- 2 ngày trước
内容:美ら海水族館誕生の知られざる物語。謎に包まれた生き物だったジンベエザメの飼育・研究と柱のない巨大水槽への挑戦。前代未聞の水族館造りに挑んだ者たちの熱きドラマ。
出演:田口トモロヲ
出演:田口トモロヲ
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😹
Vui nhộnPhụ đề
00:00履かないよね、本当に。
00:04来た来た来た。有馬さん来ましたよ。
00:08大きなチンベイザメ。ゆうゆうと泳いでいますよね。
00:14大きいよ。
00:15さあ、今夜の新プロジェクトX挑戦者たちは沖縄にあります、ここ、チュラウミ水族館の誕生物語です。
00:23ここでは、エイやマンタなど、なんと70種類もの生き物たちによって、豊かな沖縄の海の生態系がそのまま再現されているんです。
00:34もう目の前ですからね。
00:36この圧巻の展示を支えるのが、巨大水素。
00:41建設当時世界一の大きさを誇りました。
00:44高さ8.2メートル。横幅、これ22.5メートル。
00:53この大きさ、3階建てビルに相当するんですよ。
00:58この世界を驚かせたチュラウミ水族館は、一体どのように生まれたんでしょうか。
01:14プレジェクトス。
01:15プレジェクトス。
01:16ご視聴ありがとうございました
01:46みんなどこへ行か 見守られることもなく
01:56地上にある星を 誰も覚えていない 人は空ばかり見てる
02:07目覚めよ 赤い空から 教えてよ 地上の星よ
02:17ツバメよ 地上の星は 今どこにあるのだろう
02:27沖縄は本日 祖国に復帰いたしました
02:36万歳
02:381972年 本土復帰を果たした沖縄
02:47今度は高度経済成長に湧く一方 厳しい生活を強いられていた
02:57通貨はドルから円に変わり 物価は高騰
03:02さらに基地問題に不満を募らせた住民たちが 各地で抗議のデモを行っていた
03:11それから3年 沖縄振興の起爆剤に 国は沖縄国際海洋博覧会を開催した
03:28本土から続々と企業がやってきて パビリオンを建設
03:38沖縄北部 本部町には 水族館が新たに建設された
03:45しかし 展示されたのは アジやカンパチなど
03:50九州や四国から運ばれた 魚だった
03:56本土が主導して行った 博覧会の来場者数は
04:01目標を100万人下回り 期待通りの成果は上げられなかった
04:13その後 本土の企業は撤退し 商店やホテルは
04:18次々と倒産していった
04:25海洋博不況が襲った 北部の町
04:30崖っぷちだった
04:37ホテルも電気消えるし 町も電気消えるし
04:40食がないと 食べていけないし
04:44本当にどうなるのかなと
04:47本当にどうなるのかなと思いましてね
04:50その様子を じくじたる思いで 見つめる者がいた
04:56水族館の館長 内田千蔵
05:07静岡 福島で水族館を渡り歩き 本土から沖縄に飛び込んだ
05:15イルカの研究でも有名な 水族館のレジェンドだった
05:24内田は思った
05:27沖縄ならではの魅力を 発信しなければ
05:30水族館は潰れてしまう
05:35わぁ すげぇなと思ってもらうことが 第一ですよね
05:42そうすれば またもう1回 2回3回来てやろうっていう気になりますからね
05:50水族館は何であるかを しっかり考えて
05:55骨身を押し回ってね
05:57とにかく目の前の仕事を 一生懸命やることですよね
06:02飼育員の戸田実も本土出身 心から伝えたいと思う光景があった
06:12初めて訪れた沖縄の海
06:28透き通った真っ青な海に 天から差し込む太陽の光
06:34無数の魚たちが行き交った
06:39そこは別世界だった
06:43強烈な色合いの魚とか 見たことない
06:49やっぱりきれいな魚っていうのは いっぱいいましたんだね
06:52すごい透明度が良くて
06:55いろんな魚が見えるわけですよね
06:59やっぱり非常にきれいだ
07:02こういう海をやっぱりね 平般の人たちにもやっぱり見せて
