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00:00夫との2人の生活が始まって1年今日さスーパーの特売日なの車で連れてってくれない?
00:26俺は今日休みなんだけど近いとこ行ってくれよあのねどれだけ今物価が上がってるか知らないでしょふたりの娘も学校を卒業しそれぞれの道へ子育てを終えると夫婦の会話もギスギスするばかり
00:56気晴らしに新しい趣味でも始めようかそう思っていた矢先のことでした
01:36思わず連絡をしたのは忙しいのに本当にごめんなさい お医者さんをしているままとも
01:452日後に
01:47一体私の体に何が起きているんでしょうか
01:54総合診療医ドクタージーネクスト
02:02総合診療医ドクタージーネクスト司会を担当します私藤井隆とアナウンサーの斉藤紀美子ですよろしくお願いします
02:09よろしくお願いします
02:11今回めまいでしたね
02:13はい
02:14ご経験とかはどうですか
02:15特にないです
02:17あのびっくりする大声出したときにバーンみたいなの一度でありましたけども
02:22さあこの番組はですね現役の医師が実際に体験した症例をベースに再現ドラマを作っております
02:29それをもとに皆さんで話し合う会議、カンファレンスをしていただいて
02:34病名を突き止めていくという番組です
02:38さあ本日のゲストをご紹介します
02:40松本アキ子さんです
02:42よろしくお願いします
02:44お願いいたします
02:46とんでもございます
02:48私もありますよ
02:49眠い
02:50なんか理由はご存知なんですか
02:52朝早いとか寒いとか暑いとか
02:54いやーもうアットランダムですね
02:56アットランダムなんですか
02:58アットランダム
03:00それだけ身近な病気ですね
03:02女性に多いイメージがあります
03:04目まいって
03:06では今回の症例を提示してくれたドクターGをお呼びしましょう
03:10大阪医科薬科大学病院総合診療科の三沢美和先生です
03:14よろしくお願いします
03:16三沢美和
03:18今回のドクターGは大阪医科薬科大学病院の三沢美和医師
03:32二児の母であり総合診療医として15年目
03:38総合診療の仕事は私は好きですね
03:42やっぱり自分の力で純粋に患者さんが元気になっていくから
03:48担当する患者は9割が女性
03:54多くの人たちが検査には現れない不調を訴える
04:00三沢医師は患者の生活背景まで汲み取る問診で
04:04心に寄り添う総合診療医三沢医師の登場だ
04:28先生女性の患者さん担当されるときに心掛けていらっしゃることって何があるんですか
04:35女性の患者さんは若い時から月経があったり月経前のイライラとか振動さとかがあったり
04:43そこに妊娠出産とか更年期とかいろんなことが人生の中であるので
04:50そういう女性のバックグラウンドをきちんと聞いて診療しています
04:56そして今回一緒に病名を探るため全国から集まった3人の研修医の皆さんです
05:03上野先生今回出演していただくにあたって
05:06何か先輩のお医者様から何か言われたことがございますか
05:09そうですね最初は信じてもらえなかったんですけど
05:13こっちに出るの
05:15徐々に伺っていただいてすごいねとか頑張ってくださいとか
05:19言っていただけるようになりました
05:21ありがとうございます
05:23続いて伊藤先生お願いします
05:25先生の希望される科は何かなんでしょうか
05:28私は産婦人科を希望しております
05:31どういった思いで産婦人科を
05:33産婦人科は唯一命の誕生に出会えて
05:37おめでとうって心から言葉をかけてあげることができるのがすごく素敵だなと思って
05:42志望しております
05:43続いて神田先生
05:44神田先生どんな先生になりたいんですか
05:46はい僕は一応外科医を目指してるんですけども
05:50僕が勤める病院が
05:52愛媛県の田舎の方にありまして
05:55外科であっても救急医療であったりとか
05:58何か幅広いかの
06:00患者さんをカバーできるような
06:02ドクターになりたいと思ってます
06:04お願いします
06:06さあそれではここから病名を探るためのVTRが流れます
06:12めまいがずっと続くと訴える患者さんは
06:15友人であるドクターGに相談をすることにしました
06:19そこには一体どんな病気があるのか
06:21VTRの中に重要なヒントが隠されていますので
06:25ぜひテレビの前の皆さんも一緒にお考えください
06:28ドクタージェネラル
06:30久しぶりねご無沙汰
06:51せっかくのお休みなのにごめんなさい
06:54いえいえこちらこそ
06:58私に相談ってどこか体調でも悪いの?
