業試験を受けるため
06:03二十歳で上京
06:08合格に七年かかると言われていた試験に
06:12猛勉強して一年で合格した
06:19野口には一つの考えが芽生えていた
06:24手術したとはいえ
06:26未だ左手は不自由で
06:28臨床医として治療にあたる際の障害になる
06:35医師の資格を足掛かりに
06:37研究者を目指すべきではないか
06:42そんな野口が関心を寄せたのが
06:45コフによって始まった
06:47病原細菌学だった
06:52それまで原因のわからなかった感染症が
06:56特定の細菌によって
06:58引き起こされることが実証された
07:03細菌のカリウドと呼ばれた研究者たちに
07:06次々と病原菌を発見し
07:09歴史に名を残していた
07:14野口はロベルトコッホに憧れていましたし
07:20同じく細菌学者ルイパスツールも尊敬していました
07:26野口は彼らのように世界から認められたかったのです
07:32野口が目指したのは
07:34ペスト菌の発見などで名声を博していた
07:38北里柴桜の伝染病研究所
07:44勤め先の上司や恩師に懇願して
07:48推薦状を書いてもらう
07:51語学力が功を奏し
07:53入賞を許された
07:57しかし学歴の壁が立ち塞がり
08:01伝染病研究所は大学出身者ばかりの世界
08:08野口の肩書きは助手法だったが
08:12実質は論文の翻訳などを行う図書がかり
08:17研究に携わることはなかった
08:22野口は自分の居場所がないと感じていました
08:28日系三世の外界で野口の業績を研究した
08:33ドン・中山
08:37他の研究生が北里と一緒に
08:41非常に高いレベルで細菌学を学んでいた時に
08:45本を棚に並べたりしていたわけです
08:49医学者にはステータスがあって
08:51収入があって
08:53それなりの生活をしていた
08:56上流階級の一員として認められる身分でしたが
09:01野口はその中には入っていなかったのです
09:09そんな時
09:10アメリカの医療視察団が来日し
09:13細菌学者サイモン・フレクスナーが
09:18伝染病研究所に立ち寄った
09:24数学を任された野口は
09:26細菌学の勉強のために
09:28アメリカへ行きたいと必死に売り込んだ
09:40フレクスナーは応援すると答えた
09:50野口はフレクスナーとのやり取りだけを頼りに
09:541900年単身アメリカへ渡った
10:04故郷の友人に都米の意思を伝えた手紙で
10:08こう宣言している
10:12世間においてどのような波風を受けましょうとも
10:16小生の志は
10:19あっぱれ貫いてご覧に入れます
10:27いきなり押しかけてきた野口に
10:29フレクスナーは戸惑った
10:34野口は面倒を見てもらえると思い込んでいましたが
10:38フレクスナーにとっては社交事例だったと思います
10:43野口が突然現れて
10:45仕事をもらえることを期待していたのには
10:48フレクスナーは間違いなく
10:50口あんぐりの心境だったでしょう
10:54野口は物事を最大限
10:56自分の都合のいいように解釈していたのです
11:02野口を雇う予算は大学にはなかった
11:11途方に暮れる野口に同情したフレクスナーは
11:14わずかな賃金で個人的に雇うことを提案した
11:251903年
11:26フレクスナーが設立されたばかりの
11:29ロックフェラー医学研究所の所長に就任
11:33これが野口の大きな転機となる
11:38この研究所は
11:39医学の先進地であるヨーロッパを追い抜くべく
11:44最先端の研究を行う場所として設立された
11:50野口の勢力的な働きぶりを評価していたフレクス
11:54ナーは
11:55野口をこの研究所に引き入れたのだ
12:01野口の肩書は一等助手だった
12:07その頃世間を騒がせていた病がある
12:15バイドク
12:19死に至ることもある性病だ
12:22当時欧米でも猛威を振るっていた
12:291905年に病原体が発見されると
12:33次に世界中の科学者たちが目指したのが
12:36純粋培養だった
12:40純粋培養とは
12:42他の細菌などが混じらない
12:44一種類だけを培養すること
12:49ワクチンや治療薬の開発を進めるための重要な技
12:53術だ
12:57しかしまだ誰一人として純粋培養に成功していなかった
13:05野口はこの難題に取り組む
13:10野口が試みた方法とは次のようなものだ
13:15バイドクの病原菌を含む組織を
13:18ウサギの抗がんに入れると
13:21他の細菌はほとんど死滅するが
13:24バイドクの病原菌は増殖する
13:30これを取り出し
13:31栄養分や温度など
13:33様々に条件を変えた試験管で培養する
13:40その中から