07:07内田と戸田は人々を魅了する沖縄の魚を求め地元の漁師たちを訪ね歩いた1980年のある日地元漁師から1本の電話が入った
07:31港にすごいものが 早く来てくれ
07:38すぐに向かった内田
07:40思わず口をついた
07:45でかい
07:52ジンベエザメ 体長4.8メートル
07:56世界最大の魚がそこにいた
08:03その生態は謎のベールに包まれていた
08:08すでに死んでいたが内田は高揚した
08:14なんつったってね
08:16でかい
08:17ものすごくでかい
08:19素晴らしいなと思った同時に
08:23締めたっていう感じはしましたよ
08:26部下を集めて高らかに夢を語った
08:33ジンベエザメは沖縄の宝だ
08:38世界初の水槽の展示に挑戦する
08:43正直無理じゃないかというのは
08:52このメータークラスの数メーターあるやつを
08:57どんな暴れ方するかも分かんないし
09:01それを考えていくと頭痛いというか
09:05内田館長っていうのは走りながら考えるっていうタイプの方
09:09とにかくやってみるかと
09:13行かれたことも平気でやれるような度胸がなきゃダメなんですよ
09:23現場で仕事をしてるには
09:26クソまじめだけじゃダメなんですよ
09:31内田と戸田の熱量に感化された
09:35サメトリ名人
09:37平幸信
09:41人肌脱いで探し回った
09:47体長5.1メートル
09:50押す
09:52ついに網に入った
09:56その魚の中であれ一番難しいサメは
10:01生かして水族館に泳いでいるといったら大したものなんですよ
10:06そのぐらい難しいんですよ
10:08ビニールシートを敷いてね
10:10それで水を入れてそれで運び寄ったんですよ
10:13一尻もちゃんと泳ぐしながら
10:16当時水族館で一番大きかった水槽にジンベエザメは放たれ
10:27飼育が始まった
10:35ところが10日後
10:38エサを食べずに死んでしまった
10:42戸田は死んでしまったジンベエザメを解剖し
10:49その生態を研究し続けた
10:54何をやったらいいかなって
10:58どこにも何も書いてないですので
11:01もしかするとレタス食うかもしれないし
11:04ヒジキを食うかもしれないし
11:06正直いろいろやりました
11:12再びジンベエザメの飼育が始まった
11:22ある日自作のエサやりのホースで距離を縮め
11:26口元までエサを運んだ
11:33するとエサをパクパクと口にした
11:38ジンベエザメの飼育が始まった
11:44ジンベエザメは穏やかで
11:47人懐っこい生き物だった
11:53さらに衝撃を受けたことがあった
11:57立ってエサを食べたのだ
12:01これだ
12:10内田と戸田
12:12その姿に見とれた
12:16これは沖縄の海の神秘だ
12:20きっと子どもたちにも夢を与える
12:23でかいくて
12:27見場があって
12:29沖縄の水族館で飼ってみせるには
12:33絶好のものですよ
12:38しかし現状の水槽の深さは3.5メートル
12:43立つと尾ひれがそこに当たり
12:47命を落とす危険があった
12:49内田
12:55唇を噛みしめた
12:58そんな中
13:03願ってもない知らせが舞い込んだ
13:06沖縄の本土復帰30年記念事業として
13:11水族館のリニューアル案が動き出した
13:14うちだ
13:21大胆に打って出た
13:24ジンベエザメが立って餌を食べられる
13:28世界一の巨大水槽を作る
13:31それを任せられるのは
13:38あの人しかいない
13:43沖縄生まれの建築家
13:45黒場ゆきふさ
13:49代表作
13:51ムーンビーチ
13:53沖縄の森に差し込む
13:56木漏れ日をイメージした
13:58現代建築だった
13:59黒場のアシスタント
14:06安谷たけし
14:09優しい大らかな
14:13空間だなっていうのを感じます
14:15ゆきうささんの作品は
14:17沖縄の光と風を感じる建物
14:19そこに柔らかな光が差し込んできて
14:24風が流れてくる
14:26とっても人に優しい空間なんです
14:29その原点は黒場の少年時代にあった