07:03うん誰にも相談できなくて大丈夫何を聞いてもびっくりしないから実は私めまいが治まらなくて
07:23患者倉田美穂さんの訴えはめまいが治まらないそれで何だか怖くなって近所のクリニックに行ったんだけどめまいがしたんですねはいそれはいつごろのことですか1か月くらい前です何か?
07:42雑誌を読み終わってそろそろ寝ようかと思いあくびをしたら突然天井がぐるぐると回って何か?
07:51どのくらい続きましたか?
07:52どのくらい続きましたか?
07:561分か2分かそれくらいでした。
08:03翌朝には何ともなかったんですけど
08:10そんなことがこの1か月で3回くらいあって。
08:17耳鳴りや聞こえにくいと感じることはありますか?
08:24いえ特には今は大丈夫ですか?
08:31はいここ2週間は起きていませんそうですか他に何か気になる点はありますか?
08:38うん疲労感があります最近体がつらくてなるほど。
09:08あと何の前触れもなく心臓がドキドキすることがありますえ
09:15顔や上半身がホテるようなことはあります。
09:22夕食の後片付けをしている時なんかに突然たくさん汗をかいたりします。
09:31いろいろと質問されて更年期の症状が出てるってああついに来たかって感じなんだか気が抜けちゃって。
09:56そうよね私も夜寝つきが悪いし疲れがたまってくる感じもあったりそうそう朝起きてからも疲れが抜けてなくて家事のやる気も出ないのそんな時は遠慮なく家族に手伝ってもらうのよえうちのはダメよ。
10:24美穂俺の金色のネクタイどこ今日大事な会議なんだけどクローゼットにないかななかったよいつも家にいるのに何で分かんないわけそのくらい自分で管理してよこっちはさ毎日おそくまで働いてんだよ。
10:52自分は働いてるからって家のことは全部私がやって当然って思ってる感じそれはつらいねじゃあすみれちゃんやさくらちゃんは?
11:08うん二人は今は独立して一人暮らし始めてるよそうなんだところでクリニックでは何かお薬は処方してもらったの?血行が良くなるっていう漢方薬をもらって飲んでるその薬は効いてる?うーん少し疲労感は収まってきたんだけど。
11:36この前買い物をしていたときなんだかふわっとした感じになって。
11:48まためまいがしたの。
12:00めまいって更年期でも起こるんだよね個人差はあるけどめまいを訴える患者さんもいるねねえ私の体に起きてるいろんなことって本当に更年期の症状なのかな?
12:22藤井さんも気になる点などいかがでしたか?
12:30知ってる範囲なんですけどホテルとか汗が出るとかの更年期障害という病気なのかなって病気というか症状なのかなと思いましたけど。
12:42汗がね夕飯の片づけしてるときに止まらなくなったりとかっていうのでもこうね一気で片づけるのもかわいそうですねなんかねさあそれでは今回の患者さん倉田美穂さんの基礎情報をご覧いただきますこちらですはい血圧や呼吸数などなどいろいろとデータがありますけれども
13:12ですねおおむね正常っていうところで紙商業さんっていうのははい更年期障害とかを考えて出されたのかなと思いましたそうですねあのほてりとかをちょっとましにしたり血流をよくしたりしてあのよく効く漢方だと思います
13:30それではですね研修院の皆さんまずここまでの情報で考えられる病気フリップにお聞きくださいこれは難しい難しいんです藤澤さんはここが原因なんじゃないかとかここが何かうまく機能していないんじゃないかという感じで囲んでいただいてもOKです
13:48見くびらないでください両目掛けません失礼いたしました
13:51神戸さんお願いします
14:06さあそれでは皆さんかけたようですので一斉にフリップを開けていただきます
14:12フリップオープン
14:15yes
14:45Yes, yes, yes, yes, yes.
15:15では神田先生。
15:45There are many symptoms of the body, and there are many symptoms of the body.
15:52It is a problem with the body and the body, and there are many symptoms of the body.
16:00This is a problem with the body and the body and the body of the body.