13:41培養がうまくいったものを別のウサギの抗がんに
13:45入れる
13:45期間は4週間から6週間
13:50この工程をさらに12回も繰り返し
13:54培養の純度を高めていったという
14:01野口の科学者としての性格を反映していると思います
14:08多くの努力
14:09非常な綿密さ
14:11顕微鏡での長時間の観察
14:15それには特別な個性が必要でした
14:20それは日本の美徳の一つ
14:22忍耐です
14:24それがまさに野口だったのです
14:291911年
14:31野口は純粋培養に成功したと発表
14:41世界中から称賛された
14:45野口は純粋培養の功績によって高い評価を得る
14:50だろう
14:52野口は細菌学の魔術師
15:00他の科学者が野口の方法を試しても失敗に終わ
15:05ったが
15:06それだけ野口がすごいのだと受け取られた
15:13天地に舞い踊っている心地が致しております
15:18この培養が将来
15:20梅毒の予防と治療に及ぼす影響は
15:24必ず大なるものでございましょう
15:28これも小生の支柱にあるのです
15:40純粋培養の発表からわずか2ヶ月後
15:45今度は診断方法についての論文を発表
15:52梅毒の病原体から抽出した物質を
15:55感染が疑われるものに注射
16:00皮膚反応から感染を診断するという方法を開発した
16:07そのおよそ1年後
16:09野口はまたしても
16:11梅毒に関する新たな論文を発表した
16:17認知障害や体の麻痺を起こす
16:21心肝麻痺という疾患がある
16:25梅毒の末期症状と考えられていたが
16:28実証されていなかった
16:33野口は心肝麻痺患者の脳を端から端まで調べ上げ
16:39
16:42そして脳の皮質部分に病原体を発見したのだ
16:52世界が注目する梅毒の研究で
16:55わずか2年の間に3つの成果を発表した野口
17:03世界的な名声を手に入れた
17:08日本の偉大な科学者
17:12医学における謎を追う
17:22さあ今回は日本人の私たちが最もよく知る偉人の
17:26一人野口英雄がテーマです
17:31ものすごく上昇志向の強い人だなと思いますね
17:38そのための努力は全く惜しまないと
17:41全方向的にとにかく猛烈に頑張るという
17:46ちょっと古い言葉ですけど猛烈という言葉が非常に当てはまる
17:49そういうタイプの人だなという印象を持っています
17:52ハングリー精神がすさまじくてですね
17:55その裏返しとして承認欲求といいますか
17:58誰かに認めてもらいたいというような気持ちが強かったのかな
18:01というふうにも思います
18:03まずは梅毒の純水培養これは梅毒の病原体を含む
18:10組織をウサギの口岩に入れて取り出して培養したもの
18:15をまたさらにウサギの口岩に戻し入れてこれが1月
18:20ぐらい1回にかかるのを12回も繰り返したっていうのはこれ
18:25綿さんかなり大変なことですよね
18:30ものすごく面倒くさいといいますか
18:32一般的に科学研究って面倒くさいものなんですけど
18:36それにしてもものすごい忍耐力それから持久力ですね
18:42それから諦めない根性といいますか
18:45野口の研究の仕方っていうのはこの努力の積み重ねにある
18:49っていうふうにすごく思います
18:51私自身も昔化発生学っていうカエルの卵を使って心臓
18:57や腸っていうものがどうできるかっていう研究をしてたんですけど
19:00同じことの繰り返し朝から晩までそれを何年間もやって結
19:04局結果が出なくてやめてしまったっていうのもあるんですが
19:07厳しい
19:08何年間を続けてやめたいっていう時にさらに先に行く人
19:12がおそらく実験科学者として成功するのかな
19:15私は成功できなかったんですけどそういう意味で尊敬をしますよね
19:20一方でちょっと気になったんですけど野口が行った純粋培養の実
19:26験というのはできてたっていうことなんでしょうかその時には
19:31バイドクトレポネーマという病原体はいまだに培養とか
19:35が非常に困難かほぼ不可能に近いと言われてますので
19:40実はできてなかったであろうというふうに考えられてますね
19:43辺野口さんこういうことはよくあるんですか
19:47ある人ができるけどある人ができない
19:50培養細胞を使った研究でも細胞の株が違ったらできない
19:54しっていう
19:55なんか細かい条件の違いなどでその再現ができないっていうのは
19:59ものすごくありましてですね
20:01それで医学研究の7割ぐらいはもう再現ができないだろうみたい
20:05なことが言われているんですよね
20:08生き物はですね異質性というのがあって
20:12要は特に人間なんかは一人一人みんな違っているわけですね