14:37戦争で焦土と化した沖縄
14:49黒場の唯一の癒しが
14:54逃げ込んだヤンバルの森に差し込み
14:58木漏れ日と風だった
15:00あの安らぎを建築に込め
15:08沖縄をよみがえらせたい
15:12黒場は沖縄の風土と調和した公共建築を
15:21次々と手がけてきた
15:23戦争でみんな古い建物が焼かれて
15:33ゆきうささんの中に見た小さい時に過ごしていた原風景
15:39古民家だったり赤瓦の屋根が連なる
15:43そういった風景の美しさは
15:47やっぱりずっと心の中に残っていた
15:49っていうようなことを聞いています
15:55水族館のリニューアルは沖縄の未来をかけた
16:00潜在一遇のチャンスだった
16:08早速世界中の水族館を見て回ると
16:12巨大な水槽は頑丈な柱で支えられていた
16:17しかし黒場
16:23安谷に思わぬアイデアを口にした
16:27水槽の柱をなくすのはどうだろうか
16:33ゆきうささんはこの4本の柱をとって
16:37海を切り取った水槽を作りたいって言うんですよ
16:42で、海の中には柱がないでしょうって
16:45そう言ったんです
16:47もうワクワクしまして
16:49そして、自らの構想を語り始めた
16:54沖縄の海そのもの、自然光が入って
16:59揺らめきがあって、魚が泳いていると
17:02そういったシーンを頭に描いたそうです
17:05この大スクリーンのところで自然光がバーッと落ちてくる
17:10もう何とも言えない、多分感動を与えるだろうっていうようなのを話してくれました
17:19安谷、国内外のメーカーに巨大水槽建設の相談を持ちかけた
17:29しかし、口々に言われた
17:35水圧で水槽が壊れるに決まっているだろう
17:40海外のアクリルメーカーに聞いたときに
17:46こんなのありえないよ、クレイジーだよっていう話が来たときには
17:52うわぁ、これ無理なのかなと
17:55柱のない世界一の巨大水槽を作る
18:01企画外のプロジェクトは、あまりに手探りの中、幕を開けた
18:08ゲストにお越しいただいています
18:14チュラ海水族館の飼育員をされていた戸田実さん
18:17そして建築家の安谷武さんです
18:20よろしくお願いいたします
18:22よろしくお願いします
18:24よろしくお願いします
18:26失礼します
18:28よろしくお願いします
18:30お願いします
18:31僕たち、今日この水槽に感動しまして、もう圧倒されるじゃないですか
18:44やはり大きさはすごい、今見慣れた私でもやっぱりすごいなとは思いますね
18:51初めて50年前に、その目の当たりにした沖縄の海の美しさって、インパクトがあったんですね
19:00ものすごいインパクトでしたね
19:02那覇のこの町の、大都会の町の中の海とか川とか、すぐ近くなのに、いろんな生き物がいっぱいいるんですよね
19:11沖縄のやっぱり自然、魚たちがすごい力を持ってるんで、いろんな人にやっぱり見ていただいて、やっぱり海にいろいろ関心を持っていただくのが、やっぱり一番いいのかなとは思っておりますね
19:28安谷さんは、師匠の小久保さんというのは、どんな方だったんですか、どんな存在
19:37とっても話しやすくて、ちょっといいアイディアが浮かんだら、どうだみたいな感じで、気軽に我々にも声かけてくれたので、とてもすごく優しい方でした
19:49ゆきうささんは、沖縄を心から愛していて、自分の建築は、この沖縄の風土にあった建物でないといけないっていう、それを貫いていたので、その姿勢にはとても尊敬していました
20:09この水族館に欠かすことのできない、前代未聞の巨大水槽の製作、そこへ思わぬ助っ人が現れました
20:21柱のない巨大水槽の仕事は、世界の水槽メーカーから断られ続けた
20:28諦めかけた時、話を聞きたい、と返答してきた会社があった
20:38四国、香川県にある町工場だった
20:44底抜けに明るい男が沖縄にやってきた
20:53アクリル加工の町工場社長、四季山哲弘である
21:02黒馬は、単刀直入に切り出した
21:07柱をなくした一枚物のアクリルパネルで、巨大水槽はできますか?
