- 2 日前
後編文字入・橙枠・夜明け前-島崎藤村著1953昭和28年83分244㎆854x480元原版ヒナ名顔入.clideo_
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教育トランスクリプション
00:00:00はい!
00:00:30ご視聴ありがとうございました
00:01:00お母さん
00:01:30ご視聴ありがとうございました
00:01:59お母さん
00:02:29本日は乙女すると言って 張り切っております
00:02:32青山くん
00:02:34青山くん
00:02:37お母さん
00:02:42お母さん
00:02:43お母さん
00:02:47こちらの青山くんです
00:02:59お目通りを願います
00:03:01真米本人 青山半蔵にございます
00:03:04一宿の世話を頼みます
00:03:10はい
00:03:11こちら武田光雄斎先生です
00:03:16ご苦労様にございます
00:03:21いや片付けない
00:03:23よろしく頼みます
00:03:25ご視聴ありがとうございました
00:03:26ご視聴ありがとうございました
00:03:30ご視聴ありがとうございました
00:03:35ご視聴ありがとうございました
00:03:39ご視聴ありがとうございました
00:03:40ご視聴ありがとうございました
00:03:44ご視聴ありがとうございました
00:03:45ご視聴ありがとうございました
00:03:49ご視聴ありがとうございました
00:03:50ご視聴ありがとうございました
00:03:59ご視聴ありがとうございました
00:04:04ご視聴ありがとうございました
00:04:09ご視聴ありがとうございました
00:04:12恐ろしい世の中になった
00:04:16起きて年貢の計り立てを勘弁してもらいましょう
00:04:21年貢を負けてくれ
00:04:23そんなことを言って
00:04:25デイの百姓が三人も談判になってきた
00:04:28金兵衛さん
00:04:29あなたのように有り余るほど気づき上げた人が
00:04:33こういう時に人肌脱がないのは嘘ですよ
00:04:37半蔵さん
00:04:39本人のあんたがそう軽々しい口を聞くようじゃ
00:04:43百姓は増長して何を言い出すか分かりません
00:04:46百姓は何にも言う言語はありませんよ
00:04:50食う米がなくて死人が出ているじゃありませんか
00:04:54うちの蔵を百姓のために開いてやろうと思います
00:05:00みんな松の木の皮に米を混ぜたり
00:05:04地面錠を掘って上をしのいでいる始末です
00:05:06百姓を救ってやるのは庄屋の務めなんですから
00:05:10わしは陰気の実だ
00:05:14何事もお前の思うようにやるがいい
00:05:18ではそういたします
00:05:21あの子は本当に百姓重いですね
00:05:29ああ
00:05:35さっきち
00:05:37さっきち
00:05:38えええ
00:05:39何だか
00:05:41さっきち
00:05:42お前は村方に回ってくれ
00:05:44えええ
00:05:45明日朝の会話を振る舞い戻すから
00:05:48お望みの方はどなたでも入れ物を持ってくるように
00:05:51そう触れて回ってくれ
00:05:52えええ
00:05:53ああ
00:05:55お座り
00:05:57それが済んだら聖助という市長を呼んでおくれ
00:06:00はい
00:06:01本当にいいことですね
00:06:03お父さん
00:06:04村の人が喜ぶよ
00:06:06お久めもそう思うか
00:06:08うん
00:06:09いい子だ
00:06:11お父さんの子だ
00:06:13お父さんの子だ
00:06:15ははは
00:06:28つまんなし
00:06:32ほしいありがたい子ってなし
00:06:35一人三号ずつお振る舞い申しましょう
00:06:40みんな来ていますか
00:06:42うん
00:06:43隣近所誘い合わせて来てくれましたか
00:06:45うん
00:06:46お父さん
00:06:48満腹寺のお嬢さんよ
00:06:51ああ
00:06:52ああ
00:06:54せいですかちょっと頼む
00:06:57ええ
00:06:58ああ
00:06:59いらっしゃい
00:07:02あんずまさんいいことしておられますな
00:07:04ははは
00:07:06いや
00:07:07そう
00:07:17終わら
00:07:19ほう
00:07:20じゃあ
00:07:21ちょっと早いぞ
00:07:22贅沢言うな
00:07:24さらさあ
00:07:26じゅんじ並んでくださいよ
00:07:28一度狙ってくださいよ
00:07:34遠慮なくどうぞどうぞ
00:07:58どうぞ
00:08:281
00:08:302
00:08:322
00:08:342
00:08:362
00:08:384
00:08:44はい
00:08:46はい
00:08:48はい
00:08:50さあ、お上、夢のようじゃないか