20:16同じ条件で同じ実験をすれば同じ結果が出るという
20:19ようなことは
20:21例えば物理学ですとかですね
20:22理学の世界というのではそれなりに高く期待できるわけです
20:27
20:27医学の研究になると動物の実験にしても
20:31人間を対象にしたいわゆる臨床研究にしても
20:34この再現性を担保するというのは非常に困難でして
20:38しばしば不可能なんですね
20:39ですので理想は再現性しかし現実は難しいという
20:44このジレンマとの葛藤というのは現在も続いています
20:48梅毒の診断方法と進行麻痺
20:52この診断方法というのは臨床医学上はうまくいっていない
20:55いわゆる失敗だったというふうにみなしていいと思います
20:59進行麻痺現在でも評価が揺るがない
21:02正しかったであろうという論文です
21:05梅毒トレポネーマがですね
21:07こういうの進行麻痺の原因であるということを
21:09ほぼほぼ証明するというのに近い形で示したと
21:18野口の次のターゲット
21:22それは狂犬病だった
21:27狂犬病は感染した犬などに噛まれることで発症する病
21:34精神錯乱などの症状があり
21:38発病するとほぼ100%Cに至る
21:42欧米で感染が拡大していたが
21:45病原体は特定されていなかった
21:51野口は狂犬病に感染したモルモットなどを調べ
21:55ある微生物に注目する
21:59これを健康な犬やウサギの体内に注入すると
22:03狂犬病の症状を引き起こしたという
22:09野口は病原体を発見したとフレクスナーに報告
22:15した
22:17結果は明白で決定的です
22:20私はいつでも狂犬病を発症させることができます
22:28そしてコーンも綴った
22:32外部の人間が同じ研究をしているかもしれません
22:36一刻も早く発表させていただきたい
22:45しかし野口の結論に疑問を抱いたフレクスナーは
22:49別の研究者にも意見を聞くよう指示した
22:57フレクスナーが指名したのは
22:59ハーバード大学の教授
23:02セオボールド・スミス
23:06伝染病研究の経緯だった
23:10スミスは野口にこう伝えた
23:15これが狂犬病の病原体なのか判断しかねます
23:24あなたはもっと実験を続けて
23:27結果を明確にすべきだと思います
23:37しかし野口はフレクスナーへこう報告した
23:45彼にとってはあまりに新しく先鋭的で
23:49それ以上のことは言えなかったのです
23:53この研究段階で発表しましても
23:56何も問題はありません
24:01野口はプライドの高い男でした
24:05自分はスミスに負けていないと思っていたし
24:09謙虚にはなれなかったのです
24:12完全ではないのに好評を急ぎ
24:16研究計画を無視してでも進めたのです
24:23梅毒の研究で大変な成功を収め
24:28野口はますます強く名声を求めるようになり
24:33研究成果を早く公開しようとしました
24:37梅毒研究で名声の味を占めて
24:41栄光をもう一度味わいたかったのです
24:47野口のゴリ押しに負けたフレクスナーは
24:51発表を認めた
24:53発表後に再検証することを約束させた
24:59発表された論文を人々は疑わず
25:03野口はまたしても絶賛された
25:11その一方でフレクスナーとの約束は守られなかった
25:20野口が再び狂犬病を研究することはなかった
25:30現在の研究では
25:31狂犬病の病原体は細菌ではなく
25:35それよりはるかに小さなウイルスであることが判明
25:40している
25:44当時野口が使っていた光学顕微鏡では
25:49そもそも見ることのできないものだった
25:55野口はウイルスではなく細菌だと考えていました
26:00顕微鏡で見えると考えたのです
26:08ウイルス学者で感染症の歴史についても研究した
26:12ミルトン・テイラー
26:16野口が発見したのは細胞の欠片か何かではないでしょうか
26:22素晴らしい科学者ではなかった
26:26平均レベルでしょうね
26:29しかし非常に意志が硬かった
26:33そしてその意志と野心が彼の原動力だったと思います
26:421914年
26:44野口はロックフェラー医学研究所における最高幹
26:49部の一人である
26:50政研究員に昇進
26:53ノーベル賞の候補にも名前が挙がった
27:001915年
27:0238歳で日本に外戦帰国
27:072ヶ月の滞在中盛大な艦隊を受けた
27:13少年時代必ず偉くなると誓った野口
27:20その望みが次々とかなっていった
27:31切ないですね
27:35すごい評判を得るといいますか
27:37大成功を収めたということで
27:40華々しく外戦帰国するわけですけど
27:43後世になって
27:45その業績というのは