21:17できます
21:19即答をした
21:22現場担当の息子、安博は、息を呑んだ
21:27その技術は確立してから、受けてるわけじゃないんですよ
21:34その技術がないところで、もう受けてきちゃってるわけですよね
21:40元内の負け継ぎだいですよね
21:44なことできるの?って言ったら、できないとは言わないですよ
21:49四季山たちの会社は、国内では大手に押され、広く知られる存在ではなかった
21:57しかし、海外の水槽を手掛け、コツコツと実績を積んでいた
22:06四季山は、続けていった
22:10これは、世界一の水槽ですね
22:14ぜひ、挑戦させてください
22:19四季山さんとユキウザさんが、固い握手を交わすような形で
22:23運命の巡り合わせというか、ここで世界一の水族館
22:29ぜひチャレンジしますっていう形で
22:33四季山は、26年前に化学メーカーを脱サラ
22:39100万円を元でに、仲間6人とアクリルの会社を立ち上げた
22:45きっかけは、地元の水族館から
22:51浜地を360度見渡せる水槽の製作を
22:55懇願されたことだった
22:58アクリルを接着剤でつなぎ
23:03その継ぎ目も、ほとんど見えない特殊技術で
23:08世界初のアクリル水槽を作った
23:16しかし、国内では大手に押され、水槽の仕事は少なかった
23:21何度も倒産の危機に瀕し、鮮魚店のイケスなどの仕事で食いつないだ
23:31香川の町工場に発注するのか、東京の上場企業に発注するのか
23:41どっちがいい製品を作るか、分かっているお客さんでも
23:45最終的には大手に発注する
23:48常に2番戦時、3番戦時のところで仕事をやってた
23:53そういったところで、悔しい思いをしたい
23:56今回は、世界の大手が尻込みする巨大水槽
24:04敷山は答えてみせると、意気込んだ
24:11その後、香川で水槽の製作が始まった
24:18現場の敷は、息子の安博に任された
24:26水槽の大きさは、ビル3階分に相当する
24:31高さ8.2メートル、幅は22.5メートル
24:39そこに7500トンの水が入る
24:43巨大アクリルパネルにかかる水圧は規格外だった
24:49まず、水圧に耐えるために、高さ8.2メートルの
24:57アクリルパネルを16枚重ね、60センチ幅にする
25:02それを、接着剤で7つつなぎ合わせ、巨大パネルにするという作業だった
25:11アクリルパネルを、従来は寝かせてつなげる
25:21しかし、重量は135度
25:26重い、重すぎる
25:30まさに前代未聞というか、とんでもない話を持って帰ってきたなというのが
25:40従業員全員の感想でしたよね
25:46寝かしたままくっつけて、どうやって持ち上げるの?
25:50135トン耐えれるだけの天井を作るの?