00:08:58このうちの前を
00:09:01錦の御旗がお通りになるんだからな
00:09:04世の中は良くなる
00:09:06百姓も幸せになるだろう
00:09:09夜明けがやってくるんだ
00:09:11さあ
00:09:20ご視聴ありがとうございました
00:09:50ご視聴ありがとうございました
00:10:20この孫からは七名の割り当てだ
00:10:22明日直ちに出発するから
00:10:24地球を出してくれ
00:10:25今お前たちは忙しい時であるが
00:10:29これがご方向というものだ
00:10:31わかったか
00:10:32来たってシャーラスかい
00:10:44豆どれや
00:10:48ご視聴ありがとうございました
00:10:52ご視聴ありがとうございました
00:10:56ご視聴ありがとうございました
00:11:12水戸の老子が抜き身の槍を手にして
00:11:24水を打ったように声まで潜めてこの前を通っていったのがつい昨日なら
00:11:30水戸の老子が抜き身の槍を手にして
00:11:36水を打ったように声まで潜めてこの前を通っていったのがつい昨日なら
00:11:42勇ましい朝練武士で官軍が通っていったのもつい昨日のことだ
00:11:47毎日のようにこの街道は変わっていくな
00:11:51でも村の人たちは案外の大きな顔をしてますね
00:11:56幕府が倒れようとご一心になろうと
00:12:00そんなことはどっちでもいいという顔をしてますよ
00:12:04いやそのことさ
00:12:07俺はもっとみんながご一心を喜ぶかと思ったよ
00:12:12しかしこの村だって七人の農兵を出した家族の者たちはみんな困っているというし
00:12:19相参道軍のお通りも俺が考えていたようなものじゃなかったのかもしれない
00:12:25三河様
00:12:27三河様
00:12:31どうやらへこった百姓一騎らしいとなしい
00:12:33百姓一騎
00:12:35どうやらへこった
00:12:49どうやらへこった
00:12:51どうやらへこった
00:12:57おい
00:13:06長津の者別所になるぞ
00:13:08おう
00:13:12戦に食られた者を返してもらお前かよ
00:13:14お前お前か
00:13:15どうやらへこった
00:13:35どうやらへこった
00:13:38ああ
00:13:52ご苦労さん
00:13:53上がりなさい
00:14:01もうそんなところにいないで
00:14:02そうそう
00:14:05ここでいいじゃないし
00:14:07ええ
00:14:09今度の騒ぎの主だった者が
00:14:12孫の百姓でないことははっきりしたんだが
00:14:15まあせめておよその人数だけでも知っておきたい
00:14:18こういうことになったのも私の不意気届きなんだから
00:14:22どのくらい孫から参加した
00:14:25旦那様
00:14:27それは俺の口から言えつかないし
00:14:32お母さんも俺もこの騒ぎには通りじゃないが
00:14:36聞くの聞いた後のようなもんで
00:14:39これについては
00:14:40実際しゃべっちゃいかんやん
00:14:43村中の百姓一頭で
00:14:46その申し合わせをした時はないし
00:14:50そうか
00:14:51いやそういうことなら強いて聞くまえ
00:14:54私も村から怪我には出したくない
00:14:58しかし今は仕方の者が騒ぎ立てるような
00:15:00そんな時勢じゃないぞ
00:15:02ご一心ということになってきた
00:15:04ようやくこんなところにこぎつけた
00:15:07町人も百姓も一致してからなかったら世の中どうなる
00:15:12もっとみんなが京都の新政府を信じてくれたら
00:15:15こんな一気も起こるまいと思うのだ
00:15:22みんなにもよく話しておくわない
00:15:24今度の政府は民の声を聞こうとしている
00:15:27おらんな
00:15:29孫の村の一同が探案して
00:15:31去年などは
00:15:32上納のお年貢を半分にしてもらった じゃないか
00:15:35それがだなし
00:15:38自分で作ってる役所ならまだいい
00:15:41どんな時でもゆとりがある
00:15:44水の百姓なんてもお前様
00:15:47そんなにゆとりがあらずか
00:15:50本当に
00:15:52百姓はつもらんものようなし
00:15:57食っては抜け食っては抜け
00:16:00でも食って抜けられるうちはまだいい
00:16:033月4月の食い島になってみさせる
00:16:06高い米でも何でも買わにはならない
00:16:10そんなら聞くが
00:16:12東三道軍のお通りはあれは一体 いつだったと思う
00:16:16あの時岩倉様から出たお救いのお手当たって みんなのところに行き渡ったはずだ
00:16:22お前様の前でこんなことを言っちゃ すまんがなし
00:16:27あんなお手当たりがいつまで あらすから
00:16:31みんな
00:16:32一日に飲んでしまったはなし
00:16:34飲んだ?