27:48狂犬病についても覆されてしまうということですね
27:52狂犬病の論文ですけれども
27:54すごく野口は急いで出したかったんですね
27:58他の研究者に先起こされると
28:00それがもし正しかった場合に
28:02その成果は全部
28:05先に論文を出した人に持ってかれちゃうわけですね
28:07ですので競争なわけですね
28:09だから正しくないといけないんだけど
28:11先を
28:14先取りしないといけないという
28:15今でも悩ましい問題だと思っています
28:18誰かが同じことをやってるんじゃないかという
28:21恐怖といいますか
28:22そういうのは常にあって
28:23私も研究してた時に
28:25もうすごいアイデアを出したとしても
28:27世の中には3人ぐらいは同じことを
28:30考えついてるはずだから
28:31早く出しなさいみたいなことを
28:33言われたことあるんですけども
28:35そういう恐怖みたいなのは
28:36多分おそらく研究者はみんな抱いていて
28:38とにかく早く出したい
28:40狂犬病の病原体なのかはっきりしないから
28:43研究を続けなさいというふうに
28:44忠告されたにもかかわらず
28:48忠告を無視して
28:50論文を発表してしまう野口ですけれども
28:54彼やっぱり信じ込みやすいというか
28:57よく言えば純粋
29:00悪く言うと思い込みが激しいというか
29:02狂犬病の原因を見つけた後
29:04信じ込んでですね
29:06早とちりをして失敗をしたわけです
29:08野口がそもそも不安定な地位から
29:11残り詰めてきたという
29:12そういう自分の地位を失いたくないというのもあって
29:16こう焦ったのかなというふうには思ったりもします
29:19どうしても次々と成果を出さないといけないという
29:22何かプレッシャーのようなものを感じていたというのもあります
29:26
29:26自己顕示欲といいますか
29:28もう有名になって凱旋するぞという
29:31そういう認められたい欲求もものすごく感じますね
29:34でもそういう状態で論文を出す
29:37でも不確かでも出してしまうというのは
29:39科学界では認められてるんですか
29:41やはり必要に迫られて
29:45そういう論文を出してしまう研究者がたくさんいるんですよね
29:48結局今論文を出さないと研究費がない
29:51そういったようなプレッシャーに
29:53覆われている段階ではとにかく出してしまう
29:58あのえのきさんは研究の不正についても
30:01いろいろと調べていらっしゃいますけれども
30:03はい研究不正は定義があって
30:06捏造改ざん投与の3つなんですね
30:09実はですね
30:11研究不正とまでは言えなくても
30:15ちょっとグレーじゃないかっていう行為はいろいろあってですね
30:18グレー
30:18はい
30:19で野口は研究不正はしてないとは思うんですけども
30:22他人の批判を無視したりとか
30:25プロセスとして疑問を呈された時に答えてないとか
30:28無視してしまったっていう
30:30そういうところに関してはちょっと
30:32やはりグレーゾーンに踏み入れている
30:34それはもう有害な研究行為として
30:36なるべく減らしていきましょうっていうのが
30:38今の科学界の大きな課題なんですけど
30:42あの有害無害という観点から言うと
30:46僕は野口の研究は必ずしも
30:50有害であったとは思ってないです
30:52こういう方法で失敗しましたよってことを
30:54明示することによって
30:56他の学者たちがですね
30:58ああいうやり方で失敗するのか
30:59だったらこういうやり方だったら成功するんじゃないかなっていう
31:02一つの前進になるわけです
31:04ただもうちょっと調べてみなさいよっていう指摘を
31:08無視してしまいましたよね
31:10それで発表してしまったっていうところ
31:12踏みとどまらなかった
31:14ある種有害なのかなというふうに思ったりもします
31:241918年
31:26野口に再び大仕事が舞い込んだ
31:31大熱病の撲滅である
31:37大熱病は中南米西アフリカでたびたび流行し
31:43西半球の恐怖と恐れられていた感染症
31:49発症すると致死率は20%に達する
31:56この大熱病が南米エクアドルで流行していたのだ
32:04当時アメリカの研究チームによって
32:07大熱病は蚊が媒介することが実証されていたが
32:11まだ病原体は特定できていなかった
32:18病原体を発見してワクチンを開発すれば
32:21自分の名声は永遠に残る
32:25大熱病は名声へのゴールデンチケットだ
32:28そう考えたのだと思います
32:33野口はエクアドルの大熱病感染地帯に