25:54そんなの、建築では非常識なわけですよね
25:57職人とともに悩みあぐねても答えが出ない日々が続いていた
26:07限界だ、そう思った矢先
26:15ふらりと敷山が現れた
26:20一言言、言った
26:26立てたまま、つなげばいい
26:29やられたと思った
26:33アクリルを立てた状態で、接合をする
26:40発想の転換だった
26:43しかしそれは諸刃の剣
26:51アクリルを寝かせて接着すればプレスする力は均等で済む
27:00しかし立てれば接着剤にかかる重力が上部と底では全く異なる
27:13プレスの力を底に向かって強める必要があった
27:18わずかな力の差で接着部分に気泡が入り
27:28透明度や強度などすべてを台無しにしかねなかった
27:33工場の職人たちは力加減を微妙に調整しながら実験を繰り返した
27:465年もの歳月が過ぎようとしていた
27:50そんなある日式山が現れていった
27:57これで大丈夫や
28:00先代というのは全然顔を出さないんですよね
28:07大丈夫やと
28:08化学の世界は理論
28:10準備段階で間違いがなければ化学はその通りに再現されるから
28:17って言って涼しい顔をしているんですよね
28:22現場はもうみんな必死ですよ
28:25そんな中突然安博が国場の事務所に呼ばれた
28:32あるアイデアで悩んでいると打ち明けられた
28:41自然の光が差し込む水槽を下から見上げられる
28:50アクアルームという場所についてだった
28:53もう本当に顔と顔が数十センチぐらいのところで話が始まったんですけど
29:04そのアクアルームのところのデザイン
29:09今は私ここでちょっと悩んでるんやけど
29:12日差しを浴びながら悠々と泳ぐジンベエザメ
29:18その姿を海の中にいるかのように見上げられる
29:25しかしどう設計しても鉄骨が必要になり
29:33視界を遮ってしまう
29:36その時だった
29:39安博が初めて自分から切り出した
29:44これ鉄骨いりますか
29:48鉄骨をなくしてアクリルだけで支えませんか
29:54国場は言った
29:57鉄骨なしでできるのか
30:01できます
30:05会長にこれ鉄骨入りますかって
30:09これ親子なんですかね
30:12できますよって言っちゃったんですよね
30:15安博
30:20父に少しでも近づきたかった
30:24僕も夢語りたかったし
30:28夢を実現したかったし
30:31絶対先代がダメだとは言うとは思ってなかったんですよ
30:36って言っちゃったんだけど
30:38で半宮でどうしようって言ったら
30:425秒ぐらい多分沈黙があったと思うんですけど
30:45考えてたんだと思うんですよね
30:47できるやないかと
30:51受けて立とうじゃないかっていう
30:54その返事が返ってきたんで
30:58やっぱりなっていう
30:59アクアルームは鉄骨をなくし
31:04アーチ型のアクリルの設計に急遽変更されることとなった
31:10いよいよ水族館にはアクリルパネルが運び込まれてきた
31:24接合に失敗すれば建物を壊すしかない
31:33アクリルパネルが巨大すぎて建物から出せないからだ
31:39巨大水槽の組み立てに
31:45アクアルームの新たな設計変更
31:48プロジェクトが山場に差し掛かった
31:52さあここからは水槽の前から移動しますよ
31:58もう一つ特等席ありましたよね
32:02ありましたね
32:03できますの一声で設計が
32:06そう変更になった
32:08あの部屋です
32:10ここここここ
32:10これだよ
32:12アクアルームです
32:13ご覧のように
32:14海の中に潜っているような
32:17臨場感を楽しむことができるんです
32:20これすごくないですか
32:22海の底からもう見上げている感じですよね
32:26なかなか見ない景色
32:28そう
32:28これ当初水槽を支えるために針が出てくる設計だったんですけど
32:35ない方が
32:36いいですよね
32:38間違いない
32:38針ない方がいい
32:39この方がいいですよ
32:41すごい
32:42このアクリル水槽の製作に関わりました
32:46四季山康博さんにお話を伺っていきます
32:48よろしくお願いいたします
32:50よろしくお願いします
32:50よろしくお願いします
32:51こんにちは
32:52こんにちは
32:52お願いいたします
32:54すっごい部屋ですね
32:56正面から見るのとまたちょっと違うこの
33:00そうですね