00:16:37お前様のお手当たちだって人間だわなし
00:16:40酒ぐらいはたまには飲んでないし
00:16:50帰るまく
00:16:53ごめんないし
00:16:54ごめんないし
00:16:55ごめんないし
00:16:56ごめんないし
00:16:58ごめんないし
00:17:00お前様に本当のことを言う ものがあらすか
00:17:16誰もお前様に本当のことを言う ものがあらすか
00:17:21なぜかこわさく
00:17:23旦那様ご本人と正夜様
00:17:27おら
00:17:28百姓を出ていなし
00:17:41ごめんないし
00:17:43ごめんないし
00:17:48ごめんないし
00:17:50ごめんないし
00:17:52ごめんないし
00:17:54おかえりなさい
00:18:14ごはんおかえり
00:18:17おかえりなさい
00:18:18寒かったでしょ
00:18:19お父さんはどうだ
00:18:22今ごはんを食べていらっしゃいます
00:18:25そうか
00:18:26今日はお元気だな
00:18:28ええ
00:18:28あなたごはんは
00:18:31はいはい
00:18:32さばゆーが帰りました
00:18:37ご苦労さ
00:18:41この雪では大変だったろ
00:18:47いい
00:18:48お父さん
00:18:51福島も席所は廃止になりました
00:18:53そうか
00:18:55宿場も
00:18:57豊野年寄り制度も廃止になりました
00:19:00まあ豊野が
00:19:01はあ
00:19:03ちょうくれ
00:19:04はいはい
00:19:05今後は
00:19:06天魔女ということになるらしいですよ
00:19:09うーん
00:19:10ヤマツは来ることだと思ったよ
00:19:14だが
00:19:16こうやって
00:19:17その日がやってきてみると
00:19:20なんだかドキンとするね
00:19:23もうすぐ
00:19:24本陣庄屋も廃止になるでしょう
00:19:27夢のような気がするな
00:19:29伊豆座や宿撃改革の御指標に基づいて
00:19:34助号の務めは平等にせよとのお達しがあったと聞いたとき
00:19:40わしはもう
00:19:43こういう運命がやってくると思ったよ
00:19:46どこのうちからも平等に人足を出せと言ったって
00:19:50我々のうちから人足など出せるものかって
00:19:54本陣庄屋やマスダ屋の陰居はブツブツ言ってましたよ
00:19:58何もブツブツ言うことはないよ
00:20:01今はみんな
00:20:04百姓の上に立って大きな顔をしているが
00:20:08元はみんな百姓の出だ
00:20:12お前
00:20:14足を揉んでくれ
00:20:16はい
00:20:16あ、私が思いましょう
00:20:18すまんな
00:20:20半蔵
00:20:27これからのお前は大変だな
00:20:34古い秩序のすべてが失われて
00:20:38新しい芽が吹いてくるだろう
00:20:41わしももう少し生きて
00:20:45生まれてくる時代を見たいと思ったが
00:20:48お前が御嶽へ参浪してくれたが
00:20:53わしはもう
00:20:55寿命も終わりに近づいたようだ
00:20:59お前の先生だった
00:21:02宮川関西さんも今はもうない
00:21:06思えば長いこと
00:21:09孫目の街道を見てきたものだ
00:21:13旦那様
00:21:13ん?