32:38自ら乗り込んだ
32:43野口は一つの仮説を立てていた
32:49大熱病は発熱、横断、出血などの症状がある
32:57これとよく似た症状を示す
32:59ワイル病という疾患を研究していた野口は
33:04ワイル病と同じ種類の細菌が
33:07大熱病の病原ではないかと考えていた
33:14この頃の報告書で
33:16野口はしきりに時間が足りないと書いていた
33:23なぜそれほど急いだのか
33:26この時、野口の研究と並行して
33:30ある計画が進んでいた
33:35大熱病は蚊が媒介するという研究チームの報告をもと
33:40
33:41蚊を絶滅させて感染拡大を食い止めようという計画だ
33:49蚊が絶滅して大熱病がなくなれば
33:52治療法やワクチンの価値は大きく損なわれてしま
33:57います
33:59だからこの作戦が進行する前に
34:03明星につながる成果を出しておきたかったのです
34:08先を越されてはいけないと急ぐ野口
34:12当時野口たちの調査隊では
34:15大熱病の診断は現地の医師が行い
34:19その患者の血液を受け取って研究を進めていた
34:26ところが調査隊のメンバーが実際に患者を見たところ
34:31大熱病ではない症状があった
34:35野口が調べている血液は本当に大熱病患者のものな
34:41のか
34:44現地の医師の診断を鵜呑みにしていいのか
34:48疑問の声が上がった
34:55しかし野口はこの忠告に耳を貸さなかった
35:03大熱病ではないかもしれない患者の血液をそのまま使い
35:08研究を進めた
35:17そしてわずか1ヶ月ほどで病原体を特定したとフレク
35:23スマーに報告した
35:27患者の血液中にある病原体を発見
35:33これをモルモットに感染させたところ
35:36典型的な横断出血の症状を示し死亡したという
35:45大熱病で見られるほとんど全ての症状を再現して
35:50います
35:54しかし
35:57蚊が媒介することを実証した研究チームの報告では
36:02大熱病は人間以外の動物に感染しなかった
36:08もちろんモルモットにも
36:12なぜ野口はモルモットに感染させることができたの
36:17
36:18実は野口が発見したという病原体は
36:22大熱病ではなく
36:24ワイル病のものである可能性があった
36:29野口はフレクスマーへの報告の中で
36:32自分が発見した病原体に
36:35抗体を摂取する実験を行ったと書いている
36:42抗体とは病原体が体内に入ったときに
36:46それを排除するために作られる物質
36:52この抗体を取り出し感染者に摂取すれば
36:56その病気の発症を抑えることができる
37:03野口が実験に使ったのは
37:05ワイル病の抗体
37:07ワイル病の発症を抑えるものだ
37:13自分が発見した病原体に対し
37:16ワイル病の抗体を摂取して反応を試すと
37:20モルモットは発症しなかった
37:26ワイル病の抗体が野口が発見した病原体に
37:30効き目があったのだ
37:34これは野口の病原体が
37:36ワイル病の病原体である可能性を示している
37:42しかし野口はその可能性を検討していない
37:50私ならその時点で実験を一旦中止して
37:54仮説のプロセスを再検討するでしょう
37:59もっといろんな可能性を野口は考えるべきだった
38:04自分が発見した病原体が
38:07本当に大熱病のものか確認するべきだった
38:13野口としてはとにかく自分の仮説を証明したかった
38:19だからそれ以外の可能性は無視したのだと思います
38:291919年
38:30野口は大熱病の病原体を発見したと発表
38:38ワイル病の抗体に反応したことには
38:41一切触れなかった
38:48野口の報告に世界中が賞賛を送った
38:53大熱病が征服された
38:57野口世界の恩人
39:02彼の発見は世界的な名声と
39:05計り知れない価値がある
39:11野口は早速発見した病原体を使って
39:15ワクチンを作成
39:18野口ワクチンと呼ばれた
39:24論文発表のわずか3ヶ月後には
39:27このワクチンを1250人分
39:30エクアドルへ送った
39:34しかし野口の研究と並行して
39:37かの絶滅作戦が進行していたこともあり
39:41その頃すでに
39:43エクアドルの大熱病は収束していた
39:49野口ワクチンの効果は確かめられなかった
40:01わあ何かちょっとVTRを見ると複雑な気持ちで
40:07同じことを繰り返してるなっていう感じがしましたよね
40:12他の研究者の指摘を無視してしまったっていうのは
40:16以前から同じことを繰り返して今回も同じスタイルってい
40:21いますかね
40:22野口はワイル病の可能性は検証しなかったっていうところが
40:27一つポイントがあるんですけれども