33:00子どもたちがこの場で立ち尽くして
33:04お魚地目覚めを見た時に
33:07どういう風にびっくりするか圧倒されるかっていう
33:11ものを想像した時に
33:13いっぱい柱とか針が入っている水槽よりも
33:17何もない方がいいんじゃないかなって
33:19つなぎ目
33:21つなぎ目が
33:23分からない
33:24分からない
33:25ありますよ
33:26ありますか
33:27これですか
33:29これですね
33:30よく見ると
33:34ってことですね
33:36そうですね
33:36これは実はここにもありますし
33:39あと2本あるんですね
33:41これは分かるけどあと2本分かんないぐらいですね
33:45そうですね
33:45先代お父様ってどういう経営者だったんですか
33:51どういうお父さんだったんですか
33:52あの経営者じゃなかったですね
33:56職人ですね
33:59自分が作りたいものをどうやって極めていくかっていう
34:06で人を驚かせて喜んでもらって
34:11職人仇としてずっと職人を貫いてたっていうような
34:16その背中を見てたんで
34:18そこに対しては尊敬っていうか
34:23人としての尊敬はありましたね
34:26沖縄の光に包まれたジンベエザメが
34:31悠々と行く姿を見上げるアクアルーム
34:36本当に鉄骨なしでアーチ型のアクリルを製作できるのか
34:45安宏は苦悩していた
34:48アクリルは曲げると厚みが数ミリ薄くなる
34:55平らなアクリルと接合した時
34:59そのわずかな厚みの違いで段差が生じる
35:05すると段差に過ぎ圧が集中し
35:08アクリルが割れてしまう危険をはらんでいた
35:12それを防ぐには磨いて段差をなくし
35:19平らにしていくしかなかった
35:22安宏は世界屈指のアクリル加工技術を持つ職人たちを
35:32信じるしかなかった
35:34わずかな凹凸は肉眼では見えないため
35:42頭上のライトの反射を頼りに磨いていく
35:46手の感覚が頼りだった
35:50段差を限りなく減らすで磨き上げていく
35:55その継ぎ目が極力分からないように
35:59歪みを作らないように磨き上げていく
36:03任すっていうのも怖かっただろうなと
36:07総勢15人の職人の手作業で磨きをかけ
36:14ミリ単位の凹凸を平らにしていった
36:19ゴールのないこだわりの世界
36:25時間とかお金の問題じゃないんですよね
36:28納得するまでやってるわけですよ
36:30一方安谷
36:33家族と共に水族館の近くに引っ越して
36:38仕事に没頭した
36:40安谷もまた黒場から
36:45水族館全体の細かな設計や
36:49現場への指示を任されていた
36:52師匠黒場のある言葉を胸に刻んでいた
36:59満足した時点で思考は止まる
37:06考え続けないといけないよ
37:11安谷は木漏れ日と風が心地よい沖縄らしい建築を
37:20設計図に落とし込もうとしていた
37:23黒場のアイデアを形にした
37:31入場通路
37:33格子の屋根で時間とともに移ろう
37:39木漏れ日を作った
37:41海と空をつなげ
37:44歩けば歩くほど
37:46海に近づいた
37:49建設時に出土した琉球石灰岩
37:57それに着想を得て
38:01壁面や外溝に沖縄の土の記憶を刻んだ
38:07黒場が思い描いた空間を
38:14もっと心地よいものにしようと
38:17安谷は考え続けた
38:21急な変更に現場から不満の声が上がっても
38:28一歩も引かなかった
38:30ある日安谷が変更点を伝えに行った時のことだった
38:39職人は面倒な素振り一つ見せず
38:45これはいい設計だと喜んでくれた
38:50普通の現場ではありえないですよね
38:54変更してるわけですから
38:56逆に変更したことで
38:59良くなったねっていう
39:01声かけていただいたのが嬉しかったです
39:03そして工事は最大の山場を迎えた
39:11この巨大パネルを7枚接合し
39:19重量135トンの1枚パネルにする
39:24安谷は手に汗を握った
39:34漫画一にも失敗が許されない仕事だと思うんですね
39:44今の大型水素の前で水がドーンと飛び出してきたら
39:49600ミリのアクリルが吹っ飛んできたら
39:53それは死にも出ると思うんですよ
39:56そんなことは絶対やっちゃいけないわけですよ
39:59緊迫していく現場に安広は言った
40:05よし行くぞ
40:08それに続いて父が言った
40:12いつも通りやれば大丈夫や