16:06So, I'm going to explain to you.
16:09Then, I told you,
16:11It's called甲状腺機能抗心症.
16:12It's called the nose.
16:15It's called甲状腺, which is called甲状腺.
16:19It's called甲状腺, which is called甲状腺.
16:23甲状腺機能抗心症 is the body of代謝 and control of甲状腺.
16:29It's called甲状腺.
16:33It's called甲状腺機能抗心症 is called甲状腺.
16:37Yeah, so I'm sure it's called甲状腺.
16:39It's called甲状腺.
16:42It's called甲状腺.
16:47What's this, it's called甲状腺.
16:49In the 20th century, it's called甲状腺.
16:55It's called甲状腺.
16:56It's called甲状腺 that's called甲状腺.
17:00There is an auto, which is called甲状腺?
17:05頭を特徴的な方向に向けた時に急激にめまいが出てしまうという疾患になりますじゃあここでそれを説明してもらうのにちょっとホワイトボードをはいはい
17:19頭とかを傾けたりしますと磁石というものが移動することで耳の中で体が頭を移動したという情報を認識して頭に送るという風になっています
17:37BPPVは寮生発作性遠いめまい症とも呼ばれ頭の向きや位置を変えた時に起こる回転性のめまいです
17:51耳の中にある前提には磁石という小さな粒があってその動きによって頭がどちらに傾いたかを感じています
18:01BPPVでは過励や炎症、外症や急な頭の動きなどがきっかけで磁石が剥がれ回転を感じ取る三半期間に入り込むことで脳が実際とは違う回転を感じ強いめまいが起こります
18:19症状が続くのは数週間程度とされています
18:24うんなるほど
18:29ここまで耳や血液ホルモンなどの異常で生じるさまざまな病気が挙げられた
18:37めまいの原因は多岐にわたる
18:41他にも考えられる病気はあるのか
18:44じゃあめまいを起こす病気で出てないものなんかありますか
18:52出てないので言えば見逃してはいけない中枢性のめまい
18:57いわゆる小脳梗塞
19:00小脳梗塞は体の運動機能とバランスを司る小脳につながる血管が詰まり
19:09血液が行き届かなくなる病気です
19:12その結果めまいや吐き気、路列が回らなくなるなどの症状が現れます
19:20発見や治療が遅れると命の危険につながる可能性があります
19:26それ松本さん書いていただいてますよね
19:33なんかね、そういう
19:35もう一回見せてもらって
19:36そうです
19:37ノーコース
19:39怖い怖い怖いですね
19:41富士山ちょっと
19:42でも怖いものはね、見逃してはいけないので
19:46そこは抑えとかないと
19:47他に心臓がドキドキっていうのはありましたけどね
19:52伊藤先生、原因になるもの
19:55除脈系の不正脈とか
19:57不正脈は心臓を動かす電気信号やホルモンの異常などで
20:05脈の速さやリズムが不規則になる病気です
20:09全身に十分な血液が送れなくなり
20:15めまいや意識が遠のく感じ
20:18動機などの症状が現れます
20:20さあ、ここまでいろいろな病名が上がりましたけれども
20:27いったんここでちょっと整理をしたいと思います
20:29じゃあここで今まで上がった病気を上げてみましたので
20:39可能性が高いか低いか
20:41ちょっと三角ぐらいかっていうのを決めていきたいと思います
20:45じゃあ上野先生
20:47BPPVの可能性はどうでしょう
20:49そうですね
20:50三角になるかなと考えています
20:53その三角だと思う理由は
20:55はい、症状が一部は説明できるんですけれども
20:59どうしても発汗のところとかが説明がつかないなというのが
21:03引っかかっている形になります
21:05ありがとうございます
21:06脳梗塞、超脳梗塞
21:09もし拘束している場合は
21:11詰まっている間はずっと症状が出ていることが多いと思うので
21:15もっとずっと長い時間かかるかなと思います
21:18不正脈
21:19不正脈自体は完全になしではないと思います
21:24どうなりますか
21:25どんな検査が必要ですか
21:27心電図を取っていくのが一番望ましいかなと
21:30ありがとうございます
21:31鉄血、抗生、貧血
21:33これ一緒にしましょうか
21:35可能性はどうしましょう
21:37貧血あり得るかなとは
21:39どんな検査ではっきりしますか
21:42採血でヘモグロビンであったりとか
21:45甲状腺機能更新症はどうですか
21:48三角ぐらい
21:50三角ぐらい
21:51どんな検査ではっきりさせますか
21:54甲状腺ホルモンを血液検査で測ることができるので
21:57それで診断ができるかなと思います
22:00そうですね
22:01ここまでで小脳梗塞の可能性は低いとされた
22:074つの病気が残されたが
22:10めまいにはさらに多くの原因が考えられる
22:13他にも病気の可能性がないか探るため
22:17一から身体診察をしていく必要がある
22:20さあでは患者さんのその後を見ていきます
22:27なんとあの3か月後
22:29改めてドクターGの病院に
22:32診察に受けに行くことになってしまいました
22:36何が起こったのかご覧ください
22:39倉田さん 中へどうぞ
22:46え?