40:29やっぱり野口は自分の仮説が正しいと信じたんでしょう
40:35
40:36そういう時って黄金にして
40:38人間って自分が見たいものは見て
40:42見たくないものは意図的もしくは無意識のうちに
40:46無視したり歪症化したりなかったことにしがちなんですね
40:49本来研究する時って
40:522人の自分って思ってなきゃいけないんですよ
40:54我々デビルズアドボケート
40:56悪魔の支持者っていう言い方をするんですけど
40:58自分はこうだと思うっていう主張の持ってる自分と
41:02お前本当にそれでいいのかっていう
41:04葛藤するわけですよ自分の中で
41:06野口の場合は俺はこうだと思うっていう時に
41:09葛藤するデビルズアドボケートがあんまりいない
41:13どっちかというともう走っちまえみたいな感じな
41:16ところがあるんじゃないでしょうかね
41:17先仮説ありきで突っ走るっていうのは現代でも実は結構あ
41:21ってですね
41:22仮説に都合の良いデータだけをピックアップして
41:25論文を作ってしまうみたいな人がいまだにいますし
41:29もしかして野口は意図してなかったのかもしれない
41:32研究の作法をもしかして習ってなかったのかもしれないんですけど
41:36そういうような仮説先行主義みたいな感じでずっと生きてきた
41:41のかなという感じがしますね
41:43あとやっぱり野口はこの時期にはもう世界的に名声の高い
41:48超スーパースターなわけですよ
41:51自他ともに認める
41:53そうすると周りの人も野口お前間違ってるぞって言いづ
41:57らくなってくるし
41:58野口の方も俺は間違ってたっていうふうに認めにくく
42:02なっている
42:02相互批判っていうのがですね
42:04その研究不正やそういった問題行為を防ぐのに非常に重要
42:08だって言われていて
42:10そういう上司とか部下とかそういうの関係なく批判できるような
42:15環境がある国は
42:16研究不正も少ないっていうデータもあるんですよね
42:18やっぱり野口のその状態っていうのは世界的権威であるっていう
42:23それで誰も何も言えないっていうそういう状況を作って
42:26相互批判どころではなくなってしまってましたよね
42:29ワイル病の抗体に効き目があったっていうその結果を
42:34野口は論文に発表しなかった
42:37これがまさに自分の都合のいいところだけつまみ食いして
42:42書いちゃうっていう
42:44やってはいけない
42:45しかしながらしばしば起きうることなんですね
42:49一般的に科学論文を書くときは
42:51自分の論文の強いところと弱いところっていうのを
42:54両方書くっていうのが非常に大切だと言われています
42:58こことこことここは穴があるよねっていうのを
43:01自分でこう謙虚にですね
43:04検証するっていう欠点もありますよっていうことを認めるわけです
43:08研究っていうのはいずれ歴史が評価するのはするんです
43:12だから変な論文を書いてたとしても
43:15当時流行ったとしてもいずれ歴史に埋もれていくんだけど
43:18その現在ってことを考えちゃうと
43:21もうなんかそういうずさんなデータを出しちゃったりとかしてしまう
43:24っていう
43:25誘惑に常に駆られてしまうわけですよね
43:27野口を考えるとですね
43:30一度成功したら次のより大きな成果
43:33さらにその次のより大きな成果って
43:35だんだんだんだんだん大きくなっていってるような感じもしますので
43:38承認欲求とか自己顕示欲を満たすために
43:41一度満たされたら
43:42それじゃもうその程度じゃ満たされないっていう
43:45なんかどんどんどんどん重なっていった部分っていうのも
43:48あったのかなっていうふうに思います
43:541924年
43:55今度はアフリカで大熱病が発生
44:02野口ワクチンは全く効かなかった
44:07野口が病原体だとした細菌を
44:11感染者から見つけ出すこともできなかった
44:16ロックフェラー医学研究所は
44:19調査チームをアフリカに派遣
44:23野口は健康状態が優れないため
44:26参加を見送られた
44:30そんな中
44:31野口の研究が間違っているのではないかという
44:35論文が発表される
44:40ハーバード大学で感染症を研究する
44:44マックス・タイラーらの論文だった
44:49彼らが行ったのは
44:51野口の病原体にワイル病の抗体を反応させる
44:57実験
44:59かつて野口が行い
45:01その結果を発表しなかった実験だった
45:06さらに組み合わせを逆にし
45:09ワイル病に感染したモルモットに対し
45:12野口の病原体の抗体を摂取した