40:16大号令の下
40:20総勢15人の職人で
40:248.2メートルのアクリルを立てて並べた
40:29間に特殊な接着剤を流し込み
40:34重力の違いに合わせて
40:36数グラム単位で力加減を調整していく
40:40ついに巨大水槽が姿を現した
40:507500トンの海水が投入される
41:01みながカタズを飲んで見守った
41:08どんどんどんどん
41:22水槽が揺れる音がした
41:27危ない
41:30みな建物から逃げ出し始めた
41:34しかし四季山たち
41:38微動だにしなかった
41:40確信していた
41:47これは水圧で水槽が固定されていく音だ
41:53水は一滴も漏れなかった
41:59職人たち
42:02喜びを分かち合った
42:06ついにジンベエザメが水槽に放たれた
42:152002年11月1日
42:25開館
42:28子供から大人までが
42:36巨大水槽に顔を寄せた
42:39そして何度も夢に見た瞬間が
42:45ジンベエザメが訪れた
42:48ジンベエザメが立って餌を食べる姿
42:54みんな夢中になって
42:57大歓声を上げた
43:1520年前にジンベエザメの展示を夢に掲げた
43:24内田と戸田
43:26念願が叶った
43:29水族館としては大成功だと思いますよ
43:34我ながら
43:36今までないことをやって
43:41面白いことをやって
43:44目の色を変えてやればに
43:47なんとなくなることが結構あるもんですよ
43:52水族館には沖縄言葉で美しい海を表す
44:05チュラ海という名がついた
44:08海岸の翌年
44:14水族館として
44:17日本一の入場者数を記録した
44:21沖縄にはチュラ海がある
44:28優雅に泳ぐジンベエザメが
44:32沖縄の明るい未来を
44:35照らし出していた
44:37素晴らしい水族館が完成しました
44:50皆さん一番嬉しかったことって振り返ると
44:55何でしょう
44:56戸田さんは一番嬉しかったことなんですか
44:59内田館長が夢見てて
45:02ジンベエザメが立って食べるところを
45:06お客さんに見せるんだって
45:08やっぱりものすごい言ってて
45:10それをやった時に
45:12やっぱりお客さんの感動ですね
45:16一番の狙いは子供
45:18子供が見たインパクト
45:21多分すっごいインパクトで残るはずなんですよ
45:25それがずっと大きくなって思い出すことがあるかと思うんですよね
45:30海に関心を見てもらう
45:33そういうきっかけに絶対になるはずですので
45:36敷山さんはどの瞬間が一番やったぞと
45:41小さな子供がジンベエザメだって言ってパタパタと寄っていくわけですよね
45:48その時にその透明でその存在がわからなくて
45:55ポコンって頭をぶつけた時に
45:58ドヤ顔になりましたね
46:01そうか
46:02確かに
46:03そんな瞬間ありましたか
46:05安谷さんは振り返って一番嬉しかったこと
46:09嬉しかった瞬間って何ですか
46:12雪草さんと一緒に観覧席の上から一緒に水槽を見てたんですね
46:22そしたら子供たちがこの大水槽のところに来た時に
46:29キャーって大歓声を上げて
46:32その声を聞いて
46:35雪草さんが
46:37やったね
46:38成功したねって言ってくれて
46:41そして頑張ったねって言って握手をしてくれた
46:44その思い出が一番嬉しかったです
46:48先人なくしてはね
46:52お三方の活躍も
46:53なかったとは申しませんけれども
46:56かなり影響されたことは間違いないですね
46:58先人たちがそれぞれの立場での夢を持って
47:05ジンベエザメを子供たちに見せてあげたい
47:07沖縄の風土建築を世界に情報発信したい
47:14自分たちの技術で世界一のものを作りたいという
47:18その夢を3人が語り合った時に
47:21一つの結び三つの輪ができたと思うんですね
47:26やっぱり先人たちの力、パワー、夢への推進力っていうんですかね
47:35これは本当に見習わなくちゃいけないところだったんじゃないかな
47:39というふうにはつくづく思っています
47:41バトンを受け取った皆さんですね
47:47本当にそう思って今聞いてました
47:50沖縄の人たちが誇れる水族館になったと思いますか
47:56県民の誇りになったと思います
47:59雪岡さんですね
48:01亡くなる前に私たち若いスタッフをちょっと読んで
48:06僕は沖縄に貢献できたかなって言ったことがあるんですよ