00:21:17あの、ちょっと
00:21:18なんだ
00:21:19お父さん、ちょっと失礼します
00:21:21うん
00:21:22なんだ
00:21:30宿内に有り合わせのジンバーで払った後で
00:21:34にわかなことでスケゴも間に合わんぞなし
00:21:37二役は平等に旦那方へも回っていくことになっとるもんだで
00:21:41一点一点出てもらおうと思って振れを回したところよなし
00:21:45ところが出てきたものは住人ばかりの百姓やっただけで
00:21:48どうにもならすか
00:21:50美衆犯の方はどうしておられる
00:21:52今、控えの間で休んでおらせるが
00:21:54もうすぐ立たれると思うぞなし
00:21:56うん
00:21:58よし
00:22:00当本人主、半蔵にございます
00:22:10うん
00:22:11お役目、ご苦労様でございます
00:22:13うん
00:22:14ご参加
00:22:15ちょっと
00:22:16出かけてくる
00:22:23どちらへ?
00:22:25これな
00:22:26え?
00:22:27旦那様
00:22:31お前様が行かせなんでもさっきやったら行くでなし
00:22:35姉様、旦那様が二役に
00:22:39ニャ君
00:23:09ご視聴ありがとうございました
00:23:39ご視聴ありがとうございました
00:24:09ご視聴ありがとうございました
00:24:39ご視聴ありがとうございました
00:25:09この孫村にはついこの間まで
00:25:14本陣、豚屋、小屋、年寄り、組頭などというものがあって
00:25:21宿場の役目を果たしていたのですが
00:25:24今ではもうそんなものは何にもなくなりました
00:25:27お侍という特別の権利を持った人たちもいなくなり
00:25:33市民平等になりました
00:25:34市民平等というのは
00:25:38人間は誰でも同じように
00:25:42人間の尊い価値を持っているということなのです
00:25:45先生のうちも本陣とか小屋とかをしていたのですが
00:25:52今では孫村の校長と学児係とすることになったのです
00:25:58校長とは村の人たちの代表で相談役
00:26:05学児係とはこうして皆さんに学問を教えることなのです
00:26:11分かりましたね
00:26:13きれいにおぼれていますね
00:26:26本当に
00:26:27おくめが喜ぶでしょう
00:26:30これがひと月がかりでおったのです
00:26:33お嫁入りのひどりはもうはっきり決まったのですか
00:26:38今からはもう二度もお泣くほどさんが見えて
00:26:41先方では5、6、7、8の4ヶ月を除けば
00:26:45いつでもいいとおっしゃるもんだから
00:26:4710月にしたんですよ
00:26:49半蔵はああいう男だもんだから
00:26:52自分の娘の婚礼のことなど
00:26:55ちょっともかまってもみない
00:26:56みんなこっちでやきもきと進めてきたんですよ
00:27:00おくめさんも変わってますね
00:27:02何日ああやって学校で読み書きを教えてるんですか
00:27:06本当に変わっていますよ
00:27:08学問を好きなのはお父さんになんでしょ
00:27:10本当に
00:27:12半蔵と同じような娘ができましたよ
00:27:17自分の婚礼だというのに
00:27:19嬉しいんだか嬉しくないんだか
00:27:22しょっちゅう考え込んでばっかりいますよ
00:27:25私たちの娘の自分にあんた
00:27:28自分の倒すのできるのを楽しみにして
00:27:31みんなよそい片付いたもんですがね
00:27:34なになに
00:27:35みんなで寄ってたかって言わっちまう
00:27:39結婚してしまえばそのうちには可愛い子供をできるというもんだね
00:27:43な
00:27:43ええ
00:27:44本当ですよ
00:27:46ただいま
00:27:47いらっしゃいませ
00:27:50いや
00:27:52毎日大変だね
00:27:55いいえ
00:27:56きれいな帯をいただいたんだよ
00:27:59そうですか
00:27:59どうも
00:28:00これですからね
00:28:08万蔵さんも凝ったもんですね
00:28:36冗談の間を神殿にしてうぶ砂を祀ると
00:28:39兄さんはそうして残切りにしてらっしゃるけど
00:28:43うちの人はまだ相髪で
00:28:45紫の紐で後ろで結んでるんですよ
00:28:47この人は顔濃そうに見えて案外そうじゃないんですよ
00:28:53時世時世の移り変わりにうまく合わせていく人なんですよ
00:28:57半蔵に樹平寺さんの半分もの優遇性がありますとね
00:29:01ははは
00:29:03優遇性とは恐れ入りましたな
00:29:04あたしも今じゃ妻子駅の郵便御用やってるんですからね