45:20どちらの場合も発症が抑えられた
45:28この結果から
45:30野口の病原体とワイル病の病原体について
45:34次のような結論に至った
45:39この二つが
45:41血清学的に同一であることの
45:44強力な証明である
45:49野口が発見した病原体は
45:52ワイル病のものである可能性が
45:55限りなく高くなったのだ
46:00この年
46:02ロックフェラー財団は
46:04野口ワクチンの使用を中止した
46:13現在では
46:14大熱病の病原体は
46:16ウイルスであると解明されている
46:21野口が見つけた病原菌も
46:24そこから作り出したワクチンも
46:27いずれも誤りであった
46:33彼の業績は多くの点で簡単するべきものであり
46:38意図して研究結果を捏造したとは思いません
46:44ただデータを都合のいいように解釈し
46:47誤った方向へ行ってしまったのです
46:56野口への不信が高まる中
47:011927年
47:02野口自身がアフリカへ向かうことになった
47:09野口は渡航準備として
47:11自分のワクチンを打ちました
47:14内心ではワクチンは効かない
47:17ガーナに到着し大熱病の倉庫に行けば
47:21自分に最後が来ると覚悟していたと思います
47:30出発前の走行会
47:36野口はこう演説した
47:47私は今回の調査で
47:52自分の正しさを証明してみせる所存です
48:01この遠征の最終的な成功を妨げるものは
48:06何もありません
48:10走行会では彼は強がっていて
48:14成功すると周囲に納得させようとしていました
48:18特に自分自身に対して
48:22諦めることはどうしてもしたくなかったし
48:26間違っていたとも言いたくはなかったのだと思います
48:31間違った主張で有名になった
48:34などという運命を
48:37受け入れられなかったのです
48:46アフリカガーナに到着した野口は
48:50すぐに研究に取り掛かる
48:55もう一度自分の手で病原体を見つけ出そうと
49:00今度はろ過器をすり抜けるほどの
49:03より微小な微生物の中に
49:06病原体を探した
49:104ヶ月後
49:12野口はフレクスナーに誇らしげに報告した
49:18ついに私はアフリカの大熱病の病原体を発見
49:23しました
49:28かつてないほど正しいという確信にあふれております
49:34野口はフレクスナーに誇らしげに
49:48野口はその後
49:50高熱を発して入門
49:58大熱病にかかっていた
50:04病床で野口は
50:08これで終わり
50:09そうであってほしい
50:12そう呟いたという
50:24謎めいた言葉なので
50:26解釈するのは非常に難しいのですが
50:31多分死が近づいていて
50:33安堵していたのでしょう
50:35死ねば苦しみから解放されますから
50:39もう自分の大熱病の研究を正当化する必要もないし
50:45ワクチンを弁護する必要もなくなるのです
50:51意志の強さ
50:52努力と自信
50:53これがあれば常に成功者になれる
50:57というわけではない
50:59それを受け入れられなかったことが
51:02野口の悲劇でした
51:091928年5月21日
51:14野口秀夫は51歳で生涯を閉じた
51:28野口の死は世界中で報じられた
51:33どの新聞も
51:34野口を褒めたたえる追悼記事を掲載した
51:49そんな中
51:50ある投稿記事がタイム誌に掲載された
51:56大熱病が蚊によって媒介されることを
51:59実証した研究チームの一人
52:02細菌学者アリステデス・アグラモンテのものだった
52:11彼はワクチンなるものを作り出し
52:14誤った安心感を与え
52:17何の利益ももたらさなかった
52:23そして記録に残っていない
52:26ワクチンを受けた多くの人々が
52:30多くの命が失われたのである
52:39さあいかがでしたでしょうか
52:42本当にもう野心とかいろんなさまざまなもので本人も苦
52:47しんでたんだろうなっていうのがすごくよく分かって本当にまあ何
52:51ていうか痛々しいなっていうもう責める気には全然ならないなという
52:57ちょっとそういう気もしてしまいました
53:00野口は自分の論文を否定されるわけですけれども
53:03内心ではこれ自分自身では分かってたんじゃないですかね
53:07これもうワイル病だったんだろうなということを
53:11だけども認めたくないっていうその本人の気持ちと
53:16頭と心がすれ違ったみたいなところがあったのかもしれないですね
53:21多分そうだと思います自分がやった実験というのはワイル病の原因微
53:26生物を見つけただけでエクアドルでの研究っていうのは
53:30失敗だったんだろうなとだからこそアフリカに行ってですね本当