22:50あら
22:50大丈夫?
22:52ちょっと重症になってますよ
22:53ちょっとひどくなってるよ
22:54どうしちゃったの?
23:01実はあれからずっとめまいが続いていて
23:06うまく歩けなくて
23:103ヶ月間ずっと?
23:14更年期症状の漢方薬はちゃんと飲めていた?
23:19うん
23:19かわいそう
23:20他の症状はよくはなってきてたんだけど
23:24どんな時にめまいがするの?
23:28うーん
23:31毎日のようにめまいがあるんだけど
23:36例えば
23:38スマホで
23:42探し物をしている時だったり
23:45他には
23:54ほら
23:58お母さんこの間私が家に帰った時も
24:01一緒に歩いていたら
24:06危ない危ない危ない危ない
24:15突然
24:17私にしがみついて
24:20なんだかうまく歩けないって
24:24なるほど
24:28じゃあ身体診察をしましょう
24:32これからめまいの診察で行う
24:37基本的な検査をしていきます
24:38目から入る情報で
24:42めまいを起こすことがあります
24:43物が二重に見えていないか
24:47このペンを見つめてください
24:48瞳が揺れていないか確認しますね
25:04めまいの中には
25:14聴力が落ちる病気もあります
25:17音がした方の手を上げてください
25:20脳の機能に異常があると
25:37緊急性が高くなります
25:38確認しますね
25:40めまいの原因によって
25:50歩き方が違います
25:51ゆっくり歩いてみてください
25:53血液検査と心電図も取りましょう
26:06はい
26:07ご案内しますね
26:09ごめんなさい
26:12ありがとう
26:12検査すればするほど全部正常でしたから
26:24逆に言うとますますストレスというか
26:28逆に
26:29逆に
26:30では研修医の皆さん
26:33考えられる病名をフリップにお書きください
26:36え?これで?
26:39でも僕一個ちょっとこれかなっていうのはあるんですけども
26:43分かりました
26:45分かりました
26:46分かりました
26:46これや
26:48真っ子てる
26:49めっちゃ真っ子てるから
26:51色塗ってる
26:52皆さんに書いていただきました
26:55それでは一斉にフリップオープン
26:58また割れましたけれども
27:04まず藤井さん
27:06はい
27:07スマホ首です
27:08現代病です
27:10本当に
27:11あの美穂さんがめまいの症状が出る時にスマホと雑誌もあったんですけどもやはりストレートネックになってどこか頸椎何か刺激を与えたんじゃないかなっていうことですね
27:25松本さんはいかがでしょうか
27:27はいこれねうつ病からくる何かこうめまいだったりとか発症してしまってんとかもうひどくなってますもんだって
27:36うつ病はストレスなどが引き金となって脳内の神経伝達物質であるセロトニンが不足することなどが原因で起きる病気です
27:49気分の落ち込みや食欲の低下倦怠感といったさまざまな症状が現れめまいを起こすこともあります
27:59歩きづらいことにもなっているし
28:06とても大事な観点だと思います
28:09本当に難しいですね
28:10ストレスがあるのは間違いなさそうなので
28:12はい
28:13では研修医の皆さんの病名も伺っていきます
28:16はい僕は不正脈を考えました
28:19私は高年期障害を考えました
28:23僕はパーキンソン病を考えました
28:26へえ
28:28研修医たちは身体診察や患者の様子から
28:33すでにこれまで上がった病気も含めて
28:36それぞれ別の病気の可能性を考えた
28:39はいじゃあそれぞれどんな病気なのか
28:45不正脈というのは心臓を動かす電気信号に乱れが出てしまうことで
28:51心臓の動きが一時的におかしくなってしまう病気です
28:54神経の診察とかしているのに何も異常が見つかっていない点が
29:00不正脈であれば説明はつくのかなと考えました
29:03ありがとうございます
29:05じゃあ伊藤先生
29:06はい
29:06高年期障害とは女性が年齢を重ねるにつれて
29:11女性ホルモンの値が下がっていって
29:14それに伴っていろいろな症状が起きてくるといったものになります