00:29:08郵便屋は郵便屋らしい
00:29:10新式の頭をしませんとね
00:29:12しかしどうも困りましたね
00:29:17この切手を貼って出せば
00:29:19手紙が先方へ届くということが
00:29:21一般にはどうもよく揉み込めるらしいですな
00:29:24ははは
00:29:26ははは
00:29:28ははは
00:29:30半蔵さん遅いですね
00:29:32もう帰ってきますよ
00:29:34うまくいかないんでしょ
00:29:36あんなことお役人が取り上げやしませんよ
00:29:42私も良した方がいいと思ったんですがね
00:29:46新政府は対応歴を採用することに決めているんでしょう
00:29:50それを今更ね
00:29:52コメカ
00:30:12ハンゾーの言い分はね
00:30:29暦のようにこの国の生活に深いものまで西洋式にする必要はない
00:30:37この国にはこの国の風土にふさわしい小読みがあってもいいって言ってるんですよ
00:30:44でもあの人は心を込めたものなんですよ
00:30:49一生懸命なんですから
00:30:51それで県庁へ談話に行ったんですよ
00:30:55ハンゾーさんは広告歴と言ってるんですね
00:30:57しかし一瞬の死をもって正月元旦とするなとはね
00:31:07おかえりなさい
00:31:11おかえり
00:31:12お邪魔してます
00:31:13どうだったい
00:31:30ダメです
00:31:34誰も取り合おうとしないんです
00:31:37だから私が行かないほうがいいって言ったんだよ
00:32:03いい物笑いです
00:32:07お母さん
00:32:27お父さんお帰りになったの
00:32:30ええ
00:32:31職員だよ
00:32:34お父さんあらけねえ
00:32:43お役くん
00:32:44彼氏が連れて行く
00:32:46何
00:32:47山崎を切ってお役人に
00:32:51お願いやらしい
00:32:54彼氏を連れて行かれた
00:32:57もうやんだよ
00:32:59うるさいババアだな、離せ!
00:33:01ほら、離せ!
00:33:03ほ、放送!
00:33:06どうすれば縛られるんだ!
00:33:08ほら、放送!
00:33:10お前よ!
00:33:12お前よ!
00:33:13わしは後でうまく話をつけてやるからな!
00:33:16ミュースケさん、どうしたんです?
00:33:18あ、半蔵さん!
00:33:20金吉が岩手の木を切ったのが見つかったんですよ!
00:33:25ババアだ!
00:33:27ほんと一本切っただけじゃない!
00:33:30ヤヘエさん、こんな年取った母親もあることだし
00:33:34今度だけは多めに見てやってくるとなんか!
00:33:37いくら孫女の小嬢さんだって法律は法律!
00:33:40毎日のように山から盗人が出る!
00:33:44今度は容赦できませんな!
00:33:46ヤヘエさんは、牢へ入ってくるぞなし
00:33:50山の木でも盗まにゃ、おらくっていいですか?
00:33:55どうせいつかは盗人せにゃならんぜなし
00:34:00何?
00:34:01くらいやろ!
00:34:03何?
00:34:04盗人をしようぜ!
00:34:05くらいやろ!
00:34:06くらいやろ!
00:34:08なんぼうぜ!
00:34:10どうする?
00:34:16いつも奮人に sound so awesome!
00:34:20母親と entrevçoしてんだよ!
00:34:28どうせ!
00:34:30どうせ!
00:34:31どうせ!
00:34:32どうせ!
00:34:34どうせ!
00:34:35つまりこの問題は
00:34:47木曽川上流から奥筋へかけての多数の住民にとって
00:34:52生死に変わる問題です
00:34:55ああして毎日のように
00:34:58百姓たちが腰縄つきで引かれていくのを
00:35:01黙って見ているわけにはいきません
00:35:03どうでしょう
00:35:06木曽谷三十三家村に呼びかけて
00:35:09お上へ探案してみたら
00:35:11そうするより仕方がないでしょう
00:35:14それがよからずなし
00:35:16じゃあ一つ半蔵さんにまたお骨折り願おうか
00:35:33お父さん
00:35:35お帰りなさい
00:35:38お、奥めか
00:35:40どうでしたの
00:35:40うんみんな賛成だ
00:35:42三重川やぐはら大滝
00:35:44真鵯目の四家村が
00:35:45曽谷を代表して探案することになったよ
00:35:48そう?よかったですね
00:35:50さあできた
00:36:10届けてくださると嬉しいですね
00:36:13こっちも命がけだ
00:36:17ゼガキでも聞いてもらわんことには
00:36:19百姓は上地にしてしまう
00:36:22お父さん
00:36:23ん?