48:13だけどみんなで雪岡さん
48:14雪岡さんは本当に沖縄の誇りですよって言ったら
48:19ああそうかってその時もにっこり笑って喜んでました
48:23そういったぐらい本当に自分がやってきたこと
48:28常に沖縄のために思ってやってたんだなっていうのを
48:32僕らも本当にその時感じました
48:34なるほど
48:35また来た
48:37ほらちゃんとなんか
48:40聞こえてないですよね
48:42そうですね
48:42聞こえてないですよね
48:44いいタイミングで来ますね
48:47ずっと見てられますもんね
48:49今年3月で飼育30年を迎えたジンベエザメ
48:58世界の最長飼育記録を更新し続けている
49:04飼育員の戸田美乃さんは
49:10チュラウミ水族館を退職
49:13ボランティアでジンベエザメの飼育方法を教えながら
49:21世界初の繁殖を目指している
49:24固形物を食わそうとしないで
49:29ドリップでエラを通してやる
49:32人によって視点があると思う
49:34その意見で
49:37ありがたいですね
49:39日々やってることの積み重ねが
49:42ものすごい積み重ねの量があって
49:45先に感触が出てくると思いますので
49:48内田さんと戸田さんの思いを引き継ぎ
49:55沖縄チュラウミ水族館は
49:58未知なる生物の研究を続けている
50:02四季山康博さん
50:06その後
50:08ドバイや中国など
50:10海外から大型案件の発注を
50:13次々と受けるようになった
50:16社長の四季山哲博さんは
50:213年前に亡くなった
50:24亡くなる前日
50:27電話がかかってきて
50:29仕事の段取りの話をして
50:31準備できてます
50:33返事を返したら
50:35任したぞ
50:36ヤスヒロさんは
50:41会社を引き継ぎ
50:43今も新しい水族館に
50:46取り組んでいる
50:47木漏れ日と風
50:53沖縄の建築に
50:56新たな息吹を吹き込んだ
50:58黒馬幸久さんは
51:009年前に亡くなった
51:03沖縄の自然と調和した建築を
51:11安谷武さんが
51:14受け継いでいる
51:15いつまでも
51:19僕の心の中に
51:21まだ生きているので
51:22雪宇佐さんだったら
51:24どうするかなっていう
51:25雪宇佐さんだったら
51:26どういう答え出すんだろうと
51:27それはまた次の建物で
51:31チャレンジしたいなと思います
51:33その思いは
51:37次の世代にも
51:39引き継がれている
51:41素直な人は伸びていくから
51:44ぜひ
51:46素直でいてください
51:47自分はチュラミス族館を機に
51:51建築の道に進もうと考えて
51:54戦争があって
51:55負のイメージのある沖縄だったと思うんですけど
51:58チュラミス族館には
52:00みんな行ったことあるっていう
52:01沖縄の象徴的な水族館だと思って
52:04自分もそういう
52:05地域を変えていけるような
52:08建物を作ってみたい
52:09雄大なジンベエザメが
52:14これからも
52:15沖縄を
52:17見守り続けている
52:20ご視聴ありがとうございました
52:32次回は巨大な橋の掛け替え工事
52:52同級インフラの修復に挑んだ
52:55技術者たちの物語
52:5729日夜8時
53:00未解決事件
53:04ファイル7は
53:05世界がだまされた贋作事件
53:07被害総額およそ40億円
53:10嫌いの贋作師は
53:11日本にも偽の絵画を売ったと明かした
53:14今夜10時
53:16ダーウィンが来た
53:20世界一数が多い野鳥
53:22紅葉鳥
53:23卵もヒナもほったらかし
53:25一見ずさんで手抜きな暮らしに隠された
53:28大繁栄の秘密とは
53:30大河ドラマベラボー
53:35ツタヤ十三郎からの恋文にございます
53:38嘘だね
53:38悪党を討つべし
53:40毎週日曜
53:41シャラクスへの
53:42シャラクサイ
53:43シャラクサイ
53:44シャラクサイ
53:45シャラクサイ
53:46NHKスペシャル
53:50形じゃない
53:51理由だって
53:51一瞬だけ使っていただく
53:54どうして真っ黒なんだ
53:55語り尽くせない世界がそこにある
53:5823日日曜夜9時
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