29:18確かに
29:20高年期障害とは平均前後の時期に女性ホルモンが低下することで
29:29めまいや動機、発汗、倦怠感などの高年期症状が現れ
29:35日常生活に支障をきたす病態です
29:38パーキンソン病は主に神経が障害されていく病気で
29:48比較的高齢の方に起こりやすいんですけども
29:52稀に若年の比較的年齢の若い方にも起こることがあります
29:56パーキンソン病は運動調節を担う神経伝達物質ドーパミンが不足することで発症する進行性の病気です
30:07ふらつきや手足の震え歩行障害などの症状が現れます
30:13ではここで今まで出た病気いろいろ出してくれたんですけど
30:21それをもう一度見ながら整理していきたいと思います
30:25まずちょっと藤井さんがあげてくれた
30:28これ医学的に私たちが考えると
30:34形成めまいっていう
30:38首の緊張あと肩こりのひどいも
30:41ただ3ヶ月4ヶ月
30:44あんなに支えてもらってまで歩かないといけないようなことが起こるかというと
30:50可能性としてはちょっと落ちるかなと思います
30:54次パーキンソン病は進行するとどんな歩き方になります?
31:01歩いてみて
31:02一番手に前かがみになって
31:07こんな感じで小刻みに
31:11歩幅が小さくなりました
31:12歩幅が出なくなりますよね
31:13この方50歳の女性どうでしたかね
31:17美穂さんの歩き方と比べてみると
31:21パーキンソン病の特徴である小刻みな歩行や
31:25前かがみの姿勢にはなっていない
31:27今回の患者さんに関しては
31:32ちょっと落ちるって感じですね
31:35高年期障害
31:38おそらく四六時中歩けないほどの
31:42めまいっていうのは高年期障害の中では説明つきますかっていうところで
31:48つききらないのかなという風に考えます
31:52可能性下げましょう
31:55さて上野先生
31:57PPPVっていうのは説明がつきそうですか?
32:01いやつきづらいと思います
32:02どの点でつきづらいですか?
32:05はい
32:063ヶ月で徐々に症状が悪化してるっていうのも
32:09あまりPPPVと違うと思います
32:12そうですね
32:13残ったのは4つの病気
32:21その可能性を不正脈では心臓のリズムや速さを心電図で
32:27鉄欠乏性貧血ではエモグロビンの数値
32:31甲状腺機能更新症では甲状腺ホルモンの数値を
32:37血液検査でそれぞれ診断していく
32:39じゃあ心電図ちょっと見てみましょう
32:43もし目眩に関連するような不正脈があると
32:48これが心臓の鼓動ですよね
32:50目眩がトントントン
32:52これがスーッて途中途切れてしまうから
32:57その間血が脳に上げられない時間帯が数秒間とかあると
33:04目眩がするっていうことですね
33:06これ上野先生どうですか
33:09特に異常所見はないかなと思います
33:13可能性としては落ちるかなと思います
33:16じゃあ次貧血の検査ですね
33:19ヘモグロビンを含む値をちょっと見てみましょう
33:23ヘモグロビンが12.5
33:27これどうですか
33:29すごく症状が出るにしては低くはなってないと思います
33:34そうですね ヘモグロビンは正常でした
33:37ということで
33:38はい あともう一つ甲状腺も見てみましょうか
33:42甲状腺機能をお願いします
33:44これも正常範囲内の数値かなとは
33:50そうですね そうするとさっき出てた甲状腺の機能異常っていうのは
33:55可能性としてはかなり低くなるかな
33:57可能性はぐっと下がるということで
33:59ほぼないということで
34:02これまでの診察結果は全て正常
34:06身体機能には問題が見られなかった
34:10では美穂さんのめまいは
34:13一体どう考えればいいのか
34:16あと何が残りましたか
34:20うつ病を
34:21心っていうことが今ちょっと問題になってきます
34:26そういうめまいを何めまいって言いますか
34:30心因性のめまいですね
34:33心因性のめまい
34:35この患者さんっていうことで考えると
34:39どういうところが合うか
34:41朝起きた時にすごいけん怠感を感じるとかですね