53:35の応熱病の原因を見つけたいと今度こそ本物捕ま
53:38えてやると
53:40結果的にはもう細菌じゃなくてウイルスでもう全く違うものだ
53:45ったということですけど最初から結果が分かってることは研究とは呼ば
53:50ないわけですねなのでその蓋開けてみないと分からないものにチャレン
53:54ジすれば当然ある一定の割合で失敗は起きますし医学っていう
53:58のはどんどん進歩してきたっていうのはこういった間違いを犯し
54:01ながらも挑戦を続けてきたから少なくとも100年前に比べ
54:05れば今の我々は圧倒的に健康に過ごせてる
54:08わけですよだから偉大な研究者っていうのは実は野口に限ら
54:13ずですねたくさん失敗したり間違ったりしてますそれこそが挑
54:17戦の証なわけですねただ研究方法としてはもうちょっといろい
54:22ろ手順を踏んだりとかすることはできたのかなと同じ失敗
54:26をするのでもきちっと手順を踏んで失敗するのとちょっとずる
54:30をしてしまって失敗するのでもまた全然違うわけですから
54:34お熱病が蚊によって媒介されるということを実証した研究チ
54:38ームの一人の研究者が野口彼はワクチンなるものを
54:43作り出して誤った安心感を与えて何の利益ももたら
54:47さなかったとそして記録に残ってないワクチンを受けた人
54:50々の多くの命が失われたのであるというふうにも強くその
54:55ように言っていますが
54:56コメントは非常に重たいですねワクチンというのは医学史上最
55:05大の発明品の一つだと考えられていますものすごくたく
55:09さんの人の命を救ってきたのがワクチンなんですが逆に言
55:13うと間違ったワクチンとか失敗したワクチンというのは虐
55:17殺的にたくさんの人の命を救えないということにもつなが
55:22ってしまうわけですね
55:23まさに早く出したい安全そのバランスどう取るかというの
55:29が今新型コロナウイルスで非常にピックアップされて
55:34いますよね
55:34本当に大きな課題を今我々人類といいますか医学界
55:38は突きつけられているなと
55:45この番組に出演させていただくにあたってちょっと医学の歴史
55:49の教科書をもう一回読み直してみたんですけど
55:51その作品に実は野口秀夫って入ってないんですよ
55:55つまり現代的な目で言うと医学の歴史っていう観点から
55:59は野口秀夫っていうのは歴史上の人物ではないんです
56:04やっぱり彼は物語の人物なんですね
56:06この物語が我々を感動させて
56:10ただ今の目から見るとその業績っていうのはいわゆる医学の
56:15進歩をさせたその礎にはなってないんですよ
56:20科学っていうのは冷酷でその後に残るっていうのは本当に再現性で
56:25あるとか
56:25そういったものでもう歴史に検証されて残っていくのはわずか
56:30であるっていう
56:30そういったことも名口が教科書に出てないっていう一つのこと
56:35から非常に強く痛感しました
56:38ただその歴史に名を残さないものすごい無名の医学者が歴
56:45史上たくさんたくさんいて
56:46彼らのやったドロドロしたところからポツリポツリとパ
56:50ラダイムシフトとかブレークスルーというのが起き
56:52てきてるわけですね
56:54ですので野口英雄っていうのは歴史を変えた人物ではないんだけど
56:57やっぱり歴史の一部なんだというふうに改めて思っています
57:01野口の挑戦自身は本当に認めたいと思います
57:05残念ながらダメだったっていうのはあるけども
57:10ただそこから何を得るかですよね結局
57:14現代に生きる我々が何を得るかってことが非常に重要
57:18なのかなというふうに思います
57:21100年前の野口がしてしまったことを2021年の人々が研究者
57:26
57:26いまだに似たようなことをしてしまっているというのは非常に弾くこと
57:30だと思いますので
57:30本当にこの教訓を学ぶことが野口に対する一つのレス
57:37ペクトであるのではないかというふうにも思います
57:44必ず偉くなると誓い
57:47科学の世界で栄誉を求め続けた野口英雄
57:55その野口の大熱病研究を否定する決定的な論文を
58:01発表したマックス・タイラー
58:04彼は野口の死後大熱病のワクチンを開発
58:08その業績によりノーベル賞を受賞した
58:17後に野口の伝記を執筆した作家がタイラーを取
58:22材した際
58:22彼はこう語った
58:28もう安らかに眠らせてあげましょう
58:32あれはまさしく野口の心の問題です
58:41ご視聴ありがとうございました

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