00:36:25私も一緒に連れてってください
00:36:26お前をか?
00:36:29女はこういうことに深入りせんほうがいい
00:36:33お前はお嫁入りのことでも考えていけばいいんだよ
00:36:39いつまでも
00:36:42お父さんのそばにいたいの
00:36:46バカなことを
00:36:50女はいずれはとつぎ者なのだ
00:36:59もともとこの木曽谷は
00:37:03蹂躙だったのだよ
00:37:05この村の百姓から
00:37:07よそ村の百姓にあてた証文とか
00:37:10松薬身頭から奥行書へ出した一冊とか
00:37:14その他いろいろ古い書き付けを調べてみて
00:37:17はっきりしたことなんだ
00:37:19慶長年間には
00:37:20お役くれと言ってね
00:37:22山を持つ者が納め物をしてる
00:37:25山はもともと住民のものなのだ
00:37:29お父さん
00:37:30一緒に連れてってください
00:37:33何のお役にも立たなくても
00:37:37私も心配なのです
00:37:40そうか
00:37:41よしよし
00:37:42じゃあ連れて行くかな
00:37:44じゃあ一つこれ読んでごらん
00:37:47はい
00:37:47恐れながら書き付けを持って
00:37:55願い上げ建祭り候
00:37:57うん
00:37:59それで
00:38:03海辺の民が
00:38:05今日魚を取り塩を焼いて
00:38:08暮らしを立てておりますと同じように
00:38:10山の民にもまた
00:38:12樹木を切り
00:38:14長寿を捕らえて
00:38:15都政を営ませていただきとございます
00:38:17ご存知のように
00:38:20木曽十一宿すべて山
00:38:23百姓は
00:38:24高地も少なく農業も何重
00:38:27どうしても生活のもとでを森林に仰ぎ
00:38:31日の木傘
00:38:33メンパ
00:38:33おろこ虫の類を作って
00:38:35都政とする他に暮らしようもございません
00:38:37木曽谷の森林こそは
00:38:41木曽谷三十三家村の人民の名脈でございます
00:38:45いえ木曽谷が
00:38:48関栄林となったことに
00:38:49依存を捕まえるのではございません
00:38:51ただ
00:38:52御長寺木と捕まえて
00:38:53伐採を決められてきたものを
00:38:56おとき願いたいのでございます
00:38:58廃藩治験となって
00:39:06宿場前世の時代を過ぎました
00:39:08今日
00:39:09住民の困窮は
00:39:11その局に達しております
00:39:12ご一心の身をいただき
00:39:16この木曽谷の深い草村の中にある
00:39:19力弱い者たちも
00:39:21よりよい世の中の新しい御政治を待ち受けております
00:39:25旧来の老朽を破り
00:39:29天地の行動に基づくべしと
00:39:31仰せいだされた御聖門の深さ
00:39:33何ほどの希望を
00:39:36多くの人民に抱かせたことでございましょう
00:39:38しかしあの薄尾と茂る
00:39:42御長寺木を切り取るのを許したなら
00:39:45秘書の山はたちまち羽山となるだろう
00:39:47よろしい
00:39:49わかった
00:39:50御手たたをする
00:39:51よろしくお取り計らいであります
00:39:54お願いいたします
00:39:57お父さん
00:40:13いかがでしたの
00:40:15よろしくお願いしてきたよ
00:40:24お呼び出しは何でしたの
00:40:53孫めの校長を免職された
00:40:56百姓の精神に変わる
00:41:01探案の答えがこれだ
00:41:03校長の免職だ
00:41:05お父さん
00:41:09これが御一心なんですか
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00:47:42さきち
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01:04:46ああああああああ
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01:05:01差
01:05:03такое
01:05:05あああ
01:05:10ああああ
01:05:15ああああ
01:05:28ペルシャル
01:05:30終わるか
01:05:33これはどうかにしていたんだ
01:05:37管理してくれ
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