34:46疲れが取れないとかですね
34:47そういった症状があるかなと
34:503ヶ月前
34:53美穂さんはこう話していた
34:55朝起きてからも疲れが抜けてなくて
34:59他はどうですか上野先生
35:03そうですね
35:05夫との関係が良くないっていうのはあるので
35:08そこで
35:09やっぱり
35:13そうですよね
35:15他に何かその
35:17人生の出来事みたいな
35:20この方何か変化ありましたか
35:22それ以外に関しては
35:25スミルトサクラは
35:27そうですね
35:28子供が独り立ちしてしまって
35:32寂しい寂しくなる
35:33あるかもしれないですね
35:35ちょうど50代の女性っていうのは
35:37もう必死でやってきた子育て
35:40母親としての役割が
35:42ふわっと離れていくので
35:43自分が一体これからは誰のために
35:47ということと
35:49重なる時期でもあるっていうのは
35:51一つありますね
35:53美穂さんに疑われる
35:56果たしてそれはうつ病によるものなのか
36:02典型的なうつ病の症状っていうのは
36:08例えばどんな風であるんですかね
36:11今まで楽しかったことが楽しめなくなってくる
36:15興味の減退であったり
36:17そうですね
36:17買い物も別に行きたくないし
36:20美味しいものも食べたくないしっていう
36:22そういう感情になるのと
36:25もう一つ大事なのは
36:26気分がずっと目に行ってます
36:28みたいなことっていうのは
36:30合いますかね
36:32うんちょっとうつ病にしてはそういった感じではなかったので典型的なうつ病の経過とはちょっと合わないのかなと思います
36:46美穂さんがうつ病ならばこうした意欲的な思考になることは典型的ではない最後まで残ったうつ病の可能性も下がったそれでは一体
37:16ごめんなさいちょっと分からないです
37:21ついに研修医たちからは病名が全く上がらなくなったそこでドクターGはある一つの病名を告げたこの病気Pを3つ重ねてPPPDと付けてトリプルPD
37:44知らなかったです
37:46はい分からなかったです
37:47トリプルPD
37:50一体どんな病気なのか
37:53めまいがする場面がいくつかVTRにあったんですけれども
37:58一番最初のめまいはぐーっと上を向いた時にぐるぐる回る回転性といいますね
38:08回転性めまいが起きてその後収まったっていう話だったですよね一旦
38:13なのでそれは皆さんが思ってくれた
38:15寮生骨差性等位めまい症
38:18BPPVって上野先生が書いてくれたものであってると思うんです
38:22最初のBPPVが鍵で
38:25BPPVのような激しい症状を経験した方に
38:31過剰にわーっと体が危ないよ危ないよ危ないよ危ないよめまい起こるよめまい起こるよっていう風な
38:39どこを歩くにも自分は揺れてるように思う病気です
38:44なるほど
38:44BPPVは持続性、視覚性、視性誘発めまいとも呼ばれ
38:54慢性的なめまいを発症する病気です
38:57この病気は強いめまいを起こした後に発症するとされています
39:04脳はその体験を恐怖として記憶し
39:09常にめまいを警戒する状態になります
39:12その結果脳が姿勢や視覚の情報を必要以上に集め
39:19過剰に体のバランスを補おうとすることでめまいが起こります
39:24これ娘さんと歩いてるとこですけど
39:30どころの模様
39:32へー
39:33格子になってますよね
39:35ふわふわしてる
39:36で、横を車がビュンビュンと歩いてたはずなのに
39:41まためまいが起こる
39:43じゃあ目からやっぱり情報が入った時に
39:47なんかこうめまいを消毒が出る、ふわふわする
39:50目からの刺激になって
39:52また危ないよ、危ないよ、めまいするよっていう
39:55今回の患者、倉田美穂さんは
40:00夫からのストレスや高年期症状の影響で
40:04心身ともに不安定な日々を過ごしていた
40:07そんな中、4ヶ月前に発症した急性のめまい
40:12BPPV
40:14この強烈な体験は
40:17美穂さんの脳にまた起こるのではないかという
40:21恐怖の記憶として残った
40:23その結果、目から入る情報を必要以上に拾い
40:29文字や複雑な模様などで誘発され
40:32慢性的なめまいを起こしていたのだ
40:35それでは最終診断、いけますね
40:41はい
40:42全員でいきましょう
40:43せーの
40:44トリプルPD
40:46実はこのトリプルPDという病気なんですけれども
40:53診断基準が策定されたのが2017年ということで
40:58比較的、これは最近と考えて結構珍しいことではないんですか
41:04私たちの外来にも時々、これだなっていうのでいらっしゃいますし
41:10年齢も50代に限らず、いろんな年代でありますけれども
41:16ぜひ知っててほしい
41:18どうやって治していくんですか
41:20はい
41:20一つは過敏になっている状況を
41:24緩めるための飲み薬
41:27はい
41:27もう一つすごく大事なのが認知行動療法
41:32っていうんですけど
41:33これは心理療法の一つなんですけど
41:36ストレスに思っていることとか
41:39それからめまいがするという不安に対して
41:43心理的にアプローチして
41:46全然揺れてないよっていうのを
41:48自分に教え込んでいって
41:51この方もとても元気になられて
41:54よかった
41:55日常に戻られていきました
41:57よかったですね
41:58それではドクターGから皆さんにメッセージをお願いします
42:04はい
42:04患者さんとして受診される時も
42:08めまいがどれくらい続いたのかとか
42:11どんな時に起こったのかとか
42:14それを詳しくお話ししていただけたら
42:18私たちはより助かるかなと思います
42:21研修医の皆さんには
42:23この人はどういう暮らしをしている人なのかな
42:27っていうのがいつも思い浮かべられて
42:29心の問題だねって聞いてしまわないで
42:32心の問題でも治せる方法があるんかなとか
42:35何かこの病気を悪くさせている要因があるんかな
42:40っていう気持ちをいつも持っておいてあげてほしいなと思っています
42:45そうですね
42:47今まで検査で説明ができる疾患にばかり
42:50目を向けてしまっていたので
42:52患者さんの生活様式だったりとか
42:54検査では説明つかない疾患にまで
42:56目を向ける必要があるなと
42:57今回すごく学びになった回でした
42:59目の前の患者さんの症状とか
43:03検査となったりとか
43:04そういうことにばっかり目が行きがちだと思うので
43:06自分の専門領域を超えて
43:09しっかり勉強することも大事だと思いますし
43:11工夫して診療に当たることが大事だな
43:14っていうふうに考えました
43:15こういった目前の患者さんって
43:18何かに言っても
43:20多分遭遇する患者さんではあると思うので
43:22こうやってしっかり丁寧に病歴をとって
43:26患者さんのお話を聞いて
43:27それで診断につなげていけるような
43:30ドクターになりたいなと思いました
43:32心強い言葉がたくさんありましたね
43:35本当に相談に行かれてよかったですね
43:38先生のところに相談に行かれて
43:41研修の皆さんも本当に
43:43頑張っていただけたらと思います
43:45三沢先生本当にありがとうございました
43:48ありがとうございました
43:49研修の皆さんも本当にありがとうございました
43:51それではお別れです
43:54さようなら
43:54さようなら
43:57この病気の原因の一つはストレス
44:03医師の指導もあり
44:06夫は態度を改めました
44:09ねえねえたまには夕食作ってみてよ
44:13いややったことないんだからさ
44:16何でもいいから
44:18ああそう
44:19よっしゃちょっとやってみるかな
44:24一緒に作る
44:25そうだねちょっと
44:27たまよ
44:28気持ちも少し前向きになることができました
44:37穏やかな生活が続いてほしい
44:41今はそう感じています
44:44不足するとさまざまな症状を引き起こす
44:54アエンの劇的摂取方法と特製ソースをご紹介
44:58誰?
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